JP2006325543A - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯留タンク内の貯留穀粒を、機外へ移送排出する横移送筒と縦移送筒とよりなる穀粒移送排出装置を側方外側へ回動状態にした後に、横移送筒を折り畳みして簡単に収納できるようにしようとするものである。
【解決手段】貯留タンク6後側に、貯留穀粒を機外へ移送排出する一方側の側方外側へ回動自在な縦移送筒9と横移送筒10とよりなる穀粒移送排出装置8を設け、この穀粒移送排出装置8を回動操作後に、横移送筒10を折り畳みし、その後に収納操作する構成である。
【選択図】図1。
【解決手段】貯留タンク6後側に、貯留穀粒を機外へ移送排出する一方側の側方外側へ回動自在な縦移送筒9と横移送筒10とよりなる穀粒移送排出装置8を設け、この穀粒移送排出装置8を回動操作後に、横移送筒10を折り畳みし、その後に収納操作する構成である。
【選択図】図1。
Description
貯留タンク内の貯留穀粒を機外へ移送排出するこの貯留タンクの後側の穀粒移送排出装置は、上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な横移送筒と縦移送筒とよりなり、横移送筒は穀粒移送排出装置を側方外側へ回動状態にして、折り畳みすべく設けた技術であり、コンバインの穀粒排出装置として利用できる。
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈取りされて脱穀された脱穀済み穀粒は、グレンタンク内へ一時貯留される。
前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外への排出は、グレンタンクへ設けた穀粒排出装置で排出する。
前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外への排出は、グレンタンクへ設けた穀粒排出装置で排出する。
前記穀粒排出装置は、特開平6−292447号公報で示すように、縦送りスクリューコンベアの上端部に横送りスクリューコンベアを設け、この横送りスクリューコンベアを縦軸芯周りに旋回自在、並びに横軸芯周りに起伏揺動自在に設けると共に、この横送りスクリューコンベアの中間部に、この横送りスクリューコンベアを縦軸芯周りで折曲可能な関節部を設けている。これら縦送りスクリューコンベアと横送りスクリューコンベアと関節部とにより、穀粒を所定位置へ移送排出するときには、横送りスクリューコンベアと関節部との操作により、横送りスクリューコンベアを折曲、及び旋回させて所定位置へ穀粒を排出する。
特開平6−292447号公報
貯留穀粒を機外へ排出する穀粒排出装置は横移りスクリューコンベアと、縦移りスクリューコンベアとよりなり、この横送りスクリューコンベアを二分割して、分割部に関節部を設けた構成としたことにより、コストアップになったり、又、関節部にモータ等を使用する構成であり、構成が複雑であると共に、重量アップとなり、コンバインのバランス不良の原因になることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の上側へ載置して穀粒を貯留する貯留タンク(6)の後側には、貯留穀粒を機外へ排出する機体(1a)の一方側の側方外側へ回動自在で上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上側の横移送筒(10)と下側の縦移送筒(9)とよりなる穀粒移送排出装置(8)を設け、該穀粒移送排出装置(8)を側方外側へ回動状態にして横移送筒(10)を折り畳み状態にすべく設けたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置としたものである。
例えば、コンバインで立毛穀稈を刈取り、脱穀した穀粒は、走行車台(2)の上側へ載置した穀粒貯留タンク(6)内へ供給され、一時貯留される。
前記コンバインの貯留タンク(6)内の貯留穀粒を機外へ移送排出するときは、この貯留タンク(6)の後側で、一方側(右外)の側方外側へ回動自在に設けた穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒9の基部を回動中心として、例えば、手動操作により、穀粒を排出する任意の排出位置の右側外側へ回動移動操作と、上下方向へ回動操作とを行ない、任意の穀粒排出位置へ調節し、穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒(9)と横移送筒(10)とを経てこの横移送筒(10)の移送終端部から、設定した任意の排出位置へ穀粒を排出する。
