JP2007066785A - パターンの形成方法、有機エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法、電気光学装置およびその製造方法、半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

パターンの形成方法、有機エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法、電気光学装置およびその製造方法、半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 有機溶剤系の液状物を液滴として吐出する場合でも、基板位置による液状物の乾燥変化率の差を小さく抑えることのできる組成物ドットの製造方法および電気光学装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】 有機EL表示装置の製造方法において、発光層を形成する工程では、発光層形成材料を含み、且つ沸点の異なる溶媒を用いたドット形成用液状物の液滴MR10、MR20、MR30を透明基板上の乾燥性の遅い(沸点の高い)液状物を基板の周辺部、乾燥性の速い(沸点の低い)液状物を基板の中央部に吐出することによる組成物ドットの製造方法および電気光学装置の製造方法を提供すること。
【選択図】 図11

Description

本発明は、ノズル開口から液滴を吐出して媒体上に組成物からなるパターンを形成するパターンの形成方法、有機エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法、電気光学装置及びその製造方法、半導体装置及びその製造方法に関するものである。
液滴吐出装置は、近年、様々な分野で使用されており、例えば、液滴吐出装置によって、有機エレクトロルミネッセンス(EL/Electroluminescence)表示装置用の基板上に、各色に対応する有機機能材料を各種有機溶剤中に配合したドット形成用液状物の液滴をドット状に吐出する液滴吐出工程を行った後、基板上の液滴に真空乾燥や熱処理を施して溶媒を蒸発させる脱溶媒工程を行うことにより、各色のEL素子の発光層を基板上の各画素形成領域に形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−229256号公報
しかしながら、従来の製造方法では、真空乾燥/加熱工程の際、基板上の液滴からの溶媒の蒸発速度がばらつき、EL素子の発光層の膜厚が画素間(基板位置)でばらつくという問題点がある。すなわち、特許文献1に開示の技術のように、基板全面を同一の溶媒を用いた場合に、基板上の位置によって、単位面積あたりの溶媒量が異なることなどにより、
脱溶媒条件がばらつき、それにより、液滴の溶媒の蒸発速度が基板上の位置によってばらつくことによって、EL素子の発光層の厚さが画素内でばらつくこともある。
すなわち、特許文献1に開示の技術のように、基板のどの位置においても同一の溶媒を用いた溶液を用いた場合、溶媒濃度の低い基板周辺部においては溶媒の蒸発速度が速すぎて発光層の膜厚が画素内でばらついてしまい、このようなばらつきは輝度ばらつきを引き起こす。
以上、有機EL装置を例に挙げて従来の問題点を説明したが、近年、液晶装置等の電気光学装置におけるカラーフィルタや配向膜、あるいは有機半導体装置における有機半導体膜を液滴吐出法で形成することも検討されており、これらを形成する際にも上記と同様の膜厚ばらつきの問題が懸念されている。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、組成物形成用液状物の液滴を媒体上にドット状に吐出した後、一括真空乾燥/加熱することにより生産性を高めた場合でも、各組成物形成用液状物の液滴を安定した状態に乾燥させることのできるパターンの形成方法、この方法を採用した有機EL装置及びその製造方法、電気光学装置及びその製造方法、半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、ノズル開口から組成物形成用の液状物の液滴を媒体上にドット状に吐出する液滴吐出工程と、前記媒体上に吐出した前記液状物の液滴を乾燥させて当該媒体上に組成物をドット状に定着させる脱溶媒工程とを有し、前記組成物からなるパターンを形成するパターンの形成方法において、前記液滴吐出工程において、組成物の形成領域の中心部に比べ、周辺部の方が沸点の高い溶媒を含む組成物形成用液状物を用いることを特徴とする。
例えば基板上に液状物の液滴を滴下した場合、基板中心部は溶媒の濃度が高く、基板周辺部では溶媒の濃度が低くなる傾向にある。したがって、基板全体で一様な溶媒を用いた液状物を用いたのでは溶媒の蒸発速度が基板中心部と周辺部で異なってしまう。従来はこのことが組成物の膜厚ばらつきを引き起こしていた。これに対して、本発明のパターンの形成方法は、組成物の形成領域の中心部に比べて周辺部の方が沸点の高い溶媒を含む組成物形成用液状物を用いているが、沸点の低い溶媒に比べて沸点の高い溶媒の方が蒸発速度は小さくなる。したがって、溶媒の濃度が低く元々乾燥しやすい周辺部の方が相対的に液状物の蒸発速度が遅く、溶媒の濃度が高く元々乾燥しにくい中心部の方が相対的に液状物の蒸発速度が速くなることで、基板上での位置によらずに液状物の乾燥速度を均一化することができる。その結果、形成される組成物からなるパターンの膜厚のばらつきを抑えることができる。
また、本発明では、前記パターンの形成方法において、前記組成物形成用液状物は複数の有機溶剤を含んでおり、前記複数の有機溶剤の少なくとも1種類以上は沸点が200℃以上の有機溶剤を含んでいることを特徴とする。
この構成によれば、蒸発速度を適正とすることができる(沸点が200℃未満の有機溶剤のみでは蒸発速度が速すぎる)。
また、本発明では、前記パターンの形成方法において、組成物形成用液状物は、芳香族系有機溶剤を含んでいることを特徴とする。
この構成によれば、有機EL材料を溶解し易くすることができる。
本発明においては、前記基板は、例えば、有機エレクトロルミネッセンス装置用基板である。この場合、前記組成物形成用液状物は当該有機エレクトロルミネッセンス装置用基板上の各画素形成領域に発光層を形成するための有機機能材料を含んでいる、すなわち、本発明は、有機エレクトロルミネッセンス装置用基板上に液滴を吐出して、当該有機エレクトロルミネッセンス装置用基板上に画素構成要素を形成する有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法に用いることができる。
