JP2007056643A - 建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造 - Google Patents

建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007056643A
JP2007056643A JP2005246891A JP2005246891A JP2007056643A JP 2007056643 A JP2007056643 A JP 2007056643A JP 2005246891 A JP2005246891 A JP 2005246891A JP 2005246891 A JP2005246891 A JP 2005246891A JP 2007056643 A JP2007056643 A JP 2007056643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
frame
ceiling
floor
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005246891A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Motoyoshi
忠彦 本吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOBU BOSAI KENSETSU KK
Original Assignee
TOBU BOSAI KENSETSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOBU BOSAI KENSETSU KK filed Critical TOBU BOSAI KENSETSU KK
Priority to JP2005246891A priority Critical patent/JP2007056643A/ja
Publication of JP2007056643A publication Critical patent/JP2007056643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 本件発明者が先に開発した耐震避避難室付き家屋は強度、耐震性の面で特に問題はない。
【解決手段】 柱材と、横材と、連結材と、延長材を室内で立体枠状に組立てて室を補強できる室補強枠から、隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階室天井フレーム、上階隣室天井フレームを突設した。これら部材をすべて金属製とした。
前記柱材を室内の内側の基礎の上に立設固定し、その柱材の下部に床フレームが、上部に天井フレームが形成された室補強枠から金属製の延長材を前記室の隣室の天井の下方に突設して隣室天井フレームを形成し、その隣室天井フレームで隣室の天井を補強するようにした。室補強枠から隣室床フレーム、上階室天井フレーム、上階隣室天井フレームを突設し手、夫々の室を補強するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既設家屋或は新設家屋の所望とする室内に立体状に組立てることのできる室補強枠と、その室補強枠を使用した建物の室補強構造に関するものであり、建物とその室内の強度を高め、耐震性に優れたものとして、地震時にはその室内を避難室としても使用できるようにしたものである。
家屋は築年数の経過により老朽化するため、強度に優れ、耐用年数の長いものを新築することが望ましい。大型地震が頻発している今日は特に耐震性に優れた家屋が望まれている。地震により家屋が破損、倒壊すると、怪我や人命に関わる事故に繋がるおそれがあるため、建設各社は、家屋の強度、耐震性に関しては多くの研究開発が行われている。その一つとして、本件発明者が先に開発し、特許を取得した耐震避避難室付き家屋がある(特許文献1)。
特許第2750833号公報
前記特許の耐震避避難室付き家屋は、実際に補強効果があり、耐震性にも優れているため、これまで多くの施工実績があり、特に、これといった問題はない。
本件発明は前記特許の耐震避避難室付き家屋を改良して、一つの室内に設けた補強枠を利用して、他の室内の補強、耐震性の向上を実現できるようにしたものであり、木造家屋に特に適するが、鉄骨系とか、他の構造の建物にも利用でき、平屋建て、2階建て、3階建てといったいずれの階層の建物にも利用できるものである。
