JP2007031247A - フッ化カルシウム単結晶 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定の光透過面を有するレンズを得る際に、歩留まりよく効率的にレンズを量産するための原料となるフッ化カルシウム単結晶を提供する。
【解決手段】 本発明は、ほぼ直柱状の直柱部と、ほぼ円柱状であって直柱部の底面の面積よりも大きな面積の底面を有する円柱部と、テーパ状であって直柱部の底面及び円柱部の底面を結合してそれらと一体不可分に形成されるテーパ状部とを有するフッ化カルシウム単結晶であって、直柱部の両底面における同一の所定配向面のなす角度が0°〜5°であるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フッ化カルシウム単結晶に関する。
光リソグラフィーのレンズ材料としては、高解像度、低フレア、低収差等を実現するために、フッ化カルシウム(CaF)単結晶が注目されている。従来、フッ化カルシウム単結晶は、図7に示すような単結晶育成用のルツボ7内でフッ化カルシウム原料を溶融して冷却し、種結晶の結晶面に沿って育成し製造されている。この際、種結晶は種結晶を収容するための種結晶収容部7Eに収容されており、単結晶はその種結晶から、フッ化カルシウム原料を収容するための原料収容部7Dに向かってP方向に成長して形成される。また、フッ化カルシウム原料を溶融する際には種結晶の一部も溶融する。なお、かかるルツボとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
フッ化カルシウム単結晶は等軸晶系に属する結晶であり、従来、結晶方位に依存しない等方的な屈折率を示すと考えられていた。このことから、フッ化カルシウム単結晶としては比較的育成の容易な[111]方位を成長方位とし、(111)面を光透過面とした、すなわち(111)面に対し垂直に光が入射するようにレンズ等に加工されるフッ化カルシウム単結晶が製造されている。ところが、近年、フッ化カルシウム結晶に真空紫外波長領域における真性複屈折の存在が認められたため、これを補填するための方法として、(111)面を光透過面とするレンズ及び(100)面を光透過面とするレンズを組み合わせる方法が提案されている(例えば非特許文献1参照)。
特開平10−265296号公報 J.H.Burnettら、Phys.Rev.B64、241102(2001)
しかしながら、従来、(100)面を光透過面とし、実用的なサイズを有するフッ化カルシウム単結晶のレンズを効率的に量産することは困難であった。また、[111]方位を成長方位として製造されたフッ化カルシウム単結晶であっても、直径φ200mm以上の大直径サイズのレンズを量産することは困難であった。すなわち、ある特定の方位を成長方位としたフッ化カルシウムの単結晶は、レンズ加工する際に、レンズとして有用な配向面、つまり(111)面や(100)面などが光透過面となるように切り出す必要があるため、工程面から効率的とは言い難い。また、レンズ形成用に切り出された以外の部分が不要となるので、育成した単結晶に対するレンズに加工された単結晶の割合が低くなると共に、育成した単結晶に対するレンズのサイズが小さくなる。特に(100)面を光透過面とする場合は、上述のとおり実用的なサイズを得ることが困難であったため、かかる問題点が重視されている。
