JP3834470B2 - カードコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードコネクタ、特にカードセット位置にセットされたカードを操作部材の押込み操作(プッシュ操作)を通じて排出することのできるカードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−135192号公報には、カードセット位置に挿入されているカードを操作部材の押込み操作を通じて排出することのできるカードコネクタについての記載がある。また、この公報には、カードをカードセット位置でハーフロックすることについての記載もある。すなわち、この公報に記載されているカードコネクタでは、筐体の挿入口からカードを挿入すると、そのカードが筐体に収容されて後退方向に常時弾発付勢されているスライダに係合してそのスライダを上記弾発付勢力に抗しカードセット位置に対応する前進位置まで押し込むようになっている。また、スライダにカードが係合しているときには、常にカードがスライダにハーフロックされるようになっている。すなわちカードがスライダに引抜き可能に仮固定されるようになっている。
【0003】
また、カードセット位置に挿入されたカードによって押し込まれたスライダのその位置からの後退を阻止する手段には、ハート形のカム溝とそのカム溝に嵌め込まれたピンとを組み合わせることによって構成されるプッシュ−プッシュ操作によって動作するカム機構が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載されている従来のカードコネクタによると、操作部材を押込み操作することによって、カードセット位置でカードをハーフロックしているスライダを後退させてそのスライダと共にカードを排出させると、スライダが後退するときの勢いによってカードがコネクタの後方に飛び出してしまうおそれがあった。
【0005】
また、カードがカードセット位置に挿入されているときでも、そのカードがスライダに対してハーフロックされているに過ぎなかったので、カードセット位置に挿入されているカードを抜出し方向に無理に引っ張ることによってそのカードが不慮に抜き出されてしまうというおそれがあった。
【0006】
さらに、カードコネクタが落下などに伴う衝撃を受けると、その衝撃の度合によっては、上記カム機構のピンがカム溝の所定の係合箇所から外れてしまってカードが不慮に排出されてしまうというおそれがあった。
【0007】
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、操作部材を押込み操作することによってカードセット位置からカードを排出させるときに、常時後方に弾発付勢されているスライダの後退動作を、操作部材の押込み後の後退動作に同調させ、もって、カード排出力を弱めながらカードを排出させることができるようにしてカードの飛び出しを防ぐことのできるカードコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、カードがカードセット位置に挿入されているときにはカードの無理抜きが不可能になり、しかも、落下などの衝撃を受けても、カードセット位置に挿入されているカードが不慮に排出されるような事態の起こらないカードコネクタを提供することを目的とする。
【0009】
さらに、本発明は、部品点数をできるだけ増やさずに、カード排出時のカードの飛び出しを防ぐことができると共に、カードの無理抜きが不可能になり、落下などの衝撃によってカードが不慮に排出されるような事態の起こらないように構成することのできるカードコネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図面を参照して本発明のカードコネクタを説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図例に限定する意図ではない。
【0011】
本発明に係るカードコネクタは、偏平な箱形に形成されている筺体1であって、上下の各板部と左右の各側板部とを有し、前端部分には必要極数の端子41を備えたボディ4が組み付けられ、後端には、前端片側のコーナ部分が湾曲面110に形成されかつ片側辺部に凹入部120が形成されているカード100の挿入口15が形成されている筺体1と、
上記筺体1内の片側にカード挿入方向Aの前後方向にスライド可能に収容され、上記ボディ4との間に介在されたコイルばね42によって後退方向に向けて常時弾発付勢されて、上記筺体1の片側の側板部に形成された突片27に当たることによって待機位置に位置決めされるスライダ5であって、筐体1の挿入口15から挿入されたカード100の湾曲面110が係合する係合面51を有し、カード100の挿入によりコイルばね42の弾発付勢力に抗して待機位置からカードセット位置に対応する前進位置に押し込まれる一方、カードセット位置に挿入されているカード100を排出するときに、コイルばね42の弾発付勢力によって前進位置から待機位置に後退するスライダと、
