JP2007038915A - 作業車 - Google Patents

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洋平 下田
Koji Yamagata
山形  浩司
Katsuhide Kato
加藤  勝秀
Futoshi Ikeda
太 池田
Kazuma Shoda
一真 庄田
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Abstract

【課題】 クローラ走行装置によって自走する作業車を、段差の乗り越え衝撃が緩和される状態で走行することも、車体前傾の発生を回避しながら走行停止をすることも可能な状態に得る。
【解決手段】 クローラ走行装置10の最も走行装置前端側に位置する第1接地転輪14aと、この第1接地転輪14aに隣り合った第2接地転輪14bとが、天秤リンク17を介してトラックフレーム11に支持されて背反揺動昇降自在になっている。天秤リンク17のロックアーム20に油圧シリンダ22が連動されている。車体の走行停止操作を検出する停止検出手段が非検出状態にあると、油圧シリンダ22が伸縮自由状態に切り換え操作されて第1接地転輪14aと第2接地転輪14bの背反昇降を許容する。停止検出手段が検出状態になると、油圧シリンダ22がロック状態に切り換え操作されて第1接地転輪14a及び第2接地転輪14bを昇降不能にロックする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、クローラ走行装置を備えた作業車に関する。
上記作業車において、従来、たとえば特許文献1に示されるものを開発した。
すなわち、クローラ走行装置1において走行装置前後方向に並ぶ複数の接地転輪9のうち、最も走行装置前端側に位置した接地転輪9(以下第1接地転輪9と呼称する)と、この接地転輪9に隣り合った接地転輪9(以下第2接地転輪9と呼称する。)とが前部サブフレーム15を介してトラックフレームとしての可動フレーム8Cに支持されるとともに、前部サブフレーム15は、両接地転輪9の前後中間に位置する左右向き軸芯P1まわりで揺動自在に可動フレーム8Cに取り付けられ、前部サブフレーム15に接当して第1接地転輪9の上昇揺動を規制する規制手段18を設けたものを開発した。
つまり、たとえば段差を乗り越える際、段差のために発生する衝撃を第1及び第2接地転輪9の背反昇降によって緩和しながら走行することができる。たとえばコンバインが畦際で刈取り走行を終えて停止されるなど、急停止された際、第1及び第2接地転輪9が大幅に昇降動すれば、車体が前傾しやすくなるが、この車体前傾を抑制することができるように、第1及び第2接地転輪9の昇降が規制手段18によって規制されたものを開発した。
特開2002−284050号公報(段落〔0024〕、〔0028〕、図2,3,4)
上記した従来の技術を採用した場合、段差が大きくても衝撃緩和が効果的に行われるようにすると、接地転輪の昇降可能なストロークが大になることから、急停止時の前傾抑制効果が得にくくなっていた。これとは逆に、急停止時の前傾抑制が効果的に行われるようにすると、接地転輪の昇降可能なストロークが小になることから、段差を乗り越える際などの衝撃緩和効果が得にくくなっていた。
本発明の目的は、段差を乗り越え走行する際などの衝撃緩和も、急停止時の前傾抑制も効果的に得られる作業車を提供することにある。
本第1発明にあっては、クローラ走行装置を備えた作業車において、
前記クローラ走行装置の走行装置前後方向に並ぶ複数の接地転輪のうち、最も走行装置前端側に位置する第1接地転輪と、この第1接地転輪に隣り合う第2接地転輪とを背反揺動昇降自在にトラックフレームに支持させ、
前記第1接地転輪と前記第2接地転輪の背反揺動昇降を許容するロック解除状態と、前記第1接地転輪と前記第2接地転輪を昇降不能に固定するロック状態とに切り換え自在なロック手段、及び、走行停止操作を検出する停止検出手段を備え、
