JP2007050737A - 車両用警報装置 - Google Patents

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Tomoya Kawasaki
智哉 川▲崎▼
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Abstract

【課題】 自車両に対する障害物があることを運転者が直感的に認識可能となるように警報を発する。
【解決手段】 車両用警報システムには、運転席に着座した運転者へ向けて空気を噴出するエアノズル36FR、36FL、36RR、36RLが設けられており、警報ECU12は、障害物検知装置14によって検出した障害物の方向に基づいて、エアノズルを選択し、エアコンECU22から読み込んだ室温と、外気温度センサ24によって検出する外気温度に基づいて、外気を噴出するかエアタンク34内の冷却空気を噴出するかを選択する。また、警報ECUは、障害物検知装置によって検出する障害物の距離に基づいて噴出し風量を設定し、これらの設定に基づいて、ポンプモータ30又はソレノイドバルブ40を駆動すると共に、選択したエアノズルに対応するリニアソレノイドバルブ42を駆動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両周囲の障害物を検知して、運転車に警告する車両用警告装置に関する。
車両では、故障などの異常を検知して、異常を検知したとき、インストルメントパネルのディスプレイに表示して、異常発生を運転者に報知する機能を備えている。また、異常発生を運転車に的確に報知する方法の提案もなされている(例えば、特許文献1参照。)。
この提案では、異常発生を検知すると、ステアリングホイールに設けている噴出ノズルから、運転者へ向けエアを噴出するようにしており、これにより、異常発生が、運転者のみに的確に伝達されるようにしている。
近年、車両の周囲を監視し、自車両に衝突する可能性のある障害物を検知して運転者に警告することにより、衝突の回避や、衝突時の迅速で的確な対処を可能とする衝突予知装置、衝突警報装置(プリクラッシュシステム、以下、車両用警報装置とする)が各種提案されている。
この車両用警報装置では、周囲の車両や歩行者などを対象物として、対象物の有無及び対象物との距離などを検出し、検出している対象物が、自車両と衝突ないし接触する可能性が高い障害物であるか否かを判定し、自車両に対する障害物と判定したときに、障害物を検知したことを運転者に報知する構成が一般的となっている。
ところで、検知された障害物への衝突や接触を防止するためには、運転者がその障害物を的確に認識し、それに基づいた回避操作を行う必要がある。この時、障害物の方向や位置に対する認識の遅れは、回避操作の遅れにつながり、遅れ時間が長くなることにより、障害物の回避が困難となったり、障害物と衝突することによる被害を大きくしてしまう可能性が高くなる。
ここから、障害物の検出を報知するのみでなく、障害物の方向や位置などを含めて、運転者へ警告する提案がなされている(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照。)。
特許文献2では、自車両の後方側から急速に接近する車両を検知すると、左右のドアミラー近傍のそれぞれ及び、バックミラー近傍に設けたインジケータを用いて表示することにより、該当車両の認識を容易にするように提案している。
また、特許文献3では、前バンパの左右及び、後バンパの左右に障害物検知センサを設けると共に、ドライバークッションのシートクッション内の左前、右前、左後、右後のそれぞれに障害物検知センサに対応するバイブレータを設け、いずれかの障害物検知センサが障害物を検知したときに、対応するバイブレータを作動させることにより、運転者に障害物の検知と、検知した障害物の方向を示すようにしている。
また、引用文献4では、車室内の四隅に設けているスピーカを用いて、障害物を検知したときに、検知した障害物の方向に基づいて各スピーカから警告音を発するときの遅延時間及び増幅率を変化させることにより、障害物の方向を示すように提案している。
これと共に、引用文献4では、障害物が接近するのに伴って、各スピーカから警告音を発するときの遅延時間の差及び増幅率の差を小さくすることより、障害物との距離感が得られるように提案している。
実開平5−76852号公報 特開平11−42989号公報 特開2003−165404号公報 特開平4−221246号公報
しかしながら、光や音による警告は、運転者の視覚や聴覚に頼るものであり、警告に対する認識の遅れが生じ易く、警告を受けたことを認識しても、その方向や距離までを直感的に理解することは難しいという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、障害物が検知されたことを、運転者が遅滞なく認識できるようにする車両用警報装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、自車両の周囲の対象物及び対象物との距離を検知する対象物検知手段と、前記対象物検知手段によって検知される前記対象物が前記自車両に対する障害物となるか否かを判定する障害物判定手段と、前記自車両の運転席上の所定位置へ向けて空気を噴出する噴出手段と、前記対象物検知手段によって検知された前記対象物が、前記障害物判定手段によって障害物と判定されたときに前記噴出手段を作動させることにより、前記運転席に着座している運転者に空気を噴き付けて警告する警告制御手段と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、前記対象物検知手段によって検知された対象物が、障害物判定手段によって自車両に衝突する可能性の高い障害物であると判定されたときに、警告制御手段が、噴出手段を作動させる。
