JP2007055786A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広汎な紙種に対してより高い給送性を実現させるとともに、フリクションローラの耐久性の向上を図る給紙装置を提供すること。
【解決手段】 給紙台に載置されるシート状用紙を最上部から吸引して用紙搬送方向へ送り出す吸引送出手段と、吸引送出手段の用紙搬送方向下流側に配置され、摩擦力によりシート状用紙の捌きを行なって前記用紙を用紙搬送方向へ搬送する分離給送手段と、の二つの給紙手段を備えて構成し、用紙紙種に応じてこれら給紙手段を選択的に作動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置及びその給紙装置に関し、より詳しくは用紙汎用性の向上を目的とした給紙装置の改良に関する。
画像形成装置においては、一般的に用紙を収容する給紙台から用紙を一枚ずつ画像形成部へと送り出す給紙手段が設けられている。この給紙手段としては従来から種々のタイプのものが実用化されているが、処理速度の速い画像形成装置においては、主にFRR給紙方式(Feed and Reverse Roller方式)か、あるいはエア吸引ベルト給紙方式が使用されている。
FRR方式の給紙装置は、給紙台の上に載置された用紙の最上部に接触して摩擦力により用紙を給紙台の外に引き出すピックアップローラと、引き出された用紙を用紙搬送路へ送り出すフィードローラと、このフィードローラと所定の圧力で接し、トルクリミッタを介して用紙搬送方向とは逆方向に回転駆動される分離ローラとによって構成されている。
この給紙装置においては、分離ローラがフィードローラと接しているとき、及び両ローラのニップを用紙1枚のみが通過するときは、分離ローラがトルクリミッタのすべりによってフィードローラに従動して用紙搬送方向に回転し用紙を搬送方向に送り出すが、両ローラのニップを用紙2枚以上が通過するときは、分離ローラの回転駆動トルクが用紙間の摩擦力に打ち勝って用紙を滑らし、分離ローラに接触している用紙を給紙台の方向へ戻すことにより密着した用紙を分離するものである。
一方、エア吸引ベルト給紙方式の給紙装置は、ブローファンから用紙端部にエアを吹き付けることにより用紙先端を浮き上がらせ、同時に用紙を捌く。吹き上げられた用紙を吸引ベルトや吸引ローラによって吸引して用紙搬送路へ送り出すが、エア吸引による搬送が用紙2枚以上に及ぶ場合には、通紙経路を塞ぐように配設されたゴム材等の用紙捌きパッド(前進抵抗部材)によって最上部の用紙以外の用紙が連れ送りされないように構成するものである。
特にFRR方式の給紙装置は他の方法に比べて適用紙種の範囲に汎用性があり、この方法に関して給紙機能の信頼性を向上させるため、種々の改良、提案がなされている。例えば、特許文献1では重送検知センサを設け、その結果をフィードバックしてフィードローラと分離ローラのニップ圧を自動調整する給紙装置が提案されている。また特許文献2では、紙厚検知手段を設け、その検知情報に基づいてフィードローラの回転数と分離ローラの回転数とを個別に制御することにより給紙の信頼性を高めることを目的とした装置が提案されている。
特開平05−32356 特開平08−188286
ところで、FRR方式の給紙装置には以下のような問題点がある。通常、分離ローラはフィードローラに所定圧で接触したまま、常時、用紙搬送方向と逆方向に回転駆動されているため磨耗しやすく、通常のゴムローラと比べて耐久性が低くなる傾向がある。また紙粉の多い用紙やオフセット印刷済み用紙を通紙する場合には、紙粉や打ち粉、インクカスなどがピックアップローラ、フィードローラ及び分離ローラに付着し、ローラのフリクションが低減して給送不良となる場合がある。さらに、薄紙を通紙する場合には、これらのフリクションローラの作動によって用紙にダメージが与えられることがある。
一方、薄紙及び紙粉等の多い用紙の通紙に関しては、摩擦ローラ等を使用しないエア吸引ベルト給紙方式が効果的であるが、エア吸引ベルト給紙方式の給紙装置には以下のような問題点がある。例えば、厚紙給紙の際には、用紙搬送のために大きなサクションパワーが必要となり、装置が大型化する欠点がある。また厚紙給紙の際には、用紙が通紙経路を塞ぐように配設されたゴム材等の用紙捌きパッドの間を抜けられない場合があるため、用紙の種類や斤量によって用紙捌きパッドの位置設定を変更しなければならない場合がある。
このように、給紙装置では用紙の種類、斤量又は環境状況等によって給紙と分離の条件が多様に変化するので、多目的に使用され、処理速度が速い画像形成装置における給紙装置において、FRR方式単独あるいはエア吸引ベルト給紙方式単独の給紙手段を採用した場合には、重送や給紙不良といった問題を十分に解決できず、信頼性ある給紙を確保することが困難な場合も生じうる。
