JP2007037388A - モータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータの回転位置に応じてコイルに流れる駆動電流を可変とし、モータ駆動の音を静音化する。
【解決手段】モータの回転位置に応じた電圧値となる回転位置信号の所定期間における最小電圧と最大電圧との間の電圧を分割し、当該分割して得られる複数の基準電圧を一方の電圧側または他方の電圧側から選択的に発生する基準電圧発生回路と、前記所定期間において、前記回転位置信号の電圧と、選択的に発生する前記複数の基準電圧とを順次比較する比較回路と、前記回転位置信号の電圧が前記基準電圧を超えたときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記基準電圧発生回路が次に発生すべき前記基準電圧を選択する選択回路と、前記基準電圧発生回路が前記複数の基準電圧を選択的に発生する各期間において、コイルに供給する電流を可変とする制御回路と、を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】モータの回転位置に応じた電圧値となる回転位置信号の所定期間における最小電圧と最大電圧との間の電圧を分割し、当該分割して得られる複数の基準電圧を一方の電圧側または他方の電圧側から選択的に発生する基準電圧発生回路と、前記所定期間において、前記回転位置信号の電圧と、選択的に発生する前記複数の基準電圧とを順次比較する比較回路と、前記回転位置信号の電圧が前記基準電圧を超えたときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記基準電圧発生回路が次に発生すべき前記基準電圧を選択する選択回路と、前記基準電圧発生回路が前記複数の基準電圧を選択的に発生する各期間において、コイルに供給する電流を可変とする制御回路と、を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、モータ駆動装置に関する。
モータ(例えば、ホール素子を用いた3相ブラシレスDCモータ)の駆動装置は、例えば出力段として、電源電圧VCCと接地VSSとの間に直列接続され、その接続点にコイルの一端が接続された、電源電圧VCC側のソース側トランジスタと、接地VSS側のシンク側トランジスタと、を3相のコイルそれぞれについて有している。また、3相の各コイルの他端は共通に接続されている(以下中性点とする)。
そして、ある相(例えばU相)のソース側トランジスタと他の相(例えばV相)のシンク側トランジスタがオンすることにより、電源電圧VCC→U相のソース側トランジスタ→U相コイル→中性点→V相コイル→V相のシンク側トランジスタ→接地VSSの径路の電流が流れる。モータ駆動装置は、3相のコイルに流れる駆動電流を所定の電気角(例えば120度)ごとに順次切り替えることによってモータを駆動させている。この切り替えによりU相、V相、W相のコイルには、ハイレベル、ミドルレベル、ローレベルと階段状に切り替わる電流が、それぞれ電気角120度の位相差をもって供給されることになる。ここで、コイルに供給される電流がハイレベルとなるのは、当該コイルの一端に接続されたソース側トランジスタがオンしている期間であり、コイルに供給される電流がローレベルとなるのは、当該コイルの一端に接続されたシンク側トランジスタがオンしている期間である。また、コイルに供給される電流がミドルレベルとなるのは、当該コイルの一端に接続されたソース側トランジスタおよびシンク側トランジスタが共にオフしている期間である。
ところが、上述のようにコイルに流れる駆動電流が階段状に変化すると、モータの駆動が不安定になるとともにモータ駆動時にノイズが発生するという問題が発生する。
そこで、コイルに駆動電流を間欠的に供給してモータを駆動させるPWM(Pulse Width Modulation)制御を用いることによって、コイルに流れる駆動電流の変化を滑らかにし、モータ駆動の音を静音化する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
そこで、コイルに駆動電流を間欠的に供給してモータを駆動させるPWM(Pulse Width Modulation)制御を用いることによって、コイルに流れる駆動電流の変化を滑らかにし、モータ駆動の音を静音化する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
従来のPWM制御のモータ駆動装置では、モータの回転部分であるロータの周辺に取り付けられたホール素子から得られるモータの回転に同期した正弦波の信号と、所定の三角波の信号との大小比較を行い、その大小比較結果から得られるパルスのデューティ比に応じてソース側トランジスタとシンク側トランジスタを相補的にオン/オフさせて、コイルに駆動電流を流し、モータを駆動していた。すなわち、コイルに流れる駆動電流が、ホール素子から得られる正弦波に近くなるようにパルスのデュ−ティ比を制御していた。
特開2002−218783号公報
前述の従来のモータ駆動装置では、ホール素子から得られる正弦波の波形と所定の三角波との交点によってPWM制御のデューティ比が決まることになる。例えば、正弦波の信号が所定の三角波より大きい部分が多い場合はデューティ比が大きくなり、逆に正弦波の信号が所定の三角波より大きい部分が少ない場合はデューティ比が小さくなる。そのため、PWM制御のデューティ比はモータの回転位置によって一義的に決まり、コイルに流れる駆動電流を操作することが出来ないという問題点があった。
また、コイルに流れる駆動電流がモータの回転位置によって一義的に決まるため、モータ駆動の音の静音化に限界があるという問題点があった。
また、コイルに流れる駆動電流がモータの回転位置によって一義的に決まるため、モータ駆動の音の静音化に限界があるという問題点があった。
