JP2013158197A - モータ駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 目標速度を電圧レベルで示すアナログ信号、およびデューティ比で示すデジタル信号の両方の入力に対応してモータの速度を制御する。
【解決手段】 速度制御回路は、モータの目標速度に応じた電圧レベルまたはデューティ比を有する目標速度信号が入力され、所定期間に前記目標速度信号の電圧レベルが所定の電圧レベルより高い間、所定のクロックでカウントする第1のカウンタ回路と、前記第1のカウンタ回路のカウント値をアナログ信号に変換して出力するデジタル・アナログ変換回路と、前記第1のカウンタ回路のカウント値が第1の所定値以上の場合には、前記デジタル・アナログ変換回路の出力信号を前記モータの速度を制御するための速度制御信号として出力し、前記第1のカウンタ回路のカウント値が前記第1の所定値未満の場合には、前記目標速度信号を前記速度制御信号として出力するスイッチ回路と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ駆動回路に関する。
ブラシレス直流モータの駆動方式として、出力トランジスタに供給される信号のデューティ比に応じた回転速度でモータが回転するPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)駆動方式が知られている。また、120°通電のほか、静音性が求められる用途においては、正弦波通電や150°通電などの広角通電PWM駆動方式が用いられている。
例えば、特許文献1では、正弦波状の変調信号と三角波信号とを比較して、パルス幅変調された駆動信号(PWM信号)を生成し、当該PWM信号に基づいて出力トランジスタをスイッチング制御することによって、正弦波通電を行うブラシレスモータの駆動装置が開示されている。
このようにして、ブラシレス直流モータを広角通電PWM駆動方式で駆動し、静音化を図ることができる。
特開平7−241095号公報
特許文献1のブラシレスモータの駆動装置のように、正弦波信号などの周期信号と三角波信号とを比較してPWM信号を生成する場合、周期信号の振幅を制御することによって、モータの速度(回転モータの場合には、回転速度)を制御することができる。例えば図8に示すように、モータ9の目標速度(目標回転速度)を示す信号の電圧レベルVinに応じた振幅を有する周期信号Vbsを生成し、三角波信号Vtrと比較してPWM信号を生成することによって、モータ9の速度を制御することができる。
しかしながら、例えばマイクロコンピュータを用いてモータの動作を制御する場合など、デジタル信号を入力してモータの速度を制御したい場合もある。このような場合、目標速度を示す信号として、モータの目標速度に応じたデューティ比を有するPWM信号が用いられ、当該デジタル信号入力に対応するモータ駆動回路を用いる必要がある。また、モータ駆動回路を集積回路として構成する場合、モータの目標速度を電圧レベルで示すアナログ信号、およびデューティ比で示すデジタル信号の両方の入力に対応するためには、それぞれの信号に対応して入力端子および入力回路を設ける必要がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、モータの目標速度に応じた電圧レベルまたはデューティ比を有する目標速度信号が入力され、前記目標速度信号に基づいて前記モータの速度を制御するための速度制御信号を出力する速度制御回路と、前記速度制御信号の電圧レベルに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、前記駆動信号に応じて前記モータの駆動コイルに駆動電流を供給する出力回路と、を有し、前記速度制御回路は、所定期間に前記目標速度信号の電圧レベルが所定の電圧レベルより高い間、所定のクロックでカウントする第1のカウンタ回路と、前記第1のカウンタ回路のカウント値をアナログ信号に変換して出力するデジタル・アナログ変換回路と、前記第1のカウンタ回路のカウント値が第1の所定値以上の場合には、前記デジタル・アナログ変換回路の出力信号を前記速度制御信号として出力し、前記第1のカウンタ回路のカウント値が前記第1の所定値未満の場合には、前記目標速度信号を前記速度制御信号として出力するスイッチ回路と、を含むことを特徴とするモータ駆動回路である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、目標速度を電圧レベルで示すアナログ信号、およびデューティ比で示すデジタル信号の両方の入力に対応してモータの速度を制御することができる。また、モータ駆動回路を集積回路として構成する場合には、それぞれの信号の入力端子を兼用することができる。