上記スライダ5にカード100をハーフロック及びフルロックするカードロック機構であって、上記スライダ5に左右方向に貫通して備わる孔部57に左右方向出退自在に嵌合され、孔部57に具備された段付部58と突出方向で係止する段付部62が具備されると共に、カード100の凹入部120に嵌入する山形先端面61が備わり、後端64には凹溝63が備わっている可動体6と、上記筺体1の片側の側板部に内向きに切起こし形成され、スライダ5が待機位置に位置しているときに上記可動体6の凹溝63に嵌り込んでその可動体6を筺体1の内方側へ弾発付勢し、スライダ5の孔部57の段付部58に可動体6の段付部62が係合してスライダ5の孔部57から筺体1の内方側へ可動体6の山形先 端面61が突出する位置にその可動体6を位置決めするばね片26と、上記筺体1の片側の側板部に外側に膨らみ出して形成されて上記ばね片26の外側に位置する逃げ部36と、上記スライダ5が前進位置に位置しているときに可動体6の後端64が対向する筺体1の側板部の板面によって形成されている支持部23aとで構成され、スライダ5が待機位置に位置しているときに、筐体1の挿入口15から挿入されたカード100の湾曲面110が、可動体6をばね片26の弾発付勢力に抗してスライダ5の孔部57に押し込みながらその可動体6を乗り越えてスライダ5の係合面51に係合したとき、カード100の凹入部120の中に、ばね片26の弾発付勢力によって可動体6の山形先端面61が嵌入することによって、カード100を後方へ引っ張ると、カード100が可動体6をばね片26の弾発付勢力に抗してスライダ5の孔部57に押し込みながら後退してカード100の凹入部120が可動体6の山形先端面61から抜け出て、カード100を引き抜くことが可能な仮固定状態に、カード100をスライダ5に対してハーフロックすると共に、スライダ5がカード100の挿入によりコイルばね42の弾発付勢力に抗して待機位置から前進位置に押し込まれたときには、可動体6の後端64が上記支持部23aに対向して、その支持部23aが可動体6の後退を阻止することによって、カード100を後方へ引っ張ったとしても、カード100の凹入部120が可動体6の山形先端部61を乗り越えることができず、カードセット位置に挿入されたカード100のスライダ5からの後退を阻止する状態に、カード100をスライダ5に対してフルロックするカードロック機構と、を備えたカードコネクタにおいて、
前進位置に押し込まれた上記スライダ5の後退をその前進位置で上記コイルばね42の弾発付勢力に抗して阻止するためのスライダロック機構であって、上記スライダ5の後端部に連結されて後方に延び出ていて、後端部に所定長さの幅狭部53が具備され、その幅狭部53の端部近傍箇所に幅広の突起54が備わっており、その突起54の前端面が前窄まりに傾斜したガイド面56に形成されている杆体52と、上記筐体1の下板部と上板部にそれぞれ内向きに切起こし形成されて、筐体1の左右方向片側において上下方向で対向していて、筐体1の左右方向片側において上下方向で対向する開口25,35が具備され、スライダ5が待機位置に位置しているときに、上記杆体52の幅狭部53を摺動自在に挾み付ける弾性片24,34とを含み、上記杆体52の突起54の後端面で形成されているカード挿入方向に対して直角をなす被係止部55と、上記各弾性片24,34の開口25,35の後側の口縁で形成されている係止部25a,25bとで構成され、スライダ5がカード100の挿入によりコイルばね42の弾発付勢力に抗して待機位置から前進位置に押し込まれる過程で、上下の弾性片24,34を撓ませながら上記杆体52の突起54がそれらの弾性片24,34の先端部を上記ガイド面56を介して乗り越えて、弾性片24,34の開口25a,35aに嵌まり込み、上記コイルばね42の弾発付勢力によって上記突起54の被係止部55が上記開口25,35の係止部25a,35aに係合することによって、前進位置に押し込まれた上記スライダ5の後退を、上記カードロック機構によりカード100がスライダ5に対してフルロックされているその前進位置で上記コイルばね42の弾発付勢力に抗して阻止するスライダロック機構と、