そこで、本発明は、コイルに流れる駆動電流をモータの回転位置に応じて可変とすることで、さらにモータ駆動の音を静音化することができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための主たる発明は、モータの回転位置に応じた電圧値となる回転位置信号を発生する回転位置信号発生回路と、前記回転位置信号に応じた電流をコイルに供給する出力回路と、を有するモータ駆動装置であって、所定期間における前記回転位置信号の最小電圧と最大電圧との間の電圧を分割し、当該分割して得られる複数の基準電圧を一方の電圧側または他方の電圧側から選択的に発生する基準電圧発生回路と、前記所定期間において、前記回転位置信号の電圧と、選択的に発生する前記複数の基準電圧とを順次比較する比較回路と、前記回転位置信号の電圧が前記基準電圧を超えたときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記基準電圧発生回路が次に発生すべき前記基準電圧を選択する選択回路と、前記基準電圧発生回路が前記複数の基準電圧を選択的に発生する各期間において、前記コイルに供給する電流を可変とする制御回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、コイルに流れる駆動電流をモータの回転位置に応じて任意に可変とすることができ、モータ駆動の音を静音化することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===モータ駆動装置の構成===
図1を参照しつつ、本発明に係るモータ駆動装置について説明する。図1は、本発明のモータ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1において、ホール素子8、10、12、U相コイル2、V相コイル4、W相コイル6を除く部分は、例えば同一チップ上に集積化されている。
図1を参照しつつ、本発明に係るモータ駆動装置について説明する。図1は、本発明のモータ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1において、ホール素子8、10、12、U相コイル2、V相コイル4、W相コイル6を除く部分は、例えば同一チップ上に集積化されている。
図1において、U相コイル2、V相コイル4、W相コイル6は、スター結線されるとともに、電気角120度の位相差を有してステータに巻回されたものである。
ホール素子8、10、12は、電気角120度の位相差を生じるロータの外周位置に設けられており、ロータが回転したときの磁極の変化に応じて、電気角120度の位相差を有する正弦波形のホール信号を出力するものである。
ホール素子8、10、12は、電気角120度の位相差を生じるロータの外周位置に設けられており、ロータが回転したときの磁極の変化に応じて、電気角120度の位相差を有する正弦波形のホール信号を出力するものである。
ホールアンプ(『回転位置信号発生回路』)14、16、18は、微小な振幅を有するホール信号を増幅するものである。とくに、ホールアンプ14、16、18は、後段のロジック回路20において、ホール信号に基づくロジック処理が可能となるまで、ホール信号の振幅を増幅する。
ホールアンプ14は、U相のホール素子8から正弦波形のホール信号を入力し、一定電圧振幅に増幅したU信号を出力する。
ホールアンプ16は、V相のホール素子10から正弦波形のホール信号を入力し、一定電圧振幅に増幅したV信号を出力する。
ホールアンプ18は、W相のホール素子12から正弦波形のホール信号を入力し、一定電圧振幅に増幅したW信号を出力する。
ホールアンプ14は、U相のホール素子8から正弦波形のホール信号を入力し、一定電圧振幅に増幅したU信号を出力する。
ホールアンプ16は、V相のホール素子10から正弦波形のホール信号を入力し、一定電圧振幅に増幅したV信号を出力する。
ホールアンプ18は、W相のホール素子12から正弦波形のホール信号を入力し、一定電圧振幅に増幅したW信号を出力する。
尚、U信号、V信号、W信号(『回転位置信号』)は、それぞれモータの回転位置に応じた電圧値となる。
ロジック回路20は、U信号、V信号、W信号を入力するとともに、信号処理回路36から出力されるS1〜S4信号に応じて、モータの回転における任意の区間を判別する。また、ロジック回路20には判別された区間に対応するデューティ比が予め設定されており、ロジック回路20は、前記デューティ比を出力回路22、24、26に出力する。
ロジック回路20は、U信号、V信号、W信号を入力するとともに、信号処理回路36から出力されるS1〜S4信号に応じて、モータの回転における任意の区間を判別する。また、ロジック回路20には判別された区間に対応するデューティ比が予め設定されており、ロジック回路20は、前記デューティ比を出力回路22、24、26に出力する。
出力回路22、24、26はPWM制御によって動作し、従来例と同様に電源電圧VCCと接地間VSS間に直列接続され、その接続点にコイルの一端が接続された、電源電圧VCC側のソース側トランジスタと、接地VSS側のシンク側トランジスタと、を有している。そして、ソース側トランジスタとシンク側トランジスタは相補的にオン/オフする。例えば、パルス信号のデューティ比に応じてシンク側トランジスタが間欠的にオン、オフする。そして、そのデューティ比に応じた駆動電流が各相のコイルに供給される。
出力回路22は、ロジック回路20の出力に応じてU相コイル2に駆動電流を供給する。
出力回路24は、ロジック回路20の出力に応じてV相コイル4に駆動電流を供給する。
出力回路26は、ロジック回路20の出力に応じてW相コイル6に駆動電流を供給する。
信号処理回路36は、U信号、V信号、W信号、クロック信号CLKに基づいて、PWM制御におけるデューティ比を定めるためのS1信号、S2信号、S3信号、S4信号を出力するものである。
出力回路26は、ロジック回路20の出力に応じてW相コイル6に駆動電流を供給する。
信号処理回路36は、U信号、V信号、W信号、クロック信号CLKに基づいて、PWM制御におけるデューティ比を定めるためのS1信号、S2信号、S3信号、S4信号を出力するものである。
===信号処理回路===
信号処理回路36は、入力切替回路102、パルス発生回路104、基準電圧発生回路106、選択回路108、コンパレータ(『比較回路』)130を有している。
信号処理回路36は、入力切替回路102、パルス発生回路104、基準電圧発生回路106、選択回路108、コンパレータ(『比較回路』)130を有している。
入力切替回路102は、U信号、V信号、W信号のうちの何れかを適宜のタイミングで切り替えて出力する。また入力切替回路102はU信号、V信号、W信号に基づいて得られる2値信号の、UC信号、VC信号、WC信号をパルス発生回路104に出力する。