速度制御回路の具体的な構成の一例を示す回路ブロック図である。 本発明の一実施形態におけるモータ駆動回路全体の構成を示すブロック図である。 目標速度信号Sspの電圧レベルと基準電圧Vrefとの関係の一例を示す模式図である。 コンパレータ回路15に入力される周期信号Vbsおよび三角波信号Vtrと、コンパレータ回路15から出力されるPWM信号との関係の一例を示す模式図である。 速度制御回路の他の構成例を示すブロック図である。 モータ駆動回路の他の構成例を示すブロック図である。 周波数切替回路17による三角波信号Vtrの周波数切り替えの一例を示す模式図である。 目標速度を電圧レベルで示すアナログ信号に応じてモータの速度を制御するモータ駆動回路の構成を示すブロック図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===モータ駆動回路全体の構成===
以下、図2を参照して、本発明の一実施形態におけるモータ駆動回路全体の構成について説明する。
図2に示されているモータ駆動回路1aは、モータ9を駆動するための回路であり、端子21ないし24を備えた集積回路として構成されている。また、モータ駆動回路1aは、位相制御回路11、速度制御回路12、周期信号生成回路13、発振回路14、コンパレータ回路15、および出力回路16を含んで構成されている。なお、本実施形態では、位相制御回路11、周期信号生成回路13、発振回路14、およびコンパレータ回路15が駆動信号生成回路に相当する。
位相制御回路11には、端子23を介して、モータ9の可動子(回転モータの場合には、回転子)の位置を示すFG信号(位置信号)が入力され、位相制御回路11からは、位相信号Sphが出力されている。ここで、FG信号は、例えば、モータ9内に設けられたホール素子などの位置検出素子を用いて可動子の位置を検出することによって生成することができる。また、位置検出素子を用いないセンサレス駆動方式のモータ駆動回路においては、モータ9の駆動コイル(不図示)に発生する誘起電圧(逆起電圧)を利用して可動子の位置を検出し、FG信号を生成することができる。
速度制御回路12には、端子24を介して目標速度信号Sspが入力されている。ここで、目標速度信号Sspは、モータ9の目標速度を示すアナログ信号またはデジタル信号である。アナログ信号の場合には、目標速度信号Sspは、モータ9の目標速度に応じた電圧レベルを有し、電圧レベルが高いほど、速い目標速度を示す。一方、デジタル信号の場合には、目標速度信号Sspは、モータ9の目標速度に応じたデューティ比を有し、デューティ比が大きいほど、速い目標速度を示す。
また、速度制御回路12からは、速度制御信号Vspが出力されている。ここで、速度制御信号Vspは、モータ9の速度を制御するためのアナログ信号であり、モータ9は、速度制御信号Vspの電圧レベルが高いほど、速度が速くなるように制御される。
周期信号生成回路13には、位相信号Sphおよび速度制御信号Vspが入力され、周期信号生成回路13からは、周期的に変化する周期信号Vbsが出力されている。ここで、周期信号Vbsは、120°通電、150°通電や、正弦波通電、台形波通電などの通電基本波形を示す信号である。また、発振回路14からは、三角波信号Vtrが出力されている。
コンパレータ回路15の反転入力には、周期信号Vbsが入力され、非反転入力には、三角波信号Vtrが入力されている。また、コンパレータ回路15から出力されるPWM信号は、出力回路16に入力されている。そして、出力回路16の出力ノードは、それぞれ出力端子21および22を介してモータ9の駆動コイルに接続されている。
===速度制御回路の構成===