このような状況でレンズのサイズを大きくするためには、ルツボを更に大きくして、形成するフッ化カルシウム単結晶自体のサイズをより大きくする手段が考えられる。しかし、ルツボを大きくすると、単結晶を育成する際に炉からルツボさらにはフッ化カルシウム原料への熱の伝達が不均一になるため、歪みの少ないフッ化カルシウム単結晶を育成することが困難となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、所定の光透過面を有するレンズを得る際に、歩留まりよく効率的にレンズを量産するための原料となるフッ化カルシウム単結晶を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ほぼ直柱状の直柱部と、ほぼ円柱状であって直柱部の底面の面積よりも大きな面積の底面を有する円柱部と、テーパ状であって直柱部の底面及び円柱部の底面を結合してそれらと一体不可分に形成されるテーパ状部とを有するフッ化カルシウム単結晶であって、直柱部の両底面における同一の所定配向面のなす角度が0°〜5°であることを特徴とする。
好ましくは、上記所定配向面と直柱部のいずれかの底面とのなす角度が0°〜5°であり、より好ましくは直柱部のいずれかの底面が上記所定配向面である。また、好ましくは、所定配向面が(100)面であり、好ましくは、上記フッ化カルシウム単結晶において直柱部がほぼ円柱状である。
ここで、直柱部の底面における所定配向面は、その底面の重心を通る所定配向面とする。
図7に示すようなルツボ7の原料収容部7Dに形成される単結晶から、P方向が光透過方向となるレンズを形成できれば、そのレンズは実用的に十分大きなサイズとなり、しかも育成した単結晶に対するレンズに加工された単結晶の割合が十分高くなる。また、結晶の育成方向と光透過方向とを一致させることで、光透過面を特定する工程の必要性が低くなる。これらのことから、例えば(100)面を光透過面とし、実用的なサイズを有するフッ化カルシウム単結晶のレンズを効率的に量産するためには、その原料となるフッ化カルシウム単結晶の(100)面をP方向とほぼ直交する、すなわちフッ化カルシウム単結晶の[100]方位をP方向にほぼ平行にする必要がある。
しかしながら、従来、フッ化カルシウム単結晶の[100]方位をP方向にほぼ平行にすることを意図して、フッ化カルシウムの種結晶をその[100]方位とP方向とがほぼ平行になるように種結晶収容部7Eに収容しても、その種結晶から得られるフッ化カルシウム単結晶の円柱部では、[100]方位がP方向に対して大きく傾いてしまう。この現象は[100]方位に限られず、それ以外の方位についても同様の現象が認められる。本発明者らは、この原因を検討したところ、その種結晶のテーパ状部に近い部分を一旦溶融して再結晶させると、種結晶の再結晶した部分における[100]方位がP方向に対して傾いてしまい、これに起因して、育成された単結晶において[100]方位がP方向に対して大きく傾くことを見出した。種結晶の再結晶した部分において、[100]方位が傾くと、その傾きは単結晶の成長に伴い次第に大きくなってしまう。種結晶の再結晶した部分において傾きが生じる要因として、フッ化カルシウム単結晶が[110]方位に優先的に成長すること、及びフッ化カルシウム原料がルツボに直接接した状態で成長すること等が考えられる。
本発明のフッ化カルシウム単結晶は、直柱部の両底面における所定配向面のなす角度が0°〜5°であることから、育成されたフッ化カルシウム単結晶において、所定配向面がP方向とほぼ直交する。その結果、得られたフッ化カルシウム単結晶を原料とすれば、所定配向面を光透過面とし、実用的なサイズを有するフッ化カルシウム単結晶のレンズを効率的に量産することが可能となる。
本発明によれば、所定の光透過面を有するレンズを得る際に、歩留まりよく効率的にレンズを量産するための原料となるフッ化カルシウム単結晶を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明のフッ化カルシウム単結晶の実施形態を説明する。
まず、本発明の好適な実施形態に係るフッ化カルシウム単結晶の製造方法について説明する。なお、本実施形態では、種結晶として、円柱状で且つ平坦な端面を有する種結晶の使用に適した製造方法について説明する。参照する図面において、図2はルツボを備えた真空VB炉の概略構造を示す模式図、図3は図2に示したルツボの構造を示す断面図、図4は、種結晶収容部の底部を示す拡大図である。
