JP4213073B2 - カード用コネクタ装置 - Google Patents

カード用コネクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4213073B2
JP4213073B2 JP2004114397A JP2004114397A JP4213073B2 JP 4213073 B2 JP4213073 B2 JP 4213073B2 JP 2004114397 A JP2004114397 A JP 2004114397A JP 2004114397 A JP2004114397 A JP 2004114397A JP 4213073 B2 JP4213073 B2 JP 4213073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
lock
slider
connector device
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004114397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005302431A (ja
Inventor
徹 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004114397A priority Critical patent/JP4213073B2/ja
Publication of JP2005302431A publication Critical patent/JP2005302431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4213073B2 publication Critical patent/JP4213073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、挿入されたカードを排出ボタンを操作することでカードを排出するカード用コネクタ装置に関する。
従来から、
カード用コネクタ装置として特許文献1の構成が公知であり、これを図28及び図29に示す。
これらの図において、カードコネクタは、ICカード50の両側縁をガイドするためのガイド部91、91と、嵌合部92とを有して平面視コ字形状に形成されるハウジング90と、ハウジング70により保持される複数の端子93、93・・と、イジェクタ52とから構成される。
イジェクタ52は、略中心位置で回動自在に枢支される押し出しリンク54と、該押し出しリンク54を操作するイジェクト操作杆53と、このイジェクト操作杆53の先端に装着され、後述する抜け止め手段55が組み込まれたイジェクトボタン80とから構成され、ICカード50装着時にイジェクトボタン80を装置本体内方に押し込むことにより押し出しリンク54を回動させ、押し出しリンク54の押し出し部54aによりICカード50をコンタクトの接触圧に抗して前方に押し出してICカード50を抜き取り可能な状態とする。
抜け止め手段55は、イジェクト操作杆53の先端に固着される合成樹脂製のイジェクトボタン80に一体形成され、フック操作部70と、係止フック60とからなる。
イジェクトボタン80は、イジェクト操作杆53への固定片81とピン挿入片82を側壁とするボックス形状に形成されており、底部壁面をコ字形状に開口させて中央部に舌片状の部位を残すことにより係止フック60が形成される。
係止フック60は、基端部がイジェクトボタン80の固定片81に連続する片持梁状の脚部61と、該脚部61の自由端部から外方に向けて三角形状に突設されるフック部62と、脚部61の先端近傍からイジェクトボタン80の内方に向けて突設される作動突起63とを有し、作動突起63を固定片81側に押し付けることにより、脚部61が弾性変形するように構成される。このフック部62をカード50の前端縁51に係合させてロックしている。
一方、フック操作部70は、押しピン71をイジェクトボタン80に装着することにより構成される。押しピン71は、先端部に形成されるフランジ状のボタン部71aと、ボタン部71aと反対端に形成される半球状の押圧部64と、ボタン部71aから所定間隔隔てた位置に突設されるストッパフランジ71bとを有する。
特開平8−7980号公報
このような従来のカード用コネクタ装置では、係止フック60の三角形状に突設されるフック部62で図29に示すように装着されたICカード50の前端縁51に係合してロックするので、強く引き抜いたり、あるいは強い衝撃が加わると、脚部61が弾性変形してフック部62が右方向に変位してしまい、ロックが解除される。したがって、特に、近年、カードの重量が重くなってきており、強い衝撃が加わると、容易にフック部62が外れ、装置としての信頼性の点で十分ではなかった。