前記停止検出手段が非検出状態にあると、前記ロック手段がロック解除状態に切り換わり、前記停止検出手段が検出状態になると、前記ロック手段がロック状態に切り換わるように前記停止検出手段と前記ロック手段を連係させてある。
すなわち、走行されている場合、停止検出手段が非検出状態になり、これによってロック手段がロック解除状態になって第1接地転輪及び第2接地転輪が背反揺動昇降することを許容する。走行停止操作が行われた場合、停止検出手段が検出状態になり、これによってロック手段がロック状態になって第1接地転輪及び第2接地転輪を昇降不能に固定する。
これにより、段差を乗り越え走行するなどの際、第1接地転輪及び第2接地転輪が背反昇降して乗り越え衝撃を発生しにくくしながら走行することができる。そして、段差が大きくても衝撃緩和が効果的に行われるように、第1接地転輪及び第2接地転輪が大ストロークにわたって昇降動するようにしても、車体が急停止された場合、第1接地転輪及び第2接地転輪は、昇降不能に固定されていて昇降作動せず、第1接地転輪の上昇による車体前傾が発生しないようにしながら車体停止をさせることができる。
従って、本第1発明によると、段差を乗り越えて走行するととともに段差が大きい場合など、凹凸が激しい箇所を走行する場合でも、第1及び第2接地転輪が凹凸に応じて十分に昇降作動して衝撃発生が効果的に緩和されて快適に走行することができる。それでありながら、急停止しても、第1及び第2接地転輪が昇降作動せず、車体の前傾現象を伴わないで安定的に停止する。
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、
前記第1接地転輪と前記第2接地転輪をトラックフレームに背反揺動昇降自在に連結する天秤リンクを設け、
前記ロック手段を、前記天秤リンクに連動された油圧シリンダによって構成してある。
すなわち、油圧シリンダがロック状態に操作されると、天秤リンクが揺動しないように油圧シリンダによってロックされて第1及び第2接地転輪が背反昇降しないように固定される。油圧シリンダが外力によって伸縮するように自由状態に操作されると、天秤リンクの油圧シリンダによるロックが解除されて第1及び第2接地転輪が背反昇降するようになるものである。
従って、本第2発明によると、走行停止の際、第1及び第2接地転輪が油圧シリンダによって強固にロックされて車体前傾が効果的に防止される。しかも、油圧シリンダの切り換え弁が停止検出手段からの検出情報に基づいて切り換え操作されるように切り換え弁と停止検出手段を連係させるだけで構造簡単に制御系を構成することができて安価に得られる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1,2に示すように、左右一対のクローラ走行装置10、運転座席1が装備された運転部、運転座席1の下方に配置されたエンジン2が装備された原動部を備えた自走車体の車体フレーム3の前部に、前処理部4の前処理部フレーム4aの基部を回動自在に連結するとともにこの前処理部フレーム4aに昇降シリンダ5を連動させ、前記車体フレーム3の後部に脱穀装置6及び穀粒回収部7を設けるとともに脱穀装置6の後部に排ワラ処理装置8を連結して、コンバインを構成してある。
このコンバインは、稲、麦などを収穫するものであり、昇降シリンダ5を伸縮操作すると、この昇降シリンダ5が前処理部フレーム4aを車体フレーム3に対して上下に揺動操作することにより、前処理部4を引起し装置4bの下部などが地面上近くに位置した下降作業状態と、引起し装置4bなどが地面上から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。前処理部4を下降作業状態にして自走車体を走行させると、前処理部4は、前処理機体の横方向に並ぶ複数の前記引起し装置4aによって植立穀稈を引起し処理し、引起し状態にある植立穀稈をバリカン形の刈取り装置4cによって刈取り処理し、刈取り装置4cからの刈取り穀稈を供給装置4dによって自走車体後方向きに搬送して脱穀装置6に供給する。