JP2007050824A - シートベルト用ガイドアンカーおよびこれを備えたシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト用ガイドアンカーおよびこれを備えたシートベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートベルト用ガイドアンカーを金属平板から簡単な構造でかつ小型に形成し、しかも熱処理を不要にして生産工数を削減し、製造コストを低減する。
【解決手段】シートベルト用ガイドアンカー6は金属平板から形成され、平板状に形成されかつ車体に取り付けるための取付部6aと、平板状に形成されかつベルトガイド孔6b1を有するベルトガイド部6bとからなる。取付部6aとベルトガイド部6bとを含む外周縁部にその全周にわたって、この外周縁部が折り曲げられて形成されたフランジ状の外周側環状突出部6eが設けられている。また、ベルトガイド部6bのベルトガイド孔6b1の内周縁部にその全周にわたって、この内周縁部が折り曲げられて形成されたフランジ状の内周側環状突出部6cが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両シートに付設されて緊急時に乗員を拘束保護するシートベルト装置の技術分野に関し、特に、例えば車体ピラー等の車体に揺動自在に支持され、シートベルト装置のシートベルトをその長手方向に摺動自在にガイドするシートベルト用ガイドアンカーの技術分野に関する。
例えば自動車等の車両の座席に付設されるシートベルト装置は、車両衝突時などの大きな車両減速度が発生する緊急時において、シートベルトにより慣性移動しようとする乗員を拘束して保護するようになっている。
このようなシートベルト装置には、例えば車体ピラー等の車体の内壁に揺動自在に支持され、シートベルトをその長手方向に摺動自在にガイドするベルトガイド孔を有するガイドアンカーが設けられている。その場合、一般にはガイドアンカーは、車体に取り付けられたときそのベルトガイド孔が車両前後方向に延びるように設けられている。このガイドアンカーにより、シートベルトは乗員を正しい位置で拘束するようになる。
従来のシートベルトのガイドアンカーの一例として、帯状鋼板を打抜き成形するとともに焼入れ、焼戻しの熱処理を行なって形成された金具プレートに、ボルトが挿通可能なプレート取付孔とシートベルトが挿通可能なベルト挿通孔とを設け、このうち、ベルト挿通孔を樹脂モールド成形によりコーティングしてシートベルトを摺動自在に挿通させる細長い長孔形状のシートベルト通し孔とし、ベルト挿通孔のベルト係合側縁部にプレート両面側に張り出す膨出部をそれぞれ形成して、シートベルトをスムーズに摺動させるとともに金具プレートの強度を向上させたガイドアンカーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示のガイドアンカーでは、ベルト挿通孔を樹脂モールド成形によりコーティングすることで、ベルト挿通孔のベルトガイド面の面積を大きく設定することができ、シートベルトをスムーズにかつ安定して摺動させることができる。
一方、従来のシートベルトのガイドアンカーの他の例として、取り付け開口を有する取り付け板と、この取り付け板を部分的に取り囲むように鉢縁形に曲げられて形成されかつ取り付け板との間にシートベルトを挿通する切欠きを形成する金具フレームとからなり、この金具フレームの下方の部分をシートベルトを摺動ガイドする転向ウェブとするとともに、金具フレームおよび転向ウェブにそれぞれ付加部を有して鋼薄板のみから形成されたガイドアンカーが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に開示のガイドアンカーでは、シートベルトを摺動ガイドする転向ウェブのベルト摺動面を円弧状面とすることで、ベルト挿通孔のベルトガイド面の面積を大きく設定することができ、シートベルトをスムーズにかつ安定して摺動させることができる。
特開平9−164907号公報。 特開昭54−155646号公報。
ところで、シートベルト装置においては、緊急時に乗員がシートベルトにより拘束されたとき、ガイドアンカーに乗員の慣性力等により大きな力がシートベルトを介して加えられるようになる。このため、前述の特許文献1に開示のガイドアンカーでは、ガイドアンカーの金具プレートに対して焼入れ、焼戻しの熱処理を行なって、金具プレートの強度を高めている。しかし、このように金具プレートを熱処理するようにしたのでは、生産工数が多くなり、製造コストが高いという問題がある。