本発明の目的は、カードが所定の装着位置に保持されているときに、強い衝撃が加えられても、その力はカードをロックしようとする力として作用して確実にロック状態を保つことができるカード用コネクタ装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明のカード用コネクタ装置は、カード収納部を備えるハウジングと、前記カード収納部に収納されたカードを排出するための排出手段と、前記排出手段を操作するための排出操作部と、前記カードが前記カード収納部に収納されて挿入完了状態の位置に位置したときに前記カードの引き抜きを規制する規制部を備え、前記カードが前記挿入完了状態で、前記排出操作部を操作することにより前記規制部による規制を解除し、この規制部を解除した状態で前記排出操作部を操作することによって前記排出手段により前記カードを前記挿入完了状態の位置から排出する構成にしてある。
かかる構成により、排出操作部を操作して規制部による規制を解除しない限り、装置を落とす等して強い衝撃が加わってもカードが不用意に排出されないように規制し、また、カードの無理な引き抜きを規制することができる。
また、上述の発明のカード用コネクタ装置において、前記規制部は、前記排出操作部にカム機構で係合されている構成にしてある。
かかる構成により、簡易な構成で、排出操作部を操作したときのみ規制部での規制を解除可能とすることができる。
また、上述の発明のカード用コネクタ装置において、前記排出操作部は、突出位置と押し込み位置の2つの位置の間で往復動可能であり、突出位置での操作によりカード排出操作及び規制部の規制解除操作を行う構成にしてある。
かかる構成により、2つの位置を設定することで排出操作を行わない位置を設定することができ、不用意な排出操作をなくすことができる。
また、上述の発明のカード用コネクタ装置において、前記カードには切り欠き部が設けられ、前記規制部は、付勢部材により付勢されて、前記切り欠き部と係合して前記カードの引き抜きを規制しており、前記操作部材の操作に連動して、前記付勢部材による付勢を遮断する構成にしてある。
かかる構成により、付勢部材による付勢により規制を強固にするとともに、付勢を遮断することで簡単にカードを排出できる。
また、上述の発明のカード用コネクタ装置において、前記カードには切り欠き部が設けられ、前記規制部は、回動可能に軸部により支持されるとともに、前記切り欠き部と係合するロック部を有し、前記軸部は前記ロック部よりも開口端側に配置する構成にしてある。
かかる構成により、不用意な力が作用してもロック部のロックは外れず、カードが不用意に装置から脱落することを規制できる。
本発明は、カードが挿入完了状態で、排出操作部を操作することにより規制部による規制を解除し、この規制部を解除した状態で排出操作部を操作することによって排出手段によりカードを前記挿入完了状態の位置から排出する構成にしてあるため、排出操作部を操作して規制部による規制を解除しない限り、装置を落とす等して強い衝撃が加わってもカードが不用意に排出されないように規制し、また、カードの無理な引き抜きを規制することができる。
本発明は、規制部が排出操作部にカム機構で係合されているため、簡易な構成で、排出操作部を操作したときのみ規制部での規制を解除可能とすることができる。
本発明は、排出操作部は、突出位置と押し込み位置の2つの位置の間で往復動可能であり、突出位置での操作によりカード排出操作及び規制部の規制解除操作を行う構成にしてあるため、2つの位置を設定することで排出操作を行わない位置を設定することができ、不用意な排出操作をなくすことができる。
本発明は、付勢部材による付勢により規制を強固にするとともに、付勢を遮断することで簡単にカードを排出できる。
本発明は、不用意な力が作用してもロック部のロックは外れず、カードが不用意に装置から脱落することを規制できる。
以下、本発明のカード用コネクタ装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施例に係るカード用コネクタ装置を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、図2は図1に示すカード用コネクタ装置のカバーを取り除いた状態で示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)はA−A線に沿った断面図、図3は図2の斜視図、図4はカバーの斜視図、図5は本発明の実施例に係るカード用コネクタ装置の操作部を示す図で、(a)は右側面図、(b)は上面図、(c)は左側面図、(d)は底面図、図6は図5の操作部を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)の操作部を裏から見た斜視図、図7は図5の操作部の分解斜視図、図8はカード用コネクタ装置からカバーを省略して示す説明図、図9は図8のカード用コネクタ装置から更にカムピン押さえバネ及び排出バネを省略して示す説明図、図10及び図11は図9のカード用コネクタ装置のカード挿入動作を示す説明図、図12〜図17はカード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図、図18は図9のカード用コネクタ装置から更にプッシュバー及びスライダを省略して示す説明図、図19及び図20は図10及び図11に対応するカード挿入動作を示す説明図、図21〜図26は図12〜図17に対応するカード排出動作を示す説明図、図27はカム溝と係合ピンの他端部の動作を示す説明図である。
