JP6835638B2 - 強度及び導電性に優れる銅合金板 - Google Patents

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本発明は電子材料などの電子部品の製造に好適に使用可能な銅合金板及び通電用又は放熱用電子部品に関し、特に、電機・電子機器、自動車等に搭載される端子、コネクタ、リレー、スイッチ、ソケット、バスバー、リードフレーム、放熱板等の電子部品の素材として使用される銅合金板、及び該銅合金板を用いた電子部品に関する。中でも、電気自動車、ハイブリッド自動車等で用いられるコネクタや端子等の通電用電子部品の用途、又はスマートフォンやタブレットPCで用いられる液晶フレーム等の放熱用電子部品の用途に好適な銅合金板及び該銅合金板を用いた電子部品に関するものである。
電子機器の端子、コネクタ、スイッチ、ソケット、リレー、バスバー、リードフレーム、放熱板等の電気又は熱を伝えるための材料として、強度と導電率に優れた銅合金板が広く用いられている。ここで、電気伝導性と熱伝導性は比例関係にある。ところで、近年、電子機器のコネクタにおいて高電流化が進んでおり、良好な曲げ性を有し、80%IACS以上の導電率、600MPa以上の耐力を有することが必要と考えられている。また、良好なめっき性についても求められている。
一方、例えばスマートフォンやタブレットPCの液晶には液晶フレームと呼ばれる放熱部品が用いられている。このような放熱用途の銅合金板においても、高熱伝導率化が進んでおり、良好な曲げ性を有し、高強度を有することが必要と考えられている。このため、放熱用途の銅合金板においても、80%IACS以上の導電率、600MPa以上の耐力を有することが必要と考えられている。
しかしながら、80%IACS以上の導電率をコルソン合金系銅合金で達成することは難しいため、Cu−Cr系やCu−Zr系の銅合金の開発が進められてきた。例えば、Cu−Cr−Zr系銅合金において添加元素を追加することで結晶粒径を小さくした銅合金が開示されている(特許文献1)。
特開平6−184666号公報
しかしながら、Cu−Cr−Zr系銅合金は、めっき性や曲げ加工性に課題が残されており、特許文献1のように、添加元素の追加によって結晶粒径を微細化し、曲げ加工性は改善できるが、めっき性は改善されない。
そこで、本発明は、高強度、高導電性、めっき性、曲げ加工性を兼ね備えた銅合金板を提供することを目的とし、具体的には、めっき性、曲げ加工性が改善されたCu−Cr−Zr−Ti系合金板を提供することを課題とする。さらには、本発明は、該銅合金板及び通電用途又は放熱用途に好適な電子部品を提供することをも目的とする。
本発明に係る銅合金板は一側面において、Crを0.1〜0.6質量%、ZrおよびTiのうちの一種または二種を合計で0.01〜0.30質量%含有し、残部が銅及び不可避的不純物からなり、母相中に存在する第二相粒子のうち、粒径が2μm以上の第二相粒子が10個/mm2以下存在し、粒径が0.1〜2μmの第二相粒子が1000〜10000000個/mm 2 存在する銅合金板が提供される。
本発明に係る銅合金板は別の一実施態様において、Ag、Fe、Co、Ni、Mn、Zn、Mg、Si、P、SnおよびBよりなる群から選ばれる少なくとも1種の合金元素を合計で1.0質量%以下含有する。
本発明は別の一側面において、上記銅合金板を用いた通電用電子部品である。
本発明は更に別の一側面において、上記銅合金板を用いた放熱用電子部品である。
本発明によれば、導電率や強度を維持しつつ、めっき性や曲げ加工性に優れたCu−Cr−Zr−Ti系合金板、並びに通電用途又は放熱用途に好適な電子部品を提供することが可能である。この銅合金板は、端子、コネクタ、スイッチ、ソケット、リレー、バスバー、リードフレーム等の電子部品の素材として好適に使用することができ、特に大電流を通電する電子部品の素材又は大熱量を放散する電子部品の素材として有用である。
本発明の実施の形態に係る銅合金板の母相中に析出する第二相粒子の例を示す観察写真である。
以下、本発明の実施形態に係る銅合金板(Cu−Cr−Zr−Ti系合金板)について説明する。なお、本発明において「%」とは、特に断らない限り、質量%を示すものとする。
<成分濃度>