パルス発生回路104は、UC信号、VC信号、WC信号とクロックCLKに基づいて、電気角120度ごとにパルスが発生するリセット信号を出力する。
コンパレータ130の反転入力端子(以下、−端子とする)には基準電圧発生回路106の出力電圧(『基準電圧』)が印加される。また、コンパレータ130の非反転入力端子(以下、+端子とする)には入力切替回路102の出力電圧が印加される。そして、コンパレータ130は基準電圧発生回路106の出力電圧と入力切替回路102の出力電圧との大小比較を行い、その比較結果をCOUTとして出力する。
コンパレータ130の反転入力端子(以下、−端子とする)には基準電圧発生回路106の出力電圧(『基準電圧』)が印加される。また、コンパレータ130の非反転入力端子(以下、+端子とする)には入力切替回路102の出力電圧が印加される。そして、コンパレータ130は基準電圧発生回路106の出力電圧と入力切替回路102の出力電圧との大小比較を行い、その比較結果をCOUTとして出力する。
選択回路108は、コンパレータ130の出力COUTとパルス発生回路104からのリセット信号に基づいて基準電圧発生回路106の出力電圧を選択する。
基準電圧発生回路106は、U信号、V信号、W信号における所定期間の最小電圧と最大電圧との間を複数に分割するとともに、分割して得られた電圧を選択回路108の出力に基づいて選択的にコンパレータ130の−端子に出力する。
基準電圧発生回路106は、U信号、V信号、W信号における所定期間の最小電圧と最大電圧との間を複数に分割するとともに、分割して得られた電圧を選択回路108の出力に基づいて選択的にコンパレータ130の−端子に出力する。
以下、図面(図2乃至図8)を参照しつつ、入力切替回路102、パルス発生回路104、基準電圧発生回路106、選択回路108について説明する。尚、図2は、信号処理回路36の構成の一例を示す回路ブロック図である。図3、図4、図5は入力切替回路102の構成の一例を示す回路図である。図6はパルス発生回路104の構成の一例を示す回路図である。図7は信号処理回路36の動作を説明するためのタイムチャートである。図8はパルス発生回路104の動作を説明するためのタイムチャートである。
≪選択回路≫
図2に示す選択回路108は、Dフリップフロップ回路(以下DFFとする)140、142、AND回路(『論理回路』)144、146、148、150を有している。
図2に示す選択回路108は、Dフリップフロップ回路(以下DFFとする)140、142、AND回路(『論理回路』)144、146、148、150を有している。
DFF140のクロック入力(以下CK入力とする)はコンパレータ130の出力と接続され、DFF140のデータ入力(以下D入力とする)は、当該DFF140の*Q出力と接続されている。また、DFF140のリセット入力(以下R入力とする)はパルス発生回路104の出力と接続されている。尚、DFF140の*Q出力をQ1とする。
DFF142のCK入力はDFF140の*Qと接続され、DFF142のD入力は、当該DFF142の*Q出力と接続されている。また、DFF142のR入力はパルス発生回路104の出力と接続されている。尚、DFF142のQ出力をQ2とする。
DFF142のCK入力はDFF140の*Qと接続され、DFF142のD入力は、当該DFF142の*Q出力と接続されている。また、DFF142のR入力はパルス発生回路104の出力と接続されている。尚、DFF142のQ出力をQ2とする。
AND回路144は、Q1がハイレベル(以下「H」とする)であり、かつQ2がローレベル(以下「L」とする)である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS1信号を出力する。
AND回路146は、Q1が「L」であり、かつQ2が「L」である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS2信号を出力する。
AND回路148は、Q1が「H」であり、かつQ2が「H」である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS3信号を出力する。
AND回路150は、Q1が「L」であり、かつQ2が「H」である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS4信号を出力する。
AND回路146は、Q1が「L」であり、かつQ2が「L」である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS2信号を出力する。
AND回路148は、Q1が「H」であり、かつQ2が「H」である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS3信号を出力する。
AND回路150は、Q1が「L」であり、かつQ2が「H」である場合に「H」となり、それ以外の場合に「L」となるS4信号を出力する。
≪基準電圧発生回路≫
図2に示す基準電圧発生回路106は、インバータ110、114、118、122、トランスミッションゲート(『スイッチ回路』)112、116、120、124、直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5、定電流回路126を有している。
図2に示す基準電圧発生回路106は、インバータ110、114、118、122、トランスミッションゲート(『スイッチ回路』)112、116、120、124、直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5、定電流回路126を有している。
定電流回路126は、電源電圧VCCから定電流を発生し直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5に供給する。
直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5は、電源電圧VCCと接地VSS間に接続されている。以下、抵抗R1、R2、R3、R4、R5の抵抗値をそれぞれR1、R2、R3、R4、R5とする。
直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5は、電源電圧VCCと接地VSS間に接続されている。以下、抵抗R1、R2、R3、R4、R5の抵抗値をそれぞれR1、R2、R3、R4、R5とする。
