JP2007061223A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機を複雑にしたり製造コストを増加させずに、遊技者の興趣を効果的に高めることを可能とする。
【解決手段】 図柄表示部材に、第1色の透光性インクによる第1図柄と、第1色とは異なる系統の色である第2色の透光性インクによる第2図柄とを描いておく。この図柄表示部材と光を拡散させて透過させる光拡散透過部材とを重ねて、そこに第1色の光または第2色の光を切り換えて照射する。こうすれば、第1色の光を照射した場合は、第1色の均一な背景の中に第2図柄の影が浮かび上がり、第2色の光を照射した場合は、第2色の均一な背景の中に第1図柄の影が浮かび上がる。従って、照射する光を切り換えることで、異なる図柄を表示させることができるので、遊技機の複雑化や製造コストの増加を招くことなく、遊技者の興趣を効果的に高めることが可能となる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、遊技球または遊技メダルなどの遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に関し、詳しくは、遊技の進行状況に応じて種々の演出が行われる遊技機に関する。
遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機としては、例えば遊技盤面上に遊技球を発射して遊技を行う各種の弾球遊技機や、遊技メダルを投入して図柄を合わせる遊技を行う回胴式遊技機などが知られている。これらの各種の遊技機では、遊技者の興趣を効果的に高めるために、遊技の進行状況に合わせて種々の演出が行われることが一般的である。
このような演出としては、単純なものとしては、装飾ランプを点滅させたり、あるいは図柄が描かれたパネルを裏面側からライトで照らして図柄を浮き上がらせたりするといった方法が使用されるが、今日では、液晶表示装置を用いた演出も広く使用されるようになっている(例えば、特許文献1)。液晶表示装置は鮮やかな色彩で描かれた図柄を、種々に切り換えて表示することができるので、液晶表示装置を用いて演出を行うことで、遊技者の興趣を効果的に高める演出が可能となる。
特開平10−277221号公報
しかし、液晶表示装置を用いて行う演出は、装飾ランプを点滅させたり、図柄が描かれたパネルを裏面側からライトで照らしたりするなどの方法による演出に比べて、大掛かりになってしまうという問題がある。すなわち、液晶表示装置は駆動装置まで含めると、装飾ランプやパネルによる演出装置と比べて大きなものとなり、また、演出を行うための制御も複雑なものとなる。更に、液晶表示装置は高価であるため、他の演出方法を採用した場合に比べて、遊技機の製造コストが増加してしまうという問題もある。
もちろん、装飾ランプを点滅させたり、図柄が描かれたパネルを裏面側からライトで照らしたりするといった演出方法を採用すれば、こうした問題の発生を回避可能であるものの、演出の内容が単調となり易く、遊技者の興趣を効果的に高めることが困難となる。
本発明は、従来の技術における上述した課題を解決するためになされたものであり、簡便な方法により、遊技者の興趣を効果的に高めることの可能な遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、製造コストを増加させることなく、遊技者の興趣を効果的に高めることの可能な遊技機の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技球または遊技メダルを投入して遊技を行い、該遊技の進行状況に応じて所定の演出を行う遊技機において、
薄板状あるいは薄膜状に形成されて、一方の面から入射した光を拡散させて他方の面に透過させる光拡散透過部材と、
透明な材質を用いて薄板状あるいは薄膜状に形成され、所定の第1色の透光性インクによる第1図柄と、該第1色とは色の系統が異なった第2色の透光性インクによる第2図柄とが描かれており、前記光拡散部材に重ねた状態で設けられた図柄表示部材と、
前記光拡散透過部材の前記一方の面に向けて前記第1色の光と前記第2色の光とを切り換えて照射可能な光照射部と
を備えることを特徴とする。
かかる本発明の第1の遊技機においては、重ねた状態で設けられた光拡散透過部材および図柄表示部材に対して、互いに色の系統が異なった第1色の光と第2色の光とを切り換えて照射する。ここで「色の系統が異なる」とは、例えば補色の関係にある二つの色のように、一方の色に他方の色が全く混ざっていない状態を言う。例を挙げて説明すると、紫色は、赤色と青色とを混ぜ合わせた色であるから、紫色には赤色が混ざっていると考えることができるので、紫色と赤色とは、本明細書中で言うところの「異なる系統色」ではない。また、紫色には青色が混ざっていると考えることもできるので、紫色と青色とも、本明細書中で言うところの「異なる系統の色」ではない。しかし、赤色に何色を混ぜても青色を得ることはできないから、赤色には青色が混ざっていると考えることはできず、従って、赤色と青色とは本明細書に言う「異なる系統の色」に該当する。また、緑色についても同様なことが成り立つ。すなわち、緑色は青色と黄色とを混ぜて作ることができるから、緑色には青色が混ざっていると考えることもできるし、あるいは黄色が混ざっていると考えることもできる。従って、緑色には青色が混ざっていると考えれば、緑色と青色とは本明細書中で言うところの「異なる系統の色」には該当せず、緑色に黄色が混ざっていると考えれば、緑色と黄色とは「異なる系統の色」には該当しない。しかし、青色は黄色に何色を混ぜても作ることはできないし、逆に黄色は青色に何色を混ぜても作ることはできないから、青色と黄色とは「異なる系統の色」に該当する。
また、図柄表示部材には、第1色の透光性インク(インキともいう)による第1図柄と、第2色の透光性インクによる第2図柄とが描かれており、第1図柄の部分は、第1色の光は透過させるが、異なる系統の色である第2色の光は吸収してしまう。同様に第2図柄の部分は、第2色の光は透過させるが、第1色の光は吸収してしまう。更に、光拡散透過部材は、入射した光を拡散した状態で透過させる。このため、図柄表示部材と光拡散透過部材とを重ねたものに第1色の光を照射した場合には、第1色とは異なる系統の色で描かれた第2図柄の部分だけが影となり、他の部分(第1図柄の部分や何も描かれていない部分)は、第1色で均一に光った状態となる。逆に、第2色の光を照射した場合には、第2色とは異なる系統の色で描かれた第1図柄の部分だけが影となり、他の部分(第2図柄の部分や何も描かれていない部分)は、第2色で均一に光った状態となる。すなわち、第1色の光を照射した場合には第2図柄のシルエットを浮かび上がらせ、第2色の光を照射した場合には第1図柄のシルエットを浮かび上がらせることができる。
このように、照射する光を切り換えることによって異なる図柄を表示させることができるので、遊技機の複雑化を招いたり、製造コストを増加させたりことなく、遊技者の興趣を効果的に高める演出を行うことが可能となる。
尚、第1色あるいは第2色の光を、図柄表示部材と光拡散透過部材とを重ねたものに対して照射するに際しては、図柄表示部材の側から照射しても、光拡散透過部材の側から照射しても構わない。詳細な理由については後述するが、第1色の光および第2色の光を同じ側から照射するのであれば、図柄表示部材あるいは光拡散透過部材の何れの側から照射しても、それぞれの色の背景の中にシルエットを浮かび上がらせて表示することが可能である。
かかる第1の遊技機においては、光を減衰させて透過させる光減衰部材を設けることとして、図柄表示部材および光拡散透過部材に対して、第1色の光あるいは第2色の光が照射される側とは反対側に光減衰部材を設けることとしてもよい。
上述したように、第1色の光は、何の図柄も描かれていない部分と同様に、第1図柄の部分を通過する。もっとも、第1図柄の部分を通過する際に僅かに光が吸収される可能性もあり、この場合には、何の図柄も描かれていない部分と第1図柄の部分とで、通過後の光の強さが僅かに異なり、これが薄い影として認識されてしまう可能性がある。第2色の光についても同様に、第2図柄の部分で僅かに光が吸収され、その結果、第2図柄の部分が薄い影として認識されてしまう可能性がある。加えて、図柄の印刷時に、インクの厚さが不均一になった場合には、通過した後の光の強さに不均一が生じて、これが明るさのムラとして認識されてしまう可能性もある。しかし、第1色の光あるいは第2色の光が照射される側とは反対側に、光を減衰させて透過させる光減衰部材を設けておけば、図柄表示部材を透過した光を、光減衰部材によって減衰させることができる。このため、僅かな光の強さの差であれば、ほとんど分からない程度に小さくすることができ、延いては、第1図柄や第2図柄の薄い影が現れたり、明るさのムラが発生したりすることを回避することが可能となる。
