JP2007050947A - マンコンベア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、作業員がマンコンベア本体の設置場所で作業している際に、不意にマンコンベア本体の制御内容が変更される可能性を低減させることができるマンコンベア装置を提供することである。
【解決手段】本体設置場所1には、本体設置場所1での作業時に操作及び動作される作業時動作スイッチ群10が配置されている。運転制御部16は、作業時動作スイッチ群10が操作及び動作されることで入力される信号に基づいて、本体設置場所1で作業が行われていることを検出するとともに、本体設置場所1での作業が検出されている際に、運転スケジュール指令情報記憶部17が記憶している運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とする。
【選択図】図1
【解決手段】本体設置場所1には、本体設置場所1での作業時に操作及び動作される作業時動作スイッチ群10が配置されている。運転制御部16は、作業時動作スイッチ群10が操作及び動作されることで入力される信号に基づいて、本体設置場所1で作業が行われていることを検出するとともに、本体設置場所1での作業が検出されている際に、運転スケジュール指令情報記憶部17が記憶している運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、エスカレータ及び動く歩道等のマンコンベア装置に関するものである。
従来のマンコンベアの運転制御装置では、マンコンベアをどのようなタイミングでどのように制御するかについて情報である運転スケジュール指令情報が監視制御端末に記憶されている。そして、その運転スケジュール指令情報に基づいて運転制御装置がマンコンベアの運転を制御することで、マンコンベアの制御内容が指定されたタイミング毎に自動的に変更されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような従来のマンコンベア装置では、運転制御装置は、運転スケジュール指令情報に基づいて、マンコンベアの制御内容を自動的に変更するので、例えば、所定の試験動作を行っている際にマンコンベアの制御内容が変更されたり、マンコンベアを停止させた状態で保守作業を行っている際にマンコンベアが起動されたりする可能性がある。このため、作業者は、不意にマンコンベアの制御内容が変更されることを防ぐために、作業対象となるマンコンベアの運転スケジュール指令情報を事前に調査し熟知する必要があり、その労力は多大なものとなっている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、作業員がマンコンベア本体の設置場所で作業している際に、不意にマンコンベア本体の制御内容が変更される可能性を低減させることができるマンコンベア装置を提供することである。
この発明に係るマンコンベア装置は、踏段と、踏段を駆動する駆動装置とを含むマンコンベア本体、及びマンコンベア本体をどのようなタイミングでどのように制御するかについての情報である運転スケジュール指令情報に基づいて、マンコンベア本体の運転を制御する運転制御装置を備え、運転制御装置は、マンコンベア本体の設置場所での作業時に入力される信号に基づいて、マンコンベア本体の設置場所で作業が行われていることを検出するとともに、マンコンベア本体の設置場所で作業が行われている際に、運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とする。
この発明のマンコンベア装置によれば、運転制御装置は、マンコンベア本体の設置場所での作業時に入力される信号に基づいて、マンコンベア本体の設置場所で作業が行われていることを検出するとともに、マンコンベア本体の設置場所で作業が行われている際に、運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とするので、作業員がマンコンベア本体の設置場所で作業している際に、マンコンベア本体の制御内容が不意に変更される可能性を低減させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるマンコンベア装置を示すブロック図である。図において、本体設置場所1には、マンコンベア本体3と、マンホール内に配置された制御盤5と、現場操作装置6と、安全装置8と、作業時動作スイッチ群10とが配置されている。なお、この実施の形態のマンコンベア装置はエスカレータや動く歩道等である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるマンコンベア装置を示すブロック図である。図において、本体設置場所1には、マンコンベア本体3と、マンホール内に配置された制御盤5と、現場操作装置6と、安全装置8と、作業時動作スイッチ群10とが配置されている。なお、この実施の形態のマンコンベア装置はエスカレータや動く歩道等である。