次に、図1を参照して、速度制御回路のさらに具体的な構成について説明する。
図1に示されている速度制御回路12は、コンパレータ回路121、AND回路(論理積回路)122、カウンタ回路123、124、レジスタ125、DAC(デジタル・アナログ変換回路)126、インバータ(反転回路)127、トランスミッションゲート(アナログスイッチ)128、129を含んで構成されている。なお、本実施形態では、インバータ127、およびトランスミッションゲート128、129がスイッチ回路に相当する。また、本実施形態では、一例として、カウンタ回路123および124は、いずれも17ビットのバイナリカウンタであるものとする。
コンパレータ回路121の非反転入力には、目標速度信号Sspが入力され、反転入力には、基準電圧Vrefが印加され、コンパレータ回路121からは、比較結果信号CPが出力されている。また、AND回路122には、カウンタ回路124から出力されるフルカウント信号FLの反転信号、クロック信号CLK、および比較結果信号CPが入力されている。
カウンタ回路123のCK入力(クロック入力)には、AND回路122の出力信号が入力され、CL入力(クリア入力)には、レジスタ125から出力されるリスタート信号RESが入力されている。また、カウンタ回路123からレジスタ125には、カウンタ回路123のカウント値の上位8ビット(以下、カウント値UP8と称する)が入力されている。
カウンタ回路124のCK入力には、クロック信号CLKが入力され、CL入力には、リスタート信号RESが入力されている。また、カウンタ回路124からレジスタ125には、フルカウント信号FLが入力されている。
レジスタ125からは、リスタート信号RESのほか、選択信号SEL、および記憶されているレジスタ値DTdが出力されている。また、DAC126には、レジスタ値DTdが入力され、DAC126からは、変換されたアナログ信号DTaが出力されている。さらに、インバータ127には、選択信号SELが入力され、インバータ127からは、選択信号SELの反転信号が出力されている。
トランスミッションゲート128および129の一端には、それぞれアナログ信号DTaおよび目標速度信号Sspが入力され、他端は、いずれも速度制御回路12の出力ノードに接続されている。また、トランスミッションゲート128には、選択信号SELが制御信号として入力され、トランスミッションゲート128は、選択信号SELがハイ・レベルの間オンとなる。一方、トランスミッションゲート129には、選択信号SELの反転信号が制御信号として入力され、トランスミッションゲート129は、選択信号SELがロー・レベルの間オンとなる。
===モータ駆動回路の動作===
以下、図3および図4を適宜参照して、本実施形態におけるモータ駆動回路の動作について説明する。
ここで、本実施形態における目標速度信号Sspの電圧レベルと基準電圧Vrefとの関係の一例を図3に示す図3において、実線は、モータ9の目標速度をデューティ比で示すデジタル信号(PWM信号)である場合の目標速度信号Sspを示し、長破線は、モータ9の目標速度を電圧レベル(DCレベル)で示すアナログ信号である場合の目標速度信号Sspを示している。
この場合において、デジタル信号である目標速度信号Sspのハイ・レベルおよびロー・レベルの電圧をそれぞれVDDおよびVSSとすると、基準電圧Vrefは、電圧VDDおよびVSSの間の電圧である。また、アナログ信号である目標速度信号Sspの電圧レベルの上限および下限をそれぞれVmaxおよびVminとすると、上限電圧レベルVmaxは、基準電圧Vrefより低く、下限電圧レベルVminは、電圧VSS以上である。
以上より、VSS≦Vmin<Vmax<Vref<VDDが成立する。以下においては、一例として、VDD=5V、VSS=0V、Vref=3.5V、Vmax=2V、Vmin=0.5Vとする。
まず、速度制御回路12の動作について説明する。
(第2の)カウンタ回路124は、初期値からフルカウント値(第2の所定値)まで、クロック信号CLK(所定のクロック)でカウントアップまたはカウントダウンする。また、カウンタ回路124のカウント値がフルカウント値に達すると、フルカウント信号FLはハイ・レベルとなる。さらに、カウンタ回路124は、パルス状のリスタート信号RESが入力されるとリセットされ、カウント値がクリアされ、再び初期値からカウントを開始する。
