JP2018172146A - 根菜類の鮮度保持方法、根菜類の緑化防止方法および根菜類の発芽防止方法 - Google Patents

根菜類の鮮度保持方法、根菜類の緑化防止方法および根菜類の発芽防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャガイモや里芋等の根菜類の保存において、根菜類の鮮度を保持する方法を提供する。【解決手段】鮮度保持包装袋を用いた根菜類の鮮度保持方法であって、鮮度保持包装袋として、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に内容物を収容するための開口部を有した袋体を用い、鮮度保持包装袋に対して開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、袋密封用シール部材を結束させて開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程とを含み、無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が特定の数値範囲であり、無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が特定の数値範囲である、根菜類の鮮度保持方法。【選択図】なし

Description

本発明は、根菜類の鮮度保持方法、根菜類の緑化防止方法および根菜類の発芽防止方法に関する。
青果物は収穫後も呼吸し続けており、呼吸が活発なほど劣化が進みやすい。青果物の呼吸は、大気中の組成とは異なる適度な酸素、二酸化炭素環境下では抑制される。このような条件下で、青果物を保存した際、青果物の劣化や追熟は抑制される。そのため、近年、青果物の包装方法として、MA(Modified Atmosphere)包装と呼ばれる技術を用いて青果物の鮮度を保持する方法が用いられている。かかるMA包装と呼ばれる技術は、包装材料によって包装した青果物の呼吸速度と、包装材料のガス透過速度のバランスを調節することで、大気よりも青果物の保存に適した酸素、二酸化炭素環境を実現するものである(特許文献1〜3等)。
特開平2−85181号公報 特開平9−252718号公報 特開2007−186248号公報
しかしながら、従来の青果物の鮮度保持技術を利用してもなお、ジャガイモや里芋等の根菜について、鮮度の低下や腐敗を十分に抑制しきれていない場合があることが分かった。
具体的には、地中に埋まった状態で育つ根菜は、果実等の光に照らされて成長する青果物と異なり、収穫後の貯蔵、流通または保存中に光が照射されることにより、呼吸量が増大し、結果として劣化が生じやすくなる傾向にある。特に、ジャガイモ等では、不適切な保存環境下では発芽や緑化が進行し、有害物質のソラニンが産生されるため、食中毒等の問題も生じうる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ジャガイモや里芋等の根菜の保存において、発芽や緑化を十分に防ぐことを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した。その結果、無孔合成樹脂フィルムを用いた根菜類の鮮度保持方法において、そのフィルムの単位厚さあたりの酸素透過量や水蒸気透過量などを適切な範囲とすることで、上記課題を解決できることを見出した。具体的には、本発明者らは、根菜類の劣化を安定的に抑制するためには、無孔合成樹脂フィルムにより構成された鮮度保持包装袋の厚み10μmあたりの酸素透過量と水蒸気透過量とのバランスを適切に制御することが、その設計指針として有効であることを見出した。
本発明によれば、
根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の鮮度保持方法であって、
前記鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に前記内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
前記鮮度保持包装袋に対して前記開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
前記開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
前記袋密封用シール部材を結束させて前記開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
を含み、
前記無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下であり、
前記無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下である、根菜類の鮮度保持方法
が提供される。
また、本発明によれば、
根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の緑化防止方法であって、
前記鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に前記内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
前記鮮度保持包装袋に対して前記開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
前記開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
