JP2007035967A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体発光装置からの光取り出し効率を向上させられるようにする。
【解決手段】半導体発光装置は、活性層(発光層)3を含む第1の半導体層2及び第2の半導体層4が積層されてなる半導体積層体5と、該半導体積層体5の少なくとも一部の表面上に形成され、半導体積層体5の屈折率よりも小さい屈折率を有するシリコーン樹脂材からなる光取り出し層10とを有している。樹脂材は粒子を含み、該粒子の発光光に対する屈折率は樹脂材の発光光に対する屈折率よりも大きく、且つ、粒子の径は樹脂材内部における発光光の波長よりも小さい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード装置又は半導体レーザ装置等の半導体発光装置に関する。
近年、III-V族窒化物半導体を用いることにより、青色から紫外領域の発光光を得られるようになり、RGBの三原色をそれぞれ発光可能な発光ダイオード素子が揃うこととなった。これにより、人間の可視域の光をすべて発光ダイオード素子で生成できるようになったことから、表示用光源又は照明用光源としての市場が拡大している。
以下、第1の従来例に係るIII-V族窒化物半導体を用いた青色発光ダイオード素子について図15を参照しながら説明する。図15に示すように、青色発光ダイオード素子は、サファイアからなる基板101の主面上に、エピタキシャル成長により、n型GaN層102、アンドープInGaNからなる活性層103及びp型GaN層104が順次形成されている。活性層103には、n型GaN層102から電子が注入され、p型GaN層104から正孔がそれぞれ注入され、注入された電子及び正孔が活性層104で再結合することにより、発光光110、112が得られる。
活性層103において電子及び正孔の再結合により生成された発光光のうち、光の出射面105に対して臨界角θ1 未満の発光光110は出射光111として外部に出力され、また、臨界角θ以上の入射角を持つ発光光112は全反射して、内部光113として閉じこもってしまい、外部には出射されない。ここで、臨界角θ1 は、以下の式(1)で決まる値である。
θ1 =sin-1(N1/N2)………(1)
ここで、N1は半導体の外部(空気)の発光光に対する屈折率を表わし、N2は半導体の発光光に対する屈折率を表わす。
例えば、GaN系半導体の屈折率N2 は約2.4であり、空気の屈折率はN1 は1であるため、式(1)からθ1 は約25°となる。活性層103で生じた発光光は、ほぼ等方向に放射されることから、θ1 の値が25°程度では多くの発光光を素子の外部に取り出すことができないことになる。
そこで、図16に第2の従来例に係る青色発光ダイオード素子(例えば、特許文献1を参照。)のように、半導体層の上に2次元周期凹凸構造を有する樹脂膜を形成して、全反射による光取り出し効率の低下を防ぐ構成が提案されている。すなわち、p型GaN層104の上にはポリカーボネード樹脂材からなる樹脂膜106が形成されており、該樹脂膜106の表面には2次元周期凹凸構造106aが形成されている。
この2次元周期構造106aによる回折ベクトルにより、発光光の多くが臨界角θよりも小さい入射角となるため、光取り出し効率が向上する。とりわけ、窒化物半導体のように、耐エッチング性が高い半導体材料を用いる場合には、半導体表面に樹脂膜を形成した後、形成した樹脂膜に、押圧面に凹凸形状を有するスタンパを押圧することにより、2次元周期凹凸構造106aを転写して形成する方法が記載されている。
特開2005−005679号公報 特開昭59−050401号公報 特開平08−110401号公報
ところで、一般に樹脂材の屈折率と半導体の屈折率とは異なるため、p型GaN層104と樹脂膜106の界面107においても全反射が生じる。すなわちこの場合の臨界角θ2 は以下の式(2)で表わされる。
θ2 =sin-1(N3/N2)………(2)
ここで、N3は樹脂材の発光光に対する屈折率を表わし、N2は半導体の発光光に対する屈折率を表わす。
樹脂材の屈折率N3は1.6程度であり、GaN系半導体の屈折率N2 は約2.4であるため、式(2)からθ2 は約42°となる。このように、p型GaN層104の上にそれよりも屈折率が小さい樹脂膜106を設けても、光取り出し効率は不十分である。
本発明は、前記従来の問題を解決し、半導体発光装置からの光取り出し効率を向上させられるようにすることを目的とする。
前記従来の目的を達成するため、本発明は、半導体発光装置を半導体層上に形成する誘電体からなる光取り出し層に、該誘電体の屈折率よりも大きい屈折率を持ち且つ径が発光波長よりも小さい粒子を含ませる構成とする。
具体的に、本発明に係る第1の半導体発光装置は、発光層と、該発光層の上に形成され、粒子を含む光取り出し層とを備え、粒子の最大寸法は、光取り出し層内部における発光光の波長よりも小さいことを特徴とする。
第1の半導体発光装置によると、光取り出し層に含まれる粒子の最大寸法を光取り出し層の内部での発光光の波長より小さくしている。その上、添加される粒子の径は光取り出し層内部における光の波長よりも小さいため、発光光を散乱させることがなく、光取り出し層の内部を透過する発光光にとっては均質な材料のようにみえる。そのため、光取り出し層を入射角が臨界角にまで達しないようにすることができ、光取り出し効率を向上させることができる。
第1の半導体発光装置において、粒子の発光光に対する屈折率は、光取り出し層の発光光に対する屈折率よりも大きいことが好ましい。
本発明に係る第2の半導体発光装置は、発光層を含む複数の半導体が積層されてなる半導体積層体と、半導体積層体の少なくとも一部の表面上に形成された樹脂材からなる光取り出し層とを備え、樹脂材は粒子を含み、該粒子の発光光に対する屈折率は樹脂材の発光光に対する屈折率よりも大きく、且つ、該粒子の径は樹脂材内部における発光光の波長よりも小さいことを特徴とする。