この構成によれば、上記本発明のパターンの形成方法を用いたことにより発光層の膜厚ばらつきが小さくなり、輝度ムラの少ない有機EL装置を実現することができる。
また、本発明においては、前記基板は、例えば、電気光学装置用基板である。この場合、前記組成物形成用液状物は当該電気光学装置基板上の各画素形成領域にカラーフィルタや配向膜などを形成するための有機機能材料を含んでいる、すなわち、本発明は、電気光学装置装置用基板上に液滴を吐出して、当該電気光学装置用基板上に画素構成要素(カラーフィルタ、配向膜等)を形成する電気光学装置の製造方法に用いることができる。
この構成によれば、上記本発明のパターンの形成方法を用いたことによりカラーフィルタや配向膜等の画素構成要素の膜厚ばらつきが小さくなり、品質に優れた電気光学装置を実現することができる。
また、本発明においては、前記基板は、例えば、有機半導体装置である。この場合、前記組成物形成用液状物は当該有機半導体装置用基板上の各有機半導体膜形成領域に有機半導体膜を形成するための有機機能材料を含んでいる、すなわち、本発明は、有機半導体装置用基板上に液滴を吐出して、当該有機半導体装置用基板上に有機半導体膜を形成する有機半導体装置の製造方法に用いることができる。
この構成によれば、上記本発明のパターンの形成方法を用いたことにより有機半導体膜の膜厚ばらつきが小さくなり、品質に優れた半導体装置を実現することができる。
また、本発明においては、前記基板は、例えば、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、電気光学装置、有機半導体装置であり、その装置は中心部に比べ周辺部でより高沸点の溶媒が残留することを特徴とする。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した液滴吐出装置の一例を説明する。
(液滴吐出装置の全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成を示す斜視図である。
本発明においては、複数種のドット形成用液状物を使用する為、液滴吐出装置については、
1台で複数の液滴を吐出可能に構成するか、複数台、準備することになるが、以下の説明では、前者を例に説明する。
図1において、液滴吐出装置10は、各種の液状物を基板などの媒体上の所望位置に液滴としてドット状に吐出するものであり、液状物を各種媒体上に液滴として吐出するノズル開口を備える液滴吐出ヘッド22と、液滴吐出ヘッド22を保持する共通のキャリッジ26とを有している。また、液滴吐出装置10は、液滴吐出ヘッド22の位置を制御するヘッド位置制御装置17と、媒体としての基板12の位置を制御する基板位置制御装置18と、液滴吐出ヘッド22を基板12に対して主走査移動させる主走査駆動手段としての主走査駆動装置19と、液滴吐出ヘッド22を基板12に対して副走査移動させる副走査駆動手段としての副走査駆動装置21と、基板12を液滴吐出装置10内の所定の作業位置へ供給する基板供給装置23と、液滴吐出装置10の全般の制御を司るコントロール装置24とを有しており、ヘッド位置制御装置17、基板位置制御装置18、主走査駆動装置19、および副走査駆動装置21によって、液滴吐出ヘッド22(キャリッジ26)と基板12とを相対移動させる移動手段が構成されている。ヘッド位置制御装置17、基板位置制御装置18、主走査駆動装置19、および副走査駆動装置21はベース9の上に設置され、それらの各装置は必要に応じてカバー14によって覆われる。
ヘッド位置制御装置17は、液滴吐出ヘッド22を面内回転させるαモータ(図示せず)と、液滴吐出ヘッド22を副走査方向Yと平行な軸線回りに揺動回転させるβモータ(図示せず)と、液滴吐出ヘッド22を主走査方向と平行な軸線回りに揺動回転させるγモータ(図示せず)と、そして液滴吐出ヘッド22を上下方向へ平行移動させるZモータ(図示せず)とを備えている。基板位置制御装置18は、基板12を載せるテーブル49と、そのテーブル49を面内回転させるθモータ(図示せず)とを備えている。主走査駆動装置19は、主走査方向Xへ延びるXガイドレール52と、パルス駆動されるリニアモータを内蔵したXスライダ53とを備えている。Xスライダ53は、内蔵するリニアモータが作動するときにXガイドレール52に沿って主走査方向へ平行移動する。副走査駆動装置21は、副走査方向Yへ延びるYガイドレール(図示せず)と、パルス駆動されるリニアモータを内蔵したYスライダ56とを備えている。Yスライダ56は、内蔵するリニアモータが作動するときにYガイドレールに沿って副走査方向Yへ平行移動する。Xスライダ53およびYスライダ56内においてパルス駆動されるリニアモータは、該モータに供給するパルス信号によって出力軸の回転角度制御を精細に行うことができ、従って、Xスライダ53に支持された液滴吐出ヘッド22の主走査方向X上の位置やテーブル49の副走査方向Y上の位置などを高精細に制御できる。なお、液滴吐出ヘッド22やテーブル49の位置制御は、パルスモータを用いた位置制御に限られず、サーボモータを用いたフィードバック制御や、その他任意の制御方法によって実現することもできる。
基板供給装置23は、基板12を収容する基板収容部57と、基板12を搬送するロボット58とを備えている。ロボット58は、床、地面などといった設置面に置かれる基台59と、基台59に対して昇降移動する昇降軸61と、昇降軸61を中心として回転する第1アーム62と、第1アーム62に対して回転する第2アーム63と、第2アーム63の先端下面に設けられた吸着パッド64とを備えており、吸着パッド64は、空気吸引などによって基板12を吸着できる。
また、液滴吐出ヘッド22の近傍には、その液滴吐出ヘッド22と一体に移動するヘッド用カメラ79が配置されている。なお、ベース9上に設けた支持装置(図示せず)には基板用カメラ(図示せず)が配置され、基板用カメラは、基板12を撮影可能である。
ここで、主走査駆動装置19によって駆動されて主走査移動する液滴吐出ヘッド22の軌跡下であって副走査駆動装置21の一方の脇位置には、キャッピング機構76およびクリーニング機構77が配置され、キャッピング機構76は、液滴吐出ヘッド22が待機状態にあるときにノズルの乾燥を防止するための機構である。クリーニング機構77は、液滴吐出ヘッド22を洗浄するための機構である。また、副走査駆動装置21の他方の脇位置には、液滴吐出ヘッド22内の個々のノズル27から吐出される液滴の重量を測定する電子天秤78が配置されている。
