JP2007062797A - ポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 中身を取出すために集積包装したフィルムを開封する際、容易に開封できるポリエチレン系シュリンクフィルムの提供する。
【解決手段】ポリエチレン系樹脂組成物製のフィルムからなり、メルトフローレイトが0.3〜1.5g/10分、且つ密度が0.921〜0.935g/cmの範囲にあることを特徴とするインフレーション成形法で作られたポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。フィルムの熱収縮率と熱収縮応力及び引張試験における硬さは特定の範囲に調整される。
【選択図】 なし

Description

本発明は、集積包装用ポリエチレン系シュリンクフィルムに関するものであって、中身を取り出すため集積包装したフィルムを開封する際に、容易に開封できるポリエチレン系シュリンクフィルムに関する。
集積包装用シュリンクフィルムは飲料容器包装を中心に多方面に使われており、軽量性・包装の簡便性・美粧性・包材費のコスト削減及び減容化等の長所があるため広く普及しており、その熱収縮特性と、美粧性に係わる印刷技術については長年検討されてきている。また、開封性に関しても多くの検討がなされてきた。
特許文献1には、熱収縮フィルムに開封用切込部を1箇所以上附設することを特徴とする簡易開封用の収縮包装方法について記載されており、特許文献2には、フィルムの長さ方向に沿って特定のノッチ形状と間隔で設けられたミシン目がある熱収縮フィルム包装物について記載されており、また、特許文献3には、収縮応力によりつぶれやすい被包装物をタイトに包装でき、包装仕上がりに優れ、且つ被包装物を箱等に詰めるときに被包装物同士が滑り、荷詰めしやすい包装フィルムについて記載されている。さらに、特許文献4にはプラスチックフィルムをミシン目に沿って引き裂いたとき、プラスチックフィルムを的確に開封し、物品を容易に取り出すことができるように工夫されたシュリンク包装体及びその包装装置について記載されている。
しかしながら、それら従来の公知文献ではフィルム品質面から見たシュリンク特性と易開封性との関係について具体的な説明がなされているものはない。
特公昭56−34491公報 特開平9−323755公報 特開2002−36358公報 特開2003−327271公報
集積包装された飲料容器などから特定の数の容器を取り出す際や、集積包装された飲料容器などからそれぞれの飲料容器を一つずつ店棚に陳列する際、シュリンクフィルムを開封する(破る)作業が必要になるが、ポリエチレン系シュリンクフィルムの場合、その樹脂特性から柔らかくて伸び易いため、開封作業が必ずしも容易でない。本発明の目的は、熱収縮特性と易開封性とを兼ね備え、且つ透明性も良いポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)ポリエチレン系樹脂組成物製のフィルムからなり、メルトフローレイトが0.3〜1.5g/10分、且つ密度が0.921〜0.935g/cmの範囲にあることを特徴とするインフレーション成形法で作られたポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(2)前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、高圧法低密度ポリエチレンを主要成分とする樹脂組成物製フィルムである(1)項記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(3)前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、高圧法低密度ポリエチレン樹脂組成物層よりなる外層と高圧法低密度ポリエチレン及び低圧法高密度ポリエチレンの混合樹脂組成物層よりなる中間層を有するフィルムである(1)項又は(2)項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(4)前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、150℃×12秒での乾式熱収縮率がフィルムの流れ方向で50%〜80%、フィルムの幅方向で30%未満の範囲にあることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(5)前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、2℃/分の昇温速度で測定した最大熱収縮応力がフィルムの流れ方向で80kPa以下、フィルムの幅方向で8kPa以下であることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(6)前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、フィルム硬さの指標として引張試験における伸度10%時強度を厚みで割った値である相対強度が0.09N/10mm/μm以上であることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(7)前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、フィルムの幅方向、又は流れ方向に平行する1本もしくは2本の連続したミシン目状穴を有する(1)項〜(6)項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