トランスミッションゲート112、116、120、124の一端は共通に接続されている(以下A点とする)。
トランスミッションゲート124の他端は抵抗R1、R2間に接続されている。そして、トランスミッションゲート124は、S1信号が「H」になると導通し、VCC×R1/(R1+R2+R3+R4+R5)の電圧(以下V1とする)をA点に発生させる。
トランスミッションゲート124の他端は抵抗R1、R2間に接続されている。そして、トランスミッションゲート124は、S1信号が「H」になると導通し、VCC×R1/(R1+R2+R3+R4+R5)の電圧(以下V1とする)をA点に発生させる。
トランスミッションゲート120の他端は抵抗R2、R3間に接続されている。そして、トランスミッションゲート120は、S2信号が「H」になると導通し、VCC×(R1+R2)/(R1+R2+R3+R4+R5)の電圧(以下V2とする)をA点に発生させる。
トランスミッションゲート116の他端は抵抗R2、R3間に接続されている。そして、トランスミッションゲート116は、S3信号が「H」になると導通し、VCC×(R1+R2+R3)/(R1+R2+R3+R4+R5)の電圧(以下V3とする)をA点に発生させる。
トランスミッションゲート112の他端は抵抗R4、R5間に接続されている。そして、トランスミッションゲート112は、S4信号が「H」になると導通し、VCC×(R1+R2+R3+R4)/(R1+R2+R3+R4+R5)の電圧(以下V4とする)をA点に発生させる。
尚、R1、R2、R3、R4、R5の値は、上述のA点に発生する複数の電圧(V1〜V4)が、図7における、例えばV信号のt0〜t2間の最小電圧と最大電圧との間を分割する値となるべく、それぞれ設定されている。
≪入力切替回路≫
図3、図4、図5、図7を参照しつつ入力切替回路102について説明する。尚、図3、図4、図5において、一点鎖線は各相に対応する部分の接続について示したものであり、図3,図4、図5の構成は同じものである。
図3、図4、図5、図7を参照しつつ入力切替回路102について説明する。尚、図3、図4、図5において、一点鎖線は各相に対応する部分の接続について示したものであり、図3,図4、図5の構成は同じものである。
入力切替回路102のコンパレータ202の+端子には、例えば図7に示すU信号が印加され、コンパレータ202の−端子にはU信号と逆相の*U信号が印加される。そしてコンパレータ202は、その大小を比較し、比較結果をUC信号として出力する。UC信号は、図7に示す時刻t0〜t2間および時刻t5〜t6間で「H」となり、時刻t2〜t5間では「L」となる。
コンパレータ204の+端子には、例えば図7に示すV信号が印加され、−端子にはV信号と逆相の*V信号(不図示)が印加される。そしてコンパレータ204は、その大小を比較し、比較結果をVC信号として出力する。VC信号は、図7に示すように、時刻t1〜t4間で「H」となり、時刻t0〜t1間および時刻t4〜t6間で「L」となる。
コンパレータ206の+端子には、例えば図7に示すW信号が印加され、−端子にはW信号と逆相の*W信号(不図示)が印加される。そしてコンパレータ206は、その大小を比較し、比較結果をWC信号として出力する。WC信号は、図7に示すように、時刻t3〜t6間で「H」となり、時刻t0〜t3間で「L」となる。
インバータ208、210、212はUC信号、VC信号、WC信号をそれぞれ反転させて出力する。
インバータ208、210、212はUC信号、VC信号、WC信号をそれぞれ反転させて出力する。
AND回路214は、図3に示すように、コンパレータ202の出力と、インバータ210の出力と、コンパレータ206の出力の論理積を出力する。よって、AND回路214の出力は、UC信号が「H」、VC信号が「L」、WC信号が「H」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「H」、VC信号が「L」、WC信号が「H」となるのは時刻t5〜t6間である。
AND回路216は、図3に示すように、インバータ208の出力と、インバータ210の出力と、コンパレータ206の出力の論理積を出力する。よって、AND回路216の出力は、UC信号が「L」、VC信号が「L」、WC信号が「H」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「L」、VC信号が「L」、WC信号が「H」となるのは時刻t4〜t5間である。
AND回路216は、図3に示すように、インバータ208の出力と、インバータ210の出力と、コンパレータ206の出力の論理積を出力する。よって、AND回路216の出力は、UC信号が「L」、VC信号が「L」、WC信号が「H」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「L」、VC信号が「L」、WC信号が「H」となるのは時刻t4〜t5間である。
OR回路226はAND回路214の出力とAND回路216の出力の論理和を出力する。すなわち、OR回路226の出力は、図7の時刻t4〜t6間に「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。
また、AND回路218は、図4に示すように、コンパレータ202の出力と、インバータ210の出力と、インバータ212の出力の論理積を出力する。よって、AND回路218の出力は、UC信号が「H」、VC信号が「L」、WC信号が「L」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「H」、VC信号が「L」、WC信号が「L」となるのは時刻t0〜t1間である。
また、AND回路218は、図4に示すように、コンパレータ202の出力と、インバータ210の出力と、インバータ212の出力の論理積を出力する。よって、AND回路218の出力は、UC信号が「H」、VC信号が「L」、WC信号が「L」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「H」、VC信号が「L」、WC信号が「L」となるのは時刻t0〜t1間である。
