JP3302469B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3302469B2
JP3302469B2 JP27939993A JP27939993A JP3302469B2 JP 3302469 B2 JP3302469 B2 JP 3302469B2 JP 27939993 A JP27939993 A JP 27939993A JP 27939993 A JP27939993 A JP 27939993A JP 3302469 B2 JP3302469 B2 JP 3302469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体を帯電するため
の帯電部材が感光体と接触する、接触帯電部材を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カールソンプロセスに代表される一般の
電子写真方式の画像形成装置では、感光体を一様帯電す
るために非接触帯電方式であるコロナ放電方式が用いら
れている。しかし、コロナ放電装置はコロナワイヤと呼
ばれる30〜100μmのタングステンワイヤに高電圧
を印加して放電を行うため、空気がイオン化され大量の
オゾンや酸化窒素が形成されてしまう。このオゾン等は
人体に有害であるばかりか、感光体や機械にもダメージ
を与えてしまう。またオゾンはマイナス放電を行った場
合に特に顕著に発生し、近年感光体がマイナス帯電用の
有機感光体になってきたこと、画像形成装置から排出さ
れる発生ガスに対する環境基準が厳しくなってきたこと
を併せて深刻な問題となっている。これに対して感光体
に帯電部材を接触させて帯電を行う接触帯電方式では、
帯電部材に印加するための電圧が少なくてすみ、かつオ
ゾンの発生量が非常に少ないという利点がある。ローラ
状の接触帯電部材を採用した画像形成装置について、既
に商品化が始まっている。
【0003】しかしながらこの接触帯電方式は、帯電の
均一性という点においては、コロナワイヤに道をゆずら
ざるを得ないのが現状である。この帯電の均一性を改善
するために、例えば、特開昭63−149668号公報
では、帯電部材に直流電圧印加時の帯電開始電圧の2倍
以上のピーク間電圧を持つ交流電圧を重畳させることに
より帯電の均一性を改善することを提案している。
【0004】このように、接触帯電方式による帯電性能
は向上しているが、他にも問題はある。即ち、接触帯電
部材は常に感光体と接触しているが、感光体が停止して
いる状態で帯電部材と感光体が接触放置されると、感光
体上の接触部分が帯電部材の表面などからの付着で汚染
された状態となる。この感光体上の汚染付着物は目視で
はほとんど確認できないが、現像時には汚染部に対して
他の感光体の面部分より少なくトナーが付着するので、
その結果出力画像にその汚染部に対応した白スジ(白抜
け)像があらわれて画像欠陥となる。また、画像形成動
作を続けていくと、トナーや紙粉が帯電部材に付着して
しまい、その結果、部材の表面性(主には感光体との離
型性)が変わり、それによっても前記白スジの発生具合
が変わってしまうという問題がある。
【0005】このような問題を解決するために、例え
ば、特開平4-157485号公報及び特開平1-207768号公報で
は、感光体停止時には帯電部材を感光体から離間させ、
帯電ローラの感光体との圧接放置状態を防止する技術が
提案されている。また、特開平1-204081号公報では、帯
電ローラを表面被膜することによって感光体との離型性
を向上することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電ロ
ーラを退避させるための支持機構や駆動機構を設置する
と、装置の小型化が困難になり、しかもコストの上昇は
避けられない。また、離型性を改善しても、画像の欠陥
を完全に防ぐことはできない、という問題点があった。
【0007】本発明はこれらの問題に鑑み、接触帯電装
置を使用する画像形成装置において、帯電部材と感光体
とを接触状態で放置した場合に、感光体上の付着物によ
って画像欠陥が生じるのを抑制することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、画像を形成する感光体(1),該感光
体の画像形成面に対して接触可能に設置され接触した状
態で前記感光体を帯電処理する接触帯電手段(2),及
