JP2007062626A - 車両のバッテリ配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体のスペースを有効利用するとともに、車体のマスの集中化を図る。
【解決手段】 車体フレーム11にエンジン12を取付け、このエンジン12に、スロットルボディ52を備える吸気装置46を接続し、車体フレーム11を構成する左右一対のアッパフレーム21,22の内側にバッテリ86を配置した車両において、スロットルボディ52を、車体前後方向に延びる車体中心線90に対して左右いずれか一方の側に配置し、バッテリ86を、車体中心線90に対して他方の側に配置した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両のバッテリ配置構造の改良に関するものである。
従来の車両のバッテリ配置構造として、左右の後フェンダの間にバッテリを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平6−53504号公報
特許文献1の第2図及び第3図には、左右の後輪28a,28bの上方を覆うとともに左右の後輪28a,28b側からそれぞれ中央まで延ばして一体に連結した後フェンダ46が記載され、また、後フェンダ46の中央部に一体に且つ左右のシートレール20a,20b間のほぼ中央に荷物箱48を設け、この荷物箱48の後部にバッテリとしての電池52を収納したことが記載されている。
上記の電池52は、収納箱48の一部を占有するから収納箱48の収納のスペースが小さくなり、また、シートレール20a,20b間で電池52の両側にデッドスペースが出来る。
更に、重量物である電池52が後輪28a,28bの近傍に配置されるため、車体後部の重量配分が大きくなる。電池52を車体のより前側に配置すれば、車両前後方向の中央側にマスが集中し、車両の走行性能を向上させることが可能になる。
本発明の目的は、車両のバッテリ配置構造を改良することで、車体のスペースを有効利用するとともに、車体のマスの集中化を図ることにある。
請求項1に係る発明は、車体フレームにエンジンを取付け、このエンジンに、スロットルボディを備える吸気装置を接続し、車体フレームを構成する左右一対のフレーム部材の内側にバッテリを配置した車両において、スロットルボディを、車体前後方向に延びる車体中心線に対して左右いずれか一方の側に配置し、バッテリを、車体中心線に対して他方の側に配置したことを特徴とする。
スロットルボディを車体中心線に対して左右いずれか一方の側に配置することで、車体中心線より他方の側にスペースが出来る。このスペースにバッテリを配置することでスペースの有効利用が図れる。
スロットルボディはエンジンに近い位置にあり、エンジンは車体のほぼ中央に位置する。従って、上記スペースに配置したバッテリもエンジンに近くなり、バッテリを車体中央寄りの位置に配置することが可能になる。
請求項2に係る発明は、エアクリーナをバッテリの後方に配置し、バッテリを、スロットルボディとエアクリーナとを連通させるコネクティングチューブの側方に配置したことを特徴とする。
スロットルボディとエアクリーナとを連通させるコネクティングチューブは、スロットルボディ、エアクリーナよりも幅が小さいため、このコネクティングチューブの側方にバッテリを配置することで、左右一対のフレーム部材間であってコネクティングチューブの側方のスペースを効果的に利用することが可能になる。
請求項3に係る発明は、エンジンに、排気装置を備え、この排気装置を構成する排気管を、エンジンからスロットルボディの下方を通して車体後方に延ばしたことを特徴とする。
車体中心線に対して、スロットルボディ及び排気管を一方の側に配置し、バッテリを他方の側に配置することで、スロットルボディ及び排気管の重量と、バッテリの重量とのバランスが取れるようになる。
請求項1に係る発明では、スロットルボディを、車体中心線に対して左右いずれか一方の側に配置し、バッテリを、車体中心線に対して他方の側に配置したので、スロットルボディを一方の側に配置して出来たスペースにバッテリを配置できるため、車体のスペースを有効に利用することができ、車体のコンパクト化、小型化を図ることができる。また、バッテリをエンジンの近傍に配置することができ、重量物であるエンジン及びバッテリを車体中央側に集中させることができる。