AND回路220は、図4に示すように、コンパレータ202の出力と、コンパレータ204の出力と、インバータ212の出力の論理積を出力する。よって、AND回路220の出力は、UC信号が「H」、VC信号が「H」、WC信号が「L」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「H」、VC信号が「H」、WC信号が「L」となるのは時刻t1〜t2間である。
OR回路228はAND回路218の出力とAND回路220の出力の論理和を出力する。すなわち、OR回路228の出力は、図7の時刻t0〜t2間に「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。
OR回路228はAND回路218の出力とAND回路220の出力の論理和を出力する。すなわち、OR回路228の出力は、図7の時刻t0〜t2間に「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。
また、AND回路222は、図5に示すように、インバータ208の出力と、コンパレータ204の出力と、インバータ212の出力の論理積を出力する。よって、AND回路222の出力は、UC信号が「L」、VC信号が「H」、WC信号が「L」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「L」、VC信号が「H」、WC信号が「L」となるのは時刻t2〜t3間である。
AND回路224は、図5に示すように、インバータ208の出力と、コンパレータ204の出力と、コンパレータ206の出力の論理積を出力する。よって、AND回路224の出力は、UC信号が「L」、VC信号が「H」、WC信号が「H」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「L」、VC信号が「H」、WC信号が「H」となるのは時刻t3〜t4間である。
OR回路230はAND回路222の出力とAND回路224の出力の論理和を出力する。すなわち、OR回路230の出力は、図7の時刻t2〜t4間に「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。
AND回路224は、図5に示すように、インバータ208の出力と、コンパレータ204の出力と、コンパレータ206の出力の論理積を出力する。よって、AND回路224の出力は、UC信号が「L」、VC信号が「H」、WC信号が「H」のときに「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。ここで、図7においてUC信号が「L」、VC信号が「H」、WC信号が「H」となるのは時刻t3〜t4間である。
OR回路230はAND回路222の出力とAND回路224の出力の論理和を出力する。すなわち、OR回路230の出力は、図7の時刻t2〜t4間に「H」となり、それ以外の期間には「L」となる。
トランスミッションゲート234、238、242の一端は共通に接続され、他端はそれぞれU信号、V信号、W信号が印加されている。
トランスミッションゲート234は、OR回路226の出力が「H」となると導通してU信号を出力する。また、トランスミッションゲート238は、OR回路228の出力が「H」となると導通してV信号を出力する。さらに、トランスミッションゲート242は、OR回路230の出力が「H」となると導通してW信号を出力する。
従って、入力切替回路102は、図7に示すU信号、V信号、W信号が入力されると、時刻t0〜t2間にはV信号を出力し、時刻t2〜t4間にはW信号を出力し、時刻t4〜t6間にはU信号を出力する。
トランスミッションゲート234は、OR回路226の出力が「H」となると導通してU信号を出力する。また、トランスミッションゲート238は、OR回路228の出力が「H」となると導通してV信号を出力する。さらに、トランスミッションゲート242は、OR回路230の出力が「H」となると導通してW信号を出力する。
従って、入力切替回路102は、図7に示すU信号、V信号、W信号が入力されると、時刻t0〜t2間にはV信号を出力し、時刻t2〜t4間にはW信号を出力し、時刻t4〜t6間にはU信号を出力する。
尚、図3、図4、図5において、AND回路202、204、206、インバータ208、210、212、及び一点鎖線で囲む部分は検出回路を構成し、トランスミッションゲート234、238、242は回転位置信号選択回路を構成している。
≪パルス発生回路≫
図6に示すパルス発生回路104は、AND回路302、304、306、314、NOR回路308、DFF310、312を有している。
AND回路302は、UC信号とWC信号の論理積を出力する。よってAND回路302の出力は図7において時刻t5〜t6間で「H」となり、それ以外は「L」となる。
AND回路304は、VC信号とUC信号の論理積を出力する。よってAND回路304の出力は図7において時刻t1〜t2間で「H」となり、それ以外は「L」となる。 AND回路306は、WC信号とVC信号の論理積を出力する。よってAND回路306の出力は図7において時刻t3〜t4の間で「H」となり、それ以外は「L」となる。
図6に示すパルス発生回路104は、AND回路302、304、306、314、NOR回路308、DFF310、312を有している。
AND回路302は、UC信号とWC信号の論理積を出力する。よってAND回路302の出力は図7において時刻t5〜t6間で「H」となり、それ以外は「L」となる。
AND回路304は、VC信号とUC信号の論理積を出力する。よってAND回路304の出力は図7において時刻t1〜t2間で「H」となり、それ以外は「L」となる。 AND回路306は、WC信号とVC信号の論理積を出力する。よってAND回路306の出力は図7において時刻t3〜t4の間で「H」となり、それ以外は「L」となる。
NOR回路308は、AND回路302、304、306の出力の論理和を反転させてEDGE信号として出力する。EDGE信号は、図7に示すように、時刻t0〜t1、t2〜t3およびt4〜t5間で「H」となり、時刻t1〜t2、t3〜t4およびt5〜t6間で「L」となる。
DFF310のD入力はNOR回路308の出力と接続され、DFF302のCK入力には、EDGE信号より周波数の高いクロック信号CLKが入力される。
DFF312のD入力はDFF310の*Q出力と接続され、DFF312のCK入力には、クロック信号CLKが入力される。