図2に示すように、ルツボ1は、垂直ブリッジマン(以下、VBと略記する)法による単結晶育成装置としての真空VB炉2内において、ヒータ2Aの内側に配置され、シャフト2Bを介して極微速度で昇降されることにより、フッ化カルシウムの原料Mを溶融して冷却し、これをフッ化カルシウムの単結晶からなる種結晶(シード)Sの[100]方位の結晶面に沿って単結晶を育成するためのものである。
真空VB炉2の内部は、真空ポンプ2Cによって10−4Pa以下に減圧され、ヒータ2Aによって例えば1400〜1500℃前後に加熱される。このヒータ2Aの加熱によって種結晶Sの全体が溶融するのを防止するため、真空VB炉2のシャフト2Bは、冷却水循環路を構成するように構成されている。
すなわち、シャフト2Bは、内管2B1の上端が外管2B2の上端より後退した2重管で構成されており、その上端部にはキャップ状の伝熱部材2Dが嵌合固定されている。そして、この伝熱部材2Dが後述するルツボ1の底部材1Cの中央部に接続されることにより、種結晶Sの下部を強制冷却するように構成されている。
ここで、図3に示すように、本実施形態のルツボ1は、ルツボ本体1Aと、ルツボ本体1Aの開口部を覆う蓋部材1Bと、ルツボ本体1Aの下部に固定される底部材1Cとを備えて構成されている。ルツボ本体1Aは、耐熱性があり、かつ、内面の平滑度を高められる材料として、高純度カーボン材(C)で構成されており、その内面が光沢を有するガラス状カーボン(GC)でコーティングされている。
ルツボ本体1Aには、フッ化カルシウムの原料M(図2参照)が収容される原料収容部1Dが形成されている。原料収容部1Dは、円柱状の壁面1Hと、壁面1Hの底部材1C側に連続して形成される凹曲面1Jと、凹曲面1Jの底部材1C側に連続して形成されるテーパ状(ロート状)のコーン面1Fとを有している。従って、コーン面1Fは原料収容部1Dの底を構成する。
また、ルツボ本体1Aから底部材1Cに亘ってその中心部には、円柱状の種結晶S(図2参照)を収容する種結晶収容部1Eが形成されている。種結晶収容部1Eは、種結晶Sと合致した形状を有する。特に、種結晶収容部1Eの底部が、種結晶Sの端部と合致した形状を有している。
種結晶収容部1Eの底部をこのように種結晶Sの端部と合致した形状とするのは、種結晶Sを種結晶収容部1Eに収容した場合に、種結晶収容部1Eの底部を構成する面と種結晶Sの端部表面との間の空隙を十分に小さくするためである。
具体的には、種結晶Sの端部表面は、平坦な端面S1と、端面S1に連続し端面S1に垂直な円柱状の側面S2とを有し、種結晶収容部1Eの底部を構成する面は、平坦な底面1Nと、底面1Nに連続し底面1Nに垂直な円柱状の壁面1Kとを有している。そして、壁面1Kの径は、種結晶Sの直径とほぼ一致している。なお、種結晶収容部の壁面1Kは、原料収容部1Dの壁面1Hよりも小径となっている。
なお、コーン面1Fと種結晶収容部1Eの壁面1Kとの境界部分には凸曲面1Lが形成され、この凸曲面1Lを介してコーン面1Fと種結晶収容部1Eの壁面1Kとが滑らかに連続している。
一方、蓋部材1Bおよび底部材1Cも耐熱性のある高純度カーボン材で構成されている。そして、底部材1Cの下面中央部には、真空VB炉2のシャフト2Bの上端部に固定された伝熱部材2D(図2参照)を嵌合固定するための接続筒部1C1が突設されている。
上記ルツボ1において、コーン面1Fのコーン角度θが小さ過ぎると、原料収容部1D内で育成されるフッ化カルシウムの結晶内に残留応力や歪みが発生し、これに起因して多結晶(異相)や結晶欠陥が発生し易い。結晶欠陥が発生すると、そこを起点として結晶の成長方位が傾いていく傾向にあり、結果として所望の単結晶を得難くなる。一方、コーン面1Fのコーン角度θが大き過ぎると、フッ化カルシウムの単結晶の育成が阻害され易い。そこで、コーン面1Fのコーン角度θは、95°〜150°であることが好ましく、これらの範囲のうち120°〜130°であることがより好ましい。