び前記感光体の画像形成面と接触し感光体の回転により
該画像形成面と摩擦を生ずる、前記接触帯電手段以外の
少なくとももう1つの接触部材(3,4,6)を備える
画像形成装置において:前記感光体が停止している間の
該感光体に前記接触帯電手段が接触している時間を計時
する計時手段(12);および、画像形成プロセスの開
始指示があった時に、前記感光体の前回転動作を実行し
この前回転動作のときに前記感光体の画像形成面上にト
ナ−パタ−ンを形成する(SB)、制御手段(7);を
設け 制御手段は、前記前回転動作の時間を、前記計
時手段の出力する時間に応じて自動的に調整する(S
6)ように構成する。
【0009】また、請求項の発明では、前記制御手段
は、前記トナーパターンのトナ−付着量を、前記計時手
段が出力する時間に応じて自動的に調整する(SC)
ように構成する。
【0010】また、請求項の発明では、前記制御手段
は、前記トナーパターンを形成する領域の大きさを、前
記計時手段が出力する時間に応じて自動的に調整する
(S6B,SD)ように構成する。
【0011】また、請求項の発明では、前記制御手段
は、前記前回転動作の感光体の回転速度を、前記計時手
段が出力する時間に応じて自動的に調整する(SF)
ように構成する。
【0012】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0013】
【作用】本発明においては、通常の画像形成プロセスの
実行に先立って、画像を形成する感光体(1)を駆動す
る前回転動作を実行する。この時、接触帯電手段(例え
ば帯電ロ−ラ2)以外の接触部材(現像スリーブ,転写
ベルト,転写ローラ,クリーニングブレード,クリーニ
ングファーブラシ等)が、感光体と接触しているため、
該接触部材(特にクリーニングブレード)と感光体表面
との摩擦によって、帯電ロ−ラと感光体との接触部に存
在する感光体上の付着物は除去される。付着物が除去さ
れた後で通常の画像形成プロセスを開始すれば、白スジ
の発生を抑えることができる。
【0014】本発明においては、前回転動作中に感光体
上にトナーパターンを作成する。これによって、前回転
動作中に、接触部材(特にクリーニングブレード)と感
光体の間にトナー(樹脂粒子)が介在するため、その研
磨効果によって、効率良く付着物が除去される。
【0015】上記前回転動作を長時間実行すれば、感光
体上の付着物は充分に除去されるので、白スジの発生を
防止できるが、前回転動作の時間が長いと、画像形成の
全体の所要時間が長くなってしまう。感光体上の付着物
の量や除去の困難さは、感光体が回転していない時の、
感光体と接触帯電手段とが接触していた時間(Ts)に
応じて変化する(経験上、接触放置時間が長いと白スジ
は悪化する)。
【0016】そこで本発明の画像形成装置においては、
前回転動作の時間を最小限に抑え、しかも白スジの発生
を確実に防止するために、感光体が回転していない時
の、感光体と接触帯電手段とが接触していた時間Ts
(例えば前回の画像形成プロセスを終了してから今回の
画像形成プロセスを開始するまでの経過時間)を測定
し、この時間Tsに基づいて必要最小限の時間を設定
し、その時間だけ前回転動作を実行する。これにより、
効率良く除去作業を行い、画像上の白スジを防ぎ、画像
品質を保つことができる。
【0017】請求項の画像形成装置においては、前回
転動作中に感光体上にトナーパターンを作成するととも
に、該トナーパターンの付着量を測定した時間Tsに応
じて自動的に調整する。即ち、感光体上の付着物の量が
多くそれの除去が困難な時には、トナーパターンの付着
量を増やし、研磨効果を高めることによって、比較的短
い時間で効率良く付着物を除去し、白スジ発生を抑え
る。感光体上の付着物の量が比較的少ない時には、無駄
なトナ−消費を抑えるために、トナ−付着量を減らす。
【0018】請求項の画像形成装置においては、前回
転動作中に感光体上にトナーパターンを作成するととも
に、該トナーパターンの大きさ(面積)を測定した時間
Tsに応じて自動的に調整する。即ち、感光体上の付着
物の量が多くそれの除去が困難な時には、トナーパター
ンの面積を大きくし、研磨効果を高めることによって、
比較的短い時間で効率良く付着物を除去し、白スジ発生
を抑える。感光体上の付着物の量が比較的少ない時に
は、無駄なトナ−消費を抑えるために、トナ−付着量を
減らす。
【0019】請求項の画像形成装置においては、前回
