JP2007045436A - ルッコラ入り包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ルッコラの包装体において、ルッコラの鮮度を長期間保つための望ましい、異臭が発生せず、黄化も見られない、ルッコラの鮮度を長期間保つことができるルッコラの包装体を提供する。
【解決手段】 有孔合成樹脂フィルムを用いてルッコラを包装したルッコラ入り包装体を平均温度10〜30℃の範囲で保存するに当たり、有孔合成樹脂フィルムの開孔面積比率が1×10−6〜4×10−5%であり、ルッコラ100gあたりの袋内面積が600〜1500cm2であるルッコラ入り包装体である。
Description
更に好ましい形態としては、ルッコラ100g当たりのフィルムの酸素透過量が200〜2500cc/atm・dayであり、包装体の保存される温度との比、酸素透過量/温度が10〜250、パック後24時間以降の比が40〜180であり、合成樹脂フィルムが有する孔、キズの平均孔径が20〜150μmであり、1つの包装体に有する孔、キズの数が複数個であるルッコラ入り包装体である。
また、孔の形状は、円形や四角または三角形など、どのような形状であってもよく、貫通されたキズなどでも長径方向の径が150μm以下であれば何等差し支えはないが、円形が開孔作業等の面より望ましい。なお、いびつな形状の孔の開孔面積は、例えば、形状を計算し易い幾つかの形状に分けて面積を算出し、その後各面積の合計を求めて算出する方法でも良い。
上記の包装袋にルッコラを入れ、包装袋の口を閉じてルッコラ入りの包装体とする。包装袋の口を閉じる方法は特に規定されず、公知の方法を用いることができる。
内寸が200mm×300mmであり、厚さ30μmの延伸ポリプロピレンからなる包装袋に、開孔面積比率が2.1×10−5%となるように平均孔径80μmの孔を5個あけた三方シール袋に、ルッコラを100g充填した(袋内表面積は200×300×2=120000mm2であるから、ルッコラ100gあたりの袋内表面積は120000mm2すなわち1200cm2である。酸素透過量は1100cc)。流通条件Aを経て、7℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
《実施例2》
内寸が140mm×250mmであり、厚さ25μmの延伸ポリプロピレンからなる包装袋に、開孔面積比率が5.9×10−6%となるように平均孔径42μmの孔を3個あけた包装袋を用いた(袋内表面積は700cm2、酸素透過量は260cc)。ルッコラを100g充填した。流通条件Bを経て、10℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
《実施例3》
実施例1と同様の大きさの包装袋とし、厚さ30μmの延伸ポリプロピレンを用い、開孔面積比率が3.8×10−5%となるように平均孔径85μmの孔を8個開けた包装袋を用いた。(酸素透過量は1860cc)。ルッコラを100g充填した。流通条件Cを経て、20℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
実施例1と同様の包装袋にルッコラ100gを充填した。流通条件Cを経て、20℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
《実施例5》
実施例3と同様の包装袋にルッコラ100gを充填した。流通条件Bを経て、10℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
《実施例6》
実施例1と同様の大きさの包装袋とし、厚さ25μmの延伸ポリプロピレンを用い、開孔面積比率が3.9×10−5%となるような平均孔径100μmの孔を6個開けた包装袋を用いた(酸素透過量2300cc)。ルッコラを100g充填した。 流通条件Bを経て、10℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
実施例1と同様の大きさの包装袋とし、厚さ30μmの延伸ポリプロピレンを用い、開孔面積比率が8.0×10−7%となるように平均孔径35μmの孔を1個開けた包装袋を用いた(酸素透過量130cc)。ルッコラを100g充填した。流通条件Cを経て、20℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
《比較例2》
実施例1と同様の大きさの包装袋とし、厚さ25μmの延伸ポリプロピレンを用い、開孔面積比率が5.0×10−5%となるような平均孔径160μmの孔を3個開けた包装袋を用いた(酸素透過量2900cc)。ルッコラを100g充填した。 流通条件Bを経て、10℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
《比較例3》
内寸が250mm×400mmであり、厚さ30μmの延伸ポリプロピレンを用い、開孔面積比率が3.7×10−5%となるような平均孔径85μmの孔を13個開けた包装袋を用いた(表面積2000cm2、酸素透過量3000cc)。ルッコラを100g充填した。流通条件Cを経て、20℃で保存し、24時間後、3日および5日後の鮮度を臭気発生状況、黄化発生状況、ビタミンC含量などを評価した。
Claims (5)
- 有孔合成樹脂フィルムを用いてルッコラを包装したルッコラ入り包装体において、ルッコラ100gあたりの袋内面積が600〜1500cm2であり、前記有孔合成樹脂フィルムの開孔面積比率が1×10−6〜4×10−5%であることを特徴とするルッコラ入り包装体。
- ルッコラ100g当たりの有孔合成樹脂フィルムの酸素透過量が200〜2500cc/atm・dayである請求項1に記載のルッコラ入り包装体。
- 有孔合成樹脂フィルムの酸素透過量とルッコラ入り包装体が保存される際の温度との比、酸素透過量/温度が10〜250である請求項1又は2に記載のルッコラ入り包装体。
- 有孔合成樹脂フィルムの酸素透過量とルッコラ入り包装体が保存される際の温度との比が、ルッコラを包装後24時間以降の比が40〜180である請求項1、2又は3に記載のルッコラ入り包装体。
- 有孔合成樹脂フィルムが有する孔、キズの平均孔径が20〜150μmである請求項1、2、3又は4に記載のルッコラ入り包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005230256A JP2007045436A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | ルッコラ入り包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005230256A JP2007045436A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | ルッコラ入り包装体 |
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JP2007045436A true JP2007045436A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37848620
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007045436A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06199385A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-07-19 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 青果物保存用袋 |
-
2005
- 2005-08-09 JP JP2005230256A patent/JP2007045436A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06199385A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-07-19 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 青果物保存用袋 |
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