JP4849448B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータのかごの昇降を制御するエレベータの制御装置に関するものである。
近年、エレベータの制御装置や巻上機を昇降路内に設置することで、昇降路外に機械室を設置する必要がない機械室レスエレベータが主流となり、保守員が昇降路内に入ってエレベータ機器の保守を行う頻度が高くなっている。巻上機や制御装置が昇降路下部のピット内に設置されている場合、保守員がピット内に入って保守作業を行う必要があり、ピット内に入って保守作業を行う場合、不意にかごが昇降することに注意する必要がある。
従来装置では、保守員が乗場ドアの解錠装置を操作したときに、エレベータの運転を自動的に阻止することで、保守員にとって不意にかごが昇降することを防止する(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−91730号公報
一方、乗場ドア装置や各種昇降路内スイッチを保守する場合、保守員がかご上に乗った状態でかごを昇降させながら保守作業を行う必要がある。しかしながら、上記のような従来装置では、保守員が乗場ドアの解錠装置を操作しピット内に入った場合に、エレベータの運転が阻止されてしまうので、かごを昇降させての保守作業を行うことができない。また、上記のような機械室レスエレベータに限らず、ピット内で作業を行うことがあるエレベータ装置では同様の問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、保守員にとって不意にかごが昇降する可能性を低減させつつ、保守作業の利便性を改善できるエレベータの制御装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの制御装置は、かごの運転制御モードに、呼び登録に応じてかごを昇降させる通常制御モードと、保守操作装置からの指令に基づいてかごを昇降させる保守制御モードとが含まれているエレベータの制御装置であって、通常制御モードと保守制御モードとでかごの運転を制御する制御装置本体を備え、保守操作装置には、昇降路下部に設けられたピット内操作装置と、かご上に設けられたかご上操作装置とが含まれており、保守制御モードには、ピット内操作装置からの指令に基づいてかごを昇降させるピット内保守制御モードと、かご上操作装置からの指令に基づいてかごを昇降させるかご上保守制御モードと、昇降路下部に設けられたかご上保守許可スイッチがオンされたときだけに、かご上操作装置からの指令を有効とし、該指令に基づいてかごを昇降させる限定保守制御モードとが含まれており、制御装置本体は、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、かごの停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の乗場ドアの戸開を検出した場合に、運転制御モードをピット内保守制御モードに切り替え、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、かご上に設けられたかご上保守切替スイッチがオンされた場合、運転制御モードをかご上保守制御モードに切り替え、運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、かご上保守切替スイッチがオンされた場合、運転制御モードを限定保守制御モードに切り替える。

この発明のエレベータの制御装置によれば、制御装置本体は、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、上記かごの停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の上記乗場ドアの戸開を検出した場合に、運転制御モードを通常制御モードから保守制御モードに切り替えるので、保守員がピット内に入った場合でも保守員の制御下でかごを昇降させることができ、保守員にとって不意にかごが昇降する可能性を低減させつつ、保守作業の利便性を改善できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の下部には、ピット2が設けられている。ピット2には、巻上機6、制御装置(制御盤)5、及びピット内保守作業用機器群7が配置されている。制御装置5には、運転制御手段8aとドア制御手段8bとを有する制御装置本体8が設けられている。昇降路1の内側には、巻上機6の綱車に巻き掛けられた主ロープ(図示せず)によって、かご10及び釣合重り(図示せず)が吊り下げられている。かご10及び釣合重りは、巻上機6の駆動力によって昇降される。巻上機6の動作は、運転制御手段8aによって制御される。ピット内保守作業用機器群7は、ピット内に入った保守員によって操作される機器である。
かご10には、かご出入口を開閉するかごドア11と、かごドア11の開閉状態を検出するためのゲートスイッチ12とが搭載されている。また、かご10の上側(以下、かご上と呼ぶ)には、かごドア11の開閉動作を制御するドアオペレータ13と、かご上保守作業用機器群14とが配置されている。かご上保守作業用機器群14は、かご上に乗った保守員によって操作される機器である。
各階の乗場には、乗場出入口を開閉する乗場ドア16と、乗場ドア16の開閉状態を検出するための乗場ドアスイッチ17とがそれぞれ設けられている。乗場ドア16は、各階のドアゾーンにかご10が停止された場合に、かごドア11と係合されるようになっている。即ち、乗場ドア16は、各階のドアゾーンにかご10が停止された場合に、かごドア11と連動して戸開動作及び戸閉動作される。各乗場ドアスイッチ17は、一般的なエレベータ装置に標準的に設けられているものである。即ち、各乗場ドアスイッチ17は互いに直列に接続されており、乗場ドアスイッチ17からの信号では、どの階の乗場ドア16が戸開されたのかは識別できない。
昇降路1の最下階の位置には、最下階の乗場ドア16の開閉状態を検出するための最下階乗場ドアスイッチ18と、最下階のドアゾーンにかご10が停止していることを検出するためのかご検出器19とが設けられている。