前記コンバインの貯留タンク(6)内の貯留穀粒を機外へ移送排出するときは、この貯留タンク(6)の後側で、一方側(右外)の側方外側へ回動自在に設けた穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒9の基部を回動中心として、例えば、手動操作により、穀粒を排出する任意の排出位置の右側外側へ回動移動操作と、上下方向へ回動操作とを行ない、任意の穀粒排出位置へ調節し、穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒(9)と横移送筒(10)とを経てこの横移送筒(10)の移送終端部から、設定した任意の排出位置へ穀粒を排出する。
又、前記貯留タンク(6)内の貯留穀粒の排出作業が終了し、路上走行、及び納屋内へ格納するときには、穀粒移送排出装置(8)を右側方外側へ回動操作し、その後に横移送筒(10)を折り畳み操作し、穀粒移送排出装置(8)を元の起立状態に操作すると、横移送筒(10)が貯留タンク(6)の上側へ位置して収納状態になる。
請求項2に記載の発明においては、前記横移送筒(10)の折り畳み角度は、縦移送筒(9)に対して90度以下の折り畳み状態にすべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。
前記貯留タンク(6)内の貯留穀粒の排出が終了し、路上走行、及び納屋内へ格納するときに横移送筒(10)を折り畳み操作するが、この折り畳み操作により、この横移送筒(10)は縦移送筒(9)に対して90度以下の折り畳み状態になる。
請求項1に記載の発明においては、貯留タンク(6)の後側へ貯留穀粒を機外へ排出する二分割して折り畳み自在な上側の横移送筒(10)と、下側の縦移送筒(9)とよりなる穀粒移送排出装置(8)を設け、この穀粒移送排出装置(8)を右側方外側へ回動させた後に、横移送筒(10)を折り畳みする構成にして設けたことにより、低い位置で横移送筒(10)を折り畳みすることで安全である。又、折り畳み作業も容易になる。
請求項2に記載の発明においては、前記横移送筒(10)の折り畳み角度は、縦移送筒(9)に対して90度以下の折り畳みにして設けたことにより、上方よりの自重を利用して接合状態にすることにより、接合部へ設けている爪クラッチが入り易い。又、90度以上に比較して自然に接合状態になることがなく安全である。
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
コンバイン1の走行車台2の前部には、立毛穀稈を刈取りする刈取機4を設けると共に、上側面には、刈取り穀稈を受けて脱穀する脱穀機5と、脱穀済みで選別済み穀粒を受けて貯留する貯留タンク6とを載置した構成である。この貯留タンク6の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出装置8を設ける。この穀粒移送排出装置8は、所定位置で上下に二分割した下側の縦移送筒9と、上側の折り畳み自在な横移送筒10と、この横移送筒10の移送終端で穀粒を機外へ排出する排穀口11aを有する排出筒11等とを設けた構成である。又、穀粒移送排出装置8を機体1aの右側方外側へ回動操作した後に、横移送筒10を折り畳みする構成である。これら穀粒移送排出装置8の横移送筒10と、縦移送筒9等とを主に図示して説明する。
コンバイン1の走行車台2の前部には、立毛穀稈を刈取りする刈取機4を設けると共に、上側面には、刈取り穀稈を受けて脱穀する脱穀機5と、脱穀済みで選別済み穀粒を受けて貯留する貯留タンク6とを載置した構成である。この貯留タンク6の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出装置8を設ける。この穀粒移送排出装置8は、所定位置で上下に二分割した下側の縦移送筒9と、上側の折り畳み自在な横移送筒10と、この横移送筒10の移送終端で穀粒を機外へ排出する排穀口11aを有する排出筒11等とを設けた構成である。又、穀粒移送排出装置8を機体1aの右側方外側へ回動操作した後に、横移送筒10を折り畳みする構成である。これら穀粒移送排出装置8の横移送筒10と、縦移送筒9等とを主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面には、脱穀機5を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機4で立毛穀稈を刈り取りして、後方上部へ移送し、脱穀機5のフィードチェン7aと挟持杆7bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、揚穀筒5aで揚送されて、脱穀機5の右横側に配設し、前後方向へタンク移送螺旋6aを底部へ軸支内装した。