マンコンベア本体3は、踏段(図示せず)及び移動手摺(図示せず)を駆動する駆動装置12と、照明機器13とを有している。
制御盤5は、運転制御装置15を有している。運転制御装置15は、プログラム等の情報を格納する記憶装置と、記憶部に格納されたプログラムに基づいて処理動作を行う情報処理装置(CPU)とを含むコンピュータである。
駆動装置12、照明機器13、現場操作装置6、及び安全装置8は、運転制御装置15に接続されている。駆動装置12及び照明機器13の動作、即ちマンコンベア本体3の運転は、運転制御装置15によって制御される。
現場操作装置6は、本体設置場所1で管理者がマンコンベア本体3の制御内容を変更するためのものである。具体的には、管理者は、現場操作装置6を操作することで、マンコンベア本体3の起動・停止、踏段と移動手摺との移動速度の変更、及び照明機器13の点灯・消灯等の制御を行うことができる。現場操作装置6は、操作されると、マンコンベア本体3をどのように制御するかという情報である現場操作指令情報を運転制御装置15に入力する。
安全装置8は、例えば乗降口で移動手摺下方の領域に乗客が侵入した状態や、駆動装置12が故障した状態等の本体設置場所1での異常状態を検出するためのものである。
作業時動作スイッチ群10は、例えば据付作業や保守作業等の作業が本体設置場所1で行われている際に、操作及び動作されるスイッチである。作業時動作スイッチ群10の構成については、後に詳しく説明する。
運転制御装置15には、運転制御装置15の動作を監視制御する遠隔監視制御装置14が接続されている。遠隔監視制御装置14は、例えば管理人室等の本体設置場所1から離れた場所に配置されている。
運転制御装置15は、運転制御部16、運転スケジュール指令情報記憶部17、状態検出部20、及び通信部21を有している。
運転制御部16は、現場操作装置6から運転制御装置15に現場操作指令情報が入力されると、その現場操作指令情報に基づいてマンコンベア本体3の運転を制御する。
運転スケジュール指令情報記憶部17は、マンコンベア本体3をどのようなタイミングでどのように制御するかについての運転スケジュール指令情報を記憶している。運転スケジュール指令情報には、例えば、朝の所定時刻にマンコンベア本体3を起動する起動スケジュール情報、昼の所定時刻に踏段と移動手摺との移動速度を変更するための運転速度変更スケジュール情報、夜の所定時刻にマンコンベア本体3を停止する停止スケジュール情報、自動運転の開始・終了を制御するための自動運転スケジュール指令情報、及び所定時刻に照明機器13の点灯・消灯を制御するための照明スケジュール情報が含まれている。
運転制御部16は、現在時刻が運転スケジュール指令情報の指定時刻になると、その運転スケジュール指令情報に基づいてマンコンベア本体3の運転を制御する。つまり、運転制御部16は、運転スケジュール指令情報の指定時刻毎にマンコンベア本体3の制御内容を変更する。
また、運転制御部16は、安全装置8からの信号に基づいて、本体設置場所1で異常状態が発生しているかどうかを判定する。さらに、運転制御部16は、本体設置場所1での異常を検出した際に、マンコンベア本体3の運転を停止させる。
さらにまた、運転制御部16は、作業時動作スイッチ群10からの信号に基づいて、本体設置場所1で作業が行われているかどうかを判定する。また、運転制御部16は、本体設置場所1での作業を検出した際に、運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とする。なお、本体設置場所1での作業が検出された際にでも、現場操作指令情報に基づく制御内容の変更は有効とされている。さらに、運転制御部16は、本体設置場所1での作業の終了を検出した際に、運転スケジュール指令情報に基づくマンコンベア本体3の運転制御を再開する。
状態検出部20は、運転制御部16によるマンコンベア本体3の制御動作状態と、本体設置場所1での異常状態及び作業状態とを運転制御部16から検出する。通信部21は、状態検出部20が検出した情報を遠隔監視制御装置14に送信する。
遠隔監視制御装置14は、状態表示部(動作監視装置)25と、遠隔操作入力部(遠隔操作装置)26と、運転スケジュール指令情報設定部27とを有している。
状態表示部25は、例えばCRT等のディスプレイを含むコンピュータである。状態表示部25には、例えば、「スケジュール実行中」、「保守作業中」、及び「駆動装置で異常発生」等の状態検出部20が検出した状態情報が表示される。
