JP2007065986A - Icカードリーダライタインターロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICカードリーダライタの部品点数を削減させてシンプルにさせる。
【解決手段】 底部(20)および側壁(21)を有するハウジング(12)と、ハウジングの底部と並行して配置され、ハウジングに挿入されたICカード(11)の端部(17)によって押されてICカードの下降、接触位置までハウジング内をスライドして移動するスライドプレート(13)と、ハウジングに回転可能に取り付けられたロックレバー(18)と、挿入されたICカードを排出する際に使用されるイジェクト部材(70)とを有するICカードリーダライタであって、ロックレバーは、下降、接触位置において、スライドプレートをロックする第1のロック部分(60)と、挿入されたICカードをロックする第2のロック部分(38)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ICカードリーダライタインターロック機構に関する。
ICカードリーダライタに挿入されるICカードのロック及びイジェクタ機構は、多数の部品によって構成されているのが現状である。従来から、例えば挿入されたICカードを固定するためのカードロックレバーを設けた種々のインターロック装置が開発されてきた。このためカードロックレバーを有するロック機構やカード排出機構について種々の構造が提案されてきている。
図17に概略図で例示する従来のICカードリーダライタ300は、ハウジング101と、ICカード102を受け入れICカード102の下側に配置された複数の電極118をハウジング101の対応するコンタクト104にランディングさせるための即ち下降、接触させるためのスライドプレート103と、挿入されたICカード102の抜けを防止すると共にスライドプレート103をハウジング101にロックさせるためのためのロック機構105、106、117を有する。
スライドプレート103のハウジング101に対するロックは、ロックレバー105のロックフック部119によりICカード102をハウジング101に対しロックすることにより行われる。ロック機構は、ロックレバー105、、ロックレバー105の回転を制御するスライドレバー106、そしてスライドレバー制御機構117により構成されている。
ここで、スライドプレート103は、ハウジング101の側壁109とスライドプレート103の側部107間に設けられたスプリング114によって常時スライドプレート103をハウジング101から排出させる方向に付勢されている。ICカード102が挿入されると、スライドプレート103は挿入されたICカード102の先端部115に押される。このためICカード102と共にスプリング114の付勢に抗して、ハウジング101の側壁109の内側に設けられた案内溝113に従って、前方(F方向)にそして垂直下方に移動させ、電極118をハウジング101のコンタクト104にランディングさせる。上記ICカード102の電極118のハウジング101のコンタクト104へのランディングは、スライドプレート103の側部107に設けられたガイドピン108を、ハウジング101の側壁109に設けられたガイド溝110内を始点111から終点112まで移動させることにより行なわれる。
ICカード102の抜け防止は、ハウジング101に設けられたロックレバー105によって行われる。常時引っ張りスプリング116により右回りに付勢されているロックレバー105をスライドレバー106により左回り(A)に回転させ、ロックフック部119によりICカード102の後端部(図示せず)固定することにより行なわれる。ICカード102をロックすることにより、スライドプレート103もロックされる。ICカード102を取り出す場合には、スライドプレート103を右回りに回転させることにより、スライドレバー106を右回りに回転させてロックを解除することにより行われる。ロックレバー105の回転の制御はスライドレバー制御機構117により行なわれる。
スライドレバー制御機構117としては例えば図18に示すような永久磁石付きソレノイド130が使用される。ICカード102がハウジング101内に完全に挿入されると,ハウジング101に設置された検出スイッチ(図示せず)がONになり永久磁石付きソレノイド130に所定の大きさの電流が流れるようになる。永久磁石付きソレノイド130のプランジャー131は、常時引っ張りスプリング134により左方Bに付勢されているが、ICカード挿入前はこの付勢に抗して永久磁石132によって右方向に吸引されている。
