JP2007043362A - 原稿搬送制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 解像度等の読み取り制御情報を原稿の頁毎に設定可能であると共に、画像の読み取り処理時間の短縮化が可能となる自動原稿送り装置における原稿搬送制御装置を提供する。
【解決手段】 1枚ずつ給紙される原稿200を読み取り位置Lに向けて搬送する原稿搬送手段30と、前記原稿200の頁毎の読み取り制御情報の設定を受け付ける読み取り制御情報受付手段300と、設定された読み取り制御情報に基づいて、原稿200の頁毎の搬送速度を設定する搬送速度設定手段300と、原稿の搬送速度を前記頁毎に設定された搬送速度に切り替え制御する搬送速度制御手段300を備えている。
【選択図】 図4
【解決手段】 1枚ずつ給紙される原稿200を読み取り位置Lに向けて搬送する原稿搬送手段30と、前記原稿200の頁毎の読み取り制御情報の設定を受け付ける読み取り制御情報受付手段300と、設定された読み取り制御情報に基づいて、原稿200の頁毎の搬送速度を設定する搬送速度設定手段300と、原稿の搬送速度を前記頁毎に設定された搬送速度に切り替え制御する搬送速度制御手段300を備えている。
【選択図】 図4
Description
この発明は、カラー複写機などの画像形成装置に適用される原稿搬送制御装置に関する。
カラー複写機などに用いられる自動原稿送り装置では、一般的に、読み取り原稿のジョブ単位で設定された解像度に対して予め決められた原稿搬送速度によって原稿を搬送し、画像読み取り位置に至った原稿の画像の読み取りを行うようになっている。
従来、原稿画像を読み取る場合、例えば高階調原稿画像のときには、搬送速度を低速度に設定し、2値画像の場合は、搬送速度を高速度に設定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、原稿の総画像データ量に応じて、読み取り速度を細かく決めるようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−56222号公報
特開2000−309131号公報
ところで、自動原稿送り装置の原稿給紙トレーに積載された複数の原稿に対して、頁毎に異なる解像度を設定し、画像データの低容量化や画像読み取り時間の短縮化を図りたい場合がある。
しかし、上記した従来のものは、ジョブ単位の解像度に応じた搬送速度、あるいは、画像の階調度などに応じた搬送速度で原稿を搬送する構成であるから、原稿の各頁毎で解像度を設定し、画像データの低容量化や画像読み取り時間の短縮化を図りたいという上記要求に対して、これを満足させることができないという問題があった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、解像度等の読み取り制御情報を原稿の頁毎に設定可能であると共に、画像の読み取り処理時間の短縮化が可能となる原稿搬送制御装置の提供を課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)1枚ずつ給紙される原稿を画像読み取り位置に向けて搬送する原稿搬送手段と、前記原稿の頁毎の読み取り制御情報の設定を受け付ける読み取り制御情報受付手段と、前記受け付けた頁毎の読み取り制御情報に基づいて、原稿の頁毎の搬送速度を設定する搬送速度設定手段と、原稿の搬送速度を前記頁毎に設定された搬送速度に切り替え制御する搬送速度制御手段と、を備えていることを特徴とする原稿搬送制御装置。
(2)前記搬送制御手段は、頁毎に読み取り制御情報が設定されている場合であっても、設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制御が可能である前項1に記載の原稿搬送制御装置。
(3)前記原稿の各頁毎に設定された搬送速度での画像読み取り時間に予め決められた制御上のロス時間を考慮した場合の読み取り時間と、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の長短を判断する判断手段を備え、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の方が短い場合には、前記搬送制御手段は設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制を行う前項2に記載の原稿搬送制御装置。
(4)原稿の頁毎の読み取り制御情報は、操作手段から入力される前項1〜3のいずれかに記載の原稿搬送制御装置。
