JP5726129B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員拘束用のウエビングを挿通するスルーアンカを備えたシートベルト装置に関するものである。
車両の座席には、シートベルト装置が設置されている。シートベルト装置は、ウエビングを用いて乗員を拘束する安全装置であって、急停止や衝突などにより車両に大きな減速度が作用したときに、乗員が慣性力によって前方に飛び出すことを抑止する。
ウエビングは、ウエビングを巻き取っているリトラクタから車内上方に引き出され、車体に固定されたスルーアンカを通って、車内下方に折り返される。折り返されたウエビングの先端部には、車室下方に固定されるアンカプレートが取り付けられている。
また、スルーアンカとアンカプレートとの間には、ウエビングを挿通してウエビング上を摺動可能なタングプレートが配置されている。さらに、車両用シートの側部(車両中央側)には、バックルが設けられている。
シートベルト装置では、乗員がタングプレートを把持し、リトラクタからウエビングを引き出して、バックルにタングプレートを挿し込むことで装着状態となり、乗員をウエビングにて拘束する。
このようなシートベルト装置では、車両衝突など緊急時において、リトラクタにより急激に巻き取られまたは引き出されるウエビングが、スルーアンカの挿通孔の片側に片寄る、いわゆるジャミング(jamming)が生じるという問題があった。ジャミングが生じると、ウエビングの引き出しや巻取りがスムーズに行われなくなってしまう。
特許文献1および特許文献2には、ウエビングガイド(本願発明のスルーアンカに相当)の挿通孔の下縁に位置し、ウエビングが接触して摺動する摺動部の表面を金属部材で形成したシートベルト装置が記載されている。この金属部材は、金属部材の裏側が対向する被覆樹脂と離間するように配置されている。また、被覆樹脂は、ウエビングガイドの挿通孔に沿った両側よりも中央付近の方が凹んだ形状を有している。
上記シートベルト装置では、車両の緊急時に、摺動部の金属部材がウエビングガイドの挿通孔に沿った中央付近で凹むことで、ウエビングが凹んだ形状となる。このため、シートベルト装置では、ウエビングの幅方向への移動が抑制され、ジャミングが防止されるとしている。
さらに、上記シートベルト装置では、車両の緊急時以外、すなわち通常使用時においては摺動部の表面が金属部材で形成されているので、ウエビングとの摩擦抵抗が小さくウエビングの引き出しや巻き取りをより良好に行えるとしている。
特開2002−154403号公報 特開2003−19944号公報
しかし、上記シートベルト装置では、車両の緊急時に、被覆樹脂の凹みに沿ってウエビングが変形することを誘発しているに過ぎない。つまり、車両の緊急時に、ウエビングが変形し大きく凹んだ形状を有したとしても、ジャミングを確実に防止することは困難である場合もあり得る。
本発明は、このような課題に鑑み、通常使用時でのウエビングの引き出しや巻き取りが阻害されることなく、車両の緊急時でのジャミングを防止できるシートベルト装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるシートベルト装置の代表的な構成は、車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、スルーアンカは、ウエビングを挿通させる挿通孔と、挿通孔の下縁に位置し、ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、摺動部は、挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に繰り返される凸部および凹部を形成する第1部材と、第1部材に被せられる第2部材とを備え、第2部材は、凸部を第2部材に面一に露出させる複数の貫通孔を有し、第1部材の凹部と第2部材との間に空間が設けられていることを特徴とする。
上記の構成において、車両の緊急時などにウエビングがリトラクタに急激に巻き取られあるいは引き出され、挿通孔に挿通されたウエビングに大きな張力がかかる場合を想定する。この場合、スルーアンカの摺動部とウエビングとの間には、大きな摩擦力が発生する。上記構成によれば、摺動部の第2部材は、第1部材の凹部との間に空間が設けられている。このため、第2部材は、大きな摩擦力(あるいは接触圧力)によって下方に変形し凹形状となる。一方、第1部材の凸部は、大きな摩擦力によっても変形せず、さらに第2部材が変形して凹形状となることで、凸形状となる。また、第1部材は、凸部および凹部が挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に繰り返されているので、摺動部には、凸形状と凹形状とからなる溝が形成される。このため、車両の緊急時などに、ウエビングが幅方向に移動しようとしても、ウエビングが溝に接触することで生じる反力によって、ウエビングの幅方向への移動が抑制される。よって、溝が形成された摺動部は、ウエビングがスルーアンカの挿通孔の片側に片寄るジャミングを防止可能である。