本発明の建物の室補強枠は、建物の室内に立体枠状に組立てることができる金属製の室補強枠であり、室内の基礎の上に立設固定される金属製の柱材と、その柱材の下部に連結固定されて床フレームが組立てられる二以上の金属製の床材と、その柱材の上部に連結固定されて天井フレームが組立てられる二以上の金属製の天井材と、前記天井フレームに連結されて前記室の隣室の天井の下に突設されて隣室天井フレームが組立てられる金属製の延長材を備え、これら柱材、床材、天井材、延長材は室内で立体枠状に組立てられるものである。本発明は前記床フレーム又は/及び天井フレームに設けられるプレートや、当該室補強枠の柱間に設けられる筋交いを備えることもできる。
本発明の建物の室補強構造は、室補強枠が建物の室内に立体枠状に組立てられて室が補強された補強建物において、室補強枠は金属製の柱材が室内の基礎の上に立設固定され、その柱材の下部に二以上の金属製の床材が配置連結されて床フレームが形成され、前記柱材の上部に二以上の金属製の天井材が配置連結されて天井フレームが形成されており、この室補強枠から金属製の延長材が前記室の隣室の天井の下方に突設されて隣室天井フレームが組立てられたものである。この場合、前記床フレームや天井フレームにプレートを設け、立体状に組立てられた柱間を筋交いで連結することができる。本発明は前記のように隣室天井フレームを設けるだけでなく、前記室補強枠から金属製の延長材を前記室の隣室の床の上方にも突設して隣室床フレームを組立てることも、室補強枠の柱材を上階室まで延長し、その延長柱材から上階室の天井の下方に上階天井フレームを突設して組立てることも、上階室まで延長した延長柱材から上階室の隣室の天井の下方に上階隣室天井フレームを突設して組立てることもできる。前記隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階隣室天井フレームは金属製の支柱で支持することもできる。前記室補強枠、延長天井フレーム、延長床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームの夫々の内側は壁材、天井材、床材で被覆して通常の室内の壁面、天井面、床面を形成する。
本願の建物の室補強枠は次のような効果がある。
(1)金属製の柱材、金属製の梁材、金属製の桁材、金属製の延伸桁材を備えているので、金属製の柱材を室内の基礎の上に立設固定し、その柱材の下部に金属製の梁材を連結して床フレームを形成し、その柱の上部に金属製の桁材を連結して天井フレームを形成して立体状の補強枠を組立て、その補強枠の桁材に金属製の延伸桁材を連結して隣室の天井の下方に突設すれば、この突設した延伸桁材で当該室の天井を支持することができるため、一つの室内に組み立てた室補強枠を利用して、隣室を補強し、耐震性を向上させることができる。
(2)室補強枠を利用して延伸桁材を隣室の天井の下方に突設するので、隣室にコンクリート基礎を打設する必要がなく、隣室に立体状の補強枠を組立てる必要もないため、少ない部材で、手軽に、安価に、隣室を補強し耐震性を向上させることができる。
(3)プレートと筋交いの双方又は一方をも供えているので、床フレーム、天井フレームの夫々にプレートを設け、立体状に組立てられた補強枠の柱間に筋交いを設けることにより、室補強枠の強度が向上し、室内の補強、耐震性が一層向上する。
本願の建物の室内補強構造は次のような効果がある。
(1)立体状に組立てられた室補強枠の桁材に金属製の延伸桁材が連結されて隣室の天井の下方に突設され、その延伸桁材が建物に連結固定されているので、室補強組立て材が組み立てられた室のみならず、その室の隣室までも補強され、耐震性が向上する。
(2)一つの室内に組み立てた室補強枠を利用して、その室の隣室をも補強し、耐震性を向上させることができるため、隣室にコンクリート基礎を打設する必要がなく、室補強枠を組立てるための柱、梁材、横架材も必要ないため、少ない部材で、手軽に、安価に隣室を補強し、耐震性を向上させることができる。
(3)床フレーム、天井フレームの夫々に補強プレートが設けられ、立体状に組立てられた補強枠の柱間に筋交いが設けられたた場合は、室補強枠の強度が向上し、室内の補強、耐震性が一層向上する。
(4)室補強枠から金属製の延長材が前記室の隣室の床の上方にも突設されて隣室床フレームも組立てられた場合は、隣室の床も補強されるため、室及び建物全体の補強効果、耐震性がより一層向上する。
(5)室補強枠における隣室側の柱材を上階室まで延長し、その延長柱材から上階の天井の下方に上階天井フレームを突設した場合は、上階室の天井も補強されるため、室及び上階室の補強効果、耐震性が向上する。
(6)室補強枠における柱材を上階室まで延長し、その延長柱材から上階の隣室の天井の下方に上階隣室天井フレームを突設して組立てた場合は、上階隣室の天井も補強されるため、室及び上階室及び上階隣室の補強効果、耐震性が向上する。
(7)隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームを金属製の支柱で支持した場合は、それらフレームも補強に伴って隣室、上階室、上階隣室と建物全体の補強、耐震性が格段と向上する。