第2の半導体発光装置によると、光取り出し層を構成する樹脂材に該樹脂材の屈折率よりも大きい屈折率を有する粒子を含ませているため、該樹脂材の実効的な屈折率を増大させることができる。従って、式(2)からN3/N2のうちのN3 の値が大きくなるので、臨界角θ2 の値が大きくなり、その結果、光取り出し効率が向上する。その上、添加される粒子の径は樹脂材内部における光の波長よりも小さいため、発光光を散乱させることがなく、樹脂材の内部を透過する発光光にとっては均質な材料のようにみえる。
ところで、上記の特許文献2及び特許文献3には、レンズ又は表示装置の表面に設ける樹脂材からなる反射防止膜において、樹脂材の屈折率よりも大きい屈折率を持つ微粒子を含ませることにより、樹脂材の実効屈折率が向上することが記載されている。しかし、このような反射防止膜を発光素子の発光面に設けることにより、発光光の光取り出し効率が向上すること、及び発光光における全反射を抑制する効果に関しての記載はなされていない。
第1又は第2の半導体発光装置において、光取り出し層の表面には凹凸形状が形成されていることが好ましい。このように、光取り出し層の表面を凹凸状とすることにより、発光光の光取り出し層への入射角が多様となって、より多くの発光光を取り出すことができようになる。
第1又は第2の半導体発光装置において、光取り出し層の表面には凹凸形状が形成されていることが好ましい。本発明においても、樹脂材からなる光取り出し層の表面は、空気と樹脂材との屈折率差による全反射が生じる。そこで、光取り出し層の表面を凹凸状とすることにより、発光光の光取り出し層への入射角が多様となって、より多くの発光光を取り出すことができようになる。
この場合に、光取り出し層の表面の凹凸形状は周期構造を有していることが好ましい。このようにすると、周期構造を持たせることにより、凹凸形状に回折ベクトルの効果が現れるため、より多くの発光光の入射角が臨界角にまで達しなくなるため、光取り出し効率をより一層向上させることができる。
第1又は第2の半導体発光装置において、粒子はその密度が出射光の出射方向に沿って小さくなるように添加されていることが好ましい。このようにすると、発光光の出射方向に向かって、屈折率が徐々に小さくなるため、光取り出し層(樹脂材)と空気の界面付近における樹脂材の屈折率は空気の屈折率と近くなる。その結果、樹脂材と空気との界面での臨界角が大きくなるので、より多くの発光光を外部に取り出すことができる。
この場合に、光取り出し層は、半導体積層体側から順次形成された第1層及び第2層からなり、第2層に添加される粒子の量は第1層に添加される粒子の量よりも少ないことが好ましい。このようにしても、粒子の添加量が第1層よりも少ない第2層と空気との界面での臨界角が大きくなるので、より多くの発光光を外部に取り出すことができる。
第1又は第2の半導体発光装置は、半導体積層体に形成され、発光層にキャリアを注入する電極と、電極と接続された配線とをさらに備え、光取り出し層の端面は、電極及び配線と間隔をおいて形成されていることが好ましい。このようにすると、樹脂材中に存在するわずかな不純物がイオン性伝導を示して光取り出し層が導電性を示すような場合であっても、光取り出し層と電極及び配線とが電気的に絶縁されているため、光取り出し層には電圧が印加されない。このため、光取り出し層を介したリーク電流が発生しないので、無効電流を防止することができる。
第1又は第2の半導体発光装置において、光取り出し層は発光層の上面及び側面を覆うように形成されていることが好ましい。
本発明に係る半導体発光装置の製造方法は、ウエハ状態の基板上に、第1の半導体層、発光層及び第2の半導体層を順次積層することにより、半導体積層体を形成する工程(a)と、半導体積層体の上に、粒子を含む樹脂材からなる光取り出し層を形成する工程(b)と、光取り出し層における第2の半導体層の第1の電極形成領域の上側部分を選択的に除去することにより、第1の電極形成領域を露出する工程(c)と、露出した第1の電極形成領域の上に第1の電極を形成する工程(d)と、光取り出し層、第2の半導体層及び発光層における第1の半導体層の第2の電極形成領域の上側部分を選択的に除去することにより、第2の電極形成領域を露出する工程(e)と、露出した第2の電極形成領域の上に第2の電極を形成する工程(f)と、光取り出し層、第1の電極及び第2の電極が形成された半導体積層体を有するウエハ状態の基板をチップ状に分割する工程(g)とを備え、樹脂材は、半導体積層体の発光層からの出射光に対する第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率を有し、粒子は、出射光に対して透明であって第2の屈折率よりも大きい第3の屈折率を有し且つ出射光の樹脂材内部における波長よりも小さい径を有することを特徴とする。
本発明の半導体発光装置の製造方法によると、本発明の半導体発光装置を得られると共に、工程(b)においては、樹脂材をウエハ状態の基板上にスピンコート法で塗布でき、また、工程(c)及び(e)においては、リソグラフィ法等の半導体製造プロセスを用いることができる。従って、ウエハ状態の基板上の全面に樹脂材を一括して形成することができるので、高い生産性を維持できる。
本発明の半導体発光装置の製造方法において、工程(b)は、樹脂材を半導体積層体の上に成膜した後、成膜された樹脂材が硬化するよりも前に、樹脂材の表面に凹凸形状を有する金型を押圧して凹凸形状を樹脂材の表面に転写することにより、光取り出し層の表面に凹凸形状を形成する工程を含むことが好ましい。本発明の製造方法においては、設計により凹凸形状の周期構造を1μm以下とする必要が生じる場合がある。このような微細加工を行なう場合には、リソグラフィ技術が適するが、リソグラフィ技術を用いると高コストとなり、また生産性も低くなる。そこで、凹凸形状を有する金型を押圧して樹脂材の表面に凹凸形状を形成すると、低コストで且つ生産性をも高くできる。