FRR方式に、給紙台のサイドガイドからエアを供給して用紙を捌くエアアシスト方式を併用した給紙装置も有効であり実用化もされているが、この給紙装置はサイドガイドからのエアの吹き付け位置及びエア流量の条件設定のほか、紙粉の多い用紙やオフセット印刷済み用紙を通紙する場合に紙粉や打ち粉、インクカスなどがローラに付着し、ローラのフリクションが低減して給紙不良となるという課題も有しており、より簡易で信頼性の高い給紙装置が求められていた。
本発明はこのような状況にあって提案されたものであり、FRR方式では薄紙給紙に若干の欠点を有し、エア吸引ベルト給紙方式では厚紙給紙に若干の弱点を有する点に鑑み、エア吸引ベルト給紙方式の給紙手段の下流にFRR方式の給紙手段を配置し、両者の用紙捌き手段を選択的に作動させることにより幅広い用紙に対してより高い給送性を実現させるとともに、分離ローラの回転駆動の稼動時間を抑えることによってフリクションローラの耐久性の向上を図る給紙装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る給紙装置は、給紙台に載置されるシート状用紙を最上部から吸引して用紙搬送方向へ送り出す吸引送出手段と、吸引送出手段の用紙搬送方向下流側に配置され、摩擦力によりシート状用紙の捌きを行なって前記用紙を用紙搬送方向へ搬送する分離給送手段と、を備えて構成する。
請求項2に係る給紙装置では、請求項1に係る給紙装置において分離給送手段が、吸引送出手段により送り出されたシート状用紙を用紙搬送方向へ搬送する搬送ローラと、この搬送ローラと所定の圧力で接し、トルクリミッタを介して用紙搬送方向と逆方向に回転駆動される分離ローラと、を備えて構成される。
請求項3に係る給紙装置は、請求項2に記載の給紙装置において、分離ローラを用紙搬送方向と逆方向に回転させる駆動力(以下、逆回転駆動力という)の分離ローラへの伝達及び開放を選択的に切換える伝達切換手段を設けて構成する。
請求項4に係る給紙装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の給紙装置において、吸引送出手段と分離給送手段との間の用紙搬送路上に、吸引送出手段により送り出された用紙の捌きを行なう前進抵抗部材を設けて構成する。
請求項5に係る給紙装置では、請求項4に記載の給紙装置において、前進抵抗部材が移動制御手段により、用紙搬送路上に位置して搬送される用紙の捌きを行なう分離作動位置と、用紙搬送路上から退避して用紙の自由な搬送が可能な退避位置との間を選択的に移動するように構成する。
請求項6に係る給紙装置では、請求項5に記載の給紙装置において、給紙台に載置される用紙の紙種を入力する紙種選択手段を備え、紙種選択手段により選択した紙種に応じて、分離ローラへの逆回転駆動力の伝達あるいは前進抵抗部材の分離作動位置への移動を、それぞれ選択して作動させるように構成する。
請求項7に係る給紙装置では、請求項6に係る給紙装置において、紙種選択手段により薄紙又は普通紙が選択された場合には、分離ローラの逆回転駆動力は開放され、前進抵抗部材は分離作動位置に配置されるように構成する。
請求項8に係る給紙装置では、請求項6又は請求項7に記載の給紙装置において、紙種選択手段により厚紙が選択された場合には、分離ローラへ逆回転駆動力が伝達され、前進抵抗部材は退避位置に退避するように構成する。
請求項9に係る給紙装置では、請求項6から請求項8のいずれかに記載の給紙装置において、紙種選択手段により超厚紙が選択された場合には、分離ローラの逆回転駆動力は開放され、前進抵抗部材は退避位置に退避するように構成する。
請求項10に係る給紙装置では、請求項6から請求項9のいずれかに記載の給紙装置において、紙種選択手段により互いに密着しやすい用紙が選択された場合には、分離ローラへ逆回転駆動力が伝達され、前進抵抗部材は分離作動位置に配置されるように構成する。
請求項11に係る給紙装置では、請求項6から請求項10のいずれかに記載の給紙装置において、分離給送手段の用紙搬送方向下流側に、搬送された用紙の重送を検知する重送検知センサを設け、この重送検知センサが用紙の重送を検知した場合には、分離ローラへ逆回転駆動力が伝達される状態を保持するように構成する。
請求項12に係る給紙装置では、請求項11に記載の給紙装置において、紙種選択手段により薄紙又は普通紙が選択されている場合には、前進抵抗部材を分離作動位置に配置するように構成する。
請求項13に係る給紙装置では、請求項11又は請求項12に記載の給紙装置において、紙種選択手段により厚紙が選択されている場合には、前進抵抗部材を退避位置に退避させるように構成する。
請求項14に係る給紙装置では、請求項6又は請求項11に記載の給紙装置において、伝達切換手段が分離ローラへ逆回転駆動力を伝達している間は、前進抵抗部材は退避位置に退避するように構成する。
請求項15に係る画像形成装置は、請求項1から請求項14のいずれかに記載の給紙装置を備えて構成される。上記手段又は構成によれば、以下のような作用、優れた効果が得られる。