遠隔操作入力部26は、例えば管理人室等の本体設置場所1から離れた場所で、管理者がマンコンベア本体3の制御内容を変更するための操作盤(又はコンピュータ)である。遠隔操作入力部26は、操作されると、マンコンベア本体3をどのように制御するかについての情報である遠隔操作指令情報を運転制御装置15に入力する。
運転制御部16は、本体設置場所1での異常を検出しておらず、かつ本体設置場所1での作業を検出していないときに、運転制御装置15に遠隔操作指令情報が入力されると、その遠隔操作指令情報に基づいてマンコンベア本体3を制御する。つまり、運転制御装置15は、本体設置場所1での異常が検出されている際、及び本体設置場所1での作業が検出されている際には、遠隔操作指令情報に基づく制御内容の変更を無効とする。
運転スケジュール指令情報設定部27は、情報処理装置及び記憶装置を有しているコンピュータであり、管理者の操作に応じて、運転スケジュール指令情報記憶部17が記憶している運転スケジュール指令情報を、通信部21を介して読み出す。運転スケジュール指令情報設定部27では、運転スケジュール指令情報記憶部17から読み出した運転スケジュール指令情報を編集することができる。運転スケジュール指令情報設定部27で編集された運転スケジュール指令情報は、通信部21を介して運転スケジュール指令情報記憶部17に記憶させることができる。
運転制御装置15には、例えば据付作業及び保守作業等の作業時に、マンコンベア本体3の上下部に設けられた接続コネクタ(図示せず)を介して可搬式保守運転用操作装置(作業用操作装置)28が接続される。
可搬式保守運転用操作装置28は、運転制御装置15に対して作業時運転指令情報を入力するためのものであり、作業者が作業時に、現場操作装置6の配置位置のみでなく、任意の位置でマンコンベア本体3の制御内容を変更させるためのものである。運転制御部16は、作業時運転指令情報が運転制御装置15に入力されると、現場操作指令情報が入力された場合と同じ制御動作を行う。なお、運転制御部16は、現場操作指令情報、遠隔操作指令情報、及び運転スケジュール指令情報の順で優先して採用する。
可搬式保守運転用操作装置28は、接続コネクタ及び運転制御装置15に接続された際に、運転制御装置15に対して接続信号を入力する。運転制御部16は、接続信号が運転制御装置15に入力されると、可搬式保守運転用操作装置28が接続されたことを検出する。また、運転制御部16は、可搬式保守運転用操作装置28が接続されている際に、例えば保守作業及び据付作業等の作業が本体設置場所1で行われていることを検出し、運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とする。
ここで、作業時動作スイッチ群10の構成について説明する。作業時動作スイッチ群10は、作業−通常設定切換スイッチ(設定切換操作部)30と、複数の開閉検出スイッチ(開閉検出部)31と、動作状況出力規制スイッチ(動作状況出力規制操作部)34と、複数の起動阻止スイッチ(起動阻止操作部)36とを有している。
運転制御装置15の設定には、通常状態設定と、本体設置場所1で作業が行われていると判定する作業状態設定とが含まれている。作業−通常設定切換スイッチ30は、制御盤5に設けられ、運転制御装置15の設定を通常状態設定と作業状態設定とで切り換える信号を運転制御装置15に入力するための操作スイッチである。運転制御部16は、作業−通常設定切換スイッチ30が操作されることで入力された信号によって、運転制御装置15の設定が作業状態設定にされている際に、本体設置場所1で作業が行われていると判定する。
開閉検出スイッチ31は、例えば床板(マンホールカバー)や、乗降口への乗客の出入りを規制するチェーンが格納されている箱の戸等の作業時にのみ開状態にされる開閉部(図示せず)毎に配置されており、その開閉部の開閉状態を検出するための検出スイッチである。また、開閉検出スイッチ31は、運転制御装置15に接続されており、運転制御装置15に開閉状態検出信号を入力する。運転制御部16は、開閉検出スイッチ31が開状態を検出している際に、本体設置場所1での作業を検出する。
動作状態出力規制スイッチ34は、制御盤5に設けられており、運転制御装置15から遠隔監視制御装置14への動作状態情報の出力を規制する動作状態出力規制信号を、運転制御装置15に入力するための操作スイッチである。据付作業時及び保守作業時には、例えば安全装置8の動作確認等で、運転・停止を繰り返すことがあり、この動作が状態表示部25に表示されると、マンコンベア本体3が故障したと管理者が勘違いすることがあるので、据付作業時及び保守作業時には、動作状態出力規制スイッチ34が操作され、運転制御装置15から遠隔監視制御装置14への動作状態情報の出力が規制される。運転制御部16は、動作状態出力規制信号が入力されている際に、遠隔監視制御装置14への動作状態情報の出力を停止するとともに、本体設置場所1での作業を検出する。