穀粒貯留タンク6内へ供給され、一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図6で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び各分草体12bと、立毛穀稈を引起す各引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機5のフィードチェン7aと挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置14a・14b等からなる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して、昇降する構成である。
前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると、支持杆16aと共に、刈取機4が上下に回動する構成である。
前記穀稈掻込移送装置13の穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機5へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
前記貯留タンク6側の前部には、図6で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置17aと、操縦席17bとを設け、この操縦席17bの下側にエンジン15aを載置すると共に、後方部には穀粒貯留タンク6を配設する。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出する車速センサ19bを設けている。
前記貯留タンク6内の貯留穀粒を、後方へ移送するタンク移送螺旋6aの前側は、貯留タンク6の前側板6d外側面の前支持メタル6eで軸支し、後側は、後側板6b外側面の後支持メタル6cで軸支している。
前記穀粒移送排出装置8は、図1〜図3で示すように、貯留タンク6の後支持メタル6cの後側に一方側(右側)の側方外側へ回動自在に設け、貯留タンク6内の貯留穀粒をタンク移送螺旋6aから、引継ぎ機外へ排出する構成である。
前記穀粒移送排出装置8は、図1〜図3で示すように、上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上側には、回転駆動する横移送螺旋10aを軸支内装した横移送筒10を設けている。又、下側には、回転駆動する縦移送螺旋9aを軸支内装した縦移送筒9を設けている。更に、横移送筒10の先端部には、穀粒を機外へ排出する下端に排穀口11aを有する排出筒11を設けている。この排出筒11の下端部には、伸縮自在で変形自在な補助排出筒11bを設けている。
前記穀粒移送排出装置8の縦移送筒9の基部へ設けた回動メタル8aと、貯留タンク6の後側板6bへ設けた後支持メタル6cとの間で右側方外側へ回動する構成である。穀粒移送排出装置8を回動状態にして、横移動筒10を折り畳みする構成である。
前記縦移送筒9の上端部には、図1で示すように、下接合メタル9bを設けると共に、上部の外径部には、コ字状の受板9cを設け、この受板9cに回動ハンドル9dを軸支して設ける。又、縦移送筒9と横移送筒10とを回動操作のときに把手して回動する把持ハンドル9eを設ける。更に、下支持板9fを設け、この下支持板9fには、略コ字形状の支持杆9hを回動自在に軸支した構成である。
前記横移送筒10の下端部には、図1で示すように、上接合メタル10bを設けると共に、この上接合メタル10bに略L字形状の接合具10cを設ける。又、下部の外径部には、上支持板10dを設けている。
穀粒の排出作業を開始するときには、前記横移送筒10を縦移送筒9へ接続させるが、このときには、回動ハンドル9dを回動操作して、上接合メタル10bの接合具10cの内側へ挿入して係合させ、横移送筒10を固定する構成である。
又、前記横移送筒10を折り畳みするときは、回動ハンドル9dを回動操作して、上接合メタル10bの接合具10cから係合を解除させ、横移送筒10を折り畳みして縦移送筒9の支持杆9hを回動操作して一方側のL字部先端を、横移送筒10の上支持板10dへ挿入し、横移送筒10を折り畳み状態に支持する構成である。