本発明に係る半導体発光装置及びその製造方法によると、半導体発光装置の光取り出し効率を簡便に且つ確実に向上させることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)及び図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体発光装置であって、図1(a)は斜視図であり、図1(b)は図1(a)のIb−Ib線における断面構成を示している。
図1(a)及び(b)に示すように、第1の実施形態に係る半導体発光装置は発光ダイオード素子であって、例えば、厚さが500μmのサファイア(単結晶Al23)からなる基板1の主面上に順次エピタキシャル成長により形成された、厚さが1μmのn型窒化ガリウム(GaN)からなる第1の半導体層2と、厚さが0.05μmのアンドープの窒化インジウムガリウム(InGaN)からなる活性層3と、厚さが0.5μmのp型GaNからなる第2の半導体層4とにより構成された半導体積層体5を有している。
ここで、活性層3は、発光色が波長が約460nmの青色となるようにInGaNにおけるIn組成が調整されている。
半導体積層体5の上すなわち第2の半導体層4の上には、厚さが0.2μmのシリコーン樹脂材からなり、該シリコーン樹脂材よりも屈折率が大きい微粒子が添加された光取り出し層10が形成されている。
図1(a)に示すように、第2の半導体層4における光取り出し層10から露出された部分には、ニッケル(Ni)と金(Au)との積層膜からなるp側電極21が形成され、該p側電極21には、金からなるp側配線23が接続されている。また、第1の半導体層4における光取り出し層10、第2の半導体層4及び活性層3から露出された部分には、チタン(Ti)とアルミニウム(Al)との積層膜からなるn側電極22が形成され、該n側電極22には、金からなるn側配線24が接続されている。ここで、p側電極21、n側電極22、p側配線23及びn側配線24は、そのいずれもが光取り出し層10の端面と接触しないように設けられている。
光取り出し層10を構成するシリコーン樹脂材の青色光に対する屈折率は約1.6であり、該シリコーン樹脂材中には、平均の直径が50nmで青色光に対して透明で且つその屈折率が2.4の酸化チタン(TiO2 )からなる微粒子が添加されている。酸化チタンからなる微粒子は以下の特徴を有する。
第1に、粒子径が50nmであり、シリコーン樹脂中の青色光の波長である300nmと比べて十分に小さいため、発光光を散乱することがない。第2に、粒子径が50nm程度の微粒子はシリコーン樹脂を構成するポリマー分子の分子間に十分に入り込むため、酸化チタンの含有量を極めて高くすることができる。
第1の実施形態においては、シリコーン樹脂材中に、体積比で約70%の酸化チタンを含ませている。これにより、酸化チタンを含有した光取り出し層10の実効屈折率は、約2.16となる。従って、屈折率が2.4の第2の半導体層4と樹脂10の界面である光取り出し面6における臨界角は上述した式(2)から約64°となる。
このように、第1の実施形態によると、第2の半導体層4と光取り出し層10との間の臨界角を、微粒子を含有しない場合の樹脂膜の臨界角である42°と比べて大きくすることができ、光取り出し効率は約1.2倍に向上する。
以下、前記のような構成を持つ半導体発光装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図2(a)〜図2(f)及び図3(a)〜図3(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体発光装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。ここでは、ダイオード素子を一素子分しか描いていないが、実際にはエピタキシャル成長用基板として、径が5.1cm(2インチ)のウエハを用いており、1枚のウエハで約2000個の素子が同時に処理される。
まず、図2(a)に示すように、有機金属気相成長(MOVPE)法により、サファイアからなるウエハ1Aの主面上に、n型GaNからなる第1の半導体層2、アンドープのInGaNからなる活性層3及びp型GaNからなる第2の半導体層4を順次成長させて半導体積層体5を得る。ここで、ウエハ1Aと第1の半導体層2との間には、GaN又はAlGaNからなるバッファ層を適宜設けてもよい。
次に、図2(b)に示すように、スピンコート法により、酸化チタンからなる微粒子を体積比で70%含有するシリコーン樹脂材を塗布し、その後、オーブンで加熱してシリコーン樹脂材を硬化させることにより光取り出し層10を形成する。
次に、図2(c)に示すように、リソグラフィ法により、光取り出し層10の上に、p側電極形成領域に開口部31aを持つ第1のレジストパターン31を形成する。
次に、図2(d)に示すように、第1のレジストパターン31をマスクとして、光取り出し層10に対して、硫酸(H2SO4)と過酸化水素水(H22)と水(H2O )との混合溶液をエッチャントとするウェットエッチングを行なって、光取り出し層10におけるp側電極形成領域4aの上側部分を除去することにより、第2の半導体層4のp側電極形成領域4aを露出する。ウェットエッチングは等方性であるため、p側電極形成領域4aは、第1のレジストパターン31の開口部31aの開口幅よりも大きくなる。
次に、図2(e)に示すように、例えばスパッタ法又は真空蒸着法により、第1のレジストパターン31の上に、NiとAuとの積層体からなる電極形成膜21Aを堆積する。前述したように、第1のレジストパターン31の開口部31aの開口幅は、p側電極形成領域4aよりも小さいため、電極形成膜21Aの端部が光取り出し層10の端面と接触することがない。