押込み操作を通じて上記スライダロック機構のロック状態を解除する操作部材7であって、ばね受部71を有して上記筺体1の後端のばね受部13との間に介在された引張りコイルばね72によって後方に向けて常時弾発付勢されていて、筺体1の内側に配備される端部に先尖り形状に形成されて備わっている作用部74が、上記上下の弾性片24,34の後方でそれらの間に離間して対向する初期位置にあり、セット位置に挿入されているカード100を排出するときに、上記引張りコイルばね72の弾発付勢力に抗して前方へ押し込むことにより、上記作用部74が、上下の弾性片24,34の間に分け入り、それらの弾性片24,34を撓み変形させて押し拡げて、上記突起54を弾性片24,34の開口24,34から抜け出させ、上記突起54の被係止部55と上記開口25,35の係止部25a,35aとを離脱させて両者の係合を解除する操作部材7と、を備え、
また上記操作部材7は、この操作部材7の押し込み操作を通じて上記スライダロック機構のロック状態を解除したときに、上記スライダ5側の上記突起54の後端面に接近し、 上記コイルばね42の弾発付勢力によって前進位置から後退してくるスライダ5側の上記突起54の後端面を受け止める受け部75を有し、
この受け部75によるスライダ5の上記突起54の後端面の受け止めによって、上記スライダ5がカード100と共に上記操作部材7の初期位置への復帰と同調して待機位置まで後退し、このスライダ5の待機位置への後退によって上記カードロック機構がハーフロック状態になり、カード100を引っ張って排出可能にすると共に、スライダ5の上記突起54の後端面を、操作部材7の上記受け部75によって受け止められるスライダ5側の当り部59として上記スライダロック機構の被係止部55と共用していることを特徴とするものである。
【0012】
このため、筐体1の挿入口15からカード100を挿入すると、待機位置に位置して常時後退方向に弾発付勢されているスライダ5がその弾発付勢力に抗してカード100により押し込まれて前進位置まで前進し、カード100自体もセット位置まで挿入される。こうしてカード100がセット位置に挿入されると、カードロック機構がカード100をスライダ5にフルロックすると共に、スライダロック機構がスライダ5を前進位置でロックする。したがって、カード100がセット位置に挿入されているときにはカード100の無理抜きが不可能になる。
【0013】
また、カード100がセット位置に挿入されているときに操作部材7を押込み操作すると、操作部材7がスライダロック機構のロック状態を解除するので、スライダ5が弾発付勢力によりカード100と共に待機位置まで後退する。スライダ5が待機位置に位置しているときには、カード100がハーフロックされているだけであるのでカード100を引き抜いて排出することが可能である。
【0014】
また、操作部材7の押込み操作を通じてスライダロック機構のロック状態を解除した際に、弾発付勢力を受けて前進位置から後退してくるスライダ5の上記当り部59が、押込み操作されている操作部材7の受け部75で受け止められる。この場合、スライダ5の当り部59は、押込み操作されてその当り部59に近い位置まで接近している操作部材7の受け部75によって受け止められるに過ぎないので、弾発付勢されているスライダ5の当り部59が操作部材7の受け部75に受け止められても、カード100がスライダ5から離れて当該コネクタの後方へ飛び出してしまうという事態は起こらない。また、操作部材7はその受け部75によってスライダ5の当り部59を受け止めた後に上記付勢手段の付勢によって後退し、スライダ5がカード100と共に操作部材7と同調して待機位置まで後退することによって、カード100がスライダ5にハーフロックされた状態になるので、カード100を引き抜いて排出することが可能になる。
【0015】
また、筐体1に係止部25a,35aを備える弾性片24,34が具備され、上記スライダ5にそのスライダ5が待機位置から前方へ押し込まれたときに上記弾性片24,34をその弾性に抗して撓み変形させた後にその弾性片24,34の復帰動作を通じて上記係止部25a,35aに係止される被係止部55が具備されると共に、上記スライダロック機構が上記弾性片24,34の係止部25a,35aによって形成されているため、スライダ5が前進位置に押し込まれたときの被係止部55と係止部25a,35aとの係合動作が確実に行われてスライダロック機構の動作安定性が高まる割に、係止部25a,35aや被係止部55を比較的簡単な構成にすることが可能になる。このような作用は、上記被係止部55が上記スライダ5に取り付けられてそのスライダ5から後方へ突出された突起54の後端面によって形成され、その突起54に、上記スライダ5がカード挿入方向前方へスライドしたときに上記弾性片24,34をその弾性に抗して撓み変形させる傾斜したガイド面56が備わっているという構成によって良好に発揮されるようになる。
【0016】
また、上記当り部59と上記被係止部55とを、上記スライダ5に取り付けられてそのスライダ5から後方へ突出された同一の突起54の後端面によって共用させることが可能であるので、そうすることによって部品点数を増やさずに当り部59や被係止部55を形成することが可能になる。
