JP2007035731A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体集積回路素子との接続信頼性が高いとともに、配線導体に剥がれが発生し難く、かつ配線導体間の電気的絶縁信頼性に優れる配線基板を提供することである。
【解決手段】 最外層の絶縁層4上に半導体素子接続用の帯状配線導体5aが複数並んで形成されているとともに、帯状配線導体5aの一部に半導体素子101の電極端子101aがフリップチップ接続される素子接続パッド5apが形成されており、かつ最外層の絶縁層4上および帯状配線導体5a上に、前記素子接続パッド5apを露出させる開口部6aを有するソルダーレジスト層6が被着されている配線基板であって、素子接続パッド5apはその幅寸法がその両端から中央部に向けて徐々に広くなっているとともに、ソルダーレジスト層6は帯状配線導体5aを素子接続パッド5apの少なくとも両端まで覆っている配線基板である。
【選択図】 図2

Description

本発明は配線基板に関し、より詳細には、例えばペリフェラル型の半導体集積回路素子をフリップチップ接続により搭載するのに好適な配線基板に関する。
従来から、半導体集積回路素子として、多数の電極端子を、その一方の主面の外周に沿って配設した、いわゆるペリフェラル型の半導体集積回路素子がある。このような半導体集積回路素子を配線基板に搭載する方法として、フリップチップ接続により接続する方法がある。フリップチップ接続とは、配線基板上に設けた半導体素子接続用の配線導体の一部を半導体集積回路素子の電極端子の配置に対応した並びに露出させ、この半導体素子接続用の配線導体の露出部と前記半導体集積回路素子の電極端子とを対向させ、これらを例えば半田バンプを介して電気的に接続する方法である。
図7は、ペリフェラル型の半導体集積回路素子をフリップチップ接続により搭載する従来の配線基板を示す概略断面図であり、図8は、図7の配線基板を示す平面図である。図7および図8に示すように、従来の配線基板120は、上面から下面にかけて第一の配線導体102が配設された絶縁基板103の上下面に絶縁層104と第二の配線導体105とが交互に積層され、さらに、その最表面には保護用のソルダーレジスト層106が被着されている。
絶縁基板103の上面から下面にかけては複数のスルーホール107が形成されており、絶縁基板103の上下面およびスルーホール107の内面には第一の配線導体102が被着され、スルーホール107の内部には埋め込み樹脂108が充填されている。絶縁層104には、それぞれに複数のビアホール109が形成されており、各絶縁層104の表面およびビアホール109の内面には、第二の配線導体105がそれぞれ被着形成されている。
そして、複数の第二の配線導体105のうち、配線基板120の上面側における最外層の絶縁層104上に被着された一部が、半導体集積回路素子101の電極端子101aに半田バンプ110を介して電気的に接続される半導体素子接続用の帯状配線導体105aを構成し、この帯状配線導体105aのうち、ソルダーレジスト層106から露出した素子接続パッド105apに、半導体集積回路素子101の電極端子101aが半田バンプ110を介して電気的に接続される。また、配線基板120の下面側における最外層の絶縁層104上に被着された一部が、外部電気回路基板の配線導体に電気的に接続される外部接続用の配線導体105bを構成し、この外部接続用の配線導体105bのうち、ソルダーレジスト層106から露出した外部接続パッド105bpに、外部電気回路基板の配線導体が半田ボール111を介して電気的に接続される。
ソルダーレジスト層106は、最外層の第二の配線導体105を保護するとともに素子接続パッド105apや外部接続パッド105bpを画定する。このようなソルダーレジスト層106は、感光性を有する熱硬化性樹脂ペーストまたはフィルムを第二の配線導体105が形成された最外層の絶縁層104上に積層したのち、素子接続パッド105apや外部接続パッド105bpを露出させる開口部を有するように露光および現像し、硬化させることにより形成される。
なお、図8に示すように、上面側のソルダーレジスト層106は、素子接続パッド105apを露出させるスリット状の開口部106aを有しており、開口部106aの幅に対応した長さで帯状配線導体105aの一部を露出させることにより長方形状の素子接続パッド105apを画定している。
そして、この配線基板120においては、素子接続パッド105apに予め半田バンプ110を形成しておき、半導体集積回路素子101の電極端子101aと半田バンプ110を当接させた状態で加熱し、半田バンプ110を溶融させ、半導体集積回路素子101の電極端子101aと素子接続パッド105apとを半田バンプ110を介して電気的に接続する。ついで、半導体集積回路素子101と配線基板120との間の隙間にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成るアンダーフィルと呼ばれる充填樹脂(不図示)を充填し、半導体集積回路素子101が配線基板120上に実装される。