(5)原稿の頁毎の読み取り制御情報は、原稿上に付加された画像情報もしくは画像情報記憶素子から読み出した情報に基づいて入力される前項1〜4のいずれかに記載の自動原稿送り装置における搬送制御装置。
(6)前記読み取り制御情報は、解像度情報である前項1〜5のいずれかに記載の原稿搬送制御装置。
(1)1枚ずつ給紙される原稿を画像読み取り位置に向けて搬送する原稿搬送手段と、前記原稿の頁毎の読み取り制御情報の設定を受け付ける読み取り制御情報受付手段と、前記受け付けた頁毎の読み取り制御情報に基づいて、原稿の頁毎の搬送速度を設定する搬送速度設定手段と、原稿の搬送速度を前記頁毎に設定された搬送速度に切り替え制御する搬送速度制御手段と、を備えていることを特徴とする原稿搬送制御装置。
(2)前記搬送制御手段は、頁毎に読み取り制御情報が設定されている場合であっても、設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制御が可能である前項1に記載の原稿搬送制御装置。
(3)前記原稿の各頁毎に設定された搬送速度での画像読み取り時間に予め決められた制御上のロス時間を考慮した場合の読み取り時間と、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の長短を判断する判断手段を備え、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の方が短い場合には、前記搬送制御手段は設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制を行う前項2に記載の原稿搬送制御装置。
(4)原稿の頁毎の読み取り制御情報は、操作手段から入力される前項1〜3のいずれかに記載の原稿搬送制御装置。
(5)原稿の頁毎の読み取り制御情報は、原稿上に付加された画像情報もしくは画像情報記憶素子から読み出した情報に基づいて入力される前項1〜4のいずれかに記載の自動原稿送り装置における搬送制御装置。
(6)前記読み取り制御情報は、解像度情報である前項1〜5のいずれかに記載の原稿搬送制御装置。
前項(1)に記載の発明によれば、原稿の各頁毎の読み取り制御情報の設定が受け付けられ、この読み取り制御情報に基づいて各頁毎に搬送速度が設定され、原稿が各頁毎に設定された搬送速度に切り替えられて搬送され、画像読み取り位置に達した原稿の各頁が読み取り手段により読み取られる。
つまり、原稿の各頁毎に読み取り制御情報の設定が可能であり、設定された制御情報に応じて、ジョブ読み取り時間が短縮されるように頁毎の搬送速度を設定可能となるから、原稿全体での画像読み取り時間を短縮することが可能となる。
前項(2)に記載の発明によれば、搬送制御手段は、頁毎に読み取り制御情報が設定されている場合であっても、設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制御が可能であるから、原稿搬送制御の自由度を拡大できる。
前項(3)に記載の発明によれば、制御上のロス時間を考慮すると、設定された搬送速度に切り替えて搬送した方が読み取り時間が長くなる場合には、搬送速度を切り替えることなく搬送が行われることになり、画像読み取り時間の短縮化を確実に実現できる。
前項(4)に記載の発明によれば、頁毎の読み取り制御情報を操作手段例えば操作パネル上から簡単に入力可能となる。
前項(5)に記載の発明によれば、原稿上に設定された画像情報または画像情報記憶手段から読み出した情報に基づいて、頁毎の読み取り制御情報を比較的簡単に入力可能となる。
前項(6)に記載の発明によれば、頁毎の読み取り制御情報が解像度情報であるから、原稿の各頁毎の解像度に応じた速度で効率的な原稿搬送を行うことができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る原稿搬送制御装置を有する画像形成装置10の要部を、機能的説明を兼ねて示す概略構成図である。
図1において、画像形成装置10は、シートスルータイプの自動原稿搬送装置(以下ADFという)101と、原稿画像を読み取るためのスキャナユニット103とを備えている。
前記ADF101において、図示しない原稿給紙トレイに積載された原稿200は、給紙ローラ220により1枚ずつ給紙され、分離ローラ221および読み取り前ローラ201により、原稿画像の読み取り位置Lに向けて搬送される。
スキャナユニット103においては、読み取り位置Lに対応して、光源206ならびに光源206の光を原稿画像に照射させる反射板208等からなる露光装置204等が配置されている。なお、図1に示す符号203は、ADF101に設けられた原稿押え部である。
