JP2007052211A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コロナ放電方式で感光ドラムを帯電させる画像形成装置において、前回のプリントジョブ完了からの経過時間によらず、プリントジョブの開始時に行われる前回転処理中に、放電生成ガスで汚染された感光ドラムを確実にリフレッシュする手段を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置1は、感光ドラム6の周囲に、該感光ドラム6をコロナ放電方式で帯電させる帯電器7、及び感光ドラム6が回転している間その表面を研磨するクリーニングブレード12がそれぞれ設けられ、プリントジョブが開始された直後に前回転処理が所定時間に渡って実行されるものであって、プリントジョブが終了する時刻から次のプリントジョブが開始するまでのジョブ間隔tが計測され、該ジョブ間隔tに応じて次のプリントジョブについて前回転処理の実行時間F(t)が決定されるものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 本画像形成装置1は、感光ドラム6の周囲に、該感光ドラム6をコロナ放電方式で帯電させる帯電器7、及び感光ドラム6が回転している間その表面を研磨するクリーニングブレード12がそれぞれ設けられ、プリントジョブが開始された直後に前回転処理が所定時間に渡って実行されるものであって、プリントジョブが終了する時刻から次のプリントジョブが開始するまでのジョブ間隔tが計測され、該ジョブ間隔tに応じて次のプリントジョブについて前回転処理の実行時間F(t)が決定されるものである。
【選択図】 図2
Description
コロナ放電方式で感光ドラムを帯電させる画像形成装置に関し、特に、プリントジョブの開始時に感光ドラムやその周辺のシステムを最適化する、いわゆる前回転処理を行う画像形成装置に関する。
多くのコピー機やファクシミリ機等は、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成装置として機能する。この画像形成装置は、一様に帯電された感光ドラムに対し、記録すべき画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを供給することでトナー像化した後に、該トナー像を記録紙に転写する。ここで、感光ドラムの帯電方式の1つとして、非接触帯電方式であるコロナ放電方式が従来用いられている。このコロナ放電方式は、タングステン等からなるコロナワイヤに高電圧を印加して感光ドラムとの間にコロナ放電を発生させ、該コロナ放電時に周囲の空気が電離して発生したイオンを感光ドラムへ導くことによりその表面を帯電させるものである。
このコロナ放電方式を採用する画像形成装置では、コロナ放電時に発生するNOxやO3といった放電生成ガスによって正常な画像形成が阻害されるという問題がある。例えば、NOxは、空気中の水分と結合してHNO2となって、感光ドラムに付着するとその表面を溶かして凹凸とすることにより帯電を阻害する。また、O3は、感光ドラム上における電荷の移動を妨げることにより静電潜像の形成を阻害する。従って、ファン等を設けて放電生成ガスを装置本体の外部へ排出しているが、排出し切れずに装置本体内に残留した放電生成ガスによって感光ドラムの表面が汚染されるため、プリントジョブの開始時に行われる前回転処理中に、汚染された感光ドラムの表面がリフレッシュされる必要がある。この前回転処理とは、正常な画像形成を可能とすべく、プリントジョブの開始時に一定時間を確保して、感光ドラムやその周辺のシステムを最適な状態に調整する処理のことである。この前回転処理中に、例えばクリーニングブレードを感光ドラムに当接させることにより、汚染された感光ドラムの表面を研磨して新たな表面を露出させるものとしている。
また、前回転処理に必要な時間は周囲の環境条件に応じて変化するため、例えば、外気温を測定する温度センサを設け、その測定結果に応じて前回転時間を最適化する方法が従来提唱されている(特許文献1参照)。
しかし、従来の画像形成装置では、あるプリントジョブの完了から次のプリントジョブの開始までの時間に応じて、感光ドラムの汚染度合いが変化する点が考慮されていない。すなわち、例えば週末から週明けまでプリントジョブが行われることなく長時間放置された場合は、感光ドラムの表面が放電生成ガスで汚染される度合いが大きいのに対し、あるプリントジョブの完了後すぐに次のプリントジョブが開始される場合は、感光ドラムの表面が汚染される度合いが小さい。