上記所定の電流によってソレノイド133の磁界が永久磁石132の磁界を打ち消すと、永久磁石132の力が低減されプランジャー131の移動は自由になる。このためスプリング134の付勢により図18において左方(矢印B)に移動する。プランジャー131が移動すると、プランジャー131にリンクしたレバー121が右方向に移動し、スライドレバー106およびロックレバー105を左回りに回転させ、ICカード102をロックさせることができる。ロックを解除する場合には、適切な機構を用いて上記検出スイッチをオフ状態にすればよい。
上記従来例では、ロックレバー105はICカード102のみをロックする、スライドプレート103はICカード102をロックすることによりロックされる。このためスライドプレート103のロックは十分ではない。スライドプレート103を独自にロックするためには、さらに別のロック機構を設ける必要があり、機構がより複雑になっていた。
特許第3204646号
従来のICカードリーダライタにおいては、ICカードの抜け防止ロック機構を備え、かつカード排出およびカードランディングのためのスライドプレートをロックさせるためには、スライドプレートとロックレバー以外に最低もう一つの部品を設ける必要があった。
本発明は部品点数を削減させて、ICカードリーダライタをシンプルにさせるために、カード抜け止めロック機構とカード排出、およびカードランディングのための機構を最小部品数で構成させることを目的とするものである。
本発明においては、カードの抜け防止ロック機構とカード排出およびカードランディングのためのスライドプレートをロックさせるためには、スライドプレートとロックレバーの二つの部品で機能させる。また、ボタンイジェクトによる手動排出の他に、ソレノイド等による自動排出も可能である。またカード導入時にコンタクトをこすること無く接触させる、ランディング機構(下降、接触機構)も採用することができ挿抜寿命も十分である。
本発明の実施の形態に記載のICカードリーダライタは、底部および側壁を有するハウジングと、前記ハウジングの底部と並行して配置され、前記ハウジングに挿入されたICカードの端部によって押されて前記ICカードの下降、接触位置まで前記ハウジング内をスライドして移動するスライドプレートと、前記ハウジングに回転可能に取り付けられたロックレバーと、前記挿入されたICカードを排出する際に使用されるイジェクト部材とを有するICカードリーダライタであって、
前記ロックレバーは、前記下降、接触位置において、前記スライドプレートをロックする第1のロック部分と、前記挿入されたICカードをロックする第2のロック部分と、
前記スライドプレートをカード排出方向に付勢させるスプリング部材と、
前記ロックレバーを回転方向に付勢させるスプリング部材又はイジェクト部材とロックレバーを係合させることにより共用可能となるイジェクト部材のスプリング部材を有し、
前記挿入されたICカードを排出する際には、前記イジェクト部材により前記ロックレバーを回転させることにより、第1のロック部分および第2のロック部分の各ロックを解除するICカードリーダライタである。
また、前記ロックレバーは前記挿入されたICカードを排出する際に前記イジェクト部材により付勢されるロック解除部分を有するICカードリーダライタである。
また、前記第1のロック部分は、前記スライドプレートが移動する過程においては、前記スライドプレートの側部に配置されたロックレバー回転止め部を形成するフランジによってその回転が阻止されているICカードリーダライタである。
また、前記第1のロック部分は、段差部分を形成する切込み部を有し、ロック時においては前記フランジの終端部が前記段差部分と当接することにより、前記スライドプレートの排出方向への移動が阻止されるICカードリーダライタである。
また、前記第2のロック部分は、前記ロックレバーの端部に形成され、挿入されたICカードの排出を阻止するカードロックフック部を有するICカードリーダライタである。
また、前記イジェクト部材は駆動力を提供するソレノイドを有するICカードリーダライタである。
さらに、前記ソレノイドはパルス電流により駆動されるICカードリーダライタである。