次に、図2(f)に示すように、有機溶液により、第1のレジストパターン31を除去する、いわゆるリフトオフ法により、第1のレジストパターン31とその上の電極形成膜21Aとが選択的に除去されて、第2の半導体層4のp側電極形成領域4a上にp側電極21が形成される。続いて、再度リソグラフィ法により、n側電極形成領域の上方に開口部32aを持つ第2のレジストパターン32を光取り出し層10の上に形成する。
次に、図3(a)に示すように、第2のレジストパターン32をマスクとして、まず、光取り出し層10に対してH2SO4とH22とH2O との混合溶液をエッチャントとするウェットエッチングを行なって、光取り出し層10におけるn側電極形成領域2aの上側部分を除去する。続いて、第2のレジストパターン32をマスクとして、塩素(Cl2 )を主成分とする反応性イオンエッチングにより、第2の半導体層4、活性層3及び第1の半導体層2の上部に対してドライエッチングを行なう。このとき、ウェットエッチングは等方性であり、反応性イオンエッチングのサイドエッチにより、n側電極形成領域2aは、第2のレジストパターン32の開口部32aの開口幅よりも大きくなる。
次に、図3(b)に示すように、例えばスパッタ法又は真空蒸着法により、第2のレジストパターン32の上に、TiとAlとの積層体からなる電極形成膜22Aを堆積する。前述したように、第2のレジストパターン32の開口部32aの開口幅は、n側電極形成領域2aよりも小さいため、電極形成膜22Aの端部が光取り出し層10の端面と接触することがない。
次に、図3(c)に示すように、有機溶液により、第2のレジストパターン32を除去することにより、第2のレジストパターン32とその上の電極形成膜22Aとが選択的に除去されて、第1の半導体層2のn側電極形成領域2a上にn側電極22が形成される。
なお、第1の実施形態においては、p側電極21をn側電極22よりも先に形成したが、p側電極21とn側電極22との形成順序は問われない。但し、n側電極22をp側電極21よりも先に形成すると、後からp側電極21を形成する際の第1のレジストパターン31がn側電極22の上側にも入り込むため、第1のレジストパターン31の除去時に該第1のレジストパターン31が残渣となるおそれがある。このため、p側電極21をn側電極22よりも先に形成するのが好ましい。
その後は、図示はしていないが、ダイシング装置を用いて、ウエハ1Aから、平面寸法が300μm×300μmのチップ状に各素子を切り出し、パッケージに実装する。その後、p側配線23及びn側配線24を形成して図1(a)に示す半導体発光装置を得る。
(第1の実施形態の一変形例)
以下、本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導体発光装置について図4を参照しながら説明する。図4(a)及び図4(b)において、図1(a)及び図1(b)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、本変形例に係る半導体発光装置は、酸化チタンからなる微粒子を70%の体積比で含むシリコーン樹脂材からなる光取り出し層10Aが、半導体発光装置の上面及び側面の全面にわたって形成されている。すなわち、図4(b)の断面図に示すように、放熱板7と接する底面を除くすべての露出面上に光取り出し層10Aが形成されている。
活性層3から出射される発光光は、様々な方向に出射されるため、半導体積層体5の側方や下方(基板1方向)にも出射される。従って、活性層3からの発光光は半導体積層体5の側面においても全反射が生じないことが望ましい。
本変形例においては、半導体積層体5の側面上及び基板1の側面上にも微粒子を含むシリコーン樹脂材からなる光取り出し層10Aを設けているため、発光光の取り出し効率をさらに高めることができる。
本変形例に係る半導体発光装置は、光取り出し層10Aを設けない構成と比べ、光取り出し効率が約2倍に向上する。
本変形例に係る半導体発光装置の製造方法の概略は以下の通りである。まず、ウエハ状態の半導体積層体5に、光取り出し層10Aを設けずにp側電極21及びn側電極22を形成し、この状態でチップ状に分割する。その後、図4(b)に示すように、チップ状に分割された半導体発光装置を放熱板7の上に実装する。続いて、p側電極21及びn側電極22にそれぞれp側配線23及びn側配線24を形成した後、チップ状の半導体発光装置の上に微粒子を含む硬化前のシリコーン樹脂材を滴下して、図4(a)の状態を得る。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光装置について図5を参照しながら説明する。図5において、図1(b)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図5に示すように、第2の実施形態に係る半導体発光装置は、酸化チタンからなる微粒子を70%の体積比で含むシリコーン樹脂材からなる光取り出し層10Bの表面に凹凸形状10bが形成されている。この凹凸形状10bは周期性を持たない。
表面に凹凸形状10bを有する光取り出し層10Bの場合は、その内部において同一方向から入射される発光光であっても、光取り出し層10Bに対する入射位置によって入射角が異なる。すなわち、光取り出し層10Bの表面が平坦である場合はその表面で全反射を起こすような方向から入射された発光光であっても、表面に凹凸形状10bが形成されることによって、臨界角以上の角度で入射された発光光でもその一部は臨界角未満となる。その結果、より多くの発光光を外部に取り出すことができるので、光取り出し効率が向上する。
第2の実施形態に係る半導体発光装置は、光取り出し層10Bを設けない構成と比べ、光取り出し効率が約2〜2.5倍に向上する。
