JP2007056297A - Cu−Mg−P系銅合金およびその製造法 - Google Patents

Cu−Mg−P系銅合金およびその製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】導電性が高く、かつ耐マイグレーション性に優れた銅合金材料を提供する。
【解決手段】質量%で、Mg:0.1〜0.4%、P:0.08〜0.35%、Sn:0〜0.4%、かつ下記(1)式あるいはさらに(2)式を満たす組成を有する銅合金。
−0.14≦Mg−1.2P≦0.18 ……(1)
Cu+Mg+P+Sn≧99.7 ……(2)
特に、鋳片を750〜900℃で保持したのち抽出して熱間圧延し、その後、冷間圧延と焼鈍を組み合わせた工程において、400〜600℃で保持する時効処理を少なくとも1回、中間焼鈍として行うことによりMg−P系化合物を析出させるプロセスで製造することにより、導電率75%IACS以上の材料が得られる。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動車用コネクタ端子、バスバーや、電気・電子部品の端子等に用いられる通電用の銅または銅合金であって、特に高い電気伝導度(導電率)と優れた耐マイグレーション性が求められる銅合金に関するものである。
従来、自動車用ジャンクションボックス(以下J/B)等、極間の狭いバスバーには、耐マイグレーション性が良好であることから、黄銅が使用されてきた。しかし、J/Bの小型化・高密度化に伴いバスバー通電部も細線化されるようになり、導電率が低い(導電率約28%IACS)ことによるジュール熱の発生等、諸問題が発生した。このため、導電率が45〜65%IACS程度と比較的良好であり、かつ耐マイグレーション性にも優れた銅合金として、例えば、Cu−1Ni−0.5Sn−0.05P、Cu−0.7Mg−0.005P、Cu−2.3Fe−2Zn−0.03P等が開発され、使用されている。ところが最近では、自動車の軽量化、電装品の回路数の増加といった傾向はますます強くなっており、75%IACS以上の高い導電率を有した上で優れた耐マイグレーション性を呈する材料が要望されている。この要望に対しては上記の銅合金でも導電率の面で対応できなくなってきている。さらに80%IACSを超えるような極めて高い導電率と、優れた耐マイグレーション性を具備した材料の出現も望まれている。また同時に耐応力緩和特性にも優れることが要求される。
特開平1−168830号公報 特開平1−168831号公報 特開平1−212738号公報 特開平1−222031号公報 特開平1−225735号公報 特開平2−118038号公報 特開平3−97816号公報 特開平5−195173号公報 特開昭62−146231号公報 特開昭64−52034号公報 特開平1−263238号公報 特開平4−231433号公報 特開平6−73474号公報
特許文献1〜8には耐マイグレーション性を改善した各種銅合金が開示されているが、通電材料に課せられた今後の厳しいニーズに対応していくには、いずれも導電率の面で十分とはいえない。特許文献9〜13には一部の例として高い導電率を呈するものも示されているが、耐マイグレーション性が不十分であったり、あるいは多成分系の組成に頼っていたりと、性能やコストの面でさらなる改善が望まれるところである。
本発明はこのような現状に鑑み、高い導電率(具体的には導電率75%IACS以上、好ましくは75%IACS超え、あるいはさらに80%IACS超え)と、優れた耐マイグレーション性、耐応力緩和特性を具備する銅合金を、コスト・製造性の観点から3元系あるいは4元系といった少ない元素系からなる組成において実現しようというものである。
発明者らは種々検討の結果、所定量のPを、Mgと共に複合添加したとき、P添加による耐マイグレーション性の向上作用が現れることを見出した。従来、Mgは単独添加で耐マイグレーション性を改善するとされていたが、Pに耐マイグレーション性の向上作用があることは知られていなかった。ところが、Pは、Mgと共に積極添加した場合、耐マイグレーション性の顕著な改善をもたらすのである。本発明はこのような知見に基づいて完成された。
すなわち、上記目的は、質量%で、Mg:0.1〜0.4%、P:0.08〜0.35%、あるいはさらにSn:0.4%以下、残部実質的にCu、かつ下記(1)式を満たす組成をもち、導電率が75%IACS以上の銅合金によって達成される。