図1〜図8に示すように、本実施形態例に係るカード用コネクタ装置1は、主としてハウジング2と排出機構3およびカバー4とから構成されている。
図2〜図3に示すように、ハウジング2は、合成樹脂製のフレーム5と、このフレーム5にインサート成形により固着された複数の接続端子6とから構成されている。フレーム5の右側部には、右側壁7の内壁側に位置するガイド壁7aと、ガイド壁7aと対向するガイド壁8と、このガイド壁8の中央部付近に位置する開口部9と、底面に形成された凹段部10と、ガイド壁7aと8に囲まれ底面の一部を貫通する矩形状のガイド溝11と、底面の前端部に位置する復帰バネの一端の取り付け用の突起12と、凹段部10の前端部寄りに位置するロックアームを軸支する軸部13と、底部の奥側(図2(a)の上方側)に形成されたカム溝14とが設けられている。これらガイド壁7a,8とガイド溝11およびカム溝14は排出機構3の一部をなしている。フレーム5の幅方向の両側壁面には、複数の凸状の係止部15がそれぞれ形成されている。接続端子6はフレーム5の後壁部に一定の間隔で配置されており、この後壁部の前面から突出した接続端子6は後述するメモリカードの端子に弾接させるためのコンタクト部16を構成し、反対側の壁面からの突出部分は半田付け部17を構成している。これら半田付け部17は、各種電子機器の図示せぬ回路基板に設けられた電子回路に半田付けされるようになっている。また、フレーム5の前端面には、スライド板を挿通するスリット18が形成されている。フレーム5の後壁部の上面には、回動アーム33を軸支する軸支部5aが突設されている。
図8に示すように、排出機構3はハウジングの平面視右側部に設けられており、スライダ20と係合ピン21とイジェクトアーム22と板バネ23とコイルバネ24(復帰バネ)および回動アーム33とを備えている。図5〜図7に示すように、スライダ20は直方体状の基体部25とバネ掛け止め突起26と係合ピン用孔部27とから構成されており、基体部25の前端側(図7の下方側)にはコイルバネ24を収納する凹部28が形成され、その奥部(図7の上方側)にバネ掛け止め突起26が突設され、また、基体部25のバネ掛け止め突起26を設けた側面に対して裏面には、ロックアーム作動用突起34が突設されている。また、基体部25の前端側の側面に沿ってスリット29が形成されてプッシュバー30が嵌め込まれて固定されている。このプッシュバー30にはボタン31が嵌合されている。また、基体部25の中央には係合ピン用孔部27が穿設され、この係合ピン用孔部27に係合ピン21の一端部21aをイジェクトアーム22の一端の軸孔22aに挿通して差し込んである。この係合ピン21は両端をほぼ直角に折り曲げてなり、係合ピン21の他端部21bは、イジェクトアーム22の長溝22bを挿通してカム溝14に差し込まれている。イジェクトアーム22の軸孔22aは係合ピン用孔部27の外壁に回動可能に支持されている。また、イジェクトアーム22の他端は直角に屈曲されて回動アーム33と当接する当接部22cとされている。このイジェクトアーム22は基体部25の図6の上方側が断面L字状に形成されて収容空間を有し、この収容空間に収納されて回動可能とされており、イジェクトアーム22には突片22dが形成され、この突片22dが基体部25に形成されたスリット32に挿入されてガイドされている。イジェクトアーム22には膨出成形して係合ピン21の回動方向に沿って係合ピン21を支持する受け部22eが形成されている。また、当接部22cは基体部25の図6の上方側の端部から突出している。さらに、基体部25の中央に板バネ23が嵌め込まれて固定されている。
この板バネ23は、図7に示すように、断面L字状とした板部からなる基部23aを有し、この基部23aの一方の板部から係合ピン21をカム溝14に付勢する第1のバネ片部23bが形成され、他方の板部から第1のバネ片部23bとは逆方向に延設されてロックアーム35を付勢する第2のバネ片部23cが形成されている。また、板バネ23には、基体部25に固定するための爪部23dが形成され、基体部25に取り付け後折り曲げる等して一体化している。板バネ23の第1のバネ片部23bは係合ピン21上に配設され、係合ピン21を弾性的にカム溝14方向に押圧するようになっている。これにより、係合ピン21の他端部21bがカム溝14の底面を確実に摺動し、カム動作を安定して行うことができるようになっている。
回動アーム33は、図2及び図8に示すように、フレーム5の軸支部5aに軸支される軸孔33aと、カード44の先端に突き当たってカード44を押し出すための押出し部33cと、イジェクトアーム22の当接部22cが当接される係合部33bとから構成されている。