尚、光減衰部材としては、光を減衰させて透過するものであれば、どのような部材を用いることもできるが、いわゆるマジックミラーを用いれば、第1色の光も第2色の光も照射していない場合に、鏡のような外観を呈することとなるので、図柄表示部材に描かれた第1図柄や第2図柄を、美観を損なうことなく隠しておくことが可能となるので特に好ましい。
また、図柄表示部材に第1図柄および第2図柄を描くに際しては、第1図柄と第2図柄とを、図柄表示部材のそれぞれ異なる面に描くこととしても良い。
第1図柄と第2図柄とを同じ面に描いたとしても、何ら機能上の問題は生じないが、同じ面に重ねて描くためには、初めに図柄を描いたインクが完全に乾いた後に、次の図柄を描かなければ、2つのインクが混じってしまうおそれが生じる。この点、第1図柄と第2図柄とを異なる面に描いておけば、こうした問題が生じることを確実に回避することが可能となる。
あるいは、図柄表示部材を、第1図柄が描かれた第1部材と、第2図柄が描かれた第2部材とを少なくとも含んだ複数の部材によって構成することとしても良い。
こうしても、第1図柄を描いた第1色のインクと、第2図柄を描いた第2色のインクとが混じり合ってしまうことを確実に回避することができる。
また、上述した図柄表示部材においては、赤色の透光性インクを用いて第1図柄を描き、青色の透光性インクを用いて第2図柄を描くこととして、赤色の光と青色の光とを切り換えて照射することとしても良い。
原理上、第1色と第2色とは互いに異なる系統の色であればどのような色の組合せを用いることも可能であるが、実際には、発光素子の特性上、完全に異なる系統の色となるような第1色の光と第2色の光の組合せを得ることは容易なことではない。この点、赤色と青色の組合せであれば、完全に異なる系統に近い色で発光する素子を、比較的容易に入手することができるので、特に好ましい。
また、前述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第2の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技球または遊技メダルを投入して遊技を行い、該遊技の進行状況に応じて所定の演出を行う遊技機において、
薄板状あるいは薄膜状に形成されて、一方の面から入射した光を拡散させて他方の面に透過させる光拡散透過部材と、
前記光拡散透過部材の前記一方の面に向けて、所定の第1色の光と、該第1色とは色の系統が異なった第2色の光とを切り換えて照射可能な光照射部と
を備え、
前記光拡散透過部材には、前記第1色の透光性インクによる第1図柄と、前記第2色の透光性インクによる第2図柄とが描かれていることを特徴とする。
かかる本発明の第2の遊技機においては、第1色の透光性インクによる第1図柄と、第2色の透光性インクによる第2図柄とが描かれた光拡散透過部材に対して、第1色の光と第2色の光を切り換えながら照射する。前述したように、第1色の光は第2色のインクによって吸収されてしまい、第2色の光は第1色のインクによって吸収されてしまう。従って、第1色の光を照射した場合には、第2色のインクで描かれた第2図柄の部分が影となり、第1色の背景の中にシルエットが浮かび上がって表示される。逆に、第2色の光を照射した場合には、第1色で描かれた第1図柄の部分だけが影となり第2色の背景の中にシルエットが浮かび上がって表示される。このように、本発明の第2の遊技機においても、照射する光を切り換えることによって異なる図柄を表示させることができるので、遊技機の複雑化を招いたり、製造コストを増加させたりすることなく、遊技者の興趣を効果的に高める演出を行うことが可能となる。
また、かかる第2の遊技機においても、光拡散透過部材に対して、第1色の光あるいは第2色の光で照らされる側と反対側に、光減衰部材を設けることとしても良い。
第1色の透光性インクの部分は、第2色の透光性インクの部分に比べれば、ほとんど第1色の光を吸収しないが、全く吸収しないわけではない。同様に、第2色の透光性インクの部分は、第1色の透光性インクの部分に比べて、ほとんど第2色の光を吸収しないが、全く吸収しないわけではない。従って、第1色の光を照射した場合に、第1色の透光性インクで描かれた第1図柄の部分が、ごく薄い影として認識される可能性がある。同様に、第2色の光を照射した場合に、第2色の透光性インクで描かれた第2図柄の部分が、ごく薄い影として認識される可能性がある。加えて、印刷時にインクの厚さが不均一になった部分が、明るさのムラとして認識されてしまう可能性もある。このような場合でも、第1色の光あるいは第2色の光が照射される側とは反対側に光減衰部材を設けておけば、第1図柄や第2図柄の部分が薄い影として認識されたり、インク厚さのバラツキが明るさのムラとして認識されたりすることを回避することが可能となる。
また、本発明の第2の遊技機においては、第1図柄および第2図柄を描くに際して、光拡散透過部材のそれぞれ異なる面に描くこととしても良い。
第1図柄と第2図柄とを同じ面に描いたとしても、何ら機能上の問題は生じないが、これら図柄を異なる面に描いておけば、第1色の透光性インクと第2色の透光性インクが混じってしまうおそれを回避することが可能となる。
また、上述した光拡散透過部材においては、赤色の透光性インクを用いて第1図柄を描き、青色の透光性インクを用いて第2図柄を描くこととして、赤色の光と青色の光とを切り換えて消化することとしても良い。
発光素子の特性上、完全に異なる系統の色となるような第1色の光と第2色の光の組合せを得ることは容易なことではない。これらの光の色が、完全には異ならない系統の色である場合は、第1色の光で照らした場合には、第2図柄が完全な影にはならず、逆に、第1図柄が薄い影になってしまう。また、第2色の光で照らした場合には、第1図柄が完全な影にはならず、逆に、第2図柄が薄い影になってしまう。この点、赤色と青色の組合せであれば、ほぼ完全に異なる系統に近い色で発光する素子を、比較的容易に入手することができるので、赤色の光を照射した場合には、均一な赤色の背景の中に青色の図柄の部分がくっきりとしたシルエットとして浮かび上がり、逆に、青色の光を照射した場合には、均一な青色の背景の中に赤色の図柄の部分がくっきりとしたシルエットとして浮かび上がるようにすることができるので、特に好ましい。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.パチンコ機の装置構成:
A−1.装置前面側の構成:
A−2.遊技盤の構成:
A−3.制御回路の構成:
B.遊技の概要:
C.第1実施例の演出表示パネル:
D.第2実施例の演出表示パネル:
E.変形例:
A.パチンコ機の装置構成 :
A−1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、大きくは、前面枠4、上皿部5、下皿部6、遊技盤10などから構成されている。なお、図1では遊技盤10の詳細な図示を省略している。前面枠4は、図示しない中枠3に取り付けられており、中枠3は図示しない本体枠2に取り付けられている。中枠3はプラスチック材料で成形されており、本体枠2の内側に取り付けられている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、遊技機1の外枠を形成している。前面枠4の一端は、中枠3に対して回動可能に軸支されており、中枠3の一端は本体枠2に対して回動可能に軸支されている。遊技盤10は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられており、その前面側が前面枠4で覆われている。
前面枠4は、プラスチック材料で成形されており、略中央部には、円形状の開口部4aが形成されている。この開口部4aにはガラス板等の透明板がはめ込まれており、奥側に配置される遊技盤10の盤面が視認可能となっている。また、前面枠4には、遊技効果を高めるための各種ランプ類4b〜4fが設けられている。
前面枠4の下方には、上皿部5が設けられており、上皿部5の下方には下皿部6が設けられている。また、前面枠4の右側には施錠装置9が設けられており、前面枠4の左側にはプリペイドカード式の球貸装置13〈CRユニット)が設けられている。
上皿部5には、皿状の凹部と、凹部を取り巻くように形成された皿外縁部5aとが設けられている。遊技球は、上皿部5に形成された凹部に投入されて、発射装置ユニット12(図5参照)に供給される。また、皿外縁部5aには、遊技球の球貸スイッチ5b、返却スイッチ、投入した遊技球を排出するための排出ボタンなど、各種のボタン類が設けられている。さらに、上皿部5の略中央部には複数の長孔とその上部に多数の小穴が形成された第1スピーカ5yが設けられている。