DFF312のD入力はDFF310の*Q出力と接続され、DFF312のCK入力には、クロック信号CLKが入力される。
AND回路314は、DFF310のQ出力と、DFF312のQ出力の論理積をリセット信号として出力する。
次に図8を参照しつつ、パルス発生回路104の動作について説明する。尚、図8における時刻t0、t1、t2は、図7と同じタイミングを示すものである。
EDGE信号は時刻t0〜t1間で「H」、時刻t1〜t2間で「L」となる信号である。また、クロック信号CLKは、図8に示すように、EDGE信号より周波数が高い信号である。
EDGE信号は時刻t0〜t1間で「H」、時刻t1〜t2間で「L」となる信号である。また、クロック信号CLKは、図8に示すように、EDGE信号より周波数が高い信号である。
DFF310のQ出力は、EDGE信号が「H」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「H」となる。また、DFF310のQ出力は、EDGE信号が「L」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「L」となる。
DFF310の*Q出力はDFF312のD入力と接続されているので、DFF312のQ出力は、DFF310の*Q出力が「H」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「H」となる。また、DFF312のQ出力は、DFF310の*Q出力が「L」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「L」となる。
DFF310の*Q出力はDFF312のD入力と接続されているので、DFF312のQ出力は、DFF310の*Q出力が「H」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「H」となる。また、DFF312のQ出力は、DFF310の*Q出力が「L」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「L」となる。
ここで、DFF312のD入力はDFF310の*Q出力であるため、DFF312のQ出力の変化は、遅延によりDFF310の*Q出力の変化からクロック信号CLKの1周期分遅れることになる。
AND回路314の出力は、DFF310のQ出力とDFF312のQ出力との論理積である。つまり、DFF310のQ出力とDFF312のQ出力とがともに「H」のときに「H」となり、それ以外は「L」となる。従って、AND回路314の出力は、図8に示すように時刻t0および時刻t2でクロック信号1周期分「H」となる。
AND回路314の出力は、DFF310のQ出力とDFF312のQ出力との論理積である。つまり、DFF310のQ出力とDFF312のQ出力とがともに「H」のときに「H」となり、それ以外は「L」となる。従って、AND回路314の出力は、図8に示すように時刻t0および時刻t2でクロック信号1周期分「H」となる。
従って、パルス発生回路104から出力されるリセット信号は、EDGE信号が「L」から「H」に切り替わることによって、クロック信号CLKの1周期分だけ「H」となる。このリセット信号のパルスは、図7に示すように電気角120度ごとに発生することになる。
===信号処理回路の動作===
図2、図7、図9を参照しつつ、本発明のモータ駆動装置における信号処理回路36の動作について説明する。図9は、図7における時刻t0〜t2間のコンパレータ130の比較動作について説明するための図である。尚、以下の説明では入力切替回路102からの出力がV信号となる時刻t0〜t2間の動作について説明することとする。
図2、図7、図9を参照しつつ、本発明のモータ駆動装置における信号処理回路36の動作について説明する。図9は、図7における時刻t0〜t2間のコンパレータ130の比較動作について説明するための図である。尚、以下の説明では入力切替回路102からの出力がV信号となる時刻t0〜t2間の動作について説明することとする。
時刻t0で、リセット信号のパルスが発生し、DFF140、およびDFF142はリセット信号によってリセットされる。すると、DFF140の*Q出力であるQ1は「H」となり、DFF142のQ出力であるQ2は「L」となる。従ってS1信号が「H」となり、S2、S3、S4信号が「L」となる。よって、トランスミッションゲート124が導通し、A点の電圧は例えば図9に示すV1となる。
また、入力切替回路102からはU信号、V信号、W信号が所定の順序で電気角120度ごとに切り替えられて出力される。前述のように時刻t0〜t2間では、入力切替回路102の出力はV信号である。
よって、コンパレータ130では、V信号の電圧とV1との大小比較が行われる。
また、入力切替回路102からはU信号、V信号、W信号が所定の順序で電気角120度ごとに切り替えられて出力される。前述のように時刻t0〜t2間では、入力切替回路102の出力はV信号である。
よって、コンパレータ130では、V信号の電圧とV1との大小比較が行われる。
コンパレータ130の出力COUTは、V信号の電圧がV1より低い場合には「L」であるが、V信号の電圧が上昇してV1より高くなると「H」になる。するとDFF140のCK入力の立ち上がりエッジによって、Q1が「L」となる。すると、Q1とQ2が「L」なのでS2信号が「H」となり、S1、S3、S4信号が「L」となる。よってトランスミッションゲート120が導通し、A点の電圧は、例えば図9に示すV2となる。A点の電圧がV1からV2に変化することによって、コンパレータ130の出力COUTは、再び「L」になる。よって、コンパレータ130ではV信号の電圧とV2との大小比較が行われる。
V信号の電圧が上昇しV2より高くなるとコンパレータ130の出力COUTが「H」になる。するとDFF140のCK入力の立ち上がりエッジによって、Q1が「H」となり、また、Q1の立ち上がりエッジによってQ2が「H」となる。Q1とQ2が共に「H」なのでS3信号が「H」となり、S1、S2、S4信号が「L」となる。よってトランスミッションゲート116が導通し、A点の電圧は例えば図9に示すV3となる。A点の電圧がV2からV3に変化することによって、コンパレータ130の出力COUTは再び「L」になる。よって、コンパレータ130ではV信号の電圧とV3との大小比較が行われる。