前記穀粒移送排出装置8で貯留タンク6内の穀粒を排出するときは、図1、及び図5で示すように、縦移送筒9基部の回動メタル8a部を回動中心として、右側方外側へ手動により、穀粒を排出する任意の排出位置の右側方外側へ回動操作と、上下方向へ回動操作とを行い任意の排出位置へ調節し、縦移送筒9と横移送筒10から排出筒11の排穀口11aを経て補助排出筒11bから設定した任意の排出位置へ貯留穀粒を排出する。
前記貯留タンク6内の貯留穀粒の排出が終了し、路上走行、及び納屋内へ格納するときには、図1、及び図2で示すように、穀粒移送排出装置8を右側方外側へ回動操作し、その後に横移送筒10を折り畳み操作し、支持杆9hで固定させて、穀粒移送排出装置8を元の起立状態に操作すると、横移送筒10が貯留タンク6と刈取機4との上側へ配置されて収納状態になる構成である。
前記貯留タンク6の後側へ貯留穀粒を機外へ移送排出する二分割して折り畳み自在な上側の横移送筒10と、下側の縦移送筒9とよりなる穀粒移送排出装置8を設け、この穀粒移送排出装置8を右側方外側へ回動させた後に、横移送筒10を折り畳みを行うことで安全である。又、折り畳み作業が低い位置で行うことで折り畳み作業が容易である。
前記横移送筒10の折り畳み角度は、図1で示すように、縦移送筒9に対して90度以下の折り畳み状態に設けた構成である。
前記横移送筒10の折り畳み角度は、縦移送筒9に対して90度以下の折り畳みにして設けたことにより、上方よりの自重を利用して接合状態にすることにより、接合部へ設けている各爪クラッチ8bが入り易い。又、90度以上に比較して自然に接合状態になることがなく安全である。
前記横移送筒10の折り畳み角度は、縦移送筒9に対して90度以下の折り畳みにして設けたことにより、上方よりの自重を利用して接合状態にすることにより、接合部へ設けている各爪クラッチ8bが入り易い。又、90度以上に比較して自然に接合状態になることがなく安全である。
前記横移送螺旋10aの移送始端部と、縦移送螺旋9aの移送終端部とに軸支した各爪クラッチ8bは、横移送筒10を折り畳み時に噛合が離脱する。又、接合時に噛合する構成である。
前記貯留タンク6内へ貯留した穀粒は、タンク移送螺旋6aで後方へ移送され、縦移送筒9の縦移送螺旋9aと、横移送筒10の横移送螺旋10aとにより引継ぎ移送され、排出筒11の排穀口11aから機外へ排出される。この排出作業開始、又は排出停止のときに操作する。図1で示すように、クラッチレバー18aを一方側へ回動自在に軸支する操作ケース18は、横移送筒10の先端近傍部へ設けている。
前記操作ケース18に穀粒移送排出装置8の縦移送筒9の基部の回動メタル8aと、後支持メタル6cの接合部で、穀粒移送排出装置8は、右側方外側へ回動する。この回動を開始、又は回動停止させるとき操作するロックレバー18bを、他方側へ回動自在に軸支した構成である。
前記穀粒貯留タンク6後側の後支持メタル6cと、穀粒移送排出装置8の縦移送筒9の回動メタル8aとには、図4で示すように、ブレーキ装置20を設けた構成である。
前記ブレーキ装置20は、図4で示すように、後支持メタル6cの外周部へ取付板21aを設け、この取付板21aに支持ピン21bを設けている。
前記ブレーキ装置20は、図4で示すように、後支持メタル6cの外周部へ取付板21aを設け、この取付板21aに支持ピン21bを設けている。
又、前記回動メタル8aには、図4で示すように、長孔22bを有する回動板22aを設け、この回動板22aの長孔22b部に取付板21aの支持ピン21bを挿入している。回動板22aの外側面で支持ピン21bに複数個のブレーキ板23aを挿入すると共に、この各ブレーキ板23aの外側で支持ピン21bに各ナット23bを螺合し、この各ナット23bの螺合位置により、ブレーキ力を調節する構成である。
前記穀粒移送排出装置8を右外側の任意高さ位置へ回動操作したときでも、ブレーキ装置20によって、穀粒移送排出装置8を任意の調節位置で保持する構成である。
前記穀粒移送排出装置8の横移送筒10を、図2で示すように、折り畳みして収納位置へ操作したときには、オーガ受装置24で支持する構成である。このオーガ受装置24は走行車台2に上方へ突出させて設けた受支柱24aの上端部にコ字形状の受ガイド24bを設けている。この受ガイド24bで横移送筒10の外周部を支持し、貯留タンク6と刈取機4との上部を前方左側へ傾斜状態に支持する構成である。
前記穀粒移送排出装置8の横移送筒10を、図2で示すように、折り畳みして収納位置へ操作したときには、オーガ受装置24で支持する構成である。このオーガ受装置24は走行車台2に上方へ突出させて設けた受支柱24aの上端部にコ字形状の受ガイド24bを設けている。この受ガイド24bで横移送筒10の外周部を支持し、貯留タンク6と刈取機4との上部を前方左側へ傾斜状態に支持する構成である。