これにより、運転席に着座している運転者へ空気が噴き付けられる。運転者は、空気が噴き付けられることにより、皮膚の感覚点の一つである圧点が刺激され、空気が噴き付けられたことを的確に認識することができ、自車両に衝突する可能性の高い障害物があることを、的確に、かつ、瞬時に認識できるようにすることができる。
すなわち、本発明は、視覚を刺激する光警報や、聴覚を刺激する音警報ではなく、皮膚の感覚的を刺激することにより、障害物が検出されたことを運転者が直感的に認識できるようにし、運転者が、検出された障害物に対する的確な回避動作などが可能となるようにしている。
また、本発明は、前記噴出手段が、異なる方向から前記運転席上の所定位置へ向けて空気を噴出する複数のノズルを備え、前記対象物検知手段が、前記自車両に対する前記対象物の方向を検知するときに、前記警告制御手段が、前記複数のノズルから前記対象物検知手段によって検知する前記対象物の方向に基づいてノズルを選択して、前記噴出手段を作動させる、ことを特徴とする。
この発明によれば、運転席の周囲に設けているノズルから空気を噴出可能とするときに、障害物と判定された対象物の方向と同じ方向から空気を噴出する。
これにより、自車両に対する障害物の方向を含めて、運転者が認識することが可能となる。
このような本発明においては、前記複数のノズルが、前記運転席の車両前方側の左右両方向と、前記運転席の車両後方側の左右両方向の少なくとも4方に設けられていることを特徴とし、また、前記運転席の車両後方側のノズルが、前記運転席のヘッドレストに設けられている、ことを特徴とする。
この発明によれば、運転席の車両前後方向側のそれぞれの左右両方向にノズルを配置する。これにより、空気を噴出するノズルの組み合わせによって、障害物の方向に応じた方向から空気を噴出して、障害物の方向を認識できるようにしている。このとき、車両後方側の左右のノズルを運転席のヘッドレストに設けることが好ましい。
また、本発明は、前記警告制御手段が、前記対象物検知手段の検知する前記対象物との距離に基づいて設定した風量で、前記噴出手段を作動させる、ことを特徴とする。
この発明によれば、例えば、障害物が近いときには、噴出する空気量を多くすることにより圧点を強く刺激し、比較的障害物が離れているときには、噴出する空気量を少なくして、圧点の刺激を抑える。
これにより、障害物との距離、すなわち、障害物に対する危険度を、感覚的に的確に認識することが可能となる。
このような本発明においては、前記噴出手段が、外気を導入して、導入した外気を噴出するものであっても良く、また、前記噴出手段が、エンジンルーム内の空気を導入して、導入したエンジンルーム内の空気を噴出するものであっても良い。
車室内は、空調装置(エアコン)によって空調されていることが多く、このために、車室内の室温と外気温度が異なる。また、エンジンルーム内の空気は、エンジンによって加熱されており、室温と大きく異なる。
このように、室温と異なる温度を噴き付けることにより、皮膚の感覚点である温点や冷点を合わせて刺激することができ、障害物が検出されたことを、運転者が迅速に、かつ的確に認識できるようにすることができる。このときに、室温と異なる温度の空気の取得が容易となる。
このような本発明では、外気温度を検出する外気温度検出手段と、車室内の温度を検出する室温検出手段と、所定温度の空気を貯留する貯留手段と、を含み、前記外気温度検出手段、前記室温検出手段の検出結果に基づいて、前記外気または前記貯留手段に貯留している空気を選択して噴出する、ことを特徴とする。
この発明によれば、例えば、外気温度と室温の差が大きいときには、外気温度を選択し、外気温度と室温の差が小さいときには、貯留手段に貯留している空気を選択する。これにより、温点又は冷点の的確な刺激が可能となる。
このような本発明においては、前記貯留手段に貯留する空気を温調する温調手段を含むことが好ましく、これにより、室温より高い温度の空気や、室温より低い温度の空気を貯留手段に貯留しておくことができる。
本発明によれば、障害物が検知されたことを警告するときに、空気を噴出することにより運転者の皮膚感覚を確実に刺激して、障害物が検知されたことを的確に認識できるようにすることができる。
また、本発明では、検知された障害物の方向から空気を噴出することにより、障害物の方向を直感的に認識可能とすることができ、また、障害物の距離に応じて空気の噴出量を変えることにより、直感的に危険度を認識できるようにすることができる。
さらに、本発明では、外気などの室温と異なる温度の空気を噴出することにより、より確実に、運転者の皮膚感覚を刺激して、障害物があること直感的に、かつ的確に認識可能とすることができるという優れた効果を有する。
