JP2009142192A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】グレンタンクをあまり高く上昇させなくても、離れたトラックの荷台へ穀粒の損傷が少ない状態で迅速に移し変えられるようにする。
【解決手段】クローラ走行装置(13)を備える車体(11)の前側に刈取装置(15)を設け、該車体(11)の上側に脱穀装置(18)とグレンタンク(1)を左右に並べて設け、該グレンタンク(1)を車体(11)に対して昇降可能な構成とし、グレンタンク(1)の上昇位置で該グレンタンク(1)の底部に設ける排出螺旋(2)に接続される横送り排出螺旋(3)を設ける。また、横送り排出螺旋(3)を機体外側に突出した位置から機体側面に沿わせた位置まで回動可能な構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】クローラ走行装置(13)を備える車体(11)の前側に刈取装置(15)を設け、該車体(11)の上側に脱穀装置(18)とグレンタンク(1)を左右に並べて設け、該グレンタンク(1)を車体(11)に対して昇降可能な構成とし、グレンタンク(1)の上昇位置で該グレンタンク(1)の底部に設ける排出螺旋(2)に接続される横送り排出螺旋(3)を設ける。また、横送り排出螺旋(3)を機体外側に突出した位置から機体側面に沿わせた位置まで回動可能な構成とする。
【選択図】図3
Description
この発明は、グレンタンクを搭載したコンバインに関する。
コンバインには、米や麦等の収穫作業中に得られる穀粒を一時的に貯留するグレンタンクが搭載されている。そして、収穫作業によってグレンタンクに溜まった穀粒は、その底部から縦螺旋筒でグレンタンク上に上昇させた後に横送り螺旋筒で機体から離れたトラックの穀粒タンクへ取出すようにした構成が一般的である。
また、特開2003−61994号公報に記載の如く、グレンタンクを機体上に設ける支柱に沿って昇降可能に構成し、グレンタンクを上昇させて底部に設ける排出口からシュートを使ってタンク外へ取出すようにしたコンバインの穀粒貯留装置もある。
特開2003−61994号公報
前記の一般的なコンバイン構成でグレンタンクから縦螺旋筒と横螺旋筒を通して穀粒をタンク外へ取出す構成では、縦螺旋筒と横螺旋筒の引継部で穀粒の搬送が停滞することあったり、穀粒の排出に時間がかかり過ぎて穀粒が損傷することがあった。また、グレンタンクを上昇させて底部に設けるシュートから穀粒をタンク外へ取出す構成では、穀粒を受け取るトラックの穀粒タンクをシュートの下側まで接近しないといけなく、グレンタンクも穀粒タンクよりも高く上昇させなければならず、コンバインの機体が不安定になる。
そこで、本発明では、グレンタンクを昇降させる構成で、グレンタンクをあまり高く上昇させなくても少し離れたトラックの穀粒タンクへ穀粒の損傷が少ない状態で迅速に移し変えられるようにすることを課題とする。
この発明は、上述の如き課題を解決するために、以下のような技術的手段を講じる。すなわち、請求項1記載の発明では、クローラ走行装置(13)を備える車体(11)の前側に刈取装置(15)を設け、該車体(11)の上側に脱穀装置(18)とグレンタンク(1)を左右に並べて設け、該グレンタンク(1)を車体(11)に対して昇降可能な構成とし、グレンタンク(1)の上昇位置で該グレンタンク(1)の底部に設ける排出螺旋(2)に接続される横送り排出螺旋(3)を設けたことを特徴とするコンバインとした。
この構成で、グレンタンク1に溜まった穀粒を取出すには、グレンタンク1を上昇させて排出螺旋2と横送り排出螺旋3を接続して行う。
また、請求項2記載の発明では、前記横送り排出螺旋(3)を機体外側に突出した位置から機体側面に沿わせた位置まで回動可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとした。
また、請求項2記載の発明では、前記横送り排出螺旋(3)を機体外側に突出した位置から機体側面に沿わせた位置まで回動可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとした。
この構成で、横送り排出螺旋3を機体外側の穀粒取出し位置から機体側面に沿わせた位置に収納できる。
請求項1記載の発明によると、グレンタンク1内の穀粒がグレンタンク1の底部に設けた排出螺旋2と横送り排出螺旋3で短い距離を横送りして排出されるので、穀粒が停滞したり損傷を受けることが少なくなり、穀粒排出作業の能率を高めることができる。