一方、第2部材は複数の貫通孔を有し、第1部材の凸部を第2部材に面一に露出させている。このため、車両の緊急時ではなく、大きな摩擦力が発生しない通常使用時においては、摺動部には、溝が形成されず、第1部材の凸部と第2部材とは面一になっている。よって、通常使用時には、ウエビングは摺動方向の移動が容易であり、ウエビングをスムーズに引き出しあるいは巻き取ることが可能となる。したがって、本発明によるシートベルト装置によれば、車両の緊急時でのウエビングのジャミングを防止可能な一方、通常使用時でのウエビングの引き出しや巻き取りが阻害されることもない。
上記の一つの凹部の挿通孔の下縁に沿った挿通孔の長手方向の寸法は、一つの凸部の挿通孔の下縁に沿った挿通孔の長手方向の寸法よりも大きいとよい。これにより、車両の緊急時などにウエビングに大きな張力がかかり、スルーアンカの摺動部とウエビングとの間に大きな摩擦力が発生した場合には、摺動部には、第1部材による凸形状よりも、第2部材による凹形状の方が幅広の溝が形成される。このような溝であれば、例えば、凸形状よりも幅広の凹形状に沿ってウエビングが接触するので、摺動部とウエビングとの接触面積が大きくなる。このため、ウエビングは、幅方向に移動し難くなり、ジャミングをより効果的に防止できる。
上記の挿通孔の下縁を横切る第1部材と第2部材との境界線は、挿通孔の下縁に直交しているとよい。ここで、第1部材と第2部材との境界線の延びる方向は、スルーアンカを車体上方側から見た平面において、車両の緊急時などに形成される上記溝の長手方向となる。なお、ウエビングの幅方向は、挿通孔の下縁に沿った方向すなわち挿通孔の長手方向となる。これにより、上記溝の長手方向は、ウエビングの幅方向と直交するので、ウエビングの幅方向への移動が抑制され、ジャミングをより効果的に防止できる。
上記の第1部材と第2部材とは、異なる材質からなるとよい。この場合には、成形した第2部材を第1部材に嵌め込む、あるいは接着剤を用いて貼り付けることで、摺動部を形成できる。また、第1部材よりも剛性の低い材質で第2部材を形成すれば、車両の緊急時などに第2部材が変形し易くなり、凹部を確実に形成できる。
上記の第1部材は、スルーアンカのインサート金具または被覆樹脂の一部であるとよい。このようにすれば、スルーアンカを製造する際、第1部材として別部材を用意する必要がなく、第1部材を成形することが容易となる。また、第1部材を金属または樹脂にて成形できる。
本発明にかかるシートベルト装置の他の代表的な構成は、車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、スルーアンカは、ウエビングを挿通させる挿通孔と、挿通孔の下縁に位置し、ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、摺動部は、挿通孔の下縁に沿って、挿通孔の長手方向に所定間隔で形成された空洞部を有することを特徴とする。
上記の構成において、車両の緊急時などに挿通孔に挿通されたウエビングに大きな張力がかかり、スルーアンカの摺動部とウエビングとの間に大きな摩擦力が発生した場合を想定する。上記構成によれば、摺動部は、挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に所定間隔で形成された空洞部を利用して、所定間隔で下方に変形し凹形状となる。また、摺動部のうち空洞部が形成されていない領域は変形せず、凸形状になる。その結果、摺動部には、所定間隔で凹形状と凸形状とが繰り返される溝が形成される。摺動部に溝が形成されることで、上記ジャミングは防止される。一方、通常使用時では、摺動部には溝が形成されず、ウエビングは摺動方向の移動が容易となる。したがって、このシートベルト装置においても、車両の緊急時でのウエビングのジャミングを防止可能な一方、通常使用時でのウエビングの引き出しや巻き取りが阻害されることもない。なお、空洞部は、例えば貫通穴であってもよい。貫通穴は、射出成型で成形可能である。また、空洞部は、いわゆるロストワックス法などで形成できる。