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用した車両用警報システム10の概略構成を示している。
この車両用警報システム10は、マイクロコンピュータと共に各種のインターフェイス等を含む警報コントローラ(以下、警報ECU12とする)を備えている。
この警報ECU12には、車両用警報システム10が搭載された車両に設けられて車両周囲の対象物及び対象物との距離を検出する対象物検出手段を形成する障害物検知装置14が接続されている。
障害物検知装置14は、複数の障害物検知センサ16を備えている。また、障害物検知装置14には、車両に設けてられて車速を検知する車速センサ18が接続されている。
障害物検知センサ16は、ミリ波などの電磁波、レーザー波、遠赤外線、近赤外線などの光(光波)、超音波などの音波などを探索波として発すると共に、他の車両などの対象物によって反射された探索波を受信することにより、対象物を検知する。
障害物検知装置14は、障害物検知センサ16が対象物で反射された探索波を受信すると、受信した探索波の時間のずれや位相のずれなどから、対象物との距離を演算する。なお、このような処理は、予め設定している時間間隔などで、時系列的に行われる。また、対象物検出手段としては、本実施の形態に適用する障害物検知装置14に限らず、可視画像、近赤外画像、遠赤外画像などを撮影する撮像カメラを用い、撮像カメラによって取得した画像から対象物の抽出及び、対象物との距離の演算などを行うものなど、対象物の検知及び検知した対象物との間の距離の取得が可能な任意の構成を適用することができる。
本実施の形態に適用する障害物検知装置14は、一例として4台の障害物検知センサ16F、16R、16Rs、16Ls(以下、総称するときは、障害物検知センサ16とする)を備えている。
図2に示すように、障害物検知センサ16Fは、車両20の前方(図2の矢印F方向)へ向けて探索波を発し、自車両20の前方側の対象物を探索し、障害物検知センサ16Rは、自車両20の後方(図2の矢印R方向)へ向けて探索波を発して、車両20の後方側の対象物を探索する。また、障害物検知センサ16Rs、Lsは、自車両20の右方及び左方(図2の矢印Rs方向及び矢印Ls方向)へ向けて探索波を発し、自車両20の進行方向右側及び左側の対象物を探索する。なお、図2では、各障害物検知センサ16の図示を省略し、探索方向を示している。
これにより、障害物検知装置14では、自車両20の周囲の全域に対して、前走車両、後続車両、並走車両等の他の車両や歩行者などを対象物として検知可能となっている。また、障害物検知装置14は、一つの対象物を検知する障害物検知センサ16によって、自車両20に対する対象物の方向が特定可能となっている。
例えば、自車両20の前方の対象物は、障害物検知センサ16Fのみによって検知されるが、自車両20の右前方の対象物は、障害物検知センサ16Fと、障害物検知センサ16Rsによって検知され、障害物検知センサ16F、16Rsによって検知される対象物は、自車両20の右前方に存在すると判断することができる。
すなわち、図2に示すように、車両20の中心を原点Oとして、車両前後方向及び車両左右方向を座標軸(例えば、Y軸とX軸)とする座標系を想定し、一つの対象物について、その対象物を検知している障害物検知センサ16から得られる距離を、原点からの距離とすることにより、座標系上での対象物の近似位置を取得することができ、ここから、対称物の距離と共に車両20に対する対象物が存在する方向が得られる。
なお、本実施の形態では、一例として4台の障害物検知センサ16を用いて対象物の検知を行うようにするが、障害物検知センサの数及び配置は、本実施の形態に構成に限らず、車両20の周囲の全域に対して、対象物をその方向も含めて検知可能な構成であれば、任意の構成を適用することができる。
障害物検知装置14は、所定の時間間隔で各障害物検知センサ16によって検知される対象物と、対象物との距離を演算し、演算した距離の変化と車速に基づいて、対象物が車両20に衝突する可能性の高い障害物であるか否かを判断する。
このときに、検知した対象物との距離x、自車両20の走行速度(速度)vとして、予
め設定した時間ごと(例えば、時刻t1と時刻t2)での距離x(車間距離x1、x2)及び速度v(速度v1、v2)から、時間値T1、T2を演算する。
1=x1/v1
2=x2/v2
この演算結果と、予め設定している時間値T(時間値T1、T2)に対するしきい値Tthから、
1−T2<0、かつ、T2<Tth
であるときに、検知されている対象物が自車両20と衝突する可能性の高い障害物であると判断する。すなわち、T1−T2<0であることにより、対象物が自車両20に相対的に接近していると判断することができ、このときの時間値T2が、しきい値Tthよりも小さいときに、対象物が自車両20に衝突する可能性があるほど近接している障害物であると判断することができる。