転動作中の感光体の駆動速度が、測定した時間Tsに応
じて自動的に調整される。即ち、感光体の駆動速度に応
じて、接触部材(クリーニングブレード等)と感光体表
面との摩擦による付着物除去能力を調整することができ
るので、感光体上の付着物の量が多くそれの除去が困難
な時には、付着物除去能力を高め、比較的短い時間で効
率良く付着物を除去し、白スジ発生を抑える。
【0020】
【実施例】本発明を実施する複写機の感光体周辺部の構
成を図1に示す。図1を参照して説明する。像担持体で
ある感光体1は、画像形成プロセスの際には、図中の時
計回りの方向へ所定の周速度で回転駆動される。感光体
1に常時接触する位置に設置されたローラ状の帯電ロー
ラ2は、画像形成プロセスにおいて、電圧印加電源8か
ら供給される直流電圧によって、感光体1の表面を所定
の電位に一様に帯電させる。またこの帯電ローラ2は、
図示しない加圧バネによって、感光体1に所定の加圧力
で常時圧接されており、感光体1の回転に従ってつれ回
りで従動回転する。
【0021】帯電以外の画像形成プロセスは、一般の複
写機の場合と同様である。即ち、帯電した感光体の表面
に画像光が露光されて画像の濃淡に対応する電位分布、
即ち静電潜像が形成され、現像装置3内のトナ−によっ
て前記静電潜像が可視化され、転写ロ−ラ4の働きによ
り、感光体上の可視トナ−像が所定の転写紙に転写され
た後、感光体1はクリーニング装置5によって転写残ト
ナーや紙粉等の異物を取り除かれ、次回の画像形成プロ
セスに備える。
【0022】現像装置3内の現像スリーブには、現像バ
イアス印加電源から所定の直流電圧がバイアス電圧とし
て印加される。クリーニング装置5には、感光体1の表
面と接触するクリ−ニングブレ−ド6が設置されてい
る。また、感光体1の中心軸には、電気モ−タを含む感
光体駆動装置10が連結されており、該感光体駆動装置
10が感光体1を回転駆動する。感光体駆動装置10
は、感光体駆動制御部11によって制御される。
【0023】中央演算処理装置7は、マイクロコンピュ
−タを含んでおり、画像形成プロセスを含む各種制御を
実施する。この中央演算処理装置7は、電圧印加電源
8,現像バイアス印加電源9,及び感光体駆動制御部1
1と接続されている。また、中央演算処理装置7には、
プログラマブルタイマ12が接続されている。プログラ
マブルタイマ12は、中央演算処理装置7の制御によ
り、各種動作モ−ドの設定,計数内容のプリセット,計
数内容の読み出し,計数内容の更新等を実行したり、設
定した時間が経過した時に信号を出力することができ
る。このプログラマブルタイマ12は、例えば、感光体
1が停止している状態でその表面に帯電ローラ2が接触
している時間Tsを測定するために利用される。
【0024】中央演算処理装置7が実行する処理の概略
を図2に示す。図2を参照して中央演算処理装置7の動
作を説明する。
【0025】電源がオンすると、ステップS1で初期化
を実行した後、ステップS2の待機処理を実行する。こ
の待機処理では、各種センサが出力する信号の読取り,
図示しない操作部に対するキ−入力の読取り,ヒ−タ等
各種要素の制御,装置の各種状態の識別などを実行す
る。
【0026】なお初期化においては、感光体1のクリ−
ニング動作を実行した後で、タイマ12を計時モ−ドに
セットし、計数値をクリアしてタイマ12の計時動作を
開始する。従って、待機処理を実行している間、タイマ
12は時間を測定している。また、クリ−ニング動作中
は感光体1が回転駆動されるが、待機処理中は感光体1
の回転駆動は停止している。
【0027】次のステップS3では、例えば定着温度が
目標温度に達しているか否か、などのチェックを実行
し、コピ−プロセスの準備が完了したか否かを識別す
る。準備が完了してなければ、ステップS2に戻る。コ
ピ−プロセスの準備が完了すると、ステップS3からS
4に進む。
【0028】ステップS4では、スタ−ト指示があった
か否か、例えば、操作部のスタ−トキ−が押されたか否
かを識別する。スタ−ト指示がなければ、ステップS2
に戻り、スタ−ト指示を検出した場合にはステップS5
に進む。
【0029】ステップS5では、タイマ12が出力する
値、即ち感光体1が停止していた時間(帯電ロ−ラ2が
静止状態の感光体表面に接触していた時間)Tsを読み
取る。続くステップS6では、タイマ12のモ−ドを再
セットし、S5で読取った接触停止時間Tsに基づいて
決定した時間Tをタイマ12にセットしてそれをスタ−