前記袋密封用シール部材を結束させて前記開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
を含み、
前記無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下となり、
前記無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御する、根菜類の緑化防止方法
が提供される。
また、本発明によれば、
根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の発芽防止方法であって、
前記鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に前記内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
前記鮮度保持包装袋に対して前記開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
前記開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
前記袋密封用シール部材を結束させて前記開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
を含み、
前記無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下となり、
前記無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御する、根菜類の発芽防止方法
が提供される。
本発明によれば、ジャガイモや里芋等の根菜の保存において、発芽および/または緑化を十分に防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
明細書中、「略」という用語は、特に明示的な説明の無い限りは、製造上の公差やばらつき等を考慮した範囲を含むことを表す。
<根菜類の鮮度保持方法>
本実施形態の根菜類の鮮度保持方法(以下、単に「本鮮度保持方法」ともいう)は、
根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の鮮度保持方法であって、
鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
鮮度保持包装袋に対して開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
袋密封用シール部材を結束させて開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
を含み、
無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下であり、
無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下である、根菜類の鮮度保持方法である。
本鮮度保持方法により、根菜類の鮮度低下を十分に防ぐことができる理由は必ずしも明らかではない。しかし、本鮮度保持方法によれば、包装体に収容された根菜類は、その呼吸量や蒸散量のバランスが高度に制御され、適切な酸素/二酸化炭素環境、湿度等が実現される結果、根菜類が休眠状態に誘導され、鮮度が保持されるものと考えられる。
また、水蒸気透過量が適切である結果、結露が低減され、これによる菌やカビの繁殖、および、その繁殖を原因とする腐敗を抑えられることも、鮮度保持に寄与していると考えられる。
ここで、根菜類としては、ジャガイモ、里芋、サツマイモ、長芋、山芋、自然薯、コンニャク芋、タロイモなどのイモ類や、カブ、わさび、ゴボウ、ショウガ、ニンジン、らっきょう、レンコン、ラディッシュ、ユリ根等が挙げられる。中でも、本鮮度保持方法は、ジャガイモや里芋の保存において顕著な効果を奏する。具体的には、緑化や発芽など、一般的な成熟や老化以外の、ジャガイモや里芋特有の劣化をも抑制可能な方法である。また、上記の「結露が低減される」ことに基づき、腐敗を抑えることも可能である。
以下、本鮮度保持方法の各工程について説明する。
・収容工程
本鮮度保持方法は、鮮度保持包装袋(以下、単に「包装袋」ともいう)に対して、その開口部から根菜類を内容物として収容する工程を含む。
ここで用いることが可能な包装袋は、一辺に、内容物(根菜類)を収容するための開口部を有した袋体である。
包装袋の形状は、一態様として、内容物を収容する前において略長方形状である。また包装袋の内寸は、例えば、200mm×300mm程度である。
なお、包装袋の素材、鮮度保持包装袋が有するべき物性等については、後述する。
包装袋内に収容する内容物(根菜類)の量は、消費者の需要や、コストのバランスを向上させる観点から、包装体の内表面積(包装袋の袋サイズ(内寸))を考慮して、たとえば、内容量の下限を、1包装袋あたり10g以上としてもよく、1包装袋あたり50g以上としてもよく、1包装袋あたり100g以上とすることができる。また、内容量の上限を、1包装袋あたり1500g以下としてもよく、1250g以下としてもよく、1000g以下とすることができる。
包装袋の内表面積(包装袋の袋サイズ(内寸))は、収容する根菜類の形状、大きさ、体積、密度等に応じて設定することができる。例えば、収容する内容物100gあたりの包装袋の内表面積は、たとえば100cm以上1000cm以下としてもよいし、200cm以上700cm以下としてもよい。