従って、車両走行時の旋回性能等の走行性能を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、エアクリーナをバッテリの後方に配置し、バッテリをコネクティングチューブの側方に配置したので、吸気装置を構成するスロットルボディ、コネクティングチューブ、エアクリーナとバッテリとを車体に効率良く配置することができ、車体のコンパクト化、小型化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、排気管を、エンジンからスロットルボディの下方を通して車体後方に延ばしたので、車体中心線に対してスロットルボディ及び排気管と反対の側にバッテリを配置することにより、車体の左右の重量バランスを向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るバッテリ配置構造を採用した車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11のほぼ中央にエンジン12及び変速機13からなるパワーユニット14を配置し、このパワーユニット14の前方にラジエータ16及びラジエータ用冷却ファン17を配置し、パワーユニット14の上方に燃料タンク18を配置した不整地走行車(ATV)である。
車体フレーム11は、左右一対のアッパフレーム21,22(手前側の符号21のみ示す。)と、これらのアッパフレーム21,22の両端部に取付けた左右一対のロアフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)と、アッパフレーム21,22の前部及びロアフレーム23,24の中間部のそれぞれに渡して取付けた左右一対のフロントフレーム26,27(手前側の符号26のみ示す。)と、これらのフロントフレーム26,27の中間部及びアッパフレーム21,22の前部のそれぞれに渡して取付けたフロントアッパフレーム31,32(手前側の符号31のみ示す。)と、フロントフレーム26,27の中間部及びロアフレーム23,24の前部のそれぞれに渡して取付けたフロントロアフレーム33,34(手前側の符号33のみ示す。)と、アッパフレーム21,22の後部上部及びロアフレーム23,24の下部後部のそれぞれに取付けた側面視がほぼコ字状の左右一対のリヤフレーム36,37(手前側の符号36のみ示す。)と、ロアフレーム23,24の後部傾斜部及びリヤフレーム36,37の後部に渡して取付けた左右一対のリヤサブフレーム38,39(手前側の符号38のみ示す。)とを備える。
エンジン12は、上方に突出するシリンダ部45に吸気装置46及び排気装置47を接続した駆動源である。
吸気装置46は、シリンダ部45の後部に接続したスロットルボディ52と、このスロットルボディ52の後部に接続したコネクティングチューブ53と、このコネクティングチューブ53の後端に接続したエアクリーナ54とからなる。
排気装置47は、シリンダ部45の前部に接続するとともに後方に延ばした排気管56と、この排気管56の後端に接続したマフラ57とからなる。
パワーユニット14は、クランクケース61を備え、このクランクケース61を、それぞれブラケット63〜66を介してフロントフレーム26,27、ロアフレーム23,24及びアッパフレーム21,22に取付けたものである。
図中の71はステアリング軸72を介して左右の前輪73,74を操舵するバーハンドル、76,76は前輪73,74の上方を覆うフロントフェンダ、77はボディカバー、78はシート、81,82は左右の後輪、83,83は後輪81,82の上方を覆うリヤフェンダである。
車両10は、左右の前輪73,74及び左右の後輪81,82をそれぞれ独立に懸架する前輪独立懸架サスペンション84及び後輪独立懸架サスペンション85を備える。
前輪独立懸架サスペンション84は、左右一対の前輪用サスペンションアーム(不図示)と、これらのサスペンションアーム及び車体フレーム11の上部のそれぞれに渡した左右一対のフロントクッションユニット84a,84b(手前側の符号84aのみ示す。)とを備える。なお、84c、84cはサスペンションアームを構成するアッパアームを支持するアッパアーム支持部、84d、84dはサスペンションアームを構成するロアアームを支持するロアアーム支持部である。
後輪独立懸架サスペンション85は、左右一対の前輪用サスペンションアーム(不図示)と、これらのサスペンションアーム及び車体フレーム11の上部のそれぞれに渡した左右一対のリヤクッションユニット85a,85b(手前側の符号85aのみ示す。)とを備える。なお、85c、85cはサスペンションアームを構成するアッパアームを支持するアッパアーム支持部、85d、85dはサスペンションアームを構成するロアアームを支持するロアアーム支持部である。
図2は本発明に係る車両の平面図であり、パワーユニット14は左右のアッパフレーム21,22及び左右のロアフレーム23,24の間に位置し、エンジン12のシリンダ部45は燃料タンク18の下方に位置する。