本発明の実施の形態に係る銅合金板は、Crを0.1〜0.6%、Zr及びTiのうちの一種又は二種を合計で0.01〜0.30%含む。一実施態様においては、Crを0.15〜0.3%含み、Zr及びTiのうちの一種又は二種を合計で0.05〜0.20%含有することが好ましい。Crが0.6%を超えると曲げ加工性が低下し、0.1%未満になると600MPa以上の0.2%耐力を得ることが難しくなる。Zr及びTiのうちの一種又は二種の合計が0.3%を超えると曲げ加工性が低下し、0.01%未満になると、600MPa以上の0.2%耐力を得ることが難しくなる。
さらに、本発明の実施の形態に係る銅合金板は、Ag、Fe、Co、Ni、Mn、Zn、Mg、Si、P、SnおよびBよりなる群から選ばれる1種以上を合計1.0%以下含有することが好ましい。これらの元素は固溶強化や析出強化等により強度上昇に寄与する。これらの元素の合計量が1.0%を超えると導電率が低下する、或いは、熱間圧延で割れる場合がある。
なお、高強度および高導電性を有する銅合金板において、添加元素の組み合わせによって個々の添加量が変更されることは当業者によって理解可能なものである。典型的な一実施態様においては、例えば、Agは1.0%以下、Feは0.1%以下、Coは0.1%以下、Niは0.2%以下、Mnは0.1%以下、Znは0.5%以下、Mgは0.1%以下、Siは0.1%以下、Pは0.05%以下、Snは0.1%以下、Bは0.05%以下添加することができるが、導電率が80%IACSを下回らない添加元素の組み合わせおよび添加量であれば、本発明の銅合金板は必ずしもこれらの上限値に限定されるものではない。
本発明のCu−Cr−Zr−Ti系合金板の厚みは特に限定されないが、例えば0.03〜1.0mmとすることができる。
(2μm以上の第二相粒子の個数密度)
本発明の実施の形態に係る銅合金板は、母相中に存在する第二相粒子のうち、粒径2μm以上のサイズの第二相粒子の密度を10個/mm2以下に調整することにより、銅合金板のめっき性が改善される。ここで、第二相粒子とは、Cr、Cu−Zr化合物等のCu母相とは異なる粒子を指し、例えば図1に示すように、電子顕微鏡より観察することが可能である。第二相粒子の個数密度が10個/mm2以上となると、めっき性が悪くなる場合がある。本発明において、第二相粒子の粒径とは、顕微鏡写真において、母相中に存在する第二相粒子を取り囲む最小円の直径を指す。
(0.1〜2μmの第二相粒子の密度)
本発明の実施の形態に係る銅合金板は、母相中に存在する第二相粒子のうち、粒径0.1〜2μmの第二相粒子の個数密度を1000〜10000000個/mm2に調整することにより、銅合金板の曲げ加工性が改善される。粒径0.1〜2μmの第二相粒子の個数密度が1000個/mm2を下回ると、結晶粒径が大きくなり曲げ加工時の表面粗さが高くなり過ぎる場合がある。一方、粒径0.1〜2μmの第二相粒子の個数密度が10000000個/mm2を上回ると強度に寄与する微細な析出物が不足し、0.2%耐力(YS)が600MPaを下回る場合がある。
(結晶粒径)
本発明の実施の形態に係る銅合金板は、圧延方向に対し、平行な断面における平均結晶粒径が15μm以下であることが好ましい。平均結晶粒径が15μmを超えると、曲げ加工時の表面粗さが高くなりすぎる場合がある。平均結晶粒径は強度向上の観点から小さい方が好ましい。以下に制限されるものではないが、本実施形態においては典型的には結晶粒径が8μm以下であり、より典型的には5μm以下、更に典型的には3μm以下である。
(表面粗さ)
本発明の実施の形態に係る銅合金板は、JIS H3130に従うBadwayのW曲げ試験を行い、曲げ部の表面を観察した場合の表面粗さRaが2.0μm以下であることが好ましく、より好ましくは表面粗さRaが1.5μm以下とすることができ、更に好ましくは表面粗さRaが1.0μm以下とすることができる。表面粗さRaの測定は、JIS H3130に従うBadwayのW曲げ試験において、曲げ部の表面を共焦点レーザー顕微鏡で観察し、JIS B0601(2001)に準拠した算術平均粗さRaを測定した結果を示す。
(用途)
本発明の実施の形態に係る銅合金板は、端子、コネクタ、リレー、スイッチ、ソケット、バスバー、リードフレーム、放熱板などの電子部品の用途に好適に使用することができ、特に、電気自動車、ハイブリッド自動車等で用いられるコネクタや端子等の通電用途、またはスマートフォンや他タブレットPCで用いられる液晶フレーム等の放熱用電子部品の用途に有用である。