ここで、一例として、クロック信号CLKの周波数fcを20MHz(周期Tcを50ns)とし、カウンタ回路124は、初期値0からフルカウント値131071(17ビットすべて1)までカウントアップ、または初期値131071からフルカウント値0までカウントダウンするものとする。この場合、カウンタ回路124は、カウント値がリスタート信号RESによってクリアされてからフルカウント値に達するまで、約6.6msの期間(所定期間Ta)をカウントする。
(第1の)コンパレータ回路121は、目標速度信号Sspの電圧レベルと基準電圧Vref(所定の電圧レベル)とを比較し、比較結果信号CPは、目標速度信号Sspの電圧レベルが基準電圧Vrefより高い場合にハイ・レベルとなる。なお、コンパレータ回路121は、アナログ信号である目標速度信号Sspの電圧レベルの変動による誤検出を軽減するため、ヒステリシス特性を有することが望ましい。
前述したように、Vmax<Vref<VDDであるため、比較結果信号CPは、目標速度信号Sspがデジタル信号であり、かつ、ハイ・レベルである場合にハイ・レベルとなる。一方、目標速度信号Sspがアナログ信号である場合、またはロー・レベルである場合には、比較結果信号CPはロー・レベルとなる。
(第1の)カウンタ回路123は、フルカウント信号FLがロー・レベルであり、かつ、比較結果信号CPがハイ・レベルである場合に、CK入力にクロック信号CLKが入力され、当該クロック信号CLKでカウントアップする。また、カウンタ回路123は、カウンタ回路124と同様に、パルス状のリスタート信号RESが入力されるとリセットされ、カウント値がクリアされ、再び初期値からカウントを開始する。
したがって、カウンタ回路123は、カウンタ回路124のカウント値が初期値からフルカウント値に達するまでの所定期間Taに、デジタル信号である目標速度信号Sspがハイ・レベルである間、クロック信号CLKでカウントアップする。そのため、目標速度信号Sspがデジタル信号である場合には、カウンタ回路123は、所定期間Taにおける目標速度信号Sspのハイ・レベル期間をカウントすることとなり、当該カウント値は、目標速度信号Sspのデューティ比に略比例する。
ここで、一例として、デジタル信号(PWM信号)である目標速度信号Sspの周波数fp(=1/Tp)を20kHzないし150kHzとする。目標速度信号Sspの1周期は、fp=20kHzの場合には、クロック信号CLKの約1000クロックに相当し、fp=150kHzの場合には、クロック信号CLKの約130クロックに相当する。したがって、クロック信号CLKの周波数fcが高いほど、また、目標速度信号Sspの周波数fpが低いほど、目標速度信号Sspの1周期におけるハイ・レベル期間をより正確にカウントすることができる。好ましくは、fc/fp>100とする。
一方、所定期間Taは、fp=20kHz(Tp=50μs)の場合には、目標速度信号Sspの約130周期に相当し、fp=150kHz(Tp≒6.7μs)の場合には、目標速度信号Sspの約980周期に相当する。所定期間Taが目標速度信号Sspの周期の整数倍に等しくない場合、クロック信号CLKのおよび目標速度信号Sspの周波数が同じであっても、カウンタ回路123のカウント値は、カウント開始のタイミングによって変動することとなる。したがって、所定期間Taが長いほど、また、目標速度信号Sspの周期Tpが短い(周波数fpが高い)ほど、カウンタ回路123による目標速度信号Sspのハイ・レベル期間のカウント値は、カウント開始のタイミングによる影響が小さくなる。好ましくは、Ta/Tp>100とする。
カウンタ回路124のカウント値がフルカウント値に達して、フルカウント信号FLがハイ・レベルとなると、カウンタ回路123は、CK入力にクロック信号CLKが入力されなくなり、カウントを停止する。また、レジスタ125は、その時点のカウント値UP8を記憶し、その後、パルス状のリスタート信号RESを出力してカウンタ回路123および124をリセットし、再び初期値からカウントを開始させる。カウンタ回路124がカウントを再開すると、フルカウント信号FLはロー・レベルとなるため、レジスタ125に記憶されているレジスタ値DTdは、フルカウント信号FLが再びハイ・レベルとなるまで更新されない。