(液滴吐出ヘッドの構成)
図2、図3はそれぞれ、液滴吐出ヘッド22の構成を示す説明図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ、液滴吐出ヘッド22の内部構造を模式的に示す説明図、撓み振動モードの圧力発生素子の説明図、および縦振動モードの圧力発生素子の説明図である。
図2に示すように、液滴吐出ヘッド22は、液滴として吐出する液状物Mを貯留しておくタンク状、カートリッジ状などの液状物貯留部37に接続されている。また、液滴吐出ヘッド22は、多数のノズル開口27を列状に並べることによって形成されたノズル列28を備えている。ノズル開口27の数は、例えば180個であり、ノズル開口27の穴径は例えば28μmであり、ノズル開口27間のノズルピッチは例えば141μmである。なお、液滴吐出ヘッド22の基板12に対する主走査方向Xおよびそれに直交する副走査方向Yは図示の通りである。すなわち、液滴吐出ヘッド22は、そのノズル列28が主走査方向Xと交差する方向へ延びるように位置設定され、この主走査方向Xへ平行移動する間に、液状物を複数のノズル開口27から選択的に吐出することにより、基板12内の所定位置に液滴を着弾させる。また、液滴吐出ヘッド22は副走査方向Yへ所定距離だけ平行移動することにより、液滴吐出ヘッド22による主走査位置を所定の間隔でずらせることができる。
図4(A)、(B)に示すように、液滴吐出ヘッド22は、例えば、ステンレス製のノズルプレート29と、それに対向する弾性板31と、それらを互いに接合する複数の仕切部材32とを有している。ノズルプレート29と弾性板31との間には、仕切部材32によって複数の圧力発生室33、および液溜り34が形成され、複数の圧力発生室33と液溜り34とは液状物流入口38を介して互いに連通している。弾性板31の適所には液状物供給穴36が形成され、この液状物供給穴36に液状物貯留部37が接続される。従って、液状物貯留部37は吐出されることとなる液状物Mを液状物供給穴36へ供給する。供給された液状物Mは液溜り34に充満し、さらに液状物流入口38を通って圧力発生室33に充満する。このようにして、液状物貯留部37と各圧力発生室33とが連通している。
ノズルプレート29には、圧力発生室33から液状物Mを液滴M0として噴射するためのノズル開口27が設けられており、そのノズル開口27が開口しているノズル形成面271は平坦面とされている。このようにしてノズル開口27は、圧力発生室33で開口している。弾性板31の圧力発生室33を形成する面の裏面には、この圧力発生室33に対応させて圧力発生素子39が取り付けられている。この圧力発生素子39は、例えば、図4(B)に示すように、圧電素子41、およびこの圧電素子41を挟持する一対の電極42a、42bを備えたたわみ振動モードの圧電素子である。その振動方向を矢印Cで示す。なお、図4(C)に示すように、圧力発生素子39としては、縦振動モードの圧電素子を用いてもよい。この縦振動モードの圧電素子(圧力発生素子39)では、伸長方向に平行に圧電材料と導電材料を交互に積層して構成されており、その先端は弾性板31に固定され、他端は基台20に固定されている。このような圧力発生素子39では、充電状態では導電層の積層方向と直角な方向に収縮し、また充電状態が解かれると、導電層と直角な方向に伸長する。
いずれの圧電素子を用いた場合も、電極間に印加される駆動信号によって変形し、圧力発生室33を膨張、収縮させる。なお、ノズル開口27の周辺部には、液滴M0の飛行曲がりやノズル開口27の穴詰まりなどを防止するために、例えばNi−テトラフルオロエチレン共析メッキ層からなる撥液状物層43が設けられる。
(制御系および駆動系の構成)
図5は、図1に示す液滴吐出装置の制御系を示すブロック図である。図6および図7は、図1に示す液滴吐出装置に用いた液滴吐出ヘッドのヘッド駆動部の電気的構成を示す説明図、およびヘッド駆動部を構成する素子の説明図である。なお、図5に示す例では、制御系をコンピュータ本体部側に構成した例を示してあるが、その一部については、液滴吐出装置本体側に構成してもよい。
図1に示すコントロール装置24は、プロセッサを収容したコンピュータ本体部66と、入力装置67としてのキーボードと、表示装置としてのCRTディスプレイ68とを有している。上記プロセッサは、図4に示すように、演算などの処理を行うCPU(Central Processing Unit/ヘッド制御手段)69と、各種情報を記憶するメモリすなわち情報記憶媒体71とを有しており、図1を参照して説明したヘッド位置制御装置17、基板位置制御装置18、主走査駆動装置19、副走査駆動装置21、および液滴吐出ヘッド22内の圧力発生素子39(図4(B)、(C)を参照)を駆動するヘッド駆動部8などは、入出力インターフェース73およびバス74を介してCPU69に接続されている。
ヘッド駆動部8は、複数の液滴吐出ヘッド22と表示装置用基板12との相対移動に連動して、所定のビットマップに基づいて圧力発生素子39を作動させ、液滴吐出ヘッド22の各ノズル開口27から液滴を吐出させて表示装置用基板12に所定のパターンを描画する。なお、基板供給装置23、入力装置67、CRTディスプレイ68、電子天秤78、クリーニング装置77およびキャッピング装置76なども、入出力インターフェース73およびバス74を介してCPU69に接続されている。
情報記憶媒体71としてのメモリは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などといった半導体メモリや、ハードディスク、CD−ROM読取り装置、ディスク型記憶媒体などといった外部記憶装置などを含む概念であり、機能的には、液滴吐出装置10の動作の制御手順が記述されたプログラムソフトを記憶する記憶領域、液状物の表示装置用基板12上における吐出位置(ビットマップ)を座標データとして記憶するためのビットマップ記憶領域、副走査方向Yへの表示装置用基板12の副走査移動量を記憶するための記憶領域、CPU69のためのワークエリアやテンポラリファイルなどとして機能する領域などの各種記憶領域が設定されている。