起動阻止スイッチ36は、トラス(図示せず)内の要所に配置され、マンコンベア本体3の起動を阻止する起動阻止信号を運転制御装置15に入力するための操作スイッチである。運転制御部16は、起動阻止信号が入力されている際に、マンコンベア本体3を停止状態にするとともに、本体設置場所1での作業を検出する。
次に、動作について説明する。図2は、図1の運転制御装置15によるマンコンベア本体3の運転制御動作を示すフローチャートである。図において、マンコンベア装置の電源が投入されると、安全装置8からの信号に基づいて、本体設置場所1で異常が発生しているかどうかが判定される(ステップS1)。
このとき、本体設置場所1で異常が発生していないと判定されると、次に、作業時動作スイッチ群10及び可搬式保守運転用操作装置28からの信号に基づいて、本体設置場所1で作業が行われているかどうかが判定され(ステップS2)、本体設置場所1で作業が行われていないと判定された場合に、現場操作装置6から現場操作指令情報が入力されているかどうかが判定される(ステップS3)。
この判定時に、現場操作指令情報が入力されていると、その現場操作指令情報に基づいてマンコンベア本体3の運転が制御される(ステップS4)。これに対して、現場操作指令情報が入力されていない場合には、次に、遠隔操作指令情報が入力されているかどうかが判定され(ステップS5)、遠隔操作指令情報が入力されている場合には、その遠隔操作指令情報に基づいてマンコンベア本体3の運転が制御され(ステップS6)、遠隔操作指令情報が入力されていない場合には、運転スケジュール指令情報記憶部17に格納された運転スケジュール指令情報に基づいてマンコンベア本体3の運転が制御される(ステップS7)。
一方で、本体設置場所1で異常が発生しているかどうかの判定時に、本体設置場所1での異常が検出されると、踏段及び移動手摺の循環移動が停止状態とされ(ステップS8)、遠隔監視制御装置14に対して異常状態情報が出力され(ステップS9)、状態表示部25に本体設置場所1での異常状態が表示される。この動作は、本体設置場所1で異常が発生しているときに継続して行われる。
また、本体設置場所1で作業が行われているかどうかの判定時に、本体設置場所1での作業が検出されると、運転スケジュール指令情報及び遠隔操作指令情報に基づく制御内容の変更が無効とされ(ステップS10)、遠隔監視制御装置14に対して作業状態情報が出力され(ステップS11)、状態表示部25に本体設置場所1で作業が行われている旨が表示される。この動作は、本体設置場所1で作業が行われているときに継続して行われる。
なお、本体設置場所1での作業は、一般に踏段及び移動手摺の循環移動が停止された状態で行われることが多い。踏段及び移動手摺の循環移動が停止された状態で、本体設置場所1で作業が行われている際に、遠隔操作指令情報が入力されたり、現在時刻が運転スケジュール指令情報で指定された時刻になったりしても、踏段及び移動手摺の停止状態は維持される。
次に、図3は、図1の運転制御装置15による作業検出動作を示すフローチャートである。図において、まず、作業−通常設定切換スイッチ30の操作による信号によって、設定が作業状態設定にされているかどうかが判定される(ステップS20)。このとき、作業状態設定に切り換えられている場合には、本体設置場所1での作業が検出される(ステップS21)。
これに対して、設定が通常状態設定である場合には、開閉検出スイッチ31によって開状態が検出されているかどうかが判定される(ステップS22)。このとき、開閉検出スイッチ31によって開状態が検出されている場合には、本体設置場所1での作業が検出され、開状態が検出されていない場合には、次に、動作状態出力規制スイッチ34の操作によって、制御盤5から遠隔監視制御装置14への動作状態情報の出力が規制されているかどうかが判定される(ステップS23)。
このとき、運転制御装置15から遠隔監視制御装置14への動作状態情報の出力が規制されている場合には、本体設置場所1での作業が検出され、規制されていない場合には、次に、可搬式保守運転用操作装置28からの接続信号の有無に基づいて、可搬式保守運転用操作装置28が接続されているかどうかが判定される(ステップS24)。
この判定時に、可搬式保守運転用操作装置28が接続されていれば、本体設置場所1での作業が検出され、可搬式保守運転用操作装置28が接続されていなければ、次に、起動阻止スイッチ36の操作によってマンコンベア本体3の起動が阻止されているかどうかが判定され(ステップS25)、マンコンベア本体3の起動が阻止されている場合には、本体設置場所1での作業が検出され、マンコンベア本体3の起動が阻止状態にされていない場合には、本体設置場所1で作業が行われていない通常状態が検出される(ステップS26)。