前述したように、カウント値UP8は、カウンタ回路123の17ビットのカウント値のうち、上位8ビット(所定の上位ビット)であり、下位9ビットは、レジスタ125に入力されない。これは、カウンタ回路123のカウント値を右に9ビット(算術)シフトすることと等価であり、カウント値UP8は、カウンタ回路123のカウント値を512(=2)で除算して剰余を切り捨てた値となる。
したがって、目標速度信号Sspがデジタル信号である場合には、当該切り捨てによる誤差が生じるものの、レジスタ125には、カウンタ回路123のカウント値と同様に、目標速度信号Sspのデューティ比に略比例するレジスタ値DTdが記憶されている。また、レジスタ125は、DTd=0の場合にロー・レベルとなり、DTd>0の場合にハイ・レベルとなる選択信号SELを出力する。さらに、DAC126は、例えばR−2R抵抗ラダー回路などを用いて、レジスタ値DTdをアナログ信号に変換し、レジスタ値DTdに応じた電圧レベルを有するアナログ信号DTaを出力する。
インバータ127、およびトランスミッションゲート128、129で構成されるスイッチ回路は、選択信号SELがロー・レベルの場合には、目標速度信号Sspを速度制御信号Vspとして出力する。すなわち、所定期間Taにおける目標速度信号Sspのハイ・レベル期間のカウント値が512(第1の所定値)未満であり、DTd=0となった場合には、目標速度信号Sspがアナログ信号であると判定し、そのまま速度制御信号Vspとして出力する。したがって、カウンタ回路123のカウント値をレジスタ125に記憶する際に下位9ビットを切り捨てることにより、アナログ信号である目標速度信号Sspのノイズをフィルタリングする機能も果たしている。
一方、当該スイッチ回路は、選択信号SELがハイ・レベルの場合には、アナログ信号DTaを速度制御信号Vspとして出力する。すなわち、所定期間Taにおける目標速度信号Sspのハイ・レベル期間のカウント値が512以上であり、DTd>0となった場合には、目標速度信号Sspがデジタル信号であると判定し、アナログ信号DTaを速度制御信号Vspとして出力する。ここで、アナログ信号DTaは、レジスタ値DTdから変換された信号であるため、その電圧レベルは、目標速度信号Sspのデューティ比に略比例する。
このようにして、速度制御信号Vspは、目標速度信号Sspをそのまま出力する場合と同様に、アナログ信号DTaを出力する場合も、モータ9の目標速度に応じた電圧レベルを有することとなる。したがって、本実施形態の速度制御回路12は、アナログ信号およびデジタル信号の両方の入力に対応することができる。
なお、電源投入時など、カウンタ回路124のカウント値が最初にフルカウント値に達するまでの間、レジスタ125は、選択信号SELおよびレジスタ値DTdとして予め設定された初期値を出力することとなる。これらの初期値としては、安全のため、速度制御信号Vspとしてアナログ信号DTaが出力されるよう、ハイ・レベルの選択信号SELを出力するとともに、モータ9の速度が0となるアナログ信号DTaに相当するレジスタ値DTdを出力することが望ましい。
次に、位相制御回路11、周期信号生成回路13、発振回路14、およびコンパレータ回路15で構成される駆動信号生成回路の動作について説明する。
位相制御回路11は、FG信号に基づいて、モータ9の駆動コイルへの通電位相を示す位相信号Sphを生成して出力する。また、周期信号生成回路13は、速度制御信号Vspの電圧レベルに応じた振幅を有し、位相信号Sphに応じた周波数および位相を有する周期信号Vbsを生成して出力する。さらに、発振回路14は、所定の振幅および周波数を有する三角波信号Vtrを出力する。そして、(第2の)コンパレータ回路15は、周期信号Vbsと三角波信号Vtrとを比較し、図4に示すような、Vbs<Vtrの場合にハイ・レベルとなるPWM信号を生成して出力する。図4においては、周期信号Vbsとして正弦波信号が用いられている。
