JP2007044159A - シリンジ - Google Patents

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Takahiko Kunishige
隆彦 国重
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Abstract

【課題】プランジャに軸方向と異なる方向の力が作用した場合でも、ガスケットによる気密性、液密性を確保し得るとともに、プランジャとガスケットが外れにくく、組み立てが容易、組み立て時に液漏れのおそれがないプレフィルドシリンジの提供。
【解決手段】プランジャ上41、プランジャ下42をかん合させるとき、プランジャ下42に設けた凸部422をプランジャ上41に設けた凹部412に挿入し、奥まで挿入し終えたらプランジャ下42に設けた凸部422がプランジャ上41に設けた凹部412の端部に位置するまでプランジャ下42を回転させる。プランジャ上41とプランジャ下42の係合部に隙間を持たせ、遊嵌状態で連結されているため、プランジャ4に作用した力がガスケット3に直接伝達されることが防止され、それによるガスケット3の変形を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリンジ、特に、薬液等の液体を収納したシリンジに関する。
予め薬液等を収納したプレフィルドシリンジが知られている。このプレフィルドシリンジは、外筒と、この外筒内に挿入されたガスケットと、このガスケットに連結されたプランジャ(押し子)とを備え、外筒とガスケットとで囲まれる空間に、薬液が収納されている。このようなプレフィルドシリンジでは、ガスケットとプランジャの連結は、通常、雌ネジと雄ネジによる螺合構造が採用されている。ここで、ガスケットとプランジャとが螺合により連結されていると、連結部位に遊びがないので、プランジャの動きが直接ガスケットに伝達されることになる。この場合、例えば、プランジャの基端が他の物に衝突し、斜め横方向からの力が作用すると、その力がガスケットに伝達されてガスケットが歪み、外筒内面との間に隙間ができて液漏れを生じるおそれがある。また、薬液が収納されていないディスポーザブルタイプのシリンジではプランジャー先端のヘッド部とガスケットに設けられた該ヘッド部と対応する形状の中空部とを凹凸嵌合させている。中空部をヘッド部に対し大きめな寸法にすることで両者を遊嵌状態とし、上述のような使用時における液漏れを防止することができる。しかし、この形状をプレフィルドシリンジに適用した場合、ガスケットとプランジャーの組み立て時における嵌合時のショックで薬液が漏出するおそれがある。また、プランジャの先端部に形成された、突起に螺合しうる螺合部と螺合部の先端側に形成された空間を有するガスケットと、プランジャの突部がガスケットの空間に進入した時、突部が遊かん状態で係合するプレフィルドシリンジがある。(特許文献1参照)しかし、この場合柔らかい材質のガスケットに空間を設け、硬い材質のプランジャと遊かん状態で係合するため、プランジャを引くときにガスケットが外れる恐れがある。
特開2002−272843
本発明の目的は、プランジャに軸方向と異なる方向の力が作用した場合でも、ガスケットによる気密性、液密性を確保し得るとともに、プランジャとガスケットが外れにくく、組み立てが容易なシリンジ、また、上記効果を有し、組み立て時に液漏れのおそれがないプレフィルドシリンジを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(4)の本発明により達成される。
(1)プランジャが2つの部品からなり、前記2部品の接合部には2部品のうちの1部品を回転させたとき、もう一方の部品も追随して回転する、回転追随機構が設けてあることを特徴とする、シリンジ。
(2)前記2部品の接合部には隙間があることを特徴とする、前記(1)に記載のシリンジ。
(3)前記2部品には一方の部品に凹部、もう一方の部品に凸部を有し、それらがかん合することが前記回転追随機構となることを特徴とする、前記(1)もしくは(2)に記載のシリンジ。
(4)前記外筒と前期ガスケットで囲まれる空間に、液体が収納されていることを特徴とする、前記(1)から(3)のいずれかに記載のシリンジ。
以上述べたように、本発明のシリンジによれば、シリンジを落とすなどしてプランジャに軸方向以外の力が加わったとしても、プランジャが2パーツから成るため、プランジャ間の隙間によって軸方向以外の力を吸収し、力がガスケットとシリンジ外筒によって形成される空間まで伝達しない。
また、一方のプランジャが回転したときに他方のプランジャも追随して回転するため、プランジャをガスケットにかん合させることができる。
さらに、ガスケットとプランジャの間に空洞がないため、プランジャを押し込んでもガスケットが径方向に拡がり、プランジャの摺動抵抗があがってしまうということがない。
また、プランジャとガスケットの間に隙間がなく、その分ガスケット内のネジ部が長いため、プランジャを引くなどの動作をしても不用意に外れることがない。
以下、本発明のシリンジを図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のシリンジ1は、いわゆるプレフィルドシリンジと呼ばれるもので、外筒(シリンジ外筒)2と、外筒2内で摺動し得るガスケット3と、ガスケット3を移動操作するプランジャ(押し子)4とを備えている。ガスケット3とプランジャ4とは、後述する連結機構により連結(結合)されている。
[外筒]
外筒2は、有底筒状の部材で構成され、底部21の中央部には、外筒2の胴部に対し縮径した縮径部22が一体的に形成されている。この縮径部22には、例えば、針管のハブ(図示せず)、コネクタ類等が嵌合、装着されて使用される。
縮径部22の先端には、封止部材として、フィルム24が貼着され、縮径部22の内腔23を気密的に封止している。
なお、縮径部22の封止方法は、フィルム24を用いたものに限らず、例えば、弾性栓やキャップ等(図示せず)により封止してもよい。