又、図2で示すように、前記横移送筒10を収納位置へ操作したときには、縦移送筒9の倒れを防止する下オーガ受装置33を設けている。この下オーガ受装置33の4面が当接する位置の縦移送筒9の外周部に弾性材のゴム材、又は樹脂材等よりなる当具25を設けている。穀粒移送排出装置8の上部と中間部との二箇所を支持し、収納時の振動を防止した構成である。
これにより、前記縦移送筒9の外周部に傷が付くことを防止できる。又、収納時の振動を防止できる。
前記縦移送筒9を支持する下オーガ受装置33は、図2、及び図5で示すように、受板33aに略コ字形状の取付板33bを装着し、この取付板33bの一方側の折曲部に回動板33cの一方側端部を回動用ピン33dで回動自在に軸支して設け、この回動板33cの他方側端部を取付板33bの他方側へ挿入し、この回動板33cを固定した構成である。下オーガ受装置33の四面で縦移送筒9を支持した構成である。
前記縦移送筒9を支持する下オーガ受装置33は、図2、及び図5で示すように、受板33aに略コ字形状の取付板33bを装着し、この取付板33bの一方側の折曲部に回動板33cの一方側端部を回動用ピン33dで回動自在に軸支して設け、この回動板33cの他方側端部を取付板33bの他方側へ挿入し、この回動板33cを固定した構成である。下オーガ受装置33の四面で縦移送筒9を支持した構成である。
前記下オーガ受装置33は、図5で示す如く縦移送筒9の後側へ設けた支持杆34に装着した取付板34aに設けた各長孔34b部へボルト、及びナット等により、装着した構成である。又、この取付板34aの各長孔34bにより、下オーガ受装置33の取付位置を前後に移動可能な構成である。
これにより、前記穀粒移送排出装置8の回動操作が容易である。又、組み付け時のずれに対応できる。
前記排出筒14は、図7、及び図8で示すように、上排出筒14cと下排出筒14dとに二分割し、この下排出筒14dをボルト、及びナット等により、上排出筒14cへ装着すると共に、下排出筒14dは樹脂材等により、透明、又は半透明で形成した構成である。
前記排出筒14は、図7、及び図8で示すように、上排出筒14cと下排出筒14dとに二分割し、この下排出筒14dをボルト、及びナット等により、上排出筒14cへ装着すると共に、下排出筒14dは樹脂材等により、透明、又は半透明で形成した構成である。
これにより、穀粒の溜りが確認できて詰りを防止することができる。
前記貯留タンク6を樹脂材でブロー成形した構成においては、揚穀筒5aから貯留タンク6内へねずみが入ることがあり、このために、この貯留タンク6の光が漏れやすい薄い部分がねずみにかじられることがあったが、ねずみがこの貯留タンク6から揚穀筒5aを経て機外へ出られるように、図9で示すように、揚穀筒5aの内側面に上下方向所定間隔で階段5cを設ける。これにより、貯留タンク6内へ入ったねずみは、貯留タンク6から揚穀口カバー5bを経て階段5cから機外へ脱出できる構成である。更に、貯留タンク6の下部に所定巾の防ねずみテープ5dを貼付する。又はインシュレータ5eを巻き付けする構成である。
前記貯留タンク6を樹脂材でブロー成形した構成においては、揚穀筒5aから貯留タンク6内へねずみが入ることがあり、このために、この貯留タンク6の光が漏れやすい薄い部分がねずみにかじられることがあったが、ねずみがこの貯留タンク6から揚穀筒5aを経て機外へ出られるように、図9で示すように、揚穀筒5aの内側面に上下方向所定間隔で階段5cを設ける。これにより、貯留タンク6内へ入ったねずみは、貯留タンク6から揚穀口カバー5bを経て階段5cから機外へ脱出できる構成である。更に、貯留タンク6の下部に所定巾の防ねずみテープ5dを貼付する。又はインシュレータ5eを巻き付けする構成である。
これにより、前記貯留タンク6に階段5c、又は防ねずみテープ5d、及びインシュレータ5eを設けたことにより、ねずみにかじられることが防止できる。
前記縦移送筒9と横移送筒10とよりなる穀粒移送排出装置8は、図10、及び図11で示すように、この穀粒移送排出装置8の穀粒排出上限角度(60度)を表示するラベル26を、貯留タンク6の後外側面へ貼付した構成である。このラベル26の貼付位置は、穀粒移送排出装置8を穀粒排出上限角度(60度)にしたときに見える位置で、ラベル26の角度を示す線と重合しない位置としている。
前記縦移送筒9と横移送筒10とよりなる穀粒移送排出装置8は、図10、及び図11で示すように、この穀粒移送排出装置8の穀粒排出上限角度(60度)を表示するラベル26を、貯留タンク6の後外側面へ貼付した構成である。このラベル26の貼付位置は、穀粒移送排出装置8を穀粒排出上限角度(60度)にしたときに見える位置で、ラベル26の角度を示す線と重合しない位置としている。