(製造方法)
本発明の実施の形態に係る銅合金は以下の製造工程により製造することができる。まず、純銅原料として電気銅等を溶解し、カーボン脱酸等により酸素濃度を低減した後、Crと、Zr及びTiのうちの一種又は二種と、必要に応じて他の合金元素を添加し、厚み30〜300mm程度のインゴットに鋳造する。このインゴットを例えば800〜1000℃の熱間圧延により厚み3〜30mm程度の板とした後、第1の冷間圧延、第1の溶体化処理、第2の冷間圧延、第2の溶体化処理、第3の冷間圧延、時効処理をこの順で行う。
第1の溶体化処理は、850〜1000℃で5秒〜2分の保持後、水冷することで行う。第1の溶体化処理が850℃を下回るか実施しないと、銅中に固溶する添加元素の量が低下し、粒径2μm以上の第二相粒子が多くなる。第1の溶体化処理が1000℃を超えると、溶解する危険がある。
第2の冷間圧延は、加工度を50%以上とし、第1の溶体化処理で粗大化した結晶粒の厚みを薄くする必要がある。
第2の溶体化処理は、300℃〜600℃までの平均昇温速度を5〜30℃/minとし、600℃以上の平均昇温速度を300℃/min以上とし、800〜1000℃で5秒〜2分の保持後、水冷することで行う。300℃〜600℃までの平均昇温速度が5℃/minを下回ると、2μm以上の粒径の第二相粒子が増加し、0.1〜2μmの粒径の第二相粒子が不足する。30℃/minを上回ると昇温中の析出量が不足し、0.1〜2μmの粒径の第二相粒子が少なくなる。300℃〜600℃までの材料の平均昇温速度は、一実施態様においては10〜25℃/minとすることができ、別の一実施態様においては15〜25℃/minとすることができる。
600℃以上の平均昇温速度が300℃/min未満となると、0.1〜2μmの粒径の第二相粒子が固溶して結晶粒径が大きくなる。600℃以上の材料の平均昇温速度は、一実施態様においては400℃/min以上とすることができ、別の一実施態様においては500℃/min以上、又は600℃以上とすることができる。
第2の溶体化処理における溶体化温度は、800℃を下回ると、銅中に固溶する添加元素の量が低下し、YSが低くなる。1000℃を超えると、溶解する危険がある。
第3の冷間圧延は、加工度を10〜50%とする。10%未満だと加工硬化量が不足し、YSが低くなる場合がある。50%を超えるとひずみが蓄積しすぎて曲げ加工時の表面粗さが高くなる場合がある。
時効処理は、低温で長時間の実施が好ましく、300℃〜400℃で15〜20hが好ましい。400℃より高いと過時効となり、YSが低くなり、300℃を下回ると析出量が不足し、YSが低くなる場合がある。
以下に本発明の実施例を比較例と共に示すが、これらの実施例は本発明及びその利点をよりよく理解するために提供するものであり、発明が限定されることを意図するものではない。
溶銅に合金元素を添加した後、厚みが200mmのインゴットに鋳造した。インゴットを950℃で3時間加熱し、熱間圧延により厚み15mmの板にした。熱間圧延板表面の酸化スケールをグラインダーで研削、除去した後、第1の冷間圧延で1mmの厚みの板とした後、第1の溶体化処理を行った。第1の溶体化処理では、炉内温度を850〜900℃に調整し、5秒〜2分間保持後水冷した。その後、冷間圧延にて0.15mmの板とした。その後、第2の溶体化処理を300℃〜600℃までの平均昇温速度を5〜30℃/minとし、600℃以上の平均昇温速度を300℃/min以上とし、850〜900℃で5秒〜2分の保持後水冷する方法で行った。その後、第2の冷間圧延にて0.1mmの板とし、時効処理を300℃〜400℃で15〜20h実施した。
比較例では、第1の溶体化処理の条件、第2の溶体化処理の昇温速度、時効処理温度を変化させて試料を作製した。なお、第1の溶体化処理をしない場合は、第1の溶体化処理を実施せずに熱間圧延後に0.15mmまで冷間圧延し、第2の溶体化処理を実施した。
各試料につき、以下の評価を行った。
<引張強度(TS)>
引張試験機により、JIS Z2241に従い、圧延方向と平行な方向における引張強度(TS)を測定した。
<0.2%耐力(YS)>