CPU69は、情報記憶媒体71であるメモリ内に記憶されたプログラムソフトに従って、表示装置用基板12に表面の所定位置に液状物を吐出するための制御を行うものである。具体的な機能実現部として、クリーニング処理を実現するための演算を行うクリーニング演算部、キャッピング処理を実現するためのキャッピング演算部、電子天秤を用いた重量測定を実現するための演算を行う重量測定演算部、および液滴吐出によって所定のパターンを描画するための演算を行う描画演算部などを備えている。この描画演算部を詳しく分割すれば、液滴吐出ヘッド22を描画のための初期位置へセットするための描画開始位置演算部、液滴吐出ヘッド22を主走査方向Xへ所定の速度で走査移動させるための制御を演算する主走査制御演算部、表示装置用基板12を副走査方向Yへ所定の副走査量だけずらせるための制御を演算する副走査制御演算部、および液滴吐出ヘッドの複数のノズル開口27のうちのいずれを作動させて液状物を吐出するかを制御するためビットマップを形成するための演算を行うビットマップ演算部(ノズル吐出制御演算部)などといった各種の機能演算部を有している。
図6に示すように、ヘッド駆動部8は、所定の電源を生成する電源生成部87と、コンピュータ本体部66から出力された制御信号、および電源生成部87から供給される電源に基づいて駆動信号COMを形成する駆動信号発生回路88(駆動信号発生手段)とを備えている。また、ヘッド駆動部8は、シフトレジスタ80、ラッチ回路81、レベルシフタ82、およびスイッチ回路83を備えており、スイッチ回路83に圧力発生素子39が接続されている。ここで、シフトレジスタ80、ラッチ回路81、レベルシフタ82、スイッチ回路83、および圧力発生素子39はそれぞれ、図7に示すように、液滴吐出ヘッド22の各ノズル開口27毎に設けたシフトレジスタ素子80A〜80N、ラッチ素子81A〜81N、レベルシフタ素子82A〜82N、スイッチ素子83A〜83N、圧力発生素子39A〜39Nから構成され、シフトレジスタ80、ラッチ回路81、レベルシフタ82、スイッチ回路83、圧力発生素子39の順で電気的に接続されている。
このようなヘッド駆動部8により、圧力発生素子39に駆動信号COMを印加して液滴を吐出させる制御について説明する。なお、以下の説明ではドットパターンデータを構成する吐出データ(1ドットデータに相当)を、複数ビットで構成した場合について説明する。まず、ヘッド駆動部8では、コンピュータ本体部66の発振回路(図示せず)からのクロック信号(CLK)に同期して、コンピュータ本体部66から出力された吐出データ(SI)の内の最上位ビットのデータを、順次シフトレジスタ素子80A〜80Nにセットする。全ノズル開口分の吐出データがシフトレジスタ素子80A〜80Nにセットされると、コンピュータ本体部66は、所定のタイミングでラッチ回路81、すなわち、ラッチ素子81A〜81Nへラッチ信号(LAT)を出力する。このラッチ信号により、ラッチ素子81A〜81Nは、シフトレジスタ素子80A〜80Nにセットされた吐出データをラッチする。このラッチされた吐出データは、電圧増幅器であるレベルシフタ82、すなわち、レベルシフタ素子82A〜82Nに供給される。各レベルシフタ素子82A〜82Nは、吐出データが例えば「1」の場合に、スイッチ回路43が駆動可能な電圧、例えば、数十ボルトまでこの吐出データを昇圧する。そして、この昇圧された吐出データはスイッチ回路83、すなわち、スイッチ素子83A〜83Nに印加され、スイッチ素子83A〜83Nは、当該吐出データにより接続状態になる。ここで、各スイッチ素子83A〜83Nには、駆動信号発生回路88から駆動信号(COM)が印加されており、スイッチ素子83A〜83Nが接続状態になると、このスイッチ素子83A〜83Nに接続された圧力発生素子39A〜39Nに駆動信号が供給される。なお、吐出データが例えば「0」の場合には、対応する各レベルシフタ素子39A〜39Nは昇圧を行わない。そして、最上位ビットのデータに基づいて駆動信号を印加すると、続いて、コンピュータ本体部66は、1ビット下位のデータをシリアル伝送させてシフトレジスタ素子80A〜80Nにセットする。そして、シフトレジスタ素子80A〜80Nにデータがセットされたならば、ラッチ信号を印加させることにより、セットされたデータをラッチさせ、駆動信号を圧力発生素子39A〜39Nに供給させる。以後は、1ビットずつ吐出データを下位ビットにシフトしながら最下位ビットまで同様の動作を繰り返し行う。
このように、圧力発生素子39に駆動信号を供給するか否かを、吐出データによって制御できる。すなわち、吐出データを「1」にすることにより駆動信号COMを圧力発生素子39に供給でき、吐出データを「0」にすることにより駆動信号COMの圧力発生素子39への供給を遮断することができる。なお、吐出データを「0」にした場合、圧力発生素子39は直前の電荷(電位)を保持する。
(駆動信号COMの波形)
図8は、図1に示す液滴吐出装置に用いた駆動信号の一例を示す波形図である。図4(A)および図8において、圧力発生素子39に印加される駆動信号COMは、吐出すべき液状物Mの粘度などに応じて最適な波形に設定されるが、ここに示す駆動信号COMは、中間電位Vmから最高電位VPSまで電位を変化させて圧力発生室33を初期状態から膨張させる吐出用膨張要素S1と、最高電位VPSを保持して圧力発生室33の膨張状態を保持する吐出用ホールド要素S2と、最高電位VPSから最低電位VLSまで電位を変化させて膨張状態にある圧力発生室33を収縮させて液滴M0を吐出させる吐出用収縮要素S3と、最低電位VLSを保持して圧力発生室33の収縮状態を保持する制振用ホールド要素S4と、最低電位VLSから中間電位Vmに変化させて収縮状態にある圧力発生室33を初期状態にまで復帰させる制振用膨張要素S5とを含んでいる。
このような駆動信号COMにおいて、吐出用膨張要素S1が圧力発生素子39に印加されると、圧力発生素子39は圧力発生室33の容積を膨張させる方向に変形し、圧力発生室39内に負圧を発生させる。このような状態は、吐出用ホールド要素S2が印加されている間、保持される。その結果、メニスカスは、圧力発生室33に引き込まれた状態になり、かつ、圧力発生室33は液状物Mによって確実に満たされた状態となる。次に、吐出用収縮要素S3が圧力発生素子39に印加されると、圧力発生素子39は、圧力発生室33の容積が収縮する方向に変形し、圧力発生室39内に正圧を発生させる。その結果、メニスカスがノズル開口27から盛り上がり、液滴M0となって吐出される。その後、制振用ホールド要素S4および制振用膨張要素S5が圧力発生素子39に印加されると、それに伴って、圧力発生室33へのメニスカスの停止、引き込みが行われる。また、液状物流入口38から圧力発生室33に液状物M0が供給される。