【0017】
また、上記弾性片24,34が上記筐体1の上板部又は下板部に内向きに切起し形成されていてそれらの弾性片24,34に形成された開口25,35の口縁によって上記係止部25a,35aが形成され、上記操作部材7にその押込み操作を通じて上記弾性片24,34と摺動しつつそれらの弾性片24,34をその弾性に抗して撓み変形させることにより上記開口25,35の口縁を上記突起の後端面から離脱させる先尖り形状の作用部74が備わっている、という構成によると、作用部74による係止部25a,35aと被係止部55との係合解除作用が簡単な構成で発揮されるようになる。また、落下などによる衝撃を受けても、操作部材7が不慮に押し込まれてその作用部74が係止部25a,35aと被係止部55との係合を解除させてしまうというような事態が起こりにくい。したがって、セット位置に挿入されているカード100が落下などの衝撃によって不慮に排出されるというような事態が起こりにくい。
【0018】
また、上記受け部75は上記操作部材7に曲成された突片によって形成することができ、これによると、部品点数を増やさずに受け部75を形成することが可能になる。
【0019】
また、上記筐体1に、前進位置から待機位置に後退してきた上記スライダ5に当たってそのスライダ5を待機位置に位置決めする突片27が曲成されていることが望ましい。これによると、スライダ5の待機位置に位置決めする突片27として別部品を用いる必要がないので、部品点数の増加が抑えられて価格を安くすることが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は本発明に係るカードコネクタの実施形態の動作を示した概略水平断面図である。図5は下カバー2の概略平面図、図6は下カバー2の要部拡大図、図7は図6のVII−VII線断面図、図8は下カバー2の他の要部拡大図、図9は図8のIX−IX線断面図、図10は上カバー3の概略平面図、図11は図10のXI−XI線断面図、図12は可動体6が組み込まれたスライダ5の平面図、図13は図12のXIII−XIII線断面図、図14は突片27の斜視図、図15は操作部材7の部分平面図、図16は図15のXVI矢視図、図17〜図19は作用部74の動作説明図である。
【0021】
この実施形態に係るカードコネクタの筐体1は、図5の下カバー2と図10の上カバー3とを互いに嵌合させることによって偏平な箱形に形成されていて、上下の各板部と左右の各側板部とを有している。具体的には、筐体1の下側の板部が下カバー2の下板部21によって形成され、上側の板部が上カバー3の上板部31によって形成され、左右の各側板部が、互いに重なり合った下カバー2の左右の各側板部22,23と上カバー3の左右の各側板部32,33によって形成されている。そして、図1〜図4のように、筐体1の前端部分に必要極数の端子41…を備えたボディ4が組み付けられている。
【0022】
図5〜図7のように、下カバー2の下板部21に後向きに延び出た弾性片24が内向き(上向き)に切起し形成されており、この弾性片24に矩形の開口25が形成されている。同様に、図10及び図11のように、上カバー3の上板部31に後向きに延び出た弾性片34が内向き(下向き)に切起し形成されており、この弾性片34に矩形の開口35が形成されている。これらの弾性片24,34や開口25,35は同じ形状及び大きさを有していて、筐体1では、これらの弾性片24,34や開口25,35がその筐体1の左右方向片側において上下方向で対向している。
【0023】
また、図5、図8、図9のように、下カバー2の片側の側板部23に、後向きに延び出たばね片26が内向き(横内向き)に切起し形成されている。これに対し、図10のように、上カバー3の片側の側板部33に外側へ膨らみ出た逃げ部36が形成されている。そして、図1〜図4で判るように、筐体1では、ばね片26が上記弾性片24,34の形成箇所の少し前側に位置し、かつ、逃げ部36がばね片26の外側に位置している。
【0024】
さらに、図14のように下カバー2の片側の側板部23には、内向きに突き出た突片27が切起し状に曲成されている。この突片27は、上記弾性片24の側方に位置している。
【0025】