また、請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、機体外側に突出させた横送り排出螺旋3を回動させることで機体を移動しないで穀粒の排出位置を調整出来、また、不使用時に横送り排出螺旋3を機体側面に沿わせて収納でき、この横送り排出螺旋3が収穫作業の邪魔にならず、コンバインによる収穫作業の能率を向上させることができる。
次に、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本明細書では、左側及び右側とはコンバイン10が前進する方向に向いたときの方向を言う。
本明細書では、左側及び右側とはコンバイン10が前進する方向に向いたときの方向を言う。
図1に示すように、コンバイン10の車体11の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラ12,12を有するクローラ走行装置13を装備し、車体11の前側に引起装置14と刈刃及び掻込装置からなる刈取装置15が設けられている。
刈取装置15の後方には操縦席16を備えた運転台17があり、また車体11の上方には刈取装置15から搬送されてくる穀桿を引き継いで搬送して脱穀・選別する脱穀装置18が運転台17の左後方に設けられ、該脱穀装置18で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク1が運転台17の後で脱穀装置18の右側に配置されている。
グレンタンク1は、図3に示す如く、車体11上に、油圧シリンダ20で起伏するようにした支台21で底面を支持し、側面を上下にスライド可能に取付けた揚穀筒22で支持している。このグレンタンク1の内部底面に傾斜面23と排出螺旋2を設け、右側方へ突出して横送り螺旋3を排出螺旋2に続けて設けている。揚穀筒22は、脱穀装置18で脱穀され選別された穀粒がグレンタンク1内へ送り込まれるが、この揚穀筒22の排出口はグレンタンク1にスライド溝をゴム板などで上下にスライドしても穀粒が漏れないようにして連結している。図示の状態は、穀粒を排出する状態で、グレンタンク1を上昇させて横送り螺旋3から穀粒を外部へ取出している。穀粒の収穫作業時にはグレンタンク1を車体11上に降下して納めた状態にする。
図4は、横送り排出螺旋3を第一横螺旋3aと第二横螺旋3bを連結部4で横回動可能にした構成で、収穫作業時には、第二横螺旋3bをを前方或いは後方へ回動して機体に沿わせておく。
図5と図6は、グレンタンク1の別実施例で、横送り排出螺旋3をその基部で起伏可能に支持し、穀粒の取出し時には、図6の如く、グレンタンク1を上昇させて横送り排出螺旋3を水平に倒して使用する。
なお、前記の実施例では横送り排出螺旋3がグレンタンク1に取付けられているが、別実施例として、横送り排出螺旋3を排出位置に支持しておいてグレンタンク1を上昇させた際に連結するようにしても良い。
図7から図10に、グレンタンク1の内部に設ける排出螺旋2の構成を示している。
グレンタンク1の底部に二本の第一螺旋2aと第二螺旋2bを並べて設け、両螺旋軸をタンク外に設けたベベルギア25,26で連動し、横送り排出螺旋3側から駆動している。この第一螺旋2aと第二螺旋2bの上側には山型のガイド板27,28を設けている。このガイド板27,28は、図10の如く、一体のガイド板29であっても良い。また、このガイド板27,28,29は、シャッタとして第一螺旋2aと第二螺旋2bへの穀粒の供給量を調節したり供給停止にする。
グレンタンク1の底部に二本の第一螺旋2aと第二螺旋2bを並べて設け、両螺旋軸をタンク外に設けたベベルギア25,26で連動し、横送り排出螺旋3側から駆動している。この第一螺旋2aと第二螺旋2bの上側には山型のガイド板27,28を設けている。このガイド板27,28は、図10の如く、一体のガイド板29であっても良い。また、このガイド板27,28,29は、シャッタとして第一螺旋2aと第二螺旋2bへの穀粒の供給量を調節したり供給停止にする。
この排出螺旋2を第一螺旋2aと第二螺旋2bの二本にした構成は、グレンタンク1の容量を増やし、穀粒の排出量を多くする。
図11は、搬送量を多くした横送り排出ラセン3の構成を示している。
図11は、搬送量を多くした横送り排出ラセン3の構成を示している。
断面が横長楕円形状の外筒30に横に並べて二本の螺旋軸31,32を軸架している。一方の螺旋軸32に駆動力を付与し、排出筒35の外側で噛み合わせたギア33,34で他方の螺旋軸31に回転力を与えている。両螺旋軸31,32は逆方向に回転するが、螺旋翼を逆に巻いて両螺旋軸31,32が排出筒35に向けて穀粒を送る作用をする。また、両螺旋軸31,32は対向側が穀粒を押上げるよう回転している。