下皿部6には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが設けられており、排出された遊技球は下皿部6内に貯留される。下皿部6に貯まった遊技球を排出するために、下皿部6の底面には、下皿部6内から遊技球を排出するための図示しない球技き穴が設けられており、下皿部6の略中央手前側には、球抜き穴を開閉させる排出ノブ6bが設けられている。排出ノブ6bは通常時は直立状態であるが、下端を奥側に押圧すると上端を回転軸として回転し、球抜き穴が開放状態となって、下皿部6に貯まった遊技球を排出することが可能となっている。また、排出ノブ6bの左右には、第2スピーカ6cが設けられている。
下皿部6の左端には灰皿7が設けられており、下皿部6の右端には発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者がハンドルに触れていることを検出するタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の回転軸は、下皿部6の奥側に搭載された図示しない発射装置ユニット12に接続されており、遊技者が発射ハンドル8を回転させると、その動きが発射装置ユニット12に伝達され、ユニットに内蔵された図示しない発射モータが回転して、回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
A−2.遊技盤の構成 :
図2は、遊技盤10の盤面構成を示す説明図である。前述したように、遊技盤10は中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤10の中央には、外レール14と内レール15とによって囲まれた略円形状の遊技領域11が形成されている。
遊技領域11の略中央には中央装置26が設けられており、また、遊技領域11の下方部分には変動入賞装置18が設けられ、そして、中央装置26と変動入賞装置18との間には始動口(普通電動役物)17が設けられている。始動口(普通電動役物)17は、左右に一対の翼片部が開閉可能に構成されたいわゆるチューリップ式の始動口である。始動口17の内部には、遊技球の通過を検出する始動口(普通電動役物)スイッチ17s(図5参照)と、翼片部を作動させるための普通電動役物(始動口)ソレノイド17m(図5参照)とが備えられている。一対の翼片部が左右に開くと、遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部が直立して、遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態となる。
中央装置26のほぼ中央には、演出表示装置27が設けられている。演出表示装置27は、液晶画面を搭載しており、キャラクタ図柄や背景図柄などの種々の演出用図柄を変動停止表示することが可能となっている。演出表示装置27の画面上で表示される各種図柄については後述する。また、演出表示装置27の右方には、演出表示パネル270が設けられている。詳細には後述するが、演出表示パネル270の内部には、赤色に発光するダイオード(LED)と青色に発光するダイオード(LED)が複数個設けられている。そして、遊技の状態に合わせて、赤色または青色の何れかのLEDを点灯させると、演出表示パネル270に異なる図柄を浮かび上がらせて演出を行うことが可能となっている。演出表示パネル270の構造および演出表示パネル270で行われる演出の内容については後述する。
中央装置26の左下には、図柄表示装置28が設けられている。詳細な構成については後述するが、図柄表示装置28では普通図柄や特別図柄などを変動停止表示することが可能となっている。
遊技領域11の左端には、普通図柄作動ゲート36が設けられており、このゲートの内部には、遊技球の通過を検出するゲートスイッチ36sが設けられている。更に、普通図柄作動ゲート36と中央装置26との間には、ランプ風車24が設けられている。これら各遊技装置の間および周辺には、多数の障害釘23が設けられている。
変動入賞装置18のほぼ中央には、大入賞装置31が設けられている。この大入賞装置31は、略長方形状に大きく開口する大入賞口31dと、大入賞口31dを開閉するための大入賞口ソレノイド31m(図5参照)などから構成されている。大入賞口31dは、後述する所定の条件が成立すると開放状態となり、この結果、遊技球が高い確率で大入賞口31dに入球することとなって、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始される。尚、大入賞口31dの内部には、大入賞口スイッチ31sが設けられており、大入賞口31dに入賞した遊技球を検出することが可能となっている。
遊技盤10の下方にはアウト口48が設けられ、そのアウト口48の下部にはバック球防止部材58が設けられている。バック球防止部材58は、遊技領域11に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止する機能を有している。一方、内レール15の先端部には、図示しないファール球防止部材が取り付けられ、ファール球防止部材と略正反対側(遊技盤10の右半分側)には、図示しない返しゴムが外レール14に沿って嵌合状に取り付けられている。
図3は、本実施例の遊技機1に搭載された図柄表示装置28の構成を示す説明図である。本実施例の図柄表示装置28は、大きくは、普通図柄表示部29と、特別図柄表示部30とから構成されている。普通図柄表示部29は、左普通図柄表示部29aと右普通図柄表示部29bとから構成されており、特別図柄表示部30は、左特別図柄表示部30aと右特別図柄表示部30bとから構成されている。2つの普通図柄表示部29a,29bは、発光ダイオード(LED)を用いて構成されており、左普通図柄表示部29aは赤色の光を点灯し、右普通図柄表示部29bは緑色の光を点灯することが可能となっている。また、特別図柄表示部30には、いわゆる7セグメントLEDが用いられており、このうちの7セグメント部分が左特別図柄表示部30aを構成し、コンマ部分が右特別図柄表示部30bを構成している。この7セグメント部分およびコンマ部分は、赤色、橙色、緑色のいずれかの光を点灯可能となっている。また、図柄表示装置28には、普通図柄保留表示部29c、および特別図柄保留表示部30cも設けられている。これらは、それぞれ4つのLEDで構成されている。このような構成を有する図柄表示装置28の表示内容については後述する。
図4は、本実施例の遊技機1に搭載された演出表示装置27の画面構成を示す説明図である。前述したように、演出表示装置27は、主に液晶表示画面を用いて構成されており、液晶画面上には、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cと、その背景に表示される背景図柄27dとが表示されている。このうち、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cは、図3に示した特別図柄30の表示に合わせて種々の態様で変動表示され、遊技を演出することが可能となっている。詳細な演出内容については後述する。
A−3.制御回路の構成 :
次に、本実施例の遊技機1の制御回路の構成について説明する。図5は、本実施例の遊技機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているように遊技機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板、中継端子板などから構成されているが、その機能に着目すると、遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否についての制御を司る主制御基板200と、図柄やランプや効果音を用いた遊技の演出の制御を司るサブ制御基板220と、貸球や賞球を払い出す動作の制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に関する制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM、周辺機器とのデータのやり取りを行うための周辺機器インターフェース(PIO)、CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器、CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ、定期的に割り込み信号を発生させるCTC(カウンター・タイマ・サーキット)など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。また、図5中に示した矢印の向きは、データあるいは信号を入出力する方向を表している。尚、図5では、主制御基板200に搭載されたCPU201やRAM202、およびサブ制御基板220に搭載されたCPU221やROM223のみ図示されており、主制御基板200に搭載されているROMやPIO、サブ制御基板220に搭載されたRAMやPIO、更には、他の制御基板に搭載されているCPUや、RAM,ROMなどについては図示が省略されている。