図1〜図4のように、筐体1内の片側にスライダ5がカード挿入方向(図2矢印A)の前後にスライド可能に収容されていると共に、このスライダ5が、上記ボディ4との間に介在されたコイルばねでなるばね42によって後退方向に向けて常時弾発付勢されている。図12のように、このスライダ5は前端側に近い箇所ほど筐体1の左右方向中央に近付く形状に湾曲した段付状の係合面51を有している。また、図1〜図4のように、スライダ5の後端部にその後方に延び出る細長い杆体52が連結されている。この杆体52は、筐体1に備わっている上記弾性片24,34の開口25,35に嵌合可能な厚さを有している。図17〜図19のように、この杆体52の後端部に所定長さの幅狭部53が具備され、その幅狭部53の端部近傍箇所に幅広の突起54が備わっている。そして、突起54の後端面がカード挿入方向Aに対して直角をなす被係止部55として形成されていると共に、突起54の前端面は前窄まりに傾斜したガイド面56として形成されている。さらに、図12及び図13のように、スライダ5には左右方向に貫通する角孔状の孔部57が備わり、この孔部57に、山形先端面61を備えた可動体6が左右方向出退自在に嵌合されている。しかも、上記孔部57に具備された段付部58と、可動体6に具備された段付部62とが係止することによって、可動体6が上記孔部57から筐体1の内方側へ抜け出さないようになっている。なお、可動体6の後端64には上記したばね片26の嵌合可能な凹溝63が備わっている。
【0026】
上記したスライダ5は、図1、図2及び図4に示されている待機位置と図3に示されている前進位置との間でカード挿入方向A(図2参照)の前後にスライド可能である。そして、図1、図2及び図4のようにスライダ5が待機位置に位置しているときには、図示のように筐体1のばね片26が可動体6の凹溝63(図13参照)に嵌まり込んでその可動体6を筐体1の内方側へ弾発付勢している。このときには、スライダ5の孔部57の段付部58に可動体6の段付部62が係止して可動体6が筐体1の内方側へ抜け出さないように位置決めされている(図13参照)。このようにばね片26によって可動体6が筐体1の内方側へ弾発付勢されている状態は、スライダ5が待機位置に位置しているときだけでなく、スライダ5が待機位置の前方へ移動したときでも、ばね片26が可動体6に接触して弾圧している限り常に維持される。したがって、このばね片26による可動体6の弾発付勢状態は、スライダ5が待機位置と前進位置の手前の中間位置との間の箇所に位置しているときに常に維持されるようになる。また、図3のようにスライダ5が前進位置に位置しているときには、可動体6がスライダ5と共に上記ばね片26よりも前側に移動していて、その可動体6の後端64が、筐体1の側板部の板面、すなわち下カバー2の側板部23の内面に対向し、その側板部23の内面によって筐体1の外方へ可動体6が後退することが阻止されるようになっている。したがって、この実施形態では、上記側板部23の内面が、スライダ5が前進位置に位置しているときに可動体6が後退することを阻止する支持部23a(図3参照)として形成されている。
【0027】
図1〜図4のように、筐体1の片側の側板部、すなわち下カバー2の側板部23と上カバー3の側板部33の後端部の内側と外側とに跨がって操作部材7が配備されていると共に、この操作部材7のばね受部71と筐体1の後端のばね受部13との間に引張りコイルばねでなるばね部材72が介在されていて、このばね部材72によって操作部材7がカード挿入方向Aの後方に向けて常時弾発付勢されている。図15のように、筐体1の内側に配備される操作部材7の端部73に作用部74が一体に形成されている。図16に示したように、この作用部74は楔形言い換えると先尖り形状に形成されている。図例では、図15のように内外一対の作用部74が操作部材7に備わっており、これら一対の作用部74が、筐体1に設けられている対称形状の上下一対の弾性片24,34の幅方向両端に各別に対応している。また、図15及び図16のように、操作部材7のばね受部71の前側に、そのばね受部71に連設された受け部75が曲成されている。
【0028】
ここで、上記したスライダ5側の突起54の後端面が、上記受け部75によって受け止められる当り部59として形成されている。したがって、この実施形態において、当り部59と上記した被係止部55とは、同一の突起54の後端面によって共用されている。
【0029】
次に、カード100は、図2〜図4に示したように、前端片側のコーナ部分が湾曲面110に形成されていると共に、片側辺部に凹入部120が形成されている。そして、図1のようにスライダ5が待機位置に位置しているときに、カード100を筐体1の後端に形成されている挿入口15から図2の矢印Aのように挿入していくと、カード100の湾曲面110が可動体6をばね片26の弾性に抗してスライダ5の孔部57に押し込みながらその可動体6を乗り越えて図2のようにスライダ5の係合面51に係合する。すなわち、係合面51にその後方からのみカード100の湾曲面110が突き当たる。また、カード100の湾曲面110がスライダ5の係合面51に係合したときには、カード100の凹入部120の中に、ばね片26によって押圧された可動体6の山形先端面61が図2のように嵌入する。この状態では、カード100を後方へ強く引っ張ると、カード100が可動体6をばね片26の付勢に抗して押し込みながら後退してその凹入部120が可動体6の山形先端面61から抜け出るので、カード100を引き抜くことが可能である。この状態は、カード100がスライダ5に対して引抜き可能に仮固定されているだけのロック状態、すなわちハーフロック状態である。このようなハーフロック状態は、図2の状態からカード100をさらに挿入してスライダ5を上記した中間位置に押し込むまで持続する。
