JP2007124099A - 光電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鏡像処理に伴うラインメモリを搭載しなくても正像・鏡像出力を実現し、且つ、書き込み、読み出し順を気にせずに、ライン遅延の無いリアルタイム画像処置を実現することを目的とする。
【解決手段】光電変換装置に対し原稿ENABLE信号を供給し、鏡像処理モード時には前記ENABLE区間の読み出し順を反転制御する。画像読取装置では、シェーディング補正係数をENABLE区間だけ同様な反転読み出しを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換装置に関し、例えば、ファクシミリ、イメージスキャナ、ディジタル複写機等の画像読み取りを行う1次元及び2次元の光電変換装置に関し、特に、原稿搬送手段を搭載し、原稿搬送中の原稿イメージを読み取る手法と、原稿台ガラス上にセットされた固定原稿に対して、原稿照明手段をセットしたミラー台を移動制御して原稿イメージを読み取る手法の両方を採用する画像形性装置に搭載可能な光電変換装置に関するものである。
従来、ファクシミリ、イメージスキャナ、ディジタル複写機等の画像読み取り系としては、縮小光学系のCCDを用いた読み取り系が用いられてきたが、近年、単結晶シリコンチップをマルチ実装して用いる、等倍系の密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor. )の開発も目覚ましい。
しかし、上述したCCDやCISといった光電変換装置では構造的な要因から、光電反感手段に平行に配置された転送レジスタによって電荷転送方向、電荷転送順序が一意に固定されており、主走査1ラインの先頭側からの順次出力及び主走査1ラインの後端側からの順次出力を用途によって切り替えることができなかった。
そのため、原稿自体を移動させながら、原稿走査を行う「流し読み」と、固定原稿を反射光学系の移動によって走査する「固定読み」では、原稿読み取り時の画先(原稿の読み取り開始時の走査端)が逆転する。このような2通りの読み取り方法を持った画像形成装置では、各々の読み取り方法で読み取った画像が「鏡像」となってしまう。
そこで、従来は係る課題の解決策として、複数のラインメモリを用意し、以下の様な方法で画像を修正していた。即ち、600dpiの解像度で考えると、7500画素程度の光電変換装置を用い、7500×8bit(10bit)分のメモリを最低2line分用意し、以下の順序で制御する。
[正像]
Line
memory A にNo1 の主走査dataを書き込む。
Line
memory B にNo2 の主走査dataを書き込む。
同時に Line memory A からNo1 の主走査dataを読み出す。
Line
memory A にNo3 の主走査dataを書き込む。
同時に Line memory B からNo2 の主走査dataを読み出す。
Line
memory B にNo4 の主走査dataを書き込む。
同時に Line memory A からNo3 の主走査dataを読み出す。
以下、所定回数繰り返し・・・。
即ち、メモリはFIFO(first in first out)的な使い方を行う。且つ、dataは主走査1line分遅延する。
[鏡像]
Line
memory A にNo1 の主走査dataを書き込む。
Line
memory B にNo2 の主走査dataを書き込む。
同時に Line memory A からNo1 の主走査dataを読み出す。
Line
memory A にNo3 の主走査dataを書き込む。
同時に Line memory B からNo2 の主走査dataを読み出す。
Line memory B にNo4 の主走査dataを書き込む。
同時に Line memory A からNo3 の主走査dataを読み出す。
以下、所定回数繰り返し・・・。
即ち、メモリはLIFO(last in first out) 的な使い方を行う。且つ、dataは主走査1line分遅延する(メモリから反転出力)。
要するに、2つの読み取り方法を両立するためには、画像処理の過程でラインメモリが必要となり、且つ、ラインメモリからの読み出し分の時間が最低でも1ライン分余分に掛かってしまうことになる。