(8)室補強枠、隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームの夫々の内側が壁材、天井材、床材で被覆されたので、室内は通常の建物の内装と同様になる。
(本発明の室補強枠の実施形態1)
本発明の建物の室補強枠の実施形態の一例を、図面を参照して以下に説明する。この実施携帯の室補強枠1は図1のように建物の室内に立体状に組立てられるものであり、次の組み立て部材を備えている。
(1)室内の基礎の上に立設固定される金属製の柱材(図1の2)。
(2)床フレーム、天井フレーム等を形成する床材、天井材、例えば、横材(図1の3)と横材間を連結する連結材(図1の4)。
(3)室補強枠から延長して、隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームを形成する延長材(図1、図6の5)、例えば、横材(図1の3)と横材間を連結する連結材(図1の4)。
(4)前記床フレーム、天井フレーム、隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームに張られるプレート(図10、図11の6)。
(5)立体状に組立てられる室補強枠の柱間に設けられる筋交い(図2の7)。
(6)例えば、柱材間を連結する連結ブラケット(図5の8)。
図示した柱材2(図1)には金属(鋼材)製の角パイプが使用されている。柱材2の形状、寸法、構造、強度などは用途に合わせて選択使用できる。金属製の柱材2の下端内側コーナーには室内のコンクリート製の基礎G(図2)に固定するための固定材10(図5)が溶接により固定され、更に、柱材2と固定材10の上面に補強板11(図5)が溶接により固定されている。柱材2の所定箇所には連結片12(図5)が溶接により固定されて内側に突設されている。
図示した横材3(図1)にはH型鋼が使用されている。横材3は木造家屋の梁、桁、根太、大引き等のように使用されるものであり、形状、寸法、構造、強度などは用途に合わせて選択使用できる。横材10の上面又は底面にその軸方向に沿って角パイプによる支持材13(図8)が溶接により固定されている。横材3の軸方向所定箇所の内面にはL字状の連結片14(図9)が溶接により固定されて側方に突出している。また、横材3の軸方向所定箇所には平板状の連結板15(図9)が溶接により固定されて側方に突出している。
図示した連結材4(図9)にもH型鋼が使用されている。連結材4は横材3間を連結するものであり、その形状、構造、寸法、強度等も用途に合わせて選択することができる。連結材4の軸方向中程には平板状の連結片16(図9)が溶接により固定されて側方に突出している。横材3、連結材4の軸方向両端には取付け孔17が開口されている。
延長材5(図1、図5)には前記横材3、連結材4が使用される。
図示したプレート6(図10、図11)は金属製の平板であり、その一面中央部に角パイプによる止め材18が溶接により固定されており、止め材18の外側角部と他の2箇所の角部に止め穴19が開口されている。止め材18は天井板や床板をネジ止めするものであるため、ネジ止めできるものであれば角パイプ以外のものとすることもできる。プレートは強度があれば金属でなくともよい。
図示した筋交い7(図2、図5)は、L型鋼であり、その軸方向両端に止め孔19(図5)が開口されている。筋交い7も他の形状、構造、強度のものとすることができる。筋交い7は金属製が好ましい。
金属製の連結ブラケット8(図5)は2本の柱材2を連結したり、筋交い7をボルト・ナットで止めたりするものであり、H型鋼に縦連結片20、横連結片21が溶接により固定されている。
(本発明の建物の室補強構造の実施形態1)
建物の室補強構造の一例を、図面を参照して以下に詳細に説明する。この室補強構造は既存の建物の1階の室内に室補強枠を立体状に組立てる場合を例として説明するが、本発明は新築の建物であっても良く、また、2階建て以上の建物であってもよい。
図示した建物の室補強構造は、図1、図2のように建物のいずれかの部屋(室内)に室補強枠1を室内で立体状に組立て、図9のL状の緊結材22により図2、図3のように室補強枠1の上部を建物の横架材23に固定し、室補強枠1の上部から隣室天井フレーム25(図1)を建物の隣室の天井の下方に突設し、その隣室天井フレーム25を建物の横架材に固定して、室補強枠1が組立てられた室とその隣室を一つの室補強枠1を利用して補強したものである。
図1の室補強枠1を組立てるには、室内のコンクリート製の基礎Gの上で建物の柱26(図2、図7)の内側に柱材2(図2)を立設する。この場合、柱材2は建物の柱26から離して立てても良く、接触させて立てても良い。基礎Gは建物の既存のコンクリート基礎でも、室内の既存のコンクリート基礎の上に施工したコンクリート基礎でも、既存のコンクリート基礎を除去して新たに施工したコンクリート基礎等のいずれであってもよい。基礎は鉄筋が埋込まれたものがよい。立てた柱材2はその下端の固定材10(図7)の止め孔6にアンカーボルトB(図6)を打込んで基礎Gに固定する。図1、図2では室内の四隅に立設した4本の柱材2と、それら四隅の柱材2の横に約90cmの間隔27(図2)をあけて立設した4本の柱材2の計8本が立設されている。四隅の柱材2とその横の柱材2の間に8本の筋交い7が設けられている。この筋交い7はボルト・ナットでハ字状、逆ハ字状に固定されている。
