JP2007059873A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法 Download PDF

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信幸 渡邊
Yukari Inokuchi
ゆかり 井ノ口
Tetsuro Murakami
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Abstract

【課題】光取り出し効率を向上できる半導体発光素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】AlGaInP発光層5上には、Al0.6Ga0.4As電流拡散層3およびn型Al0.5In0.5Pクラッド層4を形成している。AlGaInP発光層5には、p型Al0.5In0.5Pクラッド層6、p型GaInP中間層7およびp型GaPコンタクト層8を形成している。p型GaPコンタクト層8には、p型GaPコンタクト層8のキャリア濃度よりも低いキャリア濃度を有するp型GaP透光性基板9を貼り付けている。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば通信装置、道路・線路・案内表示板装置、広告表示装置、携帯電話、ディスプレイのバックライト、照明器具等に使用される発光体である半導体発光素子及びその製造方法に関するものである。
近年、半導体発光素子の一つである半導体発光ダイオード(以下、「LED」と言う。)の製造技術が急速に進歩し、特に青色のLEDが開発されて以降は、光の3原色のLEDが揃ったことから、その3原色のLEDの組み合わせによりあらゆる波長の光を作り出すことが可能となった。その結果、LEDの適用範囲は急速に広まっており、中でも照明の分野では環境・エネルギー問題への意識の向上と相まって電球、蛍光灯に変わる自然光・白色光源として注目されているところである。
しかしながら、現状のLEDは電球や蛍光灯と比較して投入されるエネルギーに対する光の変換効率が劣っており、より変換効率の高い、より輝度の高いLEDを目指した研究開発が波長を問わず進められている。
一昔前までは高輝度化技術開発の中心はエピタキシャル成長技術にあったが、その技術が成熟した近年ではプロセス技術を中心とした開発へと移行しつつある。
プロセス技術による輝度の向上とはつまり外部量子効率(内部量子効率×外部取出し効率)の向上であり、素子の形状微細加工技術、反射膜、透明電極等が挙げられる。これらの中でもウェハボンディングによる手法は赤色、青色発光のLEDにおいていくつかの手法が確立されており、高輝度タイプのLEDが発明され市場に登場してきた。
このウェハボンディングによる高輝度化の手法は大きく分けて2種類ある。1つはエピタキシャル層にシリコンやゲルマニウムなどの不透明な基板を直接または金属層を介して貼り付ける手法である。もう1つは発光波長に対して透明な基板、例えばガラスやサファイア、GaPなどをエピタキシャル層に直接または接着層を介して貼り付ける手法である。
図1に、前者の手法が用いられたLEDの概略断面図を示す。また、図2に、後者の手法が用いられたLEDの概略断面図を示す。
図1において、101,103はエピタキシャル層、102は発光層、104は反射用金属層、105はシリコン基板、106,107は電極である。
図1のLEDでは、発光層103から出射された光が矢印で示すようにシリコン基板105で吸収される前に反射用金属層104で外部へ反射される。
図2において、201はウィンド層、202,204はエピタキシャル層、203は発光層、205は透明基板、206,207は電極である。
図2のLEDでは、発光層203から出射された光が矢印で示すように透明基板205で吸収されずに透過する。
特に、上記透明基板205をエピタキシャル層204に貼り付ける手法は、発光層203から出射された光が再び発光層203を通過すること無く、つまり、発光層203から出射された光が発光層203に吸収されること無く、LEDのほぼ全面より光を外部へ取り出すことが可能であり、より変換効率(取り出し効率)の高いLEDの開発が可能である。
従来、透明基板をエピタキシャル層に貼り付ける手法としては、特許第3230638号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この特許第3230638号公報では、4元系のLEDを作製するために、AlGaInP(アルミニウム・ガリウム・インジウム・リン)系の半導体層にGaP(ガリウム・リン)透明基板を直接貼り付けている。
ところで、上述したような透明基板をエピタキシャル層に貼り付ける手法では、光の透過性をよくするために直接透明基板を貼り付けられる。この場合、上記透明基板とエピタキシャル層との界面つまり貼付界面の抵抗が高いため、LEDの駆動電圧が上昇するという問題がある。
この問題を解決する方法としては、上記透明基板のキャリア濃度を高くして貼付界面の抵抗を下げることが考えられるが、透明基板のキャリア濃度を高くすると、キャリア濃度が高い透明基板で光の吸収や減衰が起こりやすくなる。