第2の実施形態に係る半導体発光装置における光取り出し層10Bの製造方法は以下の通りである。まず、半導体積層体5の上面に酸化チタンからなる微粒子を含むシリコーン樹脂材を塗布した後、塗布されたシリコーン樹脂材を熱により硬化する。その後、硬化したシリコーン樹脂材の表面をH2SO4とH22とH2O との混合溶液に30秒間程度さらす。但し、混合溶液の組成及び温度によってはさらす時間を適宜変更する必要がある。この溶液処理により、シリコーン樹脂材の表面に荒れが生じ、凹凸形状10bが形成される。なお、この溶液処理はウエハのダイシングの直前に行なうのが好ましい。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る半導体発光装置について図6を参照しながら説明する。図6(a)及び図6(b)において、図1(a)及び図1(b)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第3の実施形態に係る半導体発光装置は、酸化チタンからなる微粒子を70%の体積比で含むシリコーン樹脂材からなる光取り出し層10Cの表面に2次元周期を持つ凹凸形状10cが形成されている。ここでは、凹凸形状10cにおける周期は0.4μmとし、凹凸形状10cにおける高低差は0.15μmとしている。
前述したように、光取り出し層10Cの表面に2次元周期構造を持つ凹凸形状10cを形成することにより、透過光に回折ベクトルの効果が現われるため、臨界角以上の方向から入射される発光光であっても臨界角未満に収まるようになるので、光取り出し効率をより一層向上させることができる。
また、第3の実施形態においては、凹凸形状10bを溶液にさらして形成する第2の実施形態と比べて、凹凸形状10cにおける凹凸パターンを正確に制御できるため、素子ごとの光学特性が均一化する。
第3の実施形態に係る半導体発光装置は、光取り出し層10Cを設けない構成と比べ、光取り出し効率が約3倍に向上する。
第3の実施形態に係る半導体発光装置における光取り出し層10Cの製造方法を図7を用いて説明する。
まず、半導体積層体5の上面に酸化チタンからなる微粒子を含むシリコーン樹脂材を塗布した後、塗布した樹脂材を硬化する前に、押圧面に凹凸パターン33aを有する炭化ケイ素(SiC)からなる金型33を樹脂材の表面に押圧する。これにより、硬化前のシリコーン樹脂材の表面には、凹凸パターン33aが反転された凹凸形状10cが転写される。その後、凹凸形状10cが転写されたシリコーン樹脂材を熱硬化することにより、光取り出し層10Cを形成する。
このようなプレス加工によって凹凸形状10cを形成する方法は、コンパクトディスク等の光ディスクの製造分野で用いられていることから分かるように、生産性が高く且つ低コストである。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る半導体発光装置について図8を参照しながら説明する。図8において、図1(b)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図8に示すように、第4の実施形態に係る半導体発光装置に設ける光取り出し層10Dは、半導体積層体5側から順次形成された、酸化チタンからなる微粒子を含むシリコーン樹脂材である第1樹脂層41及び該第1樹脂層41よりも微粒子の添加量が少ない第2樹脂層42により構成されている。
第1樹脂層41は、厚さが0.07μmで且つ酸化チタンの含有量は70%であり、その実効屈折率は2.16である。これに対し、第2樹脂層42は、厚さが0.07μmで且つ酸化チタンの含有量は30%であり、その実効屈折率は1.84である。
第4の実施形態においては、光取り出し層10Dを出射方向に向かって屈折率が小さくなる積層構造を採ることにより、第2樹脂層42と空気の界面付近における樹脂の屈折率は、空気の屈折率と近くなる。
例えば、樹脂材に酸化チタンを添加しない従来の光取り出し層の場合には、第2の半導体層4と光取り出し層との臨界角は42°となり、光取り出し層と空気との臨界角は28°となり、活性層3からの発光光の取り出し効率は十分ではない。
これに対し、屈折率を2段階に変えた光取り出し層10Dを設けた第4の実施形態の場合には、第2の半導体層4と第1樹脂層41との臨界角は64°となり、第1樹脂層41と第2樹脂層42との臨界角は58°となり、第2樹脂層42と空気との臨界角は37°となる。従って、活性層3からの発光光をより多く取り出すことができる。
第4の実施形態に係る半導体発光装置は、光取り出し層10Dを設けない構成と比べ、光取り出し効率が約1.5倍に向上する。
第4の実施形態に係る光取り出し層10Dの製造方法は、上記の構成の第1樹脂層41及び第2樹脂層41を半導体積層体5の上に順次成膜すればよい。但し、第2樹脂層42は第1樹脂層41を硬化させた後に成膜する。
なお、光取り出し層10Dは必ずしも2層に限られず、出射方向に沿って屈折率を小さくなるように設けた3層以上で構成してもよい。
(第4の実施形態の一変形例)
また、第4の実施形態の一変形例として、図9に示すように、屈折率が出射方向で異なる光取り出し層10Eを、一の樹脂層の微粒子の分布(密度)を出射方向に向かって連続的に小さくすることにより構成してもよい。
ここでは、光取り出し層10Eの厚さは0.2μmとし、光取り出し層10Eにおける酸化チタンの体積比は、半導体積層体5側で70%であり、半導体積層体5の反対側で30%であり、酸化チタンの分布は連続的に変化している。