このようなしきい値Tthは、前方側、後方側及び側方側のそれぞれに対して例えば、前方側に比べて後方側が小さくなるように異なる値が設定されている。なお、しきい値Tthは、方向のみでなく、例えば、自車両20の速度vに応じ、速度vが高くなるほどしきい値Tthが小さくなるように設定されていても良い。また、対象物の近接度合いの検知方法及び判断方法、すなわち、対象物が障害物であるか否かの判断方法は、これに限らず、任意の方法を適用することができる。
この障害物検知装置14の判断結果は、警報ECU12に入力される。また、障害物検知装置14が障害物を検知していると判断されたときには、その障害物の方向及び距離が、警報ECU12に入力されるようになっており、警報ECU12は、この障害物検知情報に基づいて自車両20の運転者に、障害物が検知されていることを警告する。
ところで、車両20には、エアコン(車両用空調装置)が設けられており、このエアコンの作動を制御するエアコンECU22が、警報ECU12に接続している。
エアコンECU22は、室内温度センサによって車室内の温度を検出しながら、図示しない操作パネル上で設定された設定温度などの設定条件に基づいて、吹き出し風温度、風量などの空調条件を設定し、設定した空調条件で車室内を空調することにより、車室内を設定温度とする一般的構成となっている。
警報ECU12は、エアコンECU22に接続されることにより、エアコンECU22から、車室内の温度(室温)、風量などの空調設定情報を取得する。
また、車両20には、外気の温度を検出する外気温度センサ24が設けられており、この外気温度センサ24が、警報ECU12に接続している。これにより、警告ECU12は、外気温度Taの取得が可能となっている。
一方、車両用警報システム10は、警報装置26を備えており、この警報装置26の作動を警報ECU12によって制御している。
本実施の形態に適用した警報装置26は、エアポンプ28を備えており、ポンプモータ30が作動することにより、外気吸引口32から外気(車外の空気)が吸引されるようになっている。
また、警報装置26には、エアタンク34及び複数のエアノズル36が設けられている。エアタンク34には、予め空気が充填されている。また、このエアタンク34内の空気は、温調手段38によって予め設定された所定温度に温調されている。
警報装置26では、温調手段38の一例として自車両20に設けているエアコンを用いている。エアコンは、冷凍サイクルを循環される冷媒によってエバポレータを通過する空気を冷却し、エバポレータを通過する空気と、ヒータを通過した空気を混合することにより、車室内へ吹き出す空気を温調する一般的構成となっている。
このエアコンを温調手段38として用いるときには、エバポレータを通過した空気によってエアタンク34を冷却する。この時、警報装置26では、一例として、エアタンク34内の空気を、車室内の温度(室温Tr)より低い温度Tc(例えば、数°C程度)となるように冷却している。
このエアタンク34には、ソレノイドバルブ40が設けられており、警報ECU12は、ポンプモータ30の駆動と、ソレノイドバルブ40の開閉を制御している。
エアノズル36のそれぞれには、エアポンプ28によって吸引される外気又は、エアタンク34内の冷却空気が供給されるようになっている。
このエアノズル36のそれぞれには、リニアソレノイドバルブ42が設けられている。リニアソレノイドバルブ42は、警報ECU12に接続されており、警報ECU12から駆動電流が供給されることにより、エアノズル36への空気流路を開くようになっている。
警報装置26では、リニアソレノイドバルブ42が開かれることより、エアポンプ28によって吸引される外気又は、エアタンク34内の冷却空気を、エアノズル36から噴出するようになっている。
リニアソレノイドバルブ42は、駆動電流の電流値に応じて開口面積が変化するようになっており、警報ECU12は、各リニアソレノイドバルブ42の駆動電流を、障害物検知装置14から入力される障害物検知情報に基づいて制御することにより、障害物検知装置14に検知された障害物に応じて各エアノズル36から噴出する空気量を制御している。
一方、本実施の形態に適用した警報装置26には、4本のエアノズル36FR、36FL、36RR、36RL(以下、総称するときはエアノズル36とする)が設けられ、エアノズル36FR、36FL、36RR、36RLに、リニアソレノイドバルブ42FR、42FL、42RR、42RL(以下、総称するときにリニアソレノイドバルブ42とする)が対応されている。
図3に示すように、エアノズル36は、運転席(ドライバーズシート)44に着座した運転者46を囲むように配置され、それぞれの噴出口が、運転席44上の所定位置に向けられている。
エアノズル36FR、36FLは、運転席44の前方側の図示しないインストルメントパネルに配置され、エアノズル36FRは、運転席44の右側(車両前方右側)に設置され、エアノズル36FLは、運転席44の左側(車両前方左側)に設置されている。
また、エアノズル36RR、36RLは、運転席44のヘッドレスト48に配置され、エアノズル36RRは、ヘッドレスト48の右側(運転席44の車両後方右側)に配置され、エアノズル36RLは、ヘッドレスト48の左側(運転席44の車両後方左側)に設置されている。