しかし、ジョブ間隔によらず前回転処理の実行時間が一定であるため、長時間放置されて感光ドラムの汚染度合いが大きい場合には、クリーニングが不十分で正常な画像形成を行うことができなかったり、逆に放置時間が短く感光ドラムの汚染度合いが小さい場合には、不必要に長時間の前回転処理を行うことでプリントジョブの開始が遅れるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、コロナ放電方式で感光ドラムを帯電させる画像形成装置において、前回のプリントジョブ完了からの経過時間によらず、プリントジョブの開始時に行われる前回転処理中に、放電生成ガスで汚染された感光ドラムを確実にリフレッシュして、プリントジョブの1枚目から良好な画像品質を実現する手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の画像形成装置は、モータによって回転駆動され表面に感光層が形成されてなる感光ドラムの周囲に、該感光ドラムをコロナ放電方式で帯電させる帯電器、及び前記感光ドラムが回転している間その表面を研磨する研磨具がそれぞれ設けられ、前記モータが駆動されてプリントジョブが開始された後に、前記感光ドラムやその周辺のシステムを最適な状態に調整する前回転処理が所定時間に渡って実行される画像形成装置において、前記モータが停止されてプリントジョブが終了する時刻から前記モータが駆動されて次のプリントジョブが開始するまでのジョブ間隔が計測され、該ジョブ間隔に応じて前記次のプリントジョブについて前回転処理の実行時間が決定されるものである。
請求項2記載の画像形成装置は、前記前回転処理の終了に同期して1枚目の記録紙が給紙されるものである。
請求項3記載の画像形成装置は、前記感光ドラムから記録紙に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着器が更に設けられ、前記次のプリントジョブについての前回転処理の実行時間が、前記ジョブ間隔に基づいて算出した実行時間の理論値と、前記次のプリントジョブの開始から前記定着器が所定の給紙開始温度に達するまでに要する時間のうち、いずれか長いほうとされたものである。
請求項4記載の画像形成装置は、前記感光ドラム近傍の環境条件を検出する環境条件センサが設けられ、該環境条件センサの検出結果に応じて、前記次のプリントジョブについての前回転処理の実行時間が補正されるものである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、ジョブ間隔に基づいて前回転処理の実行時間が決定されるので、感光ドラムの汚染度合いに応じた最適な実行時間とすることができる。これにより、汚染度合いが大きい場合に感光ドラムのリフレッシュが不十分となるのを防止し、且つ、汚染度合いが小さい場合に不必要に前回転処理を長く行うことによってプリントジョブの開始が遅れるのを防止することができる。
本発明の請求項2に係る画像形成装置によれば、前回転処理の終了と同時に1枚目の記録紙が給紙されるので、プリントジョブの実行指令が発せられてからプリントジョブが完了するまでに要する時間を短くすることができる。
本発明の請求項3に係る画像形成装置によれば、前回転処理の実行時間の理論値が小さい場合でも、記録紙が定着器を通過する時に定着器温度が定着に必要な温度に達するように最低限必要な実行時間が確保されるので、定着器での定着が不十分となるのを防止することができる。
本発明の請求項4に係る画像形成装置によれば、環境条件に応じて前回転処理の実行時間が補正されるので、前回転処理の実行時間を、感光ドラムの汚染度合いに応じたより最適な値とすることができる。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置について図面に基づいて説明する。本画像形成装置は、原稿の複写機能、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能等を備えるコピー・ファクシミリ複合機であって、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成するものである。もちろん、コピー・ファクシミリ複合機に限られず、例えば、複写機能のみを備えるコピー専用機や、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機として本画像形成装置を構成することも可能である。
図1は、本実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。本画像形成装置1は、記録紙Pを格納するための給紙カセット2と、該給紙カセット2内の記録紙Pを搬送路3に繰り出すピックアップローラ4と、表面に感光層が形成されモータ5によって回転駆動される感光ドラム6と、該感光ドラム6の表面を帯電させる帯電器7と、感光ドラム6の表面に光を照射する露光器8と、感光ドラム6の表面にトナーを供給する現像器9と、感光ドラム6に圧接されて搬送路3を搬送される記録紙Pを感光ドラム6との間にニップする転写ローラ10と、感光ドラム6の表面に光を照射して除電する除電ランプ11と、感光ドラム6の表面からトナーや紙粉等の異物を除去するクリーニングブレード(研磨具)12と、記録紙Pを加熱・加圧する定着器13と、時間計測が可能なタイマ14と、感光ドラム6近傍の環境条件を検出する環境条件センサ15と、を具備してなるものである。