本発明に係る給紙装置では、吸引送出手段と摩擦力による分離給送手段を併設しているので、広汎な紙種に対応可能な給紙装置とすることができる。特に、この分離給送手段を、搬送ローラとトルクリミッタを介して駆動される分離ローラにより構成すれば、より広汎な紙種に対して、分離給紙の安定性と信頼性を向上させた給紙装置を提供することができる。
分離給送手段において、分離ローラへの逆回転駆動力の伝達及び開放を選択的に切換える伝達切換手段を設ければ、分離ローラの逆回転駆動力の稼動時間を減少させて搬送ローラとの接触回転による磨耗を減少させることができるので、耐久性が向上する。その結果、保守交換のサイクルが延長し、保守費用の削減につながる。
吸引送出手段と分離給送手段との間の用紙搬送路上に、吸引送出手段により送り出された用紙の捌きを行なう前進抵抗部材を設ければ、エア吸引方式による給紙手段のみを使用して用紙の分離給紙が可能であり、分離給送手段の分離ローラの耐久性を向上させつつ、給紙装置を有効に稼動させることができる。
前進抵抗部材に対し、分離作動位置と退避位置との間を選択的に移動させる移動制御手段を設けることにより、用紙の紙種、斤量又は状態に応じて分離給送手段の分離ローラか、又は前進抵抗部材のいずれかを選択使用して用紙の捌きを行なうことができる。その結果、紙粉の多い紙や打ち粉を有するオフセット印刷済みの用紙等を通紙しても、安定した用紙搬送力が確保できるだけでなく、分離ローラの搬送力の低下を防ぐこともできる。
用紙の紙種を入力する紙種選択手段を備え、紙種選択手段により選択した紙種に応じて、分離ローラへの逆回転駆動力の伝達あるいは前進抵抗部材の分離作動位置への移動・退避をそれぞれ選択して作動させるように構成すれば、広汎な紙種及び状態に対応可能な給紙装置とすることができ、給紙の信頼性の向上のみならず、給紙手段の耐久性の向上を図ることが可能となる。
上記した分離給送手段及びその駆動力の伝達制御手段、前進抵抗部材及びその移動制御手段並びに紙種選択手段を備えた給紙装置から、薄紙又は普通紙を給紙する場合には、分離給送手段の分離ローラへの逆回転駆動力の伝達を開放し、前進抵抗部材を分離作動位置に移動させることにより、通常のエア吸引給紙方式による給紙と同一とすることができる。これにより薄紙用紙を捌く際にもダメージを与えることなく、安定した給紙を行なうことができる。また、紙粉の多い普通紙、オフセット印刷済み用紙等を通紙する際にも、紙粉や打ち粉、インクカスがフリクションローラに付着することが少なく、ローラ搬送力が低減して給送不良となることを防止できる。
分離給送手段及びその駆動力の伝達制御手段、前進抵抗部材及びその移動制御手段並びに紙種選択手段を備えた給紙装置から厚紙を給紙する場合には、分離ローラへ逆回転駆動力を伝達し、前進抵抗部材を退避位置に移動させることにより、通常の摩擦ローラによる分離給紙方式と同一とすることができる。このような制御により、厚紙給紙に対して吸引送出手段を大型化してサンクションパワーを大きくする必要が無くなり、給紙手段を小型化できる。また前進抵抗部材の設定位置の微調整が不要となるため、制御機構の簡素化も実現できる。
分離給送手段及びその駆動力の伝達制御手段、前進抵抗部材及びその移動制御手段並びに紙種選択手段を備えた給紙装置から超厚紙を給紙する場合には、一般に吸引送出手段だけで安定した給紙が可能であるので、分離ローラや前進抵抗手段等の用紙捌き手段を使用する必要が無くなる。従って、これらの磨耗や紙粉付着による耐久性の低下、給紙不良を防止することができる。また、前進抵抗手段と吸引送出手段との間の間隙を厚紙が通過できずに給紙不良となる場合も排除することができる。
分離給送手段、前進抵抗部材及びその移動制御手段並びに紙種選択手段を備えた給紙装置から互いに密着しやすい用紙を給紙する場合には、分離ローラへ逆回転駆動力を伝達し、前進抵抗部材を分離作動位置に移動させることにより同時に二つの用紙捌き手段を使用する。これにより、密着した用紙でも確実に捌くことが可能となる。
分離給送手段の用紙搬送方向下流側に重送検知センサを設け、重送検知センサが用紙の重送を検知した場合には分離ローラへ逆回転駆動力を伝達する状態を保持するように構成すれば、上記給紙装置により重送が防止できなかった場合にも継続して分離給送手段を作動させることができるので、給紙の確実性をさらに高めることができる。
重送検知センサを設けた給紙装置において、紙種選択手段が薄紙又は普通紙を選択している場合には、前進抵抗手段を分離作動位置に配置し、厚紙を選択している場合には退避位置に移動させることにより、密着性が強い用紙に対しては用紙を傷つけることなく、用紙捌き力を維持させて給紙の信頼性、確実性をより一層向上させ、厚紙に対しては用紙の戻りを容易にすることができる。