(8)前記連続したミシン目状穴は、打ち抜き刃型によるミシン目穿孔法を用いて形成されていることを特徴とする(7)項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
本発明のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルムは、飲料容器等の集積包装物をシュリンク包装する際、シュリンク性と透明性が良いため美粧性に優れるのみならず、集積包装物から特定の数の容器を取出すために開封する際の開封性についても優れるため、店員等が店棚へ陳列するための作業が容易になり、仕事を効率的に行なうことができる。また、一般消費者が店棚にある、フィルムでシュリンク包装された集積包装物から特定の容器を買い求める際に、開封する操作が容易で手間取らない長所があるため、商品の販売促進効果を高めることができる可能性がある。
一般的に、シュリンク性(熱収縮性)を出すためには、熱収縮性を上げれば良いが、易開封性を発現させるためにはフィルムに空けられた連続したミシン目状穴(以下ミシン目と言う)等の穿孔サイズがシュリンク処理によってなるべく大きくならず、且つ形状も変化しないことが必要である。なぜならば、シュリンク処理後の穿孔サイズが小さく且つ形状も変わらないままに留まっていれば、外部から与えられた開封力が小さな鋭角状の穿孔部分に応力集中するために小さな外力で開封できるのに対し、穿孔サイズが大きくなるか、又は大きくならないまでも形状が丸味を帯びた状態に変形すれば、ノッチ効果が減殺されて穿孔部分に対する応力集中度が低くなり、それと共に開封するのに大きな外力が必要となるからである。
また、他の必要条件として、フィルムに空けられたミシン目等の穿孔部分からの引裂き伝播抵抗が小さいことが挙げられる。引裂き伝播抵抗が小さければ同じ応力集中度でも容易に開封することができるが、引裂き伝播抵抗が大きいと開封性が困難になり、場合によっては開封時にミシン目等の穿孔部分から反れて裂けてしまう不具合が生ずることがある。
さらに、もう一つの必要条件として、開封時の力によりフィルムが伸びにくいことが挙げられる。フィルムが伸びやすいとミシン目等の穿孔部分も伸びやすくなり、結果として開封性が損なわれ、ミシン目等の穿孔部分に沿って開封力が伝播しにくくなる。
従って、良好な開封性を付与させるためには、第一の要因としてシュリンク処理の際、ミシン目等の穿孔が拡大もしくは丸味を帯びた状態に変形することを防ぐことが極めて重要であり、また、第二の要因としてシュリンク処理後のミシン目穿孔からの引裂き伝播抵抗が小さいことが重要であり、第三の要因としてフィルムが伸びにくいことが重要である。これらに加えて、さらに第四の、一定レベルの美粧性を保つ要因として、シュリンク外観が良好且つ透明性も優れたものであるためには、一定水準の熱収縮特性を持ち、且つフィルムのヘーズを小さくすることが必要となる。
上記四つの条件を満たすためには、易開封性と美粧性(シュリンク外観と低フィルムヘーズ)を兼ね備える適度な熱収縮特性と低結晶性、更に引裂き強度やフィルム硬さに大きな影響を及ぼすフィルム原料となる樹脂の分子量の目安であるメルトフローレイト(以下MFRと略す)とフィルム密度を適正な範囲に制御することが必要となる。
同一成膜条件の場合、熱収縮特性を高めるためには、通常、分子量の大きな高圧法低密度ポリエチレン(以下、LDPEと略す。)が用いられる。LDPEは溶融張力が大きいので成膜安定性が良く、また溶融張力が大きいために成膜されたフィルムの内部歪も大きく、従って、シュリンク処理を受けた場合の熱収縮率や熱収縮応力が大きい。一方、低圧法高密度ポリエチレン(以下、HDPEと略す。)は溶融張力が小さいため、成膜安定性はLDPEと比べると劣る。また、同一理由により熱収縮率や熱収縮応力はLDPEと比べて小さい。また、結晶性が高いので成膜されたフィルムの結晶化度がLDPEよりも高くなり、それと共に分子の配向方向に沿った引裂強度は小さくなる。尚、本発明に用いるHDPEはシュリンクフィルムの混合成分として使用するため透明性が要求され、一般的には、所謂、透明HDPE樹脂が好ましい。透明HDPE樹脂としては密度が0.94〜0.95g/cmでMFRが0.3〜0.7g/10分のものが国内では上市されている。
もう一つのポリエチレンである線状低密度ポリエチレン(以下、LLDPEと略す。)は直鎖状の分子構造を持った低密度ポリエチレンであり、品質面ではLDPEとHDPEの間にある。即ち、LDPEが長鎖分岐を持ち直鎖を持たないために分子同士の絡み合いが少なく強度面で弱いのと対照的で、直鎖状分子構造を持つため分子同士の絡み合いが多く、フィルム強度が大きい。そのため本発明の目的である易開封性付与の観点からは本質的には適さない。