脱穀装置6は、脱穀フィードチェーン6aによって刈取り穀稈の株元側を自走車体後方向きに挟持搬送し、これによって刈取り穀稈の穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理し、脱穀排ワラを排ワラ処理装置8に供給する。排ワラ処理装置8は、脱穀排ワラを排ワラ細断部に供給して駆動回動自在な円板型の切断刃8aと供給刃8b(図11参照)によって稈身方向に細断して地面上に落下放出する細断処理を行うか、脱穀排ワラを長ワラ状態のままで排ワラ細断部のワラ投入口を閉じている蓋体8c(図11参照)の上を通過させて自走車体後方の地面上に落下放出する長ワラ放出処理を行う。穀粒回収部7は、脱穀装置6からの脱穀粒を袋詰めホッパー65に回収して貯留していく。
左側及び右側のクローラ走行装置10は、次の如く構成してある。左右のクローラ走行装置10は、同様に構成してあり、左側のクローラ走行装置10のみを図示する。
すなわち、図4に示すように、左右のクローラ走行装置10は、車体フレーム3に支持されたトラックフレーム11、このトラックフレーム11よりもやや前方かつ上方に配置され、かつ、車体フレーム3に固定のミッションケース19に駆動自在に支持されているクローラ駆動輪12、前記トラックフレーム11の後端側に遊転自在に支持されたクローラ緊張輪13、このクローラ緊張輪13と前記クローラ駆動輪12の間で走行装置前後方向に並べてトラックフレーム11に遊転自在に支持された複数の接地転輪14a〜14f、クローラ緊張輪13と前記クローラ駆動輪12の間で車体フレーム3に遊転自在に支持された上部転輪15、前記の全ての輪体12,13,14a〜14f,15にわたって巻回されたゴム製の無端クローラベルト16を備えて構成してある。
前記複数の接地転輪14a〜14fのうち、最も走行装置前端側に位置する第1接地転輪14aと、この第1接地転輪14aに隣り合っている第2接地転輪14bとが一つの天秤リンク17を介してトラックフレーム11に支持され、前記第2接地転輪14bに隣り合っている第3接地転輪14cと、この第3接地転輪14cに隣り合っている第4接地転輪14dとが一つの天秤リンク17を介してトラックフレーム11に支持され、前記第4接地転輪14dに隣り合っている第5接地転輪14eと、この第5接地転輪14eに隣り合っている第6接地転輪14fとが一つの天秤リンク17を介してトラックフレーム11に支持されている。図4,5に示すように、前記各天秤リンク17は、前端側で一方の接地転輪14a,14c,14eを、後端側で他方の接地転輪14b,14d,14fをそれぞれ遊転自在に支持しており、かつ、両接地転輪14a,14b、14c,14d、14e,14fの間で連結軸18を介してトラックフレーム11に相対回転自在に連結されている。
これにより、第1接地転輪14aと第2接地転輪14bとは、天秤リンク17の連結作用により、前記連結軸18の車体横向きの軸芯Pまわりで背反的に揺動昇降する状態でトラックフレーム11に支持されている。第3接地転輪14cと第4接地転輪14dも、天秤リンク17の連結作用により、連結軸18の軸芯Pまわりで背反的に揺動昇降する状態でトラックフレーム11に支持されている。第5接地転輪14eと第6接地転輪14fも、天秤リンク17の連結作用により、連結軸18の軸芯Pまわりで背反的に揺動昇降する状態でトラックフレーム11に支持されている。
図5に明示するように、第1接地転輪14a及び第2接地転輪14bを支持する天秤リンク17の中間部からロックアーム20を車体上方向きに連結軸18の軸芯Pまわりで一体回動自在に延出させるとともに、このロックアーム20と、トラックフレーム11に固定されたシリンダブラケット21とにわたって油圧シリンダ22を連結してある。前記ロックアーム20及び油圧シリンダ22は、右側のクローラ走行装置10にも設けてある。