図示されているように主制御基板200は、始動口スイッチ17sや、大入賞口スイッチ31s、ゲートスイッチ36sなどから遊技球の検出信号を受け取って、遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否を決定した後、サブ制御基板220や、払出制御基板240、発射制御基板260などに向かって、各種の動作を指令するコマンドを出力する。また、主制御基板200には、発射装置ユニット12から発射された遊技球を検出するカウントスイッチ8sも接続されている。更に、主制御基板200には、始動口17に設けられた一対の翼片部を開閉させるための普通電動役物ソレノイド17mや、大入賞口31dを開閉させるための大入賞口ソレノイド31m、更には、普通図柄や特別図柄の変動停止表示を行う図柄表示装置28などが中継端子板を介して接続されており、これら各種ソレノイド17m,31m、および図柄表示装置28に向かって信号を出力することにより、これらの動作の制御も行っている。
サブ制御基板220は、主制御基板200からの各種コマンドを受け取ると、コマンドの内容を解析して、その結果に応じた遊技の演出を行う。すなわち、前述した演出表示装置27を駆動する演出表示基板225や、各種のスピーカ5y、6cを駆動するアンプ基板224、装飾用の各種LEDやランプを駆動する装飾駆動基板226に駆動信号を出力することにより、遊技の演出を行う。また、詳細には後述するが、前述した演出表示パネル270の内部には、赤色に発光する表示パネル用LED278rと、青色に発光する表示パネル用LED278bとが複数個ずつ設けられており、これらの表示パネル用LED278r、278bは、装飾駆動基板226に接続されている。サブ制御基板220は、装飾駆動基板226を介して、赤色または青色の表示パネル用LEDを点灯させることにより、演出表示パネル270に図柄を浮き上がらせるとともに、その図柄を切り換えながら演出を行うことが可能となっている。演出表示パネル270で行われる演出については後述する。
払出制御基板240は、いわゆる貸球や賞球の払い出しに関する各種の制御を司っている。例えば、遊技者が前述した上皿部5に設けられた球貸スイッチ5bや返却スイッチ5cを操作すると、この信号は、球貸表示基板242から中継端子板を介して、球貸装置13に伝達される。球貸装置13は、払出制御基板240とデータをやり取りしながら、貸球の払出を行う。また、主制御基板200が賞球の払出コマンドを出力すると、このコマンドを払出制御基板240が受け取って、払出モータ109mに駆動信号を出力することによって賞球の払い出しが行われる。
B.遊技の概要 :
次に、上述した構成を有する本実施例の遊技機1で行われる遊技の概要について簡単に説明しておく。
本実施例の遊技機1では、次のようにして遊技が行われる。先ず、遊技者が上皿部5の凹部に遊技球を投入して発射ハンドル8を回転させると、上皿部5に投入された遊技球が、1球ずつ発射装置ユニット12に供給されて、図2を用いて前述した遊技領域11に発射される。遊技球を打ち出す強さは、発射ハンドル8の回転角度によって調整することが可能となっており、遊技者は発射ハンドル8の回転角度を変化させることによって、遊技球の狙いを付けることができる。
発射した遊技球が、遊技領域11の左側に設けられた普通図柄作動ゲート36を通過すると、図柄表示装置28において普通図柄の変動表示が開始される。図3を用いて前述したように、図柄表示装置28には左普通図柄表示部28aと、右普通図柄表示部28bとが設けられている。左普通図柄表示部28aは赤色の光を点灯可能に構成されており、右普通図柄表示部28bは緑色の光を点灯可能に構成されている。普通図柄の変動表示が開始されると、左右の普通図柄表示部28a,28bが点滅表示を行う。
図6は、普通図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。変動表示中の普通図柄は、図示されている4つの状態を取ることができる。先ず、図6(a)に示した状態は、左普通図柄表示部29aが点灯して、右普通図柄表示部29bが消灯している状態を表している。図6(b)は、左普通図柄表示部29aおよび右普通図柄表示部29bがいずれも点灯した状態を表している。図6(c)は、左普通図柄表示部29aが消灯し、右普通図柄表示部29bが点灯した状態を表しており、図6(d)は、左普通図柄表示部29aおよび右普通図柄表示部29bがいずれも消灯した状態を表している。普通図柄の変動表示中は、これら4つの表示状態が速い速度で次々と切り換わる態様で表示され、そして、所定時間が経過すると、4つの表示状態のいずれかの状態で停止表示される。このとき、所定の表示状態で停止表示されると、いわゆる普通図柄の当りとなって、始動口17が所定時間(例えば0.5秒間)だけ開放状態となる。本実施例では、図6(c)に示した表示状態、すなわち、左普通図柄表示部29aが消灯して右普通図柄表示部29bが点灯している状態が、普通図柄の当りに設定されている。
尚、普通図柄の変動表示中に遊技球が普通図柄作動ゲート36を通過した場合は、この遊技球の通過が保留数として蓄えられて、現在の普通図柄の変動表示が終了後に、変動表示が行われる。普通図柄の保留は最大4個まで蓄えることが可能となっており、蓄えられている普通図柄の保留数は、普通図柄保留表示部29c(図3参照)に表示される。
次いで、開放状態となった始動口17に遊技球が入球すると、今度は、特別図柄の変動表示が開始される。特別図柄は、図3を用いて説明したように特別図柄表示部30によって表示される。尚、前述したように、本実施例の特別図柄表示部30は、7セグメントLEDからなる左特別図柄表示部30aと、コンマ部分の右特別図柄表示部30bから構成されており、これら左右の特別図柄表示部30a,30bは、赤色、橙色、緑色のいずれかで点灯可能となっている。
図7は、特別図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。特別図柄の変動表示中は、左特別図柄表示部30aでは、「A」、「Y」、「−」のいずれかの図柄が表示され、右特別図柄表示部30bではコンマ「.」が表示される。また、左特別図柄表示部30aの「A」および「Y」、右特別図柄表示部30bのコンマ「.」は、赤色、橙色、緑色の3つの状態を取ることができ、左特別図柄表示部30aの「−」は、赤色または緑色のいずれかの状態を取ることができる。本実施例の特別図柄表示部30では、これらの表示状態が組み合わされて、図7に示す12種類の状態を表示することができる。図中で7セグメントLEDあるいはコンマ部分に細かいハッチングが付されているのは、赤色の状態で点灯されていることを表している。また、少し粗いハッチングが付されているのは橙色の状態で点灯表示されていることを表しており、粗いハッチングが付されているのは緑色の状態で点灯表示されていることを表している。特別図柄の変動表示が開始されると、これら12種類の表示状態が速い速度で次々と切り換わる態様で表示され、所定時間が経過すると、いずれかの状態で停止表示される。
停止表示された図柄が「−」である場合は、特別図柄は外れとなるが、それ以外の図柄の組合せが停止表示された場合は特別図柄の当りとなって、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始される。すなわち、特別図柄が当りとなる図柄の組合せは、図7に示した12種類の図柄から、「−」を除いた10種類の組合せが存在することになる。また、本実施例の特別遊技状態は、大入賞口31dが開放状態となる遊技状態(ラウンド)が、所定回数だけ繰り返されるように構成されている。大入賞口31dは大きく開口するために、遊技球が高い確率で入球する。その結果、所定回数のラウンドが繰り返される間に遊技者は多くの賞球を獲得することが可能となっている。