これにより、警報装置26では、運転席44に着座する運転者46へ向けて周囲からエアを吹き付けることができるようになっている。また、各エアノズル36からの空気の噴き付け位置は、運手者46の首筋や、肩口など、直接的又は間接的に噴出された空気が運転者46の皮膚の露出部分にあたるようにすることが好ましい。ここから、各エアノズル36からの空気の噴出し方向(噴き付け位置)は、運転者の体型に合わせて調整可能であることが好ましい。
ここで、警報ECU12では、障害物検知装置14から入力される障害物情報に基づいてエアノズル36から空気を噴出すときに、障害物検知装置14で障害物の位置及び方向を取得するときの座標系を、運転席44に着座する運転者46を原点Oとし、車両前後方向を縦軸(Y軸)、車両幅方向(左右方向)を横軸(X軸)とし、この座標系上での障害物の方向に基づいてエアノズル36から空気を噴出する。また、警報ECU12では、空気の量(噴出空気量)を、障害物が比較的遠く危険度が低いときに比べて、障害物が近く、危険度が高いときに、空気量が多くなるように、障害物との距離に応じた量に制御する。
例えば、障害物が自車両20の右前方に検知されているときには、リニアソレノイドバルブ42FRを駆動して、エアノズル36FRから空気を噴出し、障害物が自車両20の左後方に検知されているときには、リニアソレノイドバルブ42RLを駆動して、エアノズル36RLから空気を噴出する。
また、検知された障害物が自車両20の後方側にあるときには、リニアソレノイドバルブ42RR、42RLを駆動して、検知された障害物が自車両20の右側又は左側にあるときには、リニアソレノイドバルブ42FR、42RR又は、リニアソレノイドバルブ42FL、42RLを駆動する。
これにより、障害物が自車両20の後方にあるときには、運転席44の後方側のエアノズル36RR、36RLから空気が噴出され、障害物が自車両20の右側又は左側にあるときには、エアノズル36FR、36RR又は、エアノズル36FL、36RLから噴出される。
このとき、警報ECU12では、検知された障害物の距離に応じて、エアノズル36から噴出する空気量を制御している。
運転者は、エアノズル36から噴出された空気が噴き付けられることにより、皮膚の感覚点の一つである圧点が刺激されて、空気が噴き付けられたことと共に、空気の噴出し方向及び噴き付けられた空気の強さを認識することができる。
このように、警報ECU12は、障害物検知装置14で検知する障害物の方向及び距離に応じて、運転者46に空気を噴き付けて、衝突の可能性のある障害物を検知したことを報知するようにしている。
また、警報ECU12では、車室内の温度(室温Tr)と外気温度Taとの間に所定以上の温度差があるときには、エアポンプ28(ポンプモータ)30を用いて、エアノズル36から外気を噴出するが、外気と室温の差が少ないときには、ソレノイドバルブ40を作動されて、エアタンク34内の冷却空気をエアノズル36から噴出する。警報ECU12は、運転者46に、室温よりも低い空気を噴き付けることにより、圧点と共に冷点を刺激して、エアノズル36から空気が噴き付けられたことを、的確に感じることができるようにしている。
なお、警報ECU12は、二つのエアノズル36から空気を噴出するときには、各エアノズル36から噴出された空気が運転者46に達したときの圧力が同じになるようにリニアソレノイドバルブ42の駆動電流を制御するようにしており、これにより、障害物の方向を八方の何れかで示すようにしている。
ここで、本実施の形態の作用として、車両用警報システム10での警報処理を説明する。
車両用警報システム10では、図示しないイグニッションスイッチがオンされて車両(自車両20)が走行可能となるか、走行中に作動し、障害物検知装置14によって、自車両20の周囲の障害物を検知する。
障害物検知装置14は、障害物検知センサ16F、16R、16Rs、16Lsによって、車両前方側、車両後方側及び車両の両側方側のそれぞれの対象物を時系列的に検知し、検知している対象物が、自車両20に接近し、かつ、衝突する可能性が高くなっているか否かを判断する。
ここで、検知した対象物が、自車両20に衝突する可能性の高い障害物であると判断すると、障害物の距離及び方向を、障害物情報として警報ECU12へ出力する。なお、本実施の形態では、検出した対象物が障害物であるか否かの判断及び、障害物として判断したときの距離及び方向を、障害物検知装置14で行うようにしているが、障害物検知センサ16及び速度センサ18を警報ECU12に接続し、警報ECU12で行うようにしてもよい。
警報ECU12では、障害物検知装置14で障害物を検知すると、警報装置26を用いて警報を発する。
図4には、このときの警報処理の概略を示している。このフローチャートでは、最初のステップ100で障害物が検知されたか否かを確認し、障害物が検知されると、ステップ100で肯定判定してステップ102へ移行し、障害物情報を読み込む。
この後、ステップ104では、読み込んだ障害物情報に基づいて空気を噴出すエアノズル36(リニアソレノイドバルブ42)を選択する。すなわち、空気の噴出し方向の設定を行う。
図5には、空気の噴出し方向設定処理の一例を示している。このフローチャートでは、最初のステップ120で障害物が自車両20の前方側か否かを確認し、ステップ122では後方側か否かを確認する。また、ステップ124では、障害物が自車両20の右方か否かを確認する。なお、図5では、エアノズル36FR、36FL、36RR、36RLをエアノズルFR、FL、RR、RLと記している。