また、前述の特許文献2に開示のガイドアンカーでは、金具フレームおよび転向ウェブに設けた付加部によってその部分の強度が若干高められている。しかし、切欠きを形成する取り付け板と鉢縁形に形成された金具フレームとの間において、つまり切欠きの形成領域で形状が急激に変化しているばかりでなくため、シートベルトからの大きな力が金具フレームのみで支持するようになるので、このように付加部により強度が若干高められても、この大きな力に対抗するには強度的に十分であるとは言えない。しかも、取り付け開口と切欠きの間の取り付け板の部分は単なる平板形状となっているため、十分な強度を有しているとは言えない。このため、特許文献2には開示されていないが、このガイドアンカーを形成する鋼薄板に対して、特許文献1に開示のような熱処理が必要であり、前述と同様の問題がある。
更に、特許文献2に開示のガイドアンカーでは、取り付け板の周囲に金具フレームが設けられているため、取り付け板の部分が大きくならざるを得なく、ガイドアンカー全体として大型になり、その分、重量増加を招いている。しかも、取り付け板の周囲に金具フレームが設けられることで構造が複雑であり、ガイドアンカーの成形加工が難しいという問題もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、金属平板から簡単な構造でかつ小型に形成でき、しかも熱処理を不要にして生産工数を削減し、製造コストを低減できるシートベルト用ガイドアンカーおよびこれを用いたシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明のシートベルト用ガイドアンカーは、金属平板から形成され、車体または車両シートに揺動自在に取り付けられて、ベルトガイド孔に摺動自在に挿通されたシートベルトをガイドするシートベルト用ガイドアンカーにおいて、平板状に形成されかつ前記車体または前記車両シートに取り付ける固着具が挿通される取付孔を有する取付部と、平板状に形成されかつ前記ベルトガイド孔を有するベルトガイド部とからなり、前記取付部と前記ベルトガイド部とを含む外周縁部にその全周にわたって、この外周縁部が折り曲げられて形成されたフランジ状の外周側環状突出部が設けられていることを特徴としている。
また、請求項2の発明のシートベルト用ガイドアンカーは、前記ベルトガイド部の前記ベルトガイド孔の内周縁部にその全周にわたって、この内周縁部が折り曲げられて形成されたフランジ状の内周側環状突出部が設けられていることを特徴としている。
更に、請求項3の発明のシートベルト装置は、緊急時に乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出された前記シートベルトを乗員のショルダーの方へガイドするシートベルト用ガイドアンカーと、このシートベルト用ガイドアンカーからガイドされてきた前記シートベルトに摺動自在に支持されたタングと、前記タングが係脱可能に挿入係合されるバックルとを少なくとも備えたシートベルト装置において、前記シートベルト用ガイドアンカーが請求項1または2に記載されたシートベルト用ガイドアンカーであることを特徴としている。
このように構成された本発明に係るシートベルト用ガイドアンカーによれば、フランジ状の外周側環状突出部を、平板状の取付部とベルトガイド部を含む外周縁全周にわたって設けているので、シートベルト用ガイドアンカーの取付部の強度、およびシートベルト用ガイドアンカーの取付部とベルトガイド部との間の部分の強度を始め、シートベルト用ガイドアンカー全体の強度を高くすることができる。これにより、シートベルト用ガイドアンカーを構成する金属平板に焼入れ等の熱処理を施さなくても、この金属平板の未熱処理のままで、緊急時にシートベルトから加えられる大きな荷重に十分対抗することが可能となる。したがって、熱処理工程を省略でき、生産工数が削減されて製造コストを低減することができる。
しかも、外周側環状突出部を、シートベルト用ガイドアンカーの外周縁部をその全周にわたって単純に曲げて形成しているので、外周側環状突出部を設けてもシートベルト用ガイドアンカー全体を比較的小型に形成でき、重量増加を抑制することができる。そのうえ、外周側環状突出部を単純に曲げて形成しているだけであるので、構造を簡単にでき、ガイドアンカーを容易に成形加工することができる。