尚、特別図柄の変動表示中に遊技球が始動口17に入球した場合は、この遊技球の入球が特別図柄の保留数として蓄えられて、現在の特別図柄の変動表示が終了後に、変動表示が行われる。特別図柄の保留も最大4個まで蓄えることが可能となっており、蓄えられている特別図柄の保留数は、特別図柄保留表示部30c(図3参照)に表示される。
図7に示した特別図柄が当りとなる10種類の組合せのうち、実線で囲った5種類の組合せは、いわゆる「確変図柄」と呼ばれる組合せであり、変動表示された特別図柄が、これら確変図柄の組合せのいずれかで停止すると、特別遊技が終了してから次の特別遊技が開始されるまでの間、当り図柄で停止表示される確率が通常の状態よりも高くなる。このように、当り図柄で停止表示される確率が高くなっている遊技状態は、確率変動状態(若しくは、確変状態)と呼ばれる。
また、図7に示した特別図柄が当りとなる10種類の組合せのうち、破線で囲った5種類の組合せは、いわゆる「通常図柄」と呼ばれる組合せであり、変動表示された特別図柄が、これら通常図柄の組合せのいずれかで停止すると、特別遊技の終了後、特別図柄が所定回数(本実施例では100回)変動表示されるか、若しくは次回の特別遊技状態が開始されるまでの間、特別図柄の変動時間が短くなるとともに、始動口17の開放時間が若干長くなるように設定されている。このような遊技状態は、変動時間短縮状態(若しくは、時短状態)と呼ばれる。
尚、本実施例の遊技機1においては、時短機能は、通常図柄で停止表示された場合だけでなく、確変図柄で停止表示された場合にも作動するようになっている。結局、特別図柄が、図7に示した10種類の当り図柄のいずれかで停止表示された場合は、特別遊技状態の終了後、必ず時短機能が作動することになる。
また、図柄表示装置28で停止表示される特別図柄を、図7に示した12種類の中の何れの図柄で停止表示させるかは、主制御基板200によって決定されている。
上述した特別図柄の変動停止表示に合わせて、演出表示装置27では演出用図柄を用いた各種の演出が行われる。図8は、演出表示装置27で行われる演出の一態様を例示した説明図である。図4を用いて前述したように、演出表示装置27を構成する液晶表示画面には、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが表示されている。前述した図柄表示装置28で特別図柄の変動表示が開始されると、演出表示装置27においても、これら3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが一斉に変動表示を開始する。本実施例では、キャラクタ図柄として「1」〜「9」までの9つの数字を意匠化した図柄が用意されている。
図8(a)には、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが一斉に変動表示している様子が概念的に示されている。変動表示が開始された後、所定時間が経過すると、初めに左キャラクタ図柄27aが「1」〜「9」のいずれかの図柄で停止表示され、次いで、右キャラクタ図柄27cが停止表示され、最後に中キャラクタ図柄27bが停止表示される。
これら演出表示装置27で停止表示される3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cの組合せは、前述した図柄表示装置28で停止表示される特別図柄の組合せと連動するように構成されている。たとえば、図柄表示装置28の特別図柄が当り図柄で停止する場合は、演出表示装置27の3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが同じ図柄で停止表示される。特に、図柄表示装置28の特別図柄が、前述した確変図柄で停止する場合は、演出表示装置27の3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが、奇数を表す同じ図柄で停止表示される。一方、図柄表示装置28の特別図柄が外れ図柄で停止する場合は、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cは同じ図柄で揃わない任意の組合せで停止表示される。
このように、図柄表示装置28で表示される特別図柄と、演出表示装置27で表示される3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cとは、表示内容が互いに対応しており、それぞれの表示図柄が確定するタイミングも同じに設定されているため、どちらの表示を見ながら遊技をすることも可能である。しかし、図2に示すように、図柄表示装置28よりも演出表示装置27の方が目に付き易い位置に設けられており、表示画面も大きく、更に表示内容も分かり易いので、遊技者は演出表示装置27の画面を見ながら遊技を行うことが通常である。従って、演出表示装置27の表示画面上で初めに停止表示される左キャラクタ図柄27aと、続いて停止表示される右キャラクタ図柄27cとが同じ図柄であった場合には、最後に停止表示される中キャラクタ図柄27bも同じ図柄で停止して、いわゆる大当り状態になるのではないかと、遊技者は図柄の変動を注視することになる。このように、2つのキャラクタ図柄を同じ図柄で停止した状態で、最後の図柄を変動表示させる演出は、リーチ演出と呼ばれており、リーチ演出を行うことで遊技者の興趣を高めることが可能となっている。
また、こうした演出表示装置27で行われる演出に合わせて、前面枠4に設けられた各種ランプ類4b〜4f(図1参照のこと)も点滅させ、これにより、遊技者の興趣を一層盛り上げている。もっとも、これら各種ランプ類4b〜4fは点灯した状態と消灯した状態の何れかしか取ることができず、演出表示装置27のように幾つかの図柄を切り換えて表示することができないため、どうしても演出が単調になってしまう。かといって、各種ランプ類4b〜4fの代わりに液晶表示装置を搭載したのでは、遊技機1の製造コストが増加してしまう。更に、液晶画面の駆動装置まで考慮すると、液晶表示装置を搭載するためには比較的広いスペースが必要となるので、各種ランプ類4b〜4fに比べて搭載上も大きな制約を受けてしまう。こうした点に鑑みて、本実施例の遊技機1では、演出表示装置27の右方に演出表示パネル270が設けられている。この演出表示パネル270は、各種ランプ類4b〜4fのように単純な構造でありながら、演出表示装置27のように種々の図柄を切り換えて表示することが可能である。このため、遊技の進行状況に合わせて演出表示パネル270を用いて演出を行うことで、遊技者の興趣をより一層高めることが可能となっている。以下では、本実施例の遊技機1に搭載されている演出表示パネル270について詳しく説明する。
C.第1実施例の演出表示パネル :
図9は、第1実施例の演出表示パネル270の大まかな構造を示す分解斜視図である。図示されているように演出表示パネル270は、減衰パネル272と、図柄シート274と、拡散パネル276とが、この順番で重ねられた状態で、凹状に形成された光照射部278に嵌め込まれて構成されている。光照射部278の内部には、赤色に発光する表示パネル用LED278rと、青色に発光する表示パネル用LED278bとが、一対になった状態で複数組設けられている。また、光照射部278の内面はメッキ処理が施され、表示パネル用LED278r、278bの光を反射するリフレクターとして機能するようになっている。
尚、表示パネル用LEDとして用いる発光色の組合せは、互いに異なる系統の色の組合せであれば、赤色および青色の組合せに限らず、どのような発光色の組合せを用いることも可能である。もっとも、入手可能なLEDは、完全に異なる系統の色からは光の波長が若干ずれていることが多く、経験上、赤色に発光するLEDと青色に発光するLEDとを組み合わせて使用したときに、最も良好な結果を得ることができる。
拡散パネル276は、半透明の白い樹脂によって形成されており、光照射部278から光が入射されると、拡散させた状態で透過させる機能を有している。従って、本実施例の拡散パネル276は、本願発明における「光拡散透過部材」の一態様を構成している。尚、ここでは、拡散パネル276は、一定の剛性を有する樹脂製のパネルであるものとして説明するが、光照射部278からの光を拡散させて透過させるものであれば良く、例えばシート状に形成した半透明の樹脂を用いることもできるし、あるいは和紙などを用いることも可能である。
図柄シート274は、透明な樹脂製のシートの表面と裏面とに、それぞれ異なる図柄が印刷されており、このうちの一方の図柄は赤色の透光性インクによって印刷され、他方の図柄は青色の透光性インクによって印刷されている。この図柄シート274は、本願発明における「図柄表示部材」の一態様を構成している。尚、図柄シート274に異なる図柄が印刷されている様子については、別図を用いて後述する。