このようなマンコンベア装置の制御システムでは、運転制御装置15は、作業時動作スイッチ群10及び可搬式保守運転用操作装置28からの信号に基づいて、本体設置場所1で作業が行われていることを検出するとともに、本体設置場所1で作業が行われている際に、運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とするので、作業員が本体設置場所1で作業している際に、マンコンベア本体3の制御内容が不意に変更される可能性を低減させることができる。
また、このようなマンコンベア装置の制御システムでは、制御盤5に作業−通常設定切換スイッチ30が設けられ、運転制御装置15は、その作業−通常設定切換スイッチ30が操作されることで入力される信号によって設定が作業状態にされている際に、本体設置場所1での作業を検出するので、本体設置場所1で作業が行われていることをより確実に検出することができ、作業員が本体設置場所1で作業している際に、マンコンベア本体3の運転制御が不意に変更される可能性を低減させることができる。
さらに、このようなマンコンベア装置の制御システムでは、作業時のみに開状態にされる開閉部毎に開閉検出スイッチ31が設けられ、運転制御装置15は、その開閉検出スイッチ31によって開状態が検出されている際に、本体設置場所1での作業を検出するので、作業員が据付及び保守作業等の作業を本体設置場所1で行っている際に、運転制御装置15に作業状態と判定させるための特殊な作業を行わなくても自動的に作業を検出させることができ、作業員の作業効率をより向上させることができる。
さらにまた、このようなマンコンベア装置の制御システムでは、制御盤5に動作状態出力規制スイッチ34が設けられ、運転制御装置15は、動作状態出力規制スイッチ34が操作されることで動作状態出力規制信号が入力されると、本体設置場所1での作業を検出するので、作業員が据付及び保守作業等の作業を本体設置場所1で行っている際に、運転制御装置15に作業状態と判定させるための特殊な作業を行わなくても自動的に作業を検出させることができ、作業員の作業効率をより向上させることができる。
また、このようなマンコンベア装置の制御システムでは、運転制御装置15は、可搬式保守運転用操作装置28からの接続信号を検出することで、本体設置場所1での作業を検出するので、作業員が据付及び保守作業等の作業を本体設置場所1で行っている際に、運転制御装置15に作業状態と判定させるための特殊な作業を行わなくても自動的に作業を検出させることができ、作業員の作業効率をより向上させることができる。
さらに、このようなマンコンベア装置の制御システムでは、トラス内の要所に複数の起動阻止スイッチ36が設けられ、運転制御装置15は、その起動阻止スイッチ36が操作されることで起動阻止信号が入力されると、本体設置場所1での作業を検出するので、作業員が据付及び保守作業等の作業を本体設置場所1で行っている際に、運転制御装置15に作業状態と判定させるための特殊な作業を行わなくても自動的に作業を検出させることができ、作業員の作業効率をより向上させることができる。
なお、実施の形態1では、運転制御装置15は、遠隔操作指令情報と運転スケジュール指令情報との両方の指令情報に基づく運転制御動作を行うと説明したが、運転制御装置は、遠隔操作指令情報と運転スケジュール指令情報とのいずれか1つの指令情報に基づく運転制御動作を行うようになっていればよい。
また、実施の形態1では、運転制御装置15に運転スケジュール指令情報が格納されているように説明したが、運転スケジュール指令情報の格納場所は、運転制御装置15に限定されず、例えば監視制御装置の記憶装置や、制御盤外の記憶装置等でもよい。
さらに、実施の形態1では、運転制御装置15はコンピュータであると説明したが、運転制御装置はアナログ回路によって構成されてもよい。
1 本体設置場所、3 マンコンベア本体、12 駆動装置、15 運転制御装置、25 状態表示部(動作監視装置)、26 遠隔操作入力部(遠隔操作装置)、28 可搬式保守運転用操作装置(作業用操作装置)、30 作業−通常設定切換スイッチ(設定切換操作部)、31 開閉検出スイッチ(開閉検出部)、34 動作状態出力規制スイッチ(制御状態出力規制操作部)、36 起動阻止スイッチ(起動阻止操作部)。
Claims (7)
- 踏段と、上記踏段を駆動する駆動装置とを含むマンコンベア本体、及び
上記マンコンベア本体をどのようなタイミングでどのように制御するかについての情報である運転スケジュール指令情報に基づいて、上記マンコンベア本体の運転を制御する運転制御装置
を備え、