このような分布は、例えば、体積比が40%の酸化チタンを含むシリコーン樹脂材を半導体積層体5に上に塗布した後、温度が約20℃の暗所に1時間程度放置する。この温度では、シリコーン樹脂は効果しない。このように未硬化状態で放置すると、添加された酸化チタンの一部が重力により樹脂内の下部に沈殿するため、樹脂内に酸化チタンの分布を形成することができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図10(a)及び図10(b)は本発明の第5の実施形態に係る半導体発光装置であって、図10(a)は断面構成を示し、図10(b)は図10(a)における半導体発光装置の光取り出し層近傍を拡大して示している。なお、本実施形態に係る半導体発光装置の斜視図は、図1(a)に示す第1の実施形態と同様である。
第5の実施形態に係る半導体発光装置は、第1の実施形態に係る半導体発光装置と同様の発光ダイオード素子である。基板1から半導体積層体5までの構成は第1の実施形態に係る半導体発光装置と同様である。
ここで、活性層3は、発光色が波長が約460nmの青色となるようにInGaNにおけるIn組成が調整されている。
図10(a)に示すように、光半導体積層体5の上に、光取り出し層100が形成されている。図10(b)に示すように、光取り出し層100は、厚さ330nmであり、屈折率が1.77のAl23層100bの中に一辺が90nmの立方体で且つ青色光に対して透明で且つその屈折率が2.4の酸化チタン(TiO2 )からなる微粒子100aが添加されている。この微粒子は、粒子の一辺の大きさが90nmであり、Al23層100b中の青色光の波長である260nmと比べて十分に小さいため、発光光を散乱することがない。
第5の実施形態においては、Al23層100b中に、体積比で約27%の酸化チタンを含ませている。これにより、酸化チタンを含有した光取り出し層100の実効屈折率は、約1.94となる。従って、屈折率が2.4の第2の半導体層4と光取り出し層100の界面である光取り出し面6における臨界角は上述した式(2)から約54°となる。
このように、第5の実施形態によると、第2の半導体層4と光取り出し層100との間の臨界角を大きくすることができ、光取り出し効率は向上する。
以下、前記のような構成を持つ半導体発光装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図11(a)〜図11(d)は本発明の第5の実施形態に係る半導体発光装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。ここでは、ダイオード素子を一素子分しか描いていないが、実際にはエピタキシャル成長用基板として、径が5.1cm(2インチ)のウエハを用いており、1枚のウエハで約2000個の素子が同時に処理される。
まず、第1の実施形態と同様に有機金属気相成長(MOVPE)法により、半導体積層体5を得る。なお、ここでは、第2の半導体層4の上部のみを示している。その後、図11(a)に示すように、スパッタ法を用いて、第2の半導体層4の上に厚さが50nmの第1のAl23層100b1 を形成する。
次に、図11(b)に示すように、第1のAl23層100b1 の上に厚さが90nmの酸化チタン層を積層し、積層された酸化チタン層に対してパターニング及びエッチングを行って、それぞれ1辺が90nmで且つ平面形状が正方形の複数の微粒子100aを形成する。
次に、図11(c)に示すように、スパッタ法により、第1のAl23層100b1 の上に微粒子100aを含む全面にわたって第2のAl23層100b2 を形成し、第1のAl23層100b1 上の微粒子100aを第2のAl23層100b2 により埋める。
次に、図11(d)に示すように、第2のAl23層100b2 の上に厚さが90nmの酸化チタン層を積層し、積層された酸化チタン層に対してパターニング及びエッチングを行って、それぞれ1辺が90nmで且つ平面形状が正方形の複数の微粒子100aを形成する。続いて、スパッタ法により、第2のAl23層100b2 の上に微粒子100を埋めるように、第3のAl23層100b3 を形成する。このように、第5の実施形態においては、Al23層100bは、第1第1のAl23層100b1 、第2のAl23層100b2 及び第3のAl23層100b3 により構成される。
その後、第1の実施形態と同様な工程により、図10(a)に示す半導体発光装置を得る。
なお、第5の実施形態においては、微粒子100aの形状を立方体としたが、Al23層100b中の青色光の波長である260nmと比べて十分に小さい粒子であればどのような形状でもよい。例えば、表面形状が長方形、円型、楕円形、三角形、五角形又は六角形等の多角形状を有する立体であってもよい。また、立体として例えば、錐体、錘台、円柱又は半球であってもよい。
また、第5の実施形態においては、微粒子100aの材料に酸化チタン(TiO2 )を用いたが、これに限られず、酸化ハフニウム、酸化セリウム、酸化ニオブ、酸化タンタル、窒化ガリウム、窒化アルミニウム又は酸化亜鉛を用いることができる。
また、第5の実施形態において、光取り出し層100に含める微粒子100aを、第2のAl23層100b2 と第3のAl23層100b3 とに形成して、微粒子100aが2層構造となるようにしたが、光取り出し層100を透過する発光光にとって光取り出し層100が均質な材料のようにみえる限りにおいては、微粒子100aが1層であっても、また3層以上の多層構造であってもよい。
また、第4の実施形態の一変形例のように、微粒子100a形成密度を出射方向に向かって連続的に小さくする構成としてもよい。
また、Al23層100bに代えて、SiO2又はMgOを用いることができる。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図12は本発明の第6の実施形態に係る半導体発光装置の断面構成を示している。なお、第6の実施形態に係る半導体発光装置の斜視図は、図1(a)に示す第1の実施形態と同様である。
第6の実施形態に係る半導体発光素子は、第1の実施形態に示す半導体発光装置120における光取り出し層10の上にYAG蛍光体を含む樹脂材130が塗布されている。