本発明にかかるシートベルト装置の他の代表的な構成は、車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、スルーアンカは、ウエビングを挿通させる挿通孔と、挿通孔の下縁に位置し、ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、摺動部は、挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に繰り返される凸部および凹部と、凹部に設けられ、車内・車体側方向における一方の端部が摺動部に連結された複数の片持ち梁とを有し、複数の片持ち梁と凸部が面一に形成されていて、片持ち梁と凹部との間には空間が設けられていることを特徴とする。
上記同様に、車両の緊急時などに挿通孔に挿通されたウエビングに大きな張力がかかり、スルーアンカの摺動部とウエビングとの間に大きな摩擦力が発生した場合を想定する。上記構成によれば、摺動部の複数の片持ち梁と凹部との間に空間が設けられているので、片持ち梁は、大きな摩擦力によって下方に変形し凹形状となる。また、凸部は、大きな摩擦力によっても変形せず、さらに片持ち梁が変形して凹形状となることで、凸形状となる。また、凸部および凹部が挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に繰り返されているので、摺動部には、凸形状と凹形状とからなる溝が形成される。このため、上記ジャミングは防止される。一方、通常使用時では、片持ち梁は下方に変形せず、さらに複数の片持ち梁と凸部が面一に形成されている。このため、摺動部には溝が形成されず、ウエビングは摺動方向の移動が容易となる。したがって、このシートベルト装置においても、上記同様の効果を奏する。
本発明にかかるシートベルト装置の他の代表的な構成は、車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、スルーアンカは、ウエビングを挿通させる挿通孔と、挿通孔の下縁に位置し、ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、摺動部は、挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に繰り返される凸部および凹部を形成する第1部材と、第1部材に被せられる第2部材であって、凹部に設けられ、車内・車体側方向における一方の端部が連結された複数の片持ち梁を有し、複数の片持ち梁と凸部が面一に形成されていて、片持ち梁と凹部との間には空間が設けられている第2部材とを備える。
上記同様に、車両の緊急時などに挿通孔に挿通されたウエビングに大きな張力がかかり、スルーアンカの摺動部とウエビングとの間に大きな摩擦力が発生した場合を想定する。上記構成によれば、第1部材の凹部と第2部材の複数の片持ち梁との間に空間が設けられているので、片持ち梁は、大きな摩擦力によって下方に変形し凹形状となる。また、第1部材の凸部は、大きな摩擦力によっても変形せず、さらに片持ち梁が変形して凹形状となることで、凸形状となる。また、第1部材の凸部および凹部が挿通孔の下縁に沿って挿通孔の長手方向に繰り返されているので、摺動部には、凸形状と凹形状とからなる溝が形成される。このため、上記ジャミングは防止される。一方、通常使用時では、片持ち梁は下方に変形せず、さらに複数の片持ち梁と凸部が面一に形成されている。このため、摺動部には溝が形成されず、ウエビングは摺動方向の移動が容易となる。したがって、このシートベルト装置においても、上記同様の効果を奏する。
本発明によれば、通常使用時でのウエビングの引き出しや巻き取りが阻害されることなく、車両の緊急時でのジャミングを防止できるシートベルト装置を提供することができる。
本発明の実施形態におけるシートベルト装置が適用される車両の一部を示す図である。 図1のシートベルト装置に適用されるスルーアンカを拡大して示す図である。 図2のスルーアンカの車両の緊急時における形状変化を示す図である。 比較例のスルーアンカを拡大して示す図である。 図1のシートベルト装置に適用される他のスルーアンカを拡大して示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態におけるシートベルト装置100が適用される車両110の一部を示す図である。図中では、車両110内の右側前部座席となる車両用シート120とともにシートベルト装置100を示している。