(液滴吐出系の系列化)
以上説明したように、本形態の液滴吐出装置10では、液状物貯留部37、圧力発生室33、ノズル開口27および圧力発生素子39などによって液滴吐出機構が構成されているが、本形態では、図2に示すように、3系列の液滴吐出機構11R1,11R2,11R3に系列化され、それに伴って、図4(A)に示す液状物Mの流路、図6および図7に示す駆動回路の一部も系列化されている。ここで、各系列の液滴吐出機構11R1,11R2,11R3の液状物貯留部37には液状物Mとして、組成の異なる液状物MR1,MR2,MR3が貯留されており、3系列の液滴吐出機構11R1,11R2,11R3のノズル開口27は各々、液滴M0として、異なる組成の液滴MR10,MR20,MR30を吐出することになる。
本形態では、後述するように、有機EL素子のRedの発光層を形成するために、第1系列の液滴吐出機構11R1(組成物形成用液滴吐出機構)の液状物貯留部37、圧力発生室33、ノズル開口27および圧力発生素子39は、基板中心付近の赤色(R)の発光層形成材料のR1を含むメチルナフタレン溶液である組成物形成用液状物MR1を吐出するための系列として利用される。
第2系列の液滴吐出機構11R2(組成物形成用液滴吐出機構)の液状物貯留部37、圧力発生室33、ノズル開口27および圧力発生素子39は、基板中心付近と周辺部の中間帯の赤色(R)の発光層形成材料のR2を含むジメチルナフタレン溶液であるドット形成用液状物MR2を吐出するための系列として利用される。
第3系列の液滴吐出機構11R3(組成物形成用液滴吐出機構)の液状物貯留部37、圧力発生室33、ノズル開口27および圧力発生素子39は、周辺部の中間帯の赤色(R)の発光層形成材料のR3を含むモノイソプロピルナフタレン溶液を吐出するための系列として利用される。
ここで、発光層形成材料としては、例えば分子量が1000以上の高分子材料が用いられる。具体的には、ポリフルオレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、またはこれらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、例えばルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等をドープしたものが用いられる。なお、このような高分子材料としては、二重結合のπ電子がポリマー鎖上で非極在化しているπ共役系高分子材料が、導電性高分子でもあることから発光性能に優れるため、好適に用いられる。特に、その分子内にフルオレン骨格を有する化合物、すなわちポリフルオレン系化合物がより好適に用いられる。また、このような材料以外にも、例えば特開平11−40358号公報に示される有機EL素子用組成物、すなわち共役系高分子有機化合物の前駆体と、発光特性を変化させるための少なくとも1種の蛍光色素とを含んでなる有機EL素子用組成物も、発光層形成材料として使用可能である。このような発光材料を溶解あるいは分散する有機溶媒としては、非極性溶媒が好適とされ、特に発光層が正孔注入層の上に形成されることから、この正孔注入層に対して不溶なものが用いられる。具体的には、キシレン、シクロへキシルベンゼン、ジハイドロベンゾフラン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン等が好適に用いられる。なお、発光層形成材料の吐出による発光層の形成は、赤色の発色光を発光する発光層の形成材料、緑色の発色光を発光する発光層の形成材料、青色の発色光を発光する発光層の形成材料を、それぞれ対応する画素に吐出し塗布することによって行う。
例えば、上記の組成の場合、組成物形成用液状物MR1、MR2、MR3を比較すると、液状物MR1に含まれる溶媒であるメチルナフタレンの沸点は245℃、液状物MR2に含まれる溶媒であるジメチルナフタレンの沸点は263℃、液状物MR3に含まれる溶媒であるモノイソプロピルナフタレンの沸点は290℃であるため、各液状物MR1、MR2、MR3の沸点は、液状物MR1<液状物MR2<液状物MR3
であり、
各液状物に用いた溶媒の蒸発速度は、
液状物MR1>液状物MR2>液状物MR3
である。
(液滴吐出系の系列化の変形例)
図2に示す形態では、3系列の液滴吐出機構11R1,11R2,11R3の圧力発生室33、ノズル開口27および圧力発生素子39を全て共通の液滴吐出ヘッド22に構成した例であったが、図3に示すように、3系列の液滴吐出機構11R1,11R2,11R3の圧力発生室33、ノズル開口27および圧力発生素子39を各々、別の液滴吐出ヘッド22R1,22R2,22R3に構成されている構成を採用してもよい。この場合も、3つの液滴吐出ヘッド22R1,22R2,22R3を共通のキャリッジ26(図1参照)に搭載しておけばよい。また、3つの液滴吐出ヘッド22R1,22R2,22R3の吐出ヘッドが各々、別のキャリッジ26に搭載されている構成、さらには、3つの液滴吐出ヘッド22R1,22R2,22R3の各々に対して駆動系や制御系が構成されている構成を採用してもよい。また、本形態では、液状物MR1、MR2、MR3の溶媒が全て有機溶剤であったが、溶媒の一部として水を用いた場合に本発明を適用してもよい。
(組成物パターンの製造方法の例)
以下、上記の液滴吐出装置10を用いて組成物からなるパターンを製造する方法の一例として、有機EL表示装置(電気光学装置)の発光層(組成物パターン)を形成する例を説明する。
図9(A)、(B)は、電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたEL素子を備えた有機EL表示装置のブロック図、およびその画素の構成を示す断面図である。図10および図11は、有機EL表示装置の製造工程の手順を示す製造工程断面図であり、図9(B)に示す有機EL表示装置の1画素分の断面に相当する。