−0.14≦Mg−1.2P≦0.18 ……(1)
ここで、(1)式の元素記号の箇所には質量%で表された当該元素の含有量の値が代入される。導電率が80%IACSを超えるものが好適な対象となる。
本発明で提供する銅合金はCu、Mg、Pの3元系、またはこれらにSnを加えた4元系を基本組成とするが、これら以外の元素であっても本発明の効果を阻害しない限り含有が許容される。銅合金のスクラップから通常混入される元素を少量含有しても、本発明に従えば75%IACS以上、好ましくは80%IACSを超える導電率を維持することが可能であり、この場合でもMgとPの複合添加による耐マイグレーション性改善作用を享受することができる。なるべく下記(2)式を満たすように原料を管理することが好ましい。
Cu+Mg+P+Sn≧99.7 ……(2)
なお、「残部実質的にCu」には「残部Cuおよび不可避的不純物からなる」ものが含まれる。
また耐応力緩和特性に優れたものとして、上記合金において特に、長さ150mmの試験片に両端支持式で表面最大応力300N/mm2となるようにアーチ曲げによるたわみ変位を与えた状態で、大気中150℃で500時間保持したときの応力緩和率が20%以下である銅合金が提供される。この応力緩和率は日本電子材料工業会標準規格EMAS−1011(平成3年12月)に準拠した方法によって求めることができる。
また本発明では、上記の銅合金の製造法として、鋳片を750〜930℃で保持したのち抽出して熱間圧延し、その後、冷間圧延と焼鈍を組み合わせた工程において、400〜600℃で保持する時効処理を少なくとも1回、中間焼鈍として行うことによりMg−P系化合物を析出させる製造法を提供する。
ここで、「中間焼鈍」は冷間圧延の途中で行われる焼鈍であり、最終冷間圧延後に行われる焼鈍とは区別される。最終冷間圧延後には275〜800℃で歪取り焼鈍を施すことが好ましい。
本発明によれば、Cu、Mg、Pの3元系、またはこれらにSnを加えた4元系を基本とするシンプルな合金系において、75%IACS以上、あるいはさらに80%IACSを超える高い導電率と、優れた耐マイグレーション性、あるいはさらに優れた耐応力緩和特性を同時に実現することが可能になった。強度レベルも高く維持される。したがって本発明は、J/Bに代表される自動車用バスバー材や、狭ピッチ化が進む端子等の通電部品に好適な低コストの銅合金材料を提供するものである。
本発明では、Cu、Mg、Pの3元系、またはこれらにSnを加えた4元系を基本とする銅合金において、以下のように合金元素の含有量を規定する。
Mgは、銅合金の強度向上、耐マイグレーション性の向上および耐応力緩和特性の向上に寄与することが知られており、これらの作用を十分に発揮させるには一般に0.4質量%を超える含有量が必要であるとされる。しかしながら、Mg量が0.4質量%を超えると導電率の大幅な低下が避けられない。また鋳造時に特別な雰囲気制御が必要となるなど製造コストの面でも不利となる。この点、本発明では後述のようにPをMgと複合添加したときに生じる顕著な耐マイグレーション性向上作用を利用する。したがってMg含有量を0.4質量%以下に抑えながら従来と同等以上の耐マイグレーション性が実現される。Pによる強度向上作用も発揮されるため強度レベルも高く維持される。そして、Mg含有量を抑制することにより導電率が向上するとともに、製造コストの上昇も抑えられるのである。このような効果を十分に引き出すには、0.1質量%以上のMg含有量を確保する必要がある。このため本発明ではMg含有量を0.1〜0.4質量%に規定する。0.15〜0.4質量%とすることが一層好ましい。
Pは、一般的に製造時の溶湯の脱酸に寄与し、またMg−P系化合物を析出させることによって強度や導電性の向上に寄与する元素として知られている。通常、このようなMg−P系化合物による強化作用は、Mgを含有する銅合金において0.05質量%以下のP添加によって十分に発揮される。このため、Mg含有銅合金においてPを例えば0.05質量%を超えて多量に添加することに特段の意義は見出されていなかった。ところが、発明者らの詳細な研究によれば、Mg含有銅合金においてPを0.08質量%以上添加したとき、耐マイグレーション性が顕著に向上することが明らかになった。Pは、Mgを含まない銅合金においては単体で耐マイグレーション性の向上に寄与しないが、MgとPの相互作用により耐マイグレーション性の向上作用を示すのである。そのような作用を得るには、Pは0.08質量%以上の含有が必要であるが、0.1質量%を超えるP含有量を確保することが一層効果的である。ただし、P含有量が0.35質量%を超えると熱間加工性が低下して製造性が悪くなる。したがって本発明では、P含有量を0.08〜0.35質量%に規定する。0.1超え〜0.35質量%のP含有量とすることが特に好ましい。またP含有量の上限は0.3質量%に制限することが一層好ましい。