従って、本発明のポリエチレン系易開封性集積包装用フィルムの樹脂組成としては、LDPEとHDPEとの混合物、もしくは特定の品質のLDPEを主成分とするが、上記の物性を損なわない範囲で少量のLLDPE成分を加えても構わない。
尚、本明細書において使用されている「ポリエチレン系樹脂」という用語には、上記のエチレン単独重合体やエチレンとα-オレフィンとの共重合体が含まれるのはもちろんのこと、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体(EVA)やエチレンとアクリル酸エステルとの共重合体(EEA)、エチレンとメタクリル酸エステルとの共重合体(EMA)、エチレンとメチルメタクリル酸エステルとの共重合体(EMMA)、さらには、エチレンとカルボン酸とを金属イオンで架橋させたアイオノマー樹脂を含んでも良い。
本発明のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルムの素材としては前述した如くLDPEにHDPEを混合した組成物、又はLDPEを主成分とする組成物が好適に使用される。その組成物全体のMFRは0.3〜1.5g/10分の範囲にあり、且つ組成物全体の密度が0.921〜0.935g/cmの範囲が好適に使用される。組成物全体のMFRが0.3g/10分よりも小さいと熱収縮応力が大きくなり過ぎてシュリンク処理をするとミシン目穿孔のサイズが拡大してしまい開封性が損なわれることと、分子量が大き過ぎてフィルムの結晶化が遅くなり、結果的にフィルムの透明性が悪くなる。また、組成物全体のMFRが1.5g/10分よりも大きいと熱収縮応力が小さくなり、シュリンク処理後の熱収縮性が悪く集積包装物の見栄えが劣る。さらに組成物全体の密度が0.921g/cmより小さくなると、シュリンク性は良好だが柔らかすぎて穿孔性が悪くなることと、フィルムが伸び易くなるため開封性が悪くなる。また、組成物全体の密度が0.935を超えるとHDPEの混合率が高くなるので開封性は良好だが、シュリンク性が悪くなり、また結晶性が高まるので透明性が低下し、その結果、印刷後の美粧性が損なわれる。
フィルムの厚みについては特に限定されないが、集積包装物の重量に応じて異なり、一般に2kg程度までの軽いものの場合は20〜60μm、2kgを超える様な重いものの場合は60〜100μmのものが多く使用される。また、30〜60μmのものは、200〜500ml程度の缶飲料6本パックに適する。
上記ポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルムを成膜する方法としては、大別してインフレーション法とTダイ法とがある。インフレーション法は本発明に好適で、円環ダイスから出た溶融樹脂がダイス直上にあるエアリングリップから出たスリット状の空気により冷却されつつバブル径が膨らむため縦−横両方向に配向がかかり、バランスの取れた良好な熱収縮特性が発現する。
一方、Tダイ法で作られたフィルムはTダイの平行なリップから直線状に押し出された後、長手方向に引き取られつつ、冷却ドラムで急冷を受け幅方向への拡大が無く寧ろ収縮するので、熱収縮特性に異方性(縦方向に収縮し、幅方向に拡大する)を生じ、本発明には不適である。
更に、フィルムの層構成については単層でも多層でもどちらでも良く、フィルム全体の樹脂特性が上記範囲に入っていれば易開封性のシュリンクフィルムを得ることができる。但し、シュリンク処理時のコンベア搬送性や包装円滑性等の適性を向上させるために、フィルム表面に適度の滑り性を与える場合等には少なくとも3層構造を持たせる方が好ましい。3層構造とする場合は、例えば、内層と外層をLDPE単独層又はそれらの混合物層とし、中間層はLDPEとHDPEの混合物層とすることができ、これらの3層を総合した樹脂組成のフィルムとしての物性値が本発明で規定されている条件を満たすことが必要である。
本発明によるポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルムは、上記の理由で熱収縮率が適度に小さいことが必要である。具体的には乾式(熱風炉等)で150℃×12秒熱処理した熱収縮率がフィルムの流れ方向(MD方向)で50%から80%の範囲で、フィルムの幅方向(TD方向)では30%未満の範囲であることが必要である。フィルムの流れ方向で80%を超える場合や、フィルムの幅方向で30%を超える場合は、その熱収縮率の高さによりシュリンク処理後のミシン目等の穿孔が拡大してしまい、ミシン目等の部分での応力集中度が低下し開封性が損なわれる。一方、フィルムのMD方向で50%未満の場合は熱収縮率が不足でシュリンク性が良くない。
同様にして、2℃/分の昇温速度で測定した最大熱収縮応力がフィルムの流れ方向で80kPa以下、フィルムの幅方向で8kPa以下であることが必要である。最大熱収縮応力がフィルムの流れ方向で80kPaを超える場合やフィルムの幅方向で8kPa超える場合は、同じくシュリンク処理後のミシン目等の穿孔部分が拡大してしまい、ミシン目等の穿孔部分の応力集中度が低下し開封性も低下する。