その結果、上記透明基板のキャリア濃度を高くしたLEDでは、光取り出し効率が低下するという問題が発生してしまう。このとき起こる光の吸収は主にフリーキャリアによる吸収であり、結晶のバンドギャップなどにほぼ無関係に吸収が起こる。
また、上記透明基板のキャリア濃度を高くすると、当然に、透明基板内における不純物や欠陥の密度が上昇し、この不純物や欠陥によって光が吸収されたり、減衰したりする。
また、上記透明基板をエピタキシャル層に貼り付ける手法では、透明基板をエピタキシャル層に貼り付けるために加熱処理を施すが、この加熱処理が非常に高温であるため、ドーパントである原子の拡散が起こり、ドーパントである原子が貼付界面、結晶界面、発光層などへ偏析してしまう。
その結果、上記ドーパントである原子が貼付界面、結晶界面に偏析した場合、貼付界面、結晶界面における光透過率が低下し、また、ドーパントである原子が発光層に偏析した場合、発光層の発光効率の低下が起こる。
また、上記貼付界面の抵抗を低下させる目的で、その貼付界面に金属層を設ける場合も同様に、金属層自身が通常光を透過することは無く、また金属と結晶の界面のコンタクトを良好なものとするために加熱処理などを施すと界面の合金層(黒化現象)が光吸収層となり、光の外部取り出し効率の向上があまり期待できないといった結果になる。
特許第3230638号公報
そこで、本発明の課題は、光取り出し効率を向上できる半導体発光素子及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の半導体発光素子は、
第1導電型の半導体層と、
上記第1導電型の半導体層上に形成された発光層と、
上記発光層上に形成された第2導電型の半導体層と、
上記第2導電型の半導体層上に形成され、上記発光層からの光を透過する透過性基板と
を備え、
上記透過性基板のキャリア濃度が上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低いことを特徴としている。
本明細書において、第1導電型とは、p型またはn型を意味する。また、第2導電型とは、第1導電型がp型の場合はn型、n型の場合はp型を意味する。
上記構成の半導体発光素子によれば、上記透過性基板を設置する一般的な方法としては例えば加熱処理がある。上記透過性基板を設置するために加熱処理を行うとき、透過性基板のキャリア濃度が第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも高いと、透過性基板中のキャリアが第2導電型の半導体層へ拡散し、そのキャリアが透過性基板、第2導電型の半導体層の界面や発光層などに偏析する。上記キャリアが透過性基板、第2導電型の半導体層の界面に偏析した場合には、その界面での光透過率が低下してしまう。また、上記キャリアが発光層に偏析した場合には、発光層の発光効率が低下してしまう。
図3A,図3Bに、透過性基板の一例であるGaP基板をGaAlInPのLED構造に貼り付けた場合に確認されるGaP基板の貼付界面のキャリアの偏析に関するSIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy)分析結果を示す。
図3から分かるように、貼付界面に偏析するキャリアの量がGaP基板のキャリア濃度に依存しており、GaP基板のキャリア濃度が高濃度になるとキャリアの偏析が著しいことが確認できる。
したがって、上記透過性基板のキャリア濃度を第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低くすることによって、透過性基板から第2導電型の半導体層へのキャリアの拡散が抑制され(高濃度から低濃度へ拡散することは熱力学的な安定性から明らかである)、光取り出し効率を向上できる。
その結果、上記半導体発光素子の輝度低下要因を無くすので、半導体発光素子の高輝度化を図ることが可能である。
また、上記透過性基板を設置する方法は、発光層からの光が透過性基板の界面の全部または一部を通過することが可能であれば、第2導電型の半導体層に透過性基板を直接貼り付けてもよいし、第2導電型の半導体層に接着剤・金属・酸化物・窒化物などを介して透過性基板を間接的に貼り付けてもよい。
一実施形態の半導体発光素子では、
上記透過性基板のキャリア濃度が2.5×1018cm−3以下である。
上記実施形態の半導体発光素子によれば、上記透過性基板のキャリア濃度が2.5×1018cm−3以下であるので、駆動電圧の上昇を防ぐことができる。
図4、図5に、キャリア濃度1.5×1018cm−3,5.0×1017cm−3のp型GaP基板についての実験結果を示す。なお、上記p型GaP基板は亜鉛ドープされたものである。
図4では、上記p型GaP基板の単体での光透過率の結果を示している。ここでは、入射する光の各界面での反射を考慮していないためバンドギャップより低エネルギー側の光透過率は50%前後の値となる(実際の光透過率はほぼ90%以上)。