ドア制御手段8bは、ゲートスイッチ12、乗場ドアスイッチ17、及び最下階乗場ドアスイッチ18からの信号に基づいて、かごドア11及び乗場ドア16の開閉状態を検出する。ドア制御手段8bは、ドアオペレータ13に対して戸開指令及び戸閉指令を入力することで、かごドア11及び乗場ドア16の戸開動作及び戸閉動作を制御する。
ピット内保守作業用機器群7には、ピット内操作装置25、かご上保守許可スイッチ26、及び第1の解除スイッチ27が含まれている。かご上保守作業用機器群14には、かご上操作装置30、かご上保守切替スイッチ31、及びピット内保守許可スイッチ32が含まれている。また、最下階の乗場には、第2の解除スイッチ33が設けられている。
ここで、運転制御手段8aによるかご10の運転制御モードには、通常制御モードと保守制御モードとが含まれている。通常制御モードとは、乗場及びかご10内で登録された呼び(以下、呼び登録と呼ぶ)に応じてかご10を昇降させる運転制御モードである。
保守制御モードとは、呼び登録を無効とするとともに、ピット内操作装置25及びかご上操作装置30からの指令に基づいてかご10を昇降させる運転制御モードである。具体的には、保守制御モードには、ピット内保守制御モード、かご上保守制御モード、及び限定保守制御モードが含まれている。ピット内保守制御モードとは、ピット内操作装置25からの指令だけに基づいてかご10を昇降させる運転制御モードである。かご上保守制御モードとは、かご上操作装置30からの指令だけに基づいてかご10を昇降させる運転制御モードである。限定保守制御モードとは、かご上保守許可スイッチ26がオンされているときだけに、かご上操作装置30からの指令を有効とするとともに、ピット内保守許可スイッチ32がオンされているときだけに、ピット内操作装置25からの指令を有効とする運転制御モードである。なお、許可スイッチ26,32は、保守員が許可スイッチ26,32を押しているときだけオンされるスイッチである。また、この実施の形態では、保守操作装置は、ピット内操作装置25及びかご上操作装置30を有している。
運転制御手段8aは、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、かご検出器19からの信号に基づいて、かご10の停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の乗場ドア16の戸開がドア制御手段8bによって検出された場合に(ピット内保守制御モードへの切り替え条件が満たされた場合に)、運転制御モードを通常制御モードからピット内保守制御モードに切り替える。
また、運転制御手段8aは、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、かご上保守切替スイッチ31がオンされた場合(かご上保守制御モードへの切り替え条件が満たされた場合)、運転制御モードを通常制御モードからかご上保守制御モードに切り替える。なお、かご上保守切替スイッチ31は、オン/オフが切り替えられた後に保守員が手を離しても、切り替えられた後のオン/オフ状態を維持するスイッチである。
さらに、運転制御手段8aは、ピット内保守制御モードへの切り替え条件、及びかご上保守制御モードへの切り替え条件のいずれか一方が満たされているときに、他方の条件が満たされた場合、運転制御モードを限定保守制御モードに切り替える。具体的には、運転制御手段8aは、運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、かご上保守切替スイッチ31がオンされた場合、運転制御モードをピット内保守制御モードから限定保守制御モードに切り替える。また、運転制御手段8aは、運転制御モードをかご上保守制御モードとしているときに、かご10が最下階以外の階に停止しているとともに、最下階の乗場ドア16の戸開がドア制御手段8bによって検出された場合、運転制御モードをかご上保守制御モードから限定保守制御モードに切り替える。
さらにまた、運転制御手段8aは、運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、第1の解除スイッチ27がオンされたことを検出した後に、最下階の乗場ドア16の戸開がドア制御手段8bによって検出され、さらにその後に、第2の解除スイッチ33がオンされたことを検出した場合(ピット内保守制御モードの解除条件が満たされた場合)、運転制御モードをピット内保守制御モードから通常制御モードに切り替える。
また、運転制御手段8aは、運転制御モードをかご上保守制御モードとしているときに、かご上保守切替スイッチ31がオフされた場合(かご上保守制御モードの解除条件が満たされた場合)、運転制御モードをかご上保守制御モードから通常制御モードへ切り替える。
さらに、運転制御手段8aは、運転制御モードを限定保守制御モードとしているときに、ピット内保守制御モードの解除条件が満たされた場合、運転制御モードをかご上保守制御モードに切り替える。また、運転制御手段8aは、運転制御モードを限定保守制御モードとしているときに、かご上保守制御モードの解除条件が満たされた場合、運転制御モードをピット内保守制御モードに切り替える。
次に、図2は、図1の制御装置5の機械構成をより具体的に示すブロック図である。図において、制御装置5には、制御装置本体8、外部入力インターフェース35、報知装置36、電源バックアップ手段であるバッテリ内蔵電源装置37、及びバッテリ監視装置38が設けられている。外部入力インターフェース35は、各種スイッチ(各種センサ)17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、及び操作装置25,30からの信号を制御装置本体8に入力する。制御装置本体8は、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41と、エレベータ駆動手段であるエレベータ駆動用回路42と、信号選択回路群43とを有している。なお、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、プログラム等の情報を格納している情報格納部と、情報格納部に格納されている情報に基づいて演算処理を行う処理部とを有している。エレベータ駆動用回路42は、例えばリレー回路等で構成されている。また、運転制御手段8aは、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41及びエレベータ駆動用回路42の機能であり、ドア制御手段8bはエレベータ駆動用回路42の機能である。さらに、この実施の形態では、保守制御用コンピュータ部は、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41を含んでいる。