さらに、フィルム硬さの目安として引張試験における伸度10%時の強度を元の厚みで割った値である相対強度が0.09N/10mm/μm以上であることが必要である。0.09N/10mm/μm未満であると開封時の力によりフィルムが伸び易くなり、それと共にミシン目等の穿孔部分も伸びてしまい、開封性が損なわれる。0.09N/10mm/μm以上であれば、フィルムが十分に硬く、それらの欠点が出ず開封作業を円滑に行なうことができる。
フィルムに穿孔する方法は特に限定されず、開封性を付与するためにはフィルムの幅方向、又は流れ方向に平行する1本もしくは2本の連続したミシン目状穴を設ければ良い。ミシン目穿孔の場合の穴形状についても特に限定はされず、ミシン目方向に添った直線スリット状でも、ミシン目方向に対して斜めの角度にした斜めスリット状でも、ミシン目方向に対してY字スリット状でも、さらにはミシン目方向に対してV字スリット状でも良い。ミシン目刃サイズ及び刃と刃の間隔については特に限定されないが、開封ノッチ伝播性良否の観点より、ミシン目刃のサイズは0.5〜3.0mm、刃と刃の間隔については1〜10mm程度が好ましい。
フィルムに対する穿孔の向きは特に限定されない。穿孔の向きはフィルムの流れ方向でも幅方向でもどちらでも良いが、幅方向の方が開封操作により全幅で物が取り出せるため内容物の取り出し性に優れる。また穿孔の本数は1本でも2本でも良い。2本の場合は穿孔された間の部分がテープ状となり、その部分を掴んで開封できる。また穿孔の手段も特には限定されないが、一般には打ち抜き刃型によるミシン目穿孔が簡便で設備費用も比較的安価である。尚、ミシン目等の穿孔を入れる際はフィルムの走行を一旦止める必要があるが、それは、手前にアキュームロールを数本設置することで対処可能である。
以下、実施例を比較例と共に示して本発明のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルムを具体的に説明するが、この実施例は本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、下記に示す各実施例及び比較例で得た各シュリンクフィルムの性状は以下の方法で評価した。
[エルメンドルフ引裂強度]
JIS K7128のプラスチックフィルム及びシートの引裂試験方法の内、B法(エルメンドルフ引裂法)に従い、それぞれフィルム1枚を引裂試験機に挟んで測定した。尚、引裂く方向はフィルムの流れ方向(MD方向)及びフィルムの幅方向(TD方向)の2方向で実施した。
[ミシン目開封性引裂強度]
約2cm厚みの木製板の上に2列に平行に並んだ直線スリット状ミシン目刃型(ミシン目刃の長さ/ミシン目の刃と刃の間隔=1mm/5mm、列間隔=30mm)にフィルムをミシン目刃型の方向とフィルムの幅方向とを一致させる向きに乗せた後、木製ハンマーで打ち抜いてミシン目穿孔を作る。このミシン目穿孔入りサンプルを上述したエルメンドルフ引裂試験機に挟み、スリット(ノッチ)を入れずに測定した。
[MD方向フィルム硬さ]
フィルムの幅方向にミシン目を入れ、同じく幅方向にフィルムを開封する場合にフィルムのMD方向に伸びる力が働くため、フィルムが伸び易ければ開封性が損なわれることを考慮し、フィルム開封性の指標としてフィルムのMD方向の硬さを引張試験機で評価した。
試験片の形状:JIS K7127にある3号形ダンベル形状(平行部分の幅10mm)
クランプ間隔:50mm
ヘッドスピード:100mm/分
チャートスピード:500mm/分
伸度10%時の強度:チャート上で引張り開始点より伸度10%=25mmでの引張強度を測定した。
[乾式熱収縮特性]
熱収縮率:150mm長さ×10mm幅の短冊片状のフィルムに100mm長さの標線を記した後クリップでSUS製丸棒に吊るし、内温が150℃に保たれた熱風炉に入れ、12秒間熱処理したのち取り出し、室温にてサンプルが白化(結晶化)するまで放置した。白化したサンプルの標線間長さを再び測定し、下記の式で熱収縮率を計算した。
熱収縮率=(100mm−熱処理後の標線間長さ)/100mm×100(%)
熱収縮応力:90mm長さ×25mm幅の短冊片状フィルムを、応力連続記録計付き引張試験装置を組み込んだ熱風炉に入れ、クランプ間隔50mmで掴み、熱風炉の温度を50℃からスタートさせ、2℃/分の速度で連続的に昇温させつつ、その時の熱収縮応力変化を連続的に記録させる。融点を超えた付近で次第にその応力が下がる様になり、最大ピーク値をそのサンプルの熱収縮応力最大値とした。
[ヘーズ]
JIS K7105に拠るヘーズメーターによりヘーズ(曇価)を測定した。
[バッチ式6缶熱収縮集積包装テスト]
被包装サンプル:高さ約122mm、胴径約66mmφ、内容積350mlの飲料入りアルミ缶を幅方向に3缶、奥行き方向に2缶の計6缶を接着剤で相互に接着・固定した。
フィルム:幅280mmの巻取りロールより長さ約500mmのサイズで切り取った1枚のフィルムをフィルムのTD方向、またはMD方向に上述の直線スリット状ミシン目刃型により穿孔後、二つに折り畳んだフィルムを足踏み式ヒートシーラーで長手方向に247mmの長さでヒートシールし、集積包装用フィルム筒状物を作った。