ここで、素子接続パッド105apに半田バンプ110を形成するには、ソルダーレジスト層106から露出する素子接続パッド105apの表面にペースト状あるいは粒状の半田を付着させた後、これを加熱して半田を溶融させ、溶融した半田を素子接続パッド105apの露出表面に濡れ広がらせるとともに、溶融した半田の表面張力により素子接続パッド105ap上に半田の溜まりを形成する方法が採用されている。このような方法で形成される半田バンプ110のうち、前記半田の溜まりを介して電極端子101aと素子接続パッド105apとが電気的に接続される。
しかしながら、従来の配線基板120では、ソルダーレジスト層106から露出する素子接続パッド105apは長方形状であるので、この素子接続パッド105apに半田バンプ110を形成する際には、溶融した半田の表面張力が一点に集中し難く、形成される半田の溜まりの位置にばらつきが発生してしまう。その結果、半導体集積回路素子101の電極端子101aと配線基板120の素子接続パッド105apとを半田バンプ110を介して電気的に接続する際には、半導体集積回路素子101の電極端子101aと半田バンプ110との全てを良好に当接させることができず、半導体集積回路素子101の電極端子101aと配線基板120の素子接続パッド105apとを半田バンプ110を介して信頼性高く接続することができないという問題点を有していた。
そこで、例えば特許文献1では、接続パッドよりも幅寸法の狭い配線パターンを接続パッドと連続的に形成し、接続パッドおよび配線パターンをソルダーレジストから露出させるとともに、露出した接続パッドおよび配線パターンに半田を付着させ、これを加熱して半田を溶融させることにより、幅が広い接続パッド上に半田の瘤を形成する基板が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載されているような基板は、接続パッドの幅寸法よりも狭い幅寸法の配線パターンがソルダーレジストで覆われずに露出した状態となる。このような幅寸法の狭い配線パターンがソルダーレジストで覆われずに露出している構成である場合には、該配線パターンに剥がれが発生し易いとともに、外部環境の水分や異物等の影響を受け易くなるので、隣接する配線パターン間の電気的な絶縁信頼性が低下してしまうという問題がある。
特許第3420076号公報
本発明の課題は、素子接続パッドの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプが良好に形成され、それにより半導体集積回路素子の電極端子と素子接続パッドとを半田バンプを介して接続信頼性高く接続することができるとともに、素子接続パッドが形成された帯状配線導体に剥がれが発生し難く、かつ隣接する帯状配線導体間の電気的な絶縁信頼性に優れる配線基板を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、半導体素子接続用の帯状配線導体の一部として形成された素子接続パッドの幅寸法をその両端から中央部へ向けて徐々に広くするとともに、前記帯状配線導体を前記素子接続パッドの少なくとも両端までソルダーレジスト層で覆うことにより、素子接続パッド上に半田を付着させた後、該半田を加熱溶融させると、素子接続パッドの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプを良好に形成することができるとともに、帯状配線導体に剥離が発生しにくく、かつ隣接する帯状配線導体間の絶縁信頼性に優れた配線基板が得られるという新たな知見を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明における配線基板は、以下の構成からなる。
(1)絶縁層と配線導体とが交互に積層されており、最外層の絶縁層上に半導体素子接続用の帯状配線導体が複数並んで形成されているとともに、該帯状配線導体の一部に半導体素子の電極端子がフリップチップ接続される素子接続パッドが形成されており、かつ前記最外層の絶縁層上および前記帯状配線導体上に、前記素子接続パッドを露出させる開口部を有するソルダーレジスト層が被着されている配線基板であって、前記素子接続パッドはその幅寸法がその両端から中央部に向けて徐々に広くなっているとともに、前記ソルダーレジスト層は前記帯状配線導体を前記素子接続パッドの少なくとも両端まで覆っていることを特徴とする配線基板。
(2)前記素子接続パッドは、前記中央部の幅寸法が前記ソルダーレジスト層の開口部から露出した位置での素子接続パッドの幅寸法よりも1〜10μm広いことを特徴とする前記(1)記載の配線基板。