車両110は、例えば、シートベルト装置100と、車両用シート120と、車両用シート120の車外側に位置するサイドドア130と、センターピラー140とを備えている。センサーピラー140は、車室内の壁部の一部であり、サイドドア130の車両後方側に位置している。
シートベルト装置100は、車両用シート120に設置された安全装置であって、乗員拘束用の帯状のウエビング150を用いて、乗員を車両用シート120に拘束する。ウエビング150は、車内下方に位置するリトラクタ160により巻き取られまたは引き出されていて、スルーアンカ170を通って、センターピラー140側(車体側)から車内側に折り返されている。スルーアンカ170は、例えばボルト172によって、センターピラー140の上部に回転自在に固定されている。
スルーアンカ170により折り返されたウエビング150の端部にはアンカプレート180が縫合されている。なお図中では、アンカプレート180は固定されていないが、実際にはボルトなどによりサイドドア130と車両用シート120との間の車体下方に取り付けられる。スルーアンカ170とアンカプレート180との間には、ウエビング150が挿通されウエビング150上を摺動可能なタングプレート190が設けられている。
シートベルト装置100では、タングプレート190を乗員が把持し、車両中央部に取り付けられたバックル192にタングプレート190を挿し込むことで装着状態となり、乗員をウエビング150にて拘束する。
図2は、図1のシートベルト装置100に適用されるスルーアンカ170を拡大して示す図である。図2(a)は、通常使用時でのスルーアンカ170の斜視図である。図2(b)は、図2(a)のA−A断面図である。通常使用時とは、例えば、乗員が自身を拘束するためにウエビング150を引き出したり、あるいは運転中などにリトラクタ160によりウエビング150が通常の速度で引き出されたり巻き取られたりする場合などが挙げられる。
スルーアンカ170は、図2(a)に示すように、インサート金具200と被覆樹脂202とを含む。インサート金具200は、例えば打ち抜き加工により形成された金属板であり、上部にはスルーアンカ170を車体に対して回動自在に固定するために上記ボルト172が挿通されるボルト孔204が形成されている。インサート金具200の下部には、ウエビング150を挿通する挿通孔206が形成されている。被覆樹脂202は、例えばインサート金具200にモールド成形され一体化している。
また、スルーアンカ170は、挿通孔206の下縁に位置する摺動部208を有する。摺動部208には、リトラクタ160から到来する図中仮想線で示すウエビング150が接触して摺動する。ここでのウエビング150の摺動方向は、図中、矢印にて示した通常の引き出しまたは巻き取りの方向となる。また、ウエビング150の摺動方向と幅方向とは、ほぼ直交している。さらに、ウエビング150の幅方向は、図示のように車両前後方向に沿っていて、スルーアンカ170の挿通孔206の下縁に沿った方向すなわち挿通孔206の長手方向とほぼ一致している。
摺動部208は、図2(a)に示すように、第1部材210と第2部材212とで形成されている。第1部材210は、摺動部208のベース部材であって、図2(b)に示すように、挿通孔206の下縁に沿って挿通孔206の長手方向に繰り返される凸部210a〜210dおよび凹部211a〜211eを形成している。なお、第1部材210は、スルーアンカ170のインサート金具または被覆樹脂の一部であってよい。この場合には、スルーアンカ170を製造する際、第1部材210として別部材を用意する必要がない。よって、第1部材210を金属または樹脂にて容易に成形できる。
第2部材212は、第1部材210に被せられる別体の部材であって、図2(b)に示すように、複数の貫通孔212a〜212dと複数の周辺部213a〜213eとを有する。貫通孔212a〜212dは、図2(b)に示すように、第1部材210の凸部210a〜210dを、周辺部213a〜213eに面一に露出させている。複数の周辺部213a〜213eは、貫通孔212a〜212dを囲んでいて、第1部材210の凹部211a〜211eに対応する位置にある。また、複数の周辺部213a〜213eと凹部211a〜211eとの間には、空間214a〜214eが設けられている。
このように、摺動部208では、第1部材210の凸部210a〜210dと第2部材212の周辺部213a〜213eとが、挿通孔206の下縁に沿って交互に面一に配列されることになる。このため、第1部材210および第2部材212からなる摺動部208は、通常使用時において平滑な表面を形成している。このため、ウエビング150は、摺動方向の移動が容易となり、ウエビング150をスムーズに引き出しあるいは巻き取ることが可能となる。