また、凹曲面1Jおよび凸曲面1Lは、曲率半径が小さ過ぎて角張っていると、原料収容部1D内で溶融されたフッ化カルシウムが冷却により結晶化する際、角張った凹曲面1Jおよび凸曲面1Lの部分が核となって多結晶(異相)や結晶欠陥が発生し易い。加えて、フッ化カルシウムが冷却により収縮する際、これらの角張った凹曲面1Jおよび凸曲面1Lにフッ化カルシウムが付着して結晶内に残留応力や歪みが発生し、これに起因して多結晶(異相)や結晶欠陥が発生し易い。
そこで、凹曲面1Jおよび凸曲面1Lの曲率半径は、原料収容部1Dの壁面1H間の内径(例えば250mm)の1/10以上の大きな曲率半径に設定されている。例えば、凹曲面1Jの曲率半径は60mm程度に設定され、凸曲面1Lの曲率半径は50mm程度に設定されている。
さらに、原料収容部1Dの壁面1Hやコーン面1Fなどの表面粗さが粗いと、原料収容部1D内で溶融されたフッ化カルシウムが冷却により結晶化する際、壁面1Hやコーン面1Fなどの微小な凹凸が核となって多結晶(異相)や結晶欠陥が発生し易い。加えて、フッ化カルシウムが冷却により収縮する際、壁面1Hやコーン面1Fにフッ化カルシウムが付着して結晶内に残留応力や歪みが発生し、これに起因して多結晶(異相)や結晶欠陥が発生し易い。
そこで、上記ルツボ1において、ルツボ本体1Aの原料収容部1Dの壁面1Hから凹曲面1J、コーン面1F、凸曲面1Lを経て種結晶収容部1Eの壁面1Kにわたるルツボ内面は、例えば、最大高さ法による表面粗さがRmax3.2s以下に仕上げられている。すなわち、高純度カーボン材(C)からなるルツボ本体1Aの内面が例えばRmax6.4s程度に仕上げられており、その表面がガラス状カーボン(GC)によりコーティングされてRmax3.2s程度に仕上げられている。
そして、このようにRmax3.2s以下の表面粗さを有するガラス状カーボン(GC)で構成されたルツボ内面は、水滴との接触角が少なくとも100°以下の例えば90°となっている。
次に、上記ルツボ1を用いた光学部品材料の単結晶の育成方法について、(100)面を光透過面としたレンズを効率的に量産できるフッ化カルシウム単結晶を例に挙げて説明する。
まずルツボ1を用意し、蓋部材1Bを取り外して、ルツボ1の種結晶収容部1Eにフッ化カルシウムからなる種結晶Sを収容する(種結晶収容工程)。ここで、種結晶Sとしては、その形状が円柱状であって、[100]方位が円柱状の側面(柱面)とほぼ平行であり、その端面が平坦なものであり、その直径が種結晶収容部1Eの壁面1Kの径とほぼ一致したものを用いる。このような種結晶Sを種結晶収容部1Eに収容すると、[100]方位が結晶の成長方向とほぼ一致する。このため、単結晶が[100]方位に成長しやすくなる。また、このような種結晶Sを種結晶収容部1Eに収容すると、少なくとも種結晶収容部1Eの底部が種結晶Sの端部と合致するようになる。このため、種結晶Sの側面S2と種結晶収容部1Eの壁面1Kとの間、及び、種結晶Sの端面S1と種結晶収容部1Eの底面1Nとの間に生じる空隙を十分に小さくすることができる。
種結晶Sの長さは、その種結晶Sを種結晶収容部1Eに収容した際に、種結晶収容部1Eの壁面1Kの上端と種結晶Sの上端とが面一になるか、あるいは種結晶収容部1Eの壁面1Kの上端よりも種結晶Sの上端が上方に位置するような長さであると好ましい。こうすることにより、フッ化カルシウムの溶融時における種結晶収容部1E内での溶融されたフッ化カルシウムの割合を少なくすることができるので、結晶の成長方位が[100]方位から傾き難くなり、傾いたとしてもその程度を抑制することができる。種結晶収容部1Eの壁面1Kの上端よりも種結晶Sの上端が下方に位置してもよいが、その場合は、上述と同様の観点から、それらの上端間の距離が短い方が好ましい。