ロックアーム35は、図18に示すように、フレーム5の凹段部10内に収容された状態であって、このロックアーム35の上面側にスライダ20が配設されている。ロックアーム35は、軸部13が挿入される軸孔35aと、開口部9から装脱されるカード44の挿入空間42(カード収納部)に対して進退するロック部35b(規制部)と、スライダ20のロックアーム作動用突起34が差し込まれているカム溝部35cとからなっている。カム溝部35cは長孔からなり、軸孔35a寄りが細幅とした後退カム部35c1と、軸孔35aから離れた方を幅広とした前進カム部35c2とが設けられている。カム溝部35c内をスライダ20のロックアーム作動用突起34が図18の上下方向に移動することによってロックアーム作動用突起34が後退カム部35c1に至ると、ロックアーム35は図18で軸部13を中心にして時計回り方向に回動させられてロック部35bは前記カード44の挿入空間42から後退する。一方、ロックアーム作動用突起34が前進カム部35c2に位置しているときはロック部35bは開口部9から前記カード44の挿入空間42内に前進可能となっている。ロックアーム35は、図18に示すように、その右縁に板バネ23の第2のバネ片部23cが圧接されて軸部13を中心にして反時計回り方向に付勢されており、つまり、ロック部35bが開口部9から前記カードの挿入路内に前進する方向に付勢されている。なお、板バネ23の第2のバネ片部23cはスライダ20のスライド動作と共にスライドするので、図23の状態のときは第2のバネ片部23cのバネ力は全くロックアーム35に作用しておらず、つまり、スライド20の操作に連動して第2のバネ片部23cによる付勢力を遮断し、また、スライダ20が押し込まれるほど概ねロックアーム35に第2のバネ片部23cのバネ力が強く作用するようにロックアーム35の右縁の形状を設定してある。
このようなロックアーム35は、上述したように第2のバネ片部23cによりロック部35bが開口部9から突出する方向に付勢されるが、装填されたカード44に不用意に加わった力がカード44を排出させる方向に作用したときに、カード44の凹部44b(切り欠き部)の図20の上方側の内側面がロック部35bを図20で下方に押すことになる。これにより、ロックアーム35の軸心(軸部13)は装置の手前側の端部近傍に配設されているので、ロックアーム35には軸心を中心にして反時計回り方向の力が作用して更にロック部35bはカード44の凹部44b内に強く差し込まれて不用意な力が作用してもロックは外れない。
図8に示すように、スライダ20はフレーム5の底面上に載置されており、この状態で前記ロックアーム35は凹段部10内にあってスライダ20のスライド動作には支障がない。そして、スライダ20はガイド壁7a,8とによって構成されるガイド溝11内で幅方向の動きが規制されると共に、カードの挿入排出方向にスムーズに往復移動できるようになっている。また、スライダ20のバネ掛け止め用突起26にコイルバネ24の一端部が掛け止めされ、このコイルバネ24の他端部はフレーム5の突起12に掛け止めされている。これにより、スライダ20はカード排出方向へ向けて弾性付勢されると共に、図9に示すように、係合ピン21がカム溝14の所定の係止位置に保持されることで、スライダ20は初期位置に保持される。
図9に示すように、係合ピン21の一端部21aはスライダ20の係合ピン用孔部27に軸支されており、これにより係合ピン21の自由端側の他端部21bが揺動可能となっている。図27に示すように、カム溝14にはハート型カム溝36と案内溝37とが設けられており、この案内溝37はハート型カム溝36に連通して前方へ延びている。ハート型カム溝36は、係合ピン21の他端部21bの挿入経路36aおよび排出経路36bと、該他端部21bを係止してスライダ20を初期位置に保持するための所定の係止位置となるピン係止部36cとを有している。
図4に示すように、カバー4は金属板からなり、平面視長方形状の天板38と、この天板38の幅方向に対向する左右の端縁及び該両端縁間の一端縁からそれぞれ直角に折り曲げ形成された側板39とからなっている。天板38の後方の縁部には、回動アーム33の軸孔33aを挿通した軸支部5aの先端が挿入される孔部40が形成されており、また、側板39にはそれぞれ複数の四角孔41が形成されている。このカバー4はその天板38がハウジング2の上部を、側板39がハウジング2の両側面を覆うように装着され、両側板39の四角孔41がフレーム5の両側壁面の係止部15にスナップ止めされることで、カバー4がハウジング2から脱落するのを防止している。なお、ハウジング2とカバー4との間に挿入空間42が形成されており、カード44は開口端43(カード挿入口)側から挿入空間42内に挿入されるようになっている。
次に、上記のごとく構成されたカード用コネクタ装置1の動作について説明する。まず、カードをカード用コネクタ装置1へ装着する動作について図8〜図26を参照して説明する。なお、図9〜図17はカバー4及び第1のバネ片部23b(カムピン押さえバネ)及びコイルバネ24(排出バネ)を省略し、図18〜図26は更にスライダ20及びプッシュバー30を省略してある。
最初に、カード用コネクタ装置1に用いられるカードの一例であるメモリカードについて説明すると、このカード44は長方形の板状部材であり、その先端部の下面に幅方向に所定の間隔を有して配置された複数の端子44aが設けられ、一側縁にはロックアーム35のロック部35bと係脱可能な凹部44bが設けられている。