帯電器7は、図1に示すように、タングステン等の細線からなるコロナワイヤ16がケーシング17で包囲されたいわゆるスコロトロン帯電器であって、コロナワイヤ16が帯電バイアス用電源18に接続されるとともに、該帯電バイアス用電源18の動作がプリンタコントローラ19によって制御されている。これにより、帯電バイアス用電源18から帯電器7に所定の帯電バイアスが印加されると、コロナワイヤ16と感光ドラム6の間にコロナ放電が発生し、コロナワイヤ16の周辺の空気が電離してイオンが発生する。このイオンを感光ドラム6へ導くことによりその表面を帯電させるものとなっている。
クリーニングブレード12は、図1に示すように、先端部を感光ドラム6に当接させて配置され、感光ドラム6が回転している間、その表面に付着したトナーや紙粉等の異物を掻き取る役割と、帯電器7で発生したNOxやO3等の放電生成ガスによって汚染されて凹凸等が生じた感光ドラム6の表面を研磨して新たな面を露出させる役割とを果たすものである。
定着器13は、図1に示すように、搬送路3に沿って感光ドラム6の下流側に設けられ、トナー像が転写された記録紙Pを加熱・加圧することにより、トナー像を定着化させるものである。この定着器13は、アルミ等からなりヒータ20を内蔵したヒートローラ21と、ゴム等からなりヒートローラ21に圧接されたプレスローラ22と、ヒートローラ21の表面温度を検知するための温度センサ23と、を備えてなるものである。ここで、温度センサ23による検出結果はプリンタコントローラ19に入力され、これに基づいてプリンタコントローラ19がヒータ20のON/OFF、すなわちヒータ20に対する電力供給の開始/停止を切り替えることにより、ヒートローラ21の温度制御を行うものとなっている。
ピックアップローラ4は、図1に示すように、感光ドラム6を駆動するモータ5によって回転駆動され、その間に介在された給紙クラッチ24のON/OFFがプリンタコントローラ19によって制御されることにより、モータ5の駆動力が伝達又は遮断されるものとなっている。また、環境条件センサ15は、図に詳細は示さないが、感光ドラム6近傍の外気温を測定する温度センサや湿度を測定する湿度センサ等から構成され、環境条件によって影響を受けやすい事項を適宜補正することにより、プリンタコントローラ19の制御をより正確にするためのものである。この環境条件センサ15及び前記タイマ14は、その動作がプリンタコントローラ19によって制御され、それぞれの検出結果がプリンタコントローラ19に入力されている。
このように構成される画像形成装置1では、ユーザからプリントジョブの実行指令が発せられると、プリントジョブの開始後にまず前回転処理が行われて感光ドラム6やその周辺のシステムが最適な状態に調整され、この前回転処理の完了と同時に、給紙カセット2内の記録紙Pが搬送路3に供給されて画像形成が行われるものとなっている。記録紙P1枚の画像形成について説明すると、前回転処理の完了後、まず、感光ドラム6の表面が帯電器7によって一様に帯電され、記録すべき画像データに応じた光を露光器8から照射して感光ドラム6上の電荷を部分的に除去することで静電潜像を形成し、該静電潜像に現像器9からトナーを供給することでトナー像を形成する。その一方、前回転処理の完了に同期して、給紙カセット2に格納された記録紙Pがピックアップローラ4によって最上紙から1枚ずつ取り出されて搬送路3へ繰り込まれる。この記録紙Pは、転写ニップ位置25において転写ローラ10によって感光ドラム6に圧接され、感光ドラム6上のトナー像が転写される。更に、記録紙Pは搬送路3を下流側へ搬送され、定着器13によって加熱・加圧されることにより、記録紙P上のトナー像が定着する。その後、記録紙Pは、図示しない排紙トレイへと排出されるものとなっている。一方、トナー像転写後の感光ドラム6は、除電ランプ11によってその表面が除電された後、表面に残留したトナーや紙粉等がクリーニングブレード12によって除去される。そして、帯電器7によって再度その表面が帯電されるものとなっている。
以下、前記前回転処理について詳細に説明する。図2は、あるプリントジョブの完了時から次のプリントジョブの開始時にかけての定着器13、モータ5、及び給紙クラッチ24の動作制御を示すタイムチャートである。図に示すように、プリンタコントローラ19は、あるプリントジョブが終了する時刻T0に、モータ5の動作を制御するモータ信号をOFFすることにより、プリントジョブの間回転していたモータ5を停止させる。これにより、感光ドラム6や転写ローラ10等の回転が停止する。また、プリンタコントローラ19は、タイマ14をスタートさせて、プリントジョブ終了時刻T0からの経過時間計測を開始する。