・シール部材を配する工程
本鮮度保持方法は、包装袋の開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程を含む。
袋密封用シール部材は、包装袋の開口部を結束させることが可能であり、かつ保存時に開口部から包装袋内に入り込んでくるガス量を制御できるものであればよい。使用可能な袋密封用シール部材は特に限定されず、バックシーリングテープ、コニクリップ、金属かしめ等が使用可能である。これらの中でも、バックシーリングテープであることが好ましい。これにより、簡便に包装袋を密封できるとともに、必要十分な密封性を確保することができる。
バックシーリングテープは、例えば、ニチバン株式会社製のNo.430、No.520、No.540、積水化学工業株式会社製のバックシーラーテープEタイプなどが挙げられる。
・根菜類入り包装体を作製する工程
本鮮度保持方法は、袋密封用シール部材を結束させて開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程を含む。この方法としては、公知の方法を適宜適用することができる。本鮮度保持方法の効果を最大限に得る観点から、袋密封用シール部材を十分に強く結束させて開口部を塞ぐことが好ましい。
・酸素濃度を調整する工程
本鮮度保持方法は、上記の根菜類入り包装体を作製する工程の後、根菜類入り包装体内の酸素濃度が、根菜類入り包装体を開封する前の状態で0.5%未満となるように調整する工程を有することが好ましい。
この酸素濃度は、根菜類入り包装体を開封する前の状態で、0.5%未満となるよう調整することが好ましく、0.45%未満となるように調整することがさらに好ましい。酸素濃度の下限値は特にないが、典型的には0.01%以上、好ましくは0.05%以上、より好ましくは0.1%以上である。このような酸素濃度にすることで、包装体の内部に収容した根菜類をより休眠状態に誘導しやすくなるものと考えられる。
酸素濃度を調整する具体的方法としては、作製した根菜類入り包装体を、例えば、温度10〜30℃、湿度30〜90%の環境下で1〜2日静置する方法が挙げられる。こうすることで、収容された根菜の呼吸作用と、包装袋の酸素透過量が相まって、上記の酸素濃度が達成される。
また、別の方法として、作製した根菜類入り包装体を、低酸素環境下、脱気環境下に置くなどする方法も考えられる。
・二酸化炭素濃度を調整する工程
本鮮度保持方法は、上記の根菜入り包装体を作製する工程の後、根菜類入り包装体内の二酸化炭素濃度が、根菜類入り包装体を開封する前の状態で45%未満となるように調整する工程を有することが好ましい。
二酸化炭素濃度は、当該根菜類入り包装体を開封する前の状態で、45%未満となるよう調整することが好ましく、30%未満となるように調整することがさらに好ましい。二酸化炭素濃度の下限値は特にないが、典型的には10%以上、好ましくは12%以上、より好ましくは15%以上である。このような二酸化炭素濃度とすることで、包装体の内部に収容した根菜類をより休眠状態に誘導しやすくなると考えられる。
二酸化炭素濃度を調整する具体的方法としては、上記の、酸素濃度を調整する具体的方法と同様の方法が挙げられる。
また、本鮮度保持方法では、上述した根菜類入り包装体内の酸素濃度と二酸化炭素濃度の両方を、上述した数値範囲を満たすよう調整することが好ましい。こうすることで、包装体内部でのカビの増殖や、根菜類の変色(緑化)等の鮮度劣化をより一層高度に抑制することができる。
・その他
本鮮度保持方法の効果を最大限得るためには、根菜類入り包装体は、10℃以上30℃以下の条件下で保管されることが好ましい。また、緑化を最小限とする観点から、根菜が密封された包装袋は暗所に静置されることが好ましい。なお、根菜類の実際の流通や販売の場においては、完全な暗所に根菜類を静置することは不可能であるが、そのような場合であっても、本鮮度保持方法であれば、十分に発芽防止および/または緑化防止の効果を得ることができる。
[鮮度保持包装袋]
本鮮度保持方法に好ましく用いられる鮮度保持包装袋(包装袋)について説明する。
・酸素透過量
包装袋を構成する無孔合成樹脂フィルムの、23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量は、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下であり、好ましくは100[cc/m・day・atm]以上1900[cc/m・day・atm]以下であり、より好ましくは500[cc/m・day・atm]以上1800[cc/m・day・atm]以下、さらに好ましくは50[cc/m・day・atm]以上1000[cc/m・day・atm]以下、特に好ましくは50[cc/m・day・atm]以上100[cc/m・day・atm]以下である。
なお、この、厚み10μmあたりの酸素透過量A[cc/m・day・atm]は、23℃、50%RHにおける包装袋の合成樹脂フィルムの酸素透過量をa[cc/m・day・atm]、合成樹脂フィルムの厚みをW[μm]としたとき、以下の式で算出される。
A=a×(W/10)
ここで、合成樹脂フィルムの酸素透過量の値は、たとえば、モコン(MOCON)社製の酸素透過率測定装置(オキシトラン(登録商標)OX−TRAN 1/50)を使用して、JIS K7126−2における付属書Bに準拠した方法で測定することができる。また、合成樹脂フィルムの酸素透過率の値は、たとえば、窒素を充填させた直後の包装袋と、窒素を充填させてから一定時間放置した後の包装袋のそれぞれに関し、包装袋内の酸素濃度を測定し、その酸素濃度勾配から算出することもできる。