吸気装置46を構成するスロットルボディ52、コネクティングチューブ53及びエアクリーナ54は、左右のアッパフレーム21,22間をシリンダ部45から後方へ延び、排気装置47を構成する排気管56はシリンダ部45の前部から一方のアッパフレーム22の下方及びスロットルボディ52、コネクティングチューブ53の下方を通って後方へ延び、マフラ57はアッパフレーム22よりも車体側方を後方へ延びる。
また、バッテリ86は左右のアッパフレーム21,22間に且つ一方のアッパフレーム21に寄った位置に有る。
図中の84f,84fは左右一対のアッパアーム、84g,84gは左右一対のロアアーム、85f,85fは左右一対のアッパアーム、85g,85gは左右一対のロアアーム、90は車体前後方向に延びるとともに車幅の中央を通る車体中心線、91,92は前輪73,74の各車軸の軸線、93,94は後輪81,82の各車軸の軸線、96,97はロアフレーム23,24からそれぞれ車体側方に突出させたステップ、98は左右のアッパフレーム21,22に渡して取付けたクロス部材、101,102は左右のリヤフレーム36,37に渡して取付けたクロスパイプである。
図3は本発明に係る車両の後部側面図であり、エアクリーナ54はバッテリ86の前方に位置し、コネクティングチューブ53は、バッテリ86とほぼ同じ高さに位置する。
排気管56は、クランクケース61よりも上方でバッテリ86よりも下方を後方に延び、側面視でマフラ57との接続部はエアクリーナ54と重なる位置に有り、マフラ57は後方斜め上方に延びる。
バッテリ86の上面及びエアクリーナ54の上面は、リヤフレーム36,37(手前側の符号36のみ示す。)の上面とほぼ一致する。従って、バッテリ86、エアクリーナ54及びリヤフレーム36,37の上方の空間に前後に長いシート78(図1参照)を配置し易くすることができる。
図4は本発明に係る車両の後部平面図であり、左右のアッパフレーム21,22の間に、車体中心線90に対して、スロットルボディ52、コネクティングチューブ53を右方に配置し、バッテリ86を左方に配置し、また、シリンダ部45及びエアクリーナ54を車体中心線90に重なるように配置し、マフラ57を一方のアッパフレーム22の外側方に且つアッパフレーム22に沿うように配置したことを示す。
また、排気管56をスロットルボディ52及びコネクティングチューブ53の下方を通し、コネクティングチューブ53の側方にバッテリ86を配置したことを示す。
このように、シリンダ部45の後部のほぼ車幅方向中央からスロットルボディ52をアッパフレーム22側に寄せ、コネクティングチューブ53をアッパフレーム22側からエアクリーナ54の前部のほぼ車幅方向中央に接続するように屈曲させることで、スロットルボディ52及びコネクティングチューブ53と、アッパフレーム21との間に、大きなスペース104を形成することができ、このスペース104にバッテリ86を配置することができる。従って、左右のアッパフレーム21,22間のスペース105を有効に利用することができ、車両10のコンパクト化、小型化を図ることができる。
更には、シリンダ部45、スロットルボディ52、バッテリ86及びアッパフレーム21で囲まれるスペースにも部品を配置することができる。
図5は本発明に係る車両の駆動力伝達部を示す要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、後輪用の前側のロアアーム支持部85dにケース支持ブラケット131を取付け、後輪用の後側のロアアーム支持部85d、リヤフレーム36,37(手前側の符号36のみ示す。)を構成するロアフレーム111,112(手前側の符号111のみ示す。)の後端部及びリヤフレーム36,37を構成するリヤ鉛直フレーム113,114(手前側の符号113のみ示す。)にケース支持ブラケット132を取付け、リヤサブフレーム116,117(手前側の符号116のみ示す。)及びケース支持ブラケット131,132の3ヶ所でファイナルギヤケース133(輪郭を太線で示した部分である。)を支持し、このファイナルギヤケース133で回転自在に支持するドリブンスプロケット134に前述のチェーン118を掛けたことを示す。
ファイナルギヤケース133は、3つのアーム部136〜138を備え、各アーム部136〜138にボルト挿通穴141〜143を開けた部材であり、ボルト挿通穴141をリヤサブフレーム116,117に開けた取付穴145に合わせて取付ボルト146をボルト挿通穴141及び取付穴145に通して取付けボルト146の先端部に図示せぬナットを締め込み、ボルト挿通穴142をケース支持ブラケット131に開けた円弧状長穴147に合わせて取付ボルト148をボルト挿通穴142及び円弧状長穴147に通して取付ボルト148の先端部に図示せぬナットを締め込み、ボルト挿通穴143をケース支持ブラケット132に開けた円弧状長穴151に合わせて取付ボルト152をボルト挿通穴143及び円弧状長穴151に通して取付ボルト152の先端部に図示せぬナットを締め込むことで、車体フレーム11にファイナルギヤケース133を取付ける。