図6に示すように、左右のクローラ走行装置10それぞれの前記油圧シリンダ22を、ロック位置23aとロック解除位置23bに切り換え自在な切り換え弁23に接続するとともに、各切り換え弁23は、ロック位置23aに切り換え操作されると、油圧シリンダ22の一対の油室の連通を絶つことによって、油圧シリンダ22を外力が作用しても伸縮作動することがないロック状態に切り換え操作し、ロック解除位置23bに切り換え操作されると、油圧シリンダ22の一対の油室を連通させるとともに油タンク24に連通させることによって、油圧シリンダ22を外力が作用すると自由に伸縮作動する伸縮自由状態に切り換え操作するようになっている。
図6に示すように、前記各切り換え弁23の電磁操作部に制御手段30を連係させるとともに、この制御手段30に一対の停止検出手段31,32を連係させることにより、各油圧シリンダ22を一対の停止検出手段31,32に連係させてある。
前記一対の停止検出手段31,32の一方の停止検出手段31は、エンジン2の駆動力を左右のクローラ走行装置10に伝達する静油圧式無段変速装置で成る走行変速装置33を操作する変速レバー34が中立位置Nに操作されたことを検出する検出スイッチによって構成してある。変速レバー34が中立位置Nに操作されると、走行変速装置33が中立状態に操作されて左右のクローラ走行装置10の駆動を停止することにより、停止検出手段31は、変速レバー34が中立位置Nに操作されたことの検出結果を基に自走車体が停止操作されたと検出し、この検出結果を制御手段30に出力する。
前記一対の停止検出手段31,32の他方の停止検出手段32は、左右のクローラ走行装置10に作用する駐車ブレーキに兼用の走行ブレーキ35を操作するブレーキペダル36が踏み込み操作されたことを検出する検出スイッチによって構成してある。ブレーキペダル36が踏み込み操作されると、走行ブレーキ35が入り状態に操作されて左右のクローラ走行装置10にブレーキを掛けることにより、停止検出手段32は、ブレーキペダル36が踏み込み操作されたことの検出結果を基に自走車体が停止操作されたと検出し、この検出結果を制御手段30に出力する。
制御手段30は、マイクロコンピュータを利用して構成してあり、各停止検出手段31,32からの情報を基に停止検出手段31及び32が検出状態にあるか、あるいは非検出状態にあるかを判断し、一対の検出手段31,32の一方が検出状態にあると判断した場合、及び、一対の停止検出手段31,32が共に検出状態にあると判断した場合、前記各油圧シリンダ22の前記切り換え弁23をロック位置23aに切り換え操作して両油圧シリンダ22をロック状態に切り換え操作し、一対の停止検出手段31,32が共に非検出状態にあると判断した場合、各油圧シリンダ22の切り換え弁23をロック解除位置23bに切り換え操作して両油圧シリンダ22を伸縮自由状態に切り換え操作するように構成してある。
つまり、自走車体を走行させている場合、ブレーキペダル36を踏み込み操作しないで走行ブレーキ35が切り状態に操作され、変速レバー34を前進域Fや後進域Rに操作して走行変速装置33が前進側や後進側の伝動状態に操作されることから停止検出手段31及び32が共に非検出状態になり、両停止検出手段31,32からの情報に基づいて制御手段30が各切り換え弁23をロック解除位置23bに切り換え操作することにより、各油圧シリンダ22がロック解除状態になって天秤リンク17の揺動を可能にすることで第1及び第2接地転輪14a,14bの背反昇降を許容する。これにより、走行地面に段差があっても、左側のクローラ走行装置10においても右側のクローラ走行装置10においても、第1及び第2接地転輪14a,14bが天秤リンク17の作用によって背反的に揺動昇降しながら段差を乗り越えていき、段差のために発生する衝撃を緩和しながら走行することができる。