本実施形態例に係るカード用コネクタ装置1の初期状態では、図8及び図9及び図18に示すように、スライダ20はコイルバネ24の付勢力によって手前方向に引っ張られるとともに、係合ピン21の他端部21bが図18に示すハート形カム溝36のピン係止部36cに係止された位置で保持されている。このとき、スライダ20のロックアーム作動用突起34は図18に示すようにロックアーム35の前進カム部35c2に位置しており、ロックアーム35は第2のバネ片部23cにより軸部13を中心に反時計回り方向に押圧され、ロック部35bはカード44が挿入される挿入空間42内に開口部9からに突出している。
図10及び図19は操作者が手動によりカード44をカード挿入口43に挿入途上の状態を示しており、この場合、図9の状態で挿入空間42内に突出していたロック部35bの手前側の斜面がカード44の前端縁により押圧され、ロックアーム35は第2のバネ片部23cのバネ力に抗して軸部13を中心として時計回り方向へ回動させられ、そして、ロック部35bはカード44の右側面を摺動する。
さらにカード44を押し込むと、カード44の前端が回動アーム33の押出し部33cに突き当たって回動アーム33を軸支部5aを中心にして時計回り方向へ回動させながらカード44の端子44aが接続端子6のコンタクト部16に接触し、次いで、図11及び図20に示すように、カード44の前縁部がフレーム5の後壁面に当接するまで押し込まれる。それと同時に、ロック部35bがカード44の凹部44bに至って係合してカード44は挿入完了状態でロックされる。この図10、11及び図19、20に示すカード挿入過程では、回動アーム33及びロックアーム35が作動するのみでスライダ20及び係合ピン21及びイジェクトアーム22は図9及び図18の状態から動かない。
次に、ハウジング2に装着されたカード44を排出する動作について図12〜図17及び図21〜図26を参照して説明する。
前述したように、前記図11及び図20はハウジング2にカード44が装着された状態を示しており、この状態から操作者がボタン31を押し込むと、ボタン31とプッシュバー30を介して一体のスライダ20がガイド溝11に沿って奥方(図11の上方)へスライド動作する。このスライダ20のスライド動作によってスライダ20の下面のロックアーム作動用突起34は図21に示すようにロックアーム35のカム溝孔35cの前進カム部35c2の奥方側に移動する。また、図12に示すように、スライダ20の係合ピン用孔部27に一端部21aを軸支されている係合ピン21もスライダ20と共に後端側(図12の上方)へ移動し、図27に矢印Jで示すように、係合ピン21の他端部21bがピン係止部36cから離脱して奥方の排出経路36b内へと移動する。これにより、係合ピン21は一端部21aを中心にして時計回り方向に回動するので、他端部21bが挿通されている長溝22bを介してイジェクトアーム22も係合ピン用孔部27の外壁を軸にして時計回り方向へ回動する。
図12及び図21の状態からボタン31の押し込みを止めると、コイルバネ24のバネ力によって手前側(図の下方側)にスライド移動し、図13の状態になる。すなわち、このスライド移動によって係合ピン21の他端部21bは図27に矢印Kで示すように、排出経路36bから案内溝37の方へと移動する(図22参照)。また、このスライダ20の手前側への移動によりロックアーム作動用突起34は図22に示すように前進カム部35c2から傾斜部を経て後退カム部35c1に移動する。このロックアーム作動用突起34の移動により、ロックアーム35は第2のバネ片部23cのバネ力に抗して軸部13を中心にして時計回り方向に回動させられ、ロック部35bはカード44の凹部44bから離脱し、カード44のロックが解除される。
更に、ボタン31はコイルバネ24の引っ張り力により手前側へ移動し、図14に示すようにスライダ20の前端面(図で下方端)がガイド溝11の手前側の前端壁に当接することで、スライダ20は最も手前側で保持される。この状態では、係合ピン21の他端部21bが案内溝37の前端部まで移動する。この移動により、図14に示すように、係合ピン21の他端部21bは一端部21aを中心にして反時計回り方向へ移動し、この係合ピン21の回動動作に連動するイジェクトアーム22が係合ピン用孔部27の外壁を軸にして反時計回り方向へ回動する。また、スライダ20のロックアーム作動用突起34は図23に示すように、カム溝孔35cの後退カム部35c1の手前側に位置して、ロック部35bはカード44の凹部から離脱したままとなっている。この図23の状態では、スライダ20と共に第2のバネ片部23cも手前側に移動して第2のバネ片部23cはロックアーム35から離れて遮断され、そのバネ力は作用しないようになっている。したがって、ロックアーム35を付勢する必要の無いときにはロックアーム35に第2のバネ片部23cが作用(摺動)しないので、スライダ20のスライド動作を軽く行える。