上記キャリア濃度1.5×1018cm−3のp型GaP基板とキャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP基板とでは、両基板自体の厚みが約250μmと非常に薄いため、光透過率は数パーセント異なるのみである。この結果と、光透過率を求める一般式
I/I=exp(−αd)
:初期光量
I:透過光量
d:厚み
α:吸収係数
に基づいて、波長640nmの光に関して吸収係数αを算出すると、キャリア濃度1.5×1018cm−3のp型GaP基板の吸収係数αは3.30cm−1であり、キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP基板の吸収係数αは5.46×10−2cm−1であった。
次に、上記吸収係数αが3.30cm−1,5.46×10−2cm−1を持った基板内を光が通った場合の光透過率の厚み依存性を計算すると、図5に示すように、当然長い距離を通るほど光が減衰する。
上記p型GaP基板を発光層上に設置した場合、発光層から放出された光の一部は直接外部に取り出され、また、上記光の他の一部は基板結晶・材料と外部との界面で反射されるが、上記光の多くはp型GaP基板内で反射を繰り返すことになる。
したがって、上記光の多くがp型GaP基板の厚み以上の距離を通ることは明らかであり、光のパスが多くなればなるほど減衰し、外部取り出し効率は低下する。
このような減衰を可能な限り低下させることが本発明のキャリア濃度の設定によって可能となる。
また、上記光を吸収、減衰させる要因は主にフリーキャリアであるから、本発明のキャリア濃度の設定は、基板、ドーパントなどの種類によらず、あらゆる結晶、化合物、材料に適用可能である。
そして、上記キャリア濃度1.5×1018cm−3のp型GaP基板を半導体層に直接貼り付けて波長640nmの赤色半導体発光素子を作製し、キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP基板を半導体層に直接貼り付けて波長640nmの赤色半導体発光素子を作製した。
上記キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP基板を含む赤色半導体発光素子は、キャリア濃度1.5×1018cm−3のp型GaP基板を含む赤色半導体発光素子に比べて、およそ1.5倍の光出力を得た。
具体的には、上記キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP基板を含む赤色半導体発光素子の光出力は5.6mW(波長640nm,ドミナント波長626nm)である一方、キャリア濃度1.5×1018cm−3のp型GaP基板を含む赤色半導体発光素子の光出力は3.8mW(波長640nm,ドミナント波長626nm)であった。
また、上記各素子について放射パターンを確認したところ、図6A,図6Bに示すように、キャリア濃度1.5×1018cm−3のp型GaP基板を含む赤色半導体発光素子よりも、キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP基板を含む赤色半導体発光素子の方が、素子の横方向(p型GaP基板)からの光放出成分が増えていることが確認できた。
一実施形態の半導体発光素子では、
上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度は5.0×1017cm−3〜5.0×1018cm−3の範囲内である。
上記実施形態の半導体発光素子によれば、上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度が5.0×1017cm−3〜5.0×1018cm−3の範囲内であるので、光取り出し効率をさらに向上できる。
上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度は選択された透過性基板のキャリア濃度よりも低い濃度範囲において上記5.0×1017cm−3〜5.0×1018cm−3の範囲で任意に選択する事が可能である。
一実施形態の半導体発光素子では、
上記透過性基板は第2導電型の半導体または第2導電型の透過性材料からなる。
上記実施形態の半導体発光素子によれば、上記透過性基板は、第2導電型の半導体または第2導電型の透過性材料からなるので、第2導電型の半導体層と電気的に接続される。上記透過性基板と第2導電型の半導体層とは同一極性を有している。
したがって、上記発光層を発光させるための電極を透過性基板に形成することができる。
一実施形態の半導体発光素子では、
上記透過性基板は第1導電型の半導体または第1導電型の透過性材料からなる。
上記実施形態の半導体発光素子によれば、上記透過性基板は、第1導電型の半導体または第1導電型の透過性材料からなるので、第2導電型の半導体層と電気的に接続されていない。ここで、上記透過性基板が第2導電型の半導体層に直接貼り付けられているとき、透過性基板と第2導電型の半導体層の界面がpn接合界面となる。このpn接合界面では中性な領域(空乏層)が形成されるため、一定の電圧がかからない限り、電流が流れない。