自走車体を停止させるに当たり、ブレーキペダル36を踏み込み操作して走行ブレーキ35を入り状態に操作することによって停止させた場合、停止検出手段32が検出状態になり、この停止検出手段32からの情報に基づいて制御手段30が各切り換え弁23をロック位置23aに切り換え操作し、変速レバー34を中立位置Nに切り換え操作して走行変速装置33を中立状態に操作して両走行装置10の駆動を停止することによって停止させた場合、停止検出手段31が検出状態になり、この停止検出手段31からの情報に基づいて制御手段30が各切り換え弁23をロック位置23aに切り換え操作する。これにより、走行ブレーキ35の入り操作と、走行変速装置33の中立操作のいずれによって停止操作した場合も、各油圧シリンダ23がロック状態になってロックアーム20を介して天秤リンク17を揺動不能にロックすることで、第1及び第2接地転輪14a,14bを背反昇降不能に固定する。これにより、左側のクローラ走行装置10においても右側のクローラ走行装置10においても、第1及び第2接地転輪14a,14bが地面からの反力によって昇降せず、車体は、第1及び第2接地転輪14a,14bが昇降した場合の如く前傾する現象を伴わないで停止する。
図7に示すように、エンジン2は、エンジン2に連結されたエンジン取り付け枠40を介し、車体フレーム3の前後一対のエンジン支持レール3aを備えたエンジン搭載部に搭載されている。
図7,8に示すように、前記エンジン取り付け枠40は、エンジン2の両横側に防振ゴム41を介して連結されたメイン枠42と、一対のメイン枠42の一端側どうしを連結している連結枠43とによって構成してある。
図8に明示するように、車体フレーム3の各エンジン支持レール3aの内部の上下両側の車体横方向での複数箇所に支持ローラ44を車体前後向きの軸芯まわりで遊転自在に設け、エンジン取り付け枠40の一方のメイン枠42の下部の外面側に固定されている取り付けレール42aが車体前方側に位置するエンジン支持レール3aの前記上側の支持ローラ44と前記下側の支持ローラ44との間に、エンジン取り付け枠40の他方のメイン枠42の下部の外面側に固定されている取り付けレール42aが車体後方側に位置するエンジン支持レール3aの前記上側の支持ローラ44と前記下側の支持ローラ44との間にそれぞれ車体横外方側から車体横方向に抜き差しされることにより、エンジン取り付け枠40を車体フレーム3のエンジン搭載部に脱着されるようになっている。
エンジン取り付け枠40を、これの一対の取り付けレール42aにて車体フレーム3の前後一対のエンジン支持レール3aにこれに沿わせて車体横外方側から差込み操作することにより、エンジン2がエンジン取り付け枠40と共に車体フレーム3のエンジン搭載部に入り込んでいき、エンジン取り付け枠40の連結枠43が車体フレーム3の前後向き杆3bに当接すると、エンジン2が所定の搭載位置になり、連結枠43を前後向き杆3bに連結ボルトで締め付け固定することにより、エンジン2を車体フレーム3に固定することができるようになっている。連結枠43の前後向き杆3bに対する連結を解除し、エンジン取り付け枠40を前後一対のエンジン支持フレーム3aからこれに沿わせて車体横外方側に引き出し操作することにより、エンジン2がエンジン取り付け枠40と共に車体フレーム3のエンジン搭載部から車体横外側に出てきて、エンジン2を車体フレーム3から降ろすことができるようになっている。
尚、エンジン冷却用ラジエータ及びエンジン用エヤクリーナも、エンジン取り付け枠40をエンジン支持レール3aに対して抜き差しすることによってエンジン2と共に原動部に設置したり原動部から取り出すことができるようにエンジン取り付け枠40に支持されている。
図8に示すように、エンジン2と前記エンジン取り付け枠40のメイン枠42とは、エンジン2にボルト連結されたエンジン側ステー46、エンジン取り付け枠40のメイン枠42における台座47にボルト連結された取り付け枠側ステー48、エンジン側ステー46と取り付け枠側ステー48の間に介装された前記防振ゴム41を介して連結されている。
図9に示すように、エンジン2をエンジン取り付け枠40のメイン枠42に連結する際、エンジン側ステー46、防振ゴム41、取り付け枠側ステー48の全てをエンジン側に装着しておき、防振ゴム41にステーとの摩擦が発生しないようにしながら、かつ、取り付け枠側ステー48と、エンジン取り付け枠40の台座47との間でボルト孔の位置合わせを行いながら連結することができるようになっている。