また、第1部材210と第2部材212とは、異なる材質で形成してよい。一般的には第1部材210の方が硬い材質が用いられる。一例として、第1部材210の材質としては、POM材、PC,ABS,FEP,PBTなどの耐熱樹脂やステンレス鋼などの金属などが挙げられる。また、第2部材212の材質としては、PP、POM材、PA材などが挙げられ、異なる材質の組み合わせで構成される。なお、摺動部208は、別体である第2部材212が、ベース部材である第1部材210に嵌め込まれあるいは接着剤を用いて貼り付けられることで形成される。
ここで代表的に示される第1部材210の単一(一つ)の凸部210bにおける挿通孔206の下縁に沿った挿通孔206の長手方向の寸法Laは、0.5〜10mmが好ましい。また、第1部材210の一つの凹部211b、第2部材212の周辺部213b、およびその下方に位置する空間214bにおける挿通孔206の下縁に沿った挿通孔206の長手方向の寸法Lbは、0.5〜10mmが好ましい。さらに、周辺部213bの厚み寸法Lc、および空間214bの高さ寸法Ldは、1mmが好ましい。
つぎに、図3を参照して、車両の緊急時でのシートベルト装置100について説明する。図3は、図2のスルーアンカ170の車両の緊急時における形状変化を示す図である。図3(a)は、車両の緊急時でのスルーアンカ170の斜視図である。図3(b)は、図3(a)のB−B断面を示していて、スルーアンカ170にウエビング150が接触している状態を例示する図である。
シートベルト装置100では、車両の緊急時に、ウエビング150がリトラクタ160に急激に巻き取られあるいは引き出され、挿通孔206に挿通されたウエビング150に大きな張力がかかることになる。なお、図3(a)では、ウエビング150の急激な巻き取りをプリテンショナによるPT時の巻き取りとして矢印にて示し、さらに、ウエビング150の急激な引き出しをエネルギ吸収機構によるEA時の引き出しとして矢印にて示している。このような場合、シートベルト装置100では、スルーアンカ170の摺動部208とウエビング150との間に大きな摩擦力(あるいは接触圧力)が発生することになる。
摺動部208では、第2部材212の周辺部213a〜213eの下方には、図2(b)に示すように、空間214a〜214eが位置している。このため、第2部材212の周辺部213a〜213eは、車両の緊急時に発生する大きな摩擦力によって下方に変形し、図3(b)に示す凹形状216a〜216eとなる。言い換えると、第2部材212の周辺部213a〜213eは、空間214a〜214eを利用することで、下方への変形が可能となる。なお、周辺部213a〜213eの下方への変形量は、0.5〜1mm程度が好ましい。
一方、摺動部208の第1部材210の凸部210a〜210dの下方には、図2(b)に示すように、空間214a〜214eが位置していない。このため、第1部材210の凸部210a〜210dは、大きな摩擦力によっても変形せず、さらに周辺部213a〜213eが変形し凹形状216a〜216eとなることで、図3(b)に示す凸形状218a〜218dとなる。
つまり、スルーアンカ170の摺動部208には、車両の緊急時に、第1部材210の凸部210a〜210dによる凸形状218a〜218dと、第2部材212の周辺部213a〜213eによる凹形状216a〜216eとからなる、図3(a)および図3(b)に示す溝が形成される。溝は、図2(b)に示す寸法Lbが寸法Laよりも大きくなるように形成することが好ましい。この場合には、摺動部208には、図3(b)に示す凸形状218a〜218dよりも幅広の凹形状216a〜216eが形成される。
このため、摺動部208では、車両の緊急時などに、ウエビング150が幅方向に沿って車両前方側に移動しようとすると、ウエビング150が凸形状218a〜218d、および凸形状218a〜218dよりも幅広の凹形状216a〜216eに沿って接触して変形する。その結果、摺動部208とウエビング150との接触面積が大きくなる。そして、ウエビング150は、凸形状218a〜218dの車両後方側の縁に接触することで生じる、図3(b)に代表的に示される反力Fによって、幅方向への移動が抑制される。このようにして、スルーアンカ170の摺動部208は、車両の緊急時などに、ウエビング150がスルーアンカ170の挿通孔206の片側に片寄るジャミングを防止する。