トする。
【0030】次のステップS7では、感光体駆動制御部
11に所定の駆動開始信号を出力し、感光体1の所定速
度での回転駆動を開始する。これは、画像形成プロセス
に先立って行なわれる前回転動作である。この時ステッ
プSBにおいて、前回転動作中に、感光体の表面にトナ
−パターンを作成する。実際には、帯電ローラで感光体
に潜像電位VPを与えると、感光体上に静電潜像のダミ
−パタ−ンが形成される。そして、現像バイアスVBP
現像装置3に印加すると、現像装置の位置では、VP
BPの電位差(現像ポテンシャル)が生じる。従って、
ダミ−パタ−ンを現像装置で現像すると、ダミ−パタ−
ンの位置にトナーが付着し、顕像(トナーパターン)が
感光体上に形成される。
【0031】この前回転動作中には、静止期間中に感光
体1上の帯電ローラ2と接触していた部分に付着した残
トナ−,紙粉等が、クリ−ニングブレ−ド6と感光体1
との接触部分の摩擦などの作用によって除去される。前
回転動作中に、接触部材(特にクリーニングブレード)
と感光体の間にトナー(樹脂粒子)が介在するため、そ
の研磨効果によって、効率良く感光体上の付着物が除去
される。
【0032】前回転動作の持続時間は、タイマ12に設
定された時間Tによって決定される。即ち、前回転動作
を開始した後、タイマ12がタイムオ−バすると、それ
が出力する信号に応答して、ステップS8から次のステ
ップS9に進み、通常の画像形成プロセス(コピ−プロ
セス)を開始する。なおこの場合、感光体1の回転を一
担停止してから画像形成プロセスを開始してもよいし、
感光体1の回転を継続したまま画像形成プロセスに移行
してもよい。
【0033】画像形成プロセスの基本的な内容は、一般
の複写機と同様である。但し、帯電プロセスは、コロナ
放電の代わりに、感光体1と接触している帯電ロ−ラ2
によって実施される。
【0034】ステップS9の画像形成プロセスが完了す
ると、次のステップSAに進む。ステップSAでは、タ
イマ12の動作モ−ドを再設定した後、その計数値をク
リアし、計時動作をスタ−トする。この後、再びステッ
プS2の待機処理に戻って動作を繰り返す。従って、こ
の後でタイマ12が測定する接触停止時間は、画像形成
プロセスが終了してから次に画像形成プロセスを開始す
るまでの待機時間、つまり感光体1が回転していない時
間に相当する。
【0035】次に、第2実施例について説明する。この
実施例の基本的な構成は図1と同一であり、中央演算処
理装置7の動作のみが変更されている。中央演算処理装
置7の処理の内容を図3に示す。なお図3において、図
2と同一の処理ステップには同一のステップ番号を付し
てある。図3を参照して図2から変更された処理の部分
を説明する。
【0036】この実施例においても、ステップS7で感
光体の前回転動作を実行し、ステップSBで前回転動作
中に、感光体の表面にトナ−パターンを作成するが、こ
の実施例では更に、ステップSCで、トナ−パターンに
ついてのトナ−付着量の自動調整を実施している。即
ち、潜像電位VPと現像バイアスVBPの現像ポテンシャ
ルVP−VBPの調整により、トナーパターンのトナ−付
着量を調整している。実際には、タイマ12によって測
定した接触停止時間Tsに基づいて、帯電ロ−ラに印加
する電圧(潜像電位VP)と現像装置に印加する電圧
(現像バイアスVBP)のいずれか一方の値を調整してい
る。
【0037】次に、第3実施例について説明する。この
実施例の基本的な構成は図1と同一であり、中央演算処
理装置7の動作のみが変更されている。中央演算処理装
置7の処理の内容を図4に示す。なお図4において、図
2と同一の処理ステップには同一のステップ番号を付し
てある。図4を参照して図2から変更された処理の部分
を説明する。
【0038】この実施例においても、ステップS7で感
光体の前回転動作を実行し、ステップSBで前回転動作
中に、感光体の表面にトナ−パターンを作成するが、こ
の実施例では更に、前回転動作中に形成するトナーパタ
ーンの大きさを、自動的に調整している。実際には、帯
電ローラ2へ電圧を印加する時間を変えることによっ
て、感光体上の周方向の潜像形成長さを調整している。
また、トナーパターンの大きさは、タイマ12によって
測定した接触停止時間Tsに基づいて決定している。ま
た、ステップS6Bではタイマ12に2種類の時間T1
(電圧印加時間)及びT2(前回転動作の時間)をセッ
トし、T1が経過すると、トナ−パタ−ンの形成を終了