そして、前記読み取り位置Lを通過する原稿200を露光装置204で露光し、コンタクトガラス205を透過した原稿200からの反射光を複数のミラー209,209によりレンズ211に向かわせ、そのレンズ211を通過した反射光を読み取り手段であるCCD213で受光するようになっている。
前記露光装置204の光源206、反射板208およびミラー209,209などは、読み取り用スライダーユニットとしてユニット化され、前記読み取り位置Lに向かって移動可能に配置されている。
前記CCD213からのアナログ信号(R,G,B信号)は、画像処理部215により処理され、これにより画像データが生成される。
一方、前記読み取り位置Lを通過した原稿200は、読取後ローラ202によって搬送され、排出ローラ224によって図示されない俳紙トレーへ排出される。両面原稿の場合は、裏面画像を読み取るため、図示されない反転経路へ搬送される。
また、この実施形態では、給紙ローラ220と、分離ローラ221は駆動パルスモータ222で駆動され、読取前ローラ201と、読取後ローラ202と、排出ローラ224は駆動パルスモータ223で駆動される構成となされている。
前記給紙ローラ220、分離ローラ221、読取前ローラ201と、読取後ローラ202と、排出ローラ224および両駆動パルスモータ222,223、さらには、後述するモータ駆動IC301,310などにより、原稿搬送部30(図2に示す)が構成されている。
ところで、一般に、原稿200の搬送方向(副走査方向)に対する読み取りデータの拡大や縮小を行う方法として、設定倍率に応じて、搬送する原稿200の速度をCCD213による読み取り速度に対して相対的に変更して読み取る方法(速度変倍)と、搬送する原稿200の速度を読み取り速度と同一とし、読み取られる電子データを間引きや補間することにより、画像データの拡大縮小を行う方法(電子変倍)がある。
また、一般に、読み取り画像の解像度が低い場合は、通常の解像度に対して相対的に搬送速度を解像度比分速くして、読み取る方法が採られる。この場合、読取画像を劣化させることなく、読み取り時間を短縮することができる。
この実施形態においては、あるジョブの原稿200に対して、頁毎に読み取り時の読み取り制御情報を設定し、その設定された読み取り制御情報に応じた搬送速度に頁毎に切り替えて読み取ることにより、原稿の読み取り時間を短縮するようにしている。
図2は、前記ADF101を制御するための制御部を示すブロック図である。
図2において、前記ADF101を制御するCPU300は、スキャナユニット103側を制御するCPU303と通信可能なように接続されており、この通信に応じて、読み取り動作時の倍率や片面/両面モードなど各種の制御情報の授受を行い、これら情報に基づいた動作モードとタイミングで原稿200に対する搬送動作を行うことになる。
前記ADF101のCPU300には、駆動パルスモータ222,223をそれぞれ駆動する駆動回路(駆動IC)301,310が接続されている。
駆動パルスモータ222,223は、ADFのCPU300から、φ0〜φ3の励磁信号を入力されることにより、駆動される。
前述のように、倍率に応じて原稿200の搬送速度を可変にする場合、この励磁信号の周波数を、設定された倍率に応じた周波数にする。
前記ADF101のCPU300は、ADF101の全体を制御するほか、図示しない操作パネル等で設定されスキャナユニット103から送られてきた頁毎の読み取り制御情報(以下、読み取り制御情報が解像度である場合を説明する)を受け付ける機能や、頁毎の解像度に基づいて頁毎に搬送速度を設定する搬送速度設定機能、さらには、各頁毎に設定された搬送速度に切り替え制御可能な搬送速度制御機能を有している。
さらに、前記CPU300は、前記原稿200の各頁毎に設定された搬送速度で画像読み取りを行った場合の画像読み取り時間を算出する画像読み取り時間算出機能を有する他に、予め決められた制御上のロス時間、例えば速度切り替え時の時間的ロスを前記算出された画像読み取り時間に加味した修正読み取り時間と、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の長短を判断する機能をも有している。なお、この実施形態では、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の方が短い場合には、設定された搬送速度に切り替えることなく原稿が搬送されるものとなされている。