図1のように立設した8本の柱材2の下方には床フレーム30が形成されている。この床フレーム30は8本の柱材2の内側に横材3が配置され、ボルト・ナットで柱材2に固定されて外周フレーム31が形成され、その内側に数本の横材3が一定間隔で平行に配置されてボルト・ナットで外周フレーム31に固定され、それら横材3の間に連結材4が一定間隔で平行に配置されてボルト・ナットで横材3に固定されて組み立てられている。
前記8本の柱材2の上方には天井フレーム32(図1)が形成されている。この天井フレーム32は8本の柱材2の内側に横材3が配置され、ボルト・ナットで柱材2に固定されて外周フレーム33が形成され、その内側に横材3が一定間隔で平行に配置されてボルト・ナットで外周フレーム33に固定され、それら横材3の間に連結材4が一定間隔で平行に配置されてボルト・ナットで横材3に固定されて組み立てられている。
床フレーム30と天井フレーム32にはプレート6が配置されている。いずれのプレート6も図7のように床フレーム30、天井フレーム32の横材3、連結材4に固定されている連結プレート片12の上にのせて、ビス止めとかボルト・ナット止めしてある。この場合、床フレーム30に取付けるプレート6は角パイプによる止め材18が上向き、天井フレーム32に取付けるプレート6は角パイプによる止め材18が下向きになるように取付けてある。
前記のように方形立体状に組立てられた室補強枠1は、建物の横架材23(図2、図3)に連結固定してもよく、固定しなくともよいが、固定した方が、補強効果が向上する。室補強枠1を建物の横架材23に連結固定する方法は各種ある。例えば、図2、図3のようなL字状の緊結材22の横板を室補強枠1の天井フレーム32の外周フレーム33の上にビスで固定し、縦板を建物の横架材23に固定することにより連結することができる。
(本発明における隣室天井フレームの取付け例)
図1の室補強枠1の上部には組立てられた隣室天井フレーム25(図1、図2)は、室補強枠1の天井フレームに数本の延長材5(横材3を使用)の一端がボルト・ナットで連結・固定され、その先端が室補強枠1が組立てられている室の隣室の天井の下方に突出し、その先端部が横材3で連結され、その延長材5の内側に連結材4がボルト・ナットで連結・固定されて、室補強枠1の天井フレームと同様に形成されている。隣室天井フレーム25は建物の横架材23(図2、図3)に固定してもよく、固定しなくともよいが、固定した方が補強が確実になる。隣室天井フレーム25を建物の横架材23に連結固定する方法は各種ある。例えば、室補強枠1を建物の横架材23に連結固定する場合と同様に、L字状の緊結材22(図9)を使用し、その横板を隣接天井フレーム25の先端の横材3の上にのせて固定し、縦板を建物の横架材23に宛がってビスで固定することにより連結することができる。隣接天井フレーム25は一つの隣室とは限らず、室補強枠1を組立てた室に隣接する他の二以上の隣室に突設して、それら二位以上の隣室を補強することもできる。隣接天井フレーム25の形状、サイズ、構造、強度等は家屋の構造に合わせて選択する。隣室の天井の幅方向及び奥行き方向の全面ではなく一部の下方にのみ突設することもできる。隣室天井フレームの先端側を金属製の支柱で支持すると補強が向上する。
(本発明における隣室床フレームの取付け例)
図1の室補強枠1の下部に隣室床フレーム突設することもできる。隣室床フレームは室補強枠1の床フレームに数本の横材の一端がボルト・ナットで連結固定され、その先端が室補強枠1が組立てられている室の隣室の床の上方に突設され、その先端部が横材で連結され、それら横材間に連結材がボルト・ナットで連結・固定され組立てられている。隣室床フレームも建物の横架材に固定してもよく、固定しなくともよいが、固定した方が補強が確実になる。隣室床フレームもL字状の緊結材を使用して横架材へ固定することができる。隣接床フレームは一つの隣室とは限らず、室補強枠1を組立てた室に隣接する他の二以上の隣室に突設して、それら二以上の隣室の床を補強することもできる。形状、サイズ、構造、強度等は家屋の構造に合わせて選択する。隣室の床の幅方向及び奥行き方向の全面ではなく一部の下方にのみ突設することもできる。隣室床フレームの先端側を金属製の支柱で支持すると補強が向上する。
(本発明における上階室天井フレームの取付け例)