上記運転制御装置は、上記マンコンベア本体の設置場所での作業時に入力される信号に基づいて、上記マンコンベア本体の設置場所で作業が行われていることを検出するとともに、上記マンコンベア本体の設置場所で作業が行われている際に、運転スケジュール指令情報に基づく制御内容の変更を無効とすることを特徴とするマンコンベア装置。 - 踏段と、上記踏段を駆動する駆動装置とを含むマンコンベア本体、
上記マンコンベア本体の設置場所から離れた場所に配置され、上記マンコンベア本体をどのように制御するかについての情報である遠隔操作指令情報を作成する遠隔操作装置、及び
上記遠隔操作装置と接続され、上記遠隔操作装置からの遠隔操作指令情報に基づいて上記マンコンベア本体の運転を制御する運転制御装置
を備え、
上記運転制御装置は、上記マンコンベア本体の設置場所での作業時に入力される信号に基づいて、上記マンコンベア本体の設置場所で作業が行われていることを検出するとともに、上記マンコンベア本体の設置場所で作業が行われている際に、上記遠隔操作装置からの遠隔操作指令情報に基づく制御内容の変更を無効とすることを特徴とするマンコンベア装置。 - 上記運転制御装置の設定には、通常状態設定と、上記マンコンベア本体の設置場所で作業が行われていると判定する作業状態設定とが含まれており、
上記運転制御装置に接続され、上記運転制御装置の設定を切り換える信号を上記運転制御装置に入力するための設定切換操作部
をさらに備え、
上記運転制御装置は、上記設定切換操作部が操作されることで入力される信号によって設定が作業状態設定にされている際に、上記マンコンベア本体の設置場所での作業を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマンコンベア装置。 - 上記運転制御装置に接続され、上記マンコンベア本体の設置場所での作業時に開状態にされる開閉部の開閉状態を検出する開閉検出部
をさらに備え、
上記運転制御装置は、上記開閉部の開状態が上記開閉検出部によって検出されている際に、上記マンコンベア本体の設置場所での作業を検出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のマンコンベア装置。 - 上記運転制御装置に接続され、上記運転制御装置を介して上記マンコンベア本体の動作状態を監視するための動作監視装置、及び
上記運転制御装置に接続され、上記運転制御装置から上記動作監視装置への動作状態情報の出力を規制する動作状態出力規制信号を、上記運転制御装置に入力するための動作状態出力規制操作部
をさらに備え、
上記運転制御装置は、上記動作状態出力規制操作部が操作されることで動作状態出力規制信号が入力されると、上記動作監視装置への動作状態情報の出力を停止するとともに、上記マンコンベア本体の設置場所での作業を検出することを検出することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のマンコンベア装置。 - 上記マンコンベア本体の設置場所での作業時に上記運転制御装置に接続され、上記運転制御装置に接続された際に上記運転制御装置に対して接続信号を入力するとともに、上記マンコンベア本体をどのように制御するかについての情報である作業時指令情報を上記運転制御装置に入力する作業用操作装置
をさらに備え、
上記運転制御装置は、上記作業用操作装置から作業時指令情報が入力された際に、その作業時指令情報に基づいて上記マンコンベア本体の運転を制御するとともに、上記作業用操作装置からの接続信号の入力に基づいて上記作業用操作装置の接続を検出し、上記作業用操作装置が接続されている際に、上記マンコンベア本体の設置場所での作業を検出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のマンコンベア装置。 - 上記運転制御装置に接続され、上記マンコンベア本体の起動を阻止する起動阻止信号を上記運転制御装置に入力するための起動阻止操作部であって、
上記運転制御装置は、上記起動阻止操作部が操作されることで上記起動阻止信号が入力されると、上記マンコンベア本体を停止状態にするとともに、上記マンコンベア本体の設置場所での作業を検出することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のマンコンベア装置。
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Effective date: 20080521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20111220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |