JP2011055629A - ステッピングモータ駆動装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステッピングモータ駆動装置の励磁モードを素早くスムーズに切り替える。
【解決手段】複数の励磁モードを切り替えてモータ(13)を駆動するステッピングモータ駆動装置は、複数の励磁モードのうち最大ステップ数の励磁モードで使用されるパルス信号をカウントしてカウント信号を生成するカウンタ回路(35)と、カウント信号の上位ビットに基づいて、モータ(13)の各巻線に供給すべき電流の位相を示す信号を生成する位相制御回路(36)と、適用すべき励磁モードを示す励磁モード信号とカウント信号の下位ビットとの論理演算を行って、ステップ数が少ない励磁モードではカウント信号の下位ビットをマスクする補正回路(37)と、励磁モード信号、補正回路(37)の出力信号、およびカウント信号の上位ビットに基づいて、モータ(13)の各巻線(5,11)に供給すべき電流の大きさを示す信号を生成する電流値制御回路(38)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータ駆動装置および方法に関し、特に、ステッピングモータ駆動の励磁モード切り替えに関する。
近年、制御の容易性からステッピングモータが情報機器分野の他、さまざまな分野で使用されている。典型的なステッピングモータは、AchおよびBchの二つのモータ巻線を互いに90度ずらして配置し、これらモータ巻線に互いに電気角90度ずれたモータ電流を供給するようになっている。
ステッピングモータの励磁モードには2相励磁や1−2相励磁などさまざまなものがある。2相励磁は4つのモータ電流位相を繰り返してモータを駆動する。1−2相励磁はその倍の8つのモータ電流位相を繰り返してモータを駆動する。その他にW1−2相励磁には16のモータ電流位相があり、さらにマイクロステップ化して数百のモータ電流位相を有する励磁モードがある。
より細かなステップでモータを駆動する1−2相励磁などでは低騒音、低振動が実現できる。一方、ステップ数の少ない2相励磁は騒音、振動特性の点でその他の励磁モードよりも劣るものの、より大きなトルクでモータを駆動することができる。したがって、用途や場面に応じて励磁モードを適宜切り替えている(例えば、特許文献1,2参照)。例えば、ステッピングモータを停止状態から起動させ定常回転状態まで推移させる場合において、起動直後はモータの回転数を上げるためトルクが必要となるため2相励磁で駆動し、定常状態になると騒音、振動特性を必要とするため1−2相励磁に切り替えて駆動することがあり。また、低回転時には振動特性が悪化するため、1−2相励磁などで低振動性を向上させ、高速回転時は2相励磁に切り替えることがある。
特開平8−37799号公報 特開2006−288056号公報
図33は、従来の励磁モード切り替えに係る電流位相の遷移を示す。外円は1−2相励磁のモータ電流位相を示す。1−2相励磁には8つの電流位相(ステップ位置1〜8)がある。内円は2相励磁のモータ電流位相を示す。2相励磁には4つの電流位相(ステップ位置2,4,6,8)がある。励磁モードが違っても同じステップ位置番号では同じ電流位相となる。例えば、ステップ位置4ではAchモータ電流およびBchモータ電流ともに正値である。
電流位相がステップ位置1→ステップ位置2→・・・→ステップ位置8→ステップ位置1の順に遷移することでステッピングモータは回転動作する。したがって、励磁モード切り替えは、電流位相が順方向で最も近いステップ位置に遷移するように行うことが望ましい。例えば、1−2相励磁のステップ位置1から2相励磁のステップ位置2に遷移することで、図中の実線で示したように1−2相励磁から2相励磁へのスムーズな励磁モード切り替えが実現される。
特許文献1のステッピングモータ駆動装置は、切り替え前後の励磁モードで共通の電流位相になるまで現状の励磁モードを維持し、共通の電流位相に遷移したときに励磁モードを切り替えている。例えば、1−2相励磁のステップ位置1で励磁モード切り替えが指示されると、ステップ位置2まで1−2相励磁を維持してから2相励磁のステップ位置2に遷移する。このため、実際の励磁モード切り替わりが指示よりも遅れるおそれがある。
特許文献2のステッピングモータ駆動装置は、ステップ位置の変化量が小さくなるように励磁モードを切り替えている。したがって、電流位相が逆方向に遷移することも起こり得る。例えば、図中の破線で示したように、1−2相励磁のステップ位置1から2相励磁のステップ位置8に遷移することがある。このため、ステッピングモータが脱調するおそれがある。
また、従来のステッピングモータ駆動装置では、モータの回転数を変えずに励磁モードだけを切り替えるにはパルス信号の周波数を変える必要がある。例えば、1−2相励磁から2相励磁に切り替える場合にはパルス信号の周波数を1/2にしなければならない。このため、励磁モード切り替えと同時にパルス信号の切り替えも必要となる。
上記問題に鑑み、本発明は、ステッピングモータ駆動装置の励磁モードを素早くスムーズに切り替えることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明によって次のような手段を講じた。すなわち、複数の励磁モードを切り替えてモータを駆動するステッピングモータ駆動装置として、複数の励磁モードのうち最大ステップ数の励磁モードで使用されるパルス信号をカウントしてカウント信号を生成するカウンタ回路と、カウント信号の上位ビットに基づいて、モータの各巻線に供給すべき電流の位相を示す信号を生成する位相制御回路と、適用すべき励磁モードを示す励磁モード信号とカウント信号の下位ビットとの論理演算を行って、ステップ数が少ない励磁モードではカウント信号の下位ビットをマスクする補正回路と、励磁モード信号、補正回路の出力信号、およびカウント信号の上位ビットに基づいて、モータの各巻線に供給すべき電流の大きさを示す信号を生成する電流値制御回路とを備えているものとする。
これによると、最大ステップ数の励磁モードで使用されるパルス信号をカウントしてカウント信号が生成され、その下位ビットは励磁モード信号との論理演算によって補正される。特に、ステップ数が少ない励磁モードではカウント信号の下位ビットはマスクされる。そして、補正後のカウント信号および励磁モード信号に基づいて各励磁モードにおけるモータの各巻線の電流位相および電流の大きさが制御される。したがって、励磁モードの切り替えが発生した場合、カウント信号の下位ビットの補正状態が変化することで同じ電流位相または順方向にずれた電流位相に遷移する。
好ましくは、補正回路は、励磁モード信号が遷移したとき、カウント信号の下位ビットを、励磁モード信号が遷移する直前の当該補正回路の出力信号と同じ論理値に設定するものとする。具体的には、補正回路は、励磁モード信号の遷移時にパルスを発生するパルス発生回路と、補正回路の出力信号とパルスとの論理演算を行って、カウント信号の下位ビットを設定するための信号を生成する保持回路とを有する。
これによると、励磁モード切り替え直後のカウント信号の下位ビットが切り替え直前の補正回路の出力信号と同じ論理値に設定される。したがって、励磁モード切り替え前後における電流位相のズレを小さく抑えることができる。
本発明によると、ステッピングモータ駆動装置の励磁モードを素早くスムーズに切り替えることができる。また、励磁モードの切り替えに伴ってパルス信号の周波数を変えなくとも励磁モードの切り替え前後でモータの回転数を一定に保つことができる。これにより、パルス信号の切り替え制御が不要となる。
第1の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置の構成図である。 PWM制御回路の構成例を示す図である。 PWM制御回路内部の各種信号、電流検出抵抗の電圧、およびモータ電流の関係を示すグラフである。 カウンタ回路、位相制御回路、補正回路、および電流値制御回路の構成例を示す図である。 パルス発生回路の構成例を示す図である。 保持回路の構成例を示す図である。 励磁モード信号、補正回路出力、およびカウンタ回路下位ビットの関係を示すタイミングチャートである。 1−2相励磁のときのタイミングチャートである。 2相励磁のときのタイミングチャートである。 1−2相励磁のあるステップ位置で2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 1−2相励磁の別のステップ位置で2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 1−2相励磁のあるステップ位置で2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 1−2相励磁の別のステップ位置で2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 2相励磁のあるステップ位置で1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 2相励磁の別のステップ位置で1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 2相励磁のあるステップ位置で1−2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 2相励磁の別のステップ位置で1−2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 第2の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置の構成図である。 カウンタ回路、位相制御回路、補正回路、および電流値制御回路の構成例を示す図である。 パルス発生回路の構成例を示す図である。 励磁モード信号、補正回路出力、およびカウンタ回路下位ビットの関係を示すタイミングチャートである。 W1−2相励磁のときのタイミングチャートである。 1−2相励磁のときのタイミングチャートである。 2相励磁のときのタイミングチャートである。 W1−2相励磁のあるステップ位置で1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 W1−2相励磁のあるステップ位置で2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 W1−2相励磁のあるステップ位置で1−2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 W1−2相励磁のあるステップ位置で2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 2相励磁のあるステップ位置でW1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 1−2相励磁のあるステップ位置でW1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。 2相励磁のあるステップ位置でW1−2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 1−2相励磁のあるステップ位置でW1−2相励磁に切り替えたときの電流位相遷移図である。 従来の励磁モード切り替えに係る電流位相遷移図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置の構成を示す。電源VMとグランドとの間に直列にMOS構造のスイッチング素子1,2が接続されている。また、電源VMとグランドとの間に直列にMOS構造のスイッチング素子3,4が接続されている。スイッチング素子1,2の接続点とスイッチング素子3,4の接続点との間にモータ巻線5が接続されている。スイッチング素子2,4の接続点とグランドとの間にモータ巻線5に流れるモータ電流に応じた電圧を発生させる電流検出抵抗6が接続されている。モータ巻線5に流れる電流がAchモータ電流である。
同様に、電源VMとグランドとの間に直列にMOS構造のスイッチング素子7,8が接続されている。また、電源VMとグランドとの間に直列にMOS構造のスイッチング素子9,10が接続されている。スイッチング素子7,8の接続点とスイッチング素子9,10の接続点との間にモータ巻線11が接続されている。スイッチング素子8,10の接続点とグランドとの間にモータ巻線11に流れるモータ電流に応じた電圧を発生させる電流検出抵抗12が接続されている。モータ巻線11に流れる電流がBchモータ電流である。
モータ13は、モータ巻線5,11にそれぞれAchモータ電流およびBchモータ電流を供給することで駆動される。スイッチング素子1〜4のゲートは通電制御回路14に、スイッチング素子7〜10のゲートは通電制御回路15に、それぞれ接続されている。通電制御回路14は、位相制御信号16およびPWM信号18に従ってスイッチング素子1〜4をスイッチング制御する。通電制御回路15は、位相制御信号19およびPWM信号20に従ってスイッチング素子7〜10をスイッチング制御する。
具体的には、位相制御信号16が“H”かつPWM信号18が“H”のとき、通電制御回路14は、スイッチング素子1,4のみをオンにして、電源VM→モータ巻線5(順方向)→グランドの方向にモータ電流を流す。位相制御信号16が“H”かつPWM信号18が“L”のとき、通電制御回路14は、スイッチング素子1をオンにし、スイッチング素子3をオンおよびオフのいずれかにし、さらにスイッチング素子2,4をオフにして、電源VMおよびグランドを介さずに、スイッチング素子1→モータ巻線5→スイッチング素子3→スイッチング素子1の方向にモータ電流を回生させる。特にスイッチング素子3をオンにした場合は同期整流となる。位相制御信号16が“L”かつPWM信号18が“H”のとき、通電制御回路14は、スイッチング素子2,3のみをオンにして、電源VM→モータ巻線5(逆方向)→グランドの方向にモータ電流を流す。位相制御信号16が“L”かつPWM信号18が“L”のとき、通電制御回路14は、スイッチング素子3をオンにし、スイッチング素子1をオンおよびオフのいずれかにし、さらにスイッチング素子2,4をオフにして、電源VMおよびグランドを介さずに、スイッチング素子3→モータ巻線5→スイッチング素子1→スイッチング素子3の方向にモータ電流を回生させる。特にスイッチング素子3をオンにした場合は同期整流となる。なお、通電制御回路15の動作についても上記と同様である。
PWM信号18,20は、それぞれ、PWM制御回路17,21から出力される。図2は、PWM制御回路17の構成例を示す。PWM制御回路17は、セット優先のSR−FF(フリップフロップ)22と基準信号発生部23とから構成される。SR−FF22は、基準信号発生部23の出力およびモータ電流検出用のコンパレータ24(図1参照)の出力をそれぞれセット信号およびリセット信号として受け、PWM信号18を出力する。SR−FF22の出力は、セット信号が“L”になると“H”になり、リセット信号が“L”になると“L”になる。
基準信号発生部23は、PWM周波数を決定するPWM回路25とPWM回路25の出力の立ち上りおよび立ち下がりの両エッジまたは片方のエッジで“L”のパルスを生成するエッジ検出微分パルス回路26とから構成されている。すなわち、基準信号発生部23は、一定周波数の“L”のパルスをSR−FF22に入力する。なお、PWM制御回路21も上記と同様の構成である。
コンパレータ24のプラス側入力およびマイナス側入力には電流検出抵抗6の検出電圧およびD/A変換器28(図1参照)の出力電圧が印加される。マイナス側入力の電圧よりもプラス側入力の電圧の方が高いとき、コンパレータ24は、“L”の信号を出力してSR−FF22をリセットする。なお、コンパレータ27のプラス側入力およびマイナス側入力には電流検出抵抗12の検出電圧およびD/A変換器29の出力電圧が印加される(図1参照)。
図3は、順方向のAchモータ電流を供給する際の、PWM回路25の出力、SR−FF22の入出力、電流検出抵抗6の検出電圧、およびAchモータ電流の関係を示す。PWM回路25から“L”のパルスが一定周波数fPWMで出力されると、その立ち上がりエッジで“L”の微分パルスが生成されてSR−FF22がセットされる(時刻t1)。これにより、SR−FF22の出力が“H”となり、スイッチング素子1,4がターンオンして電源VM→モータ巻線5(順方向)→グランドの方向にAchモータ電流が流れる。Achモータ電流はモータ巻線5と電流検出抵抗6とで決まる時定数で増加する。電流検出抵抗6には「Achモータ電流×電流検出抵抗6の抵抗値」で表されるAch検出電圧が発生する。そして、Ach検出電圧がD/A変換器28の出力電圧で表されるAch目標電圧に達すると、コンパレータ24の出力が“L”に遷移してSR−FF22がリセットされる(時刻t2)。これにより、SR−FF22の出力は“L”に遷移してスイッチング素子4がターンオフし、Achモータ電流は回生状態または同期整流状態となる。すなわち、Achモータ電流のピーク値は「D/A変換器28の出力電圧/電流検出抵抗6の抵抗値」で表される。その後、時刻t3でPWM回路25からパルスが出力されると上記と同じ動作を繰り返す。Bchモータ電流についても上記と同様のことが言える。
図1に戻り、D/A変換器28,29は、それぞれ、入力された多ビット信号31,33に応じてモータ電流値基準電圧VREFを分圧した電圧をAch検出電圧およびBch検出電圧の目標電圧として出力する。カウンタ回路35は、ステッピングモータ駆動装置で切り替え可能な複数の励磁モードのうち最大ステップ数の励磁モードで使用されるパルス信号CLKをカウントしてカウント信号32を生成する。例えば、ステッピングモータ駆動装置が2相励磁および1−2相励磁の二つのモードに対応している場合、カウンタ回路35には1−2相励磁で使用されるパルス信号CLKが入力される。位相制御回路36は、カウント信号32の上位ビットに基づいて位相制御信号16,19を生成する。補正回路37は、適用すべき励磁モードを示す励磁モード信号STとカウント信号32の下位ビットとの論理演算を行ってカウント信号32の下位ビットを補正する。特に、ステップ数が少ない励磁モードが選択されている場合には、補正回路37はカウント信号32の下位ビットをマスクする。電流値制御回路38は、励磁モード信号ST、補正回路37の出力信号、およびカウント信号32の上位ビットに基づいて信号31,33を生成する。
図4は、カウンタ回路35、位相制御回路36、補正回路37、および電流値制御回路38の構成例を示す。カウンタ回路35は、3つのD−FF351,352,353からなる3ビットカウンタで構成することができる。各D−FFの出力はカウント信号32の各ビットに該当する。初段のD−FF351はセット端子およびリセット端子を有しており、クロック端子にパルス信号CLKが入力される。したがって、D−FF351の出力はカウント信号32のLSBに該当し、D−FF353の出力はカウント信号32のMSBに該当する。
位相制御回路36は、カウント信号32[1],32[2]の排他的論理和を位相制御信号19として出力するとともにカウント信号32[2]を位相制御信号16として出力する。したがって、位相制御信号16の位相は位相制御信号19の位相よりも電気角90度だけ進んでいる。なお、括弧内の数字はカウント信号32のビット位置を表している。
電流値制御回路38は、励磁モード信号ST、補正カウント信号32[0]’、およびカウント信号32[1]の論理演算を行って信号31,33を生成する。なお、励磁モード信号STが“H”のときは1−2相励磁、“L”のときは2相励磁であるとする。
補正回路37は、カウント信号32[0]と励磁モード信号STとの論理積を補正カウント信号32[0]’として出力する。したがって、補正カウント信号32[0]’は、1−2相励磁のときはカウント信号32[0]と一致し、2相励磁のときはカウント信号32[0]をマスクしたもの、すなわち、“L”に固定される。
さらに、補正回路37は、励磁モード信号STの遷移時にパルスを発生するパルス発生回路371と、D−FF351のセット信号S1およびリセット信号R1を生成する保持回路372とを有する。図5は、パルス発生回路371の構成例を示す。パルス発生回路371はパルス信号CLKよりも十分に高い周波数のクロック信号CLK0を受けて、励磁モード信号STが遷移してから所定の期間“L”のパルスPを出力する。図6は、保持回路372の構成例を示す。保持回路372は、補正カウント信号32[0]’をクロック信号CLK0で2段階ラッチして、そのラッチ出力とパルスPとの論理演算を行ってD−FF351のセット信号S1およびリセット信号R1を生成する。
図7は、励磁モード信号ST、補正回路37の出力、およびカウンタ回路35の下位ビットの関係を示す。励磁モード信号STが遷移すると“L”のパルスPが発生する。パルス信号Pが出力されている期間において、補正カウント信号32[0]’が“L”であればリセット信号R1は“L”となり、セット信号S1は“H”となる。これにより、D−FF351がリセットされてカウント信号32[0]は補正カウント信号32[0]’と同じ“L”となる。一方、パルス信号Pが出力されている期間において、補正カウント信号32[0]’が“H”であればリセット信号R1は“H”となり、セット信号S1は“L”となる。これにより、D−FF351がセットされてカウント信号32[0]は補正カウント信号32[0]’と同じ“H”となる。このように、補正回路37は、励磁モード信号STが遷移したとき、カウンタ回路35の下位ビット、具体的にはカウント信号32[0]を、励磁モード信号STが遷移する直前の補正カウント信号32[0]’と同じ論理値に設定する。
図8は、1−2相励磁のときのタイミングチャートである。1−2相励磁では補正カウント信号32[0]’とカウント信号32[0]とは等しくなる。信号31[0],31[1],31[2]あるいは信号33[0],33[1],33[2]はパルス信号CLKに同期して排他的に“H”となる。Ach目標電圧は、信号31[2]が“H”のときVREF/10×100%となり、信号31[1]が“H”のときVREF/10×70.7%となり、信号31[0]が“H”のときVREF/10×0%となる。これにより、Achモータ電流のピーク値は略正弦波となる。Bch目標電圧およびBchモータ電流のピーク値はAchよりも電気角90度だけ位相が遅れた波形となる。
図9は、2相励磁のときのタイミングチャートである。2相励磁ではカウンタ回路35の下位ビットがマスクされるため補正カウント信号32[0]’は“L”に固定される。これにより、信号31[2],33[2]は“H”に、信号31[0],31[1],33[0],33[1]は“L”に、Ach目標電圧およびBch目標電圧はVREF/10×100%に、それぞれ固定される。したがって、Achモータ電流のピーク値は矩形波となる。Bch目標電圧およびBchモータ電流のピーク値はAchよりも電気角90度だけ位相が遅れた波形となる。
以下に本実施形態に係るステッピングモータ駆動装置による励磁モードの切り替えについていくつか具体例を示す。図10は、1−2相励磁のステップ位置1で2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値1で励磁モード信号STが“H”から“L”に遷移すると、補正カウント信号32[0]’が“L”に固定され、パルス信号CLKの次の立ち上がりで2相励磁のステップ位置2に遷移する。図11は、1−2相励磁のステップ位置2で2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値2で励磁モード信号STが“H”から“L”に遷移すると、補正カウント信号32[0]’が“L”に固定され、2相励磁のステップ位置2に遷移する。
図12は、1−2相励磁のステップ位置1で2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。1−2相励磁のステップ位置1から2相励磁のステップ位置2へと順方向に電気角45度のズレで遷移する。図13は、1−2相励磁のステップ位置2で2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。1−2相励磁のステップ位置2から2相励磁のステップ位置2へとズレなしで遷移する。なお、上記以外の1−2相励磁のステップ位置で2相励磁に切り替えた場合も2相励磁の同じステップ位置または順方向に電気角45度ずれたステップ位置に遷移する。
図14は、2相励磁のステップ位置4で1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値4で励磁モード信号STが“L”から“H”に遷移すると、それまで“L”に固定されていた補正カウント信号32[0]’がカウント信号32[0]と同じになり、1−2相励磁のステップ位置5に遷移する。図15は、2相励磁のステップ位置6で1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値5で励磁モード信号STが“L”から“H”に遷移すると、カウント信号32[0]は当該遷移直前の補正カウント信号32[0]’の論理値である“L”に遷移し、それまで“L”に固定されていた補正カウント信号32[0]’がカウント信号32[0]と同じになり、1−2相励磁のステップ位置6に遷移する。
図16は、2相励磁のステップ位置4で1−2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。2相励磁のステップ位置4から1−2相励磁のステップ位置4へとズレなしで遷移する。図17は、2相励磁のステップ位置6で1−2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。2相励磁のステップ位置6から1−2相励磁のステップ位置6へとズレなしで遷移する。なお、上記以外の2相励磁のステップ位置で1−2相励磁に切り替えた場合も2相励磁の同じステップ位置に遷移する。
以上、本実施形態によると、ステッピングモータ駆動装置において2相励磁および1−2相励磁間で励磁モードを素早くスムーズに切り替えることができる。励磁モード切り替え時にステッピングモータが脱調するおそれもない。また、励磁モードの切り替えに伴ってパルス信号CLKの周波数を変えなくとも励磁モードの切り替え前後でモータの回転数を一定に保つことができる。これにより、パルス信号の切り替え制御が不要となる。
(第2の実施形態)
図18は、第2の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置の構成を示す。本実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、2ビットの励磁モード信号STに応じて2相励磁、1−2相励磁、およびW1−2相励磁での駆動が可能に構成されている。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図19は、カウンタ回路35A、位相制御回路36A、補正回路37A、および電流値制御回路38Aの構成例を示す。カウンタ回路35Aは、セット端子およびリセット端子を有する4つのD−FF351,352,353,354からなる4ビットカウンタで構成することができる。各D−FFの出力はカウント信号32の各ビットに該当する。初段のD−FF351のクロック端子にパルス信号CLKが入力される。したがって、D−FF351の出力はカウント信号32のLSBに該当し、D−FF354の出力はカウント信号32のMSBに該当する。
位相制御回路36Aは、カウント信号32[2],32[3]の排他的論理和を位相制御信号19として出力するとともにカウント信号32[3]を位相制御信号16として出力する。したがって、位相制御信号16の位相は位相制御信号19の位相よりも電気角90度だけ進んでいる。
電流値制御回路38Aは、励磁モード信号ST[0]、補正カウント信号32[0]’,32[1]’、およびカウント信号32[2]の論理演算を行って信号31,33を生成する。なお、励磁モード信号STの論理レベルを(ST[0],ST[1])で表したとき、励磁モード信号STが(H,H)のときはW1−2相励磁、(H,L)のときは1−2相励磁、(L,L)のときは2相励磁であるとする。
補正回路37Aは、カウント信号32[0]と励磁モード信号STとの論理積を補正カウント信号32[0]’として出力する。したがって、補正カウント信号32[0]’は、W1−2相励磁のときはカウント信号32[0]と一致し、1−2相励磁および2相励磁のときはカウント信号32[0]をマスクしたもの、すなわち、“L”に固定される。また、補正回路37Aは、励磁モード信号ST[0]の反転とカウント信号32[1]との論理和を補正カウント信号32[1]’として出力する。したがって、補正カウント信号32[1]’は、W1−2相励磁および1−2相励磁のときはカウント信号32[1]と一致し、2相励磁のときはカウント信号32[1]をマスクしたもの、すなわち、“H”に固定される。
さらに、補正回路37Aは、励磁モード信号STの遷移時にパルスを発生するパルス発生回路371Aと、4つの保持回路372〜375とを有する。図20は、パルス発生回路371Aの構成例を示す。パルス発生回路371Aはパルス信号CLKよりも十分に高い周波数のクロック信号CLK0を受けて、励磁モード信号STが遷移してから所定の期間“L”のパルスPを出力する。
保持回路372〜375は図6に倣って構成することができる。具体的には、保持回路372は、補正カウント信号32[0]’をクロック信号CLK0でラッチして、そのラッチ出力とパルスPとの論理演算を行ってD−FF351のセット信号S1およびリセット信号R1を生成する。保持回路373は、補正カウント信号32[1]’をクロック信号CLK0でラッチして、そのラッチ出力とパルスPとの論理演算を行ってD−FF352のセット信号S2およびリセット信号R2を生成する。保持回路374は、カウント信号32[2]をクロック信号CLK0でラッチして、そのラッチ出力と、パルスPと励磁モード信号ST[0]との論理積との論理演算を行ってD−FF353のセット信号S3およびリセット信号R3を生成する。保持回路375は、カウント信号32[3]をクロック信号CLK0でラッチして、そのラッチ出力と、パルスPと励磁モード信号ST[0]との論理積との論理演算を行ってD−FF354のセット信号S4およびリセット信号R4を生成する。
図21は、励磁モード信号ST、補正回路37Aの出力、およびカウンタ回路35Aの下位ビットの関係を示す。励磁モード信号STが遷移すると“L”のパルスPが発生する。パルス信号Pが出力されている期間において、補正カウント信号32[0]’,32[1]’が“L”であればリセット信号R1,R2は“L”となり、セット信号S1,S2は“H”となる。これにより、D−FF351,352がリセットされてカウント信号32[0],32[1]は補正カウント信号32[0]’,32[1]’と同じ“L”となる。一方、パルス信号Pが出力されている期間において、補正カウント信号32[0]’,32[1]’が“H”であればリセット信号R1,R2は“H”となり、セット信号S1,S2は“L”となる。これにより、D−FF351,352がセットされてカウント信号32[0],32[1]は補正カウント信号32[0]’,32[1]’と同じ“H”となる。このように、補正回路37Aは、励磁モード信号STが遷移したとき、カウンタ回路35Aの下位ビット、具体的にはカウント信号32[0],32[1]を、それぞれ、励磁モード信号STが遷移する直前の補正カウント信号32[0]’,32[1]’と同じ論理値に設定する。
カウンタ回路35Aの上位ビット、具体的にはカウント信号32[2],32[3]の変化についても、励磁モード信号ST[0]が“L”でない場合、すなわち、2相励磁以外では上記と同様である。一方、励磁モード信号ST[0]が“L”の場合、すなわち、2相励磁ではD−FF353,354のリセット信号R3,R4およびセット信号S3,S4はいずれも“H”に固定される。したがって、2相励磁ではD−FF353,354はセットもリセットもされない。
図22は、W1−2相励磁のときのタイミングチャートである。W1−2相励磁では補正カウント信号32[0]’とカウント信号32[0]とは等しくなる。また、補正カウント信号32[1]’とカウント信号32[1]とは等しくなる。信号31[0],31[1],31[2],31[3],31[4]あるいは信号33[0],33[1],33[2],33[3],33[4]はパルス信号CLKに同期して排他的に“H”となる。Ach目標電圧は、信号31[4]が“H”のときVREF/10×100%となり、信号31[3]が“H”のときVREF/10×92.4%となり、信号31[2]が“H”のときVREF/10×70.7%となり、信号31[1]が“H”のときVREF/10×38.4%となり、信号31[0]が“H”のときVREF/10×0%となる。これにより、Achモータ電流のピーク値は略正弦波となる。Bch目標電圧およびBchモータ電流のピーク値はAchよりも電気角90度だけ位相が遅れた波形となる。
図23は、1−2相励磁のときのタイミングチャートである。1−2相励磁では補正カウント信号32[0]’は“L”に固定される。また、補正カウント信号32[1]’とカウント信号32[1]とは等しくなる。これにより、信号31[1],31[3],33[1],33[3]は“L”に固定される。信号31[0],31[2],31[4]あるいは信号33[0],33[2],33[4]はパルス信号CLKに同期して排他的に“H”となる。Ach目標電圧は、信号31[4]が“H”のときVREF/10×100%となり、信号31[2]が“H”のときVREF/10×70.7%となり、信号31[0]が“H”のときVREF/10×0%となる。これにより、Achモータ電流のピーク値は略正弦波となる。Bch目標電圧およびBchモータ電流のピーク値はAchよりも電気角90度だけ位相が遅れた波形となる。
図24は、2相励磁のときのタイミングチャートである。2相励磁ではカウンタ回路35Aの下位ビットがマスクされるため補正カウント信号32[0]’は“L”に、補正カウント信号32[1]’は“H”に、それぞれ固定される。これにより、Ach目標電圧およびBch目標電圧はVREF/10×100%に、それぞれ固定される。したがって、Achモータ電流のピーク値は矩形波となる。Bch目標電圧およびBchモータ電流のピーク値はAchよりも電気角90度だけ位相が遅れた波形となる。
以下に本実施形態に係るステッピングモータ駆動装置による励磁モードの切り替えについていくつか具体例を示す。図25は、W1−2相励磁のステップ位置4で1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値4で励磁モード信号ST[1]が“H”から“L”に遷移すると、補正カウント信号32[0]’、信号31[3],33[1]が“L”に固定され、1−2相励磁のステップ位置5に遷移する。
図26は、W1−2相励磁のステップ位置4で2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値4で励磁モード信号STが(H,H)から(L,L)に遷移すると、補正カウント信号32[0]’が“L”に固定され、補正カウント信号32[1]’が“H”に固定され、信号31[4]が“H”に固定され、信号33[4]が“L”から“H”に遷移し、2相励磁のステップ位置7に遷移する。
図27は、W1−2相励磁のステップ位置5で1−2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。W1−2相励磁のステップ位置5から1−2相励磁のステップ位置5へとズレなしで遷移する。図28は、W1−2相励磁のステップ位置5で2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。W1−2相励磁のステップ位置5から2相励磁のステップ位置7へと順方向に電気角45度のズレで遷移する。なお、上記以外のW1−2相励磁のステップ位置で1−2相励磁または2相励磁に切り替えた場合も1−2相励磁または2相励磁の同じステップ位置または順方向にずれたステップ位置に遷移する。
図29は、2相励磁のステップ位置3でW1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値2で励磁モード信号STが(L,L)から(H,H)に遷移すると、それまで“L”に固定されていた補正カウント信号32[0]’,32[1]’が、それぞれ、カウント信号32[0],32[1]と同じになる。また、信号31[2],33[2]が“L”から“H”に遷移し、信号31[4],33[4]が“H”から“L”に遷移し、W1−2相励磁のステップ位置3に遷移する。
図30は、1−2相励磁のステップ位置3でW1−2相励磁に切り替えたときのタイミングチャートである。カウント値4で励磁モード信号ST[1]が“L”から“H”に遷移すると、それまで“L”に固定されていた補正カウント信号32[0]’がカウント信号32[0]と同じになり、W1−2相励磁のステップ位置5に遷移する。