種結晶Sを種結晶収容部1Eに収容した後は、フッ化カルシウムの原料Mを原料収容部1Dに収容する(原料収容工程)。
続いて、蓋部材1Bでルツボ本体1Aの原料収容部1Dを閉じる。
次に、真空VB炉2内を10−4Pa以下に減圧し、ヒータ2Aを1400〜1500℃前後に加熱する。そして、シャフト2Bにより10mm/h程度の微速度でルツボ1を上昇させ、10時間ほど上昇位置に保持する。その際、種結晶Sの全体が溶融すると、目的の結晶方位の単結晶を得ることが困難になるため、シャフト2B内を内管2B1から外管2B2へ循環する冷却水により伝熱部材2Dを介して種結晶Sの下部を強制冷却する。このとき、種結晶Sの側面S2と種結晶収容部1Eの壁面1Kとの間、及び種結晶収容部1Eの底面1Nと種結晶Sの端面S1との間に空隙ができていると、この空隙は、底部材1Cを構成するカーボンに比べて熱伝導率が低いため、種結晶収容部1Eの底部の冷却が十分に行われなくなるが、上述したように、ルツボ1においては、種結晶Sの側面S2と種結晶収容部1Eの壁面1Kとの間、及び種結晶収容部1Eの底面1Nと種結晶Sの端面S1との間の空隙が十分に小さくされている。従って、種結晶Sの底部が十分に冷却され、種結晶Sの全体が溶融することが十分に防止される。
また、種結晶Sの原料側の部分を極力溶融しないように、ヒータ2Aの加熱の程度及び冷却水による強制冷却の程度などを調整する。これにより後述するフッ化カルシウム単結晶の直柱部の大部分が(100)面を結晶の成長方向に維持したままとなるので、直柱部の両底面のなす角度をより小さくすることができる。
フッ化カルシウムの原料Mを溶融した後は、ルツボ1を、シャフト2Bにより極微速度で下降させ、真空VB炉2内の下降位置に一定時間保持する。ルツボ1を下降させる際、一旦溶融した種結晶Sを急激に結晶化させて直柱部を形成すると、直柱部の両底面のなす角度が±5°を超えてしまう。したがって、ルツボの下降速度を調節することにより、直柱部の成長速度が急激にならないように調整する。こうして、溶融したフッ化カルシウムの原料Mを冷却して種結晶Sの[100]方位の結晶面((100)面)に沿って単結晶を育成する(育成工程)。例えば、下降速度を1.5mm/h以下の例えば1.0mm/h程度、下降位置での保持時間を5時間ほどに設定してもよい。
その後、ルツボ1内の溶融したフッ化カルシウムは、クエンチ(熱衝撃による割れ)を防止するため、真空VB炉2のヒータ2Aをオン・オフ制御することにより、70℃/h以下の例えば30℃/h程度の冷却速度で冷却される。
ここで、ルツボ1においては、ルツボ本体1Aの原料収容部1Dの壁面1Hから凹曲面1J、コーン面1F、凸曲面1Lを経て種結晶収容部1Eの壁面1Kにわたるルツボ内面が例えばRmax3.2s程度の平滑面に仕上げられている。このため、原料収容部1D内で溶融されたフッ化カルシウムが冷却により種結晶Sの(100)面に沿って結晶化する際、多結晶や結晶欠陥の原因となる核がルツボ内面に発生するのが抑制される。
また、フッ化カルシウムが冷却により収縮する際にルツボ内面から容易に離れるため、フッ化カルシウムの結晶内に残留応力や歪み(傾き)が発生するのが抑制される。その結果、フッ化カルシウムの単結晶が容易に育成される。
また、ルツボ1内の溶融したフッ化カルシウムは、70℃/h以下の例えば30℃/h程度の冷却速度で冷却されるため、クエンチ(熱衝撃による割れ)が防止されて良好な単結晶に育成される。
加えて、溶融したフッ化カルシウムを冷却して単結晶に育成するためにルツボ1を極微速度で下降させる速度、すなわち育成速度が1.5mm/h以下の例えば1.0mm/h程度とされているため、育成される単結晶の結晶方位は安定する。なお、育成速度を1.5mm/h以上の2mm/hとした場合には結晶方位が分散して安定しないことが判明した。