これらの問題点を解決するべく、正方向読取りと逆方向読み取りに対応したCCDが過去に試作された。このCCDはCCD駆動の極限の高速化を目指しその当時のでき得る技術を全て投入した結果実際に画像形成まで漕ぎ着けることができた。
特許第3262441号公報 特許第3287722号公報 特開平8−251401号公報
しかし、以下のような問題が顕在化していた。
・画素内転送による混色。
・正方向読取りと逆方向読み取りで転送レジスタが光電変換手段を挟んで反対側に位置していた。
・駆動制御パルスの膨大化。
・正方向読取りと逆方向読み取りで駆動制御パルスが異なる。
・異常なまでの昇温。
特に、正方向読取りと逆方向読み取りに関しては蓄積電荷を転送する転送路が異なるため、アナログ特性が変化し、アナログ信号処理部に関しても調整レスで使用することは困難であった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、正方向読取りと逆方向読み取りを単純な構成で実現し、且つ、画像処理設定も極力共有可能な光電変換装置を提供し、併せて、鏡像補正のためのラインメモリを不要とし、画像処理回路におけるライン遅延を無くすことで、回路規模の低減とトータルコストの削減を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る光電変換装置は、複数の光電変換手段と、該複数の光電変換手段の光信号をそれぞれ保持する複数の光信号保持手段と、該光信号保持手段から光信号を出力する光信号出力線と、該光信号出力線を固定電位にリセットするリセット手段と、駆動制御パルス制御手段と、該光信号出力線を介して該光電変換手段の信号を画素毎に読み出す電荷転送手段と、鏡像処理モードを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置等の原稿読取装置で画像を並べ替えるメモリを持つ必要がなくなり、回路規模の削減とコストダウンが実現できる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る光電変換装置の構成図、図2は同光電変換装置を搭載した画像形成装置のブロック図、図3は同光電変換装置のタイミングチャートである。図4は、図3に示したタイミングチャートを部分的に拡大し、新たなタイミングパルスを付加した補足用タイミングチャートである。
以下に、装置の構成・動作を説明する。
図3のタイミングチャートにおいて、302に示すクロックCLK(102)に同期して、シフトレジスタSR129にスタートパルスSP301(103)が供給され、リセットパルスφCR303(106)をハイとしてMOSトランジスタ123,124をオンし、信号保持容量CTS121,CTN122をリセットし、次に、光電変換素子101のベースに画像による光量113を蓄積し、蓄積が終了した後、転送パルスφTS306(107)をハイとして転送MOSトランジスタ119をオンし、ノイズを含む光信号を読み出して(Signal Read out )、光信号保持容量CTS121に転送する。
続いて、リセットパルスφBS304(109)をローとしてMOSトランジスタ111をオンして、続いてリセットパルスφERS305(110)をハイとして光電変換素子のセンサ101のリセット動作を行い、所定時間後、光電変換素子101の光信号の無い時の信号成分をノイズ成分として、リセットパルスφT307(108)をハイとしてノイズ転送MOSトランジスタ120をオンし、ノイズ信号をノイズ信号保持容量CTN122に転送し、再度、リセットパルスφBRS304(109)をローとし、リセットパルスφERS305(110)をハイとし、リセットMOSトランジスタ112をONすることによって、センサのリセット動作を行い、次の蓄積動作に入る。
本例では、1光電変換素子の読み取りの一巡の動作について説明したが、1ラインの光電変換素子の場合には、各光電変換素子に応じた図1と同様な回路要素が同様に動作して、1ラインセンサの光信号電荷とノイズ信号電荷とが各保持容量に転送される。
一方、蓄積動作中にシフトレジスタSR129が各々位相反転した入力パルスφ1(308,104),φ2(309,105)により走査を開始する。
先ず、最初に光信号共通出力線130及びノイズ信号共通出力線131を、リセットパルスφCHR136をハイとしてリセットMOS134,135をオンすることによりリセットした後、信号保持容量CTS121,CTN122のデータを各共通出力線の容量とそれぞれ容量分割にてシフトレジスタSR129からの走査パルス114をハイとして走査MOSトランジスタ125,126をオンし、共通出力線130,131に出力する。