図10(イ)、(ロ)に示すように、引起し装置4bの下端部の裏面側に、チェーン緊張用に兼用の調整ボルト50を設けてある。この調整ボルト50に装着されたネジ50aが回動操作されることにより、調節ボルト50が引起しチェーンの巻回及び引起し爪51の起立ガイドのために引起し装置4bの下端部に設けられている輪体52を引起し装置4bの上下方向にスライド調節し、引起し爪51が輪体52によって起立操作されて植立穀稈に係止作用し始めるときの引起し爪51の先端を昇降調節するようになっている。図10(ロ)に示すように、引起し爪51の先端を、倒伏穀稈にも作用しやすいように分草パイプ53から下方の突出した下降位置まで下降調節することを可能にしている。
図11に示すように、脱穀フィードチェーン6aからの脱穀排ワラを、無端回動チェーンで成る排ワラ搬送チェーン55と、この排ワラ搬送チェーン55の搬送経路側に位置する挟持レール56とによって前記排ワラ処理装置8に挟持搬送するように構成してある。
前記挟持レール56を、排ワラ搬送チェーン55の搬送始端側に対応した始端側レール56aと、排ワラ搬送チェーン55の搬送終端側に対応するとともに前記始端側レール56aに伸縮自在に支持された終端側レール56bとによって構成してある。前記終端側レール56bのラックギヤ部に噛合ったピニオンギヤ57に連動させた電動モータで成るレール伸縮モータ58によって終端側レール56bを始端側レール56aに対して伸縮操作するように構成するとともに、図6に示すように、レール伸縮モータ58を前記制御手段30に連係させてある。
制御手段30は、前記供給装置4dによって脱穀フィードチェーン6aに供給される刈取り穀稈の稈身長さを検出するように供給装置4dの穀稈搬送経路に設けた稈長センサ60による検出情報を基に、扱き深さモータ61を操作することによって供給装置4dの搬送終端側部分に兼用の扱き深さ調節用の搬送装置を移動操作し、刈取り穀稈の稈身長さの変化にかかわらず、刈取り穀稈の扱室に供給される穂先側長さが一定又はほぼ一定になるように扱き深さ制御を行う。
また、制御手段30は、前記稈長センサ60による検出情報を基に、レール伸縮モータ58を操作して終端側レール56bを伸縮操作し、排ワラ搬送チェーン55が脱穀排ワラを切断刃8aや供給刃8bに向けて供給するべく落下させる箇所を排ワラ搬送チェーン55による搬送方向に変化させる。すなわち、刈取り穀稈の稈身長さが変化しても、排ワラが切断刃8aや供給刃8bに対して穂先側や株元側に寄り過ぎたことがない状態で供給されるように、排ワラ搬送チェーン55の排ワラ落下箇所の調節をする。
つまり、扱き深さ制御のための稈長センサ60による検出情報を利用して終端側レール56bの伸縮制御が行われ、刈取り穀稈の稈身長さに変化があっても、排ワラが切断刃8aや供給刃8bに対して穂先側や株元側に寄り過ぎた状態で供給されて切断刃8aや供給刃8bにワラ詰まりや切断不良が発生することを回避しながら排ワラの細断処理を行うことができるようになっている。
図2,3に示すように、穀粒回収部7に、この穀粒回収部7の横側で車体フレーム3に支持されたサイドデッキ66を設けてある。
図12に示すように、サイドデッキ66の横一端側に固定された取り付けブラケット67が車体フレーム3に固定の支持体68に車体前後向きの軸芯Xまわりで回動自在に連結されており、サイドデッキ66は、軸芯Xまわりで揺動操作されることにより、図12(イ)の如く車体フレーム3から車体横外側に水平又はほぼ水平に延出した下降使用状態と、図12(ロ)の如く下降使用状態から車体内方側に上昇揺動した上昇格納状態とに切り換わるようになっている。
