JP2504414B2 - 防曇性複層フイルム - Google Patents

防曇性複層フイルム

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JP2504414B2 JP61101741A JP10174186A JP2504414B2 JP 2504414 B2 JP2504414 B2 JP 2504414B2 JP 61101741 A JP61101741 A JP 61101741A JP 10174186 A JP10174186 A JP 10174186A JP 2504414 B2 JP2504414 B2 JP 2504414B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば野菜、根菜、果実、草花、花木、き
のこ類など(以下、本明細書ではこれらを広義の意味で
青果物と称する)、収穫後も生理作用を営む物の包装に
好適なフィルムに関し、殊に優れた溶断シール性を与え
ると共に、保存時の鮮度保持作用及び防曇作用を効果的
に発揮させることにより包装商品としての商品価値を高
めることのできる複層フィルムに関するものである。尚
本発明の複層フィルムは包装用に特定されず、室温等の
覆い用或は仕切用等広範な用途に利用されるが、以下の
説明では包装用として適用する場合を非限定的に代表例
示して述べることとする。
[従来の技術] 近年、生鮮野菜、果実、生花あるいはきのこ類の青果
物は、露地栽培から園芸施設栽培による計画的な多重・
多角的栽培へと移行してきているものが多く、定められ
た期間内に大量の青果物を収穫し包装しなければならな
いことが多い。また露地栽培を主体とする青果物にして
も収穫時期が決まっているので、短期間内に大量の収穫
物を包装し出荷しなければならず、これら青果物の包装
物が一般消費者の手に渡るまでの流通過程で最も問題と
なるのは、収穫時の鮮度を如何にうまく保持するかとい
うことである。
こうした要望に答えるべく、鮮度保持に主眼を置いた
包装用フィルムの改良研究が盛んに進められており、本
出願人も改良された幾つかの包装用フィルムを提案して
いる。
ところで前述の様な青果物は収穫によって直ちに生理
作用を失なう訳ではなく、特に収穫後しばらくの間は収
穫前と殆んど変らない程の生理作用を発揮する。また適
当な保存状態に保たれておれば生理作用は更に長く持続
され、且つ該生理作用を持続している限り青果物は良好
な鮮度を維持する。換言すれば保存状態が悪ければ生理
作用の持続が失われ、早期に腐敗してしまう。
包装状態における青果物の生理作用としては、 蒸散作用による水分の減少、 呼吸作用による雰囲気酸素の消費と炭酸ガスの発生、 炭酸ガスの発生、発熱にともなう昇温、 が知られており、密閉状態では酸素濃度が減少すると共
に炭酸ガス濃度が増加し、且つ熱が放散されない為包装
体の内部温度は上昇してくる。そして呼吸作用はある温
度以上でより活発となり、高温では蒸れ現象によって腐
敗し易くなる。また蒸散作用は、高温あるいは低湿度の
雰囲気でより大きくなり、その結果形成される高温・高
湿度中では一層腐敗し易くなる。
そこで上記の様な生理作用を考慮して保存時の鮮度保
持効果を高めるため、包装用袋に適当な大きさの開孔を
設けたり或は袋の底部をカットする等の手段で通気性を
高め、酸素濃度の低下を防止し、炭酸ガス濃度の増加を
防止し、また昇温を抑制することが試みられている。し
かしながらこれらはあくまでも応急処置的なものであっ
て、包装袋内部の温度分布やガス組成を必ずしも均一に
なし得る訳ではなく、局部的な腐食、特に外部から見え
ない部分での腐敗が進行し、消費者をあざむくという予
期しない結果を招くことがある。しかも青果物の包装時
或は流通過程で、前記開孔やカット部が起点となって包
装袋が破れることがあるという致命的な欠陥もある。し
かも青果物の種類によっては、開孔フィルムを使用する
と虫が侵入したり流通過程で水が入って品質が著しく劣
化するものもあり、孔をあけることが好ましくない場合
もある。
この様なところから、包装用袋に開孔やカット処理等
を施すことなく、しかも包装体内部を当該青果物の生理