減衰パネル272は、いわゆるマジックミラーによって構成されている。ここでマジックミラーとは、一方の面から入射した光は若干減衰させて透過させるが、他方の面からの入射した光はほとんど透過させることなく反射する性質を有する薄板状あるいは薄膜状に形成された部材である。本実施例では、マジックミラーは、光照射部278から放出されて、拡散パネル276および図柄シート274を通過した光を、若干減衰させて透過させる向きに設けられている。尚、減衰パネル272としては、入射した光を減衰させて透過させるパネルあるいはシートであれば、マジックミラーに限らず、どのようなものであっても用いることができる。例えば、ハーフミラーや、自動車の後部座席用の窓ガラスとして使用されているプライバシーガラス(スモークガラスともいう)などを用いることも可能である。また、本実施例の減衰パネル272は、本願発明における「光減衰部材」の一態様を構成している。
図10は、演出表示パネル270の断面を取って、減衰パネル272、図柄シート274、拡散パネル276が光照射部278に取り付けられている様子を示した説明図である。図示されているように、凹形状に形成された光照射部278の内部には、赤色に発光する表示パネル用LED278rと、青色に発光する表示パネル用LED278bとが設けられており、光照射部278の内周面278fにはメッキ処理が施されている。表示パネル用LED278r、278bを点灯させると、LEDからの光は内周面278fによって反射されて、効率よく拡散パネル276に光が導かれるようになっている。
尚、図9および図10では、手前側から、減衰パネル272、図柄シート274、拡散パネル276の順番で重ねられているものとして表示しているが、図柄シート274と拡散パネル276とは、順序を逆にすることも可能である。
図11は、図柄シート274に図柄が印刷されている様子を示した説明図である。図柄シート274の表面側には、図11(a)に示されているように、「大盤振舞」という文字を意匠化した図柄が、赤色の透光性インクによって印刷されている。図柄シート274の裏面側には、図11(b)に示されているように、「一攫千金」という文字を意匠化した図柄が、青色の透光性インクによって印刷されている。また、裏面側に印刷された図柄は、左右を逆転させた状態で印刷されているので、表側から見たときに「一攫千金」と読めるようになっている。
尚、本実施例では、図柄シート274は、薄いシート状に形成されているものとして説明するが、一定の剛性を有するパネル状に形成しても良い。また、赤色の透光性インクによる図柄と、青色の透光性インクによる図柄とは、それぞれ異なる面に印刷されているものとして説明するが、同じ面に重ねて印刷しても良い。更には、赤色の透光性インクによる図柄が印刷されたシートと、青色の透光性インクによる図柄が印刷されたシートとを重ねて、一枚の図柄シート274として用いることも可能である。
以上の構成を有する第1実施例の演出表示パネル270は、光照射部278の内部に設けられた赤色の表示パネル用LED278rあるいは青色の表示パネル用LED278bを切り換えて点灯させることで、図柄シート274に印刷された図柄(ここでは、「大盤振舞」あるいは「一攫千金」の何れかの図柄)を選択的に浮かび上がらせるような演出を行うことが可能である。以下、こうしたことが可能となる原理について説明する。
図12は、赤色インクで印刷された図柄または青色インクで印刷された図柄の一方の図柄を選択的に表示させる原理を示す説明図である。前述したように図柄シート274には、赤色の透光性インクおよび青色の透光性インクを用いて、それぞれに異なる図柄が印刷されている。図12中に細かい斜線を付して示した部分は、図柄シート274に印刷された赤色の透光性インクのインク層を模式的に表したものである。また、図12中に粗い斜線を付して示した部分は、青色の透光性インクのインク層を模式的に表したものである。
図12(a)は、これらインク層を裏側から青色光で照らした様子を表している。青色光は青色のインク層は透過するが、異なる系統の色である赤色のインク層では吸収されてしまい、ほとんど透過することができない。従って、青色光で照らした場合には、赤色インクで印刷された図柄がシルエットとして浮かび上がるようになる。図12(b)は、赤色インクおよび青色インクのインク層を赤色光で裏側から照らした様子を表している。赤色光は赤色のインク層は透過するが、異なる系統の色である青色のインク層では吸収されてしまい、ほとんど透過することができない。従って、赤色光で照らした場合には、逆に、青色インクで印刷された図柄がシルエットとして浮かび上がるようになる。本実施例の演出表示パネル270では、こうした原理を利用して、赤色インクによる図柄あるいは青色インクによる図柄の何れかを選択的に表示しながら演出することが可能となっている。
図13は、本実施例の演出表示パネル270で、赤色インクによる図柄と、青色インクによる図柄とを選択的に表示して演出を行う様子を概念的に示した説明図である。光照射部278に設けられた赤色の表示パネル用LED278r、または青色の表示パネル用LED278bの何れも点灯させない状態では、演出表示パネル270に図柄が浮き出ることはない。特に、本実施例の演出表示パネル270は、減衰パネル272がマジックミラーとなっているので、パネルの部分がメッキを施されたように光った状態となっている。図13(a)は、光照射部278の内部に設けられた表示パネル用LED278r、278bを消灯した状態を模式的に表している。
次いで、光照射部278の内部に設けられた青色の表示パネル用LED278bを点灯させる。すると、青色の表示パネル用LED278bから放出された青色光が、光照射部278の内周面で反射して、拡散パネル276に入射する。前述したように拡散パネル276は入射した光を拡散させて透過させるので、拡散パネル276の全面がほぼ均一に青色に光った状態となる。また、図9および図10を用いて前述したように、拡散パネル276の手前側には図柄シート274が設けられており、図柄シート274には、赤色の透光性インクによる図柄(本実施例では「大盤振舞」)と青色の透光性インクによる図柄(本実施例では「一攫千金」)とが印刷されており、青色インクによる図柄の部分は青色光を透過させるが、赤色インクによる図柄の部分は青色光を吸収してしまう。このため、遊技者の側からは、赤色の透光性インクで印刷された「大盤振舞」という図柄が、青色の背景の中にシルエットとして浮かび上がって見えることになる。図13(b)は、このようにして青色の背景の中に、赤色インクで印刷された図柄がシルエットとして浮かび上がっている様子を模式的に表したものである。
また、図柄シート274の手前側にはマジックミラーによって形成された減衰パネル272が設けられている。このため、以下のような理由から、背景となっている青色の領域をきれいに見せることができ、その結果、「大盤振舞」という図柄をより一層鮮やかに浮かび上がらせることができる。青色の背景は、青色の透光性インクで印刷された図柄の部分と、何も印刷されていない透明なシートのままの部分とから構成されている。上述したように、青色のインク層は青色光をほとんど透過させるが、全く吸収しないわけではないので、青色光が青色のインク層を通過する際に僅かではあるが光の強さが弱くなる。このため、青色の背景をよく見ると、青色インクで印刷された図柄の部分が薄く影のように見えてしまうことが起こり得る。また、青色インクのインク層も完全に均一な厚さで印刷できるとは限らず、インク層の厚さが不均一な部分があると、これが薄い影のように見えてしまう可能性もある。
しかし、このようにして生じる影は、背景の部分を詳しく観察しなければ気づかないほど薄い影なので、減衰パネル272を通過させて、青色の背景全体の光の強さを僅かに減衰させるだけでほとんど分からなくすることができる。その結果、図柄の背景を均一な青色に光らせることができ、延いては、図柄をより一層鮮やかに浮かび上がらせることが可能となるのである。
尚、以上の説明から明らかなように、減衰パネル272は、背景を均一に光らせて図柄を鮮やかに浮かび上がらせる作用を有しており、この観点からはマジックミラーに限らず、光を僅かに減衰させて透過させるものであれば、どのような材質で形成されたパネルあるいはシートも用いることができる。また、減衰率の大きな材質を用いれば、背景を均一に光らせることができるが、その分だけ背景が暗くなってしまうので、図柄の部分とのコントラストは弱くなってしまう。逆に、減衰率の小さな材質を用いれば、背景が明るくなり図柄の部分とのコントラストを強くすることができるが、その分だけ背景の不均一な部分が目立ち易くなる。従って、減衰率が50%以下の材質を用いて減衰パネル272を形成することが望ましい。