このような構成とすることにより、半導体発光装置120から出射される青色発光光と、該青色発光光がYAG蛍光体を励起して生じる発光光とにより、白色光を得ることができる。青色発光光の取り出し効率が高い分、従来よりも光取り出し効率が高い白色発光ダイオードを得ることができる。
(第6の実施形態の第1変形例)
図13は本発明の第6の実施形態の第1変形例に係る半導体発光装置の断面構成を示している。
第1変形例に係る半導体発光装置は、マウント131の上に固着された第1の実施形態に係る半導体発光装置120がYAG蛍光体を含む樹脂材130により覆われて形成されている。
このような構成とすることにより、半導体発光装置120から出射される青色発光光と、該青色発光光がYAG蛍光体を励起して生じる発光光とにより、白色光を得ることができる。青色発光光の取り出し効率が高い分、従来よりも光取り出し効率が高い白色発光ダイオードを得ることができる。
(第6の実施形態の第2変形例)
図14は本発明の第6の実施形態の第2変形例に係る半導体発光装置の断面構成を示している。
第2変形例に係る半導体発光装置は、マウント131の上に固着された第1の実施形態の一変形例に係る半導体発光装置120AがYAG蛍光体を含む樹脂材130により覆われて形成されている。
このような構成とすることにより、半導体発光装置110Aから出射される青色発光光と、該青色発光光がYAG蛍光体を励起して生じる発光光とにより、白色光を得ることができる。第2変形例においては、青色発光光が半導体発光装置120Aの上面からだけでなく、側面からも効率良く青色発光光を取り出すことができるため、光取り出し効率が一層向上した白色発光ダイオードを得ることができる。
なお、第1〜第6の各実施形態において、樹脂材に添加する微粒子は、酸化チタンに限られず、発光光に対して透明で且つその屈折率が樹脂材よりも大きい材料であり、さらに粒子径が発光波長よりも小さければ、本発明に適用することができる。
例えば、酸化チタン(TiO2 )にニオブ(Nb)を添加したNb−TiO2 は屈折率が2.7と十分に高い。このNb−TiO2 からなる微粒子を樹脂材に添加すれば、さらに光取り出し効率を向上させることができる。
さらには、樹脂材に添加する微粒子として、屈折率が1.95の酸化ハフニウム(HfO2 )、屈折率が2.2の酸化セリウム(CeO2 )、屈折率が2.33の酸化ニオブ(Nb25)、屈折率が2.16の酸化タンタル(Ta25)、屈折率が2.4の窒化ガリウム(GaN)、屈折率が2.1〜2.2の窒化アルミニウム(AlN)又は屈折率が2.1の酸化亜鉛(ZnO)を用いることができる。
また、各実施形態においては、半導体積層体5にIII-V族窒化物化合物半導体すなわちGaN系半導体を用いたが、これに代えて、AlGaAs系半導体、InGaAlP系半導体又はInGaAsP系半導体等を用いた化合物半導体に対しても同様な効果を得ることができる。
また、第1〜第6の各実施形態において、光取り出し層10として屈折率が小さい材料(樹脂材又はAl23)からなる層と、それより屈折率が大きい粒子(TiO2 )とを用いて光取り出し層を構成し、光取り出し層の屈折率を空気と半導体積層体との間の値にしたが、これに限られない。例えば、これとは逆に、屈折率が大きい材料(例:TiO2 )からなる層と、それより屈折率が小さい粒子(例:SiO2 )とを用いて光取り出し層を形成してもよい。
また、第1〜第4及び第6の実施形態において、樹脂層の材料としてはシリコーン樹脂材を用いたがこれに限られず、例えば、アクリル樹脂材を用いることができる。
本発明に係る半導体発光装置及びその製造方法は、光取り出し効率を簡便に且つ確実に向上させることができ、ディスプレイ装置又は照明装置等の光源に用いる発光ダイオード装置又は半導体レーザ装置等に有用である。
(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体発光装置を示し、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のIb−Ib線における断面図である。 (a)〜(f)は本発明の第1の実施形態に係る半導体発光装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体発光装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導体発光装置を示し、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のIVb−IVb線における断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光装置を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第3の実施形態に係る半導体発光装置を示し、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のVIb−VIb線における断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光装置における光取り出し層の製造方法を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体発光装置を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態の一変形例に係る半導体発光装置を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第5の実施形態に係る半導体発光装置を示し、(a)は断面図であり、(b)は光取り出し層近傍の部分拡大断面図である。 (a)〜(d)は本発明の第5の実施形態に係る半導体発光装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 は本発明の第6の実施形態に係る半導体発光装置の断面図である。 は本発明の第6の実施形態の第1変形例に係る半導体発光装置の断面図である。 は本発明の第6の実施形態の第2変形例に係る半導体発光装置の断面図である。 第1の従来例に係る発光ダイオード装置と光の出射方向とを示す断面図である。 第2の従来例に係る発光ダイオード装置を示す断面図である。