前記穀粒移送排出装置8の上下回動をアシストするガスダンパ27は、図10で示すように、縦移送筒9へ設けた支持板27aと、走行車台2へ設けた補強板2aとの間へ設けている。これにより、穀粒移送排出装置8の上下回動をスムーズにした構成である。
これにより、穀粒排出上限角度(60度)以上へ操作することを防止できる。これにより、穀粒詰り防止と脱ぷ粒増加防止とができる。
前記縦移送筒9の基部側に、図10、及び図12で示すように、傾斜センサ28aを設けると共に、クラッチレバー18a部には、リミットスイッチ28bを設ける。傾斜センサ28aが操作装置17aの制御装置17cへ設定して記憶させた穀粒排出上限角度(60度)以上を検出し、この検出がこの制御装置17cへ入力される。この時にクラッチレバー18aが「入」操作され、リミットスイッチ28bが「ON」され、この「ON」が制御装置17cへ入力されると、穀粒の移送排出経路の各部品の回転数が低下制御され、穀粒の排出ができなくなる構成である。
前記縦移送筒9の基部側に、図10、及び図12で示すように、傾斜センサ28aを設けると共に、クラッチレバー18a部には、リミットスイッチ28bを設ける。傾斜センサ28aが操作装置17aの制御装置17cへ設定して記憶させた穀粒排出上限角度(60度)以上を検出し、この検出がこの制御装置17cへ入力される。この時にクラッチレバー18aが「入」操作され、リミットスイッチ28bが「ON」され、この「ON」が制御装置17cへ入力されると、穀粒の移送排出経路の各部品の回転数が低下制御され、穀粒の排出ができなくなる構成である。
又、前記穀粒移送排出装置8が穀粒排出上限角度(60度)以上を入力状態の時に、クラッチレバー18aが「入」操作されると、図6で示すように、操作装置17aへ設けた警報ブザー17dから警報が発せられる構成である。
上述のこれらにより、穀粒排出上限角度(60度)以上へ穀粒移送排出装置8が操作されているときには、排出作業が行われないことにより、穀粒の詰り防止ができる。又、脱ぷ粒増加の防止ができる。
前記排出筒11を、図13、及び図14で示すように、上・下排出筒11c,11dに二分割した構成において、この下排出筒11dを支持ピン11eで上排出筒11cへ回動自在に軸支した構成である。又、下排出筒11dの上端部に下支持ピン29bを設ける。横移送螺旋10aの螺旋軸10eの前端部を軸支する支持メタル10fの上側面に上支持ピン29aを設けている。これら上・下支持ピン29a,29b間にリタンスプリング29を設けた構成である。
又、前記下排出筒11dと走行車台2の取付板2bとの間には、図13、及び図14で示すように、ワイヤ30を設けて接続している。穀粒移送排出装置8を回動操作により、ワイヤ30で下排出筒11と補助排出筒11dとは回動される構成である。
前記穀粒移送排出装置8を、図14で示すように、略垂直状態と穀粒排出上限角度(60度以下)とこの角度以下の所定角度等へ操作したときであっても、下排出筒11dへ装着した補助排出筒11bが、水平となる角度の(θ1)と(θ2)と(θ3)とは、共に略40度以上に形成した構成である。
これにより、前記補助排出筒11bの搬送角度が常に40度以上を確保でき、安定した排出ができる。
前記横移送筒10の先端部には、図15、及び図16で示すように、排出筒11を設け、この排出筒11の下部にシュータ31を設ける。このシュータ31の取付部である結合部31aは球形状に形成し、回動自在な構成である。又、シュータ31にワイヤ30を設け、このワイヤ30の操作により、シュータ31は円軌道で回動する構成である。
前記横移送筒10の先端部には、図15、及び図16で示すように、排出筒11を設け、この排出筒11の下部にシュータ31を設ける。このシュータ31の取付部である結合部31aは球形状に形成し、回動自在な構成である。又、シュータ31にワイヤ30を設け、このワイヤ30の操作により、シュータ31は円軌道で回動する構成である。
これにより、穀粒排出時に、前記横移送筒10の先端部以外で排出位置の変更ができる。
前記横移送筒10の排出筒11の下部へシュータ31を設けた構成において、このシュータ31の結合部31aの外周部に、図17で示すように、ギャー31bを設ける。又、横移送筒10の先端部の下側にモータ32を設けている。このモータ32のモータ軸32aにモータギャー32bを軸支している。このモータギャー32bとシュータ31のギャー31bとを噛合させ、モータ32の回転駆動により、シュータ31は任意位置へ回動する構成である。