V信号の電圧が上昇しV3より高くなるとコンパレータ130の出力COUTが「H」になる。するとDFF140のCK入力の立ち上がりエッジによって、Q1が「L」となる。Q1が「L」、Q2が「H」なのでS4信号が「H」となり、S1、S2、S3信号が「L」となる。よってトランスミッションゲート112が導通し、A点の電圧は、例えば図9に示すV4となる。A点の電圧がV3からV4に変化することによって、コンパレータ130の出力COUTは再び「L」になる。よって、コンパレータ130ではV信号の電圧とV4との大小比較が行われる。
そして時刻t2で、入力切替回路102の出力はW信号に切り替わる。また、DFF140、142はリセット信号によってリセットされ、S1信号が「H」となる。従ってA点の電圧はV1となる。このことによりコンパレータ130ではW信号の電圧とV1との大小比較が行われる。以下同様の動作をV信号、W信号、U信号について切り返し行う。
以上の動作を繰り返すことにより、信号処理回路36の出力S1信号、S2信号、S3信号、S4信号は、図7に示すように順次「H」に切り替わることになる。尚、時刻t0〜t2においてS1信号が「H」の期間、すなわちコンパレータ130の−端子の電圧がV1となる期間をa期間とし、以下同様に、S2信号が「H」の期間をb期間、S3信号が「H」の期間をc期間、S4信号が「H」の期間をd期間とする。
===モータ駆動装置の動作===
次に、本発明のモータ駆動装置の動作について説明する。尚、U相、V相、W相は、それぞれ同様の動作を行うため、本実施の形態ではV相コイル4に駆動電流を供給する場合について説明する。
次に、本発明のモータ駆動装置の動作について説明する。尚、U相、V相、W相は、それぞれ同様の動作を行うため、本実施の形態ではV相コイル4に駆動電流を供給する場合について説明する。
ホール素子8、10、12から得られる電気角120度の位相差を有する正弦波のホール信号は、それぞれホールアンプ14、16、18で一定振幅のU信号、V信号、W信号に変換される。
U信号、V信号、W信号は、ロジック回路20に入力されるとともに、信号処理回路36に入力される。
信号処理回路36は、U信号、V信号、W信号、クロック信号CLKに基づいて順次「H」に切り替わるS1信号、S2信号、S3信号、S4信号をロジック回路20に出力する。
U信号、V信号、W信号は、ロジック回路20に入力されるとともに、信号処理回路36に入力される。
信号処理回路36は、U信号、V信号、W信号、クロック信号CLKに基づいて順次「H」に切り替わるS1信号、S2信号、S3信号、S4信号をロジック回路20に出力する。
ロジック回路20には、S1信号、S2信号、S3信号、S4信号が「H」となる期間に応じてPWMのデューティ比が予め設定されている。例えば、図7においてS1信号が「H」であるa期間ではデューティ比が10%、S2信号が「H」であるb期間ではデューティ比が30%、S3信号が「H」であるc期間ではデューティ比が50%、S4信号が「H」であるd期間ではデューティ比が80%となるように予め設定されている。そして、S1信号、S2信号、S3信号、S4信号によって設定されたデューティ比を、例えばV相の出力回路24に出力する。
出力回路24は、デューティ比に応じた駆動電流をV相コイル4に供給する。
出力回路24は、デューティ比に応じた駆動電流をV相コイル4に供給する。
なお、PWMのデューティ比はロジック回路20によってa期間、b期間、c期間、d期間の各期間で任意に設定することが可能である。
また、このデューティ比の設定によって、コイルに供給する駆動電流を(例えば階段状よりも)滑らかに変化させることが可能となる。尚、本実施の形態では、直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5を用いることにより、例えば時刻t0〜t2間におけるV信号の電圧をV1〜V4に分割したが、さらに多くの抵抗を用いることで分割する数を増やすと、時刻t0〜t2間のデューティをより細かく設定することができる。そして、分割された期間のデューティ比の設定により、例えば図10の実線に示すように正弦波に近い駆動電流をコイルに供給することができる。尚、図10は、ある相(例えばV相)のコイルに供給される駆動電流の一例を示す波形図である。また、デューティ比をさらに変更することで、モータの特性に応じて図10の破線で示すような駆動電流とすることも可能である。
尚、本実施の形態では、例えばV信号の上昇部分(時刻t0〜t2間)を用いて、基準電圧発生回路106の電圧を低い側(V1)から高い側(V4)まで順次切り替える構成としたが、コンパレータ130の入力の極性を逆にするとともに、例えばU信号の下降部分(時刻t1〜t3間)を入力切替回路102から出力するようにし、コンパレータ130の出力の変化に基づいて、基準電圧発生回路106の電圧を高い側(V4)から低い側(V1)まで順次切り替えるようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明の電源回路は、入力切替回路102の出力電圧と基準電圧発生回路106の出力電圧との大きさの比較結果に応じてa期間、b期間、c期間、d期間を判別することができる。そして、その各期間に対してデューティ比を予め任意に設定しておくことにより、モータの回転位置に応じてコイルに流れる駆動電流を可変とすることができる。また、この設定によってモータ駆動の音を静音化することができる。
また、電源電圧VCCと接地VSS間に接続された直列抵抗R1、R2、R3、R4、R5の抵抗値の設定により、図7におけるt0〜t2間のV信号の最小電圧と最大電圧とを分割する電圧V1、V2、V3、V4を発生させることができる。
また、コンパレータ130の出力COUTが「L」から「H」に変化することに応じて、選択回路108から出力されるS1信号、S2信号、S3信号、S4信号が順次「H」となる。このことにより、基準電圧発生回路106のトランスミッションゲート124、118、114、112が順次オンすることになり、基準電圧発生回路106の出力であるA点の電圧を、例えば図9のV1、V2、V3、V4の順序で切り替えることができる。
さらに、入力切替回路102によって、コンパレータ130の+端子の入力をモータの回転位置に応じて、電気角120度ごとに、U信号、V信号、W信号に順次切り替えることができる。