また、前記ハウジングの側壁には上下2段の段差部を有するカム部が形成されており、前記スライドプレートの側部に形成されたフックは、前記ICカードが挿入されると最初前記カム部の上方段差部に沿って移動し、次に下方段部に沿って移動するICカードリーダライタである。
本発明によれば、カード挿入時にカードと共にスライドプレートが移動し、所定の位置まで挿入されると、ロックレバーが回転しスライドプレートをロックすると共にロックレバー先端に設けたカードロックフック部が回転する。このため、カードが振動等で抜けるのを防止できる。スライドプレートの移動工程中は、スライドプレートに設けたロックレバー回転止め部により、ロックレバーの回転を抑制しているため、カードロックフック部は未ロック状態になっており、カードが容易に挿入できる。
図1および図2に本発明に係るICカードリーダライタの第1の実施の形態に係る斜視図を示す。図1はICカード11の挿入前のICカードリーダライタ10の斜視図である。ICカード11はF方向に挿入される。図2はICカード11がICカードリーダライタ10に挿入された状態を示す。
ICカードリーダライタ10は、ベースモールド部材として例えばプラスティックモールド基体からなる底部20および側壁21を有するハウジング12、例えば金属薄板から形成されるスライドプレート13を有する。側壁21は三方に形成され、残りの一方(後部)に開口部16が形成される。ICカード11は、スライドプレート後部14とハウジング後部15の間に形成された開口部16を通ってICカードリーダライタ10に挿入される。
挿入されたICカード11はその先端部17によりスライドプレート13をF方向に押しながら移動し、スライドプレート13をF方向に図2に示す接触位置に移動させる。挿入されたICカード11は、図1および図2にその一部が示されているロックレバー18によってICカードリーダライタ10内に固定される。
ICカード11の排出時には、イジェクトボタン19を用いてロックレバー18によるICカード11のロックを解除し、ICカード11の取り外しを可能にする。
図3に図1および2に示すICカードリーダライタ10構成部品の展開図を示す。この第1の実施の形態におけるICカードリーダライタ10は、コンタクト保持部25に装着されICカードの電気接続部と接続させる複数のコンタクト26と、検出スイッチ保持部27に配置されカードの挿入を検出させる検出スイッチ28を含むベースモールド12を有する。
ベースモールド12に設けた回転軸30に、回転穴31を有するロックレバー18が回転可能な状態で挿入されている。ロックレバー18にはスプリング止め穴33に引張りスプリングであるリターンスプリング34の一方の端部36が係止される。又モールドベース12のフック部35に上記リターンスプリング34の他方の端部37が係止される。これによりロックレバー18は、ロックレバーの端部に形成されたカードロックフック部38が常にカードをロックする方向に回転力が付勢されている。尚本案ではロックレバー18の回転力の付勢にリターンスプリング34を追加したが、後記に示す第3の実施の形態では図14に示すようにロックレバー18の溝部14と、イジェクトボタン19に設けたピン149が係合しているため、イジェクトボタン19内部に設けたボタンリターンスプリング151によりイジェクトボタン19に付勢された前方への付勢力がロックレバー18の回転力として付勢されるため、本リターンスプリング34は不必要とすることも可能である。
ベースモールド12には、カード排出及びカードランディングのためのスライドプレート13が組み込まれている。スライドプレート13の側部には前後にそれぞれフック40、41が設けられる。フック40は、ICカード11と共にスライドプレート13が移動する際、ベースモールド12に設けた接続コンタクト26にICカード11の電気接続部を接触させるため、カム部42によってスライドプレート13をコンタクト26側に移動させるためのものである。
又、スライドプレート13は、引張り力を持つ一対のイジェクトスプリング43、44によって、ベースモールド12に対して常にカード排出方向に付勢させられている。
ICカード11を排出させるためには、ロックされたスライドプレート13とロックレバー18の端部に設けられたカードロックフック部38を解除させるために、ロックレバー18を回転させる必要がある。そのためのイジェクトボタン19がベースモールド12に組み込まれている。尚、イジェクトボタン19にはベースモールド12に対して常に後方Rに位置させるための圧縮スプリングからなるボタンリターンスプリング46が組み込まれている。