・水蒸気透過量
包装袋を構成する無孔合成樹脂フィルムの、40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量は、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下であり、好ましくは120[g/m・day]以上500[g/m・day]以下であり、より好ましくは150[g/m・day]以上300[g/m・day]以下である。このような比較的大きな水蒸気透過量とすることで、結露を防止し、結果、根菜類の劣化を効果的に抑えることができると考えられる。
なお、この、厚み10μmあたりの水蒸気透過量B[g/m・day]は、40℃、90%RHにおける包装袋の合成樹脂フィルムの酸素透過率をb[g/m・day]、合成樹脂フィルムの厚みをW[μm]としたとき、以下の式で算出される。
B=b×(W/10)
ここで、40℃、90%RHにおける水蒸気透過量の値は、たとえば、モコン(MOCON)社製の水蒸気透過率測定装置(パーマトラン(登録商標)PERMATRAN−W 3/61)を使用して、JIS K7129Bに準拠した方法で測定することができる。また、合成樹脂フィルムの水蒸気透過量の値は、JIS Z0208(カップ法)に準拠した方法によっても測定することができる。
厚み10μmあたりの酸素透過量や厚み10μmあたりの水蒸気透過量は、合成樹脂フィルムの素材を変える、合成樹脂フィルムの厚みを変える、合成樹脂フィルムの製造方法を変更する(例えば延伸の有無)等の高度な制御を行うことにより、所望の値とすることができる。
具体的には、適当な無孔合成樹脂フィルムを得るにあたっては、以下の2つの条件に係る各種因子を高度に制御することが重要である。すなわち、以下の2つの条件に係る各種因子を高度に制御する製造方法によって得られた無孔合成樹脂フィルムを用いることで、有用な包装袋を作製することができる。なお、本包装袋に用いられる無孔合成樹脂フィルムは、以下の2つの条件に係る各種因子を高度に制御すれば、その他の公知の製造条件を組み合わせることにより、作製することができる。
(1)無孔合成樹脂フィルムを形成するために用いる樹脂材料の組み合わせ
(2)無孔合成樹脂フィルムの層構成と、合成樹脂フィルムを構成する各層の厚みとのバランス
・無孔合成樹脂フィルムの材質、層構成等
無孔合成樹脂フィルムを構成する合成樹脂は、得られる無孔合成樹脂フィルムが、上述の厚み10μmあたりの酸素透過率や水蒸気透過量を充足する限り、特に限定されない。たとえば、各種ポリエチレンおよびエチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのポリエステル系樹脂、6ナイロンなどのポリアミド系樹脂などが挙げられる。これらはホモポリマーであってもかまわないし、2種類以上のコポリマーであってもよく、これらホモポリマーやコポリマーを2種類以上含むものであってもよい。
上記各種ポリエチレンおよびエチレン共重合体として、さらに具体的には、エチレン・ビニルアルコール共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン−直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマーやエチレン−アクリル酸コポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−α−オレフィンコポリマーなどのコポリマーあるいはアイオノマーなどが挙げられる。これらは1種で用いてもよいし、これら樹脂同士またはこれら樹脂と他の樹脂との2種類以上を併用して用いてもよい。
包装袋に用いられる無孔樹脂フィルムは、包装袋の外表面がポリアミド樹脂を含む樹脂材料により形成されているものであることが好ましい。発明者らの知見によると、こうすることで、包装袋外部からの酸素透過量を低減できる一方、水蒸気透過量は大きな値とすることができる。これにより、結露が低減され、結果として根菜類の鮮度を保持しやすくなる。そのため、本包装袋は、外表面に限らず、内表面をもポリアミド樹脂を含む樹脂材料により形成されているものであってもよい。言い換えれば、本包装袋を構成する無孔樹脂フィルムは、ポリアミド樹脂を含む樹脂材料により形成された単層フィルムであってもよい。
本包装袋に用いられる無孔樹脂フィルムは、包装袋の内表面にエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂内層を有するよう、フィルムの一方の表面がエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂材料により形成されたものであることが好ましい。こうすることで、包装袋の内表面における結露防止性をより一層向上させることができる。また、包装袋の内表面を形成する樹脂内層を形成する材料中には、公知の防曇剤を含有させてもよい。
そして、無孔樹脂フィルムが多層フィルムである場合、フィルムは、その一方の表面がエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂材料により形成され、かつ、他方の表面がポリアミド樹脂を含む樹脂材料により形成されたものであることが好ましい。こうすることで、包装袋内の環境条件を、根菜類を環境休眠に誘導できる条件に長期間安定的に保持することが可能であるとともに、結露防止性という点においても優れた包装袋を実現することが可能である。