その後、時刻T0から所定時間経過後の時刻T1にユーザからプリントジョブの実行指令が発せられると、プリンタコントローラ19は定着器13のヒータ20をONする。これにより、図2に示すように、定着器温度が所定の温度勾配で上昇を開始する。この温度勾配は、ヒートローラ21の材質や形状によって決まるヒートローラ21に固有の値である。そして、定着器温度が所定の回転開始温度Temp1に達する時刻T2に、プリンタコントローラ19は、タイマ14をストップさせて時刻T0からの経過時間計測を終了する。これにより、ジョブ間隔tすなわち前回のプリントジョブ終了から新たなプリントジョブ開始までの時間が計測される。そして、プリンタコントローラ19は、このジョブ間隔tに基づいて前回転処理の実行時間(以下、「前回転時間」という)F(t)を決定した後、時刻T2にモータ信号をONして新たなプリントジョブを開始する。これにより、感光ドラム6や転写ローラ10等が回転を開始し、時刻T2から前回転時間F(t)経過後の時刻T3まで前回転処理が行われる。尚、ジョブ間隔tを、前回のプリントジョブの終了時刻T0から新たなプリントジョブの実行指令が発せられる時刻T1までの時間と定義し、これに基づいて前回転時間F(t)を決定することも可能である。
前回転時間F(t)の決定方法、すなわち前回転処理の終了時刻T3の決定方法について説明する。まず、プリンタコントローラ19は、前記ジョブ間隔tに基づいて所定の算出式を用いて前回転時間F(t)の理論値を算出し、時刻T2に前回転時間F(t)の理論値を加えることによって終了時刻T3の理論値を算出する。このように、ジョブ間隔tに応じて前回転時間F(t)を変化させることで、感光ドラム6の放電生成ガスによる汚染の度合いに応じて、クリーニングブレード12による感光ドラム6の研磨時間を最適な長さとしている。すなわち、例えば週末から週明けまでプリントジョブが行われることなく長時間放置された場合は、感光ドラム6が放電生成ガスによって汚染されている度合いが大きいため、前回転時間F(t)をその分長くしてクリーニングブレード12による研磨時間を長くすることにより、感光ドラム6の表面をより確実にリフレッシュする。一方、あるプリントジョブの完了後すぐに次のプリントジョブが開始される場合は、感光ドラム6が放電生成ガスによって汚染されている度合いが小さいため、前回転時間F(t)をその分短くしてクリーニングブレード12による研磨時間を短くすることにより、プリントジョブの開始を遅らせることなく感光ドラム6の表面を確実にリフレッシュすることができる。尚、ジョブ間隔tから前回転時間F(t)を算出する算出式としては、例えば、図3に示す1次関数や、図4に示すガウス関数や、図5に示す高次関数を用いることが可能である。
次に、プリンタコントローラ19は、時刻T2にTemp1であった定着器温度が、所定の給紙開始温度Temp2に到達する時刻を前記温度勾配に基づいて算出し、この定着器温度が給紙開始温度Temp2に到達する時刻と、前述のようにして算出した終了時刻T3の理論値とを比較して、いずれか遅い方の時刻を選択する。このように、前回転時間F(t)の理論値に定着器温度の条件を加重的に課したのは、前回転時間F(t)の理論値が小さい場合、定着器温度が十分に上昇する前に給紙が開始され、記録紙Pが定着器13を通過する時に定着器温度が定着に必要な温度に達しておらず、定着が不十分となる場合があるからである。このような問題を防止するため、記録紙Pが定着器13を通過する時に定着器温度が定着に必要な温度に達しているように、時刻T2において最低限必要な定着器温度を条件として課している。
最後に、プリンタコントローラ19は、環境条件センサ15から環境条件を検出し、この検出結果に基づいて前述のようにして選択した遅い方の時刻を補正した上で、これを前回転処理の終了時刻T3として決定する。このように、環境条件センサ15の検出結果に基づいて補正を行うことにより、環境条件の違いによって感光ドラム6の汚染の度合いが変化することをも考慮に入れて、より最適な終了時刻T3の決定が可能となる。図6は、環境条件センサ15の検出結果に応じた前回転時間F(t)の補正例を示す図である。例えば、高温多湿の条件下では、帯電器7で発生する放電生成ガスが空気中の水分と反応しやすく、感光ドラム6の汚染度合いが大きくなる。従って、このような条件下では、前回転時間F(t)が長くなるよう補正して、感光ドラム6の研磨時間を長くすることにより、感光ドラム6のより確実なリフレッシュが可能となる。一方、低温少湿の条件下では、放電生成ガスが空気中の水分と反応しにくく感光ドラム6の汚染度合いが小さくなる。従って、このような条件下では、前回転時間F(t)が短くなるよう補正して、感光ドラム6の研磨時間を短くすることにより、前回転時間F(t)が不必要に長くなってプリントジョブの開始が遅れるのを防止することができる。