次いで、光照射部278の内部に設けられた赤色の表示パネル用LED278rを点灯させる。すると、赤色の表示パネル用LED278rから放出された赤色光によって、拡散パネル276が均一に光った状態となり、青色の透光性インクで印刷された「一攫千金」という図柄が、赤色の背景の中にシルエットとして浮かび上がって見えることになる。図13(c)は、このようにして赤色の背景の中に、青色インクで印刷された図柄がシルエットとして浮かび上がっている様子を模式的に表したものである。
このように本実施例の演出表示パネル270では、光照射部278の内部に設けられた赤色の表示パネル用LED278rを点灯させることにより、赤色の背景の中に「大盤振舞」というシルエットを浮かび上がらせて表示させ、または青色の表示パネル用LED278bの何れかを点灯させることにより、青色の背景の中に「一攫千金」というシルエットを浮かび上がらせて表示させることが可能となる。すなわち、従って、第1実施例の演出表示パネル270においては、赤色および青色で異なる図柄が印刷された図柄シート、および拡散パネル276を、赤色および青色に発光するLEDで裏面側から照射するという、簡便な構成でありながら、液晶表示装置のように、異なる図柄を切り換えて表示することができる。このため、遊技機の構造を複雑にしたり、製造コストを増加させることなく、遊技者の興趣を効果的に高めることが可能となる。
また、図柄シート274を、減衰パネル272あるいは拡散パネル276の何れかに貼り付けておけば、図柄シート274に印刷された図柄と、減衰パネル272あるいは拡散パネル276との位置決めが必要な場合でも、正確に位置決めされた状態を維持しておくことが可能となる。加えて、演出表示パネル270の部品点数を減少させることができるので、演出表示パネル270の組み立て作業を簡略化することも可能となる。
尚、以上の説明においては、拡散パネル276の上に図柄シート274を重ねて、拡散パネル276で拡散された光を図柄シート274に入射させるものとして説明した。しかし、図柄シート274を拡散パネル276の下側に設け、図柄シート274を通過した光を拡散パネル276で拡散して透過させることとしても良い。この点について、若干補足して説明する。
先ず、拡散パネル276の上に図柄シート274を重ねた場合には、前述したように、光照射部278からの光は拡散パネル276によって、ほぼ均一に拡散された状態で、図柄シート274に入射する。図柄シート274には赤色インク層または青色インク層が設けられており、赤色インク層は青色の光を青色インク層は赤色の光を吸収する。このため、赤色光を照射した場合は、青色インクで印刷された図柄が赤い背景の中にシルエットとして浮かび上がり、青色光を照射した場合は、赤色インクで印刷された図柄が青い背景の中にシルエットとして浮かび上がるようになる。これに対して、拡散パネル276の下側に図柄シート274を設けた場合、光照射部278からの赤色光または青色光は、拡散パネル276を通ることなく図柄シート274に入射して、赤色インク層あるいは青色インク層によって吸収される。そして、図柄シート274を通過した部分は、拡散パネル276に入射して、均一に拡散された状態で通過する。ここで、光照射部278から赤色光が照射された場合は、青色インク層の部分では光が吸収され、残りの部分の光が拡散パネル276に入射し、この部分では均一に拡散された状態で透過する。このため、遊技者の側から見れば、青色インクで印刷された図柄のシルエットが赤色の背景の中に浮かび上がって見えることになる。光照射部278から青色光が照射された場合も同様に、赤色インク層の部分では光が吸収され、残りの部分の光が拡散パネル276に入射して均一に拡散された状態で透過する。このため、遊技者の側から見れば、赤色インクで印刷された図柄のシルエットが青色の背景の中に浮かび上がって見えることになる。
以上の説明から明らかなように、図柄シート274を拡散パネル276の下側(光照射部278の側)に設けた場合でも、赤色インクで印刷された図柄あるいは青色インクで印刷された図柄のシルエットを切り換えて浮かび上がらせることが可能となる。
D.第2実施例の演出表示パネル :
以上に説明した第1実施例では、演出表示パネル270は、減衰パネル272、図柄シート274、拡散パネル276、光照射部278によって構成されており、透光性インクによる図柄は図柄シート274に印刷されているものとして説明した。しかし、透光性インクによる図柄を拡散パネル276に印刷することとして、図柄シート274を用いることなく演出表示パネル270を構成することとしても良い。
図14は、第2実施例の演出表示パネル270の構造を示す分解斜視図である。図示されているように第2実施例の演出表示パネル270は、減衰パネル272と、拡散パネル276とが重ねられた状態で、凹状の光照射部278に嵌め込まれて構成されている。第1実施例の演出表示パネル270と同様に、光照射部278の内部には赤色に発光する表示パネル用LED278rと、青色に発光する表示パネル用LED278bとが、一対になった状態で複数組設けられ、また、光照射部278の内面にはメッキ処理が施されている。
拡散パネル276は、第1実施例の演出表示パネル270と同様に、半透明の白い樹脂によって形成されているが、第2実施例では、表側と裏側の両面に、「大盤振舞」という文字を意匠化した図柄と、「一攫千金」という文字を意匠化した図柄が、それぞれ赤色の透光性インクおよび青色の透光性インクを用いて印刷されている。尚、第2実施例の演出表示パネル270においては、拡散パネル276が本願発明の「光拡散透過部材」の一態様を構成している。
以上の構成を有する第2実施例の演出表示パネル270においても、光照射部278に設けられた赤色の表示パネル用LED278rを点灯させると、拡散パネル276に青色インクで印刷された図柄のシルエットが、赤色の背景の中に浮かび上がって表示される。また、青色の表示パネル用LED278bを点灯させると、拡散パネルに赤色インクで印刷された図柄のシルエットが、青色の背景の中に浮かび上がって表示される。従って、第2実施例の演出表示パネル270においても、液晶表示装置のような複雑な装置を用いることなく、図柄を切り換えて表示させることが可能となる。このため、遊技機を簡素でしかも安価に製造可能な構造に保ったまま、遊技者の興趣を効果的に高めることが可能となる。
E.変形例 :
以上に説明した各種実施例の演出表示パネル270には、幾つかの実施例が存在している。以下では、これら実施例について簡単に説明する。
(1)第1の変形例 :
以上の説明では、赤色インクで印刷される図柄と、青色インクで印刷される図柄とは、単に異なる図柄であれば、どのような図柄でも良いものとして説明した。しかし、これら2つの図柄を、時間の経過によって関連付けることの可能な図柄としても良い。ここで、時間の経過によって関連付けることの可能な図柄とは、例えば、夜空で花火が爆発した直後で未だ完全には開いていない状態の図柄と、完全に開いた状態の図柄のように、2つの図柄の間に時間的な前後関係が存在する図柄である。また、これらの図柄は、例えば鳥や蝶の羽ばたきや、星の瞬きのように、2つの状態を繰り返す動作を表す図柄であることが特に好ましい。鳥が羽ばたく動作を例にとって説明すると、鳥の羽ばたきは、翼を上げた状態と翼を下げた状態とを繰り返すことによって行われるが、翼を上げた状態の図柄と、翼を下げた状態の図柄とのように、一方の図柄の状態の後に、他方の図柄の状態が発生し、その後に、再び一方の図柄の状態に戻るような関係にある図柄であることが特に好ましい。
図15は、図柄シート274の表面側と裏面側とに、星が瞬く様子を表す図柄が、それぞれ赤色インクおよび青色インクで印刷されている様子を表した説明図である。図15(a)は、図柄シート274の表面側に赤色インクで印刷された図柄を表しており、図15(b)は、図柄シート274の裏面側に青色インクで印刷された図柄を表している。図示されているように、図柄シート274の表裏には、上中下の3つの位置に、それぞれ1つずつ星の図柄が印刷されている。そして、それぞれの位置に印刷された表(おもて)面の図柄と裏面の図柄とは、星が瞬く様子を表した図柄となっている。
図16は、第1の変形例の図柄シート274が組み込まれた演出表示パネル270において、赤色の表示パネル用LED278rおよび青色の表示パネル用LED278bを切り換えて点灯した様子を示した説明図である。図16(a)は、表示パネル用LEDを点灯させる前の状態を表している。前述したように、演出表示パネル270の一番手前側(遊技者側)にはマジックミラーで形成された減衰パネル272が設けられているので、表示パネル用LEDを点灯させない状態では、遊技者からは、演出表示パネル270は鏡のように見えている。