以下、無孔樹脂フィルムが、多層構造を形成したものである場合について説明する。
無孔樹脂フィルムは、中間層を有した3層以上の多層フィルムであってもよい。そして、かかる中間層の厚みは、好ましくは、0.001μm以上0.5μm以下であり、より好ましくは、0.01μm以上0.45μm以下である。なお、中間層を形成する材料としては、公知のアンカーコート剤を使用することができる。
また、樹脂内層の厚み(例えば、上記の、樹脂内層としてエチレン・ビニルアルコール共重合体を用いる場合の、その厚み)は、好ましくは0.1μm以上2μm以下、より好ましくは0.5μm以上1.5μm以下である
更に、樹脂外層の厚み(例えば、上記の、ポリアミド樹脂を含む樹脂材料により包装袋の外表面を形成する場合の、その厚み)は、好ましくは10μm以上50μm以下、より好ましくは20μm以上40μm以下である。
フィルムの成型方法は、特に限定されないが、たとえば、押出、インフレーション、カレンダーリング等の方法を採用することができる。フィルムを成型する際、必要に応じて防曇剤等の添加物を混練してもかまわないし、2種類以上の樹脂をブレンドしてもかまわない。また、フィルムに延伸処理やアニーリングなどを施してもかまわない。これらのフィルム表面にシーラント層を設けたものでも、何らかの機能を付与するためにコーティングしたフィルムであってもよい。さらに、これらのフィルムは透明であっても、不透明であってもよく、また印刷されたものであってもよい。
無孔樹脂フィルムの厚さは、たとえば20μm以上50μm以下とすればよい。20μm以上とすることで、包装袋として十分な強度を得ることができる。また、50μm以下とすることで、製造コストを抑えることができる。
無孔樹脂フィルムは、透明であっても不透明であってもよいが、根菜類を収容した包装体を市場に流通させた際における消費者の内部視認性という観点からは、透明であることが好ましい。
なお、本明細書において、「無孔」とは、針やレーザー等で孔やスリットを形成する加工がなされておらず、肉眼または光学顕微鏡による観察で貫通孔やスリットが認められないことを意味する。酸素や水蒸気等が透過する樹脂間ミクロの隙間は、少なくとも本明細書において「孔」とは言わない。
<根菜類の発芽防止方法>
本実施形態における根菜類の発芽防止方法は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に内容物を収容するための開口部を有した袋体に対して、その開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、その開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、その密封用シール部材を結束させて開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程とを含み、無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下となり、無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御する方法である。
上記の袋体としては、前述の、無孔合成樹脂フィルムにより構成された鮮度保持包装袋を好ましく用いることができる。また、上記の密封用シール部材としては、前述のバックシーリングテープを好ましく用いることができる。これらにより、無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量を20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下、無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量を、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御することができる。
<根菜類の緑化防止方法>
本実施形態の根菜類の緑化防止方法は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に内容物を収容するための開口部を有した袋体に対して、その開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、その開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、その密封用シール部材を結束させて開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程とを含み、無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下となり、無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御する方法である。
上記の袋体としては、前述の、無孔合成樹脂フィルムにより構成された鮮度保持包装袋を好ましく用いることができる。また、上記の密封用シール部材としては、前述のバックシーリングテープを好ましく用いることができる。これらにより、無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量を20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下、無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量を、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御することができる。