したがって、例えば、透過性基板と第2導電型の半導体層との間にコンタクト層を形成し、このコンタクト層に電極を形成することにより、発光層を発光させることができる。
一実施形態の半導体発光素子では、
上記透過性基板は絶縁体からなる。
上記実施形態の半導体発光素子によれば、上記透過性基板は、絶縁体であるから、第2導電型の半導体層と電気的に接続されていない。
したがって、例えば、透過性基板と第2導電型の半導体層との間にコンタクト層を形成し、このコンタクト層に電極を形成することにより、発光層を発光させることができる。
一実施形態の半導体発光素子では、
上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層は、それぞれ、ガリウム、アルミニウム、インジウム、リン、砒素、亜鉛、テルル、硫黄、窒素、シリコン、炭素、酸素、マグネシウム、セレンのうちの少なくとも2つを含む。
上記実施形態の半導体発光素子によれば、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層は、それぞれ、ガリウム、アルミニウム、インジウム、リン、砒素、亜鉛、テルル、硫黄、窒素、シリコン、炭素、酸素、マグネシウム、セレンのうちの少なくとも2つを含むので、発光層の発光波長を赤外領域から近紫外領域までの広い範囲から選択することができる。
本発明の半導体発光素子の製造方法は、
第1導電型の半導体層と、上記第1導電型の半導体層上に形成された発光層と、上記発光層上に形成された第2導電型の半導体層と、上記第2導電型の半導体層上に形成され、上記発光層からの光を透過する透過性基板とを備え、上記透過性基板のキャリア濃度が上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低い半導体発光素子を製造する半導体発光素子の製造方法であって、
第1導電型の半導体基板上に、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層を積層する工程と、
上記透過性基板を上記第2導電型の半導体層へ向けて加圧しつつ、上記透過性基板を加熱することにより、上記第2導電型の半導体層に上記透過性基板を直接接合する工程と、
上記第1導電型の半導体基板を除去する工程と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の半導体発光素子の製造方法によれば、上記透過性基板と第2導電型の半導体層との界面の抵抗が半導体発光素子の駆動電圧を左右する。このため、上記透過性基板のキャリア濃度は、2.5×1018cm−3以下が望ましく、5.0×1017cm−3〜10.0×1017cm−3が特に望ましい。
上記透過性基板のキャリア濃度は、2.5×1018cm−3以下に設定した場合、上記透過性基板と第2導電型の半導体層との界面の抵抗を低減することができ、かつ、透過性基板の光透過率を高めることができる。
本発明の半導体発光素子の製造方法は、
第1導電型の半導体層と、上記第1導電型の半導体層上に形成された発光層と、上記発光層上に形成された第2導電型の半導体層と、上記第2導電型の半導体層上に形成され、上記発光層からの光を透過する透過性基板とを備え、上記透過性基板のキャリア濃度が上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低い半導体発光素子を製造する半導体発光素子の製造方法であって、
第1導電型の半導体基板上に、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層を積層する工程と、
上記透過性基板を上記第2導電型の半導体層へ向けて加圧しつつ、上記透過性基板を加熱することにより、上記第2導電型の半導体層に接着用の透過性材料層を介して上記透過性基板を接合する工程と、
上記第1導電型の半導体基板を除去する工程と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の半導体発光素子の製造方法によれば、上記第2導電型の半導体層に接着用の透過性材料層を介して透過性基板を接合する場合は、第2導電型の半導体層に透過性基板を直接接合する場合に比べ、加熱処理の温度を低くすることができる。
また、上記透過性材料層を例えばITO(Indium Tin Oxide)で形成すれば、透過性材料層と透過性基板との界面抵抗が下がり、より低いキャリア濃度の透過性基板を使用することができる。
また、上記第2導電型の半導体層に接着用の透過性材料層を積層してから、第2導電型の半導体層に接着用の透過性材料層を介して透過性基板を接合してもよいし、または、透過性基板に接着用の透過性材料層を積層してから、第2導電型の半導体層に接着用の透過性材料層を介して透過性基板を接合してもよい。つまり、上記透過性材料層は、透過性基板の接合を行う前に、第2の半導体層および透過性基板のどちらに積層しておいてもよい。
また、上記透過性材料層は少なくとも一部が発光層からの光を透過すればよい。