集積包装:上記集積包装用フィルム筒状物をアルミ缶2缶の面から被せて包装した。
シュリンク処理:上記フィルム筒状物が被せられた集積包装アルミ缶を、上述の熱収縮率測定に供した熱風炉内に入れ、160℃〜165℃に保たれた状態で12秒間熱処理後、再び取り出した。
[セミ連続式6缶熱収縮集積包装テスト]
バッチ式6缶熱収縮集積包装テストと同一サイズの、相互に接着・固定していない6缶集積物に265mm幅、500mm長さのフィルムを被せ、該フィルムを集積物の底面で重ね合わせて6缶集積包装物とし、該集積包装物を、内温を180℃に保ったSUS製ガイドロール搬送コンベア付きの内寸700mm幅×500mm高さ×1,500mm奥行きの小型熱風炉内に12秒間通過させてシュリンク処理を施した。
[包装後の評価]
シュリンク性:
(1)バッチ式テストの場合:シュリンク後のフィルムの張り具合など外観全体を見た目視判定、及び写真撮影により○×で評価した。
(2)セミ連続式テストの場合:シュリンク後の天面(6缶集積包装物の天井面)と側面(シュリンク穴の有る面)とを分けて、シュリンク後フィルムのシワ有無及び大小を目視で判定した。
ミシン目穴サイズ:同じく目視判定及び写真撮影によりミシン目穿孔拡大の程度を官能評価し、大・中・小で区別した。
開封性:シュリンク包装後、フィルムTD方向に穿孔した場合は片側のシュリンク穴(スリーブ部分)ミシン目部分帯状部より手で開封し、凡そ180度剥離の角度で開封した際のミシン目部分の開封伝播性良否を官能評価した。また、フィルムMD方向に穿孔した場合は、缶胴隙間部分の、フィルムが缶胴に接触していない空間のフィルム部分に指を押し込んで破った後、その一部より摘んでミシン目穿孔部分に添って開封した。
実施例1
75mmφ押出機3台とリップ口径450mmφのダイスから構成される多層インフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層と外層にLDPEの混合物、中間層にLDPEとHDPEとの混合物と用い、全体の樹脂組成としてLDPE/HDPE=67/33、MFR=0.50g/10分、密度=0.933g/cmとなる樹脂組成物を押出温度が全層200℃、ブロー比2.2、各層厚み比1/2/1の条件で50μm厚みの3層構造のシュリンクフィルムを成膜し、巻取機にて280mm幅のサイズにスリットして巻取りロールを得た。尚、原料樹脂としては全て旭化成ケミカルズ株式会社のものを使用した。即ち、内層と外層にはLDPEとしてM2713(MFR=1.3g/10分、密度=0.929g/cm)、及びM2504(MFR=0.4g/10分、密度=0.926g/cm)の2種、中間層にはLDPEのM2504とHDPEとしての透明HDPE樹脂であるF371(MFR=0.45g/10分、密度=0.944g/cm)との混合物を上記全体組成になる様に配合した。
得られたフィルムを上述の方法でフィルムのTD方向にミシン目穿孔後、折り畳んでヒートシールし、集積包装用フィルム筒状物を作り、そのフィルム筒状物を内容積350mlの6缶集積物に被せた後、炉内温度が160℃〜165℃に保たれた熱風炉にてバッチ式6缶熱収縮集積包装テストを行なった。
得られたフィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性についてはまずまずであったが、ミシン目穴の拡大が無く、開封性は極めて良好であった。
実施例2
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層と外層及び中間層には実施例1と同一原料を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/HDPE=75/25、MFR=0.55g/10分、密度=0.931g/cmとなる樹脂組成物を実施例1と同一の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性は良好で、ミシン目穴サイズは大部分小さく、極僅かに少し大きいものが見られた。開封性は良好であった。
実施例3
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層と外層及び中間層には同じく旭化成ケミカルズ株式会社のLDPEであるM2713、M2504及びM1703(MFR=0.3g/10分、密度=0.918g/cm)の混合物を用い、全体の樹脂組成としてMFR=0.47g/10分、密度=0.923g/cmとなる樹脂組成物を実施例1と同一の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性は良好で、ミシン目穴サイズは実施例2並みの大きさで、開封性もほぼ良好であった。
実施例4