Mgと共にPを積極的に添加したときに耐マイグレーション性が大幅に改善されるメカニズムについては、現時点では未解明なところが多いが、陽極側から溶け出したMg、Pの各成分がある所定の量・比になったときに陰極側に析出するCu系物質の生成が抑制されるか、あるいは析出するCu系物質の組成、形態、固有抵抗値等が変化することにより、結果的にリーク電流が低減する現象が生じるのではないかと推察される。
本発明では、耐マイグレーション性の向上と同時に、高導電率を狙うことも重要な課題としている。そのためには、MgおよびPの含有量をそれぞれ上記の範囲に規定した上で、さらにこれらの元素の含有量を下記(1)式を満たすように厳密にコントロールする必要がある。
−0.14≦Mg−1.2P≦0.18 ……(1)
Mg−P系析出物は、導電率の挙動からMg32主体のものとなっている可能性が高く、Mg/P比(質量比)が1.2近傍で高い導電率を示す。「Mg−1.2P」の値が正になるとMgの固溶量が増加し、負になるとPの固溶量が増加するため、導電率を高く維持するためには「Mg−1.2P」の値が0近傍であることが望ましい。発明者らの検討によれば、75%IACS以上の導電率を得るには「Mg−1.2P」の値を−0.14〜+0.18の範囲にコントロールする必要がある。また、80%IACSを超える高導電率を得るには「Mg−1.2P」の値を−0.08〜+0.17にコントロールすることが望ましい。
Snは、Cuマトリクス中に固溶することにより強度向上に寄与する。また、端子やバスバーはSnめっきして使用される場合が多く、リサイクル性の観点からもSnを含有した成分系を採用することは好ましい。ただし、Sn含有量が0.4質量%を超えると導電率の低下が大きくなるため好ましくない。したがってSnを含有させる場合は0.4質量%以下の範囲で行う必要があり、0.01〜0.4質量%のSn含有量を確保することが好ましい。80%IACSを超えるような高い導電率を求める場合はSn含有量の上限を0.2質量%に規制することが望ましい。
Cu、Mg、P、Sn以外の元素(不純物元素を含む)は合計含有量が0.3質量%未満となるようにすることが好ましい。すなわち、下記(2)式を満たすように組成調整することが好ましい。
Cu+Mg+P+Sn≧99.7 ……(2)
Cu、Mg、P、Sn以外の元素の合計含有量が0.3質量%未満の範囲であれば、75%IACS以上あるいは80%IACS以上を満たす限りにおいて種々の元素の含有が許容される。例えば少量のFeを添加するなど、Cu、Mg、P、Sn以外の元素の合計含有量が0.3質量%未満であれば、耐マイグレーション性の向上作用は十分に得られる。80%IACS以上の高い導電率を求める場合には下記(2)’式を満たすように成分調整することが望ましく、下記(2)’’式を満たすようにすることが一層好ましい。
Cu+Mg+P+Sn≧99.8 ……(2)’
Cu+Mg+P+Sn≧99.95 ……(2)’’
以上のように組成調整した本発明の銅合金は、通電材料を構成する段階で、Cuマトリクス中に平均粒径200nm以下のMg−P系化合物が分散している組織状態を有していることが好ましい。この場合の「粒径」は粒子の長径を意味する。Mg−P系化合物はMgとPを主体とする(MgとPの合計含有量が概ね50質量%以上である)化合物であり、例えばMg32が挙げられる。
本発明の銅合金材料は、熱間圧延、およびその後の冷間圧延、焼鈍の工程を以下のような条件で行うことによって製造することができる。
〔熱間圧延〕
熱間圧延前の加熱では、鋳造組織を壊し、均質な組成・組織に改変するために、鋳片を750℃以上に加熱することが望ましい。ただし、加熱温度が930℃を超えると熱間圧延時に割れが発生する恐れがある。800〜900℃程度に制御することが一層好ましい。鋳片の加熱保持時間は10min〜24hの範囲とすることが望ましい。10min未満では均質化が不十分となりやすく、24hを超える長時間加熱は経済性を損なう。熱間圧延の加工率は、動的再結晶を起こさせるためにも40%以上とすることが望ましい。