前記横移送筒10の排出筒11の下部へシュータ31を設けた構成において、このシュータ31の結合部31aの外周部に、図17で示すように、ギャー31bを設ける。又、横移送筒10の先端部の下側にモータ32を設けている。このモータ32のモータ軸32aにモータギャー32bを軸支している。このモータギャー32bとシュータ31のギャー31bとを噛合させ、モータ32の回転駆動により、シュータ31は任意位置へ回動する構成である。
又、前記シュータ31を収納位置へ操作したときは、このシュータ31を横排出筒10の下側へ回動制御する構成である。
又、前記シュータ31を自動で張り出しする構成において、自動張り出しする時は、一番遠い位置へセット制御が行われる構成である。
又、前記シュータ31を自動で張り出しする構成において、自動張り出しする時は、一番遠い位置へセット制御が行われる構成である。
又、前記シュータ31が回動する結合部31a部を出口付近(横移送筒10の下側)に配設した構成である。
これらにより、穀粒排出時に前記横移送筒10の先端部以外で排出位置の変更ができる。又、シュータ31を一周回動させることができる。
これらにより、穀粒排出時に前記横移送筒10の先端部以外で排出位置の変更ができる。又、シュータ31を一周回動させることができる。
1a 機体
2 走行車台
6 貯留タンク
8 穀粒移送排出装置
9 縦移送筒
10 横移送筒
折り畳み角度 90度以下
2 走行車台
6 貯留タンク
8 穀粒移送排出装置
9 縦移送筒
10 横移送筒
折り畳み角度 90度以下
Claims (2)
- 走行車台(2)の上側へ載置して穀粒を貯留する貯留タンク(6)の後側には、貯留穀粒を機外へ排出する機体(1a)の一方側の側方外側へ回動自在で上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上側の横移送筒(10)と下側の縦移送筒(9)とよりなる穀粒移送排出装置(8)を設け、該穀粒移送排出装置(8)を側方外側へ回動状態にして横移送筒(10)を折り畳み状態にすべく設けたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
- 前記横移送筒(10)の折り畳み角度は、縦移送筒(9)に対して90度以下の折り畳み状態にすべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005157321A JP2006325543A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | コンバインの穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005157321A JP2006325543A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | コンバインの穀粒排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006325543A true JP2006325543A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37547906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005157321A Pending JP2006325543A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | コンバインの穀粒排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006325543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021156156A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社ハウゼコ | 通気立平構造体及び換気構造体 |
-
2005
- 2005-05-30 JP JP2005157321A patent/JP2006325543A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021156156A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社ハウゼコ | 通気立平構造体及び換気構造体 |
JP7290879B2 (ja) | 2020-03-27 | 2023-06-14 | 株式会社ハウゼコ | 通気立平構造体 |
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