また、ベルトガイド孔を平板状のベルトガイド部に形成しているので、ベルトガイド孔の形成領域でシートベルト用ガイドアンカーの形状が急激に変化しなく、シートベルトからの大きな力に対抗することのできる十分な強度を確保することができる。
特に、請求項2の発明に係るシートベルト用ガイドアンカーによれば、フランジ状の内周側環状突出部をベルトガイド部のベルトガイド孔の内周縁全周にわたって設けているので、シートベルト用ガイドアンカーのベルトガイド部の強度を高くすることができる。
更に、本発明に係るシートベルト装置によれば、シートベルト用ガイドアンカー全体の強度を高くできるとともに製造コストを低減できることから、車両衝突時等の通常時より大きな車両減速度が発生する緊急時に、シートベルトにより乗員を確実に拘束することができる安価なシートベルト装置を得ることができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかるシートベルト用ガイドアンカーを備えたシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。
図1に示すように、この例のシートベルト装置1は、車体のBピラー(不図示)等に固定されたシートベルトリトラクタ2、このシートベルトリトラクタ2から引き出されるとともに先端のベルトアンカー3aが車体の床あるいは車両シート4に固定されるシートベルト3、例えば車体や車両シート4等(図示例ではセンターピラー5)に設けられてシートベルトリトラクタ2から引き出されたシートベルト3を乗員(不図示)のショルダーの方へガイドするシートベルト用ガイドアンカー6(以下、この例では、このガイドアンカー6はセンターピラー5に設けられるとして説明する)、シートベルト用ガイドアンカー6からガイドされてきたシートベルト3に摺動自在に支持されたタング7、車体の床あるいは車両シート4(図示例では、車両シート4)に固定されかつタング7が係脱可能に挿入係合されるバックル8から構成されている。
図2は、本発明にかかるシートベルト用ガイドアンカーの実施の形態の一例を模式的に示し、(a)は正面図、(b)は(a)におけるIIB−IIB線に沿う断面図である。
図2(a)に示すように、この例のシートベルト用ガイドアンカー6は鋼等の金属平板をプレス成形することで形成されている。このシートベルト用ガイドアンカー6は、センターピラー5に揺動可能に取り付けるためのボルト等の固着具が挿通される取付孔6a1を有する取付部6aと、摺動自在に貫通するシートベルト3をガイドするベルトガイド孔6b1を有するベルトガイド部6bとからなっている。ベルトガイド部6bの下端部6b2は、取付部6aおよびこの取付部6aと同一平面のベルトガイド部6bの上端部6b3に対して所定の角度でセンターピラー5と反対側に折り曲げられて形成されている。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、下端部6b2は折り曲げられず、取付部6aおよび上端部6b3と同一平面に形成することもできる。
ベルトガイド孔6b1は平板状の上端部6b3に形成されており、このベルトガイド孔6b1を形成するベルトガイド部6bの内周縁部はバーリング加工によって下端部6b2の折り曲げ側と同じ側に、取付部6aおよび上端部6b3の各平面に対してほぼ直角に曲げられて内周側環状突出部6cが形成されている。その場合、図2(b)に示すように内周側環状突出部6cの上部6c1は、直線状に突出するフランジ部に形成されていて、ベルトガイド部6bにおける内周縁部の上部側の強度を高めている。また、内周側環状突出部6cの下部6c2は、円弧状に突出するフランジ部に形成されていて、この下部6c2の円弧状面で形成されるベルトガイド面6c3にシートベルト3が摺動可能にガイドされるようになっている。この円弧状の下部6c2は、その円弧の長さが上部6c1の突出長さに比べてはるかに大きく設定されている。これにより、下部6c2における円弧状のベルトガイド面6c3のベルトガイド面積を大きく設定されるので、ベルトガイド面6c3は円弧状形状と相俟ってシートベルト3をスムーズにかつ安定してガイドするようにされている。また、円弧状の下部6c2は、ベルトガイド部6bにおける内周縁部の下部側の強度を高めている。