なお、上記の緑化防止方法および発芽防止方法において、緑化防止および/または発芽防止の効果を最大限得るためには、作製した根菜類入り包装体は、例えば、温度10〜30℃、湿度30〜90%の環境下で保存されることが好ましい。また、緑化を最小限とする観点から、根菜が密封された包装袋は暗所に静置されることが好ましい。なお、根菜類の実際の流通や販売の場においては、完全な暗所に根菜類を静置することは不可能であるが、そのような場合であっても、本方法によれば、十分に発芽防止および/または緑化防止の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、本発明を実施例および比較例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<合成樹脂フィルムの作製>
包装袋の外表面を構成する樹脂外層を形成する材料として、ナイロン6(宇部興産社製、UBEナイロン(登録商標)1022B)を準備した。
また、包装袋の内表面を構成する樹脂内層を形成する材料として、グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して2.5重量%となるように添加したものを準備した。
これら材料を、Tダイ押出機に投入し、共押出Tダイ法にて、2層構造の合成樹脂フィルムを作製した。本実施例においては、押出条件等を変更して、各層の厚みやフィルム全体の厚みが異なる3種の合成樹脂フィルム(表1、実施例1〜3)を得た。
なお、実施例1のフィルムと、実施例3のフィルムは、同一のフィルムである。
得られた合成樹脂フィルムを適当なサイズに切断した後、2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施し、10mm幅の熱シール部分を形成した。これにより、実施例1〜3の包装袋を作製した。
なお、比較例1〜3の包装袋は、市販の2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)または市販の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)を利用して作製した。これらはともに単層構造である。フィルムを包装袋にするやり方については実施例1〜3と同様である。また、比較例1のフィルムと、比較例2のフィルムは、同一のフィルムである。
得られた根菜用鮮度保持包装袋について、下記に示す測定及び評価を行った。
<酸素透過率の測定>
実施例1〜3および比較例1〜3の合成樹脂フィルムの酸素透過率Tは、モコン(MOCON)社製の酸素透過率測定装置(オキシトラン(登録商標)OX−TRAN 1/50)を使用して、JIS K7126−2における付属書Bに準拠した方法で測定した。測定条件は、23℃、50%RHに設定した。なお、単位は、cc/m・day・atmである。
<水蒸気透過量の測定>
・合成樹脂フィルムの水蒸気透過率は、JIS Z0208(カップ法)に準拠した方法で測定した。測定条件は、40℃、90%RHに設定した。また、秤量は、23℃、50%RHの条件下で実施した。なお、単位は、g/m・dayである。
また、合成樹脂フィルムの水蒸気透過率が大きすぎることによりJIS Z0208(カップ法)に準拠した方法を使用できない場合には、カップの代わりに50mm×100mm(内寸)の袋に塩化カルシウムをヒートシールで密封包装して、この袋の重さの経時変化より水蒸気透過率を算出した。この場合、袋の保管期間は、塩化カルシウムが吸湿しきらない範囲内とした。
<酸素濃度、二酸化炭素濃度、鮮度保持性の評価>
実施例1〜3および比較例1〜3の包装袋を用いて、具体的には、以下の方法で、包装袋の内部空間にジャガイモを密封してなる根菜入り包装体を作製した。
袋サイズ(内寸)が180mm×250mmであり、一辺に開口部を有するように作製した実施例1〜3および比較例1〜3の包装袋に対して、ジャガイモ400gをそれぞれ収容した。
その後、包装袋の周縁領域に、表1に示す密封用シール部材を配した(密着用シール部材は市場で入手可能なものを用いた)。そして、包装袋の開口部を密封用シール部材で結束して、包装袋の開口部を塞ぐことで、実施例1〜3および比較例1〜3のジャガイモ入り包装体を作製した。
作製した各根菜入り包装体を、18℃、8日間、湿度30〜90%の環境下に置いた。その後、以下の評価を行った。
・酸素濃度および二酸化炭素濃度の測定
18℃にて8日間保存した包装体内の気体を、外気が混じらないように注意深く採取し、ガスクロマトグラフ(ジーエルサイエンス社製、GC323)を用いて、酸素濃度および二酸化炭素濃度を測定した。
・発芽・発根の有無
18℃にて8日間保存した包装体内に収容した根菜の発芽状態を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
○:根菜が発芽または発根していることを目視にて確認できなかった。
×:根菜が発芽または発根していることを目視にて確認できた。
・緑化の有無
18℃にて8日間保存した包装体内に収容した根菜の緑化の程度を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
○:根菜が変色していることを目視にて確認できなかった。
×:根菜が変色していることを目視にて確認できた。
・腐敗の有無