本発明における給紙装置においては、分離ローラへ逆回転駆動力が伝達されている間は、前進抵抗部材は常に退避位置に退避させて、いずれか一方の用紙捌き手段を選択作動させることによっても給紙の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明の給紙装置によれば吸引送出手段又はその用紙捌き手段の下流側に摩擦ローラによる分離捌き方式の分離給送手段を備え、両者の用紙捌き手段を用紙の紙種及び状態に応じて選択的に作動させているので、幅広い用紙に関して良好な給紙性が得られるとともに、分離ローラの逆回転駆動の稼動時間を抑えることができるので、ローラの耐久性、信頼性を向上させることができる。また、本発明の給紙装置を有する画像形成装置では安定した給紙が確保できるので画像形成装置の信頼性向上に役立つ。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態である画像形成装置100の全体構成図である。この画像形成装置100は、画像入力部である自動原稿搬送装置10と画像読取部20、画像形成部30、給紙部40、定着装置50及び排紙部60を備えて構成されている。画像形成装置100の本体上部には画像読取部20と、さらにその上に自動原稿搬送装置10が搭載されている。
自動原稿搬送装置10により搬送される原稿はスリットガラス17上を通過する時に画像読取部20によって原稿画像が読み取られる。画像読取部20のCCDセンサ27は、読み取った原稿の光画像を電子画像データに変換して画像処理部(図示しない)に送る。画像処理部は、この電子画像データにアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、ディジタル化した画像情報のデータを画像形成部30へ搬送する。
画像形成部30は、表面に静電潜像が形成されるドラム状の感光体1を中央に有しており、感光体1の外周面に沿って画像形成動作順に、この感光体1の表面をほぼ一様に帯電する帯電装置31、露光装置32、現像装置33、転写分離装置34及びクリーニング装置35が配設されている。
画像形成部30の露光装置32では、ディジタル化された画像情報データをもとに、半導体レーザを電気的に変調し、コリメータレンズを通して多面体反射鏡36(ポリゴンミラー)と補正レンズ群によって副走査を行なう。さらに感光体1を回転させることで主走査が行われ、原稿画像の静電潜像が感光体1上に再現される。
露光に先立ち、感光体1上には、帯電装置31のコロナ放電により所定の表面電荷が付与されているが、レーザ光の照射により露光部分の電荷が露光量に応じて減じられ、結果として画像情報データに応じた静電潜像がそれぞれの感光体1上に形成される。静電潜像は、現像装置33から供給された現像剤により可視化されてトナー画像となる。
画像形成装置100本体の下部には、画像形成部30に記録紙Pを供給する給紙部40が設けられている。給紙部40は大容量の給紙トレイ49を有し、記録紙Pを収容する給紙トレイ49の底部には持ち上げ手段により上方向に持ち上げられる可動板42が配置されている。可動板42は給紙開始信号を受けて、記録紙Pの最上部が上限検知センサで限定される上限位置にくるまで上昇する。
給紙部40には給紙装置41が設けられている。給紙装置41は給紙トレイ49に載置される記録紙Pを最上部から吸引して搬送路37へ送り出す吸引送出手段43と、吸引送出手段43の用紙搬送方向下流側に配置され、摩擦ローラにより記録紙Pの捌きを行なって記録紙Pを一枚ずつ搬送路37へ送り込む分離給送手段44とを主要素として構成される。
吸引送出手段43により吸引された記録紙Pは吸引送出手段43の吸引ベルト搬送により給紙トレイ49から排出され、一対のローラを有する分離給送手段44により一枚ずつ分離されて搬送路37に送り出された後、中間ローラ及びレジストローラ38に搬送されて画像形成部30に送られる。感光体1の表面上に形成されたトナー画像は転写分離装置34において記録紙上に一括転写され、転写された未定着トナー画像は定着装置50によって記録紙Pに加熱定着された後、排紙ローラ61にガイドされて装置外に排出される。
本発明に係る給紙装置41の構成の一実施例を図2、図3に示す。図2は普通紙等を正常に給紙している場合の給紙装置41の作用、機能を説明するための構成図であり、図3は重送が行なわれた場合の給紙装置41の作用、機能を説明するための構成図である。図2、図3において図1と同一機能を示す部分には同一の符号を付して説明する。
図2、図3に示す給紙装置41には、前述したように給紙トレイ49の上方に配置され、載置された記録紙Pの最上位の記録紙Pを吸引し、給紙トレイ49の外へ吸引ベルト433で搬送する吸引送出手段43と、吸引送出手段43の搬送方向下流側に配置された分離給送手段44が備えられている。