(3)前記素子接続パッドに、該素子接続パッドの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプが形成されていることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の配線基板。
本発明の配線基板によれば、素子接続パッドは前記両端から中央部に向けてその幅寸法が徐々に広くなっているので、この素子接続パッド上に半田を付着させた後、該半田を加熱溶融させると、溶融した半田はその表面張力により素子接続パッドの幅寸法が広くなった中央部に集まってくるので、素子接続パッドの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプが良好に形成される。したがって、本発明の配線基板によれば、半導体集積回路素子の電極端子と素子接続パッドとを半田バンプを介して接続する際、半導体集積回路素子の電極端子と半田バンプとが良好に当接し、その結果、半導体集積回路素子の電極端子と素子接続パッドとを半田バンプを介して信頼性高く接続することができる。また、ソルダーレジスト層は帯状配線導体を素子接続パッドの少なくとも両端まで覆っていることから、帯状配線導体に剥離が発生し難く、かつ隣接する帯状配線導体間の絶縁信頼性に優れた配線基板となる。
以下、本発明にかかる配線基板の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、ペリフェラル型の半導体集積回路素子をフリップチップ接続により搭載する本実施形態にかかる配線基板を示す概略断面図であり、図2は、図1の配線基板を示す平面図である。また図3は、図2のソルダーレジスト層の開口部付近を示す拡大平面図である。
図1,図2に示すように、本実施形態にかかる配線基板10は、上面から下面にかけて第一の配線導体2が配設された絶縁基板3の上下面に絶縁層4と第二の配線導体5とが交互に積層され、さらに、その最表面には保護用のソルダーレジスト層6が被着されて成る。
絶縁基板3は、厚みが0.3〜1.5mm程度であり、例えばガラス繊維束を縦横に織ったガラスクロスにビスマレイミドトリアジン樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた電気絶縁材料から成り、配線基板10のコア部材として機能する。
絶縁基板3には、その上面から下面にかけて直径が0.05〜0.3mm程度の複数のスルーホール7が形成されており、絶縁基板3の上下面およびスルーホール7の内面には、第一の配線導体2が被着されている。第一の配線導体2は、絶縁基板3の上下面では、主として銅箔から形成されており、スルーホール7内面では、無電解銅めっきおよびその上の電解銅めっきから形成されている。
また、スルーホール7内部には、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成る埋め込み樹脂8が充填されており、絶縁基板3の上下面に形成された第一の配線導体2同士がスルーホール7内の第一の配線導体2を介して電気的に接続されている。
このような絶縁基板3は、ガラス織物に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させたシートの上下面に第一の配線導体2用の銅箔を貼着した後、そのシートを熱硬化させ、これに上面から下面にかけてスルーホール7用のドリル加工を施すことにより製作される。
第一の配線導体2は、絶縁基板3用のシートの上下全面に、厚みが3〜50μm程度の銅箔を上述のように貼着しておくとともに、これらの銅箔および絶縁基板3にスルーホール7を穿孔した後、このスルーホール7の内面および銅箔表面に無電解銅めっきおよび電解銅めっきを順次施し、次にスルーホール7内を埋め込み樹脂8で充填した後、この上下面の銅箔および銅めっきをフォトリソグラフィ技術を用いて所定のパターンにエッチング加工することにより絶縁基板3の上下面およびスルーホール7の内面に形成される。
埋め込み樹脂8は、スルーホール7を塞ぐことによりスルーホール7の直上および直下に絶縁層4を形成可能とするためのものであり、未硬化のペースト状の熱硬化性樹脂をスルーホール7内にスクリーン印刷法により充填し、これを熱硬化させた後、その上下面を略平坦に研磨することにより形成される。
絶縁基板3の上下面に積層された絶縁層4は、それぞれの厚みが20〜60μm程度であり、絶縁基板3と同様にガラスクロスに熱硬化性樹脂を含浸させた電気絶縁材料や、あるいはエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂に酸化ケイ素等の無機フィラーを分散させた電気絶縁材料から成る。また、各絶縁層4には、直径が30〜100μm程度の複数のビアホール9が形成されている。