図9(A)において、有機EL表示装置500pは、有機半導体膜に駆動電流が流れることによって発光するEL素子をTFTで駆動制御する表示装置であり、このタイプの表示装置に用いられる発光素子はいずれも自己発光するため、バックライトを必要とせず、また、視野角依存性が少ないなどの利点がある。ここに示す電気光学装置500pでは、複数の走査線563pと、この走査線563pの延設方向に対して交差する方向に延設された複数のデータ線564と、これらのデータ線564に並列する複数の共通給電線505と、データ線564と走査線563pとの交差点に対応する画素515pとが構成され、画素515pは、画像表示領域にマトリクス状に配置されている。データ線564に対しては、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、アナログスイッチを備えるデータ線駆動回路551pが構成されている。走査線563pに対しては、シフトレジスタおよびレベルシフタを備える走査線駆動回路554pが構成されている。また、画素515pの各々には、走査線563pを介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング薄膜トランジスタ509と、このスイッチング薄膜トランジスタ509を介してデータ線564から供給される画像信号を保持する保持容量533pと、この保持容量533pによって保持された画像信号がゲート電極に供給されるカレント薄膜トランジスタ510と、カレント薄膜トランジスタ510を介して共通給電線505に電気的に接続したときに共通給電線505から駆動電流が流れ込む発光素子513とが構成されている。
発光素子513は、図9(B)に示すように、陽極としての画素電極511の上層側に、正孔注入層513aおよび発光層513bを備えた有機機能層を備えており、この有機機能層の上層に対向電極512が形成された構造を有している。
このような構成の有機EL表示装置500pを製造するには、基板(媒体/電気光学装置用基板/有機EL表示装置用基板)を用意する。ここで、有機EL表示装置500pでは、後述する発光層による発光光を基板側から取り出すことも可能であり、また基板と反対側から取り出す構成とすることも可能である。発光光を基板側から取り出す構成とする場合、基板材料としてはガラスや石英、樹脂等の透明ないし半透明なものが用いられるが、特にガラスが好適に用いられる。また、基板に色フィルター膜や蛍光性物質を含む色変換膜、あるいは誘電体反射膜を配置して、発光色を制御するようにしてもよい。なお、基板と反対側から発光光を取り出す構成の場合、基板は不透明であってもよく、その場合、アルミナ等のセラミックス、ステンレス等の金属シートに表面酸化などの絶縁処理を施したもの、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。
本例では、図10(A)に示すように、基板としてガラスからなる透明基板502(図1に示す基板12に相当する)を用意し、透明基板502に対して、必要に応じてTEOS(テトラエトキシシラン)や酸素ガスなどを原料としてプラズマCVD法により厚さ約200〜500nmのシリコン酸化膜からなる下地保護膜(図示せず)を形成する。
次に、透明基板502の温度を約350℃に設定して、下地保護膜の表面にプラズマCVD法により厚さ約30〜70nmのアモルファスシリコン膜からなる半導体膜520aを形成する。次に、半導体膜520aに対してレーザアニールまたは固相成長法などの結晶化工程を行い、半導体膜520aをポリシリコン膜に結晶化する。レーザアニール法では、例えばエキシマレーザでビームの長寸が400mmのラインビームを用い、その出力強度は、例えば200mJ/cmとする。ラインビームについては、その短寸方向におけるレーザ強度のピーク値の90%に相当する部分が各領域毎に重なるようにラインビームを走査する。
次に、図10(B)に示すように、半導体膜(ポリシリコン膜)520aをパターニングして島状の半導体膜520bとし、その表面に対して、TEOSや酸素ガスなどを原料としてプラズマCVD法により厚さ約60〜150nmのシリコン酸化膜または窒化膜からなるゲート絶縁膜521aを形成する。なお、半導体膜520bは、図9(A)に示したカレント薄膜トランジスタ510のチャネル領域及びソース・ドレイン領域となるものであるが、異なる断面位置においてはスイッチング薄膜トランジスタ509のチャネル領域及びソース・ドレイン領域となる半導体膜も形成されている。つまり、製造工程では二種類のトランジスタ509、510が同時に作られるのであるが、同じ手順で作られるため、以下の説明ではトランジスタに関しては、カレント薄膜トランジスタ510についてのみ説明し、スイッチング薄膜トランジスタ509についてはその説明を省略する。
次に、図10(C)に示すように、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタン、タングステンなどの金属膜からなる導電膜をスパッタ法により形成した後、これをパターニングし、ゲート電極510gを形成する。次に、この状態で高濃度のリンイオンを打ち込み、半導体膜520bに、ゲート電極510gに対して自己整合的にソース・ドレイン領域510a、510bを形成する。なお、不純物が導入されなかった部分がチャネル領域510cとなる。
次に、図10(D)に示すように、層間絶縁膜522を形成した後、コンタクトホール523、524を形成し、これらコンタクトホール523、524内に中継電極526、527を埋め込む。次に、層間絶縁膜522上に信号線、共通給電線及び走査線(図示せず)を形成する。ここで、中継電極527と各配線とは、同一工程で形成してもよく、その場合、中継電極526は、後述するITO膜で形成されることになる。
次に、図10(E)に示すように、各配線の上面を覆うように層間絶縁膜530を形成した後、層間絶縁膜530に対して中継電極526に対応する位置にコンタクトホール532を形成する。次に、コンタクトホール532を埋めるようにITO膜を形成し、さらにそのITO膜をパターニングして、信号線、共通給電線及び走査線に囲まれた所定位置に、ソース・ドレイン領域510aに電気的に接続する画素電極511を形成する。ここで、信号線及び共通給電線、さらには走査線に挟まれた部分が、後述する正孔注入層や発光層の形成場所となる。
次に、図10(F)に示すように、正孔注入層や発光層の形成場所を囲むように隔壁505を形成する。この隔壁505は、仕切り部材として機能するものであり、例えばポリイミド等の絶縁性有機材料で形成するのが好ましい。隔壁505の膜厚については、例えば1〜2μmの高さとなるように形成する。また、隔壁505は、上述した液滴吐出ヘッド22から吐出される液状物に対して撥液性を示すものが好ましい。隔壁505に撥液性を発現させるためには、例えば隔壁505の表面をフッ素系化合物などで表面処理するといった方法が採用される。フッ素化合物としては、例えばCF、SF、CHFなどがあり、表面処理としては、例えばプラズマ処理、UV照射処理などが挙げられる。このようにして、正孔注入層や発光層の形成場所、すなわち、これらの形成材料の塗布位置とその周囲の隔壁505との間には、十分な高さの段差535が形成される。