一方、前記スキャナユニット103は、CPU303にモータ駆動回路(駆動IC)308が接続されている。このモータ駆動回路308は、前記露光装置204、反射板208およびミラー209を含む読み取り用スライダーユニットを読み取り位置Lへ移動させる駆動モータ305を駆動している。
図3は、スキャナユニット103における画像処理部215の機能ブロック図である。
図3において、CCD213で読み込まれた画像信号は、アンプ部42で増幅され、A/D変換部43でデジタル信号に変換される。さらに、シェーディング補正部44でシェーディング補正処理され、画像データが出力される。
ここで、副走査方向については、通常の解像度に対して、解像度が1/2に設定されている場合、原稿200の搬送速度が2倍になれば、通常解像度の場合と同一の読取周波数で読み取ることにより、結果的に1/2の解像度となる。なお、原稿搬送速度が同一の場合は、間引きして読み込むことになる。
この実施形態では、ADF101との通信により、ジョブの原稿の各頁に対する解像度と読み取り時の搬送速度情報に基づき、頁毎に読み取り制御を変更するものとなる。
つぎに、原稿200の搬送速度の設定例を、図4の速度パターン図を参照して説明する。
図4(1)は、通常の解像度が600dpiである場合において、450dpiと300dpiの解像度が設定可能な場合を例に示したものである。
あるジョブのすべての原稿200の頁に対して、300dpiでのモードで読み取りを行う場合、前述の通りADF101での搬送速度を通常の搬送速度の2倍に設定して、原稿200を搬送する。この場合は、これが最も読み取り時間が短縮できる状態となる。
搬送速度:150mm/秒
搬送間隔:40mm
原稿長さ:216mm
とすると、
読み取り時間=[(原稿長さ+原稿間隔)×頁数+(搬送経路長さ−原稿間隔)]/搬送速度から、読み取り時間は3.626667秒となる。
搬送間隔:40mm
原稿長さ:216mm
とすると、
読み取り時間=[(原稿長さ+原稿間隔)×頁数+(搬送経路長さ−原稿間隔)]/搬送速度から、読み取り時間は3.626667秒となる。
図4(2)は、頁毎に解像度を設定した場合の例である。頁毎にその解像度に応じた搬送速度に設定することにより、全体での読み取り速度を速くしている。
頁毎に解像度を設定するのは、原稿200の頁毎に画像情報が異なり、全体の画像データ容量を少なくし、かつ、読み取った画像情報として所定以上の画像レベルにしたいという要求によるものである。
ここでは、1頁目(P1):600dpi、2頁目(P2):300dpi、3頁目(P3):600dpiの各解像度として例示する。この場合、1頁目と3頁目は、通常搬送速度で読み取り、2頁目のみ2倍の搬送速度で読み取ることになる。
ところで、原稿の各頁を同一速度で搬送する場合は、読み取りやADF101の搬送に必要な最短の搬送間隔時間で、連続して原稿200を搬送することになる。しかし、図4(2)に示したように、途中で搬送速度を切り替える場合は、原稿排出時の搬送速度変化による原稿200の積載整合性への影響を排除するため、原稿200が所定位置まで到達してから切り替えたり、搬送速度の切り替えによる読み取りローラ201,202の搬送速度の振動収束まで必要な時間を、搬送間隔を増やすことで確保することが行われ、速度切り替え遅延時間が発生する。
また、図示しないが、駆動構成によっては、下流側の駆動速度の影響で原稿200があるローラを抜けるまでは搬送速度を切り替えできない場合などもある。
図4(2)には、予め装置の構成や条件により速度切り替え時に発生する遅延時間(制御上のロス時間)が示されている。
このようなロス時間を考慮した場合、原稿200の頁毎に解像度が設定されていても、頁毎に搬送速度を切り替えることなく、搬送速度を高い解像度の速度に設定する方が全体的にジョブの読み取り時間が短縮化されることもある。その場合には、搬送速度を切り替えないようにすることも可能となっている。
この例を図3(3)に示す。ここでは、1頁目(P1)〜3頁目(P3)を600dpiモードで搬送したパターン、つまり、1頁目〜3頁目のすべてを、通常の搬送速度で読み取ることになる。
このように、搬送速度を切り替えない方が、結果的に読み取り時間が短縮化される場合がある。
例示した合計3頁の原稿では、読み取り時間の差はそれほど大きくないが、頁数が増加し、頁毎の解像度変化が多くなった場合は、これらの影響が無視できなくなることは、容易に想像できる。各頁毎に設定された解像度の切り替わりが多く、同一解像度が連続しない場合などに特に顕著となる。