このようにして、当該駆動信号生成回路は、速度制御信号Vspの電圧レベルおよび位相信号Sphが示す通電位相に応じたPWM信号を生成して出力する。そして、出力回路16は、当該PWM信号に応じてモータ9の駆動コイルに駆動電流を供給し、モータ9の速度は、速度制御信号Vspの電圧レベルに応じて制御される。
===速度制御回路の他の構成例===
上記実施形態では、図3に示したように、VSS≦Vmin<Vmax<Vref<VDDが成立する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば図5に示すように、カウンタ回路130およびAND回路131をさらに備えることによって、速度制御回路12は、Vmax>Vrefの場合にも対応することができる。
図5において、カウンタ回路130のCK入力には、比較結果信号CPが入力され、CL入力には、リスタート信号RESが入力され、カウンタ回路130からは、カウント値の最上位ビット(以下、カウント値UP1と称する)が出力されている。また、AND回路131には、カウント値UP1および選択信号SELが入力されている。そして、トランスミッションゲート128および129には、AND回路131から出力される選択信号SEL’およびその反転信号が制御信号として入力されている。
カウンタ回路130は、比較結果信号CPの立ち上がりエッジでカウントアップする。ここで、一例として、所定期間Taと、デジタル信号(PWM信号)である目標速度信号Sspの周期Tpとは、Ta/Tp>100の関係にあり、カウンタ回路130は、初期値0からフルカウント値MX(≧64)までカウントアップする7ビットのバイナリカウンタであるものとする。
この場合、デジタル信号である目標速度信号Sspが速度制御回路12に入力されると、カウンタ回路130は、所定期間Taに、比較結果信号CPの立ち上がりエッジを64回以上カウントすることとなり、カウント値UP1は1となる。したがって、選択信号SEL’は、ハイ・レベルとなり、DAC126から出力されるアナログ信号DTaが速度制御信号Vspとして出力される。
一方、アナログ信号である目標速度信号Sspが速度制御回路12に入力されると、比較結果信号CPの立ち上がりエッジがカウントされないため、カウント値UP1は0となる。したがって、Vmax>Vrefの場合に、目標速度信号Sspの電圧レベルが基準電圧Vrefより高く、選択信号SELがハイ・レベルとなっても、選択信号SEL’は、ロー・レベルとなる。そのため、目標速度信号Sspがそのまま速度制御信号Vspとして出力される。なお、目標速度信号Sspの電圧レベルが基準電圧Vrefより低い場合も、選択信号SEL’は、ロー・レベルとなる。
このように、カウント値UP1および選択信号SELの論理積である選択信号SEL’に基づいて速度制御信号Vspを選択することによって、Vmax<VrefおよびVmax>Vrefのいずれの場合にも対応することができる。また、このような構成とすることによって、コンパレータ回路121としてヒステリシスコンパレータを用いた場合の誤検出の軽減に加えて、さらに誤検出を軽減することができる。特に、端子24に容量性の負荷が接続されている場合には、電源投入時などに目標速度信号Sspの電圧レベルが一時的に上昇する場合があるが、このような過渡応答による誤検出も軽減することができる。
===モータ駆動回路の他の構成例===
上記実施形態では、通電基本波形を示す周期信号の振幅を制御し、これを三角波信号と比較してPWM信号を生成することによって、モータの速度を制御しているが、これに限定されるものではない。アナログ信号およびデジタル信号の両方の入力に対応する速度制御回路12は、アナログ信号の電圧レベルに応じた駆動信号を生成してモータの速度を制御する一般的なモータ駆動回路に広く用いることができる。
また、出力トランジスタのスイッチング制御によって発生する、PWM信号のキャリア(搬送波)周波数を基本波とする高調波成分の影響を低減するため、例えば図6に示すように、通電位相に応じてPWM信号のキャリア周波数を切り替える構成としてもよい。ここで、PWM信号のキャリアは、出力トランジスタのスイッチング周波数を示す信号であり、以下、同様の意味で用いることとする。