ここで、障害物が、車幅方向の左方(図2の矢印Ls方向)であれば、ステップ120、122、124のそれぞれで否定判定してステップ126へ移行し、エアノズル36FL、36RLから空気を噴出すように設定する。すなわち、リニアソレノイドバルブ42FL、42RLを駆動するように設定する。
また、障害物が車幅方向の右方(図2の矢印Rs方向)であれば、ステップ120、122で否定判定した後、ステップ124で肯定判定してステップ128へ移行し、リニアソレノイドバルブ42FR、42RRを駆動して、エアノズル36FR、36RRから空気を噴出すように設定する。
一方、障害物が自車両20の後方側であるときには、ステップ120で否定判定してステップ122で肯定判定することにより、ステップ130では、自車両20の右方側か否かを確認し、ステップ132で左方側か否かを確認する。
ここで、障害物が自車両20の後方(図2の矢印R方向)であれば、ステップ130、132で否定判定してステップ134へ移行し、リニアソレノイドバルブ42RR、42RLを駆動して、エアノズル36RR、36RLから空気を噴出すように設定する。
また、障害物が自車両20の左後方であれば、ステップ130で否定判定した後、ステップ132で肯定判定してステップ136へ移行し、リニアソレノイドバブル42RLを駆動して、エアノズル36RLから空気を噴出すように設定し、障害物が自車両20の右後方であれば、ステップ130で肯定判定してステップ138へ移行し、リニアソレノイドバルブ42RRを駆動して、エアノズル36RRから空気を噴出すように設定する。
これに対して、障害物が自車両20の前方側であるときには、ステップ120で肯定判定することにより、ステップ140で自車両20の右方側か否かを確認し、ステップ142で左方側か否かを確認する。
ここで、障害物が自車両20の前方(矢印F方向)であれば、ステップ140、142で否定判定してステップ144へ移行し、リニアソレノイドバルブ42FR、42FLを駆動して、エアノズル36FR、36FLから空気を噴出すように設定する。
また、障害物が自車両20の左前方であれば、ステップ140で否定判定した後、ステップ142で肯定判定してステップ146へ移行し、リニアソレノイドバブル42FLを駆動して、エアノズル36FLから空気を噴出すように設定し、障害物が自車両20の右前方であれば、ステップ140で肯定判定してステップ148へ移行し、リニアソレノイドバルブ42FRを駆動して、エアノズル36FRから空気を噴出すように設定する。
なお、障害物の方向を確認しながら、空気を噴出すエアノズル36を設定するようにしたが、エアノズル36の選択は、これに限るものではなく、障害物の方向ごとに適用するエアノズル36を予め設定して、選択テーブルなどとして記憶しておき、障害物検知装置14から障害物の方向を取得することにより、該当選択テーブルから適用するエアノズル36を選択するようにしても良い。
このようにして空気の噴出し方向を設定すると、図4のフローチャートでは、ステップ106で空気の噴出し風量を設定する。この噴出し風量の設定は、自車両20と障害物との距離に応じて設定する。このとき、障害物が自車両20に近いほど、風量が大きくなるように設定する。
図6には、噴出し風量の設定処理の一例を示している。なお、ここでは、基準距離と基準距離での風量が基準風量として設定されており、基準距離に対する障害物の距離に応じて噴出し風量を設定するようにしている。
このフローチャートでは、最初のステップ150で、障害物情報から障害物の距離を読み込み、ステップ152では、読み込んだ障害物までの距離が、基準距離より近いか否かを確認し、ステップ154では、遠いか否かを確認する。
ここで、障害物までの距離が基準距離と略等しければ、ステップ152、154で否定判定してステップ156へ移行し、噴出し風量を基準風量に設定する。
これに対して、障害物までの距離が遠い時には、ステップ152で否定判定した後、ステップ154で肯定判定してステップ158へ移行し、噴出し風量を、基準風量より少なく設定する。また、障害物までの距離が近いときには、ステップ154で肯定判定してステップ160へ移行し、噴出し風量を、基準風量より多くなるように設定する。
このようにして噴出し風量が設定されると、警報ECU12では、設定された風量に基づいて、リニアソレノイドバルブ42を駆動するときの駆動電流を設定する。
なお、ここでは、風量を、基準風量と、基準風量より多いか少ないかの3段階に設定したが、例えば、基準距離より遠いか近いかで、基準風量より多いか少ないかの2段階で風量を設定するようにしても良い。
このようにして噴出し風量を設定すると、図4のフローチャートでは、ステップ108へ移行して、噴出す空気の選択を行う。
図7には、このときの処理の一例を示しており、このフローチャートでは、最初のステップ170で、エアコンECU22から取得する空調情報から車室内の温度Trを読み込み、ステップ172では、外気温度センサ24から外気温度Taを読み込む。
この後、ステップ174では、室温Trと外気温度Taの差を確認し、室温Trと外気温度Taの差が所定以上であれば、外気を噴出すように設定する。すなわち、ポンプモータ30を駆動し、エアポンプ28によって外気を吸引するように設定する。