分離給送手段44は、一対のフリクションローラが接触して形成するニップ部に記録紙Pを挟持し、フリクションローラの回転により搬送するように構成されている。具体的には吸引送出手段43により送り出された記録紙Pを摩擦回転力により用紙搬送方向へ搬送する搬送ローラ441と、この搬送ローラ441と所定の圧力で接して逆回転駆動され、記録紙Pの重送の有無により回転方向を変化させる分離ローラ442とによって構成されている。
吸引送出手段43と分離給送手段44との間の用紙搬送路39の下部には、給紙トレイ49に載置された記録紙Pの上側端部に対向する位置に開口部451を有するエアダクト45が配置されている。このエアダクト45は、給紙時には記録紙Pの上側端部にブローエアを吹き付けて記録紙Pの端部を上昇させ、同時に記録紙間の密着性の捌きを行なう。
エアダクト45と給紙トレイ49との間には、用紙搬送路39上に位置して吸引送出手段43により吸引された記録紙Pと接触し、その摩擦抵抗によって記録紙Pの捌きを行なう弾性捌きパッド461(前進抵抗部材)が設けられている。この弾性捌きパッド461は、吸引送出手段43が記録紙Pを一枚だけ送り出す場合には、吸引送出手段43の吸引力が摩擦力に打ち勝ってそのまま記録紙Pを搬送するが、2枚以上を吸引する場合には弾性捌きパッド461と記録紙Pとの摩擦抵抗が記録紙間の摩擦力に打ち勝って下部の一枚のみを給紙トレイ49側へ送り返すことができるように構成されている。
弾性捌きパッド461はゴム材等の弾性材により構成され、可動部材462の一端に取り付けられて可動部材462の動きに応じて用紙搬送路39を遮断する分離作動位置と、用紙搬送路39から下方向へ退避した退避位置との間を選択的に移動することができる。
弾性捌きパッド461の移動制御は電磁ソレノイド463と、一のスプリング465によって構成された移動制御手段46によって行なわれる。可動部材462の弾性捌きパッド461を有する端部と反対の端部が電磁ソレノイド463のプランジャー464に接続され、同時にその端部の近辺にスプリング465の一端が取り付けられている。スプリング465の他端はエアダクト45の側壁に固定され、通常時、スプリング465は弾性捌きパッド461を分離作動位置に置くように付勢した状態にある。
電磁ソレノイド463に電流が加えられると、プランジャー464はスプリング465の付勢力に打ち勝って、電磁ソレノイド463内部に吸引され、結果として可動部材462を下方に移動させて弾性捌きパッド461を退避位置に退避させる(図3参照)。電流を遮断すると、スプリング465の付勢力によって、弾性捌きパッド461は分離作動位置に引き戻される(図2参照)。
吸引送出手段43の一構成例を図4に示す。(a)は吸引送出手段43の横断面図であり、(b)は上面図である。吸引送出手段43は一本の駆動ローラ431と一本の従動ローラ432によって張架された4枚の吸引ベルト433と、張架された吸引ベルト433の周回駆動路の内部に配置され、図示しないサクションファンにより吸引力を発生させる吸引ダクト48により構成されている。
吸引ダクト48は、給紙トレイ49に載置された記録紙Pに対向した位置で用紙搬送方向の下流側に開口部481が設けられており、サクションファンにより吸引ダクト48内部の気圧を低下させることにより開口部481には吸引力が与えられている。また吸引ベルト433には縦横に配置された通気孔434がほぼ全面に形成されており、この通気孔434を介して吸引ダクト48の吸引力が記録紙Pに作用して、吸引ベルト433に記録紙Pを吸引させる。
吸引送出手段43と分離給送手段44への駆動力の伝達を示す駆動伝達構成図を図5に示す。図5に示すように、駆動ローラ431はワンウェイクラッチ435及び電磁クラッチ436を介して駆動入力軸448に接続されている。従って、電磁クラッチ436が駆動力伝達をオン状態にしている場合には回転駆動力が駆動ローラ431に伝達され、吸引ベルト433が駆動ローラ431と従動ローラ432の周りを周回駆動することによって吸引した記録紙Pが給紙トレイ49の外部へ搬送されるように構成されている。なお、ワンウェイクラッチ435は吸引ベルト433の逆回転を防止するためである。
一方、分離給送手段44の搬送ローラ441はその回転軸443の一端に電磁クラッチ444を有し、複数のギヤ列を介して駆動入力軸448に接続されている。搬送ローラ441は電磁クラッチ444が駆動力伝達をオン状態にしている場合には、記録紙Pを用紙搬送方向へ搬送する方向に回転駆動されている(図2、図3参照)。また、電磁クラッチ444をオフさせた場合には分離ローラ442に従動した回転も可能である。
搬送ローラ441に所定圧で接触する分離ローラ442はトルクリミッタ445を介して回転軸446に接続されており、この回転軸446は分離ローラ駆動電磁クラッチ447を介して駆動入力軸448に接続されている。分離ローラ442は分離ローラ駆動電磁クラッチ447が駆動力伝達をオン状態にしている場合には、記録紙Pを用紙搬送方向と反対方向へ搬送する方向に回転駆動(逆回転駆動)されているが(図3参照)、トルクリミッタ445を有する回転軸446に所定のトルク以上の負荷が懸かるとトルクリミッタ445が働いて駆動力伝達にすべりが生じるように構成されている。