図6に示されているモータ駆動回路1bは、モータ駆動回路1aに対して、周波数切替回路17をさらに含んで構成されている。また、周波数切替回路17には、位相信号Sphが入力され、周波数切替回路17から出力される周波数切替信号Sfrは、発振回路14に入力されている。
周波数切替回路17は、位相信号Sphが示す通電位相に応じて、三角波信号Vtrの周波数を切り替える周波数切替信号Sfrを出力する。したがって、PWM信号のキャリア周波数も、通電位相に応じて切り替えられる。
ここで、周波数切替回路17による三角波信号Vtrの周波数切り替えの一例を図7に示す。図7においては、周期信号Vbsとして正弦波信号が用いられている。そして、通電位相が周期信号Vbsのゼロクロス点(0°,180°)を中心として、±30°の範囲内にある場合には、周波数切替回路17は、三角波信号Vtrの周波数を周波数f1に切り替える周波数切替信号Sfrを出力する。一方、通電位相が当該範囲内にない場合には、周波数切替回路17は、三角波信号Vtrの周波数を周波数f2(第2の周波数)に切り替える周波数切替信号Sfrを出力する。
このようにして、モータ駆動回路1bは、モータ9の駆動コイルへの通電位相に応じて三角波信号Vtrの周波数を切り替える。そのため、PWM信号のキャリア周波数も切り替えられ、キャリア周波数を基本波とする高調波成分が平均化されてピークが小さくなるため、高調波成分の影響が低減される。なお、周波数f1およびf2は、それぞれ単一の周波数ではなく、複数の周波数の集合や周波数帯域であってもよい。例えば、周波数切り替えの際に、周波数f1およびf2をそれぞれ4つの周波数から順次またはランダムに選択することによって、高調波成分のピークは、8つに分散される。
さらに、好ましくは、図7に示すように、周波数f1を周波数f2より高くする。この場合、正弦波信号Vsnのゼロクロス点付近で三角波信号Vtrの周波数が高くなるため、正弦波信号Vsnの変化が大きい区間でPWM信号生成の分解能が高くなり、モータ9の駆動コイルへの通電電流を細密に制御することができる。なお、周波数f1およびf2が複数の周波数の集合や周波数帯域である場合には、当該集合や帯域全体についてf1>f2が成立するものとする。
前述したように、モータ駆動回路1aにおいて、所定期間Taに目標速度信号Sspの電圧レベルが基準電圧Vrefより高い間、クロック信号CLKでカウントするカウンタ回路123のカウント値が512(第1の所定値)以上である場合には、目標速度信号Sspが目標速度をデューティ比で示すデジタル信号であると判定して、当該カウント値から変換されたアナログ信号DTaを速度制御信号Vspとし、カウンタ回路123のカウント値が512未満である場合には、目標速度信号Sspが目標速度を電圧レベルで示すアナログ信号であると判定して、そのまま速度制御信号Vspとすることによって、アナログ信号およびデジタル信号の両方の入力に対応してモータ9の速度を制御することができる。また、モータ駆動回路1aを集積回路として構成する場合には、アナログ信号およびデジタル信号の入力端子を兼用することができる。
また、クロック信号CLKでカウントするカウンタ回路124のカウント値がフルカウント値(第2の所定値)に達すると、その時点のカウンタ回路123のカウント値をレジスタ125に記憶させることによって、レジスタ125に記憶されているレジスタ値DTdから、目標速度信号Sspのデューティ比に略比例する電圧レベルを有するアナログ信号DTaに変換することができる。
また、カウンタ回路123の17ビットのカウント値のうち、上位8ビット(所定の上位ビット)であるカウント値UP8をレジスタ125に記憶させ、レジスタ値DTdが0であるか否かを示す選択信号SELに応じて速度制御信号Vspを選択することによって、目標速度信号Sspがアナログ信号である場合のノイズをフィルタリングすることができる。
また、目標速度信号Sspの電圧レベルと基準電圧Vrefとを比較するコンパレータ回路121として、ヒステリシスコンパレータを用いることによって、目標速度信号Sspがアナログ信号である場合の電圧レベルの変動による誤検出を軽減することができる。