本発明では立体状の室補強枠1の柱材2をその室の上階室まで延長し、その延長柱材から上階室の天井の下方に天井フレーム(上階天井フレーム)を突設して、上階室の天井を補強することもできる。上階天井フレームの形状、サイズ、構造、強度等は家屋の構造に合わせて選択する。上階室の天井の幅方向及び奥行き方向の全面ではなく一部の下方にのみ突設することもできる。
(本発明における上階隣室天井フレームの取付け例)
本発明では立体状の室補強枠1の柱材2をその室の上階室まで延長し、その延長柱材から上階室の隣室の天井の下方に天井フレーム(上階隣室天井フレーム)を突設して、上階室の天井を補強することもできる。上階隣室天井フレームの形状、サイズ、構造、強度等は家屋の構造に合わせて選択する。上階室の天井の幅方向及び奥行き方向の全面ではなく一部の下方にのみ突設することもできる。上階隣室天井フレームの先端側を金属製の支柱で支持すると補強が向上する。
(本発明における室内の内装)
前記のように室を補強した室補強枠、隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームといった補強材の夫々は、その内側に壁材、天井材、床材を配置したり、表面材を貼ったりして被覆し、内装される。この場合、プレートの支持材、横材の支持材に天井板、床板等をビス止めすることができる。
本発明の室補強枠と室補強構造の一例を示す斜視図。 本発明の室補強枠と室補強構造の一例の側面説明図。 本発明の室補強構造における室補強枠と建物の横架材の連結構造を示す平面図。 本発明の室補強枠と室補強構造の一例の平面説明図。 本発明の室補強枠の柱材部分の分解図。 本発明の室補強枠と室補強構造における隣室天井フレームの一例の下方からの斜視図。 本発明の室補強枠の柱材の下部組立て図。 本発明の室補強枠の柱材の上部組立て図。 本発明の室補強枠の横材と連結材の分解斜視図。 本発明の隣室天井フレームの一例の分解図。 本発明の室補強枠におけるプレートの一例を示す斜視図。
符号の説明
1 室補強枠
2 柱材
3 横材
4 連結材
5 延長材
6 プレート
7 筋交い
8 連結ブラケット
10 固定材
11 補強板
12 連結片
13 支持材
14 L字状の連結片
15 連結板
16 連結片
17 取付け孔
18 止め材
19 止め孔
20 縦連結片
21 横連結片
22 緊結材
23 横架材
25 隣室天井フレーム
26 建物の柱
27 間隔
30 床フレーム
31 外周フレーム
32 天井フレーム
33 外周フレーム

Claims (9)

  1. 建物の室内に立体枠状に組立てることができる金属製の室補強枠において、その室補強枠は室内の基礎の上に立設固定される金属製の柱材と、その柱材の下部に連結固定されて床フレームが組立てられる二以上の金属製の床材と、その柱材の上部に連結固定されて天井フレームが組立てられる二以上の金属製の天井材と、前記天井フレームに連結されて前記室の隣室の天井の下に突設され天井フレームが組立てられる金属製の延長材を備え、これら柱材、床材、天井材、延長材は室内で立体枠状に組立てられることを特徴とする建物の室補強枠。
  2. 請求項1記載の建物の室補強枠において、立体状に組立てられる室補強枠の床フレーム又は/及び天井フレームに設けられるプレートと、当該室補強枠の柱間に設けられる筋交いとの双方又は一方をも備えたことを特徴とする建物の室補強枠。
  3. 室補強枠が建物の室内に立体枠状に組立てられて室が補強された補強建物において、室補強枠は金属製の柱材が室内の基礎の上に立設固定され、その柱材の下部に二以上の金属製の床材が配置連結されて床フレームが形成され、前記柱材の上部に二以上の金属製の天井材が配置連結されて天井フレームが形成され、前記室補強枠から金属製の延長材が前記室の隣室の天井の下方に突設されて隣室天井フレームが組立てられたことを特徴とする建物の室補強構造。
  4. 請求項3記載の建物の室補強構造において、床フレーム又は/及び天井フレームにプレートが連結され、立体状に組立てられた補強枠の柱間が筋交いで連結されたことを特徴とする建物の室補強構造。
  5. 請求項3又は請求項4記載の建物の室補強構造において、室補強枠から金属製の延長材が前記室の隣室の床の上方にも突設されて隣室床フレームも組立てられたことを特徴とする建物の室補強構造。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の建物の室補強構造において、立体状の室補強枠の柱材を上階室まで延長し、その延長柱材から上階室の天井の下方に天井フレームを突設して組立てたことを特徴とする建物の室補強構造。
  7. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の建物の室補強構造において、立体状の室補強枠の柱材を上階室まで延長し、その延長柱材から上階室の隣室の天井の下方に上階隣室天井フレームを突設して組立てたことを特徴とする建物の室補強構造。