次に、再び操作者がボタン31を押し込むと、図15に示すように、スライド20はコイルバネ24のバネ力に抗して奥側(図15の上方)へスライド移動し、係合ピン21も奥側へ一体に移動する。すると、図27に矢印Hで示すように、係合ピン21の他端部21bが案内溝37からハート型カム溝36の挿入経路36a内に移動して奥方(図15の上方)へと移動する。この係合ピン21の回動により、イジェクトアーム22も係合ピン用孔部27の外壁を軸に反時計回り方向へ回動し、スライダ20を奥方(図15の上方)へスライド移動させたときに、その当接部22cが回動アーム33の係合部33bに突き当たる位置に移動される。また、このスライダ20の奥方へのスライドにより、図24に示すように、スライダ20のロックアーム作動用突起34は後退カム部35c1の奥側まで至り、この過程の間、ロックアーム35のロック部35bは挿入空間42から後退した状態で保持されている。また、図24の状態になると、ロックアーム35には第2のバネ片部23cのバネ力が加わり始める。
更に、ボタン31の押し込むと、スライダ20の奥方へのスライド動作に伴って、係合ピン21の他端部21bは、図27に矢印Hで示すように、ハート型カム溝36の挿入経路36a内をさらに移動し(図16参照)、ピン係止部36cよりも奥方へと移動する(図17参照)。そして、このスライダ20の奥方へのスライド移動により、イジェクトアーム22の当接部22cが回動アーム33の係合部33bを押し、イジェクトアーム22は軸支部5aを中心にして反時計回り方向へ回動させられ、押出し部33cはカード44の前端を排出方向に押し出す。この際、図16に対応する図25に示すように、ロックアーム35のロック部35bは図16に示すようにカード44の凹部44bと係合しないので、カード44の排出動作に支障はない。さらに、図17に対応する図26に示すように、スライダ20が最奥側に至ると、更に回動アーム33が反時計回り方向に回動してカードの排出が完了する。このとき、図26に示すように、係合ピン21の他端部21bはハート型カム溝36の挿入経路36a内をさらに移動して最奥部に至っている。また、スライダ20のロックアーム作動用突起34は前進カム部35C2の最奥部に位置しており、図25から図26の過程では第2のバネ片部23cのバネ力によりロックアーム35は軸部13を中心にして反時計回り方向に付勢され、ロックアーム35のロック部35bはカード44の右端面に圧接されている。
次に、図17及び図26の状態からボタン31への押し込み力を除去すると、スライダ20はコイルバネ24の引っ張り力により手前側にスライド移動されて図9及び図18及び図19の状態に復帰する。すなわち、スライダ20が手前側にスライド移動すると、係合ピン21の他端部21bは、図27に矢印Iで示すように、ピン係止部36cに移動して係止される。この他端部21bの時計回り方向への回動に伴ってイジェクトアーム22も係合ピン用孔部27の外壁を中心にして時計回り方向へ回動する。また、スライダ20のロックアーム作動用突起34も図19に示すように前進カム部35c2に位置しており、ロックアーム35は第2のバネ片部23cのバネ力によりロック部35bが開口部9から挿入空間42内に突出されるようになっている。
次に、図11及び図20のカード挿入完了状態で、装置を落とすなどして不用意な力がカード44に作用してもカード44が脱落しないようにしたことについて更に説明する。
前述したように、ロックアーム35の回動中心である軸部13は、手前(開口端43)側に配設され、ロック部35bは奥方に配置されている。そして、図11のカード44の挿入完了時には、ロック部35bはカード44の凹部44bに差し込まれている。また、ロックアーム35には、第2のバネ片部23cによりロック部35bが開口部9から突出して凹部44bに差し込まれる方向に付勢されている。
このように状態で、装填されたカード44に不用意に加わった力がカード44を排出させる方向に作用したときに、カード44の凹部44bの図20の上方側の内側面がロック部35bを図20で下方に押す力として作用することになる。この力により、ロックアーム35はその回動軸心(軸部13)を中心にして反時計回り方向の力として作用するので、ロック部35bはカード44の凹部44b内に更に強く差し込まれることになり、したがって、不用意な力が作用してもロック部35bのロックは外れず、カード44が不用意に装置から脱落することがない。
上記実施例によれば、カード44がカード収納部(挿入空間42)に収納されているとき、スライダ20(排出操作部)を操作することによりロック部35bによる規制を解除した後、回動アーム33によりカード44をカード収納部から排出する構成にしてあるため、排出操作部を操作して規制部による規制を解除しない限り、装置を落とす等して強い衝撃が加わってもカードが不用意に排出されないように規制し、また、カードの無理な引き抜きを規制することができる。
また、ロック部35b(規制部)のロックアーム35は、スライダ20(排出操作部)にカム機構で係合されて連動するため、簡易な構成で、排出操作部を操作したときのみ規制部での規制を解除可能とすることができる。
また、前記排出操作部(スライダ20)は、手前側の突出位置と奥方の押し込み位置の2つの位置の間で往復動可能であり、突出位置での操作によりカード排出操作及び規制部(ロック部35b)の規制解除操作を行う構成にしてあるため、2つの位置を設定することで排出操作を行わない位置を設定することができ、不用意な排出操作をなくすことができる。