155はスネールカム(snail:巻き貝)であり、取付ボルト152に回転可能に嵌合させた穴部156の中心から外周面157までの距離を渦巻き状に変化させ、外周面157の一部をケース支持ブラケット132に取付けたピン158に当てた部材であるから、取付ボルト146,148,152と各ナットとのねじ結合を弛め、スネールカム155を回転させることで、ファイナルギヤケース133を取付ボルト146を中心にして前後にスイングさせることができ、これによって、ドリブンスプロケット134を前後に移動させ、チェーン118の張力を調整することが可能になる。
図6は本発明に係る車両の後部を示す要部平面図であり、左右のケース支持ブラケット131,131にファイナルギヤケース133の前部を取付けるとともに、左右のケース支持ブラケット132,132にファイナルギヤケース133の後部を取付け、ケース支持ブラケット132,132のそれぞれの外側にスネールカム155を配置し、ファイナルギヤケース133内にドリブンスプロケット134を配置したことを示す。
リヤクッションユニット85a,85bは、シリンダ内に出入りするオイルを貯えるリザーブタンク171を一体的に設けたものである。
図7は本発明に係る車両の駆動力伝達部を示す背面図(一部断面図)である。
駆動力伝達部175は、前述のドライブスプロケット(不図示)、チェーン118、ファイナルギヤケース133、このファイナルギヤケース133で支持された軸受部176、この軸受部176で一端を支持された左右のドライブシャフト177,178(一方の符号178のみ示す。)と、これらのドライブシャフト177,178の先端に連結したハブ181,182(一方の符号181のみ示す。)とからなり、ハブ181,182に後輪81,82(一方の符号81のみ示す。)を取付ける。
ドライブシャフト177は、軸受部176側に連結したスイング可能で軸方向に伸縮可能な摺動型の等速ジョイント184と、ハブ181側に連結したスイング可能な固定型の等速ジョイント185と、これらの等速ジョイント184,185間に設けたシャフト186とからなる。ドライブシャフト178はドライブシャフト177と同一構造であり、説明は省略する。また、等速ジョイント184については、後で詳述する。
等速ジョイント185は、後輪81の車軸191を一体成形した外輪192と、シャフト186の一端にスプライン結合した内輪193と、外輪192の内周面に設けた複数のボール溝及び内輪193の外周面に設けた複数のボール溝内に移動可能に配置した複数のボール194と、これらのボール194を保持するケージ195とからなる。
図中の201はアッパアーム85f、85f(一方の符号85fのみ示す。)及びロアアーム85g,85g(一方の符号85gのみ示す。)のそれぞれの先端に連結したナックルアームであり、等速ジョイント185をベアリング202を介して回転自在に支持するものである。なお、203はベアリング202を固定する止め輪、204,206はシール部材である。
リヤクッションユニット85aは、車体フレーム11(図1参照)に取付ける一方の取付部161a、詳しくは、取付穴161bを、アッパアーム85f及びロアアーム85gのそれぞれの車体フレーム11側への取付部163a,166aよりも車両中央(鉛直線208が車両の車幅方向の中心を示す。)寄りに配置した部品である。
このようにリヤクッションユニット85aの取付穴161bをアッパアーム85f及びロアアーム85gの取付部163a,166aよりも車両中央寄りに配置したのは、リヤクッションユニット85aの全長を大きくして、リヤクッションユニット85aのストローク量を大きく確保するためである。
このときに、リヤクッションユニット85aは大きく傾くが、リヤクッションユニット85aはリザーブタンク171を備えるため、リヤクッションユニット85a内はオイルで満たされてオイルの液面は存在せず、リザーブタンク171内にオイルの液面が存在するので、例えば、リザーブタンクを備えていないクッションユニットにおいてクッションユニット内に存在するオイルの液面が温度、車体の揺れ等によってその位置が変化し易くなるのに比べて、本発明ではリヤクッションユニット85a内で液面が変化する心配がない。
ロアアーム85a,85aは、それぞれ上部にリヤクッションユニット85aの他方の取付部161cを取付けるクッション取付ブラケット211,211(一方の符号211のみ示す。)を取付けたものである。