符号の説明
1 基板
1A ウエハ
2 第1の半導体層
2a n側電極形成領域
3 活性層
4 第2の半導体層
4a p側電極形成領域
5 半導体積層体
6 光取り出し面
7 放熱板
10 光取り出し層
10A 光取り出し層
10B 光取り出し層
10b 凹凸形状
10C 光取り出し層
10c 凹凸形状
10D 光取り出し層
10E 光取り出し層
21 p側電極
21A 電極形成膜
22 n側電極
22A 電極形成膜
23 p側配線
24 n側配線
31 第1のレジストパターン
31a 開口部
32 第2のレジストパターン
32a 開口部
33 金型
33a 凹凸パターン
41 第1樹脂層
42 第2樹脂層
100 光取り出し層
100a 微粒子
100b Al23
100b1 第1のAl23
100b2 第2のAl23
100b3 第3のAl23
120 半導体発光装置
120A 半導体発光装置
130 樹脂材
131 マウント

Claims (11)

  1. 発光層と、
    前記発光層の上に形成され、粒子を含む光取り出し層とを備え、
    前記粒子の最大寸法は、前記光取り出し層内部における発光光の波長よりも小さいことを特徴とする発光装置。
  2. 前記粒子の前記発光光に対する屈折率は、前記光取り出し層の前記発光光に対する屈折率よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 発光層を含む複数の半導体が積層されてなる半導体積層体と、
    前記半導体積層体の少なくとも一部の表面上に形成された樹脂材からなる光取り出し層とを備え、
    前記樹脂材は粒子を含み、
    前記粒子の発光光に対する屈折率は前記樹脂材の前記発光光に対する屈折率よりも大きく、且つ、前記粒子の径は前記樹脂材内部における前記発光光の波長よりも小さいことを特徴とする半導体発光装置。
  4. 前記光取り出し層の表面には凹凸形状が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光装置。
  5. 前記凹凸形状は周期構造を有していることを特徴とする請求項4に記載の半導体発光装置。
  6. 前記粒子はその密度が前記出射光の出射方向に沿って小さくなるように添加されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光装置。
  7. 前記光取り出し層は、前記半導体積層体側から順次形成された第1層及び第2層からなり、前記第2層に添加される前記粒子の量は前記第1層に添加される前記粒子の量よりも少ないことを特徴とする請求項6に記載の半導体発光装置。
  8. 前記半導体積層体に形成され、前記発光層にキャリアを注入する電極と、
    前記電極と接続された配線とをさらに備え、
    前記光取り出し層の端面は、前記電極及び前記配線と間隔をおいて形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体発光装置。
  9. 前記光取り出し層は前記発光層の上面及び側面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光装置。
  10. ウエハ状態の基板上に、第1の半導体層、発光層及び第2の半導体層を順次積層することにより、半導体積層体を形成する工程(a)と、
    前記半導体積層体の上に、粒子を含む樹脂材からなる光取り出し層を形成する工程(b)と、
    前記光取り出し層における前記第2の半導体層の第1の電極形成領域の上側部分を選択的に除去することにより、前記第1の電極形成領域を露出する工程(c)と、
    露出した前記第1の電極形成領域の上に第1の電極を形成する工程(d)と、
    前記光取り出し層、第2の半導体層及び発光層における前記第1の半導体層の第2の電極形成領域の上側部分を選択的に除去することにより、前記第2の電極形成領域を露出する工程(e)と、
    露出した前記第2の電極形成領域の上に第2の電極を形成する工程(f)と、
    前記光取り出し層、第1の電極及び第2の電極が形成された前記半導体積層体を有するウエハ状態の基板をチップ状に分割する工程(g)とを備え、
    前記樹脂材は、前記半導体積層体の前記発光層からの出射光に対する第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率を有し、
    前記粒子は、前記出射光に対して透明であって前記第2の屈折率よりも大きい第3の屈折率を有し且つ前記出射光の前記樹脂材内部における波長よりも小さい径を有することを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  11. 前記工程(b)は、前記樹脂材を前記半導体積層体の上に成膜した後、成膜された前記樹脂材が硬化するよりも前に、前記樹脂材の表面に凹凸形状を有する金型を押圧して前記凹凸形状を前記樹脂材の表面に転写することにより、前記光取り出し層の表面に凹凸形状を形成する工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体発光装置の製造方法。
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