次に、図10(G)に示すように、透明基板502の上面を上に向けた状態で、正孔注入層の形成材料540aを、上述した液滴吐出装置10の液滴吐出ヘッド22と同様な液滴吐出ヘッドより、前記隔壁505に囲まれた塗布位置、すなわち隔壁505内に選択的に塗布する。その際、形成材料540aは、流動性が高いため水平方向に広がろうとするが、塗布された位置を囲んで隔壁505が形成されているので、形成材料540aは隔壁505を越えてその外側に広がることがない。ここで、正孔注入層の形成材料540aとしては、ポリオレフィン誘導体である3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)を正孔注入材料として用い、これを有機溶剤を主溶媒として分散させてなる分散液が好適に用いられる。但し、正孔注入材料としては、前記のものに限定されることなく、ポリマー前駆体がポリテトラヒドロチオフェニルフェニレンであるポリフェニレンビニレン、1,1−ビス−(4−N、N−ジトリルアミノフェニル)シクロヘキサン、トリス(8−ヒドロキシキノリノール)アルミニウム等を用いることもできる。
このようにして形成材料540aを液滴吐出ヘッド22から吐出して所定位置に配置した後、液状の形成材料540aに対して乾燥処理を行い、形成材料540a中の分散媒を蒸発させる。その結果、図10(H)に示すように、画素電極511上に固形の正孔注入層513aが形成される。
次に、図2および図11に示すようにし、発光層形成用液滴吐出工程(液滴吐出工程)において、透明基板502の上面を上に向けた状態で、液滴ヘッド22用の第3系列の液滴吐出機構11R3のノズル開口27から、図11のエリア3(透明基板502上の画像表示領域の周辺部(矩形環状の領域))の各画素515pに対応する隔壁505内の正孔注入層513a上に、Rの発光層形成材料のモノイソプロピルナフタレン溶液からなる発光層形成用液状物MR3の液滴MR30を吐出する。
同様に、液滴ヘッド22の第2系列の液滴吐出機構11R2のノズル開口27から、図11のエリア2(透明基板502上の画像表示領域の周辺部と中心部との間(矩形環状の領域))の各画素515pに対応する隔壁505内の正孔注入層513a上に、Rの発光層形成材料のジメチルナフタレン溶液からなる発光層形成用液状物MR2の液滴MR20を吐出する。
同様に、液滴ヘッド22の第1系列の液滴吐出機構11R1用のノズル開口27から、赤色(R)の図11のエリア1(透明基板502上の画像表示領域の中心部(矩形状の領域))の各画素515pに対応する隔壁505内の正孔注入層513a上に、赤色(R)の発光層形成材料のメチルナフタレン溶液からなる発光層形成用液状物MR1の液滴MR10を吐出する。
なお、図11のエリア1〜3を含む矩形の領域は、有機EL表示装置500pの画像表示領域を示している。
次に、脱溶媒処理工程で透明基板10を真空乾燥及び加熱して、乾燥処理を行い、各液状物に配合されていた有機溶剤を蒸発、乾燥させる。図11に示すように、いずれの画素515pにも、正孔層注入層513a上に固形の発光層513b(画素構成要素)が形成される。
その際、それぞれの液滴は基板中心部においても、基板周辺部においても、基板周辺部の方が速く乾燥が行われることなく、均一な乾燥速度である。
なお、液状物の乾燥処理については、それに配合した材料のガラス転移点未満の温度、例えば100°未満の温度で加熱することにより、乾燥するのが好ましい。このような温度で乾燥することにより、有機溶剤の蒸発速度を比較的低く抑え、発光層513bを均一な厚さに形成するができる。また、発光層513bを形成する際の乾燥処理によって生じる熱的ダメージが、発光層513bだけでなく正孔注入層513aに対しても小さくなり、初期輝度の低下などによる表示性能の低下が抑制される。
次に、図9(B)に示すように透明基板502の表面全体に、あるいはストライプ状に、LiF/Al(LiFとAlとの積層膜)やMgAg、あるいはLiF/Ca/Al(LiFとCaとAlとの積層膜)を蒸着法等によって成膜し、対向電極512を形成する。その後、封止を行った後、さらに配線等の各種要素を形成することにより、有機EL素子を備えた有機EL表示装置500p(電気光学装置)を製造する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ノズル開口22から液状物Mの液滴M0を透明基板502上にドット状に吐出する液滴吐出工程と、透明基板502に吐出した液状物Mの液滴M0を乾燥させて透明基板502上に発光層513b(組成物)をドット状に定着させる真空乾燥/加熱工程とを有する有機EL表示装置10の製造方法において、液滴吐出工程では、組成物形成用液状物MR1、MR2、MR3の液滴MR10、MR20、MR30を透明基板502上に、沸点の高い溶媒を含む溶液程、基板周辺部にドット状に吐出するドット形成用液滴吐出工程(図10に示す工程)を行う。
このため、真空乾燥/加熱工程を行う際、各液滴MR10、MR20、MR30の乾燥速度が同一で乾燥が行われることより、画素内での厚さばらつきの発生を防止することができる。
(変形例1)
上記形態では、各溶液それぞれの吐出すべき面積を予め設定しておいたが、脱溶媒/加熱工程の後、画素内における発光層513bの膜厚分布を触針検査装置などで計測し、その計測結果に基づいて、それ以降の発光層513bの製造工程において、各溶液それぞれの吐出する面積を決定しても良い。
このような方法を採用した場合には、各溶液それぞれの吐出量を最適化できるので、各液滴の乾燥速度を確実に等しくできる。それ故、液滴を安定した状態に乾燥させることができる。
(変形例2)
上記形態では、矩形環状にエリア1~3を区分けしたが、これは、真空乾燥装置の排気口位置が、基板に対して、排気が均一になるよう設計された場合の例を示した。(例えば、排気口が、基板の真下中央と均等な4端にある場合)