  8. 請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の建物の室補強構造において、隣室天井フレーム、隣室床フレーム、上階天井フレーム、上階隣室天井フレームが金属製の支柱で支持されたことを特徴とする建物の室補強構造。
  9. 請求項3乃至請求項8のいずれかに記載の建物の室補強構造において、室補強枠、延長天井フレーム、延長床フレームの夫々の内側が壁材、天井材、床材で被覆されたことを特徴とする建物の室補強構造。

JP2005246891A 2005-08-26 2005-08-26 建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造 Pending JP2007056643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246891A JP2007056643A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246891A JP2007056643A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007056643A true JP2007056643A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37920358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005246891A Pending JP2007056643A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007056643A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028907A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Yasushi Uematsu シェルター付建物
JP5190904B1 (ja) * 2012-12-19 2013-04-24 株式会社東武防災建設 木造家屋の耐震補強構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028907A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Yasushi Uematsu シェルター付建物
JP5190904B1 (ja) * 2012-12-19 2013-04-24 株式会社東武防災建設 木造家屋の耐震補強構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5333426A (en) Wood frame construction system with prefabricated components
JP2018184743A (ja) 鉄骨柱と梁の接合構造および木造建築物
JP2006052543A (ja) 既存鉄筋コンクリート建築物の増築構造
JP2007056643A (ja) 建物の室補強枠とそれを使用した建物の室補強構造
JP2005232713A (ja) 木造軸組住宅の耐震補強構造及び方法
JP2003120045A (ja) 建築物補強装置および建築物耐震補強方法
JP2008138493A (ja) 木造建築物の耐震補強金具
JP2007303105A (ja) 耐震補強構造体
JP7280606B2 (ja) 耐震構造
JP6893151B2 (ja) 門型架構およびその施工方法
JP2004263500A (ja) 家屋補強用キット及びその使用方法
JP3967625B2 (ja) 既存住宅の耐震補強構造及びその補強方法
JP4395030B2 (ja) 戸建住宅
JP2005083145A (ja) 建造物の耐震装置
JPH06193133A (ja) 鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造
JP2013234481A (ja) 耐震シェルターの補強方法及び耐震強度の高い耐震シェルター
JP4411478B2 (ja) 木造軸組ユニット住宅
JP6667908B2 (ja) 免震構造及び免震木造建築物
JP5190904B1 (ja) 木造家屋の耐震補強構造
JP7307472B2 (ja) 建築ユニット構造体
JP2009215750A (ja) 木造家屋の室単位補強構造
JP6951851B2 (ja) 高層耐震建物
JPH0235136A (ja) プレキャスト・プレストレスコンクリート造りの低層住宅及びその工法
JP2003161052A (ja) 一般住宅における耐震装置
JPH102016A (ja) 免震ユニット建物