図5は、搬送速度制御におけるADF101とスキャナユニット103との情報授受を示すシーケンスである。
図5において、まず、スキャナユニット103から、読み取り開始前に、そのジョブに対する動作モード情報が送信される。この実施形態では、読み取りモードとして、頁毎の解像度設定モードであることと、頁毎の解像度設定情報が送信される。
これらのモードや解像度設定情報は、以下のような各種の方法により入力されたものである。
(a)スキャナユニット103の操作パネル(図示せず)にてユーザーが入力する。
(b)原稿200の各頁に画像上の制御情報として記載された解像度設定情報を、一旦ADF101に通紙することで読み取る。
(c)原稿200に付着された記憶素子であるICチップ(図示せず)内に記憶された頁毎の解像度設定情報を、ADF101にセットにした場合に受信装置(図示せず)で読み取る。
(d)ネットワーク接続されたユーザのパーソナルコンピュータなどの端末から送信される。
(a)スキャナユニット103の操作パネル(図示せず)にてユーザーが入力する。
(b)原稿200の各頁に画像上の制御情報として記載された解像度設定情報を、一旦ADF101に通紙することで読み取る。
(c)原稿200に付着された記憶素子であるICチップ(図示せず)内に記憶された頁毎の解像度設定情報を、ADF101にセットにした場合に受信装置(図示せず)で読み取る。
(d)ネットワーク接続されたユーザのパーソナルコンピュータなどの端末から送信される。
つぎに、読み取りモードが頁毎の解像度設定モードの場合、ADF101は送信されてきた各頁毎の解像度等の情報を受け付けるとともに、予めメモリ(図示せず)に記憶されている速度切り替え時の遅延時間情報を考慮しつつ、設定された頁毎の解像度に基づいて搬送速度を切り替えた方が速いか、切り替えない方が速いかを判断することにより、読み込み時間が最短となる搬送速度を算出し、その情報をスキャナユニット103側へ送信する。
搬送速度情報の送信タイミングは、特に限定されることはなく、ジョブ読み込み前に一括で送信しても良いし、原稿200の通紙中に次の原稿200に対する搬送速度情報を送信しても良い。
ついで、スキャナユニット103は、ADF101より送信された情報に基づき、読み取り動作の制御パラメータをセットし、ADF101に読み取り開始を指示する一方、自身の読み取り動作を行う。
なお、ここでは、ADF101とスキャナユニット103での情報授受を記載したが、スキャナユニット103のCPU303によりADF101を直接制御する場合も基本的には同様である。
次に、ADF101側で行われる前記搬送速度の設定処理を、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6において、ステップS1では、頁毎の解像度設定モードが指示されているか否かを判断し、頁毎の解像度設定モードの指示でなければ(ステップS1でNO)、通常の搬送速度設定となるため、ステップS13に進み、スキャナユニット103のCPU303からの倍率情報に基づき搬送速度を設定する。ステップS1にて、各頁毎の解像度設定モードの指示がされていれば(ステップS1でYES)、ステップS2では、スキャナユニット103から送られてきた頁数および各頁の解像度を読み込んで受け付けたのち、ステップS3に進む。
ステップS3以降では、ステップS2での情報に対して、搬送速度の最適化を判断するための処理を行う。
まず、ステップS3で、判定頁数のパラメータnが総頁数Nに達したか否かを判断し、判定頁数のパラメータnが総頁数Nに達していなければ(ステップS3でNO)、ステップS4に進む。判定頁数のパラメータnが総頁数Nに達していれば(ステップS3でYES)、ステップS10に進む。
ステップS4では、現在判定中の頁P(n)に対して、次の頁P(n+1)の解像度が変更されているか判断する。現在判定中の頁P(n)に対して、次の頁P(n+1)の解像度が変更されていれば(ステップS4でYES)、ステップS5に進み、次の頁P(n+1)の解像度が変更されていなければ(ステップS4でNO)、ステップS11に進む。
ステップS5では、次の頁P(n+1)の解像度が現在の頁P(n)の解像度より小さいか否かを判断する。これは、解像度が大きくなっている場合は、搬送速度をその解像度に応じた速度(遅い速度)に変更しないと読み取り画像の劣化となるため、無条件に速度設定するためである。解像度が小さくなる場合は、速度設定を速くするか、そのままにするかの判断が必要になる。