図4にカード挿入前(a)と移動中(b)のスライドプレート13とロックレバー18のロック関係図を示す。
以下この第1の実施の形態のICカードリーダライタの動作概要について説明する。図5はICカード11がICカードリーダライタ10内に挿入され、スライドプレート13が移動を開始する直前の状態を示す。(5−a)はこの状態における平面図であり、(5−d)、(5−e)は立面図である。(5−b)は(5−a)におけるラインG−Gの断面図であり、(5−c)は(5−a)のラインA−Aの断面図である。
図5に示すICカードリーダライタ10のベースモールド12の挿入スロット部51からICカード11を挿入すると、スライドプレート13に導かれる。さらにICカード11の先端部17がスライドプレート13の終端部に設けたICカード11の移動を阻止するカード押し部53に達すると(図5の状態)、スライドプレート13はイジェクトスプリング43、44の引張り力に対抗してICカード11と共に前方(F方向)に移動する。
スライドプレート13が移動する際、スライドプレート13の前方側部に設けたフック40がベースモールド12の側壁に設けた段差を有するカム部42の上部面に添ってスライドする。終端直前においてフック40は上方段差部56から下方段差部54に移る。このためスライドプレート13を下方向に移動させる。それによってICカード11の電気接触部(図示せず)を下降させ、ベースモールド12のコンタクト保持部25に挿入されたコンタクト26に接触させる。即ちランディングさせる。
図6はICカードリーダライタ10内に挿入されたICカード11の移動が終了した状態を示す。(6−a)はこの状態における平面図であり、(6−d)、(6−e)は立面図である。(6−b)は(6−a)におけるラインG−Gの断面図であり、(6−c)は(6−a)のラインA−Aの断面図である。
図7および図8はカム部42の状態を拡大して示したものである。図7は図5に対応し、電気接触が行われる前の状態を示す。図8は図6に対応し、ICカード11をコンタクト26上にランディングさせ電気接触をさせた状態を示す。
スライドプレート13に設けた後方のフック41はベースモールド12に設けられたスリット部55内を水平に移動するのみである。
図9は、図4(a)と同様、スライドプレート13が移動中である状態におけるロック部分の組立て関係を示す図である。なお図9はICカードリーダライタを下方から見た場合の位置関係を示す図である。スライドプレート13の移動中は、スライドプレート13の側部に設けられたロックレバー回転止め部を形成するフランジ61の内側側面63を、ロックレバー18のロック部60の側部64が接触しながら移動する。このため、ロックレバー18の回転を制限しており、ロックレバー18は回転できない。ロックレバー18の先端部のカードロックフック部38は回転できないため、ICカード11の挿入を可能にしている。
図10は、図4(b)と同様、ロック部分におけるスライドプレート13とロックレバー18の配置関係を示す。なお図10は図9と同様ICカードリーダライタを下方から見た場合の位置関係を示す図である。図10に示すように、スライドプレート13が所定の位置、即ちスライドプレート13の移動停止位置であり且つコンタクトの電気接触位置に達すると、ロックレバー18はリターンスプリング34の付勢力により左回りに回転する。ロックレバー18のロック部60はスライドプレート13の後方への移動を阻止するようにスライドプレート13をロックする。
即ち、ロック部60の切り込み部65により、スライドプレート13の側部に設けたロックレバー回転止め部を形成するフランジ61の終端部62をロックし、スライドプレート13の後方Rへ移動を阻止する。この状態でスライドプレート13はロックされる。さらに、ロックレバー18のが左回りの回転により、ロックレバー18の先端部のカードロックフック部38がICカード11の後端部に移動し、ICカード11の抜け止め防止のために作用する。
図11および図12により、ロックレバーのロック部60とスライドプレート13のロックレバー回転止め部を形成するフランジ61との位置関係を説明する。なお、ロックレバー18は回転軸30を中心に回転可能な状態でベースモールド12の底部に取り付けらている。またロックレバー18はスプリング止め穴33に取り付けられたリターンスプリング34によって常時右回りの力が付勢されている。