図31は、2相励磁のステップ位置3でW1−2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。2相励磁のステップ位置3からW1−2相励磁のステップ位置3へとズレなしで遷移する。図32は、1−2相励磁のステップ位置5でW1−2相励磁に切り替えたときの電流位相の遷移を示す。1−2相励磁のステップ位置5からW1−2相励磁のステップ位置5へとズレなしで遷移する。なお、上記以外の2相励磁または1−2相励磁のステップ位置でW1−2相励磁に切り替えた場合もW1−2相励磁の同じステップ位置に遷移する。
以上、本実施形態によると、ステッピングモータ駆動装置において2相励磁、1−2相励磁、およびW1−2相励磁の三者間で励磁モードを素早くスムーズに切り替えることができる。励磁モード切り替え時にステッピングモータが脱調するおそれもない。また、励磁モードの切り替えに伴ってパルス信号CLKの周波数を変えなくとも励磁モードの切り替え前後でモータの回転数を一定に保つことができる。これにより、パルス信号の切り替え制御が不要となる。
なお、カウンタ回路35A、位相制御回路36A、補正回路37A、および電流値制御回路38Aを適宜変更することで、よりステップ数の多い励磁モードに対応することができる。また、励磁モード信号STのビット幅を拡張することで、より多くの励磁モード間で切り替えを行うことができる。いずれの変形例においても励磁モードの切り替えが発生した場合に同じ電流位相または順方向にずれた電流位相に遷移する。
本発明に係るステッピングモータ駆動装置は、励磁モードを素早くスムーズに切り替えることができるため、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどにおける光学レンズの駆動に有用である。
35 カウンタ回路
35A カウンタ回路
36 位相制御回路
36A 位相制御回路
37 補正回路
37A 補正回路
38 電流値制御回路
38A 電流値制御回路
371 パルス発生回路
371A パルス発生回路
372 保持回路

Claims (4)

  1. 複数の励磁モードを切り替えてモータを駆動するステッピングモータ駆動装置であって、
    前記複数の励磁モードのうち最大ステップ数の励磁モードで使用されるパルス信号をカウントしてカウント信号を生成するカウンタ回路と、
    前記カウント信号の上位ビットに基づいて、前記モータの各巻線に供給すべき電流の位相を示す信号を生成する位相制御回路と、
    適用すべき励磁モードを示す励磁モード信号と前記カウント信号の下位ビットとの論理演算を行って、ステップ数が少ない励磁モードでは前記カウント信号の下位ビットをマスクする補正回路と、
    前記励磁モード信号、前記補正回路の出力信号、および前記カウント信号の上位ビットに基づいて、前記モータの各巻線に供給すべき電流の大きさを示す信号を生成する電流値制御回路とを備えている
    ことを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  2. 請求項1のステッピングモータ駆動装置において、
    前記補正回路は、前記励磁モード信号が遷移したとき、前記カウント信号の下位ビットを、前記励磁モード信号が遷移する直前の当該補正回路の出力信号と同じ論理値に設定する
    ことを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  3. 請求項2のステッピングモータ駆動装置において、
    前記補正回路は、
    前記励磁モード信号の遷移時にパルスを発生するパルス発生回路と、
    当該補正回路の出力信号と前記パルスとの論理演算を行って、前記カウント信号の下位ビットを設定するための信号を生成する保持回路とを有する
    ことを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  4. 複数の励磁モードを切り替えてモータを駆動するステッピングモータ駆動方法であって、
    前記複数の励磁モードのうち最大ステップ数の励磁モードで使用されるパルス信号をカウントしてカウント信号を生成するステップと、
    前記カウント信号の上位ビットに基づいて、前記モータの各巻線に供給すべき電流の位相を示す信号を生成するステップと、
    適用すべき励磁モードを示す励磁モード信号と前記カウント信号の下位ビットとの論理演算を行って、ステップ数が少ない励磁モードでは前記カウント信号の下位ビットをマスクするステップと、
    前記励磁モード信号、前記補正回路の出力信号、および前記カウント信号の上位ビットに基づいて、前記モータの各巻線に供給すべき電流の大きさを示す信号を生成するステップとを備えている
    ことを特徴とするステッピングモータ駆動方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016116282A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

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