また、外筒2の基端外周には、板状のフランジ25が一体的に形成されている。プランジャ4を外筒2に対し相対的に移動操作する際などには、このフランジ25に指を掛けて操作を行うことができる。
外筒2および後述するプランジャ4のそれぞれの構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)のような各種樹脂が挙げられるが、その中でも、成形が容易であるという点で、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)のような樹脂が好ましい。
なお、外筒2の構成材料は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。
外筒2の外周面には、目盛り(図示せず)が形成されている。これにより、シリンジ1内の液体7の液量を把握することができる。
[液体]
本実施形態のシリンジ1では、外筒2とガスケット3とで囲まれる空間内に、予め液体7が液密に収納されている。
液体7としては、例えば、ブドウ糖等の糖質注射液、塩化ナトリウムや乳酸カリウム等の電解質補正用注射液、ビタミン剤、ワクチン、抗生物質注射液、造影剤、ステロイド剤、蛋白質分解酵素阻害剤、脂肪乳剤、抗癌剤、麻酔薬、覚せい剤、麻薬のような各種薬液、あるいは、蒸留水、消毒薬、流動食、アルコール等が挙げられる。
[ガスケット]
外筒2内には、弾性材料で構成されたガスケット3が収納されている。ガスケット3は、中空部31及び中空部内に雌ネジ部32を有し、後述するプランジャ4の操作により、外筒2内で、外筒2の長手方向に摺動することができる。
ガスケット3の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等の弾性材料が挙げられる。
なお、ガスケット3は、その少なくとも外周部が前述のような弾性材料で構成されていれば良く、例えば、樹脂材料で構成された芯部(図示せず)を有し、この芯部の外周を覆うように弾性材料が配置された構成のものでも良い。この場合には、芯部に、後述するネジ山が形成されることとなる。
[プランジャ]
プランジャ4は、主に、横断面が十文字状の板片で構成され、2つの部材が結合することで形成されている。また、プランジャ4の基端には、板状のフランジ421が一体的に形成されている。このフランジ421を指等で押圧することによりプランジャ4を操作する。さらに、プランジャ4の先端は雄ネジ部が形成されている。
なお、本発明では、螺合部及びネジ山の形状、配置、本数、寸法等は、特に限定されない。
本発明は、これらの部品を組み合わせて成る、シリンジもしくはプレフィルドシリンジである。
以下にシリンジもしくはプレフィルドシリンジの組み合わせ方を図で示しながら説明する。
図1は、本実施形態の分解図である。この状態から、作業者はまずプランジャ4を構成する、プランジャ上41、プランジャ下42をかん合させる。このとき、プランジャ下42に設けた凸部422をプランジャ上41に設けた凹部412に挿入し、奥まで挿入し終えたらプランジャ下42に設けた凸部422がプランジャ上41に設けた凹部412の端部に位置するまでプランジャ下42を回転させる。ここで、プランジャ上41とプランジャ下42の係合部に隙間を持たせ、遊かん状態で係合させている。(図2、3参照)
このように、プランジャ4がガスケット3に対し遊嵌状態で連結されているため、プランジャ4に作用した力がガスケット3に直接伝達されることが防止され、それによるガスケット3の変形を防止することができる。そのため、予め液体を収納したシリンジ(プレフィルドシリンジ)に適用した場合には、ガスケット3の変形による液漏れを防止することができる。
図4は、上記のようにプランジャ上41と下42を係合させた状態を示す図である。この状態からプランジャ上41に設けた雄ネジ部に、ガスケット内部に設けた雌ネジ部を回転させながら係合させる。
このとき、プランジャ上41とガスケット3の間に隙間はほとんどないため、プランジャ4を外筒2に押し込んだ後引張ったとしても、ガスケット3がプランジャ4から外れる恐れはほとんどない。
その後プランジャ4とガスケット3を係合させ、ガスケット3を係合させたプランジャ4を外筒2に押し込む。
図5は、上記のようにガスケット3を係合させたプランジャ4を外筒2に押し込んだ状態を示す図である。この状態から、分注機(図示せず)を用いて液体をシリンジ内に注入し、フィルム24によりシールすることで組立完了とする。
本発明のシリンジの分解状態を示す図である。 本発明のシリンジにおいて、プランジャ上と下の詳細を示した図である。 本発明のシリンジにおいて、プランジャ上とプランジャ下を係合させた状態を示す図である。 本発明のシリンジにおいて、プランジャ上とプランジャ下を係合させた状態を示す図である。 本発明のシリンジにおいて、プランジャとガスケットを係合させたものを外筒に押し込んだ図である。
符号の説明
1 シリンジ
2 外筒
21 底部
22 縮径部
23 内腔
24 フィルム
25 フランジ
3 ガスケット
31 中空部
32 雌ネジ部
4 プランジャ
41 プランジャ上
411 雄ネジ部
42 プランジャ下
421 フランジ

Claims (4)

  1. プランジャが2つの部品からなり、前記2部品の接合部には2部品のうちの1部品を回転させたとき、もう一方の部品も追随して回転する、回転追随機構が設けてあることを特徴とする、シリンジ。
  2. 前記2部品の接合部には隙間があることを特徴とする、請求項1に記載のシリンジ。
  3. 前記2部品には一方の部品に凹部、もう一方の部品に凸部を有し、それらがかん合することが前記回転追随機構となることを特徴とする、請求項1もしくは2に記載のシリンジ。
  4. 前記外筒と前期ガスケットで囲まれる空間に、液体が収納されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のシリンジ。
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