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層と外層に実施例1と同一LDPE原料とLLDPE樹脂として宇部興産株式会社の1520F(MFR=2.0g/10分、密度=0.913g/cm)を用い、中間層にはLDPE樹脂のM2504とHDPE樹脂のF371との混合物を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/LLDPE/HDPE=65/5/30、MFR=0.70g/10分、密度=0.932g/cmとなる樹脂組成物を実施例1と同一の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性は良好で、ミシン目穴サイズも小さく、また開封性も良好であった。
実施例5
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層と外層に旭化成ケミカルズ株式会社のLDPEであるM2504とM2102(MFR=0.2g/10分、密度=0.922g/cm)の混合物を用い、中間層にはLDPE樹脂のM2504とHDPEのF371との混合物を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/ HDPE=90/10、MFR=0.30g/10分、密度=0.927g/cmとなる樹脂組成物を実施例1と同一の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性は良好で、ミシン目穴サイズは大部分小さく、極僅かに少し大きいものが見られた。また開封性は良好であった。
実施例6
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層と外層に旭化成ケミカルズ株式会社のLDPEであるM2713とF2225・4(MFR=2.0g/10分、密度=0.923g/cm)の混合物を用い、中間層にはLDPE樹脂のM2504とHDPEのF371との混合物を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/HDPE=75/25、MFR=1.4g/10分、密度=0.931g/cmとなる樹脂組成物を実施例1と同一の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性はまずまずで、ミシン目穴サイズは小さく、開封性は良好であった。
比較例1
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、内層及び外層の原料としてLDPEであるM2713とLLDPEである1520Fとの混合物を用い、中間層にLDPEのM1703を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/LLDPE=85/15、MFR=0.67g/10分、密度=0.920g/cmとなる樹脂組成物を内層と外層は170℃、中間層は210℃で押出し、ブロー比2.2、各層厚み比1/2/1の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性は良好であったが、ミシン目穴サイズは大きくなり、また開封時にフィルムが伸び易く開封性は不良であった。
比較例2
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、原料としてLDPEの2種類、即ちM1703(MFR=0.3g/10分、密度=0.918g/cm)及びM2102の混合物を用い、全体の樹脂物性としてMFR=0.28g/10分、密度=0.919g/cmとなる樹脂組成物を全層210℃で押出し、ブロー比2.2、各層厚み比1/2/1の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ、表1の通りとなり、シュリンク性は良好であったが、ミシン目穴サイズは著し大きく、開封性は甚だ不良であった。更に、フィルムのヘーズが大きくなり美粧性に劣るものであった。
比較例3
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、原料として内層と外層にLDPEのM2713及び日本ポリケム株式会社のLLDPEであるUF840(MFR=1.5g/10分、密度=0.930g/cm)の混合物を用い、中間層にはLDPEのM2713とHDPEのF371の混合物を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/LLDPE/HDPE=50/10/40、MFR=0.80g/10分、密度=0.936g/cmとなる樹脂組成物を内層と外層は190℃、中間層は200℃で押出し、ブロー比2.2、各層厚み比1/2/1の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ表1の通りとなり、ミシン目穴サイズは小さく、開封性は良好であったが、シュリンク性が不良であった。また、フィルムのヘーズが大きくなり、美粧性に劣っていた。
比較例4