具体的には、搬送ローラ441と分離ローラ442のニップ部に記録紙Pが一枚だけ送られてきている場合又は記録紙Pがない場合には、分離ローラ442にかかる負荷が大きくなってトルクリミッタ445にすべりが生じ、分離ローラ442は搬送ローラ441又は記録紙Pとの摩擦力に打ち勝って用紙搬送方向と逆の方向へ回転することができなくなり、搬送ローラ441の回転に従動することになる(図2参照、矢印方向A)。
一方、搬送ローラ441と分離ローラ442のニップ部に記録紙Pが二枚以上送られてきている場合には、記録紙間の摩擦力が小さいため、分離ローラ442にかかる負荷は小さくなって、トルクリミッタ445にすべりが生じないので、分離ローラ442には駆動力がそのまま伝達され、その結果、重送した記録紙Pの下側の記録紙Pだけを給紙トレイ49へ戻す方向に回転する(図3参照、矢印方向B)。
なお、本実施例にかかる駆動力伝達構成では、駆動入力軸448の一端には駆動入力カップリング449が設けられ、図示しない駆動モータの回転軸に係合させることにより、すべての駆動系に単一の駆動源から駆動力を与えることができるように構成されている。これらは構成の一例であり、この駆動力伝達構成に限定するものではないことは言うまでもない。
また、図2及び図3に示すように、本発明の最良の実施形態に係る給紙装置41では、分離給送手段44の用紙搬送路39の下流側には重送検知センサ47が設けられている。重送検知センサ47として超音波検知センサを使用することができる。例えば、搬送される記録紙Pに超音波を当てて記録紙Pを通過した超音波の強度を測定することにより重送を検知することができる。特に超音波は記録紙Pの厚さによる透過波の強度減衰よりも超音波の入射面の数(記録紙の枚数)による透過波の強度減衰が大きいため、重送検知に良好な結果を得ることができる。
以上のように構成された本発明に係る給紙装置41の作用について、図2又は図3を参照して簡単に説明する。エアダクト45から送り出されるブローエアで先端が吹き上げられた記録紙Pは吸引ベルト433に吸引され、吸引ベルト433の周回駆動によって用紙搬送路39へ送り出される。そのとき、図2に示すように、弾性捌きパッド461が分離作動位置にあれば、記録紙Pの移送に応じて記録紙Pの捌きが行なわれる。
吸引ベルト433は、記録紙Pの給紙トレイ49からの搬出に従い、順次、記録紙Pの吸引部分を後退させていくことによって記録紙Pを用紙搬送路39へ送り出し、記録紙Pの先端を搬送ローラ441と分離ローラ442のニップへと導入する。このとき、分離ローラ442へ逆回転駆動力が伝達されていれば、分離ローラ442の負荷トルクによる捌きを行なうことができる。これらの用紙捌き手段(弾性捌きパッド461及び分離ローラ442)を通過後にも重送がある場合には、分離給送手段44の用紙搬送方向の下流側に配置された重送検知センサ47が重送を検知し、その結果をフィードバックして分離ローラ駆動電磁クラッチ447及び電磁クラッチ444を制御し、分離給送手段44のローラの回転方向を制御する。
本発明に係る給紙装置41では、これらの用紙捌き手段をすべて同時に作動させるのではなく、紙種あるいは状況に応じて最適な条件で作動させ、給紙の信頼性と給紙装置41の耐久性の向上を図ることを目的とする。その作動方法について、図6、図7を参照しながら以下に説明する。なお、図示しないが本発明に係る給紙装置41又は画像形成装置100には紙種選択手段が設けられている。通常は画像形成装置100の表示操作部に設けられ、タッチボタン等によって選択入力される。
図6は紙種選択手段により選択した紙種に応じた、分離ローラ442の駆動と弾性捌きパッド461の配置位置を示すグラフである。図6に示すように、給紙トレイ49から薄紙又は普通紙を給紙する場合(S−1)には、紙種選択手段により薄紙又は普通紙を選択する。それにより分離ローラ駆動電磁クラッチ447がオフされ、分離ローラ442の逆回転駆動は開放される。また、移動制御手段46の電磁ソレノイド463もオフされて弾性捌きパッド461は分離作動位置に置かれる。このような手段選択を行なうことにより、吸引送出手段43のみが作動するので薄紙を傷めることなく、また紙粉や打ち粉等の多い普通紙やオフセット印刷済み用紙の通紙による給紙不良を防止することができる。
給紙トレイ49から厚紙を給紙する場合(S−2)には、紙種選択手段により厚紙を選択する。それにより分離ローラ駆動電磁クラッチ447はオンして、回転駆動力が分離ローラ442に伝達される。また、移動制御手段46の電磁ソレノイド463がオンして弾性捌きパッド461は退避位置に退避する。このような手段選択を行なうことにより、分離給送手段44のみが作動するので、厚紙給紙に対して吸引送出手段43を大型化してサンクションパワーを大きくする必要が無くなり、全体として給紙装置を小型化できる。また厚紙に対する弾性捌きパッド461の位置の微調整も不要となるため、給紙の信頼性も向上する。