するように制御している。
【0039】次に、第4実施例について説明する。この
実施例の基本的な構成は図1と同一であり、中央演算処
理装置7の動作のみが変更されている。中央演算処理装
置7の処理の内容を図5に示す。なお図5において、図
2と同一の処理ステップには同一のステップ番号を付し
てある。図5を参照して図2から変更された処理の部分
を説明する。
【0040】この実施例においても、ステップS7で感
光体の前回転動作を実行し、ステップSBで前回転動作
中に、感光体の表面にトナ−パターンを作成するが、こ
の実施例では更に、前回転動作中の感光体の回転速度
を、タイマ12が測定した接触停止時間Tsに基づいて
自動的に調整している。即ち、感光体の駆動を開始する
前に、ステップSFで、感光体の駆動速度をTsに応じ
て設定している。また、通常の画像形成プロセスを開始
する時には、ステップSGにおいて、感光体の駆動速度
を通常の予め定めた速度に再設定する。
【0041】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、前回転動
作中に、感光体上にトナーパターンを作成するので、接
触部材(特にクリーニングブレード)と感光体の間に介
在するトナー(樹脂粒子)の研磨効果によって、付着物
を効率的に除去することができる。また、接触帯電手段
が感光体に接触し、感光体が停止している時間Tsを測
定しておき、その時間Tsに基づいて必要最小限の時間
(T,T1,T2)を設定し、その時間だけ前回転動作
を実行することができるので、前回転動作の時間を最小
限に抑え、しかも白スジの発生を確実に防止しうる。
【0042】請求項2の画像形成装置においては、測定
された接触停止時間Tsに応じてトナーパターンの付着
量を変え、トナーによる研磨効果を自動的に調整するの
で、付着物を確実に除去しうるとともに、トナ−の無駄
な消費を防止しうる。
【0043】請求項3の画像形成装置においては、測定
された接触停止時間Tsに応じてトナーパターンの大き
さを変え、トナーによる研磨効果を自動的に調整するの
で、付着物を確実に除去しうるとともに、トナ−の無駄
な消費を防止しうる。
【0044】請求項4の画像形成装置においては、測定
された接触停止時間Tsに応じて、前回転動作時の感光
体の駆動速度を変えるので、効率良く付着物が除去さ
れ、画像品質を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の複写機の感光体周辺の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 図1のCPU7の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図3】 第2実施例のCPU7の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図4】 第3実施例のCPU7の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図5】 第4実施例のCPU7の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電ローラ 3:現像装置 4:転写ローラ 5:クリーニング装置 6:クリーニングブレ
ード 7:中央演算処理装置 8:電圧印加電源 9:現像バイアス電源 10:感光体駆動装置 11:感光体駆動制御部 12:タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 本 健 太 郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 菊 地 宣 男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 山 崎 幸 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 高 橋 貞 夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−234066(JP,A) 特開 昭63−192074(JP,A) 特開 平5−53401(JP,A) 特開 平5−313452(JP,A) 特開 平4−63364(JP,A) 特開 平4−16956(JP,A) 特開 平2−64662(JP,A) 特開 平5−27615(JP,A) 特開 平7−121077(JP,A) 特開 昭63−158572(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/02 G03G 21/00 - 21/02 G03G 21/10 G03G 21/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する感光体,該感光体の画像