次に本発明の好適な実施形態に係るフッ化カルシウム単結晶について説明する。
図1は、本発明のフッ化カルシウム単結晶の一実施形態を示す斜視図である。図1に示すフッ化カルシウム単結晶10(以下、単に「単結晶10」という。)は、種結晶及び/又は一旦溶融したフッ化カルシウムの再結晶したものからなるほぼ直円柱状の直柱部13と、該直柱部の底面13Bからテーパ状に広がって形成されたテーパ状部17と、そのテーパ状部から円柱状に延びてなる円柱部19とを有する。
図1におけるフッ化カルシウム単結晶10のI−I面の断面図である図5を参照すると、この単結晶10は、直柱部13の底面13A及びその底面13Aに対して垂直である側面(柱面)13C、テーパ状部17の凹曲面17A、コーン面17B及び凸曲面17C並びに円柱部19の側面(柱面)19A及び底面19Bで囲まれてなるものであり、円柱部19の底面19Bは直柱部13の底面13Aよりも大きな面積を有する。テーパ状部の側面は凹曲面17A、コーン面17B及び凸曲面17Cを有している。単結晶10は、例えば上述のフッ化カルシウム単結晶の製造方法により得られたものである。
この単結晶10が上述の好適な実施形態に係るフッ化カルシウム単結晶の製造方法により得られたものである場合、その側面形状はルツボ1の壁面形状を精度よく転写したものである。すなわち、直柱部13の側面13Cは種結晶収容部1Eの壁面1Kを精度よく転写しており、テーパ状部17の凹曲面17Aは原料収容部1Dの凸曲面1Lを、コーン面17Bはコーン面1Fを、凸曲面17Cは凹曲面1Jを精度よく転写しており、円柱部19の側面19Aは原料収容部1Dの壁面1Hを精度よく転写している。
また、直柱部13の底面13Aは種結晶が本来有していた底面であってもよく、育成されたフッ化カルシウム単結晶の直柱部の一部を切断することにより現れた面であってもよい。円柱部19の底面19Bは育成されたフッ化カルシウム単結晶の円柱部の一部を切断して現れた面である。
フッ化カルシウム単結晶10は、直柱部13の一底面13Aにおける(100)面と、直柱部13の他底面13Bにおける(100)面とのなす角度が0°〜5°である。これについて、図1におけるフッ化カルシウム単結晶10のI−I面の断面図である図5、6により詳細に説明する。なお、図5、6中、一点鎖線はフッ化カルシウム単結晶の(100)面を説明のために表したものであり、(100)面はI−I面に垂直に広がっているものとする。また、底面13A、B共に、I−I面に垂直かつそのI−I面における直柱部13の柱面(柱壁)に垂直であるものとする。
まず、図5では、底面13Aにおいて(100)面がI−I面に垂直かつそのI−I面における直柱部13の柱面(柱壁)に垂直に広がっている。すなわち、底面13Aが(100)面となっている。直柱部13は、その底面13A側では、フッ化カルシウム単結晶10を製造する際に仕込んだ種結晶が溶融することなく存在している。そのため、底面13Aは、種結晶を準備する際に(100)面に平行に切断して現れる面であってもよい。一方、破線で示した底面13Bは、種結晶又はフッ化カルシウム原料が一旦溶融した後に再結晶して形成されている。本実施形態においては、この底面13Bにおいても(100)面がI−I面に垂直かつ直柱部13の柱面に垂直に広がっている。したがって、底面13A、Bにおける(100)面は互いに平行の関係になっている。この場合、底面13A、Bのなす角度は0°である。直柱部13におけるフッ化カルシウム単結晶がこのような状態にあると、この直柱部13からテーパ状部17さらには円柱部19にかけて単結晶が成長する際に、結晶面の大きな傾きが生じ難くなる。したがって、得られたフッ化カルシウム単結晶10をレンズ加工すると、(100)面を光透過面としたレンズであって、実用に十分大きなサイズであり、非常に高性能のレンズを得ることができるので、極めて好ましい。