また、図3(a)には、挿通孔206の下縁を横切る第1部材210と第2部材212との境界線Cが代表的に示されている。ここで境界線Cが延びる方向は、スルーアンカ170を車体上方側から見た平面において、車両の緊急時などに摺動部208に形成される溝の長手方向となる。また、境界線Cが延びる方向は、挿通孔206の下縁に沿った挿通孔206の長手方向に直交している。
つまり、上記溝の長手方向は、ウエビング150の幅方向に直交している。このため、摺動部208では、ウエビング150が幅方向に沿って車両前方側あるいは車両後方側に移動しようとすると、ウエビング150の幅方向に直交する上記凸形状218a〜218dおよび凹形状216a〜216eからなる溝により、ウエビング150の幅方向への移動が抑制され、ジャミングをより防止する。
図4は、比較例のスルーアンカ10を拡大して示す図である。スルーアンカ10は、挿通孔20の下縁に位置する摺動部30に、車両緊急時に溝が形成されない点で、本実施形態のスルーアンカ170と異なる。
比較例のスルーアンカ10に挿通されたウエビング40は、リトラクタ(ここでは不図示)に急激に引き出されると、図示のように挿通孔30の片側(車両前方)に片寄ってしまう。このように、比較例のスルーアンカ10では、摺動部30の表面に溝が形成されてないので、ウエビング40が幅方向に移動し易く、車両の緊急時でのジャミングを防止することが困難である。
これに対して、本実施形態におけるシートベルト装置100では、車両の緊急時などにスルーアンカ170の摺動部208とウエビング150との間に大きな摩擦力が発生すると、挿通孔206の下縁に沿って交互に面一に配列された第1部材210の凸部210a〜210dおよび第2部材212の周辺部213a〜213eのうち、第2部材212の周辺部213a〜213eが下方に変形する。これにより、スルーアンカ170の摺動部208には、第1部材210の凸部210a〜210dが凸形状218a〜218dとなり、また、第2部材212の周辺部213a〜213eが凹形状216a〜216eとなる溝が形成される。
このため、スルーアンカ170の摺動部208では、車両の緊急時などに、ウエビング150が幅方向に移動しようとしても、ウエビング150が溝に接触することで生じる反力によって、ウエビング150の幅方向への移動が抑制され、ジャミングを防止できる。
一方、車両の緊急時ではなく、大きな摩擦力が発生しない通常使用時においては、摺動部208には、溝が形成されず、第1部材210の凸部210a〜210dおよび第2部材212の周辺部213a〜213eがほぼ面一になっている。よって、通常使用時には、摺動部208とウエビング150との間に発生する摩擦力は小さくなり、ウエビング150は摺動方向の移動が容易であり、スムーズな引き出しあるいは巻き取りが可能となる。
したがって、このシートベルト装置100では、通常使用時でのウエビング150の引き出しや巻き取りが阻害されることなく、車両の緊急時でのジャミングを防止できる。なお、通常使用時におけるウエビング150の引出性が良好なシートベルト装置100は、市場のニーズに即していて、経済的な効果も期待される。
また、上記実施形態では、スルーアンカ170の摺動部208において、車両の緊急時に凹形状216a〜216eとなる第2部材212の材質は、凸形状218a〜218dとなる第1部材210の材質と異なるとしたが、一例として、第1部材210よりも剛性の低い材質で第2部材212を形成してよい。このようにすれば、車両の緊急時などに第2部材212が変形し易くなり、凹形状216a〜216eを確実に形成できる。
さらに、上記実施形態では、ベース部材である第1部材210に対して、第2部材212を別体として成形し、摺動部208を形成するようにしたが、これに限られず、摺動部208を一体成形してもよい。以下、図5を参照して説明する。
図5は、図1のシートベルト装置100に適用される他のスルーアンカを拡大して示す図である。図5(a)および図5(b)は、通常使用時での他のスルーアンカの斜視図であり、図2(a)にそれぞれ対応している。なお、上記スルーアンカ170に示す部材と同一部材には同一符号を付し、説明を適宜省略する。
スルーアンカ170Aの摺動部208Aは、図5(a)に示すように、樹脂などで一体成形されていて、挿通孔206の下縁に沿って、挿通孔206の長手方向に所定間隔で形成された空洞部220a〜220dを有する。空洞部220a〜220dは、図中では貫通穴として示されていて、挿通孔206の下縁に直交する方向に対して平行に形成されていることが好ましい。また、空洞部220a〜220dの上方には、周辺部222a〜222dが位置している。なお、空洞部220a〜220dに含まれる貫通穴は、射出成型で成形可能である。また、空洞部220a〜220dは、ロストワックス法などで形成してよい。