第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、かご検出器19、及び各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32からの信号に基づいて、運転制御モードの切り替えの判定動作を行う。また、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、運転制御モードを通常制御モードとすると判定した場合、エレベータ駆動用回路42に通常制御モードでの運転制御を行わせるための通常制御モード信号46を信号選択回路群43に入力する。さらに、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、運転制御モードを保守制御モード(ピット内保守制御モード、かご上保守制御モード、及び限定保守制御モード)とすると判定した場合、エレベータ駆動用回路42に保守制御モードでの運転制御を行わせるための保守制御モード信号47を信号選択回路群43に入力する。
信号選択回路群43は、モード信号用論理回路部43a(以下、モード信号用アンド回路部43aと呼ぶ)と、指令信号用比較回路部43b(以下、指令信号用比較回路部43bと呼ぶ)とを含んでいる。モード信号用アンド回路部43aは、第1の保守制御用コンピュータ40及び第2の保守制御用コンピュータ41の両方から通常制御モード信号46が入力された場合に、エレベータ駆動用回路42に通常制御モード信号46を入力する。また、モード信号用アンド回路部43aは、第1の保守制御用コンピュータ40及び第2の保守制御用コンピュータ41の少なくとも一方から保守制御モード信号47が入力された場合に、エレベータ駆動用回路42に保守制御モード信号47を入力する。これは、仮に第1の保守制御用コンピュータ40及び第2の保守制御用コンピュータ41のいずれか一方が動作不良を起こしたとしても、運転制御モードが、保守員にとって保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性がある通常制御モードに切り替わりにくくするためである。
また、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、運転制御モードを保守制御モードとすると判定した場合、各操作装置25,30及び各許可スイッチ26,32からの指令に基づいて、信号選択回路群43に保守運転指令信号50を入力する。
指令信号用比較回路部43bは、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41からそれぞれ入力された保守運転指令信号50が一致した場合に、該保守運転指令信号50をエレベータ駆動用回路42に入力する。また、指令信号用比較回路部43bは、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41からそれぞれ入力された保守運転指令信号50が不一致の場合に、該保守運転指令信号50を無効とし、該保守運転指令信号50をエレベータ駆動用回路42に入力しない。
エレベータ駆動用回路42は、モード信号用アンド回路部43aから通常制御モード信号46が入力された場合、呼び登録に基づいてかご10を昇降させるとともに、ゲートスイッチ12及び乗場ドアスイッチ17からの信号に基づいてドア11,16の開閉制御を行う(通常制御モードでの運転制御)。また、エレベータ駆動用回路42は、モード信号用アンド回路部43aから保守制御モード信号47が入力された場合、指令信号用比較回路部43bから入力された保守運転指令信号50に基づいて、かご10を昇降させるとともにドア11,16の開閉制御を行う(保守制御モードでの運転制御)。
また、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、互いの動作を監視するとともに、他方が異なった動作を行っていることを検出した場合に、エレベータ駆動用回路42に異常検出信号51を入力する。
エレベータ駆動用回路42は、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41から異常検出信号51が入力された場合、信号選択回路群43からの指令を無効にするとともに、かご10の運転を停止する。このかご10の運転停止状態は、保守員によって復帰操作が行われるまで継続される。
制御装置5、各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、及び各操作装置25,30には、外部電源(商用電源)53が接続されている。外部電源53が正常な場合、制御装置5、各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、及び各操作装置25,30は外部電源53から供給される電力で動作する。
バッテリ内蔵電源装置37は、外部電源53と並列に、各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、外部入力インターフェース35、及び各保守制御用コンピュータ40,41に接続されている。バッテリ内蔵電源装置37には、バッテリ37a及び変圧器(図示せず)が含まれている。即ち、バッテリ内蔵電源装置37は、外部電源53の停電時及び電源遮断時に、各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、外部入力インターフェース35、及び各保守制御用コンピュータ40,41の電源バックアップをするための装置である。