図11はスライドプレート13が移動過程にある場合である。移動過程においては、スライドプレート13の側部からスライドプレートの底部面66に対し直角方向に延在するロックレバー回転止め部を形成するフランジ61の側面67よって回転が制限される。このためロックレバー18の先端に設けられたロック部60はロックレバー回転止め部を形成するフランジ61の内面に沿って移動する。
図12は移動が完了した状態を示す。ロックレバー18のロック部60の側部64には切り込み部65が設けられ段差が形成されている。このため移動完了位置では段差分だけロックレバー18が回転し、カードロックフック部38がICカード11の排出を阻止できる位置に移動する。また、切込み部65の段差部がロックレバー回転止め部を形成するフランジ61の終端部62に当り、スライドプレート13の後方(R方向)への排出を阻止する。
ICカード11をICカードリーダライタ10から排出する場合は、イジェクト部材70のイジェクトボタン19を前方に押す。イジェクトボタン19を押すことにより、イジェクト部材70のプッシュ部71がロックレバー18のプッシュ部受け部73を押す。このため、ロックレバー18はリターンスプリング34の付勢力と反対方向、例えば図12においては左回りで回転する。この回転により、スライドプレート13のロックレバー回転止め終端部を形成するフランジ61とロックレバーのロック部60とのロックが解除され、またカードロックフック部38はICカード11に対するロック位置(図12の位置)からICカード11が移動可能な位置(図11の位置)に戻る。スライドプレート13はイジェクトスプリング43、44によって後方に移動し、ICカード11はスライドプレート13と共に後方に移動し取り出し可能となる。
本発明は上記手動によるイジェクト機構の使用に限定されるものではない。その他、例えば駆動力生成のために磁力を利用し、磁界発生のためにソレノイドを使用する自動排出機構の採用も可能である。図13に手動のイジェクト部材70の代わりにソレノイド80を使用する第2の実施の形態に係るICカードリーダライタ100を示す。なお図13は部品展開図の形式で示されている。ソレノイド部分80、81、82以外は上で説明した実施の形態に準ずる。
図13に示すソレノイド使用の装置においては、ベースモールド12に配置されたソレノイド80に例えばパルス電流を印加することにより磁力を発生させてプランジャー82を駆動する。軸方向に移動可能なプランジャー82はスプリングピン81によってロック解除部72の溝部74と係合している。
パルス電流の印加により発生した磁界により、プランジャー82を軸方向に移動させ、ロックレバー18を回転させることにより(図13においては左回り)ICカード11およびスライドプレート13に対するロックレバー18によるロックを解除する。
図14〜図16に第3実施の形態に係るICカードリーダライタ200を示す。図14〜図16において、第1の実施の形態と同様の構成要素は同一の符号で示す。第3実施の形態のICカードリーダライタの基本的な構成および動作方法は第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態とは例えばロックレバー、、イジェクトボタン、電気接触のためのコンタクト部等の構造が異なる。
第3実施の形態においても、ICカード挿入時にICカードと共にスライドプレートが移動し、ICカードが所定のコンタクト接触位置まで挿入されコンタクトが下降して接触状態になると、ロックレバーが回転しスライドプレートをロックする。同時に、ロックレバーの先端のカードロックフック部がICカードの端部を係止する位置まで回転する。
ICカードリーダライタ200は、底部20および一対の側壁21を有するベースモールド12および挿入されたICカードと共にベースモールド12内を水平にスライドして移動するスライドプレート13を有する。ICカードはスライドプレートとベースモールドの間に形成された開口部152を通ってICカードリーダライタ200に挿入される。
挿入されたICカード11はその先端部145によりスライドプレート13のカード押し部53を押しながら移動し、スライドプレート13を図15(d)〜(f)および図16(c)、(d)に示すコンタクト接触位置に移動させる。挿入されたICカード11は、ロックレバー18のカードロックフック部に38によってICカードリーダライタ200内に固定される。このようにしてコンタクトの接触時にICカードがICカードリーダライタ200から抜けるのを防止する。ICカード11の排出時には、イジェクトボタン19を用いてロックレバー18によるICカード11のロックを解除し、ICカード11の取り外しを可能にする。
図14に第3実施の形態の構成部品の展開図を示す。ICカードリーダライタは200は第1の実施の形態と同様ベースモールド12を有する。ベースモールド12には、カード排出及びカードランディングのためのスライドプレート13が組み込まれる。スライドプレート13の側部には前後にそれぞれ一対のフック40、41が設けられている。フック40,41は、ICカード11と共にスライドプレート13が移動する際、ベースモールド12に配置されたコンタクト141にICカード11の電気接続部を接触させるため、カム部42によってスライドプレート13をコンタクト26側に降下するよう移動させる。
引張り力を持つイジェクトスプリング148がスライドプレート13をベースモールド12に対して常にカード排出方向に付勢するよう取付られる。
ベースモールド12は、更に挿入されたICカードの底部に配置された電気接続部(図示せず)と接触するための、弾性を有する金属部材により形成された複数のコンタクト141を有する。コンタクト141はそれぞれベースモールド12に設けられた複数の溝部140に直接装着される。ベースモールド12はさらにベースモールド12に設けられた2つの穴部142に直接装着された弾性を有する2つの金属スイッチ部材143、144を有する。一方の金属スイッチ部材144は、ICカード11がコンタクト接触位置まで挿入されると、挿入されたスライドプレートの先端部に押されて移動し、他方の金属スイッチ部材143に接触するよう配置されている。このように金属スイッチ部材143および144が導通することにより、ICカードが挿入されたことを検知することができる。
ベースモールド12にはさらに、挿入されたICカードをロックするロックレバー18が取り付けられる。ロックレバー18は回転穴31を有し、ベースモールド12に設けられた回転軸150(図15参照)に回転可能な状態で取り付けられる。ロックレバー18にはこのロックレバー18をイジェクトボタンに配置されたピン149によって回転させるための横方向レバー146が設けられている。横方向レバー146にはイジェクトボタン19に設けれれたピン149と係合し、その回転を制御するための溝部147が形成されている。
イジェクトボタン19はベースモールド12の側部に配置される。イジェクトボタン19にはボタンリターンスプリング151が設けられており、イジェクトボタン19を常時図15における右方向L(図15(a)または(d)参照)に付勢する。尚、本ボタンリターンスプリング151はイジェクトボタン19の付勢と同時にイジェクトボタン19に設けたピン149に係合されたロックレバー18の横方向レバー146によりロックレバー18の回転付勢力としても作用させ、共用させている。
図15(a)〜(c)はICカード11がICカードリーダライタ200内に挿入された状態を示す。図15(a)は下側から見た底面図であり、図15(b)は、図15(a)のラインB−Bの断面図であり、図15(c)はラインE−Eの断面図である。 図15(d)〜(f)はICカードリーダライタ10内に挿入されたICカード11の移動が終了した状態を示す。図15(d)は下側から見た底図であり、図15(e)は、図15(d)のラインB−Bの断面図であり、図15(f)はラインE−Eの断面図である。
図16(a)および(b)はICカード11が挿入される前の状態を示す斜視図である。図16(a)は上方斜めから見た斜視図であり、図16(c)は下側から見た斜視図である。図16(c)および(d)はICカード11が挿入され、コンタクトの接触が行われロックされた後の状態を示す斜視図である。図16(c)は上方斜めから見た斜視図であり、図16(d)は下側から見た斜視図である。
図15(a)において、スライドプレートの側部に形成されたフック143は未ロックの状態にある。またカードロックフック部38もICカード11に対し未ロック状態にある。ICカード11を挿入し、ICカード11の先端部145がスライドプレート13の終端部に設けたICカード11の移動を阻止するカード押し部53に達すると、スライドプレート13はイジェクトスプリング148の引張り力に抗してICカード11と共に前方(図16(a)、(c)のF方向)に移動する。
スライドプレート13が移動する際、スライドプレート13の前方側部に設けたフック40がベースモールド12の側壁に設けた段差を有するカム部42の上部面に添ってスライドする。終端直前においてフック40は上方段差部56から下方段差部54に移る。このためスライドプレート13を下方向に移動させる。それによってICカード11の電気接触部(図示せず)を下降させ、ベースモールド12のコンタクト保持部25に挿入されたコンタクト26に接触させる。また図15(d)に示すようにロックレバー18が左回転し、図16(d)に示すようにロックレバー18のロック部60がスライドプレートのフック153をロックし、カードロックフック部38がICカード11の後端部154をロックする。
第3実施の形態においてもICカード11をICカードリーダライタから排出させるには、ロックされたスライドプレート13とロックレバー18の端部に設けられたカードロックフック部38を解除させる。このためにロックレバー18を右方向に回転させる。回転はボタンリターンスプリング151に抗してイジェクトボタン19を(図15において右方向に)押すことにより行われる。
本発明に係る第1の実施の形態のICカードリーダライタ10の斜視図である。ICカード11の挿入前の状態を示す。 本発明に係る第1の実施の形態のICカードリーダライタ10の斜視図である。ICカード11が挿入された後の状態を示す。 図1および2に示すICカードリーダライタ10構成部品の展開図を示す。 スライドプレート13が移動中(a)および移動終了した後(b)における、スライドプレート13とロックレバー18のロック関係を示す。 ICカード11がICカードリーダライタ10内に挿入され、スライドプレート13が移動を開始する直前の状態を示す。 ICカードリーダライタ10内に挿入されたICカード11の移動が終了した状態を示す。 図5のカム部42を拡大して示す図である。 図6のカム部42を拡大して示す図である。 ロック解除時におけるロック部分におけるスライドプレート13とロックレバー18の配置関係を示す図である。 ロック時におけロック部分におけるスライドプレート13とロックレバー18の配置関係を示す図である。 ロック解除時におけるロック部分におけるスライドプレート13とロックレバー18の配置関係を示す図である。 ロック時におけロック部分におけるスライドプレート13とロックレバー18の配置関係を示す図である。 本発明に係る第2の実施の形態のICカードリーダライタ100を示す図である。 本発明に係る第3の実施の形態のICカードリーダライタ200の構成部品の展開図を示す。 第3の実施の形態に係るICカードリーダライタ200のカードロックメカニズムを示す面であり、ICカードが挿入途中の状態(a)、(b)、(c)および挿入完了の状態(d)、(e)、(f)を示す。 第3の実施の形態に係るICカードリーダライタ200のカードロックメカニズムを示す面であり、ICカード挿入前の状態(a)、(b)および挿入完了の状態(c)、(d)を示す。 従来のICカードリーダライタを示す図である。 図17のスライドレバー制御機構として使用可能な具体的事例を示す図である。
符号の説明
10…ICカードリーダライタ、 11…ICカード、 12…ベースモールド(ハウジング)、 13…スライドプレート、 14…スライドプレート後部、 15…ハウジング後部、 16…開口部、 17…ICカード先端部、 18…ロックレバー、 19…イジェクトボタン、 20…底部、 21…側壁、 25…コンタクト保持部、 26…コンタクト、 27…検出スイッチ保持部、 28…検出スイッチ、 30…回転軸、 31…回転穴、 33…スプリング止め穴、 34…リターンスプリング、 35…フック部、 36…スプリング端部、 37…スプリング端部、 38…カードロックフック部、 40…フック、 41…フック、 42…カム部、 43…イジェクトスプリング、 44…イジェクトスプリング、 46…リターンスプリング、 51…挿入スロット部、 53…カード押し部、 54…下方段差部、 55…スリット部、 56…上方段差部、 60…ロック部、 61…フランジ(ロックレバー回転止め部)、 62…終端部、 63…内側側面、 64…ロック部側部、 65…切込み部、 66…底部面、 67…側面、 70…イジェクト部材、 71…プッシュ部、 72…ロック解除部、 73…受け部、 74…溝部、 80…ソレノイド、 81…スプリングピン、 82…プランジャー、 100…ICカードリーダライタ、 101…ハウジング、 102…ICカード、 