【0030】
そして、カード100の挿入によってスライダ5が中間位置を通り過ぎた後、スライダ5が前進位置に到達する。このときには、図3のように、カード100がカードセット位置で端子41に重なって端子41とカード100側の電極との電気的接続が行われる。また、可動体6は、同図のようにその後端64が筐体1の側板部の板面によって形成されている支持部23aに対向して可動体6の後退が阻止されている。したがって、このときにはカード100を後方へ強く引っ張ったとしても、カード100の凹入部120が可動体6の山形先端面61を乗り越えることができないので、カード100がスライダ5に対してフルロックされる。
【0031】
一方、スライダ5が上記した待機位置から前進位置まで押し込まれる過程では、スライダ5に連結されている杆体52も前進するので、当初、図17のように杆体52の幅狭部53を摺動自在に挾み付けていた上下の弾性片24,34を撓ませながら突起54がそれらの弾性片24,34の先端部を乗り越えて図18のように弾性片24,34の開口25,35に嵌まり込み、しかも、図3などに示したばね42の弾発力によって突起54,54の被係止部55が開口25,35の後側の口縁に係合する。このため、スライダ5の後退が、突起54,54の被係止部55と開口25,35の口縁との係合によって阻止され、しかも、カード100が上記のようにスライダ5に対してフルロックされているので、カード100を無理抜きすることができなくなる。なお、突起54,54が弾性片24,34の先端部を乗り越えるときには、突起54の前窄まりに傾斜したガイド面56がその乗り越え動作を円滑に行わせることに役立つ。
【0032】
ここで、突起54,54の被係止部55に係合する開口25,35の口縁は、突起54,54を係止する係止部25a,35aを形成している。そして、それらの係止部25a,35aが、前進位置に押し込まれたスライダ5の後退をその前進位置でばね42の弾発付勢力に抗して阻止するためのスライダロック機構を形成している。
【0033】
上記セット位置に挿入されているカード100を排出するときには、図4の矢印Bのように操作部材7を初期位置からその前方へ押し込む。こうして操作部材7を押し込むと、初期位置では弾性片24,34の後方でそれらに離間して対向していた作用部74が、図19のように上下の弾性片24,34と摺動しつつそれらの弾性片24,34の間に分け入り、それらの弾性片24,34を撓み変形させて押し拡げるので、突起54が弾性片24,34の開口25,35から抜け出る。このため、突起54の被係止部55,55と弾性片24,34の係止部25a,35aとが離脱して両者の係合が解除される。この場合、スライダ5の当り部59は、押込み操作されてその当り部59に近い位置まで接近している操作部材7の受け部75によって受け止められるに過ぎないので、弾発付勢されているスライダ5の当り部59が操作部材7の受け部75に受け止められても、カード100がスライダ5から離れて当該コネクタの後方へ飛び出してしまうという事態は起こらない。また、操作部材7はその受け部75によってスライダ5の当り部59を受け止めた後にばね部材72の付勢によって後退されるので、スライダ5がカード100と共に操作部材7と同調して図4で示した待機位置まで後退し、カード100がスライダ5にハーフロックされた状態になる。したがって、このときには、カード100を強く引っ張ってカード100を排出することが可能である。なお、スライダ5は、そのスライダ5が図4のように突片27に当たることによって待機位置に位置決めされる。
【0034】
この実施形態において、上記した可動体6と、可動体6を突出方向に弾発付勢するばね片26によって形成されているばね体と、可動体6の後退を阻止する支持部23aとが、スライダ5に対してカード100をハーフロックしたりフルロックしたりするためのカードロック機構の構成要素になっている。また、上記した操作部材7と作用部74とばね部材72とが係合解除機構の構成要素になっている。
【0035】