次いで、青色の表示パネル用LED278bを点灯させると、図16(b)に示すように、青色の背景の中に3つの星形のシルエットが浮かび上がる。その後、赤色の表示パネル用LED278rの点灯に切り換えると、今度は、図16(c)に示すように、赤色の背景の中に星形のシルエットが浮かび上がる。そして、図15を用いて前述したように、赤色の背景に浮かび上がる星形の図柄と、青色の背景に浮かび上がる星形の図柄とは、星が瞬くように、2つの状態が繰り返される図柄となっている。このため、青色の表示パネル用LED278bが点灯した状態と、赤色の表示パネル用LED278rが点灯した状態とを何度も切り換えてやれば、あたかも星が瞬いているかのような演出を行うことも可能である。
尚、以上の説明では、最も好適な例として、赤色インクの図柄と青色インクの図柄とが、2つの状態を繰り返す動作を表した図柄である場合について説明した。しかし、2つの図柄は、時間の経過によって関連付けることの可能な図柄であれば、2つの状態を繰り返すものでなくても構わない。例えば、花火が爆発した直後の図柄を赤色インクで印刷し、花火が完全に開いた図柄を青色インクで印刷しておく。そして、初めは、青色の表示パネル用LED278bのみを点灯させ、次いで、赤色の表示パネル用LED278rのみを点灯させ、最後に、何れの表示パネル用LEDも消灯する動作を行えば、あたかも花火が夜空で爆発して開く様子を、2コマ漫画のような状態で表示する演出を行うことが可能となる。
(2)第2の変形例 :
以上の説明では、演出表示パネル270は何れも遊技球を用いて遊技を行う、いわゆる弾球遊技機に用いられるものとして説明した。しかし、本実施例の演出表示パネル270は、遊技メダルを投入して遊技を行う、いわゆる回胴式遊技機に対しても効果的に適用することができる。
図17は、本実施例の演出表示パネル270を回胴式の遊技機1に適用した様子を例示した説明図である。前述したように、本実施例の演出表示パネル270は、液晶表示装置とは異なって構造が簡単なため、回胴式遊技機の前面の適当な位置に設けることが可能である。このようにして演出表示パネル270を設けておき、演出表示パネル270の内部に設けられた赤色のLEDあるいは青色のLEDを切り換えて点灯させれば、回胴式遊技機で行われる遊技の進行状況に応じて適切に遊技を演出することが可能となる。
以上、本発明について各種の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
上述した各種実施例では、演出表示パネル270を演出表示装置27の右方に設けているものとして説明した。しかし、演出表示パネル270は構造が簡単であるため、他の部分にも容易に搭載することができる。例えば、大入賞口31の斜め横の、いわゆるサイド飾り部のように、液晶画面の搭載が困難な部分に設けることも可能である。あるいは、演出表示装置27の下方に設けられて、遊技球が転動するステージの部分を、上述した演出表示パネルによって構成することとしても良い。こうすれば、演出表示パネルの上を遊技球が転動することになるので、例えば星の瞬く表示の間を遊技球が転動するような演出を行うことが可能となる。その結果、遊技者に遊技球への注意がより向けられることになり、より一層の遊技興趣を喚起させることが可能となる。
本実施例の遊技機の正面図である。 遊技盤の盤面構成を示す説明図である。 本実施例の遊技機に搭載された図柄表示装置の構成を示す説明図である。 本実施例の遊技機に搭載された演出表示装置の画面構成を示す説明図である。 本実施例の遊技機における制御回路の構成を示したブロック図である。 普通図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。 特別図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。 演出表示装置で行われる演出の一態様を例示した説明図である。 第1実施例の演出表示パネルの大まかな構造を示す分解斜視図である。 演出表示パネルの断面を取って減衰パネル、図柄シート、拡散パネルが光照射部に取り付けられている様子を示した説明図である。 図柄シートに図柄が印刷されている様子を示した説明図である。 赤色インクで印刷された図柄または青色インクで印刷された図柄の一方の図柄を選択的に表示させる原理を示す説明図である。 本実施例の演出表示パネルで赤色インクによる図柄と青色インクによる図柄とを選択的に表示して演出を行う様子を概念的に示した説明図である。 第2実施例の演出表示パネルの構造を示す分解斜視図である。 図柄シートの表面側と裏面側とに星が瞬く様子を表す図柄がそれぞれ赤色インクおよび青色インクで印刷されている様子を表した説明図である。 第1の変形例の図柄シートが組み込まれた演出表示パネルにおいて赤色の表示パネル用LEDおよび青色の表示パネル用LEDを切り換えて点灯した様子を示した説明図である。 本実施例の演出表示パネルを回胴式遊技機に適用した様子を例示した説明図である。
符号の説明
1 …パチンコ機、270 …演出表示パネル、
278r,278b…表示パネル用LED、
272 …減衰パネル(光減衰部材)、274 …図柄シート(図柄表示部材)、
276 …拡散パネル(光拡散透過部材)

Claims (9)

  1. 遊技球または遊技メダルを投入して遊技を行い、該遊技の進行状況に応じて所定の演出を行う遊技機において、
    薄板状あるいは薄膜状に形成されて、一方の面から入射した光を拡散させて他方の面に透過させる光拡散透過部材と、
    透明な材質を用いて薄板状あるいは薄膜状に形成され、所定の第1色の透光性インクによる第1図柄と、該第1色とは色の系統が異なった第2色の透光性インクによる第2図柄とが描かれており、前記光拡散透過部材に重ねた状態で設けられた図柄表示部材と、
    前記光拡散透過部材の前記一方の面に向けて前記第1色の光と前記第2色の光とを切り換えて照射可能な光照射部と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    薄板状あるいは薄膜状に形成されて、前記図柄表示部材および前記光拡散透過部材に対して前記光照射部とは反対側に設けられ、該図柄表示部材を通過した光を減衰させて透過させる光減衰部材を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
    前記図柄表示部材の一方の面には前記第1図柄が、他方の面には前記第2図柄が描かれていることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
    前記図柄表示部材は、
    前記第1図柄が描かれた薄板状あるいは薄膜状の第1部材と、
    前記第2図柄が描かれた薄板状あるいは薄膜状の第2部材と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載の遊技機において、
    前記図柄表示部材には、赤色の透光性インクによる第1図柄と、青色の透光性インクによる第2図柄とが描かれており、
    前記光照射部は、赤色の光と青色の光とを切り換えて照射可能であることを特徴とする遊技機。
  6. 遊技球または遊技メダルを投入して遊技を行い、該遊技の進行状況に応じて所定の演出を行う遊技機において、
    薄板状あるいは薄膜状に形成されて、一方の面から入射した光を拡散させて他方の面に透過させる光拡散透過部材と、
    前記光拡散透過部材の前記一方の面に向けて、所定の第1色の光と、該第1色とは色の系統が異なった第2色の光とを切り換えて照射可能な光照射部と
    を備え、
    前記光拡散透過部材には、前記第1色の透光性インクによる第1図柄と、前記第2色の透光性インクによる第2図柄とが描かれていることを特徴とする遊技機。
  7. 請求項6に記載の遊技機において、
    薄板状あるいは薄膜状に形成されて、前記光拡散透過部材に対して前記光照射部とは反対側に設けられ、該光拡散透過部材を通過した光を減衰させて透過させる光減衰部材を備えることを特徴とする遊技機。
  8. 請求項6または請求項7に記載の遊技機において、
    前記光拡散透過部材の一方の面には前記第1図柄が、他方の面には前記第2図柄が描かれていることを特徴とする遊技機。
  9. 請求項6ないし請求項8の何れかに記載の遊技機において、
    前記光拡散透過部材には、赤色の透光性インクによる第1図柄と、青色の透光性インクによる第2図柄とが描かれており、
    前記光照射部は、赤色の光と青色の光とを切り換えて照射可能であることを特徴とする遊技機。
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