また、EDGE信号とクロック信号に基づいて発生するリセット信号によって電気角120度ごとに選択回路108のDFF140及びDFF142をリセットすることができ、入力切替回路102の出力の切り替わりに応じて、基準電圧発生回路106の出力電圧を例えば低い側から発生させることができる。
以上、本実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
2 U相コイル
4 V相コイル
6 W相コイル
8、10、12 ホール素子
14、16、18 ホールアンプ
20 ロジック回路
22、24、26 出力回路
36 信号処理回路
102 入力切替回路
104 パルス発生回路
106 基準電圧発生回路
108 選択回路
126 定電流回路
110、114、118、122 インバータ
112、116、120、122 トランスミッションゲート
130、202、204、206 コンパレータ
140、142、310、312 DFF
144、146、148、150 AND回路
208、210、212、232、236、240 インバータ
214、216、218、220、222、224 AND回路
234、238、240 トランスミッションゲート
226、228、230 OR回路
302、304、306、314 AND回路
308 NOR回路
R1、R2、R3、R4、R5 抵抗
4 V相コイル
6 W相コイル
8、10、12 ホール素子
14、16、18 ホールアンプ
20 ロジック回路
22、24、26 出力回路
36 信号処理回路
102 入力切替回路
104 パルス発生回路
106 基準電圧発生回路
108 選択回路
126 定電流回路
110、114、118、122 インバータ
112、116、120、122 トランスミッションゲート
130、202、204、206 コンパレータ
140、142、310、312 DFF
144、146、148、150 AND回路
208、210、212、232、236、240 インバータ
214、216、218、220、222、224 AND回路
234、238、240 トランスミッションゲート
226、228、230 OR回路
302、304、306、314 AND回路
308 NOR回路
R1、R2、R3、R4、R5 抵抗
Claims (5)
- モータの回転位置に応じた電圧値となる回転位置信号を発生する回転位置信号発生回路と、前記回転位置信号に応じた電流をコイルに供給する出力回路と、を有するモータ駆動装置であって、
所定期間における前記回転位置信号の最小電圧と最大電圧との間の電圧を分割し、当該分割して得られる複数の基準電圧を一方の電圧側または他方の電圧側から選択的に発生する基準電圧発生回路と、
前記所定期間において、前記回転位置信号の電圧と、選択的に発生する前記複数の基準電圧とを順次比較する比較回路と、
前記回転位置信号の電圧が前記基準電圧を超えたときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記基準電圧発生回路が次に発生すべき前記基準電圧を選択する選択回路と、
前記基準電圧発生回路が前記複数の基準電圧を選択的に発生する各期間において、前記コイルに供給する電流を可変とする制御回路と、
を備えたことを特徴とするモータ駆動装置。 - 前記基準電圧発生回路は、
前記最小電圧と前記最大電圧との間の電圧を分割することによって複数の基準電圧を発生する直列抵抗と、
前記選択回路の出力に基づいて、前記複数の基準電圧のうち何れか一つを選択出力する複数のスイッチ回路と、を有し、
前記基準電圧の最大値は前記最大電圧以下であるとともに、前記基準電圧の最小値は前記最小電圧以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。 - 前記選択回路は、
前記回転位置信号の電圧が何れかの前記基準電圧を超えたときの前記比較回路の出力変化を検出するフリップフロップ回路と、
前記フリップフロップ回路の出力に基づいて、前記複数のスイッチ回路を、前記複数の基準電圧の一方の電圧側または他方の電圧側から動作させるための選択信号を出力する論理回路と、
を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。 - 前記回転位置信号は、前記モータの回転に応じて発生する複数の信号であり、
前記複数の回転位置信号の大きさの大小関係を検出する検出回路と、
前記複数の回転位置信号の大きさの大小関係が変化したことを示す前記検出回路の出力によって、予め定められた順序で前記複数の回転位置信号を選択的に前記比較回路に出力する回転位置信号選択回路と、を備え、
前記所定期間は、
前記回転位置信号が選択されてから、当該回転位置信号の次の回転位置信号が選択されるまでの期間である、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のモータ駆動装置。 - 前記回転位置信号選択回路の出力が切り替わるごとにパルスを発生するパルス発生回路を備え、
前記選択回路は、
前記フリップフロップが前記パルスでリセットされることによって、基準電圧発生回路の前記複数の基準電圧を一方の電圧側または他方の電圧側から選択的に発生させる、ことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
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JP2005221634A JP2007037388A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | モータ駆動装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013099022A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Ricoh Co Ltd | モータ駆動制御装置及び方法 |
-
2005
- 2005-07-29 JP JP2005221634A patent/JP2007037388A/ja active Pending
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