作用に好適な温度およびガス組成に保ち得る様な包装用
フィルムの開発が望まれているが、現在のところこうし
た目的にかなう包装用フィルムは提案されておらない。
しかも現在実用化されている包装用フィルムを用いた青
果物の包装袋は、青果物の前記蒸散作用或は付着水分の
蒸発によって生じる水分が包装用袋の内面に付着して曇
りを生じ、内容物が外部から見えにくくなるといった問
題も有している。
例えばポリエチレンフィルムは、適度の水蒸気透過度
は有しているものの、酸素及び炭酸ガスの透過度が不足
する為青果物が短期間の保存で窒息状態となって鮮度低
下を来たし、またポリスチレンフィルムは適度の酸素及
び炭酸ガス透過性を有し青果物の呼吸作用は長期間持続
せしめ得るものの、水蒸気透過率が大きすぎる為水分の
蒸散作用が著しくなり、青果物が短期間のうちに変色ま
たは萎凋現象を生じ、良好な鮮度を長期的に維持するこ
とはできておらない。
しかも上記の様なフィルムは何れも防曇性が乏しく、
外観において商品価値を低下させるばかりでなく、曇り
部に凝縮した水分に青果物が直接触れると、いわゆる水
腐れの原因となる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであ
って、その目的は、無穴状態で様々の青果物の包装或は
その他の被覆や仕切用途等に適合させることのできる好
適な水蒸気透過性、酸素及び炭酸ガス透過性を備えると
共に優れた溶断シール強度を有し、且つ包装用袋として
使用した場合は青果物に接する側の表面層に曇り現象等
を生じることのない防曇性複層フィルムを提供しようと
するものである。
[問題点を解決する為の手段] 上記の目的を達成する為の要件として規定される本発
明フィルムの構成は、炭素数2〜10のα−オレフィン系
共重合体の1種以上:30〜90重量%と、酢酸ビニル、ア
クリル酸及びスチレンよりなる1種以上のモノマー単位
が全構成々分中の5〜80重量%を占める共重合体の1種
以上:10〜70重量%との混合物を構成材とする基層の少
なくとも片面に、炭素数2〜10のα−オレフィン系共重
合体を構成材とする表面層が形成された複層フィルムか
らなり、無孔状態でのフィルムの 水蒸気透過度が15〜200g/m2・24hr・40℃、 酸素透過度が3000〜35000cc/m2・24hr・atm・20℃・9
0%RH、 炭酸ガス透過度が12000〜130000cc/m2・24hr・atm・2
0℃・90%RH、 であると共に、少なくとも片面側表面層には防曇剤が存
在し、且つ270℃で溶断シールしたときに3.0kg−cm/15m
m以上の溶断シール強度を示すものであるところに要旨
が存在する。
この防曇性複層フィルムは、少なくとも片面側表面
が、2040℃の間で温度変化を繰り返したとき、後述す
る測定法で1日以上防曇性を示すものが好ましく、この
フィルムは青果物の包装に有利に活用することができ
る。
[作用] 本発明に係る複層フィルムは、無穴状態での水蒸気透
過度、酸素透過度、炭酸ガス透過度を特定すると共に、
包装用途等で用いたときの青果物に接する側の表面層に
防曇剤を存在せしめると共に、溶断シール強度を特定し
たところに特徴を有するものであるから、以下上記各特
性を定めた理由について説明する。
水蒸気透過度:15〜200g/m2・24hr・40℃ 水蒸気透過度は、青果物に付着している水分の蒸発及
び蒸散作用により放出される水分による袋内湿度を適正
に保ち、湿度過剰によるむれ現象を防止して腐敗を抑制
すると共に、湿度不足による青果物の萎凋、変色(黄変
又は褐変)、軟化、弾力性喪失等を防止するうえで重要
な特性であり、無穴状態での水蒸気透過度が15g/m2・24
hr・40℃未満では湿度過剰によるむれ現象によって青果
物が腐敗し易く、一方200g/m2・24hr・40℃を超える場
合は包装袋内部が湿度不足となって青果物が萎凋、変色
等を起こし易く、何れの場合も満足のいく鮮度保持効果
を得ることができない。良好な鮮度保持効果を確保する
うえでより好ましい水蒸気透過度は20〜150g/m2・24hr
・40℃の範囲である。