また、速度制御信号Vspの電圧レベルに応じた振幅を有する周期信号と三角波信号とを比較してPWM信号を生成することによって、当該PWM信号を用いてモータ9の速度を制御することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1a〜1c モータ駆動回路
9 モータ
11 位相制御回路
12 速度制御回路
13 周期信号生成回路
14 発振回路
15 コンパレータ回路
16 出力回路
17 周波数切替回路
21〜24 端子
121 コンパレータ回路
122、131 AND回路(論理積回路)
123、124、130 カウンタ回路
125 レジスタ
126 DAC(デジタル・アナログ変換回路)
127 インバータ(反転回路)
128、129 トランスミッションゲート(アナログスイッチ)

Claims (5)

  1. モータの目標速度に応じた電圧レベルまたはデューティ比を有する目標速度信号が入力され、前記目標速度信号に基づいて前記モータの速度を制御するための速度制御信号を出力する速度制御回路と、
    前記速度制御信号の電圧レベルに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、
    前記駆動信号に応じて前記モータの駆動コイルに駆動電流を供給する出力回路と、
    を有し、
    前記速度制御回路は、
    所定期間に前記目標速度信号の電圧レベルが所定の電圧レベルより高い間、所定のクロックでカウントする第1のカウンタ回路と、
    前記第1のカウンタ回路のカウント値をアナログ信号に変換して出力するデジタル・アナログ変換回路と、
    前記第1のカウンタ回路のカウント値が第1の所定値以上の場合には、前記デジタル・アナログ変換回路の出力信号を前記速度制御信号として出力し、前記第1のカウンタ回路のカウント値が前記第1の所定値未満の場合には、前記目標速度信号を前記速度制御信号として出力するスイッチ回路と、
    を含むことを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記速度制御回路は、
    カウント値が第2の所定値に達するまでの間、前記所定のクロックでカウントする第2のカウンタ回路と、
    前記第2のカウンタ回路のカウント値が前記第2の所定値に達すると、前記第1のカウンタ回路のカウント値を記憶するレジスタと、
    をさらに含み、
    前記デジタル・アナログ変換回路は、前記レジスタに記憶されている値をアナログ信号に変換して出力することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記レジスタは、前記第1のカウンタ回路のカウント値の所定の上位ビットを記憶し、
    前記スイッチ回路は、前記レジスタに記憶されている値が0である場合には、前記目標速度信号を前記速度制御信号として出力し、前記レジスタに記憶されている値が0でない場合には、前記デジタル・アナログ変換回路の出力信号を前記速度制御信号として出力することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記速度制御回路は、前記目標速度信号の電圧レベルと前記所定の電圧レベルとを比較する、ヒステリシス特性を有する第1のコンパレータ回路をさらに含み、
    前記第1のカウンタ回路には、前記第2のカウンタ回路のカウント値が前記第2の所定値に達するまでの間、前記第1のコンパレータ回路の比較結果に応じて前記所定のクロックが入力されることを特徴とする請求項2または請求項3の何れかに記載のモータ駆動回路。
  5. 前記駆動信号生成回路は、
    前記速度制御信号の電圧レベルに応じた振幅を有し、周期的に変化する周期信号を生成する周期信号生成回路と、
    三角波信号を出力する発振回路と、
    前記周期信号と前記三角波信号とを比較して、パルス幅変調された前記駆動信号を生成する第2のコンパレータ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のモータ駆動回路。
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