図6では、底面13Aにおいて(100)面が図5におけるものと同様にI−I面に垂直かつそのI−I面における直柱部13の柱面(柱壁)に垂直に広がっている。しかしながら、底面13Bにおいては、(100)面がI−I面における直柱部13の柱面(柱壁)に垂直になっていない。すなわち、底面13Aにおける(100)面と底面(13B)における(100)面とが転位などの結晶欠陥により互いにずれており、その結果、底面13A、Bがある角度αをなしている。この底面13A、Bのなす角度αが0°超5°以下であれば、得られるフッ化カルシウム単結晶10をレンズ加工すると、(100)面を光透過面としたレンズであって、実用に十分大きなサイズのレンズを得ることができる。
上述の好適な実施形態に係るフッ化カルシウム単結晶の製造方法によると、多結晶や結晶欠陥の原因となる核がルツボ内面に発生するのが十分に抑制される。よって得られるフッ化カルシウム単結晶は、直柱部の両底面における(100)面のずれが生じ難くなり、その両底面のなす角度が0°〜5°に収まりやすくなり、多結晶化も防止できる。
また、フッ化カルシウムが冷却により収縮する際にルツボ内面から容易に離れる。その結果、フッ化カルシウムの単結晶内に残留応力や歪み(ずれ)が発生するのが抑制される。さらには、ルツボ内の溶融したフッ化カルシウムは、70℃/h以下の例えば30℃/h程度の冷却速度で冷却されるため、クエンチ(熱衝撃による割れ)が防止されて良好な単結晶に育成される。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、主に(100)面を光透過面としたレンズを効率的に量産できるフッ化カルシウム単結晶について説明したが、本発明のフッ化カルシウム単結晶は、(100)面以外の所望の配向面を光透過面としたレンズを効率的に量産できるフッ化カルシウム単結晶であってもよい。その場合は、上述の(100)面や[100]方位を所望の配向面やその配向面と直交する方位に変更すればよい。また、ルツボ1の種結晶収容部1Eの壁面1Kが円柱状となっているが、壁面1Kの形状は、角柱状の種結晶を収容する場合には角柱状であってもよい。
また種結晶収容部1Eの底面は平坦面となっているが、本発明の種結晶収容部の底面は平坦面に限られるものではない。種結晶Sの端面S1が円錐状の場合には、種結晶収容部1Eの底面1Nも円錐状とされる。要するに、種結晶収容部1Eの底面1Nは、種結晶Sを種結晶収容部1Eに収容した場合に、種結晶Sの端面S1と種結晶収容部1Eの底面1Nとの間の空隙を十分に小さくすることができるような形状であればよい。
種結晶Sの端面S1が円錐状である場合、得られるフッ化カルシウム単結晶は、直柱部13、テーパ状部17及び円柱部19に加えて、直柱部13の底面13Aを底面として一体不可分に形成された円錐状の部分をも備える。
また、上記実施形態では、所望の単結晶を得やすくする観点から底面13Aが(100)面となっているが、これに限定されず、底面13Aとその底面13Aにおける(100)面とのなす角度が0°〜5°であってもよい。同様に底面13Bとその底面13Bにおける(100)面とのなす角度が0°〜5°であってもよい。これらにより、円柱部19における[100]方位が円柱部19の側面19Aに対してほぼ平行となるので、(100)面を光透過面としたレンズであって、実用に十分大きなサイズのレンズを得ることができる。