内周側環状突出部6cの図2(a)において左側の車両前方側縁部6c4および右側の車両後方側縁部6c5は、ともに上部6c1から下部6c2にかけて直線状から円弧状に連続して変化して突出するフランジ部に形成されている。これらの車両前後方側縁部6c4,6c5は互いに左右対称に形成されている。その場合、車両前後方側縁部6c4,6c5の円弧状部の円弧の長さが漸増するように設定されている。これにより、内周側環状突出部6cの車両前後方側縁部6c4,6c5は、ベルトガイド部6bの内周縁部における車両前後方側縁部側の強度を高めている。また、車両前後方側縁部6c4,6c5の下部6c2寄りの部分の円弧状面は、シートベルト3がベルトガイド面6c3から左右いずれの側に偏倚したとき、シートベルト3を摺動可能にガイドするベルトガイド面6c6,6c7とされている。
なお、この例では、車両前後方側縁部6c4,6c5を互いに左右対称に形成するものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両前後方側縁部6c4,6c5は互いに左右非対称に形成することもできる。
下部6c2のベルトガイド面6c3には、ベルトガイド面6c3の円弧形状に沿った円弧状の所定数(図示例では4個)の凹溝6dが設けられている。これらの凹溝6dは、いずれもセンターピラー5側からベルトガイド孔6b1を通って反対側に延びているとともに、シートベルトリトラクタ2から引き出されたシートベルト3が進行する方向にほぼ沿って傾斜して形成されている。
これらの凹溝6dにより、例えば緊急時にプリテンショナーが作動してシートベルト3がシートベルトリトラクタ2に急激に巻き取られたり、あるいは通常のシートベルト引出より急激にシートベルト3がシートベルトリトラクタ2から引き出されたりするなどにより、シートベルト3がベルトガイド孔6b1の車両前端側(内周側環状突出部6cの車両前方側縁部6c4側)あるいはベルトガイド孔6b1の車両後端側(内周側環状突出部6cの車両後方側縁部6c5側)に移動しようとすると、シートベルト3は、凹溝6dの縁におけるベルトガイド面6c3と凹溝6dの表面との段部から反力を受けるため、シートベルト3の車両前端側への移動が抑制されるようにされている。また、ベルトガイド面6c3の凹溝6dをシートベルト3の進行方向にほぼ沿って傾斜させることで、凹溝6dを設けても、通常時のシートベルト3の引出しおよび巻取り時に、シートベルト3がベルトガイド面6c3に対してスムーズに摺動し、通常時のシートベルト3の引出しおよび巻取りが安定して行われるようにしている。
更に、この例のシートベルト用ガイドアンカー6はその外周縁にフランジ状の外周側環状突出部6eが設けられている。この外周側環状突出部6eは、シートベルト用ガイドアンカー6の外周縁部がそれぞれ平板状に形成されている取付部6aとベルトガイド部6bとを含む全周にわたって、取付部6a、上端部6b3および下端部6b2の各平面に対してほぼ直角に曲げられて形成されている。この外周側環状突出部6eにより、シートベルト用ガイドアンカー6全体の強度が高められている。特に、シートベルト用ガイドアンカー6の取付部6aの強度、およびシートベルト用ガイドアンカー6の取付部6aとベルトガイド部6bとの間の部分の強度がいずれも効果的に高められている。
この例のシートベルト用ガイドアンカー6によれば、フランジ状の外周側環状突出部6eを、平板状の取付部6aとベルトガイド部6bを含む外周縁全周にわたって設けているので、シートベルト用ガイドアンカー6の取付部6aの強度、およびシートベルト用ガイドアンカー6の取付部6aとベルトガイド部6bとの間の部分の強度を始め、シートベルト用ガイドアンカー6全体の強度を高くすることができる。これにより、シートベルト用ガイドアンカー6を構成する金属平板に焼入れ等の熱処理を施さなくても、この金属平板の未熱処理のままで、緊急時にシートベルト3から加えられる大きな荷重に十分対抗することが可能となる。したがって、熱処理工程を省略でき、生産工数が削減されて製造コストを低減することができる。
しかも、外周側環状突出部6eを、取付部6a、上端部6b3および下端部6b2の各平面に対してほぼ直角に単純に曲げて形成しているので、外周側環状突出部6eを設けてもシートベルト用ガイドアンカー6全体を比較的小型に形成でき、重量増加を抑制することができる。そのうえ、外周側環状突出部6eを単純に曲げて形成しているだけであるので、構造が簡単であり、ガイドアンカーを容易に成形加工することができる。
また、ベルトガイド孔6b1を平板状のベルトガイド部6bに形成しているので、ベルトガイド孔6b1の形成領域でシートベルト用ガイドアンカー6の形状が急激に変化しなく、シートベルト3からの大きな力に対抗することのできる十分な強度を確保することができる。