酸素透過度:3,000〜35,000cc/m2・24hr・atm・20℃・90
%RH 酸素透過度は、呼吸作用による酸素濃度の低下を外部
空気の透過侵入によって補い、生理作用を持続させるう
えで極めて重要な特性であり、該透過度が3,000cc/m2
24hr・atm・20℃・90%RH未満の場合は特に呼吸作用の
激しい(酸素消費量の多い)青果物を包装したときの内
部酸素量が欠乏し、窒息状態となって十分な鮮度保持効
果が発揮されない。一方35,000cc/m2・24hr・atm・20℃
・90%RHを超えた場合、酸素欠乏現象を生じる恐れはな
いが、外部からの細菌類の侵入によりかび等が生ずる青
果物の場合は、鮮度保持効果がかえって低下する。
酸素透過度のより好ましい範囲は4,000〜20,000cc/m2
・24hr・atm・20℃・90%RHである。
炭酸ガス透過度:12,000〜130,000cc/m2・24hr・atm・20
℃・90%RH 炭酸ガス透過度は、包装袋内のガス組成を適正に保
ち、青果物の呼吸作用を保証すると共に炭酸ガス障害を
回避し、更には菌体の侵入・繁殖による腐敗を防止する
うえでも有効な特性であり、該透過度が12,000cc/m2・2
4hr・atm・20℃・90%RH未満では包装袋内の炭酸ガス濃
度が高くなり過ぎて青果物の呼吸作用が阻害され、鮮度
及び味覚が急速に低下してくる。
一方130,000cc/m2・24hr・atm・20℃・90%RHを超え
ると、包装袋内部のCO2濃度が低くなりすぎて腐敗防止
及び劣化抑制効果が有効に発揮されなくなる。
炭酸ガス透過度のより好ましい範囲は15,000〜100,00
0cc/m2・24hr・atm・20℃・90%RHである。
本発明においては、上記水蒸気や酸素及び炭酸ガスの
各透過度がすべて規定範囲内に収まるものでなければな
らず、何れか1つの透過度が規定範囲を外れたときでも
本発明の目的を果たすことはできない。
更に本発明の包装用フィルムにおける青果物に接する
側の表面層には保存乃至流通期間中防曇性を示す様な防
曇剤が存在し、且つ270℃で溶断シールしたときの溶断
シール強度が3.0Kg−cm/15mm以上であるものでなければ
ならない。即ち本発明では、包装袋内面の曇り現象を防
止して商品価値を高めるばかりでなく、曇りの進行によ
って形成される水滴による内容物の水腐れを防止するう
えでも防曇作用は極めて重要な特性であり、且つ流通過
程で長期的に優れた防曇性を持続させる為には、保存乃
至流通時の気温変化を考慮して、 の間、好ましくは040℃の間で温度変化を繰り返す経
過中継続して防曇性を示す様な防曇剤が表面層に存在す
るものであることが望まれる。本発明は前述の如く収穫
後も生理作用を持続する青果物を包装対象とするもので
あり、冷凍保存よりもむしろ室温雰囲気での保存が望ま
れるところから、本発明における防曇特性の設定に当た
っては、たとえば次に示す様な方法によって求められ
る、2040℃ないし0℃の間で温度変化を繰り返した
ときの防曇持続性により定めるのがよく、本発明では下
記の測定法で1日以上防曇性を持続するものであること
が望まれる。
(防曇性評価方法) 200ccビーカーに150ccの40℃温水を入れ、試料の防曇
面を内側にしてビーカーにかぶせる。その後、6Hr,20℃
(または0℃)に保ち、そして次に40℃に6Hrに保つ。
この温度変化を2回繰り返し(合計24時間)、フィルム
面を通して容器内容物が明瞭に観察できるか否かによっ
て判定する。表面層に存在させる防曇剤の種類は特に限
定されるものではなく、従来から知られた防曇剤の他、
帯電防止剤や滑性剤の如く防曇特性を発揮し得るすべて
のものを使用することができ、必要によっては2種以上
を併用することもできる。これらの防曇剤は表面層構成
材中に直接混入し得る他、基層構成材中にのみ混入させ
ておき、積層後表面層へ拡散移行させることによって表
面層に防曇性を与えることも可能である。表面層におけ
る防曇剤の存在量は、防曇剤の種類によっても変わって
くるので一律に規定することは適当でないが、好ましい
のは0.3〜3重量%の範囲である。しかして0.3重量%未
満では防曇性能が不十分である為本発明の要求特性が満