図12は、コンバイン10の作業容易化及び安全制御の説明図である。
このコンバイン10は、脱穀装置18等を搭載した車体11がクローラ走行装置13に対して左右傾きを制御すなわちローリング制御を行う大型のコンバインである。収穫作業中に、走行を停止して脱穀装置18を駆動した状態で、畦際の手作業で刈り取った穀稈を脱穀装置18の穀稈を供給するフィードチェン36に直接作業者が穀稈を持って供給することがある。この穀稈の直接供給は、フィードチェン36の前上部に設ける挟把杆37を持ち上げて供給口を作って行うが、この挟把杆37の持上げを感知するセンサを設けて、挟把杆37を持上げると車体11を作業者側へ傾けたり車体11を低く下げたりして穀稈の供給を行い易くする。
このコンバイン10は、脱穀装置18等を搭載した車体11がクローラ走行装置13に対して左右傾きを制御すなわちローリング制御を行う大型のコンバインである。収穫作業中に、走行を停止して脱穀装置18を駆動した状態で、畦際の手作業で刈り取った穀稈を脱穀装置18の穀稈を供給するフィードチェン36に直接作業者が穀稈を持って供給することがある。この穀稈の直接供給は、フィードチェン36の前上部に設ける挟把杆37を持ち上げて供給口を作って行うが、この挟把杆37の持上げを感知するセンサを設けて、挟把杆37を持上げると車体11を作業者側へ傾けたり車体11を低く下げたりして穀稈の供給を行い易くする。
また、前記のほかに、車体11の下部にペダル38を設けて、このペダル38を踏むと車体11を作業者側へ傾けたり車体11を低く下げたりするようにしても良い。なお、作業者が供給する時に使用する手扱ぎレバーを設けた場合には、この手扱ぎレバーの操作で前記と同様に車体11を作業者側へ傾斜させる制御を行っても良い。
さらに、フィードチェン36の前記挟把杆37を監視するカメラ39を設けて、作業者の手や衣服がフィードチェン36に絡んだことを検出すると、コンバイン10のエンジンを停止し、安全を図っている。
1 グレンタンク
2 排出螺旋
3 横排出螺旋
11 車体
13 クローラ走行装置
15 刈取装置
18 脱穀装置
2 排出螺旋
3 横排出螺旋
11 車体
13 クローラ走行装置
15 刈取装置
18 脱穀装置
Claims (2)
- クローラ走行装置(13)を備える車体(11)の前側に刈取装置(15)を設け、該車体(11)の上側に脱穀装置(18)とグレンタンク(1)を左右に並べて設け、該グレンタンク(1)を車体(11)に対して昇降可能な構成とし、グレンタンク(1)の上昇位置で該グレンタンク(1)の底部に設ける排出螺旋(2)に接続される横送り排出螺旋(3)を設けたことを特徴とするコンバイン。
- 前記横送り排出螺旋(3)を機体外側に突出した位置から機体側面に沿わせた位置まで回動可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007321914A JP2009142192A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | コンバイン |
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JP2007321914A JP2009142192A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | コンバイン |
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JP2009142192A true JP2009142192A (ja) | 2009-07-02 |
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Family Applications (1)
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JP2007321914A Pending JP2009142192A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | コンバイン |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011004710A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007321914A patent/JP2009142192A/ja active Pending
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