更に、このようにシートベルト用ガイドアンカー6全体の強度を高くできることで、取付部6aの取付孔6a1内周縁部をバーリング加工でフランジ状の円筒突出部に形成しなくても、取付部6aの取付孔6a1内周縁部の強度を高くすることができる。したがって、強度確保のために行われるバーリング加工により取付孔6a1が大きくなるのを防止できる。これにより、シートベルト用ガイドアンカー6全体が大型になるのを更に効果的に抑制することができる。
更に、フランジ状の内周側環状突出部6cをベルトガイド部6bのベルトガイド孔6b1の内周縁全周にわたって設けているので、シートベルト用ガイドアンカー6のベルトガイド部6bの強度を高くすることができる。
更に、ベルトガイド面6c3のベルトガイド面積を大きく設定するとともに、ベルトガイド面6c3を円弧状形状に設定しているので、このベルトガイド面6c3によりシートベルト3をスムーズにかつ安定してガイドすることができる。
更に、ベルトガイド面6c3に凹溝6dを設けているので、シートベルト3の急激な巻取り時あるいはシートベルト3の急激な引出し時にシートベルト3がベルトガイド孔6b1の車両前端側に移動するのを抑制することができる。しかも、ベルトガイド面6c3の凹溝6dをシートベルト3の進行方向にほぼ沿って傾斜させているので、凹溝6dを設けても、通常時のシートベルト3の引出しおよび巻取り時に、シートベルト3をベルトガイド面6c3に対してスムーズに摺動させることができ、通常時のシートベルト3の引出しおよび巻取りを安定して行うことができる。
本発明のシートベルト用ガイドアンカーおよびこれを備えたシートベルト装置は、車両シートに付設されて緊急時にシートベルトにより乗員を拘束保護するシートベルト装置のうち、例えば車体ピラー等の車体に揺動自在に支持され、シートベルト装置のシートベルトをその長手方向に摺動自在にガイドするシートベルト用ガイドアンカーを備えるシートベルト装置に好適に利用することができる。
本発明にかかるシートベルト用ガイドアンカーを備えたシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。 本発明にかかるシートベルト用ガイドアンカーの実施の形態の一例を模式的に示し、(a)は正面図、(b)は(a)におけるIIB−IIB線に沿う断面図である。
符号の説明
1…シートベルト装置、2…シートベルトリトラクタ、3…シートベルト、4…車両シート、6…シートベルト用ガイドアンカー、6a…取付部、6a1…取付孔、6b…ベルトガイド部、6b1…ベルトガイド孔、6b2…下端部、6b3…上端部、6c…内周側環状突出部、6c1…上部、6c2…下部、6c3…ベルトガイド面、6c4…車両前方側縁部、6c5…車両後方側縁部、6c6,6c7…ベルトガイド面、6d…凹溝、6e…外周側環状突出部、7…タング、8…バックル

Claims (3)

  1. 金属平板から形成され、車体または車両シートに揺動自在に取り付けられて、ベルトガイド孔に摺動自在に挿通されたシートベルトをガイドするシートベルト用ガイドアンカーにおいて、
    平板状に形成されかつ前記車体または前記車両シートに取り付ける固着具が挿通される取付孔を有する取付部と、平板状に形成されかつ前記ベルトガイド孔を有するベルトガイド部とからなり、
    前記取付部と前記ベルトガイド部とを含む外周縁部にその全周にわたって、この外周縁部が折り曲げられて形成されたフランジ状の外周側環状突出部が設けられていることを特徴とするシートベルト用ガイドアンカー。
  2. 前記ベルトガイド部の前記ベルトガイド孔の内周縁部にその全周にわたって、この内周縁部が折り曲げられて形成されたフランジ状の内周側環状突出部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシートベルト用ガイドアンカー。
  3. 緊急時に乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出された前記シートベルトを乗員のショルダーの方へガイドするシートベルト用ガイドアンカーと、このシートベルト用ガイドアンカーからガイドされてきた前記シートベルトに摺動自在に支持されたタングと、前記タングが係脱可能に挿入係合されるバックルとを少なくとも備えたシートベルト装置において、
    前記シートベルト用ガイドアンカーが請求項1または2に記載されたシートベルト用ガイドアンカーであることを特徴とするシートベルト装置。
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