たされ難く、一方3重量%を超える場合は表面層が白化
現象を生じて透明性が低下するばかりでなく、青果物の
蒸散によって袋の内面に付着した水分が白濁現象を起こ
し、商品価値が著しく低下するという問題も生じてく
る。
尚、製袋前のフィルムの状態で防曇性を評価する簡便
法として表面層の表面張力で評価することも可能であ
り、本発明者らが確認したところによると、該表面張力
が38ダイン/cm以上となる様に防曇剤の存在量を調整す
ることによって、目的にかなう防曇持続性を確保し得る
ことが明らかとなった。
次に本発明の複層フィルム層は、製袋時或は青果物充
填後必要によって行なうことのある密封時に溶断シール
されるものであり、青果物の充填時或は流通時等にシー
ル部が剥離して開封される現象を阻止するには、270℃
で溶断シールしたときの溶断シール強度が3.0Kg−cm/15
mm以上でなければならず、該溶断シール強度が不足する
場合は、青果物の充填時或は取扱い時にシール部が剥離
する。尚溶断シール温度は、現在実用化されている一般
的な溶断シール温度を基準にして定めたが、上記溶断シ
ール条件のもとで上記設定値以上の溶断シール強度を示
し得るものである限り、前述の範囲を外れる溶断シール
温度を採用することを排除するものではない。
以上の様な諸特性を有する複層フィルムは、基層構成
材と表面層構成材の共押出しあるいはインラインラミネ
ート法等によって製造することができるが、前述の要求
特性を満足するには、基層および表面層の構成材として
下記の樹脂を選択することが必要となる。以下、それら
構成材について説明すると次の通りである。
まず基層は、フィルムに要求される最低限の機械的強
度を確保すると共に、水蒸気、酸素及び炭酸ガスの各透
過性にも最も大きい影響を及ぼすものであり、次の様な
素材を使用することによって前述の目的にかなう基層を
得ることができる。即ち基層構成材としては、炭素数
が2〜10であるα−オレフィン系の共重合体の1種以上
と、酢酸ビニル、アクリル酸及びスチレンよりなる1
種以上のモノマー単位が全構成々分中の5〜80重量%を
占める共重合体の1種以上、との混合物で、且つその混
合比率が前者:30〜90重量%、後者:10〜70重量%で
ある混合物を使用しなければならない。
上記を構成する炭素数2〜10のα−オレフィンの具
体例としてはエチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセ
ン、ヘプテン等が挙げられるが、より一般的なのはエチ
レン、プロピレン、ブテンである。上記α−オレフィン
の2種以上のランダム共重合体あるいはブロック共重合
体を使用すると、前記透過度のすべてを満たす基層が一
層容易に得られる。この場合の共重合比は、組合される
α−オレフィンの種類に応じて任意に決定すればよい。
また上記を構成する共重合体としては、酢酸ビニ
ル、アクリル酸及びスチレンよりなるモノマー単位を該
共重合体全構成々分中に5〜80重量%含有する共重合体
を使用すべきであり、これらのモノマーと組合されるモ
ノマーとしては、共重合可能なモノマーであればよい
が、特に好ましいのはエチレン、プロピレン等のα−
オレフィン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、あるいはブタジエン等である。共重合体中に占
める酢酸ビニル、アクリル酸及びスチレンよりなるモノ
マー単位の重量が5%未満あるいは80%超である場合
は、前記各透過度のすべてを満足することが困難になる
他、80%超の場合は基層フィルムのヘイズが悪化する傾
向が見られ、また溶断シール性の低下あるいは溶断部に
ひげ状物ができる等の難点が生じてくる。
上記及びの混合比率は前者30〜90重量%に対して
後者10〜70重量%の範囲とすべきであり、この様な配合
率範囲を特定することによって、強度等の機械的特性は
もとより透明性や溶断シール性及び前記各透過度のすべ
てにおいてバランスのとれた性能を確保することができ
る。ちなみに共重合体の配合率が30重量%未満である
場合は、基層フィルムの透明度が低くなる。一方共重
合体が90重量%を超える場合は、ガス透過性能を本発明