このような摺動部208Aでは、車両の緊急時において周辺部222a〜222dが空洞部220a〜220dにより形成される空間を利用して下方に変形して凹形状となる。一方、周辺部222a〜222d以外の領域は、下方に変形せず凸形状となる。
その結果、摺動部208Aには、所定間隔で凹形状と凸形状とが繰り返される溝が形成される。摺動部208Aに溝が形成されることで、上記ジャミングは防止される。一方、通常使用時では、摺動部208には溝が形成されず、ウエビング150は摺動方向の移動が容易となる。したがって、スルーアンカ170Aの摺動部208Aによれば、車両の緊急時でのウエビング150のジャミングを防止可能な一方、通常使用時でのウエビング150の引き出しや巻き取りが阻害されることもない。
スルーアンカ170Bの摺動部208Bは、図5(b)に示すように、挿通孔206の下縁に沿って挿通孔206の長手方向に繰り返される凸部230a〜230eおよび凹部232a〜232dと、複数の片持ち梁234a〜234dとを有する。片持ち梁234a〜234dは、凹部232a〜232dに設けられていて、車内・車体側方向における片持ち梁234a〜234dの一方の端部(ここでは、車内側の端部)が摺動部208Bに連結されている。
また、摺動部208Bでは、複数の片持ち梁234a〜234dと凸部230a〜230eとが面一に形成されている。さらに、片持ち梁234a〜234dと凹部232a〜232dとの間には空間236a〜236dが設けられている。
このような摺動部208Bでは、車両の緊急時などに複数の片持ち梁234a〜234dが、凹部232a〜232dとの間に設けられた空間236a〜236dを利用して、大きな摩擦力によって下方に変形し凹形状となる。また、凸部230a〜230eは、大きな摩擦力によっても変形せず、さらに片持ち梁234a〜234dが変形して凹形状となることで、凸形状となる。
そして、凸部230a〜230eおよび凹部232a〜232dが挿通孔206の下縁に沿って挿通孔206の長手方向に繰り返されているので、摺動部208Bには、凸形状と凹形状とからなる溝が形成される。このため、上記ジャミングは防止される。
一方、通常使用時では、片持ち梁234a〜234dは下方に変形せず、さらに複数の片持ち梁234a〜234dと凸部230a〜230eが面一に形成されている。このため、摺動部208Bには溝が形成されず、ウエビング150は摺動方向の移動が容易となる。したがって、スルーアンカ170Bの摺動部208Bによれば、車両の通常使用時にはウエビング150の引き出しまたは巻き取りが阻害されず、緊急時にはジャミングを防止できる。
なお、上記摺動部208A、208Bは、空洞部220a〜220dあるいは空間236a〜236dを有する形状であるので、例えばロストワックス法を用いて一体成形してもよい。
また、摺動部208Bについては一体成形するとしたが、これに限られない。一例として、挿通孔206の下縁に沿って挿通孔206の長手方向に繰り返される凸部230a〜230eおよび凹部232a〜232dを形成するベース部材を第1部材とし、複数の片持ち梁234a〜234dを有する別体の部材を第2部材としてもよい。すなわち、別体である第2部材を、第1部材に嵌め込むあるいは接着剤を用いて貼り付けることで摺動部を形成してよい。
第2部材を別体の部材とする場合には、第2部材は、第1部材に被せられる部材となる。この場合には、第2部材の複数の片持ち梁234a〜234dを、凹部232a〜232dに設け、さらに車内・車体側方向における片持ち梁234a〜234dの一方の端部(ここでは、車内側の端部)を互いに連結すればよい。また、複数の片持ち梁234a〜234dと凸部230a〜230eを面一に形成し、さらに、片持ち梁234a〜234dと凹部232a〜232dとの間に空間236a〜236dを設ければよい。このように形成された摺動部であっても、上記同様に、車両の通常使用時にはウエビング150の引き出しまたは巻き取りが阻害されず、緊急時にはジャミングを防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態においては本発明にかかるシートベルト装置100を自動車に適用した例を説明したが、自動車以外にも航空機や船舶などに適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、乗員拘束用のウエビングを挿通するスルーアンカを備えたシートベルト装置に利用することができる。