次の頁P(n+1)の解像度が現在頁P(n)の解像度より小さい場合は(ステップS5でYES)、ステップS6に進み、次の頁P(n+1)の解像度が現在頁P(n)の解像度より大きい場合は(ステップS5でNO)、ステップS11に進む。
ステップS6では、P(n)→P(n+1)への速度変化時に、少なくとも時間短縮のために継続した方が好ましい同一解像度の頁数しきい値Navを読み出す。これらのしきい値Navは、予め構成や搬送要件に基づく搬送ロスから算出されており、記憶されているものである。
つぎに、ステップS7では、ステップS2で読み出した各頁の解像度設定情報より、P(n+1)からの同一解像度の連続頁数を算出し、Nbに設定する。
この後、ステップS8では、ステップS6でのNavとステップS7でのNbとを比較し、Nb<Navであれば(ステップS8でYES)、速度を変更しないほうが全体的に処理時間が短くなる場合であるため、ステップS9で、P(n+1)からNb頁分までの速度をP(n)と同一速度と設定する。さらにnにNbを加算し、ステップS3に戻って次の解像度変更頁の判断をする。
Nb≧Navの場合(ステップS8でNO)、搬送速度をP(n+1)の解像度に応じた速度にした方が読み取り時間が短縮されるため、ステップS12では、その速度を設定する。
ステップS11では、Nbに2を入れて、ステップS12にて結果的に、P(n+1)の解像度に応じた速度が設定されるようにする。
以上の処理を、ステップS3によりすべての頁についての判断が終了するまで行う。すべての頁に対して判断が終了すれば(ステップS3でYES)、ステップS10では、P(1)〜P(n)までの搬送速度設定情報をスキャナユニット103への送信データとしてセットし、リターンする。
こうしてセットされた搬送速度設定情報の送信データは、ADF101の通信部(図示せず)により、スキャナユニット103へ送信される。なお、Navは、装置の構成などにより異なるため、解像度に応じてそれぞれ異なるしきい値が設定される場合もある。
なお、以上の実施形態では、読み取り制御情報が解像度である場合を説明したが、読み取り制御情報は解像度に限定されることはなく、頁毎の読み取り制御情報に基づいて、原稿の搬送速度を可変にできるパラメータであれば良い。
30 原稿搬送部
200 原稿
300 CPU(受付手段、搬送速度制御手段、搬送速度設定手 段、判断手段)
L 画像読み取り位置
200 原稿
300 CPU(受付手段、搬送速度制御手段、搬送速度設定手 段、判断手段)
L 画像読み取り位置
Claims (6)
- 1枚ずつ給紙される原稿を画像読み取り位置に向けて搬送する原稿搬送手段と、
前記原稿の頁毎の読み取り制御情報の設定を受け付ける読み取り制御情報受付手段と、
前記受け付けた頁毎の読み取り制御情報に基づいて、原稿の頁毎の搬送速度を設定する搬送速度設定手段と、
原稿の搬送速度を前記頁毎に設定された搬送速度に切り替え制御する搬送速度制御手段と、
を備えていることを特徴とする原稿搬送制御装置。 - 前記搬送制御手段は、頁毎に読み取り制御情報が設定されている場合であっても、設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制御が可能である請求項1に記載の原稿搬送制御装置。
- 前記原稿の各頁毎に設定された搬送速度での画像読み取り時間に予め決められた制御上のロス時間を考慮した場合の読み取り時間と、設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の長短を判断する判断手段を備え、
設定された搬送速度に切り替えない場合の読み取り時間の方が短い場合には、前記搬送制御手段は設定された搬送速度に切り替えない原稿搬送制を行う請求項2に記載の原稿搬送制御装置。 - 原稿の頁毎の読み取り制御情報は、操作手段から入力される請求項1〜3のいずれかに記載の原稿搬送制御装置。
- 原稿の頁毎の読み取り制御情報は、原稿上に付加された画像情報もしくは画像情報記憶素子から読み出した情報に基づいて入力される請求項1〜4のいずれかに記載の自動原稿送り装置における搬送制御装置。
- 前記読み取り制御情報は、解像度情報である請求項1〜5のいずれかに記載の原稿搬送制御装置。
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2005
- 2005-08-02 JP JP2005223889A patent/JP2007043362A/ja active Pending
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