この実施形態では、動作の安定性及び信頼性を高めるために係止部25a,35aを備えた弾性片24,34や被係止部55を備えた突起54を上下に各一対ずつ備えているけれども、この点は、弾性片や突起を上側だけ又は下側だけに設けておいてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、操作部材を押込み操作することによってカードセット位置からカードを排出させるときに、常時後方に弾発付勢されているスライダの後退動作を、操作部材の押込み後の後退動作に同調させ、もって、カード排出力を弱めながらカードを排出させることのできるようにしてあるので、カードの排出時にカードが当該コネクタの後方に飛び出すという事態を確実に防止することが可能になる。
【0037】
また、セット位置に挿入されたカードが前進位置に位置しているスライダにフルロックされ、しかも、前進位置に位置しているスライダが係止部と被係止部との係合によって後退不可能になるので、カードがセット位置から無理抜きされるという事態が起こり得ない。また、係止部と被係止部との係合を解除するための操作部材の作用部は、初期位置では係止部と被係止部との係合箇所から離間した箇所に位置しているので、落下などの衝撃によっても係止部と被係止部との係合が解除されるという事態は起こりにくくなる。これらのことから、セット位置に挿入されているカードが無理抜きされたり衝撃によって不慮に排出されたりすることがなくなる。さらに、本発明によれば、部品点数をできるだけ増やさずに、カードの無理抜きが不可能になり、落下などの衝撃によってカードが不慮に排出されるような事態の起こらないように構成することのできるカードコネクタを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカードコネクタのカード未挿入状態での概略水平断面図である。
【図2】 同カードコネクタのカード挿入途中での概略水平断面図である。
【図3】 同カードコネクタでカードがカードセット位置に挿入されている状態の概略水平断面図である。
【図4】 同カードコネクタで操作部材が押込み操作され直後の状態の概略水平断面図である。
【図5】 下カバーの概略平面図である。
【図6】 下カバーの要部拡大図である。
【図7】 図6のVII−VII線断面図である。
【図8】 下カバーの他の要部拡大図である。
【図9】 図8のIX−IX線断面図である。
【図10】 上カバーの概略平面図である。
【図11】 図10のXI−XI線断面図である。
【図12】 可動体が組み込まれたスライダの平面図である。
【図13】 図12のXIII−XIII線断面図である。
【図14】 突片の斜視図である。
【図15】 操作部材の部分平面図である。
【図16】 図15のXVI矢視図である。
【図17】 図1及び図2での弾性片の状態や作用部の位置などを示した説明図である。
【図18】 図3での弾性片の状態や作用部の位置などを示した説明図である。
【図19】 作用部が弾性片の間に分け入った状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 筐体
4 ボディ
5 スライダ
6 可動体
7 操作部材
13 バネ受部
15 挿入口
23a 支持部
24,34 弾性片
25,35 開口
25a 35a 係止部(スライダロック機構)
26 ばね片(ばね体)
27 突片
36
41 端子
42 コイルばね
51 係合面
52 杆体
53 幅狭部
54 突起
55 被係止部
56 ガイド面
57 孔部
58 段付部
59 当り部
61 山形先端面
62 段付部
63 凹溝
64 後端
71 ばね受部
72 引っ張りコイルばね
74 作用部
75 受け部
100 カード
110 湾曲面
120 凹入部
A カード挿入方向
Claims (1)
- 偏平な箱形に形成されている筺体であって、上下の各板部と左右の各側板部とを有し、前端部分には必要極数の端子を備えたボディが組み付けられ、後端には、前端片側のコーナ部分が湾曲面に形成されかつ片側辺部に凹入部が形成されているカードの挿入口が形成されている筺体と、
上記筺体内の片側にカード挿入方向の前後方向にスライド可能に収容され、上記ボディとの間に介在されたコイルばねによって後退方向に向けて常時弾発付勢されて、上記筺体の片側の側板部に形成された突片に当たることによって待機位置に位置決めされるスライダであって、筐体の挿入口から挿入されたカードの湾曲面が係合する係合面を有し、カードの挿入によりコイルばねの弾発付勢力に抗して待機位置からカードセット位置に対応する前進位置に押し込まれる一方、カードセット位置に挿入されているカードを排出するときに、コイルばねの弾発付勢力によって前進位置から待機位置に後退するスライダと、