各絶縁層4の表面およびビアホール9内面には、無電解銅めっきおよびその上の電解銅めっきから成る第二の配線導体5が被着形成されている。そして、絶縁層4を挟んで上層に位置する配線導体5と下層に位置する配線導体5とをビアホール9内の配線導体5を介して電気的に接続することにより高密度配線が立体的に形成される。
複数の第二の配線導体5のうち、配線基板10の上面側における最外層の絶縁層4上に被着された一部が半導体集積回路素子101の電極101aと半田等の半田バンプ110を介して電気的に接続される素子接続パッド5apを有する半導体素子接続用の帯状配線導体5aを形成し、配線基板10の下面側における最外層の絶縁層4上に被着された一部が、外部電気回路基板の配線導体と電気的に接続される外部接続パッド5bpを有する外部接続用の配線導体5bを形成する。
そして、半導体素子接続用の帯状配線導体5aは、図2に示すように、半導体集積回路素子101の外周部に対応する位置を半導体集積回路素子101の外周辺に対して直角な方向に延びるようにして所定のピッチで複数並んで設けられており、その上には半導体集積回路素子101の電極端子101aに対応する位置に、半田バンプ110が形成される素子接続パッド5apが形成されている。
このような第二の配線導体5は、セミアディティブ法といわれる方法により形成される。セミアディティブ法は、例えば、ビアホール9が形成された絶縁層4の表面に電解めっき用の下地金属層を無電解銅めっきにより形成し、その上に第二の配線導体5に対応した開口を有するめっきレジスト層を形成し、次に、下地金属層を給電用の電極として開口から露出する下地金属層上に電解銅めっきを施し第二の配線導体5を形成し、めっきレジストを剥離した後、露出する下地金属層をエッチング除去することによって各第二の配線導体5を電気的に独立させる方法である。
そして、最外層の絶縁層4およびその上の第二の配線導体5上には、ソルダーレジスト層6が被着されている。該ソルダーレジスト層6は、最外層の第二の配線導体5を熱や外部環境から保護するための保護膜であり、上面側のソルダーレジスト層6は、素子接続パッド5apを露出させるようにして、また下面側のソルダーレジスト層6は、外部接続パッド5bを露出させるようにして、それぞれ被着されている。
また、上面側のソルダーレジスト層6は、図2に示すように、素子接続パッド5apを露出させるスリット状の開口部6aを有しており、該開口部6aの幅に対応した長さで帯状配線導体5aの一部を露出させることにより所定形状の素子接続パッド5apを画定している。
ここで、本実施形態にかかる素子接続パッド5apは、図3に示すように、その幅寸法がその両端から中央部に向けて徐々に広くなっている。これにより、該素子接続パッド5apの上に半田を付着させた後、該半田を加熱溶融させると、溶融した半田はその表面張力により素子接続パッド5apの中央部に集まってくるので、素子接続パッド5apの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプ110が良好に形成される。すなわち、この素子接続パッド5ap上に形成される半田の溜まりは、素子接続パッド5apの中央部に確実に形成されるので、半田の溜まりが形成される位置にばらつきが発生することがない。このため、該半田バンプ110を介して半導体集積回路素子101の電極端子101aと素子接続パッド5apとを電気的に接続する際には、半導体集積回路素子101の電極端子101aと半田バンプ110とが良好に当接することができ、その結果、半導体集積回路素子101の電極端子101aと素子接続パッド5apとを半田バンプ110を介して信頼性高く接続することができる。
さらに、本実施形態にかかるソルダーレジスト層6は、半導体素子接続用の帯状配線導体5aを素子接続パッド5apの少なくとも両端まで覆っている。これにより、帯状配線導体5aは素子接続パッド5apと連続する部分の幅寸法が狭いものであったとしても、その剥離がソルダーレジスト層6により有効に防止されるとともに、隣接する帯状配線導体5a間における電気的な絶縁信頼性が高いものとなる。
具体的には、素子接続パッド5apは、その中央部にける幅寸法W1がソルダーレジスト層6の開口部6aから露出した位置での素子接続パッド5apの幅寸法W2よりも1〜10μm広いことが好ましい。前記幅寸法W1と幅寸法W2との関係が、このような構成となるようにソルダーレジスト層6を被覆すると、溶融した半田がその表面張力で素子接続パッド5apの中央部に確実に集まってくるので、所定の半田バンプ110を形成することができる。これに対し、前記幅寸法W1と幅寸法W2との差が1μm未満であれば、素子接続パッド5ap上に半田を付着させた後、該半田を加熱溶融させた場合に、溶融した半田がその表面張力により素子接続パッド5apの中央部に集まる力が弱くなり、素子接続パッド5apの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプ110を良好に形成することが困難となる傾向にあり、他方、10μmを超えると、帯状配線導体5aを高密度で形成することが困難となる。