で規定する範囲に収め難くなる場合が生じてくる。たと
えば、酸素透過度及び炭酸ガス透過度が前記設定範囲に
入ったとしても水蒸気透過度が設定範囲から外れるとい
った問題が生じ、この場合は青果物の生理作用に好適な
包装雰囲気が得られ難くなる。
尚上記、を配合するに当たっては、230℃におけ
る該配合物のメルトインデックスが1〜100/10min、よ
り好ましくは2〜50g/10minとなる様に上記、の配
合比やそれらの組合わせを選定するのが好ましい。
次に表面層構成材は、防曇剤の存在によって長期に亘
り優れた防曇性を持続し得る他、優れた溶断シール性を
有することが必要であり、こうした要求を満たす為の表
面層構成材としては、炭素数が2〜10であるα−オレフ
ィン系モノマー(エチレン、プロピレン、ブテン、ペン
テン、ヘキセン、オクテン、デセン等)から選ばれる2
種以上によって得られるランダム共重合体もしくはブロ
ック共重合体を使用すべきであり、この共重合体は単独
或は混合して使用される。溶断シール性を高める上で特
に好ましい表面層構成材は、融点が80〜150℃のα−オ
レフィン単独重合体、共重合体またはそれらの2種また
は3種以上の混合物を主成分とする重合体である。該表
面層構成フィルム中に防曇剤を存在させる方法として
は、該表面層構成材自体の中に防曇剤を混入させるおく
方法の他、基層フィルム中に適量の防曇剤を含有させて
おき、積層後の拡散によって表面層構成フィルム中に防
曇剤を移行させる方法を採用することもできる。
この場合、基層フィルム内へ混入させる防曇剤の量は
0.3〜3重量%、より好ましくは0.4〜2.2重量%が好適
であり、0.3重量%未満では表面層フィルム方向への拡
散移行量が不十分となる為表面層に十分な防曇性能を与
えることができず、一方3重量%を超えると、表面層部
側の防曇性は十分に高められるものの、表面層フィルム
が白化現象を生じて商品価値が劣悪になる。ところが基
層フィルム中に0.3〜3重量%の防曇剤を含有させてお
いて表面層フィルムと積層すると、基層フィルム中の防
曇剤が表面層フィルム方向へ徐々に拡散移行していく結
果、長期間に亘って良好な防曇特性を持続することとな
る。
前述の基層構成材及び表面層構成材から複合フィルム
を成形する為の手段は特に限定されず、共押出し法やイ
ンラインラミネート法の如き周知の方法によって行なわ
れることは先に述べた通りであり、また基層及び表面層
の肉厚も格別の制約はないが、経済性や物性等を加味し
て最も一般的なのは、基層:4〜200μm程度、表面層:0.
3〜8μm程度である。また基層と表面層(両外面が表
面層であるときはその合計厚さ)との厚み比は99.5〜6
0:0.5〜40とするのが一般的である。尚本発明フィルム
の最も基本的な複合形態は、表面層と基層を1層ずつ積
層した形態のものであるが、この基層の両面に表面層を
積層して両面に防曇性を持たせたり、或は基層の片側
(表面層積層面とは反対側、但し、両表面層に防曇性を
もたせている場合は該表面層のうちいずれか一方)に印
刷等の加工を施すことも勿論可能であり、これらはすべ
て本発明の技術的範囲に含まれる。
また基層及び表面層を構成するフィルム中には更に必
要に応じて滑剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤等を配合することも
でき、更に該複層フィルムは所望により1軸延伸若しく
は2軸延伸を施して物性を改善することもできる。
この様にして得られる発明の複層フィルムは、製袋後
青果物を充填密封し又は密封しないで市場に供するのが
最も一般的であるが、場合によっては青果物を該フィル
ムでくるみ込んでテープ止めしたり或は青果物の巻き付
け包装に使用することもでき、更に大きな通気性が要求
される場合は、全面に小さな孔をあけたり製袋後一部を
カットして通気性を高めて使用する方法等を適用するこ
とも可能である。
次に実施例を挙げて本発明を一層明確にするが、本発
明はもとより下記の実施例によって制限を受けるもので
はない。尚下記実施例において「%」とあるのは特記し
ない限り「重量%」を意味する。
また本発明で規定される水蒸気、酸素及び炭酸ガスの