尚、本実施例では、前回転時間F(t)の理論値に定着器13の温度条件を加重的に課して前回転時間F(t)を決定しているが、例えば記録紙Pが定着器13を通過する時に定着器13が定着に必要な温度に達するように、時刻T2における回転開始温度Temp1を決定すれば、定着器温度の条件を加重的に課すことなく、前回転時間F(t)の理論値をそのまま前回転時間F(t)とすることも可能である。
そして、図2に示すように、プリンタコントローラ19は、前回転処理の終了時刻T3に同期して、給紙クラッチ24をONしてピックアップローラ4の回転を開始させる。これにより、給紙カセット2にセットされた記録紙Pのうち最上紙がピックアップローラ4によって取り出されて搬送路3へ供給される。給紙が完了すると、プリンタコントローラ19は、給紙クラッチ24をOFFしてピックアップローラ4の回転を停止させる。その後、図2に示すように、時刻T3に給紙された記録紙Pは時刻T4に転写ニップ位置25に到達するが、感光ドラム6は、時刻T2に回転を開始してから時刻T4に記録紙Pが転写ニップ位置25に到達するまでの間、その表面がクリーニングブレード12によって研磨される。ここで、前回転時間F(t)を短くして給紙開始時刻T3を図2より早くした場合、記録紙Pが転写ニップ位置25に到達する時刻T4もその分早くなるので、時刻T2から時刻T4までに渡る感光ドラム6の研磨時間は短くなる。逆に、前回転時間F(t)を長くして給紙開始時刻T3を図2より遅くした場合、記録紙Pが転写ニップ位置25に到達する時刻T4もその分遅くなるので、時刻T2から時刻T4までに渡る感光ドラム6の研磨時間は長くなる。
尚、本発明では、汚染された感光ドラム6を研磨してリフレッシュするための研磨具としてクリーニングブレード12を用いているが、これに代えて、クリーニングブレード12のないシステムにおいては、例えば1成分現像方式を採用する画像形成装置1ならトナーで感光ドラム6を擦って研磨したり、2成分現像方式を採用する画像形成装置1なら2成分現像剤を構成するキャリアで擦って研磨することも可能である。
本発明は、コロナ放電方式で感光ドラムを帯電させる画像形成装置であって、特に、プリントジョブの開始時にいわゆる前回転処理を行う画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置
5 モータ
6 感光ドラム
7 帯電器
12 クリーニングブレード
13 定着器
15 環境条件センサ
F(t) 前回転時間
t ジョブ間隔
Temp2 給紙開始温度
5 モータ
6 感光ドラム
7 帯電器
12 クリーニングブレード
13 定着器
15 環境条件センサ
F(t) 前回転時間
t ジョブ間隔
Temp2 給紙開始温度
Claims (4)
- モータによって回転駆動され表面に感光層が形成されてなる感光ドラムの周囲に、該感光ドラムをコロナ放電方式で帯電させる帯電器、及び前記感光ドラムが回転している間その表面を研磨する研磨具がそれぞれ設けられ、前記モータが駆動されてプリントジョブが開始された後に、前記感光ドラムやその周辺のシステムを最適な状態に調整する前回転処理が所定時間に渡って実行される画像形成装置において、
前記モータが停止されてプリントジョブが終了する時刻から前記モータが駆動されて次のプリントジョブが開始するまでのジョブ間隔が計測され、該ジョブ間隔に応じて前記次のプリントジョブについて前回転処理の実行時間が決定されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記前回転処理の終了に同期して1枚目の記録紙が給紙されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記感光ドラムから記録紙に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着器が更に設けられ、前記次のプリントジョブについての前回転処理の実行時間が、前記ジョブ間隔に基づいて算出した実行時間の理論値と、前記次のプリントジョブの開始から前記定着器が所定の給紙開始温度に達するまでに要する時間のうち、いずれか長いほうとされたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記感光ドラム近傍の環境条件を検出する環境条件センサが設けられ、該環境条件センサの検出結果に応じて、前記次のプリントジョブについての前回転処理の実行時間が補正されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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