つまり、外部電源53が異常な場合、即ち、外部電源53の停電時及び電源遮断時に、各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、外部入力インターフェース35、及び各保守制御用コンピュータ40,41は、バッテリ内蔵電源装置37から供給される電力で動作する。即ち、外部電源53が異常な場合でも、各種スイッチ17,18,20,26,27,31,32、かご検出器19、及び各操作装置25,30からの信号を監視できるようにし、外部電源53が復帰した際にも運転制御モードが維持できるようにしている。
バッテリ監視装置38は、バッテリ37aの劣化具合を監視するために、バッテリ37aの残容量(端子電圧)を監視する。また、バッテリ監視装置38は、バッテリ37aの残容量が所定値未満であることを検出した際に、劣化検出信号55を第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41に入力する。
第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、バッテリ監視装置38からの劣化検出信号55を検出した場合、バッテリ37aの劣化を保守員に報知するために、外部電源53が正常な場合でも、エレベータ駆動用回路42に対して異常検出信号51を入力する。また、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、バッテリ監視装置38からの劣化検出信号55を検出した場合、報知装置36に対して報知指令信号56を入力する。報知装置36は、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41から報知指令信号56に基づいて異常状態を報知する。なお、報知装置36としては、異常状態を表示する表示装置や、異常状態をアナウンスするアナウンス装置等が用いられる。
次に、動作について説明する。図3は、図2の第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41によって行われる運転制御動作を示すフローチャートである。図において、かご10の停止が検出されると、かご上保守制御モードへの切り替え条件が満たされているか否か、即ち、かご上保守切替スイッチ31がオンされているか否かが判定される(ステップS1)。このとき、かご上保守切替スイッチ31がオンされていると判定された場合、運転制御モードを通常制御モードからかご上保守制御モードに切り替えると判定され、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守制御モード信号47が入力されるとともに(ステップS2)、かご上操作装置30からの指令を検出した場合に、該指令に基づいて、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守運転指令信号50が入力される(ステップS3)。
運転制御モードがかご上保守制御モードに切り替え後には、ピッチ内保守制御モードへの切り替え条件が満たされているか否か、即ち、かご10の停止位置が最下階以外であるか否かが判定されるとともに(ステップS4)、最下階の乗場ドア16が戸開されたか否かが判定される(ステップS5)。
このとき、かご10の停止位置が最下階以外であると判定されるとともに、最下階の乗場ドア16が戸開されたと判定された場合、運転制御モードがかご上保守制御モードから限定保守制御モードに切り替えられ、限定保守制御モードでの運転制御が行われる(ステップS6)。限定保守制御モードでの運転制御については、後に詳しく説明する。
これに対して、かご10の停止位置が最下階であると判定された場合、及びかご10の停止位置は最下階以外であるが、最下階の乗場ドア16が戸開されていないと判定された場合、かご上保守制御モードの解除条件が満たされているか否か、即ち、かご上保守切替スイッチ31がオフされているか否かが判定される(ステップS7)。
このとき、かご上保守切替スイッチ31がオフされていると判定された場合、運転制御モードをかご上保守制御モードから通常制御モードに切り替えると判定され、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に通常制御モード信号46が入力されるとともに(ステップS8)、エレベータ駆動用回路42によって通常制御モードでの運転制御が行われる。即ち、呼び登録に応じてかご10が昇降される。これに対して、かご上保守切替スイッチ31がオフされていないと判定された場合、かご上保守制御モードでの運転制御が継続される。
一方、かご10の停止が検出されたときに、かご上保守制御モードへの切り替え条件が満たされていないと判定された場合、ピッチ内保守制御モードへの切り替え条件が満たされているか否かが判定される。
このとき、ピッチ内保守制御モードへの切り替え条件が満たされていないと判定された場合、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に通常制御モード信号46が入力され、エレベータ駆動用回路42によって通常制御モードでの運転制御が行われる。
これに対して、ピッチ内保守制御モードへの切り替え条件が満たされていると判定された場合、運転制御モードを通常制御モードからピッチ内保守制御モードに切り替えると判定され、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守制御モード信号47が入力されるとともに、ピット内操作装置25からの指令が検出された場合に、該指令に基づいて、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守運転指令信号50が入力される(ステップS9)。