本発明の半導体発光体素子の製造方法は、
第1導電型の半導体層と、上記第1導電型の半導体層上に形成された発光層と、上記発光層上に形成された第2導電型の半導体層と、上記第2導電型の半導体層上に形成され、上記発光層からの光を透過する透過性基板とを備え、上記透過性基板のキャリア濃度が上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低い半導体発光素子を製造する半導体発光素子の製造方法であって、
第1導電型の半導体基板上に、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層を積層する工程と、
上記透過性基板を上記第2導電型の半導体層へ向けて加圧しつつ、上記透過性基板を加熱することにより、上記第2導電型の半導体層に接着用の金属材料層を介して上記透過性基板を接合する工程と、
上記第1導電型の半導体基板を除去する工程と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の半導体発光素子の製造方法によれば、上記第2導電型の半導体層に接着用の金属材料層を介して透過性基板を接合するから、金属材料層と透過性基板との界面抵抗が下がり、より低いキャリア濃度の透過性基板を使用することができる。
また、上記発光層からの光を透過性基板内へ入射させるために、金属材料層の厚みを50nm以下にするから、透過性基板の発光層側の表面の全部を覆わないように金属材料層の形状を設定すればよい。
本発明の半導体発光素子によれば透過性基板のキャリア濃度を上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低く設定することによって、透過性基板の光吸収を抑制することでき、貼付界面(透過性基板の発光層側の表面)の抵抗を低下させることができる。
したがって、上記半導体発光素子に関してより高い光取り出し効率を得ることができ、半導体発光素子の高輝度化を達成することができる。
以下、本発明の半導体発光素子を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図8に、本発明の第1実施形態の半導体発光素子の概略断面図を示す。
上記半導体発光素子は、赤色の発光波長となる4元系のAlGaInP発光層5を備えている。このAlGaInP発光層5が発光層の一例である。
また、上記半導体発光素子は、AlGaInP発光層5の図中上側に位置するAl0.6Ga0.4As電流拡散層3およびn型Al0.5In0.5Pクラッド層4を備えている。このAl0.6Ga0.4As電流拡散層3は第1導電型の半導体層の一例である。
また、上記半導体発光素子は、AlGaInP発光層5の図中下側に位置するp型Al0.5In0.5Pクラッド層6、p型GaInP中間層7およびp型GaPコンタクト層8を備えている。このp型GaPコンタクト層8は第2導電型の半導体層の一例である。
また、上記半導体発光素子は、p型GaPコンタクト層8に貼り付けられたp型GaP透光性基板9を備えている。このp型GaP透光性基板9は透過性基板の一例である。もちろん、本発明で用いる透光性基板は、GaP基板に限られるものではなく、例えばBN、AlP、AlN、AlAs、AlSb、GaN、SiC、ZnSe、ZnTe、CdS、ZnS、ITO、ZnO等の半導体材料や導電性材料で少なくとも一部が形成された基板であってもよいし、あるいは、その半導体材料や導電性材料の混晶からなる3元系以上の半導体材料や導電性材料で少なくとも一部が形成された基板であってもよい。
以下、上記半導体発光素子の製造方法について説明する。
先ず、MOCVD法によりn型GaAs基板1上に、n型GaAsバッファ層2、Al0.6Ga0.4As電流拡散層3、n型Al0.5In0.5Pクラッド層4、AlGaInP活性層5、p型Al0.5In0.5Pクラッド層6、p型GaInP中間層7およびp型GaPコンタクト層8をこの順次で積層してなるLED構造ウェハ20(図7参照)を作成する。
上記AlGaInP活性層5は量子井戸構造を有している。より詳しくは、上記AlGaInP活性層5は(Al0.05Ga0.950.5In0.5P井戸層と(Al0.5Ga0.50.5In0.5Pバリア層とを交互に積層することで形成されている。そして、上記井戸層と上記バリア層とのペア数は10ペアとなっている。
上記各層の厚みは、n型GaAs基板1:250μm、n型GaAsバッファ層2:1.0μm、Al0.6Ga0.4As電流拡散層3:5.0μm、n型AlGaInPクラッド層4:1.0μm、AlGaInP活性層5:0.5μm、p型Al0.5In0.5Pクラッド層6:1.0μm、p型GaInP中間層7:1.0μm、p型GaPコンタクト層8:4.0μmである。
上記各層において、n型ドーパントとしてSiを用いる一方、p型ドーパントとしてはZnを用いている。このとき、上記各層のn型ドーパントとして、Si以外に例えばSe等を使用してもよい。また、上記各層のp型ドーパントとして、Zn以外に例えばMgや炭素等を使用してもよい。つまり、上記各層のn型ドーパントはSiに限定されず、また、各層のp型ドーパントはZnに限定されない。