ここで、CHS128,CHN127は各共通出力線の容量であるが、以後、光信号共通出力線をCHS128、ノイズ信号共通出力線をCHN127と定義する。共通出力線130,131に出力された信号はそれぞれプリアンプ139,138で増幅され、差動増幅器140により光信号成分からノイズ信号成分の差を取り、クランプ回路141でクランプパルスφC142をハイとしてクランプMOS144をオンすることにより、コンデンサ145の出力端の電位は作動信号レベルとVREF 143電位にクランプされた信号レベルが交互に繰り返す。この画素毎にクランプされた差信号が、アンプ146で増幅されて、画像信号として出力される。
その後、再び共通出力線の容量CHS128,CHN127を、リセットパルスφCHR136をハイとしてリセットMOSトランジスタ134,135をオンし共通出力線130,131と共に基準電位VCHR 137にリセットして、次のbitの信号保持容量CTS121,CTN122のデータを読み出す。
次に、図4を用いて共通出力線の容量CHS,CHNのバランス調整制御を説明する。図4は、図3−310を拡大したタイミングチャートである。
クロック信号CLK401に同期して、シフトレジスタSR29にパルスφ1(402),φ2(403)が入力され、共通出力線130,131をリセットするリセットパルスφCHR404が出力される。これにより 共通出力線の容量CHS,CHNの容量はリセットされる。
しかし、実際には共通出力線の容量CHS,CHNに若干のばらつきを持っているため、ばらつきを解消するために共通出力線130,131を接続するスイッチMOS132をスイッチパルスφSW405によってONし、共通出力線130,131の電位を整える。先ず、この動作を周期Tで繰り返して、全てのbitの信号を出力する。出力された信号は、それぞれボルテージフォロアのプリアンプ139,138を介して差動アンプ140に入力され、1画素毎の光電変換素子出力が得られる。
尚、図3のタイミングチャートにおける、光電変換装置の動作状態は以下の通りである。
A:信号保持容量CTS,CTNのリセット期間
B:信号+ノイズ信号読み出し期間
C:光電変換素子のリセット期間
D:ノイズ信号読み出し期間
E:光電変換素子のリセット期間
F:原稿走査とデータ出力
G:蓄積時間
以上に説明した構成が光電変換装置の光電変換の基本動作である。
図1において、光電変換装置のブロック構成として、光電変換素子ブロック(Pixel Block )151と、電荷記憶手段(Line Memory )149、出力回路(Output Line )148、シフトレジスタ(Shift Register)129に分けられるが、115に示すセレクタ(SELECTOR)は、斯かる光電変換装置の駆動信号を外部から供給するか、パルスジェネレータ(PULSE GENERATOR )152によって外部CLK18同期で生成される駆動信号を選択的に切り替え可能な装置である。
更に、本件は原稿サイズに応じた、原稿領域画素読み出し順切り替えを行う。そのため、本光電変換装置が搭載される画像形成装置の原稿サイズ検出手段によって検出された原稿サイズに基づく原稿ENABLE信号116と、正像処理、鏡像処理を切り分けるモード信号117を受信する。もし、117端子によって鏡像処理が設定された場合には、116端子によって供給される原稿ENABLE信号区間の画素の出力順を反転させ、鏡像出力を可能とする。
上述したように、本発明の光電変換装置の概要は一通り説明したが、光電変換装置は通常単体で使用されることはない。そこで、実際の装置(画像形成装置)において、該光電変換装置がどのような使われ方をするかを以下に説明する。
図2に示したブロック図は、画像形成装置の一例を示したものである。画像形成装置は、リーダー部201、プリンタ部220、原稿給送装置215、システムコントローラ217、操作部218で構成されている。ブロック図を基とした操作の流れを説明すると、不図示のオペレータにより原稿が原稿給送装置215にセットされると、不図示の原稿検出手段222によって原稿が検出され、ADF(原稿給送装置)コントローラ216とリーダーコントローラ202の間で情報交換が行われる。