また、カード44には凹部44bが設けられ、ロック部35b(ロックアーム35)は、第2のバネ片部23c(付勢部材)により付勢されて、カード44の凹部44bと係合してカード44の引き抜きを規制しており、スライダ20の操作に連動して、第2のバネ片部23cによる付勢を遮断する構成にしてあるため、付勢部材による付勢により規制を強固にするとともに、付勢を遮断することでカードに抵抗がなく簡単にカードを排出できる。
また、カード44には凹部44bが設けられ、ロックアーム35は、軸部13により回動可能に支持されるとともに、凹部44bと係合するロック部35bを有し、軸部13はロック部35bよりも開口端43側に配置する構成にしてあるため、不用意な力が作用してもロック部のロックは外れず、カードが不用意に装置から脱落することを規制できる。
本発明の実施例に係るカード用コネクタ装置を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1に示すカード用コネクタ装置のカバーを取り除いた状態で示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)はA−A線に沿った断面図である。 図2の斜視図である。 カバーの斜視図である。 本発明の実施例に係るカード用コネクタ装置の操作部を示す図で、(a)は右側面図、(b)は上面図、(c)は左側面図、(d)は底面図である。 図5の操作部を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)の操作部を裏から見た斜視図である。 図5の操作部の分解斜視図である。 カード用コネクタ装置からカバーを省略して示す説明図である。 図8のカード用コネクタ装置から更にカムピン押さえバネ及び排出バネを省略して示す説明図である。 図9のカード用コネクタ装置のカード挿入動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード挿入動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図である。 カード用コネクタ装置のカード排出動作を示す説明図である。 図9のカード用コネクタ装置から更にプッシュバー及びスライダを省略して示す説明図である。 図10に対応するカード挿入動作を示す説明図である。 図11に対応するカード挿入動作を示す説明図である。 図12に対応するカード排出動作を示す説明図である。 図13に対応するカード排出動作を示す説明図である。 図14に対応するカード排出動作を示す説明図である。 図15に対応するカード排出動作を示す説明図である。 図16に対応するカード排出動作を示す説明図である。 図17に対応するカード排出動作を示す説明図である。 カム溝と係合ピンの他端部の動作を示す説明図である。 従来のカード用コネクタ装置の平面図である。 図28の要部拡大図である。
符号の説明
11 ガイド溝
14 カム溝
20 スライダ
21 係合ピン
21a 一端部
21b 他端部
22 イジェクトアーム
23 板バネ
23b 第1のバネ片部
23c 第2のバネ片部
24 コイルバネ
31 ボタン
33 回動アーム
34 ロックアーム作動用突起
35 ロックアーム
35b ロック部
36 ハート型カム溝
42 挿入空間
44 カード
44b 凹部

Claims (5)

  1. カード収納部を備えるハウジングと、
    前記カード収納部に収納されたカードを排出するための排出手段と、
    前記排出手段を操作するための排出操作部と、
    前記カードが前記カード収納部に収納されて挿入完了状態の位置に位置したときに前記カードの引き抜きを規制する規制部を備え、
    前記カードが前記挿入完了状態で、前記排出操作部を操作することにより前記規制部による規制を解除し、この規制部を解除した状態で前記排出操作部を操作することによって前記排出手段により前記カードを前記挿入完了状態の位置から排出することを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 請求項1において、前記規制部は、前記排出操作部にカム機構で係合されていることを特徴とするカード用コネクタ装置。
  3. 請求項1において、前記排出操作部は、突出位置と押し込み位置の2つの位置の間で往復動可能であり、突出位置での操作によりカード排出操作及び規制部の規制解除操作を行うことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  4. 請求項1において、前記カードには切り欠き部が設けられ、前記規制部は、付勢部材により付勢されて、前記切り欠き部と係合して前記カードの引き抜きを規制しており、前記操作部材の操作に連動して、前記付勢部材による付勢を遮断することを特徴とするカード用コネクタ装置。
  5. 請求項1において、前記カードには切り欠き部が設けられ、前記規制部は、回動可能に軸部により支持されるとともに、前記切り欠き部と係合するロック部を有し、前記軸部は前記ロック部よりも開口端側に配置することを特徴とするカード用コネクタ装置。