各透過度の測定法は、それぞれ下記の通りとした。
水蒸気透過度:JIS−Z−0208のB法で定める防湿包装材
料の透湿度試験法に準拠して測定した。
酸素透過度及び炭酸ガス透過度:JIS−Z−1707で定める
「食品用プラスチックフィルムの試験法」中、気体透過
度の試験法に準拠して測定。但し各気体については標準
温度に換算せず20℃における体積とし、且つ24時間当た
りの透過量として求めた。
[実施例] 実施例1 エチレン・プロピレン共重合体(エチレン含有量:5
%)と、酢酸ビニル含有量が28%であるエチレン・酢酸
ビニル共重合体とを、前者65%、後者35%の比率で混合
してなる基層構成材と、プロピレン・ブテン−1共重合
体(ブテン−1含有量:18%)とブテン・エチレン共重
合体(エチレン含有量:3.5%)とを1:1の重量比率で配
合してなる混合組成物からなる表面層構成材(但し該表
面層構成材中には防曇剤として6%の高級脂肪酸エステ
ルモノグリセライドを混入させた)を使用し、共押出し
法によって、基層の両面に表面層の積層された複層フィ
ルムを作製し(押出温度:260℃、冷却:20℃)、引き続
いて縦延伸倍率3倍、横延伸倍率8倍の2軸延伸を施
し、更に両面にコロナ放電処理を行なって、基層16μ
m、表面層2μm×2(両面)の合計20μmの3層フィ
ルムを得た。このフィルムの片面(A)側の表面張力は
42ダイン/cm、他方面(B)側の表面張力は38ダイン/cm
であった。該複層フィルムの諸特性を第1表に示す。
この複合フィルムの(A)面側を内側にして溶断シー
ル法により包装用袋を作製し、これに収穫直後のなすを
封入して保存時の鮮度変化を調べた。尚なすの呼吸量は
15℃において20CO2mg/Kg・hr、25℃において110CO2mg/K
g・hrである。
結果は後記第3表に一括して示す。
実施例2 プロピレン・ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:20%)とエチレン・スチレン共重合体(スチレン含
有量:40%)とを、前者90%、後者10%の比率で配合し
てなる基層構成材(防曇剤として高級脂肪酸エステルモ
ノグリセライドを0.8%配合)と、プロピレン・ブテン
−1共重合体(ブテン−1含有量:18%)とプロピレン
・ブテン−1共重合体(ブテン−1含有量:30%)とを
前者70%、後者30%の比率で配合してなる表面層構成材
とを用い、実施例1と同様にして3層構造の複合フィル
ムを作製した(押出温度:250℃、冷却:25℃)。その後
引き続いて縦延伸倍率2.5倍、横延伸倍率7.8倍の2軸延
伸を行ない、基層20μmの両面に表面層各1.5μmの積
層された合計肉厚23μmの3層フィルムを得た。このフ
ィルムの片面(A)側の表面張力は41ダイン/cm、反対
面(B)側の表面張力は38ダイン/cmであり、何れの面
も基層から拡散してきた防曇剤の良好な防曇性を示し
た。
該フィルムの諸特性を第2表に示す。
このフィルムの(A)面側を内側にして溶断シール法
により包装用袋を作製し、これに収穫直後の枝豆を封入
して保存時の鮮度変化を調べた。
尚枝豆の呼吸量は、15℃において170CO2mg/Kg・hr、2
5℃において380CO2mg/Kg・hrである。
結果は後記第3表に一括して示す。
実施例3 実施例1で得た包装用袋にきゅうり2本を封入し、同
様にして保存時の鮮度変化を調べた。尚きゅうりの呼吸
量は、15℃において20CO2mg/Kg・hr、25℃において130C
O2mg/Kg・hrである。
結果は第3表に一括して示す。
尚第3表には、比較の為無包装の場合及びOPPフィル
ム(2軸延伸ポリプロピレンフィルム)、PEフィルム
(ポリエチレンフィルム)で密封包装した場合の実験結
果も併記した。
尚、第3表に示す鮮度保持試験の評価基準は第4表に
示す通りとした。
実施例4 第5表に示す如く、種々の高分子素材よりなる基層構
成材の両面にプロピレン・ブテン1(18%)共重合体よ
りなる表面層構成材(何れも防曇剤として高級脂肪族モ
ノグリセライドを1%配合)を共押出法により積層した
後、縦2.5倍×横7.5倍に2軸延伸し、次いで両面の表面