給紙トレイ49から超厚紙を給紙する場合(S−3)には、紙種選択手段により超厚紙を選択する。それにより分離ローラ駆動電磁クラッチ447がオフされ、分離ローラ442の逆回転駆動は開放される。また、移動制御手段46の電磁ソレノイド463がオンして弾性捌きパッド461は退避位置に退避する。超厚紙に対しては、用紙捌き手段の作動を排除することによって安定した給紙が可能であり、逆に使用しないことによって、これらの磨耗や紙粉付着による耐久性の低下、給紙不良を防止することができる。
給紙トレイ49から互いに密着しやすい用紙を給紙する場合(S−4)には、紙種選択手段により密着性大の用紙を選択する。それにより分離ローラ駆動電磁クラッチ447はオンして、回転駆動力が分離ローラ442に伝達される。また、移動制御手段46の電磁ソレノイド463もオフされて弾性捌きパッド461は分離作動位置に置かれる。このような手段選択を行なって同時に二つの用紙捌き手段を使用することにより、密着した記録紙Pでも確実に分離することを可能にしている。
本発明の最良の実施形態では、分離給送手段44の用紙搬送方向の下流側に重送検知センサ47が設けられている。給紙がスタートし、上記した用紙捌き手段(分離ローラ442と弾性捌きパッド461)の位置制御によっても記録紙Pの重送を防止できない場合もある。そこで、重送検知センサ47の検知結果に従ってフィードバック制御を行なうことが効果的である。そのフィードバック制御方法を図7に示す。図7は重送検知センサ47が作動する場合の制御フロー図である。
重送検知センサ47により、搬送された記録紙Pが一枚であると判断された場合には分離ローラ駆動電磁クラッチ447をオフして回転駆動力が回転軸446に伝達されないようにする(S−5)。その結果、分離ローラ442は単に搬送ローラ441に従って回転する従動ローラとして動作する。弾性捌きパッド461は前状態を維持したままにしておけば良い(S−6)。
重送検知センサ47により、搬送された記録紙Pが重送であると検知された場合には、分離ローラ駆動電磁クラッチ447がオンされ、駆動入力軸448から回転軸446へ逆回転駆動力が伝達される(S−7)。これにより分離ローラ442は記録紙Pに対し、継続して捌きを行なって重送を解消しようとする。
特に、搬送される記録紙Pが普通紙又は薄紙の場合には(S−8)、分離ローラ442が逆転駆動されていても弾性捌きパッド461の位置を分離作動位置に置いたままに維持し用紙捌き力の低下を防止する(S−9)。厚紙又は超厚紙の場合には分離ローラ442の逆回転駆動と同時に電磁ソレノイド463をオンし(S−10)、吸引ベルト433に接触していた弾性捌きパッド461の位置を退避位置へと移動させる(S−11)。これにより、二枚重なった下側の記録紙Pが容易に給紙トレイ49に戻ることができるよう、用紙搬送路39を開放する。
なお、分離ローラ駆動電磁クラッチ447がオンして分離ローラ442が逆回転駆動されている間は、用紙の種類や状態にかかわらず、弾性捌きパッド461を退避位置へと退避させることも効果的な制御となる(S−12)。オンされた分離ローラ駆動電磁クラッチ447は次の記録紙Pを吸引送出手段43で給紙開始可能となった時点で一端オフに戻される。
また、分離ローラ442の逆転駆動を開始した後、重送が解消されない場合には電磁クラッチ444をオフして搬送ローラ441の回転駆動をオフすることも可能である。これにより搬送ローラ441は分離ローラ442に従って回転し、記録紙Pを容易に給紙トレイ49側に返送することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば広汎な紙種に対応可能な給紙装置を提供できる。なお、本発明の給紙装置は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施の形態である画像形成装置の全体構成図である。 普通紙等を正常に給紙している場合の給紙装置の作用、機能を説明するための構成図である。 重送が行なわれた場合の給紙装置の作用、機能を説明するための構成図である。 (a)吸引送出手段の構成例の横断面図である。 (b)吸引送出手段の構成例の上面図である。 給紙装置の駆動力の伝達を示す駆動伝達構成図である。 紙種選択手段により選択した紙種に応じた、分離ローラの駆動と弾性捌きパッドの配置位置を示すグラフである。 重送検知センサが作動する場合の制御フロー図である。
符号の説明
1 感光体
41 給紙装置
43 吸引送出手段
44 分離給送手段
46 移動制御手段
47 重送検知センサ
48 吸引ダクト
100 画像形成装置
433 吸引ベルト
436,444 電磁クラッチ