103…スライドプレート、 104…コンタクト、 105.106…ロック機構、 105…ロックレバー、 106…スライドレバー、 107…側部、 108…ガイドピン、 109…側壁、 110…ガイド溝、 111…始点、 112…終点、 113…案内溝、 114…スプリング、 115…先端部、 116…張りスプリング、 117…スライドバー制御機構、 118…電極、 119…ロックフック部、 121…レバー、 130…永久磁石付きソレノイド、 131…プランジャー、 132…永久磁石、 133…ソレノイド、134…張りスプリング、 134…スプリング、 140…溝部、 141…コンタクト、 142…穴部、 143,144…金属スイッチ部材、 145…ICカード先端部、146…横方向レバー、 147…溝部、 148…イジェクトスプリング、 149…ピン、 150…回転軸、 151…ボタンリターンスプリング、 152…開口部、 153…スライドプレートフック、 154…後端部、 200…ICカードリーダライタ、 300…ICカードリーダライタ

Claims (8)

  1. 底部および側壁を有するハウジングと、
    前記ハウジングの底部と並行して配置され、前記ハウジングに挿入されたICカードの端部によって押されて前記ICカードの下降、接触位置まで前記ハウジング内をスライドして移動するスライドプレートと、
    前記ハウジングに回転可能に取り付けられたロックレバーと、
    前記挿入されたICカードを排出する際に使用されるイジェクト部材と、
    を有するICカードリーダライタであって、
    前記ロックレバーは、前記下降、接触位置において、前記スライドプレートをロックする第1のロック部分と、前記挿入されたICカードをロックする第2のロック部分と、
    前記スライドプレートをカード排出方向に付勢させるスプリング部材と、
    前記ロックレバーを回転方向に付勢させるスプリング部材又はイジェクト部材とロックレバーを係合させることにより共用可能となるイジェクト部材のスプリング部材を有し、
    前記挿入されたICカードを排出する際には、前記イジェクト部材により前記ロックレバーを回転させることにより、第1のロック部分および第2のロック部分の各ロックを解除することを特徴とするICカードリーダライタ。
  2. 前記ロックレバーは前記挿入されたICカードを排出する際に前記イジェクト部材により付勢されるロック解除部分を有することを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタ。
  3. 前記第1のロック部分は、前記スライドプレートが移動する過程においては、前記スライドプレートの側部に配置されたロックレバー回転止め部を形成するフランジによってその回転が阻止されていることを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタ。
  4. 前記第1のロック部分は、段差部分を形成する切込み部を有し、ロック時においては前記フランジの終端部が前記段差部分と当接することにより、前記スライドプレートの排出方向への移動が阻止されることを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタ。
  5. 前記第2のロック部分は、前記ロックレバーの端部に形成され、挿入されたICカードの排出を阻止するカードロックフック部を有することを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタ。
  6. 前記イジェクト部材は駆動力を提供するソレノイドを有することを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタ。
  7. 前記ソレノイドはパルス電流により駆動されることを特徴とする請求項6記載のICカードリーダライタ。
  8. 前記ハウジングの側壁には上下2段の段差部を有するカム部が形成されており、
    前記スライドプレートの側部に形成されたフックは、前記ICカードが挿入されると最初前記カム部の上方段差部に沿って移動し、次に下方段部に沿って移動することを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタ。
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