上記のような素子接続パッド5ap上に半田バンプ110を形成し、該半田バンプ110に半導体集積回路素子101の電極端子101aを当接させた状態で加熱し、半田バンプ110を溶融させると、半導体集積回路素子101の電極端子101aと素子接続パッド5apとが半田バンプ110を介して電気的に接続される。ここで、素子接続パッド5apは所定形状に構成されているので、その中央部に半田の溜まりを有する半田バンプ110が良好に形成され、半導体集積回路素子101の電極端子101aと素子接続パッド5apとが該半田バンプ110を介して接続信頼性高く接続される。さらに、ソルダーレジスト層6が所定位置で被覆しているので、素子接続パッド5apが形成された帯状配線導体5aに剥がれが発生し難く、かつ隣接する帯状配線導体5a間の電気的な絶縁信頼性が優れたものとなる。
そして、半導体集積回路素子101と配線基板10との間の隙間にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成るアンダーフィルと呼ばれる充填樹脂(不図示)を充填し、半導体集積回路素子101が配線基板10上に実装される。
なお、本発明は、上述の実施の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能であり、例えば上述の実施形態例では、素子接続パッド5apの両端間の辺を円弧状の曲線とすることで素子接続パッド5apの幅寸法を両端から中央部に向けて徐々に広くなるようにしたが、例えば図4や図5に示すように、素子接続パッド5apの両端間の辺を複数の直線の組み合わせとすることで素子接続パッド5apの幅寸法が両端から中央部に向けて徐々に広くなるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態例では、素子接続パッド5apの幅寸法が最も広い部位が直線状の並びとなるように各素子接続パッド5apを形成したが、例えば図6に示すように、素子接続パッド5apの幅寸法が最も広い部位が千鳥状の並びとなるように各素子接続パッド5apを形成してもよい。この場合には、隣接する素子接続パッド5ap間の間隔を広くすることができるので、素子接続パッド5apをより高密度に配設することができる。
ペリフェラル型の半導体集積回路素子をフリップチップ接続により搭載する本発明の一実施形態にかかる配線基板を示す概略断面図である。 図1の配線基板を示す平面図である。 図2のソルダーレジスト層の開口部付近を示す拡大平面図である。 本発明にかかる配線基板の他の実施形態例を示す図2に相当するソルダーレジスト層の開口部付近を示す拡大平面図である。 本発明にかかる配線基板のさらに他の実施形態例を示す図2に相当するソルダーレジスト層の開口部付近を示す拡大平面図である。 本発明にかかる配線基板のさらに他の実施形態例を示す図2に相当するソルダーレジスト層の開口部付近を示す拡大平面図である。 ペリフェラル型の半導体集積回路素子をフリップチップ接続により搭載する従来の配線基板の例を示す断面図である。 図7の配線基板を示す平面図である。
符号の説明
2 第一の配線導体
3 絶縁基板
4 絶縁層
5 第二の配線導体
5a 半導体素子接続用の帯状配線導体
5ap 素子接続パッド
5b 外部接続用の配線導体
5bp 外部接続パッド
6 ソルダーレジスト層
7 スルーホール
8 埋め込み樹脂
9 ビアホール
10 配線基板
101 半導体集積回路素子
110 半田バンプ
111 半田ボール

Claims (3)

  1. 絶縁層と配線導体とが交互に積層されており、最外層の絶縁層上に半導体素子接続用の帯状配線導体が複数並んで形成されているとともに、該帯状配線導体の一部に半導体素子の電極端子がフリップチップ接続される素子接続パッドが形成されており、かつ前記最外層の絶縁層上および前記帯状配線導体上に、前記素子接続パッドを露出させる開口部を有するソルダーレジスト層が被着されている配線基板であって、
    前記素子接続パッドはその幅寸法がその両端から中央部に向けて徐々に広くなっているとともに、前記ソルダーレジスト層は前記帯状配線導体を前記素子接続パッドの少なくとも両端まで覆っていることを特徴とする配線基板。
  2. 前記素子接続パッドは、前記中央部の幅寸法が前記ソルダーレジスト層の開口部から露出した位置での素子接続パッドの幅寸法よりも1〜10μm広いことを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  3. 前記素子接続パッドに、該素子接続パッドの中央部に半田の溜まりを有する半田バンプが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。
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