100…シートベルト装置、110…車両、120…車両用シート、130…サイドドア、140…センターピラー、150…ウエビング、160…リトラクタ、170、170A、170B…スルーアンカ、172…ボルト、180…アンカプレート、190…タングプレート、192…バックル、200…インサート金具、202…被覆樹脂、204…ボルト孔、206…挿通孔、208、208A、208B…摺動部、210…第1部材、210a〜210d、230a〜230e…凸部、211a〜211e、232a〜232d…凹部、212…第2部材、212a〜212d…貫通孔、213a〜213e、222a〜222d…周辺部、214a〜214e、236a〜236d…空間、216a〜216e…凹形状、218a〜218d…凸形状、220a〜220d…空洞部、234a〜234d…片持ち梁

Claims (7)

  1. 車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、
    前記スルーアンカは、
    前記ウエビングを挿通させる挿通孔と、
    前記挿通孔の下縁に位置し、前記ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、
    前記摺動部は、
    前記挿通孔の下縁に沿って該挿通孔の長手方向に繰り返される凸部および凹部を形成する第1部材と、
    前記第1部材に被せられる第2部材とを備え、
    前記第2部材は、前記第1部材の前記凸部を該第2部材から面一に露出させる複数の貫通孔と、該貫通孔を囲み前記第1部材の前記凹部に対応する位置に設けられる複数の周辺部とを有し、前記第1部材の前記凹部と前記第2部材の前記周辺部との間に空間が設けられていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 一つの前記凹部の前記挿通孔の下縁に沿った該挿通孔の長手方向の寸法は、一つの前記凸部の前記挿通孔の下縁に沿った該挿通孔の長手方向の寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記挿通孔の下縁を横切る前記第1部材と第2部材との境界線は、前記挿通孔の下縁に直交していることを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記第1部材と前記第2部材とは、異なる材質からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
  5. 前記第1部材は、前記スルーアンカのインサート金具または被覆樹脂の一部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
  6. 車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、
    前記スルーアンカは、
    前記ウエビングを挿通させる挿通孔と、
    前記挿通孔の下縁に位置し、前記ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、
    前記摺動部は、
    前記挿通孔の下縁に沿って該挿通孔の長手方向に繰り返される凸部および凹部と、
    前記凹部に設けられ、車内・車体側方向における一方の端部が前記摺動部に連結された複数の片持ち梁とを有し、
    前記複数の片持ち梁と前記凸部が面一に形成されていて、該片持ち梁と前記凹部との間には空間が設けられていることを特徴とするシートベルト装置。
  7. 車室内の壁に取り付けられ、リトラクタから到来する帯状のウエビングを車内側に折り返すスルーアンカを備えたシートベルト装置であって、
    前記スルーアンカは、
    前記ウエビングを挿通させる挿通孔と、
    前記挿通孔の下縁に位置し、前記ウエビングが接触して摺動する摺動部とを有し、
    前記摺動部は、
    前記挿通孔の下縁に沿って該挿通孔の長手方向に繰り返される凸部および凹部を形成する第1部材と、
    前記第1部材に被せられる第2部材であって、前記凹部に設けられ、車内・車体側方向における一方の端部が連結された複数の片持ち梁を有し、
    該複数の片持ち梁と前記凸部が面一に形成されていて、該片持ち梁と前記凹部との間には空間が設けられている第2部材とを備えることを特徴とするシートベルト装置。
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