原稿セット情報は、更に、リーダーインターフェイス部214を介して、システムコントローラ217に伝えられ、操作部218上の表示手段219に何らかの原稿セット情報(メッセージ)が表示され、コピー条件の設定が促される。通常、オペレータは次の制御として、操作部218より、コピー部数や原稿条件(片面、両面等)等を設定する。設定が終了し、オペレータがコピーボタン223を押すことによって、システムコントローラ217、リーダーインターフェイス部214、リーダーコントローラ202を介してADFコントローラ216に対し、原稿搬送開始要請信号が送られる。
同時に、リーダーコントローラ202は、モータドライバ212を介して光学モータ213を制御し、キセノン管、若しくはLED等で構成された原稿照明光源204を含んだ不図示の原稿照明手段を原稿読み取り待機位置に移動制御する。
更に、リーダーコントローラ202は、光電変換装置205に対して、コントロール信号210を送信し、該光電変換装置205内部(若しくは、外部パルスジェネレータ)のパルスジェネレータ部207の駆動制御と、211を介してパルスジェネレータ部207からの駆動パルスをCMOS-SENSOR 206に供給し、CMOS-SENSOR 206の駆動制御を開始する。通常、デバイスの駆動制御を開始する際、デバイスの立ち上がり時間を待つ必要があり、所定の待ち時間の後に、インバータ203より光源204の点灯制御が行われ、白色基準板225を用いたシェーディング補正が行われる。ここで、210に示したコントロール信号は、光電変換装置の所定領域画素列の転送順を正像出力するか、若しくは鏡像出力するかを制御するモード信号として働く。
上記原稿読み取り準備が完了すると、リーダーコントローラ202は、光学モータドライバ212を介して、光学モータ213を制御して、不図示の原稿流し読み位置にキセノン管、若しくはLED等で構成された原稿照明光源204を含んだ不図示の原稿照明手段を移動し、ADFコントローラ216に原稿搬送を要請し、原稿搬送モータ224によって原稿の搬送制御が開始され、該光電変換装置205に対して相対的に一定速度で原稿が搬送され、画像データが読み取られる。読み取った画像信号は、video 信号208としてA/Dコンバータ226に入力され、該A/Dコンバータ226のダイナミックレンジの範囲でアナログ・ディジタル変換が実行される。尚、227はA/DコンバータのVTOP
を示しており、VBOTTOM228と併せて、A/Dコンバータのダイナミックレンジを決めている。
通常、video 信号208は遮光状態でVBOTTOM228レベル、白色読み取りレベルでVTOP
227レベルになるように調整した後に原稿読み取りに用いられる。上記構成の画像形成装置で読み取った原稿画像は、画像処理手段を含んだコントローラ202に送られる。尚、209は原稿ENABLE信号を光電変換装置に送信する電送ラインであり、原稿サイズ検出手段によって検出された原稿サイズの有効領域が光電変換装置の何画素目から何画素目までの区間であるかを送信する。
上記流れに沿って読み取られた原稿イメージは、リーダーコントローラ202で所定の画像処理を施した後に、リーダーインターフェイス部214を介してシステムコントローラ217に送られ、プリンタ部220のプリンタコンタローラ221によってプリント出力制御が行われ、プリント出力を得ることができる。
次に、図5を用いて「固定読み」と「流し読み」の違いを説明する。
図5(a)501は本発明の光電変換装置508を搭載したリーダー部(原稿読取装置)である。502はADF(原稿給送装置)である。503は原稿照明手段であり、504は原稿台ガラスを示している。又、505は鏡筒であり、原稿照明手段503の点灯により、不図示の原稿からの反射光が、不図示の第1,2,3ミラー台を介して鏡筒505によってCMOSセンサ508に結像される。CMOSセンサ508は、CMOSセンサ基板507に実装され、506は、画像読取装置のコントローラ基板を表している。509はCMOS基板507とコントローラ基板506間の電送線を示している。
次に、図5(b)に「固定読み」のイメージを示す。
511が原稿であり、510に示す第1ミラー台ユニットを移動させながら原稿走査を行う。同様に、図5(c)に「流し読み」のイメージを示す。512に示す第1ミラー台ユニットが固定されており、原稿513が移動しながら原稿走査を行う。この読み取り方を比較すると「固定読み」、「流し読み」の違いが明確になる。即ち、図5(b)では図中、原稿の左端から走査が右側に進むのに対して、図5(c)では図中、原稿の右端から走査が左側に進んでいる。