張力が何れも39ダイン/cmとなる様にコロナ放電処理を
施して複層フィルムを得た。
得られた各複層フィルムの水蒸気透過度、酸素透過
度、炭酸ガス透過度、防曇性及び溶断シール強度を第6
表に一括して示す。
上記で得た各複層フィルムA〜Hを用いて100mm×180
mmの袋を作製し、これにインゲン豆を70g充填して以下
前記と同様にして保存時の鮮度変化を調べた。尚保存条
件は35℃×70%RHとした。
結果は第7表に一括して示す通りであり、本発明の規
定要件を満たす複層フィルム(B,D,F,H)を用いたもの
では全体的に見て良好な鮮度保持効果が得られているの
に対し、フィルムAは水蒸気透過度が低過ぎるため水分
の放散が起こらず、ズルケ、臭気から見た劣化が著し
い。これに対しフィルムCは水蒸気透過度が高過ぎるた
め、内部が脱水状態となって変色、軟化が見られる。ま
たフィルムE及びGは何れも酸素透過度と炭酸ガス透過
度が規定範囲を外れるものであり、呼吸不足による変色
が特に著しい。
比較例1 防曇剤として6%の高級脂肪酸エステモノグリセライ
ドを混入したアイソタクチックポリスチレンよりなる単
層フィルムIと、 アイソタクチックポリスチレンからなる基層構成材
と、プロピレン・ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:18%)とブテン・エチレン共重合体(エチレン含有
量:3.5%)とを1:1の重量比率で配合してなる混合組成
物からなる表面層構成材(但し該表面層構成材中には防
曇剤として6%の高級脂肪酸エステルモノグリセライド
を混入させた)を使用し、共押出し法によって、基層の
両面に表面層の積層された複層フィルムJ との2種類のフィルムを作製し(押出温度:240℃、冷
却:20℃)、引き続いて縦延伸倍率3倍、横延伸倍率3.5
倍の2軸延伸を施し、更に両面にコロナ放電処理を行な
って、20μmの単層フィルムと、基層16μm、表面層2
μm×2(両面)の合計20μmの3層フィルムとを得
た。該3層フィルムの片面(A)側の表面張力は42ダイ
ン/cm、他方面(B)側の表面張力は38ダイン/cmであっ
た。該複層フィルムの諸特性を第8表に示す。
これらのフィルムを用いて溶断シール製袋加工を行な
ったところ、単層フィルムIでは全く溶断シールが不能
であった。また3層フィルムJは、基層と表面層都の接
着力が弱くしかも溶断シール部も一体に融着せず分離状
態となった。この溶断シール工程では、フィルムを半折
りして両サイドをシールするが、フィルムの弾性による
戻り力によってシール部が簡単に分離し、フィルムのガ
ス透過性能とは全く無関係にガスの出入りが起こるため
鮮度維持効果が有効に発揮されず、且つ包装そのものに
適用し難いものであった。
これらのフィルムI、Jを用いて包装用袋を作製し
(溶断シール不足の状態のままのもの)、これに収穫直
後のなすを充填して保存時の鮮度変化を調べた。尚、該
充填工程ではいずれも溶断シール不足により満足な密封
効果が得られず、シール部の少なくとも一部が開封状態
となったが、そのままの状態で鮮度変化を調べた。結果
は後記第9表に示す通りであり、溶断シール不足により
当初から開封状態となり或は充填工程で開封してしまう
ため、特に軟化や変色が著しいことが分かる。
比較例2 前記比較例1で得た包装用袋にきゅうり2本を挿入
し、同様にして保存時の鮮度変化を調べた。尚きゅうり
の呼吸量は、15℃において20CO2mg/Kg・hr、25℃におい
て130CO2mg/Kg・hrである。
結果は第9表に示す。
尚第9表には比較の為無包装の場合及びOPPフィルム
(2軸延伸ポリプロピレンフィルム)、PEフィルム(ポ
リエチレンフィルム)で密封包装した場合の実験結果も
併記した。尚、第9表に示す鮮度保持試験の評価基準は
前記第4表に示したのと同様である。
比較例3 ポリスチレンよりなる単層フィルムL、またはプロピ
レン・ブテン−1(ブテン−1:20重量%)共重合体:50
重量%とエチレン・酢酸ビニル(酢酸ビニル:28重量
%)共重合体:50重量%との混合物からなる単層フィル
ムM(いずれも厚さは20μmであり、各フィルム構成材