運転制御モードがピッチ内保守制御モードに切り替えられた後には、かご上保守制御モードへの切り替え条件が満たされているか否かが判定される。このとき、かご上保守制御モードへの切り替え条件が満たされていると判定された場合、運転制御モードをピッチ内保守制御モードから限定保守制御モードに切り替えると判定される。
これに対して、かご上保守制御モードへの切り替え条件が満たされていないと判定された場合、ピッチ内保守制御モードの解除条件が満たされたか否か、即ち、第1の解除スイッチ27がオンされるかどうかが判定されるとともに(ステップS10)、第1の解除スイッチ27がオンされたと判定された場合に、最下階の乗場ドア16の戸開が所定時間内に検出されるかどうかが判定され(ステップS11)、最下階の乗場ドア16の戸開が所定時間内に検出されたと判定された場合に、第2の解除スイッチ33が所定時間内にオンされるかどうかが判定される(ステップS12)。
このとき、ピッチ内保守制御モードの解除条件が満たされたと判定された場合、運転制御モードをピッチ内保守制御モードから通常制御モードに切り替えると判定され、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に通常制御モード信号46が入力され、エレベータ駆動用回路42による通常制御モードでの運転制御が行われる。これに対して、ピッチ内保守制御モードの解除条件が満たされていないと判定された場合、ピッチ内保守制御モードでの運転制御が継続される。
次に、図4は、図3の限定保守制御モードでの運転制御をより詳しく示すフローチャートである。図において、限定保守制御モードでの運転制御が開始されると、かご上保守許可スイッチ26がオンされているか否かが判定され(ステップS20)、かご上保守許可スイッチ26がオンされていると判定された場合、かご上操作装置30からの指令が検出されるか否かが判定される(ステップS21)。このとき、かご上操作装置30からの指令が検出された場合、該指令に基づいて、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守運転指令信号50が入力される。
かご上操作装置30からの指令が検出されなかった場合、あるいは、かご上操作装置30からの指令基づいて、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守運転指令信号50が入力された場合、その次に、ピッチ内保守制御モードの解除条件が満たされているか否かが判定され、該解除条件が満たされていると判定された場合、運転制御モードが限定保守制御モードからかご上保守制御モードに切り替えられる。
これに対して、ピッチ内保守制御モードの解除条件が満たされていないと判定された場合、かご上保守制御モードの解除条件が満たされているか否かが判定され、該解除条件が満たされていると判定された場合、運転制御モードが限定保守制御モードからピッチ内保守制御モードに切り替えられ、該解除条件が満たされていないと判定された場合、限定保守制御モードでの運転制御が継続される。
一方、限定保守制御モードでの運転制御が開始されたときに、かご上保守許可スイッチ26がオンされていないと判定された場合、ピット内保守許可スイッチ32がオンされているか否かが判定され(ステップS22)、ピット内保守許可スイッチ32がオンされていると判定された場合、ピット内操作装置25からの指令が検出されるか否かが判定される(ステップS23)。このとき、ピット内操作装置25からの指令が検出されたと判定された場合、該指令に基づいて、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守運転指令信号50が入力される。
ピット内操作装置25からの指令が検出されなかった場合、あるいは、ピット内操作装置25からの指令基づいて、信号選択回路群43を介してエレベータ駆動用回路42に保守運転指令信号50が入力された場合にも、その次に、ピッチ内保守制御モードの解除条件が満たされているか否かが判定されるとともに、かご上保守制御モードの解除条件が満たされているか否かが判定される。
このようなエレベータの制御装置5では、制御装置本体8は、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、かご10の停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の乗場ドア16の戸開を検出した場合に、運転制御モードを通常制御モードから保守制御モードに切り替えるので、保守員がピット2内に入った場合でも保守員の制御下でかご10を昇降させることができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性を低減させつつ、保守作業の利便性を改善できる。
また、制御装置本体8は、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、かご10の停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の乗場ドア16の戸開を検出した場合に、運転制御モードを通常制御モードからピット内保守制御モードに切り替えるので、保守員にとって不意にかご10が昇降することにより注意する必要があるピット2内の保守員が、かご10の昇降を制御することができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより確実に低減させることができる。
さらに、制御装置本体8は、運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、ピット2内に設けられた第1の解除スイッチ27がオンされたことを検出した後に、最下階の乗場ドア16の戸開を検出するとともに、最下階の乗場に設けられた第2の解除スイッチ33がオンされたことを検出した場合に、運転制御モードをピット内保守制御モードから通常制御モードに切り替えるので、ピット2内の保守員がピット2内から出るまで、より確実にピット内保守制御モードを継続することができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより確実に低減させることができる。