以下、実施例及び比較例により、本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず図3に示すルツボ1を用意した。ルツボ本体1A、蓋部材1B及び底部材1Cは全て高純度カーボン(日本カーボン製高純度カーボン)で構成した。種結晶収容部1Eの壁面1Kは円柱状とし、その内径は20mmとした。また種結晶収容部1Eの底面は壁面1Kに垂直な平坦面とした。また原料収容部の壁面も円柱状とし、その内径は250mmとした。凹曲面1Jの曲率半径は60mmとし、凸曲面の曲率半径は50mmとした。更に原料収容部1Dの内面、種結晶収容部の内面には、含浸層厚さ1.0mmのガラス状カーボン(日清紡製ガラス状カーボンコート)をコーティングし、水滴との接触角が90°となるようにした。
このルツボ1において、蓋部材1Bを取り外し、ルツボ1の種結晶収容部1Eに、直径10mm、長さ10cmの円柱状の種結晶Sを収容した。ここで、用いる種結晶Sの材質はフッ化カルシウムとし、種結晶Sの形状は、その端面が平坦なものとした。
次いで、フッ化カルシウムの原料Mを原料収容部1Dに収容した。続いて、蓋部材1Bでルツボ本体1Aの原料収容部1Dを閉じた。
次に、真空VB炉2内を10−4Pa以下に減圧し、ヒータ2Aを1400〜1500℃前後に加熱し、シャフト2Bにより10mm/h程度の微速度でルツボ1を上昇させ、10時間ほど上昇位置に保持した。その際、シャフト2B内を内管2B1から外管2B2へ循環する冷却水により伝熱部材2Dを介して種結晶Sの下部を強制冷却した。
フッ化カルシウムの原料Mを溶融した後は、ルツボ1を、シャフト2Bにより1.0mm/h程度の極微速度で下降させ、5時間ほど真空VB炉2内の下降位置に保持した。こうして、溶融したフッ化カルシウムの原料Mを冷却して種結晶Sの(1,0,0)方位の結晶面に沿って単結晶に育成した。
その後、ルツボ1内の溶融したフッ化カルシウムは、真空VB炉2のヒータ2Aをオン・オフ制御することにより30℃/h程度の冷却速度で冷却した。こうして実施例1のフッ化カルシウム単結晶を得た。
(結晶品質の評価)
実施例1で得られたフッ化カルシウム単結晶を図1、図5で示す形状とするために、切断して底面13A、19Bを露出させた。図6に示す(100)面の角度αを、X線単結晶方位測定装置((株)リガク製、商品名「2991G2」)により測定して導出した結果、0°〜5°の範囲内にあった。
本発明のフッ化カルシウム単結晶の一実施形態を示す模式斜視図である。 ルツボを備えた真空VB炉の概略構造を示す模式図である。 図2に示したルツボの構造を示す断面図である。 図3の種結晶収容部の底部を示す拡大図である。 本発明のフッ化カルシウム単結晶の一実施形態を説明するための模式断面図である。 本発明のフッ化カルシウム単結晶の一実施形態を説明するための模式断面図である。 従来のルツボを示す模式断面図である。
符号の説明
10…フッ化カルシウム単結晶、13…直柱部、13A、13B、19B…底面、13C、19A…側面(柱面)、17…テーパ状部、17A…凹曲面、17B…コーン面、17C…凸曲面、19…円柱部。

Claims (4)

  1. ほぼ直柱状の直柱部と、ほぼ円柱状であって前記直柱部の底面の面積よりも大きな面積の底面を有する円柱部と、テーパ状であって前記直柱部の底面及び前記円柱部の底面を結合してそれらと一体不可分に形成されるテーパ状部とを有するフッ化カルシウム単結晶であって、
    前記直柱部の両底面における同一の所定配向面のなす角度が0°〜5°であるフッ化カルシウム単結晶。
  2. 前記直柱部のいずれかの底面が前記所定配向面である、請求項1記載のフッ化カルシウム単結晶。
  3. 前記所定配向面が(100)面である、請求項1又は2に記載のフッ化カルシウム単結晶。
  4. 前記直柱部がほぼ円柱状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のフッ化カルシウム単結晶。

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