中には防曇剤として高級脂肪族モノグリセライドを1%
配合)とについて、夫々ガス透過性を測定すると共に、
これら各フィルムL,Mの外周縁に帯状に水性酢酸ビニル
エマルション接着剤層(厚さ2μm)を設けた後、該接
着剤塗布部を合わせた部分の溶断シール強度を測定し、
第10表に示す結果を得た。
上記で得た各フィルムについて、溶断シール部に水性
ビニルエマルション接着剤を塗布してから溶断シールす
ることにより100mm×180mmの袋を作製し、これにインゲ
ン豆を70g充填して以下前記と同様にして保存時の鮮度
変化を調べた。尚保存条件は35℃×70%RHとした。
結果は第11表に示す通りであり、フィルムLでは、溶
断シール強度が極端に低いため、インゲン豆充填時に溶
断シール部が簡単に剥離し、殆んど有効な包装効果が発
現されず、またフィルムMは、本発明で規定する基層構
成材を用いたものであるが、溶断シール強度確保のため
の表面層が存在しないため、やはり溶断シール強度が弱
く、充填状態でシール部が簡単に剥離したり、充填後に
簡単にシール部が剥離して開封状態となり、いずれも本
発明で意図する様な安定した鮮度保持効果を得ることが
できない。即ちこれらのフィルムでは、充填包装段階自
体で満足な密封が困難であるばかりでなく、仮に外見上
密封できたとしても、流通時の取扱い過程で溶断シール
部が簡単に解放して密封効果を失うばかりでなく、内容
物の飛散を起こすことは必定であり、包装用フィルムと
して実用化することはできない。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、無穴状態での水
蒸気、酸素及び炭酸ガスの各透過度が適正に調整されて
いるので、青果物は密封包装後も生理作用を持続するこ
とができ、鮮度保持期間を大幅に延長することができ
る。しかもこの複層フィルムは優れた防曇性及び防曇持
続性を有しているので、流通過程で内容物が見え難くな
って商品価値が低下したり、或は曇り部に凝集した水分
によって青果物の腐敗が促進される様な恐れもなく、青
果物の外観点商品イメージの低下を防止すると共に、消
費者の手元に新鮮な状態で供給することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−163414(JP,A) 特開 昭57−63251(JP,A) 特開 昭53−37784(JP,A) 特開 昭54−119580(JP,A) 特開 昭61−83038(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数2〜10のα−オレフィン系共重合体
    の1種以上:30〜90重量%と、酢酸ビニル、アクリル酸
    及びスチレンよりなる1種以上のモノマー単位が全構成
    々分中の5〜80重量%を占める共重合体の1種以上:10
    〜70重量%との混合物を構成材とする基層の少なくとも
    片面に、炭素数2〜10のα−オレフィン系共重合体を構
    成材とする表面層が形成された複層フィルムからなり、
    無孔状態でのフィルムの 水蒸気透過度が15〜200g/m2・24hr・40℃、 酸素透過度が3000〜35000cc/m2・24hr・atm・20℃・90
    %RH、 炭酸ガス透過度が12000〜130000cc/m2・24hr・atm・20
    ℃・90%RH、 であると共に、少なくとも片面側表面層には防曇剤が存
    在し、且つ270℃で溶断シールしたときに3.0kg−cm/15m
    m以上の溶断シール強度を示すものであることを特徴と
    する防曇性複層フィルム。
  2. 【請求項2】少なくとも片面側表面が、2040℃の間で
    温度変化を繰り返したとき、本文記載の測定法で1日以
    上防曇性を示すものである特許請求の範囲第1項に記載
    の防曇性複層フィルム。
  3. 【請求項3】青果物の包装に使用されるものである特許
    請求の範囲第1または2項に記載の防曇性複層フィル
    ム。
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