さらにまた、制御装置本体8は、運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、かご上保守切替スイッチ31がオンされた場合、運転制御モードを、ピット2内に設けられたかご上保守許可スイッチ26がオンされたときだけに、かご上操作装置30からの指令を有効とする限定保守制御モードするので、ピット2内で保守作業を行っている最中でも、かご10上とピット2内とに分かれている保守員が互いに確認を取り合いながら、かご10上の保守員がかご10の昇降を制御できる、かご10上とピット2内とに分かれて保守作業を行う場合でも、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより確実に低減させることができつつ、保守作業の利便性をより改善できる。
また、制御装置本体8は、運転制御モードをかご上内保守制御モードとしているときに、かご10の停止位置が最下階以外であることを検出とともに、最下階の乗場ドア16の戸開を検出した場合、運転制御モードを、ピット2内に設けられたかご上保守許可スイッチ26がオンされたときだけに、かご上操作装置30からの指令を有効とする限定保守制御モードするので、かご上で保守作業を行っている最中に、ピット内に保守員が入った場合でも、かご10上とピット2内とに分かれている保守員が互いに確認を取り合いながら、かご10上の保守員がかご10の昇降を制御できる、かご10上とピット2内とに分かれて保守作業を行う場合でも、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより確実に低減させることができつつ、保守作業の利便性をより改善できる。
さらに、制御装置本体8は、運転制御モードを限定保守制御モードとしている場合、かご2上に設けられたピット内保守許可スイッチ32がオンされたときだけに、ピット2内に設けられたピット内操作装置25からの指令を有効とし、該指令に基づいてかご10を昇降させるので、かご10上とピット2内とに分かれている保守員が互いに確認を取り合いながら、ピット2内の保守員もかご10の昇降を制御でき、保守作業の利便性をより改善できる。
さらにまた、制御装置本体8は、ピット2内に設けられた第1の解除スイッチ27がオンされたことを検出した後に、最下階の乗場ドア16の戸開を検出するとともに、最下階の乗場に設けられた第2の解除スイッチ33がオンされたことを検出した場合に、運転制御モードを限定保守制御モードからかご上保守制御モードに切り替えるので、ピット2内の保守作業が終わった場合に、かご10上の保守員だけでかご10の昇降を制御でき、保守作業の利便性をより改善できる。
また、従来のエレベータの制御装置では、制御部をリレー回路で構成していたので、例えば、ピット内保守許可スイッチ32がオンされたときだけにピット内操作装置25からの指令を有効とする等の複雑な処理を行う場合に、複雑なリレー回路を設計する必要があったが、この実施の形態のエレベータの制御装置5では、制御装置本体8は、運転制御モードの切り替えを制御するとともに、運転制御モードを保守制御モードとした場合に、ピット内操作装置及びかご上操作装置からの指令に基づく保守運転指令を発する保守制御用コンピュータ40,41を有しているので、複雑な回路を設計する必要をなくすことができ、複雑な処理をより容易に行うことができる。
さらに、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、互いの動作を監視するとともに、他方が異なった動作を行っていることを検出した場合に、かご10の昇降を停止させるための異常停止信号をエレベータ駆動用回路42に入力するので、保守制御の信頼性を向上させることができるとともに、仮に第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41のいずれか一方に動作不良が発生した場合でも、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより低減できる。
さらにまた、モード信号用アンド回路部43aは、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41のいずれか一方から、保守制御モード信号47が入力された場合に、エレベータ駆動用回路42に保守制御モード信号47を入力するので、仮に第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41のいずれか一方に動作不良が発生した場合でも、運転制御モードが、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性がより高い通常制御モードに切り替わりにくくすることができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより低減できる。
また、指令信号用比較回路部43bは、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41からの保守運転指令信号50が不一致の場合に、該保守運転指令を無効とするので、保守運転の信頼性をさらに向上させることができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより低減できる。
さらに、バッテリ内蔵電源装置37のバッテリ37aは、外部電源53の停電時等に電源バックアップをするので、外部電源53の停電時等においても、運転制御モードの切り替え判定をより確実に行うことができ、外部電源53の復帰時に、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより低減できる。