上記スライダにカードをハーフロック及びフルロックするカードロック機構であって、上記スライダに左右方向に貫通して備わる孔部に左右方向出退自在に嵌合され、孔部に具備された段付部と突出方向で係止する段付部が具備されると共に、カードの凹入部に嵌入する山形先端面が備わり、後端には凹溝が備わっている可動体と、上記筺体の片側の側板部に内向きに切起こし形成され、スライダが待機位置に位置しているときに上記可動体の凹溝に嵌り込んでその可動体を筺体の内方側へ弾発付勢し、スライダの孔部の段付部に可動体の段付部が係合してスライダの孔部から筺体の内方側へ可動体の山形先端面が突出する位置にその可動体を位置決めするばね片と、上記筺体の片側の側板部に外側に膨らみ出して形成されて上記ばね片の外側に位置する逃げ部と、上記スライダが前進位置に位置しているときに可動体の後端が対向する筺体の側板部の板面によって形成されている支持部とで構成され、スライダが待機位置に位置しているときに、筐体の挿入口から挿入されたカードの湾曲面が、可動体をばね片の弾発付勢力に抗してスライダの孔部に押し込みながらその可動体を乗り越えてスライダの係合面に係合したとき、カードの凹入部の中に、ばね片の弾発付勢力によって可動体の山形先端面が嵌入することによって、カードを後方へ引っ張ると、カードが可動体をばね片の弾発付勢力に抗してスライダの孔部に押し込みながら後退してカードの凹入部が可動体の山形先端面から抜け出て、カードを引き抜くことが可能な仮固定状態に、カードをスライダに対してハーフロックすると共に、スライダがカードの挿入によりコイルばねの弾発付勢力に抗して待機位置から前進位置に押し込まれたときには、可動体の後端が上記支持部に対向して、その支持部が可動体の後退を阻止することによって、カードを後方へ引っ張ったとしても、カードの凹入部が可動体の山形先端部を乗り越えることができず、カードセット位置に挿入されたカードのスライダからの後退を阻止する状態に、カードをスライダに対してフルロックするカードロック機構と、を備えたカードコネクタにおいて、
前進位置に押し込まれた上記スライダの後退をその前進位置で上記コイルばねの弾発付勢力に抗して阻止するためのスライダロック機構であって、上記スライダの後端部に連結されて後方に延び出ていて、後端部に所定長さの幅狭部が具備され、その幅狭部の端部近傍箇所に幅広の突起が備わっており、その突起の前端面が前窄まりに傾斜したガイド面に形成されている杆体と、上記筐体の下板部と上板部にそれぞれ内向きに切起こし形成されて、筐体の左右方向片側において上下方向で対向していて、筐体の左右方向片側において上下方向で対向する開口が具備され、スライダが待機位置に位置しているときに、上記杆体の幅狭部を摺動自在に挾み付ける弾性片とを含み、上記杆体の突起の後端面で形成されているカード挿入方向に対して直角をなす被係止部と、上記各弾性片の開口の後側の口縁で形成されている係止部とで構成され、スライダがカードの挿入によりコイルばねの弾発付勢力に抗して待機位置から前進位置に押し込まれる過程で、上下の弾性片を撓ませながら上記杆体の突起がそれらの弾性片の先端部を上記ガイド面を介して乗り越えて、弾性片の開口に嵌まり込み、上記コイルばねの弾発付勢力によって上記突起の被係止部が上記開 口の係止部に係合することによって、前進位置に押し込まれた上記スライダの後退を、上記カードロック機構によりカードがそのスライダに対してフルロックされているその前進位置で上記コイルばねの弾発付勢力に抗して阻止するスライダロック機構と、
押込み操作を通じて上記スライダロック機構のロック状態を解除する操作部材であって、ばね受部を有して上記筺体の後端のばね受部との間に介在された引張りコイルばねによって後方に向けて常時弾発付勢されていて、筺体の内側に配備される端部に先尖り形状に形成されて備わっている作用部が、上記上下の弾性片の後方でそれらの間に離間して対向する初期位置にあり、セット位置に挿入されているカードを排出するときに、上記引張りコイルばねの弾発付勢力に抗して前方へ押し込むことにより、上記作用部が、上下の弾性片の間に分け入り、それらの弾性片を撓み変形させて押し拡げて、上記突起を弾性片の開口から抜け出させ、上記突起の被係止部と上記開口の係止部とを離脱させて両者の係合を解除する操作部材と、を備え、
また上記操作部材は、この操作部材の押し込み操作を通じて上記スライダロック機構のロック状態を解除したときに、上記スライダ側の上記突起の後端面に接近し、上記コイルばねの弾発付勢力によって前進位置から後退してくるスライダ側の上記突起の後端面を受け止める受け部を有し、
この受け部によるスライダの上記突起の後端面の受け止めによって、上記スライダがカードと共に上記操作部材の初期位置への復帰と同調して待機位置まで後退し、このスライダの待機位置への後退によって上記カードロック機構がハーフロック状態になり、カードを引っ張って排出可能にすると共に、スライダの上記突起の後端面を操作部材の上記受け部によって受け止められるスライダ側の当り部として上記スライダロック機構の被係止部と共用していることを特徴とするカードコネクタ。
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