しかし、この排気口が不均一な位置に存在する場合、基板の短辺側の2方向のみの場合や、基板の長辺側の2方向のみの場合等は、それに対応して、エリア1〜3も設定した方が好ましい。例えば、このような2方向の場合、排気口に近い辺部をストライブ状にエリア3として、中央部をストライブ状にエリア1として、その中間部をエリア2とすることにり、この排気口位置が均一排気に適正でないような装置にも対応可能である。
(その他の適用例)
上記形態では、本発明を有機EL表示装置の製造工程に用いた例であったが、液晶表示装置のカラーフィルタ、配向膜(画素構成要素)の形成などに本発明を適用してもよい。また、インクジェットプリンタと称せられる液滴吐出装置に本発明を適用してもよい。
また、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や構成などは一例に過ぎず、適宜変更が可能である。従って、EL表示装置や液晶装置の他、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emission Display及びSurface‐Conduction Electron‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置の製造に本発明を適用してもよい。また、本発明を適用した電気光学装置については、携帯電話機、パーソナルコンピュータやPDAなど、様々な電子機器において表示装置として用いることができる。
また、有機半導体膜を形成するのに液滴吐出法による本発明のパターン形成方法を用い、有機半導体膜を用いた半導体素子を備えた半導体装置に本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成を示す斜視図である。 同、液滴吐出装置に用いた液滴吐出ヘッドの構成を示す説明図である。 同、液滴吐出ヘッドの他の構成を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ、液滴吐出装置に用いた液滴吐出ヘッドの内部構造を模式的に示す説明図、撓み振動モードの圧力発生素子の説明図、および縦振動モードの圧力発生素子の説明図である。 図1に示す液滴吐出装置に用いた液滴吐出ヘッドの制御系、駆動系の構成を示す説明図である。 図1に示す液滴吐出装置に用いた液滴吐出ヘッドのヘッド駆動部の電気的構成を示す説明図である。 図6に示すヘッド駆動部を構成する素子の説明図である。 図1に示す液滴吐出装置に用いた駆動信号の波形図である。 (A)、(B)は、電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたEL素子を備えた有機EL表示装置のブロック図、およびその画素の構成を示す断面図である。 有機EL表示装置の製造工程の手順を示す断面図である。 有機EL表示装置の異なる発光層形成材料の形成エリアを示す平面図である。
符号の説明
10 液滴吐出装置、11R1、11R2、11R3、液滴吐出機構(ドット形成用液滴吐出機構)、12、502 基板(媒体)、22 液滴吐出ヘッド、27 ノズル開口、33 圧力発生室、37 液状物貯留部、39 圧力発生素子、COM 駆動信号、M 液状物、MR1,MR2,MR3 、 液滴MR10,MR20,MR30 ドット形成用液状物の液滴、

Claims (12)

  1. ノズル開口から組成物形成用の液状物の液滴を基板上に吐出する液滴吐出工程と、前記基板上に吐出した前記液状物の液滴を乾燥させて当該基板上に組成物を定着させる脱溶媒工程とを有し、前記組成物からなるパターンを形成するパターンの形成方法において、
    前記液滴吐出工程において、前記組成物の形成領域の中心部に比べ、前記組成物の形成領域の周辺部の方が沸点の高い溶媒を含む組成物形成用液状物を用いることを特徴とするパターンの形成方法。
  2. 前記組成物形成用液状物は複数の有機溶剤を含んでおり、前記複数の有機溶剤の少なくとも1種類以上は沸点が200℃以上の有機溶剤であることを特徴とする請求項1に記載のパターンの形成方法。
  3. 前記組成物形成用液状物は、芳香族系有機溶剤を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載のパターンの形成方法。
  4. 前記基板は有機エレクトロルミネッセンス装置用基板であり、前記組成物形成用液状物は当該有機エレクトロルミネッセンス装置用基板上の各画素形成領域に発光層を形成するための有機機能材料を含み、請求項1乃至3のいずれかに記載のパターンの形成方法を用いて前記発光層を形成することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載のパターンの形成方法により前記基板上に画素構成要素を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  6. 前記基板は有機半導体用基板であり、前記組成物形成用液状物は有機半導体膜を形成するための有機半導体物質を含み、請求項1乃至3のいずれかに記載のパターンの形成方法を用いて半導体素子を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項4に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法により製造されたことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  8. 請求項5に記載の電気光学装置の製造方法により製造されたことを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項6に記載の半導体装置の製造方法により製造されたことを特徴とする半導体装置。
  10. 表示領域の中心部に位置する発光層に比べ周辺部に位置する発光層により高沸点の溶媒が残留していることを特徴とする請求項7記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  11. 表示領域の中心部に位置する画素構成要素に比べ周辺部に位置する画素構成要素により高沸点の溶媒が残留していることを特徴とする請求項8記載の電気光学装置。
  12. 前記組成物の形成領域の中心部に位置する有機半導体膜に比べ周辺部に位置する有機半導体膜により高沸点の溶媒が残留していることを特徴とする請求項9記載の半導体装置。

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