さらにまた、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、バッテリ監視装置38からの劣化検出信号を検出した場合に、かご10の運転を停止させるための信号をエレベータ駆動用回路42に入力するので、バッテリ37aの残容量が少なくなったことを保守員に知らせることができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより低減できる。
また、第1及び第2の保守制御用コンピュータ40,41は、バッテリ監視装置38からの劣化検出信号を検出した場合に、バッテリ37aの劣化を報知させるための信号を報知装置36に入力するので、バッテリ37aの残容量が少なくなったことをより確実に保守員に知らせることができ、保守員にとって不意にかご10が昇降する可能性をより低減できる。
なお、実施の形態1では、運転制御モードが通常制御モードとされているときに、最下階の乗場ドア16が戸開された場合に、運転制御モードが、ピット内操作装置25からの指令だけに基づいてかご10を昇降させるピット内保守制御モードに切り替えられると説明したが、最下階の乗場ドアが戸開された場合に、呼び登録に応じてかごが昇降される可能性を低減できればよく、かご上操作装置からの指令に基づいてかごを昇降させてもよい。
また、実施の形態1では、ピット内保守制御モードへの切り替え条件は、かご10が最下階以外の階に停止しているとともに、最下階の乗場ドア16の戸開がドア制御手段8bによって検出された場合と説明したが、これら条件に加えて、制御装置本体からドアオペレータへ戸開指令が非発生状態であるとともに、ゲートスイッチからの信号に基づいて、かごドアが戸閉状態であることを検出できた場合に、運転制御モードをピット内保守制御モードに切り替えるようにしてもよい。これら条件を加えることで、運転制御モードの切り替えの精度を向上させることができる。
さらに、実施の形態1では、かご10の昇降を制御するエレベータ駆動用回路42は、リレー回路で構成されると説明したが、エレベータ駆動手段は、コンピュータでもよい。
さらにまた、実施の形態1では、信号選択回路群43は、モード信号用アンド回路43aを有していると説明したが、モード信号用理論部はアンド回路でなく、オア回路でもよい。
また、実施の形態1では、この発明を、制御装置5及び巻上機6が昇降路1内に配置されている機械室レスエレベータに適用した場合について説明したが、この発明は、機械室レスエレベータに限らず、ピット内で作業を行うことがあるエレベータ装置に対して有効である。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の制御装置の機械構成をより具体的に示すブロック図である。 図2の第1及び第2の保守制御用コンピュータによって行われる運転制御動作を示すフローチャートである。 図3の限定保守制御モードでの運転制御をより詳しく示すフローチャートである。
符号の説明
1 昇降路、2 ピット(昇降路下部)、5 制御装置、8 制御装置本体、16 乗場ドア、25 ピット内操作装置、26 かご上保守許可スイッチ、27 第1の解除スイッチ、30 かご上操作装置、31 かご上保守切替スイッチ、32 ピット内保守許可スイッチ、33 第2の解除スイッチ、36 報知装置、37 バッテリ内蔵電源装置(電源バックアップ手段)、37a バッテリ、38 バッテリ監視装置、40,41 第1及び第2の保守制御用コンピュータ、42 エレベータ駆動用回路(エレベータ駆動手段)、43a モード信号用アンド回路(モード信号用論理回路)、43b 指令信号用比較回路部、46 通常制御モード信号、47 保守制御モード信号、50 保守運転指令信号、51 異常検出信号、55 劣化検出信号、56 報知指令信号。

Claims (13)

  1. かごの運転制御モードに、呼び登録に応じて上記かごを昇降させる通常制御モードと、保守操作装置からの指令に基づいて上記かごを昇降させる保守制御モードとが含まれているエレベータの制御装置であって、
    通常制御モードと保守制御モードとで上記かごの運転を制御する制御装置本体
    を備え
    上記保守操作装置には、昇降路下部に設けられたピット内操作装置と、上記かご上に設けられたかご上操作装置とが含まれており、
    上記保守制御モードには、上記ピット内操作装置からの指令に基づいて上記かごを昇降させるピット内保守制御モードと、上記かご上操作装置からの指令に基づいて上記かごを昇降させるかご上保守制御モードと、上記昇降路下部に設けられたかご上保守許可スイッチがオンされたときだけに、上記かご上操作装置からの指令を有効とし、該指令に基づいて上記かごを昇降させる限定保守制御モードとが含まれており、
    上記制御装置本体は、
    運転制御モードを通常制御モードとしているときに、上記かごの停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の乗場ドアの戸開を検出した場合に、運転制御モードをピット内保守制御モードに切り替え、
    運転制御モードを通常制御モードとしているときに、上記かご上に設けられたかご上保守切替スイッチがオンされた場合、運転制御モードをかご上保守制御モードに切り替え、
    運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、上記かご上保守切替スイッチがオンされた場合、運転制御モードを限定保守制御モードに切り替えることを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記制御装置本体は、運転制御モードをピット内保守制御モードとしているときに、昇降路下部に設けられた第1の解除スイッチがオンされたことを検出した後に、最下階の上記乗場ドアの戸開を検出するとともに、最下階の乗場に設けられた第2の解除スイッチがオンされたことを検出した場合に、運転制御モードをピット内保守制御モードから通常制御モードに切り替えることを特徴とする請求項記載のエレベータの制御装置。
  3. かごの運転制御モードに、呼び登録に応じて上記かごを昇降させる通常制御モードと、保守操作装置からの指令に基づいて上記かごを昇降させる保守制御モードとが含まれているエレベータの制御装置であって、