上記各層のキャリア濃度は、n型GaAs基板1:1.0×1018cm−3、n型GaAsバッファ層2:5×1017cm−3、n型Al0.6Ga0.4As電流拡散層3:1.0×1018cm−3、n型AlGaInPクラッド層4:5×1017cm−3、AlGaInP活性層5:ノンドープ、p型AlGaInPクラッド層6:5×1017cm−3、p型GaInP中間層7:1.0×1018cm−3、p型GaPコンタクト層8:2.0×1018cm−3とした。
次に、上記ウェハ20のエピタキシャル面に、ハーフダイシングにより所定のピッチでハーフダイシング溝を形成する。このとき、上記ハーフダイシング溝の深さとしては10〜50μm程度がLED構造ウェハの強度を維持する点で適当である。
次に、図7に示す治具50を用いて、上記ウェハ20に、キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP透光性基板9を直接接合する。
上記治具50は石英からなり、ウエハ20を支持する下台51と、p型GaP透光性基板9の図7において上側の面を覆う押さえ板52と、所定の大きさの力を受けて押さえ板52を押圧する押圧部53とを有している。
上記押圧部53は、正面から見て概略コ字状を有する枠体54によって上下方向に案内されるようになっている。上記枠体54は下台51に係合して、この下台51と押圧部53との間に位置する押さえ板52に力を適切に伝達するようになっている。
上記下台51とウエハ20との間にはカーボンシート24を配置すると共に、押さえ板52とp型GaP透光性基板9との間にはカーボンシート25,PBN(熱分解チッ化ホウ素:パイロリティックボロンナイトライド)板29を配置する。
このような治具50を用いて、ウエハ20とp型GaP透光性基板9とを接触させ、押圧部53に例えば0.3〜0.8N・mの力を加えて、ウエハ20とp型GaP透光性基板9との接触面に圧縮力を作用させる。この状態で、上記ウエハ20およびp型GaP透光性基板9を、治具50と共に加熱炉にセットして、水素雰囲気下において800℃前後で30分加熱する。これにより、上記ウエハ20にp型GaP透光性基板9が直接接合する。
次に、上記ウエハ20およびp型GaP透光性基板9を冷却した後、加熱炉からウエハ20およびp型GaP透光性基板9を取り出し、アンモニア水、過酸化水素、水の混合液により、n型GaAs基板1およびn型GaAsバッファ層2を溶解除去する。このとき、n型GaAs基板1を除去する他の手法としては、機械的なラッピングによってn型GaAs基板1を除去する手法や、n型GaAs基板1とn型GaAsバッファ層2との界面にレーザー光等を照射することによって、n型GaAsバッファ層2からn型GaAs基板1を剥離させ、n型GaAs基板1を除去する手法がある。
次に、上記p型GaP透光性基板9にp型用電極10を形成すると共に、Al0.6Ga0.4As電流拡散層3にn型用電極11を形成した後、上記ハーフダイシング溝に沿ってダイシングし、チップ分割を行うと、図8に示すような半導体発光素子が得られる。
上記p型用電極10の材料としてAuBe/Auを選択し、n型用電極11の材料としてAuSi/Auを選択し、これらの材料を積層してフォトリソグラフィ法、ウェットエッチングにより任意の形状に加工することにより、p型用電極10およびn型用電極11で得る。
以上のようにして得た半導体発光素子によれば、p型GaP透光性基板9のキャリア濃度が5.0×1017cm−3であるから、p型GaP透光性基板9とp型GaPコンタクト層8との界面の抵抗が高くならず、駆動電圧の上昇を防ぐことができる。
また、上記p型GaP透光性基板9のキャリア濃度が5.0×1017cm−3であるから、p型GaP透光性基板9とp型GaPコンタクト層8との界面にドーパントであるZnが偏析せず、光取り出し効率を向上できる。
上記第1実施形態では、n型GaAs基板1およびn型GaAsバッファ層2がAlGaInP発光層5からの光を吸収するため、n型GaAs基板1およびn型GaAsバッファ層2を除去したが、AlGaInP発光層5からの光を吸収しない材料からなるn型基板およびn型バッファ層であれば除去しなくてもよい。
上記第1実施形態では、キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP透光性基板9を用いていたが、本発明に用いるp型GaP透光性基板のキャリア濃度は5.0×1017cm−3に限定されない。つまり、本発明には、キャリア濃度2.5×1018cm−3以下のp型GaP透光性基板を用いることができる。
上記第1実施形態では、キャリア濃度5.0×1017cm−3のp型GaP透光性基板9をウェハ20に直接接合していたが、キャリア濃度5.0×1017cm−3〜10.0×1017cm−3のp型GaP透光性基板9をウェハ20に直接接合するとさらに好ましい。
上記第1実施形態では、キャリア濃度2.0×1018cm−3のp型GaPコンタクト層8を用いていたが、本発明に用いるp型GaPコンタクト層のキャリア濃度は2.0×1018cm−3に限定されない。つまり、本発明には、キャリア濃度5.0×1017cm−3〜5.0×1018cm−3のp型GaPコンタクト層を用いることができる。
(第2実施形態)
図9に、本発明の第2実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。図9において、図8に示した第1実施形態と同じ材料からなる構成部には、図8の構成部と同一参照番号を付している。
上記半導体発光素子は、p型GaP透光性基板9のキャリア濃度が5.0×1017cm−3よりも低い点と、p型GaP透光性基板9とp型GaPコンタクト層8との間に金属層21を形成している点とが上記第1実施形態とは異なる。
上記半導体発光素子を製造する場合、上記第1実施形態と同様に、上記ウェハ20を用意するが、このウェハ20に予めハーフダイシング溝を形成する必要はない。
上記半導体発光素子の製造方法では、先ず、ウェハ20のエピタキシャル面(p型GaP透光性基板9側となる面)またはp型GaP透光性基板9の貼り付け面に、蒸着法またはスパッタリング法により金、銀、アルミ、チタンあるいはそれらの化合物またはそれらを含む合金の薄膜を形成する。
次に、上記薄膜をフォトリソグラフィ法、ウェットエッチングにより所定の形状に加工することにより、金属層21を得る。
上記金属層21のAlGaInP発光層5側の表面の面積は、p型GaP透光性基板9のAlGaInP発光層5側の表面の面積の10%以下に設定される。これにより、上記p型GaP透光性基板9のAlGaInP発光層5側の表面における光の損失を最小限に抑えることができる。なお、上記金属層21は接着用の金属材料層の一例である。
次に、上記第1実施形態と同様に、p型GaP透光性基板9の貼り付け、基板およびバッファ層の除去、チップ分割を行うと、図9に示すような半導体発光素子が得られる。
本実施形態のように、p型GaPコンタクト層8に金属層21を介してp型GaP透光性基板9を接合する場合、水素雰囲気下における500℃前後,30分の加熱処理によって、p型GaPコンタクト層8に金属層21を介してp型GaP透光性基板9を接合することができる。
(第3実施形態)
図10に、本発明の第3実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。図10において、図8に示した第1実施形態と同じ材料からなる構成部には、図8の構成部と同一参照番号を付している。
上記半導体発光素子は、絶縁体からなる透光性基板31を備えている点が上記第1実施形態とは異なっている。
上記透光性基板31はAlGaInP発光層5からの光を透過する。つまり、上記透光性基板31は、AlGaInP発光層5の発光波長に対して透明な絶縁材料からなっている。また、上記透光性基板31は透過性基板の一例である。
上記半導体発光素子の製造方法では、基板およびバッファ層の除去した後、エピタキシャル層の一部をエッチング除去し、p型GaPコンタクト層8の一部を露出させて、この露出したp型GaPコンタクト層8にp型用電極10に形成する点が第1実施形態とは異なっている。
上記p型GaPコンタクト層8にp型用電極10に形成することによって、電流はエピタキシャル層のみを流すことができる。
上記第3実施形態では、絶縁体からなる透光性基板31を透過性基板の一例として用いたが、この透光性基板31の代わりに、キャリア濃度が5.0×1017cm−3よりも低いn型GaP基板、例えばキャリア濃度5.0×1016cm−3のn型GaP基板を透過性基板の一例として用いてもよい。
上記キャリア濃度5.0×1016cm−3のn型GaP基板を使用した場合、エピタキシャル面とn型GaP基板との間は通常のLED駆動電圧(10V以下)において電気的に接続されることは無い。
上記第3実施形態では、絶縁体からなる透光性基板31を透過性基板の一例として用いたが、この透光性基板31の代わりに、AlGaInP発光層5からの光を透過するp型透光性基板を透過性基板の一例として用いてもよい。
上記第1〜第3実施形態において導電型を逆にした半導体発光素子についても本発明を適用することができる。
本発明は、4元系のAlGaInP発光層を有する発光ダイオードに限ったものではなく、半導体結晶によりなる発光層を有する半導体発光素子であれば適用できることは言うまでもない。
また、本発明は、上記第1〜第3実施形態の材料・手法は限定されるものではなく、あらゆる材料・手法を適用することができる。
図1は従来のLEDの概略断面図である。 図2は他の従来のLEDの概略断面図である。 図3Aは高キャリア濃度のGaP基板の貼付界面の亜鉛濃度深さ方向分布を示すグラフである。 図3Bは低キャリア濃度のGaP基板の貼付界面の亜鉛濃度深さ方向分布を示すグラフである。 図4はGaP基板への入射する光の波長とGaP基板の光透過率との関係を示すグラフである。 図5はGaP基板の光透過率と光路長との関係を示すグラフである。 図6Aは高キャリア濃度のGaP基板を含む赤色半導体発光素子の放射パターンを示す図である。 図6Bは低キャリア濃度のGaP基板を含む赤色半導体発光素子の放射パターンを示す図である。 図7は本発明の第1〜第3実施形態の半導体発光素子の製造に用いる治具の概略断面図である。 図8は第1実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。 図9は第2実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。 図10は第3実施形態の半導体発光素子の概略断面図である。
符号の説明
1 n型GaAs基板
2 n型GaAsバッファ層
3 Al0.6Ga0.4As電流拡散層
4 n型Al0.5In0.5Pクラッド層
5 AlGaInP活性層
6 p型Al0.5In0.5Pクラッド層
7 p型GaInP中間層
8 p型GaPコンタクト層
9 p型GaP透光性基板
10 p型用電極
11 n型用電極
21 金属層
31 透光性基板

Claims (10)

  1. 第1導電型の半導体層と、
    上記第1導電型の半導体層上に形成された発光層と、
    上記発光層上に形成された第2導電型の半導体層と、
    上記第2導電型の半導体層上に形成され、上記発光層からの光を透過する透過性基板と
    を備え、
    上記透過性基板のキャリア濃度が上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度よりも低いことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記透過性基板のキャリア濃度が2.5×1018cm−3以下であることを特徴とする半導体発光素子。
  3. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記第2導電型の半導体層のキャリア濃度は5.0×1017cm−3〜5.0×1018cm−3の範囲内であることを特徴とする半導体発光素子。
  4. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記透過性基板は第2導電型の半導体または第2導電型の透過性材料からなることを特徴とする半導体発光素子。
  5. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記透過性基板は第1導電型の半導体または第1導電型の透過性材料からなることを特徴とする半導体発光素子。
  6. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記透過性基板は絶縁体からなることを特徴とする半導体発光素子。
  7. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層は、それぞれ、ガリウム、アルミニウム、インジウム、リン、砒素、亜鉛、テルル、硫黄、窒素、シリコン、炭素、酸素、マグネシウム、セレンのうちの少なくとも2つを含むことを特徴とする半導体発光素子。
  8. 請求項1に記載の半導体発光素子を製造する半導体発光素子の製造方法であって、
    第1導電型の半導体基板上に、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層を積層する工程と、
    上記透過性基板を上記第2導電型の半導体層へ向けて加圧しつつ、上記透過性基板を加熱することにより、上記第2導電型の半導体層に上記透過性基板を直接接合する工程と、
    上記第1導電型の半導体基板を除去する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  9. 請求項1に記載の半導体発光素子を製造する半導体発光素子の製造方法であって、
    第1導電型の半導体基板上に、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層を積層する工程と、
    上記透過性基板を上記第2導電型の半導体層へ向けて加圧しつつ、上記透過性基板を加熱することにより、上記第2導電型の半導体層に接着用の透過性材料層を介して上記透過性基板を接合する工程と、
    上記第1導電型の半導体基板を除去する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  10. 請求項1に記載の半導体発光素子を製造する半導体発光素子の製造方法であって、
    第1導電型の半導体基板上に、上記第1導電型の半導体層、発光層および第2導電型の半導体層を積層する工程と、
    上記透過性基板を上記第2導電型の半導体層へ向けて加圧しつつ、上記透過性基板を加熱することにより、上記第2導電型の半導体層に接着用の金属材料層を介して上記透過性基板を接合する工程と、
    上記第1導電型の半導体基板を除去する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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