    形成面に対して接触可能に設置され接触した状態で前記
    感光体を帯電処理する接触帯電手段,及び前記感光体の
    画像形成面と接触し感光体の回転により該画像形成面と
    摩擦を生ずる、前記接触帯電手段以外の少なくとももう
    1つの接触部材を備える画像形成装置において:前記感光体が停止している間の該感光体に前記接触帯電
    手段が接触している時間を計時する計時手段;および、
    画像形成プロセスの開始指示があった時に、前記感光体
    の前回転動作を実行しこの前回転動作のときに前記感光
    体の画像形成面上にトナ−パタ−ンを形成する、制御手
    段;を設け、該制御手段は 前記前回転動作の時間を、
    前記計時手段の出力する時間に応じて自動的に調整す
    る;ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像を形成する感光体,該感光体の画像
    形成面に対して接触可能に設置され接触した状態で前記
    感光体を帯電処理する接触帯電手段,及び前記感光体の
    画像形成面と接触し感光体の回転により該画像形成面と
    摩擦を生ずる 前記接触帯電手段以外の少なくとももう
    1つの接触部材を備える画像形成装置において: 前記感光体が停止している間の該感光体に前記接触帯電
    手段が接触している時間を計時する計時手段;および、
    画像形成プロセスの開始指示があった時に、前記感光体
    の前回転動作を実行しこの前回転動作のときに前記感光
    体の画像形成面上にトナ−パタ−ンを形成する、制御手
    段;を設け、該 制御手段は、前記トナーパターンのトナ
    −付着量を、前記計時手段が出力する時間に応じて自動
    的に調整する;ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像を形成する感光体,該感光体の画像
    形成面に対して接触可能に設置され接触した状態で前記
    感光体を帯電処理する接触帯電手段,及び前記感光体の
    画像形成面と接触し感光体の回転により該画像形成面と
    摩擦を生ずる 前記接触帯電手段以外の少なくとももう
    1つの接触部材を備える画像形成装置に おいて: 前記感光体が停止している間の該感光体に前記接触帯電
    手段が接触している時間を計時する計時手段;および、
    画像形成プロセスの開始指示があった時に、前記感光体
    の前回転動作を実行しこの前回転動作のときに前記感光
    体の画像形成面上にトナ−パタ−ンを形成する、制御手
    段;を設け、該 制御手段は、前記トナーパターンを形成
    する領域の大きさを、前記計時手段が出力する時間に応
    じて自動的に調整する;ことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 画像を形成する感光体,該感光体の画像
    形成面に対して接触可能に設置され接触した状態で前記
    感光体を帯電処理する接触帯電手段,及び前記感光体の
    画像形成面と接触し感光体の回転により該画像形成面と
    摩擦を生ずる 前記接触帯電手段以外の少なくとももう
    1つの接触部材を備える画像形成装置において: 前記感光体が停止している間の該感光体に前記接触帯電
    手段が接触している時間を計時する計時手段;および、
    画像形成プロセスの開始指示があった時に、前記感光体
    の前回転動作を実行しこの前回転動作のときに前記感光
    体の画像形成面上にトナ−パタ−ンを形成する、制御手
    段;を設け、該 制御手段は、前記前回転動作の感光体の
    回転速度を、前記計時手段が出力する時間に応じて自動
    的に調整する;ことを特徴とする画像形成装置。
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