なお、室温Trと外気温度Taの差が小さく時には、エアタンク34に貯留している温調している空気(ここでは一例として温度Tcの冷却空気)を噴出すように設定する。すなわち、ソレノイドバルブ40を駆動して、エアタンク34内の空気がエアノズル36へ供給されるように設定する。
このようにして警告設定を行うと、図4のフローチャートでは、ステップ110で、設定に基づいてエアノズル36から空気を噴出して、運転者に、自車両20が障害物に衝突する可能性が高くなっていることを警告する。
なお、警報ECU12では、運転者46への警報を発すると、ステップ112で、障害物に対する衝突が回避されたか否か、すなわち、障害物となっている対象物との相対距離が離れるなどして、衝突する危険性が無くなったか(極めて低くなったか)否かを確認し、衝突が回避されたと判断される状態となると、ステップ112で肯定判定してステップ114へ移行して、エアノズル36からの空気の噴出し(警報)を停止する。
運転席44に着座している運転者46は、エアノズル36から噴出される空気が噴き付けられることにより、皮膚の感覚点の一種である圧点が刺激され、これにより、空気が噴き付けられたことを認識することができる。このとき、刺激された圧点によってどちら側から空気が噴き付けられたかを認識することができるので、自車両20に対する障害物の方向を的確に把握することが可能となり、これにより、障害物を回避するための操作を遅滞無く行うことができる。
また、警報ECU12では、障害物との距離に応じてエアノズル36から噴出される空気量を換えており、障害物が近く、衝突する危険性が高いときには、噴出す空気量が多くなるようにしている。
エアノズル36から噴出される空気の量が多くなることにより、圧点で感じる圧力も高くなり、これにより、運転者46の緊張感を高めることができ、障害物が自車両20に衝突する危険性が高いことを、運転者46に的確に認識させることが可能となる。
一方、車両はエアコンが取り付けられていることにより、車室内の温度(室温Tr)と、外気温度Taの間に差が生じている。警報ECU12では、室温と外気の温度を比較し、所定以上の温度差があると確認されると、エアノズル36から空気を噴出すときに、ポンプモータ30を駆動して、エアポンプ28によって外気を導入し、エアノズル36から外気を噴出すようにしている。
また、室温Trと外気温度Taの差が無いときに、ソレノイドバルブ40を駆動して、エアタンク34内の空気(冷却空気)をエアノズル36から噴出すようにしている。
これにより、運転者46は、室温Trと異なる温度の外気が噴き付けられるか、温度の低い冷却空気が噴き付けられることにより、皮膚の感覚点である温点又は冷点が刺激される。これにより、運転者は、より確実に、かつ迅速に、エアノズル36から空気が噴き付けられたことを認識することができる。
なお、ここでは、外気温度Taと室温Trの差が少ないときに、エアタンク34内の冷却空気を用いるようにしたが、これに限らず、外気温度Taが、室温Trより高いとき(Ta>Tr)に、エアタンク34内の冷却空気を、エアノズル36から噴出すようにしても良い。
すなわち、図8に示すように、室温Trと外気温度Taを読み込む(ステップ170、172)と、ステップ180では、外気温度Taが室温Trより高いか否かを確認する。
ここで、外気温度Taが室温Trより低いときには、エアノズル36から外気を噴出すように設定する。なお、外気温度Taと室温Trの温度差が少ないと、エアノズル36から空気(外気)を噴出す効果が下がるので、外気温度Taと室温Trの温度差を所定温度以上とすることが好ましい。
これに対して、外気温度Taが、室温Tr以上であるときには、ステップ180で肯定判定してステップ178へ移行し、エアタンク34の空気をエアノズル36から噴出すように設定する。
これにより、エアノズル36から噴出す空気によって運転者46の皮膚の冷点を確実に刺激できるように警報を発することが可能となる。
また、本実施の形態では、エアノズル36から噴出す空気として外気又はエアタンク34の空気を用いるようにしているが、これに限らず、例えば、エンジンによって加熱された空気をエアノズル36から噴出して、温点を確実に刺激するようにしても良い。
エンジンルーム内の空気は、外気温度Taや室温Trより高いので、常に、エンジンルーム内の空気をエアノズル36から噴出すように設定することができる。
このときには、外気吸引口32に換えて、エンジンルーム内に吸引口を設け、ポンプモータ30を駆動し、エアポンプ28によって外気吸引口32からエンジンルーム内の空気を吸引するようにすればよく、これにより、エアノズル36から噴出す空気の選択及び、エアタンク34を不要とすることができる。
さらに、エアノズル36から噴出す空気は、外気とエンジンルーム内の空気から選択するものであっても良い。また、エンジンルーム内の空気を吸引するのではなく、例えば、エンジンルーム内にエアタンク34を配置し、エンジンの熱や、エンジンルーム内の空気を温調手段として用いて、エアタンク34内の空気を加熱しておくようにしても良い。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、車両用警報システム10が設けられた車両(自車両20)の運転者46に対する警報について説明したが、本発明の車両警報装置としては、エアノズル36から噴出す空気によって運転者46に障害物の検知を警告する構成であれば、ヘッドライト、ストップランプ、ハザードランプなどの光警報手段や、クラクションなどの音警報手段などを用いて、周囲の車両等への警報を発するものであっても良い。