引張試験機により、JIS Z2241に従い、圧延方向と平行な方向における0.2%耐力(YS)を測定した。0.2%耐力(YS)を降伏強度とした。
<導電率(%IACS)>
試験片の長手方向が圧延方向と平行になるように試験片を採取し、JIS H0505に準拠し四端子法により20℃での導電率を測定した。
<粒径2μm以上の第二相粒子の個数密度>
粒径2μm以上の第二相粒子の個数密度は、最終時効後のサンプル表面を機械研磨して鏡面に仕上げた後、電解研磨や酸洗エッチングをし、走査電子顕微鏡を用いて1000倍の顕微鏡写真5枚に対して行った。長径が2μm以上となる第二相粒子の個数をカウントし、評価面積で除した数値を個数密度とした。
<粒径0.1〜2μmの第二相粒子の個数密度>
粒径0.1〜2μmの第二相粒子の個数密度は、最終時効後のサンプル表面を機械研磨して鏡面に仕上げた後、電解研磨や酸洗エッチングをし、走査電子顕微鏡を用いて10000倍の顕微鏡写真5枚に対して行った。長径が0.1〜2μmの第二相粒子の個数をカウントし、評価面積で除した数値を密度とした。
<結晶粒径>
試験片を観察面が圧延方向に対し平行な厚み方向の断面となるように樹脂埋めし、観察面を機械研磨にて鏡面仕上げを行い、続いて水100容量部に対して質量濃度36%の塩酸10容量部の割合で混合した溶液に、その溶液の重量に対して5%の重量の塩化第二鉄を溶解させた。こうして出来上がった溶液中に、試料を10秒間浸漬して金属組織を現出させた。次に、この金属組織を光学顕微鏡で100〜1000倍に拡大して観察視野0.005〜0.5mm2の範囲の写真を撮り、JIS H0501に従い切断法にて平均結晶粒径を測定した。
<曲げ加工性>
試料を幅1mm、長さ200mmに切り出したものを曲げ用試験片として用いた。曲げ加工性は、曲げ部の肌荒れにより評価した。JIS H 3130に従って、Badway(曲げ軸が圧延方向と同一方向)のW曲げ試験を行い、曲げ部の表面を共焦点レーザー顕微鏡で解析し、JIS B 0601(2001)規定の表面粗さRa(μm)を求めた。
<めっき密着性>
めっき密着性の評価は、銅合金板の試験片に厚さ3μmの電気Snめっきを施し、105℃で500時間の加熱を行った後、180度の折り曲げ、曲げ戻し試験を行い、試料表面を目視で観察することによって行った。評価において、めっき膜が全く損傷していないものを○、めっき膜に損傷が認められるものや、めっき膜が剥離したものを×として表した。
各試験片の組成と製造条件を表1に示し、各実施例及び比較例に対して得られた結果を表2に示す。
Figure 0006835638
Figure 0006835638
表1及び表2から明らかなように、第1の溶体化処理を850〜1000℃で5秒〜2分間、第2の冷間圧加工度を50%以上、第2の溶体化処理を300℃〜600℃までの平均昇温速度を5〜30℃/min、600℃以上の平均昇温速度を300℃/min以上、800〜1000℃で5秒〜2分間、第3の冷間圧延加工度を10〜50%、時効処理を300℃〜400℃で15〜20h実施した各実施例の場合、0.2%耐力が600MPa以上、導電率が80%IACS以上、曲げ表面粗さRaが2μm以下、めっき性が○と良好な特性を得ることができた。
一方、Cr、Zr、Tiの成分濃度が高い比較例1、2の場合、めっき性、曲げ加工性が劣った。Cr、Zr、Tiの成分濃度が低い比較例3、4の場合、0.2%耐力が劣った。
第1の溶体化処理温度が低い、もしくは実施しない比較例5〜12の場合、めっき性が劣った。

Claims (3)

  1. Crを0.1〜0.6質量%、ZrおよびTiのうちの一種または二種を合計で0.01〜0.30質量%含有し、残部が銅及び不可避的不純物からなり、母相中に存在する第二相粒子のうち、粒径が2μm以上の第二相粒子が10個/mm2以下存在し、粒径が0.1〜2μmの第二相粒子が1000〜10000000個/mm 2 存在する銅合金板。
  2. Ag、Fe、Co、Ni、Mn、Zn、Mg、Si、P、SnおよびBよりなる群から選ばれる少なくとも1種の合金元素を合計で1.0質量%以下含有する請求項記載の銅合金板。
  3. 請求項1又は2に記載の銅合金板を用いた通電用又は放熱用電子部品。
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