18℃にて8日間保存した包装体内に収容した根菜の腐敗の程度を、目視や手で触れる等により観察し、以下の基準で評価した。
○:根菜が腐敗していることを確認できなかった。
×:根菜が腐敗していることを確認できた。
Figure 2018172146

Claims (9)

  1. 根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の鮮度保持方法であって、
    前記鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に前記内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
    前記鮮度保持包装袋に対して前記開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
    前記開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
    前記袋密封用シール部材を結束させて前記開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
    を含み、
    前記無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下であり、
    前記無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下である、根菜類の鮮度保持方法。
  2. 前記鮮度保持包装袋の内表面にエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂内層を有する、請求項1に記載の根菜類の鮮度保持方法。
  3. 前記鮮度保持包装袋の外表面にポリアミド樹脂材料を含む樹脂外層を有する、請求項1または2に記載の根菜類の鮮度保持方法。
  4. 前記無孔合成樹脂フィルムの厚みが20μm以上50μm以下である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の根菜類の鮮度保持方法。
  5. 前記袋密封用シール部材がバックシーリングテープである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の根菜類の鮮度保持方法。
  6. 前記根菜類入り包装体を作製する工程の後、前記根菜類入り包装体内の酸素濃度が、前記根菜類入り包装体を開封する前の状態で0.5%未満となるように調整する工程を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の根菜類の鮮度保持方法。
  7. 前記根菜類入り包装体を作製する工程の後、前記根菜類入り包装体内の二酸化炭素濃度が、前記根菜類入り包装体を開封する前の状態で45%未満となるように調整する工程を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の根菜類の鮮度保持方法。
  8. 根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の緑化防止方法であって、
    前記鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に前記内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
    前記鮮度保持包装袋に対して前記開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
    前記開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
    前記袋密封用シール部材を結束させて前記開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
    を含み、
    前記無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下となり、
    前記無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御する、根菜類の緑化防止方法。
  9. 根菜類を内容物として収容するための鮮度保持包装袋を用いた根菜類の発芽防止方法であって、
    前記鮮度保持包装袋は、無孔合成樹脂フィルムにより構成され、かつ一辺に前記内容物を収容するための開口部を有した袋体であり、
    前記鮮度保持包装袋に対して前記開口部から根菜類を内容物として収容する工程と、
    前記開口部の周縁領域に袋密封用シール部材を配する工程と、
    前記袋密封用シール部材を結束させて前記開口部を塞ぐことにより根菜類入り包装体を作製する工程と、
    を含み、
    前記無孔合成樹脂フィルムの23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過量が、20[cc/m・day・atm]以上2000[cc/m・day・atm]以下となり、
    前記無孔合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が、100[g/m・day]以上1000[g/m・day]以下となるように制御する、根菜類の発芽防止方法。
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