すなわち、本発明は、自車両に衝突する可能性がある対象物を検知して警報を発する任意の構成の車両用警報装置に適用することができる。
本実施の形態に適用した車両用警報システムの概略構成図である。 車両に対する検知方向を示す概略図である。 エアノズルの配置の一例を示す車両の要部の概略図である。 本実施の形態に適用した警報ECUでの警報処理の概略を示す流れ図である。 空気を噴出すエアノズルの選択の一例を示す流れ図である。 噴出し風量の設定の一例を示す流れ図である。 エアノズルから噴出す空気の選択の一例を示す流れ図である。 エアノズルから噴出す空気の選択の他の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 車両用警報システム(車両用警報装置)
12 警報ECU(警報制御手段)
14 障害物検知装置(障害物判定手段)
16(16F、16R、16Rs、16LS) 障害物検知センサ(対象物検知手段)
18 速度センサ(障害物判定手段)
20 自車両
22 エアコンECU(室温検出手段)
24 外気温度センサ(外気温度検出手段)
26 警報装置
28 エアポンプ(噴出手段)
30 ポンプモータ(噴出手段)
32 外気吸引口(噴出手段)
34 エアタンク(貯留手段、噴出手段)
36(36FR、36FL、36RR、36RL) エアノズル(噴出手段、ノズル)
38 温調手段
40 ソレノイドバルブ
42(42FR、42FL、42RR、42RL) リニアソレノイドバルブ
44 運転席
46 運転者
48 ヘッドレスト

Claims (9)

  1. 自車両の周囲の対象物及び対象物との距離を検知する対象物検知手段と、
    前記対象物検知手段によって検知される前記対象物が前記自車両に対する障害物となるか否かを判定する障害物判定手段と、
    前記自車両の運転席上の所定位置へ向けて空気を噴出する噴出手段と、
    前記対象物検知手段によって検知された前記対象物が、前記障害物判定手段によって障害物と判定されたときに前記噴出手段を作動させることにより、前記運転席に着座している運転者に空気を噴き付けて警告する警告制御手段と、
    を含むことを特徴とする車両用警報装置。
  2. 前記噴出手段が、異なる方向から前記運転席上の所定位置へ向けて空気を噴出する複数のノズルを備え、
    前記対象物検知手段が、前記自車両に対する前記対象物の方向を検知するときに、
    前記警告制御手段が、前記複数のノズルから前記対象物検知手段によって検知する前記対象物の方向に基づいてノズルを選択して、前記噴出手段を作動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用警報装置。
  3. 前記複数のノズルが、前記運転席の車両前方側の左右両方向と、前記運転席の車両後方側の左右両方向の少なくとも4方に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  4. 前記運転席の車両後方側のノズルが、前記運転席のヘッドレストに設けられている、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用警報装置。
  5. 前記警告制御手段が、前記対象物検知手段の検知する前記対象物との距離に基づいて設定した風量で、前記噴出手段を作動させる、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用警報装置。
  6. 前記噴出手段が、外気を導入して、導入した外気を噴出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用警報装置。
  7. 前記噴出手段が、エンジンルーム内の空気を導入して、導入したエンジンルーム内の空気を噴出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用警報装置。
  8. 外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    車室内の温度を検出する室温検出手段と、
    所定温度の空気を貯留する貯留手段と、
    を含み、前記警告制御手段が、前記外気温度検出手段と前記室温検出手段の検出結果に基づいて、前記外気または前記貯留手段に貯留している空気を選択して噴出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用警報装置。
  9. 前記貯留手段に貯留する空気を温調する温調手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用警報装置。
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