    上記保守操作装置は、上記かご上に配置されたかご上操作装置を含み、
    上記保守制御モードは、上記かご上操作装置からの指令に基づいて上記かごを昇降させるかご上保守制御モードと、昇降路下部に設けられたかご上保守許可スイッチがオンされたときだけに、上記かご上操作装置からの指令を有効とし、該指令に基づいて上記かごを昇降させる限定保守制御モードとを含み、
    通常制御モードと保守制御モードとで上記かごの運転を制御するとともに、運転制御モードを通常制御モードとしているときに、上記かご上に設けられたかご上保守切替スイッチがオンされた場合、運転制御モードをかご上保守制御モードに切り替え、運転制御モードをかご上保守制御モードとしているときに、上記かごの停止位置が最下階以外であることを検出するとともに、最下階の上記乗場ドアの戸開を検出した場合、運転制御モードを限定保守制御モードに切り替える制御装置本体
    を備えていることを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 上記制御装置本体は、運転制御モードを限定保守制御モードとしている場合、上記かご上に設けられたピット内保守許可スイッチがオンされたときだけに、上記昇降路下部に設けられたピット内操作装置からの指令を有効とし、該指令に基づいて上記かごを昇降させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  5. 上記制御装置本体は、運転制御モードを限定保守制御モードとしているときに、昇降路下部に設けられた第1の解除スイッチがオンされたことを検出した後に、最下階の上記乗場ドアの戸開を検出するとともに、最下階の乗場に設けられた第2の解除スイッチがオンされたことを検出した場合に、運転制御モードを限定保守制御モードからかご上保守制御モードに切り替えることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  6. 上記制御装置本体は、運転制御モードの切り替えの判定動作を行うとともに、運転制御モードを保守制御モードにすると判定した場合に、上記操作装置からの指令に基づいて保守運転指令信号を発する保守制御用コンピュータ部と、運転制御モードが通常制御モードとされている場合に呼び登録に応じて上記かごを昇降させるとともに、運転制御モードが保守制御モードとされている場合に上記保守制御用コンピュータ部からの保守運転指令信号に基づいて上記かごを昇降させるエレベータ駆動手段とを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  7. 上記保守制御用コンピュータ部は、互いの動作を監視するとともに、他方が異なった動作を行っていることを検出した場合に、上記かごの昇降を停止させるための異常停止信号を上記エレベータ駆動手段に入力する第1及び第2の保守制御用コンピュータを含んでいることを特徴とする請求項記載のエレベータの制御装置。
  8. 上記第1及び第2の保守制御用コンピュータは、運転制御モードを通常制御モードとすると判定した場合に、上記エレベータ駆動手段に通常制御モードでの運転制御を行わせるための通常制御モード信号をそれぞれ発するとともに、運転制御モードを保守制御モードとすると判定した場合に、上記エレベータ駆動手段に保守制御モードでの運転制御を行わせるための保守制御モード信号をそれぞれ発し、
    上記制御装置本体は、上記第1及び第2の保守制御用コンピュータの両方から通常制御モード信号が入力された場合に、上記エレベータ駆動手段に通常制御モード信号を入力し、上記第1及び第2の保守制御用コンピュータの少なくとも一方から保守制御モード信号が入力された場合に、上記エレベータ駆動手段に保守制御モード信号を入力するモード信号用論理回路部をさらに有していることを特徴とする請求項記載のエレベータの制御装置。
  9. 上記制御装置本体は、上記第1及び第2の保守制御用コンピュータからの保守運転指令信号が一致した場合に、該保守運転指令信号を上記エレベータ駆動手段に入力し、上記第1及び第2の保守制御用コンピュータからの保守運転指令信号が不一致の場合に、該保守運転指令信号を無効とする指令信号用比較回路部をさらに有していることを特徴とする請求項又は請求項に記載のエレベータの制御装置。
  10. 上記かごの位置と上記乗場ドアの開閉状態とを検出するためのセンサと、上記保守制御用コンピュータ部との電源バックアップをするためのバッテリを有する電源バックアップ手段をさらに備えていることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  11. 上記バッテリの残容量を監視するとともに、該残容量が所定値未満であることを検出した際に、劣化検出信号を上記保守制御用コンピュータ部に入力するバッテリ監視装置をさらに備え、
    上記保守制御用コンピュータ部は、上記バッテリ監視装置からの劣化検出信号を検出した場合に、上記かごの運転を停止させるための異常停止信号を上記エレベータ駆動手段に入力することを特徴とする請求項10記載のエレベータの制御装置。
  12. 上記バッテリの残容量を監視するとともに、該残容量が所定値未満であることを検出した際に、劣化検出信号を上記保守制御用コンピュータ部に入力するバッテリ監視装置と、
    異常状態を報知する報知装置と
    をさらに備え、
    上記保守制御用コンピュータ部は、上記バッテリ監視装置からの劣化検出信号を検出した場合に、上記バッテリの劣化を報知させるための報知指令信号を上記報知装置に入力することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のエレベータの制御装置。
  13. 上記制御装置本体及び巻上機が昇降路内に配置された機械室レスエレベータに適用されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
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