上記、内容を具体的に示した例が図5(d)及び、図5(e)である。図5(d)は「固定読み」の例であり、516のマークを起点に517の方向へ走査していく。尚、原稿515、515’は、原稿514と等価であり、(原稿515は516,517のマーク、矢印が見易いように被慮したものである)518を起点とし、519の方向へ走査される。
同様に図5(e)は「流し読み」の例であり、521のマークを起点に矢印の方向へ走査していく。520,520’は原稿523と等価であり、(原稿520は521のマーク、矢印が見易いように被慮したものである)マーク524を起点とし、525で示す方向へ走査される。即ち、514と523の原稿例で示すように、読み出し位置が原稿の左上と右上のように反対になっている。
又、523の原稿例の画素番号の並びを1から7500であるのに対して、7500から1までとなるように入れ替えると、原稿514と原稿523は、原稿を180度回転した状態と等しくなるため、「固定読み」、「流し読み」の結果を揃える手法として、反転読み出し(鏡像出力)が有効であることが分かる。
次に、図6を用いて、図2−202コントローラ部と、205光電変換装置部についてもう少し詳細に説明する。
図6(b)601は、不図示のコントローラ基板の構成を示し、602は同じく不図示のCMOSセンサ基板の構成を示したものである。603は、604で示すところのASIC等の集積回路用の発信器を示している。集積回路604は画像処理部605と駆動パルス生成部606を含み、集積回路604はBUS609を介してメモリ607とCPU608に接続されている。CPU608は発信器613を持ち、集積回路とは異なった周期で動作している。
ここで、駆動パルス生成部606によって光電変換装置の駆動制御パルスが生成され、バッファ610を介して駆動制御パルスが615のレシーバー兼ドライバに電送され、617のCMOSセンサに供給される。
供給された駆動制御パルスは、CMOSセンサの各端子に配線されるが、618のパルス検出部で選択的にパルス検出が行われる。621は不図示のセレクタを介して光電変換手段619に駆動制御パルスが供給されることを示している。620はCMOSセンサ内部に設けられた駆動パルス生成部である。光電変換手段619の出力は、A/Dコンバータを含んだアナプロIC616を介してvideo 信号624を集積回路604の画像処理部605に電送する。612のシリアル信号は、CPU608、若しくは、集積回路604からアナプロIC616に送られる信号であり、アナプロIC内部の可変アンプのゲイン設定値やオフセット設定値を送信している。
611は外部クロックであり、光電変換装置内部の駆動パルス生成部を用いる上では必須の信号である。622はモード信号を出しているが、このモードとは、「鏡像処理モード」を指している。623は、「鏡像処理モード」が選択された時の鏡像出力領域を決定する原稿ENABLE区間信号である。
図6(a)に、606,620の駆動パルス生成部の簡略化した回路構成ブロックを示す。625は外部クロックを示しており、上述した603の発信器のクロックが入力される。CLKはPLL部626を介し、分周回路627、若しくはスルーの状態でセレクタ628に送られ、セレクタ628によって選択されたクロックがPLL部626にフィードバック掛けられフェイズロックされる。
このPLL回路によってスピードアップされたクロックが630からカウンタ629に供給され、カウンタが起動する。カウンタは予め光電変換装置の駆動周期に合うように、REG1(631)に設定された値までカウントすると、CMP632によって、REG1(631)とカウンタ629のカウント値が比較され、1周期信号633としてカウンタ629のRSTに入力される。
以下、REG2(634)、REG3(636)、REGn(638)は光電変換装置の駆動制御パルスを形成するためのパルス信号生成に用いられ、駆動パルス生成部640に送られた後に、図示の光電変換装置の駆動制御クロック641が整形される。
次に、「鏡像処理モード」が選択された際の領域設定について図7を用いて説明する。尚、この説明に際しては、CCD波形イメージを元にして説明を行う。先ず、CCDの各波形の説明を以下に記す。
701:水平同期信号(HSYNC)、CCDの蓄積時間を示す。
702:シフトパルス(SH)、フォトダイオードの電荷を転送レジスタに移動する。
703:転送クロック(φ1A)、転送レジスタ内電荷搬送クロック。
704:転送クロック(φ2A,φ2B)、転送レジスタ内電荷搬送クロック。
705:リセットパルス(RS)、残留電荷のリセットクロック。
706:ビットクランプパルス(CP)、CCD出力1画素単位でのレベルクランプ信号。
707:CCD出力(OS1)
708:CCD出力(OS2)
709:空送り区間
710:光シールド出力
711:予備信号
712:有効画素信号
713:ダミー信号
714:ダミー信号区間
715:1ライン出力期間
716,717は原稿サイズに応じた原稿有効領域、即ち、原稿ENABLE区間信号を表している。この原稿ENABLE区間は以下の方法で決定される。
718を原稿台ガラスとし、719を原稿サイズ指標板とすると、原稿は通常、原稿台ガラス718上の指標板719に突き当てた状態でセットされ、720や721といった領域が原稿で占有される。この図で、726,727の点線で挟まれた領域は、不図示の原稿照明手段によって光が照射される領域を示しているため、この領域から鏡筒(光学レンズ)728を介して光電変換装置に結像される領域もレンズを介して斜めの点線で囲まれた領域となる。
つまり、原稿突き当て位置に相当する位置を[A]723とした場合、光電変換装置の[A]に相当する場所は723’となる。同様に、原稿幅720に対する原稿端部[B]724は光電変換装置の[B]に相当する場所は724’、原稿幅721に対する原稿端部[C]725は光電変換装置の[C]に相当する場所は725’となり、結像領域は原稿サイズで決まってくる。又、722は光学センター位置である。
画像読取装置では、光電変換装置を組み込んだユニットに対する光学調整と、画像読取装置枠体に組み込む際の光学調整を行っており、上記光学センター722が、光電変換装置の何画素目にくるかは事前に決められている。そのため、大枠では、原稿サイズ毎の光電変換装置の有効画素領域に占める領域はほぼ決まっている。
しかし、如何に精度を突き詰めていったとしても若干のズレは許容せざるを得ない。そのため、通常は原稿突き当て位置の画素を工場組み立て時にバックアップし、機械毎に調整を行っている。
尚、上記説明は図7を参照しながら原稿領域を説明したが、言うまでもなく計算で求まる。例えば、原稿幅が297mmで、読み取り解像度が600dpiであれば、おおよその占有画素数は、以下の様になる。
297(mm)÷42.3 (μm) ≒7021 (画素)
同様にして、原稿突き当て位置(レジ位置)の画素が何番目であるか分かれば、原稿サイズに応じた原稿ENABLE区間信号の幅が決定される。
図8を用いて、鏡像処理の実行例と、従来構成との比較説明を行う。
801は水平同期信号(HSYNC)であり、CCDの蓄積時間を示す。802,803は光電変換装置の出力信号を示しており、804,805が原稿サイズ毎に設定される原稿ENABLE区間信号を指している。809のポイントで矢印が左右に出ているのは、レジ調整によって原稿突き当て位置(画素)が変動することを指している。
又、806は、光電変換装置の出力を処理するアナログフロントエンドのIC(俗にアナプロICと呼ぶ)のDCクランプ信号であり、通常光電変換装置の光シールド領域が用いられる。図中、807,808で示す原稿ENABLE区間の画素出力順が鏡像処理によって逆出力処理を施される。
次に、従来構成の説明を行う。
図8中段の810は、CCD811及びアナプロIC812で構成されたCCDユニット部を示す。813はコントローラ部であり、画像処理部814とCPU820、FLASHメモリ821、原稿サイズ検出手段819等の機能を有し、システムコントローラ822との通信を行いつつ、画像形成処理を行う。
ここで、従来の鏡像処理の方法を簡単に説明すると、824のメモリ1に対し1ライン目の画像データを書き込み、書き込みが終了すると、2ライン目の画像データが825のメモリ2に書き込む。この2ライン目のデータ書き込み中に、先に書き込まれた1ライン目の画像データが読み出される827。以下同様に、3ライン目のデータがメモリ1に書き込まれている最中に、2ライン目のデータが読み出される827。即ち、画像処理部814に入力された画像信号は、818のポイントで、816のシェーディング補正を施され、817のラインメモリによる鏡像処理を行った後に、1ライン分遅延した画像出力823を出力することになる。
本件の光電変換装置を搭載した鏡像処理を以下に説明する。
828は、CMOSセンサ829とアナプロIC830を含んだCMOSユニット部を示す。831はコントローラ部であり、画像処理部832とCPU837、FLASHメモリ838、原稿サイズ検出手段836等の機能を有し、839のシステムコントローラとの通信を行いつつ画像形成処理を行う。
ここで、鏡像処理を行う際、先ず、事前に判定された原稿サイズ検出結果から、原稿ENABLE区間信号を生成し、且つ、鏡像処理モード信号をCMOSセンサ829に送信する。すると、正像処理の時は、841,842で示す様な画素配列で出力され、原稿ENABLE区間においても845,846の示す通り通常の並び順で画像が出力される。これに対して、鏡像出力処理モードでは、843,844に示す通り、847,848の原稿ENABLE区間の画素配列が逆になって出力される。この画像信号は835にて、834で指定された有効領域判定処理によって、シェーディングメモリ833の参照アドレスが原稿ENABLE区間に応じて変更され、シェーディング補正後に画像出力840として出力される。
以上説明したように、本発明の構成を用いることにより、鏡像処理に伴うラインメモリを搭載しなくても正像・鏡像出力を実現でき、且つ、書き込み、読み出し順を気にしなくて良いため、ライン遅延の無いリアルタイム画像処置が実現できる。又、トータルのコストも低減することができる。
本発明の光電変換装置の回路構成を説明する図である。 本発明の光電変換装置を搭載した画像形成装置のブロック図である。 本発明の光電変換装置のタイミングチャートである。 本発明の光電変換装置の駆動シーケンスを補足するタイミングチャートである。 画像形成装置にの「固定読み」と「流し読み」を説明する図である。 コントローラ構成詳細図と駆動パルス生成部の概略構成を説明する図である。 原稿ENABLE区間信号を説明する図である。 鏡像処理の従来例と本件の光電変換装置を用いた鏡像処理を説明する図である。
符号の説明
201 リーダー部
202 リーダーコントローラ
205 光電変換装置
212 モータドライバ
213 光学モータ
215 原稿給送装置
216 ADFコントローラ
217 システムコントローラ
218 操作部
220 プリンタ部

Claims (7)

  1. 複数の光電変換手段と、該複数の光電変換手段の光信号をそれぞれ保持する複数の光信号保持手段と、該光信号保持手段から光信号を出力する光信号出力線と、該光信号出力線を固定電位にリセットするリセット手段と、駆動制御パルス制御手段と、該光信号出力線を介して該光電変換手段の信号を画素毎に読み出す電荷転送手段と、鏡像処理モードを有することを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記駆動制御パルス制御手段は、該光電変換装置の駆動制御信号を生成することを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  3. 前記駆動制御パルス制御手段は、該光電変換装置を駆動制御する外部駆動制御パルスと、該駆動制御パルス制御手段内部で生成する内部駆動制御パルスを個々に選択可能とすることを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  4. 前記鏡像処理モードは、設定された原稿ENABLE区間信号と、該鏡像処理モード信号と、該画素転送手段の駆動モード設定手段とで構成されることを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  5. 前記鏡像処理モードは、該原稿ENABLE区間のシフトレジスタ駆動制御順序を反転させることを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  6. 該光電変換装置を搭載し、該原稿ENABLE区間の画像データに対するシェーディング補正係数を鏡像処理モードに応じて参照順序を切り替えることを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  7. 該光電変換装置は、CMOSセンサであることを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
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