穀粒回収部7の車体前方側に立設された前支柱69にクッション材70を設け、サイドデッキ66の後端側にフック掛け71を設け、サイドデッキ66を上昇格納するに当たり、下降使用状態から上昇揺動させたサイドデッキ66の前端側を前記クッション材70に当接させて前支柱69に支持させ、この状態からサイドデッキ66の後端側をさらに車体内方側に揺動操作してサイドデッキ66に弾性変形を発生させながら、穀粒回収部の車体後方側に立設された後支柱72に連結された支持杆73の先端側のフック73aを前記フック掛け71に掛けることにより、サイドデッキ66の弾性復元力によって支持杆73がフック掛け71から外れないように、かつ、サイドデッキ66の後端側を引っ張り支持するように引っ張り操作された状態になり、これによってサイドデッキ66を上昇格納状態にロックできるようになっている。
[別実施例]
前記油圧シリンダ22に替え、ロックアーム20に係脱自在なようにトラックフレーム11に揺動操作自在に支持されるロック体などを採用することによっても、第1及び第2接地転輪14a,14bを背反揺動昇降自在な状態と、背反昇降不能な固定状態とに切り換えることができて、本発明の目的を達成することができる。従って、油圧シリンダ22やロック体などを総称してロック手段22と呼称し、油圧シリンダ22の伸縮自由状態をロック解除状態と呼称する。
また、本発明は、コンバインの他、人参収穫機など、クローラ走行装置を備えた各種の車両に適用することができるのであり、コンバイン、人参収穫機などを総称して作業車と呼称する。
コンバイン全体の左側面図 コンバイン全体の平面図 コンバインの後面図 クローラ走行装置の側面図 (イ)は、第1、第2接地転輪の昇降ロック状態での側面図、(ロ)は、第1、第2接地転輪の昇降可能状態での側面図 ブロック図 車体フレームのエンジン搭載部での平面図 エンジン搭載構造の断面図 エンジン連結構造の断面図 (イ)は、引起し爪の上昇調節状態での側面図、(ロ)は、引起し爪の下降調節状態での側面図、 排ワラ搬送装置の側面図 (イ)は、サイドデッキの下降使用状態での後面図、(ロ)は、サイドデッキの上昇格納状態での後面図
符号の説明
10 クローラ走行装置
11 トラックフレーム
14a 第1接地転輪
14b 第2接地転輪
17 天秤リンク
22 ロック手段
31,32 停止検出手段

Claims (2)

  1. クローラ走行装置を備えた作業車であって、
    前記クローラ走行装置の走行装置前後方向に並ぶ複数の接地転輪のうち、最も走行装置前端側に位置する第1接地転輪と、この第1接地転輪に隣り合う第2接地転輪とを背反揺動昇降自在にトラックフレームに支持させ、
    前記第1接地転輪と前記第2接地転輪の背反揺動昇降を許容するロック解除状態と、前記第1接地転輪と前記第2接地転輪を昇降不能に固定するロック状態とに切り換え自在なロック手段、及び、走行停止操作を検出する停止検出手段を備え、
    前記停止検出手段が非検出状態にあると、前記ロック手段がロック解除状態に切り換わり、前記停止検出手段が検出状態になると、前記ロック手段がロック状態に切り換わるように前記停止検出手段と前記ロック手段を連係させてある作業車。
  2. 前記第1接地転輪と前記第2接地転輪をトラックフレームに背反揺動昇降自在に連結する天秤リンクを設け、
    前記ロック手段を、前記天秤リンクに連動された油圧シリンダによって構成してある請求項1記載の作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104960586A (zh) * 2015-02-02 2015-10-07 星光农机股份有限公司 一种履带式自行走系统及采用其的旋耕机
JP2021160460A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 松本システムエンジニアリング株式会社 伐倒作業車両
CN113998018A (zh) * 2021-12-03 2022-02-01 南京高等职业技术学校(江苏联合职业技术学院南京分院) 一种建筑施工机械行走装置及其使用方法

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