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、原料として内層と外層にLDPEのF2225・4(MFR=2.0g/10分、密度=0.923g/cm)、及びM2713の混合物を用い、中間層にはLDPEのM2713とHDPEのF371の混合物を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/HDPE=95/5、MFR=1.6g/10分、密度=0.926g/cmとなる樹脂組成物を内層と外層は190℃、中間層は200℃で押出し、ブロー比2.2、各層厚み比1/2/1の条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ表1の通りとなり、ミシン目穴サイズは小さく開封性は良好であったものの、シュリンク性が不良であった。
比較例5
実施例1と同じインフレーションフィルム成膜装置を使用し、原料として内層と外層にLDPEのM2504を用い、中間層にはLDPEのM2504とHDPEのF371の混合物を用い、全体の樹脂組成としてLDPE/HDPE=80/20、MFR=0.41g/10分、密度=0.930g/cmとなる樹脂組成物をブロー比のみ3.0で、その他は実施例1と同一条件で50μm厚みの3層構造シュリンクフィルムを成膜し、実施例1と同一サイズの巻取りロールを得た。
得られたフィルムを上述の方法でフィルムのMD方向にミシン目穿孔後、その他は実施例1と同一の方法により、フィルムの物性、及びバッチ式6缶熱収縮集積包装テスト品を評価したところ表1の通りとなり、TD方向の熱収縮率と収縮応力が大きいため、シュリンク性は良好であったが、ミシン目穴サイズは大きく、開封性は不良であった。
Figure 2007062797
実施例7
実施例1と同一の、TD方向にミシン目穿孔した265mm幅フィルムを用いて、上述した方法でセミ連続式6缶熱収縮集積包装テストを行なった。
その結果、表2の通りとなり、シュリンク性は比較的良好でミシン目穴サイズは3mm以下と小さく、開封性も良好であった。
比較例6
比較例2と同一の、TD方向にミシン目穿孔した265mm幅フィルムを用いて、上述した方法でセミ連続式6缶熱収縮集積包装テストを行なった。
その結果、表2の通りとなり、シュリンク性は良好であったが、ミシン目穴サイズが10mm以上と大きくなり、開封性は著しく不良であった。
Figure 2007062797

Claims (8)

  1. ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムからなり、メルトフローレイトが0.3〜1.5g/10分、且つ密度が0.921〜0.935g/cmの範囲にあることを特徴とするインフレーション成形法で作られたポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  2. 前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、高圧法低密度ポリエチレンを主要成分とする樹脂組成物製フィルムである請求項1に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  3. 前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、高圧法低密度ポリエチレン樹脂組成物層よりなる外層と高圧法低密度ポリエチレン及び低圧法高密度ポリエチレンの混合樹脂組成物層よりなる中間層を有するフィルムである請求項1又は2に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  4. 前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、150℃×12秒での乾式熱収縮率がフィルムの流れ方向で50%〜80%、フィルムの幅方向で30%未満の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  5. 前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、2℃/分の昇温速度で測定した最大熱収縮応力がフィルムの流れ方向で80kPa以下、フィルムの幅方向で8kPa以下であることを特徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  6. 前記ポリエチレン系樹脂組成物製フィルムは、フィルム硬さの指標として引張試験における伸度10%時強度を厚みで割った値である相対強度が0.09N/10mm/μm以上であることを特徴とする請求項1〜5項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  7. 前記ポリエチレン系樹脂組成物製延伸フィルムは、フィルムの幅方向、又は流れ方向に平行する1本もしくは2本の連続したミシン目状穴を有する請求項1〜6項のいずれか1項に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
  8. 前記連続したミシン目状穴は、打ち抜き刃型によるミシン目穿孔法を用いて形成されていることを特徴とする請求項7に記載のポリエチレン系易開封性集積包装用シュリンクフィルム。
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