〔冷間圧延および焼鈍〕
熱間圧延後には、「冷間圧延+焼鈍」の工程を2回以上実施することにより所定の板厚の銅合金材料とする。冷間圧延前には酸化スケールを除去するために通常の機械的または化学的な手法で適宜表面の手入れを行う。ここで、本発明の前記所望の組織状態を得るためには、いずれかの冷間圧延の前に行われる焼鈍(すなわち中間焼鈍)のうち、少なくとも1回以上の焼鈍工程で、時効処理を兼ねた焼鈍を行う必要がある。その時効処理を兼ねた中間焼鈍は、400〜600℃で10min〜24hの加熱を行うことが望ましい。400℃未満の加熱温度または10min未満の加熱時間ではMg−P系化合物の析出が不十分であり、600℃を超えるとその化合物が再固溶してしまうため好ましくない。また、24hを超えるような長時間加熱は経済性を損なうので好ましくない。なお、最終の冷間圧延後には、275〜800℃好ましくは300〜600℃の歪取り焼鈍を行うことが望ましい。これにより歪みが除去され、ばね性、耐応力緩和特性および導電性が向上する。歪取り焼鈍の時間は5sec〜8hの範囲で調整する。
表1に示す組成の銅合金を、高周波溶解炉またはシリコニット炉を用いて溶解し、カーボン鋳型中へ鋳込んでインゴットを作製した。高周波溶解炉はArガス雰囲気、シリコニット炉はカーボン被覆を行った。次いで、インゴットから切り出した厚さ20mm、幅40mm、長さ40mmの鋳片を、750〜900℃の温度で0.5h保持した後に、加工率63%で熱間圧延し、水中浸漬して冷却した。冷却後、表面の酸化物を除去した後に加工率66%で冷間圧延し、400℃〜600℃で1〜5hの時効焼鈍を行った。さらに加工率74%の冷間圧延を行い、280〜400℃で1h歪取り焼鈍を実施して板厚0.64mmの供試材とした。なお、No.13、14はそれぞれ市販の無酸素銅(C1020)と黄銅(C2600)を用いた。
Figure 2007056297
各供試材について、引張強さ、導電率、耐マイグレーション性を調べた。
引張強さは、試験片の長手方向を圧延方向に平行方向とし、JIS Z2241に基づいて測定した。導電率は、JIS H0505に基づいて測定した。
耐マイグレーション性は次のようにして調べた。まず、供試材を幅10mm、長さ100mmに切断し、2枚1組の試験片とした。図1に試験片のセッティング状態を模式的に示す。2枚の試験片1はそれぞれL字型に折り曲げられ、長さ60mmにわたって1mmの間隔で隣接するようにアクリル板2の上に配置してある。この隣接している60mmの部分を平行部と呼ぶ。2枚の試験片1は、平行部において一方が陽極、他方が陰極となるように電極を構成する。図2には、耐マイグレーション性試験の回路構成を模式的に示す。1組の試験片1はクリップ3によってアクリル板2に取り付けられている。これを600mL試験液4の中に浸漬し、定電圧直流電源5、シャント抵抗6、および2枚の試験片1からなる電極を直列につないで回路を形成した。そして、2枚の試験片1の間に14Vの直流電圧を印加して、シャント抵抗6に付加される電圧の経時変化を記録計7に記録し、その電圧を電流値に換算してリーク電流をモニターした。試験液4は、純水に亜硫酸ナトリウムを加えて伝導度を85μS/cmに調整した水溶液である。初期液温は25℃で行った。耐マイグレーション性は、最大8hまでリーク電流をモニターした場合の最大リーク電流値によって評価した。この試験において最大リーク電流が4A以下のものは優れた耐マイグレーション性を有すると判断される。
これらの試験結果を表2に示す。
Figure 2007056297
表2にから判るように、本発明例であるNo.1〜12は、所定量のMg、PあるいはさらにSnを含有することにより、優れた耐マイグレーション性を呈した。また、Cuマトリクス中には平均粒径200nm以下のMg−P系化合物が分散しており、優れた引張強さおよび導電率を有するものであった。