図のアッパアーム85f及びロアアーム85gの位置は、後輪81,82を接地させた状態で、車両に運転者が乗車しない状態のものである。この状態を空車状態とする。
このような空車状態では、リヤクッションユニット85aの取付部161c、詳しくは取付穴161dはドライブシャフト177のシャフト186に重なる。
以上の図4で示したように、本発明は第1に、車体フレーム11にエンジン12を取付け、このエンジン12に、スロットルボディ52を備える吸気装置46を接続し、車体フレーム11を構成する左右一対のフレーム部材としてのアッパフレーム21,22(又は車体フレーム11を構成する左右一対のフレーム部材としてのロアフレーム23,24)の内側にバッテリ86を配置した車両10において、スロットルボディ52を、車体前後方向に延びる車体中心線90に対して左右いずれか一方の側に配置し、バッテリ86を、車体中心線90に対して他方の側に配置したことを特徴とする。
スロットルボディ52を、車体中心線90に対して左右いずれか一方の側に配置し、バッテリ86を、車体中心線90に対して他方の側に配置したので、スロットルボディ52を一方の側に配置して出来たスペース104にバッテリ86を配置できるため、車体のスペース、例えば、アッパフレーム21,22間(又はロアフレーム23,24間)のスペース105を有効に利用することができ、車体のコンパクト化、小型化を図ることができる。また、バッテリ86をエンジン12の近傍に配置することができ、重量物であるエンジン12及びバッテリ86を車体中央側に集中させることができる。従って、車両10の旋回性能等の走行性能を向上させることができる。
本発明は第2に、エアクリーナ54をバッテリ86の後方に配置し、バッテリ86を、スロットルボディ52とエアクリーナ54とを連通させるコネクティングチューブ53の側方に配置したことを特徴とする。
エアクリーナ54をバッテリ86の後方に配置し、バッテリ86をコネクティングチューブ53の側方に配置したので、吸気装置46を構成するスロットルボディ52、コネクティングチューブ53、エアクリーナ54とバッテリ86とを車体に効率良く配置することができ、車体のコンパクト化、小型化を図ることができる。
本発明は第3に、エンジン12に、排気装置47を備え、この排気装置47を構成する排気管56を、エンジン12からスロットルボディ52の下方を通して車体後方に延ばしたことを特徴とする。
排気管56を、エンジン12からスロットルボディ52の下方を通して車体後方に延ばしたので、車体中心線90に対してスロットルボディ52及び排気管56と反対の側にバッテリ86を配置することにより、車体の左右の重量バランスを向上させることができる。
本発明のバッテリ配置構造は、前後に延びる左右一対のフレールを有する車両に好適である。
本発明に係るバッテリ配置構造を採用した車両の側面図である。 本発明に係る車両の平面図である。 本発明に係る車両の後部側面図である。 本発明に係る車両の後部平面図である。 本発明に係る車両の駆動力伝達部を示す要部側面図である。 本発明に係る車両の後部を示す要部平面図である。 本発明に係る車両の駆動力伝達部を示す背面図である。
符号の説明
10…車両、11…車体フレーム、12…エンジン、21,22,23,24…左右一対のフレーム部材、46…吸気装置、47…排気装置、52…スロットルボディ、53…コネクティングチューブ、54…エアクリーナ、56…排気管、86…バッテリ、90…車体中心線、104…スペース。

Claims (3)

  1. 車体フレームにエンジンを取付け、このエンジンに、スロットルボディを備える吸気装置を接続し、前記車体フレームを構成する左右一対のフレーム部材の内側にバッテリを配置した車両において、
    前記スロットルボディを、車体前後方向に延びる車体中心線に対して左右いずれか一方の側に配置し、前記バッテリを、前記車体中心線に対して他方の側に配置したことを特徴とする車両のバッテリ配置構造。
  2. 前記エアクリーナを前記バッテリの後方に配置し、バッテリを、前記スロットルボディと前記エアクリーナとを連通させるコネクティングチューブの側方に配置したことを特徴とする請求項1記載の車両のバッテリ配置構造。
  3. 前記エンジンは、排気装置を備え、この排気装置を構成する排気管を、前記エンジンから前記スロットルボディの下方を通して車体後方に延ばしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のバッテリ配置構造。
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