441 搬送ローラ
442 分離ローラ
445 トルクリミッタ
447 分離ローラ駆動電磁クラッチ(伝達切換手段)
461 弾性捌きパッド(前進抵抗部材)
462 可動部材
463 電磁ソレノイド
465 スプリング
P 記録紙

Claims (15)

  1. 前記給紙台に載置されるシート状用紙を、最上部から吸引して用紙搬送方向へ送り出す吸引送出手段と、
    前記吸引送出手段の用紙搬送方向下流側に配置され、摩擦力により前記用紙の捌きを行なって前記用紙を用紙搬送方向へ搬送する分離給送手段と、
    を備えた給紙装置。
  2. 前記分離給送手段は、前記吸引送出手段により送り出された前記用紙を用紙搬送方向へ搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラと所定の圧力で接し、トルクリミッタを介して用紙搬送方向と逆方向に回転駆動される分離ローラと、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記分離ローラを前記用紙搬送方向と逆方向に回転させる駆動力(以下、逆回転駆動力という)の前記分離ローラへの伝達及び開放を選択的に切換える伝達切換手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記吸引送出手段と前記分離給送手段との間の用紙搬送路上に、前記吸引送出手段により送り出された前記用紙の捌きを行なう前進抵抗部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記前進抵抗部材は、移動制御手段により前記用紙搬送路上に位置して搬送される前記用紙の捌きを行なう分離作動位置と、前記用紙搬送路上から退避して前記用紙の自由な搬送が可能な退避位置との間を選択的に移動することを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
  6. 前記給紙台に載置される前記用紙の紙種を入力する紙種選択手段を備え、
    前記紙種選択手段により選択した紙種に応じて、前記分離ローラへの前記逆回転駆動力の伝達あるいは前記前進抵抗部材の移動を、それぞれ選択して作動させることを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。
  7. 前記紙種選択手段により薄紙又は普通紙が選択された場合には、前記分離ローラの前記逆回転駆動力は開放され、前記前進抵抗部材は前記分離作動位置に配置されることを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
  8. 前記紙種選択手段により厚紙が選択された場合には、前記分離ローラへ前記逆回転駆動力が伝達され、前記前進抵抗部材は前記退避位置に退避することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の給紙装置。
  9. 前記紙種選択手段により超厚紙が選択された場合には、前記分離ローラの前記逆回転駆動力は開放され、前記前進抵抗部材は前記退避位置に退避することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の給紙装置。
  10. 前記紙種選択手段により互いに密着しやすい用紙が選択された場合には、前記分離ローラへ前記逆回転駆動力が伝達され、前記前進抵抗部材は前記分離作動位置に配置されることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の給紙装置。
  11. 前記分離給送手段の用紙搬送方向の下流側に、搬送された前記用紙の重送を検知する重送検知センサを設け、
    前記重送検知センサが前記用紙の重送を検知した場合には、前記分離ローラへ前記逆回転駆動力が伝達される状態を保持することを特徴とする請求項6から請求項10のいずれかに記載の給紙装置。
  12. 前記紙種選択手段により薄紙又は普通紙が選択されている場合には、前記前進抵抗部材を前記分離作動位置に配置することを特徴とする請求項11に記載の給紙装置。
  13. 前記紙種選択手段により厚紙が選択されている場合には、前記前進抵抗部材を前記退避位置に退避させることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の給紙装置。
  14. 前記伝達切換手段が、前記分離ローラへ前記逆回転駆動力を伝達している間は、前記前進抵抗部材は前記退避位置に退避することを特徴とする請求項6又は請求項11に記載の給紙装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の給紙装置を備えた画像形成装置。
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