これに対し、比較例No.13は純銅であり、強度、耐マイグレーション性に劣った。No.14は黄銅であり、Znを多量に含有していることにより耐マイグレーション性には優れるものの、導電率が低かった。No.15、16はMgまたはPを単独で含有するものであり、耐マイグレーション性に劣った。No.16においては、固溶したPの影響で導電率も低くなった。No.17はMg、Pを含有するものの含有量が十分ではなく、耐マイグレーション性の改善が見られない。No.18、19は「Mg−1.2P」の値が(1)式を外れており、MgまたはPの固溶量が多くなって導電率が不十分であった。No.20はP含有量が多く、熱間圧延で割れが発生したため試験を中止した。No.21はSn含有量が多く、導電率が低くなった。
表1の本発明例No.1に相当する組成(良好な耐マイグレーション性が得られる組成)のインゴットから厚さ20mm、幅40mm、長さ40mmの鋳片を切り出し、それぞれ表3に示す条件で熱間圧延、冷間圧延1、時効焼鈍、冷間圧延2、歪取り焼鈍を施して板厚0.64mmの供試材とした。なお、本発明例No.Aは実施例1のNo.1と同じ条件を採用したものである。
得られた供試材について、実施例1と同様の方法により、導電率および引張強さを測定した。
また、応力緩和試験により応力緩和率の測定も行った。応力緩和率は日本電子材料工業会標準規格EMAS−1011(平成3年12月)に準拠した方法で、以下のようにして求めた。すなわち、供試材から幅10mm、長さ150mmの試験片(その長手方向が圧延方向に相当)を切り出し、試験片中央部の表面応力(表面最大応力)が300N/mm2となるようにアーチ曲げした状態で固定し、大気中150℃で500時間保持した後の曲げ癖を応力緩和率として次式により算出した。
応力緩和率(%)=(h1/h0)×100
ただし、h1:試験経過後の応力除荷時における試験片の永久たわみ変位(mm)
0:上記応力を得るのに必要な試験片の初期たわみ変位(mm)
この試験方法において応力緩和率が20%以下のものは、特に優れた耐応力緩和特性を有すると判断される。
結果を表4に示す。
Figure 2007056297
Figure 2007056297
表4に示すように、本発明例のものは80%IACSを超える高い導電率と、400N/mm2以上の引張強さを有している。一方、比較例であるNo.Dは熱間圧延の抽出温度が高いことに起因して熱間圧延で割れが発生したため試験を中止した。No.Eは熱間圧延の抽出温度が低かったため熱間圧延後も鋳造組織が残っており、均質性に欠けることから試験を中止した。No.Fは時効焼鈍保持温度が低かったためMg−P系化合物の析出が不十分となり、導電率が低かった。No.Gは時効焼鈍保持温度が高かったためMg、Pの固溶量が多くなり、導電率が低かった。なお、No.Hは歪取り焼鈍温度が低かったため、他の本発明例より応力緩和率が高かった。
耐マイグレーション性試験に用いた試験片のセッティング状態を模式的に示す斜視図。 耐マイグレーション性試験の回路構成を模式的に示す図。
符号の説明
1 試験片
2 アクリル板
3 クリップ
4 試験液
5 定電圧直流電源
6 シャント抵抗
7 記録計

Claims (6)

  1. 質量%で、Mg:0.1〜0.4%、P:0.08〜0.35%、残部実質的にCu、かつ下記(1)式を満たす組成をもち、導電率が75%IACS以上の銅合金。
    −0.14≦Mg−1.2P≦0.18 ……(1)
  2. 質量%で、Mg:0.1〜0.4%、P:0.08〜0.35%、Sn:0.4%以下、残部実質的にCu、かつ下記(1)式を満たす組成をもち、導電率が75%IACS以上の銅合金。
    −0.14≦Mg−1.2P≦0.18 ……(1)
  3. 導電率が80%IACSを超えるものである請求項1または2に記載の銅合金。
  4. 長さ150mmの試験片に両端支持式で表面最大応力300N/mm2となるようにアーチ曲げによるたわみ変位を与えた状態で、大気中150℃で500時間保持したときの応力緩和率が20%以下である請求項1〜3に記載の銅合金。
  5. 鋳片を750〜930℃で保持したのち抽出して熱間圧延し、その後、冷間圧延と焼鈍を組み合わせた工程において、400〜600℃で保持する時効処理を少なくとも1回、中間焼鈍として行うことによりMg−P系化合物を析出させる請求項1〜4に記載の銅合金の製造法。
  6. 最終冷間圧延後に275〜800℃で歪取り焼鈍を行う請求項5に記載の銅合金の製造法。
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