JP2004114397A 2004-04-08 2004-04-08 カード用コネクタ装置 Expired - Fee Related JP4213073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004114397A JP4213073B2 (ja) 2004-04-08 2004-04-08 カード用コネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004114397A JP4213073B2 (ja) 2004-04-08 2004-04-08 カード用コネクタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005302431A JP2005302431A (ja) 2005-10-27
JP4213073B2 true JP4213073B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=35333677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004114397A Expired - Fee Related JP4213073B2 (ja) 2004-04-08 2004-04-08 カード用コネクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4213073B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4755013B2 (ja) * 2006-04-20 2011-08-24 山一電機株式会社 カードコネクタ
JP4717736B2 (ja) * 2006-07-07 2011-07-06 モレックス インコーポレイテド カード用コネクタ
JP4783313B2 (ja) * 2007-02-28 2011-09-28 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 イジェクト機構及びカードコネクタ
JP2011003444A (ja) 2009-06-19 2011-01-06 Jst Mfg Co Ltd 電気コネクタ
JP5579294B1 (ja) * 2013-03-12 2014-08-27 モレックス インコーポレイテド カード用コネクタ
JP6079965B2 (ja) * 2013-04-03 2017-02-15 Smk株式会社 取出し機構付きカードコネクタ
CN104600495B (zh) * 2013-10-31 2017-04-19 东莞富强电子有限公司 卡连接器
JP6034831B2 (ja) * 2014-06-16 2016-11-30 モレックス エルエルシー カード用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005302431A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3734998B2 (ja) カード用コネクタ
JP3876194B2 (ja) カード用コネクタ装置
US6976879B2 (en) Card connector
KR100347041B1 (ko) 정보기기용 메모리카드 커넥터
KR20080061256A (ko) 카드용 커넥터
US20060166533A1 (en) Card connector
KR20100026909A (ko) 메모리 카드 커넥터
JP5510681B2 (ja) カードコネクタ
JP4213073B2 (ja) カード用コネクタ装置
US6123560A (en) Ejection mechanism of electronic card connector
JP2009135031A (ja) メモリカードコネクタ
US20020008142A1 (en) Card connector
JP5679109B2 (ja) 取出し機能付きカードコネクタ
JP5027622B2 (ja) メモリカード用ソケット
JP4141352B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP2009135032A (ja) コネクタ
JP2004055256A (ja) カード用コネクタ
JP2001244026A (ja) Icカード用コネクタ
KR100561900B1 (ko) 카드 배출장치
JP2001357936A (ja) メモリカード用ソケットおよびその組立方法
JP3775362B2 (ja) メモリカード用コネクタ装置
JP4676525B2 (ja) カード用コネクタ組立体
JP4755013B2 (ja) カードコネクタ
JP3887153B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP2003077588A (ja) カード用コネクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees