JP2007030821A - 自転車用ハブの固定機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自転車用ハブのフレームへの固定作業の作業性の改善を連結しやすい連結構造で行えるようにする。
【解決手段】 内装変速ハブ30の固定機構43は、ナット部材57と、回り止め部材58と、連結部59とを備えている。ナット部材57は、第1当接面57aを有し内装変速ハブ30のハブ軸42に螺合可能な部材である。回り止め部材58は、第1当接面57aに当接可能な第2当接面58aを有する筒状の本体部58bと、自転車のフレーム12との相対回転を規制する第1規制部58cと、ハブ軸42との相対回転を規制する第2規制部58dとを有し、ハブ軸42に装着可能な部材である。連結部59は、ナット部材57に装着された抜け止め部材68を有し、ナット部材57と回り止め部材58とを回転自在に連結するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、固定機構、特に、自転車のフレームに装着される自転車用ハブの固定機構に関する。
自転車用内装変速ハブ(自転車用ハブの一例)は、自転車のフレームに固定可能なハブ軸と、ハブ軸に回転自在に装着された概ね筒状の駆動体と、ハブ軸の外周側に配置された概ね筒状のハブシェルと、複数の動力伝達経路を有し、複数の動力伝達経路のいずれかで駆動体の回転をハブシェルに伝達する変速機構と、を備えている。この種の内装変速ハブにおいて、ハブ軸の外周面に変速動作を行うためのスリーブ状の変速操作体が回動自在に装着されているものがある(たとえば、特許文献1参照)。変速操作体は、玉押しを挟んで配置されたケーブル係止体と一体回動する。この変速操作体は、各位相で複数のクラッチのオンオフを制御するものであり、周方向の所定に位置に配置する必要がある。このため、このような変速操作体がハブ軸の外周面に装着された内装変速ハブでは、自転車のフレームにハブ軸を一定の周方向位置で回り止めする必要がある。
内装変速ハブをフレームに固定する従来のハブの固定機構は、ナットと回り止めワッシャ(回り止め部材の一例)とを有している。ハブ軸には回り止めのための平行に対向して配置された1対の面取り部が形成されており、回り止めワッシャは、面取り部に回転不能に係合する長孔を有している。これにより、回り止めワッシャはハブ軸を回り止めする。また、回り止めワッシャは、フレームのハブ取付溝に係合する突起部を有しており、これにより、回り止めワッシャはフレームに対して回り止めされる。この結果、回り止めワッシャを介してハブ軸は、フレームに一定の周方向位置で回り止めされる。この状態で回り止めワッシャの軸方向外側に配置されたナットにより回り止めワッシャをフレームに向けて押圧し、ハブ軸を一定の周方向位置でフレームに固定している。
一方、ワッシャがハブ軸に螺合するナットに回転自在に連結されたハブの固定機構が従来知られている(たとえば、非特許文献1参照)。従来のハのブ固定機構では、ナットの軸方向内側端面に薄肉筒状のカシメ固定部を形成し、ワッシャを装着した後にカシメ固定部を径方向外方にテーパ状にカシメてワッシャをナットに回転自在に連結している。
特許第3184230号明細書 2005 BICYCLE COMPONENTS TRADE SALES & SUPPORT MANUAL 2004年7月 株式会社 シマノ 発行 152頁
前者の従来のハブの固定機構では、自転車用ハブをフレームに装着する場合、ワッシャをハブ軸に取り付けてハブ軸をフレームに回転不能に連結してからナットをハブ軸に締め付けてハブをフレームに固定する必要がある。このため、ハブをフレームに固定する作業が煩雑なものになる。さらに、ワッシャを付け忘れてナットだけでハブを固定する作業ミスが生じるおそれもある。このような作業ミスが生じると、ナットをハブ軸から取り外してからワッシャをハブ軸に装着し、再度ナットを締め付ける作業が必要になり、さらに固定作業が繁雑なものになり、作業性に甚大な悪影響を与えるおそれがある。
そこで、後者の従来のハブの固定機構を適用して回り止めワッシャをナットに連結することが考えられる。しかし、回り止めワッシャにフレームに係合させるための突起部を設けると、回り止めワッシャをカシメによりナットに連結する際に突起部が邪魔になり、カシメにより回り止めワッシャをナットに連結しにくい。
本発明の課題は、自転車用ハブのフレームへの固定作業の作業性の改善を連結しやすい連結構造で行えるようにすることにある。
発明1に係る自転車用ハブの固定機構は、ナット部材と、回り止め部材と、連結部とを備えている。ナット部材は、第1当接面を有し自転車用ハブのハブ軸に螺合可能な部材である。回り止め部材は、第1当接面に当接可能な第2当接面を有する筒状の本体部と、自転車のフレームとの相対回転を規制する第1規制部と、ハブ軸との相対回転を規制する第2規制部とを有し、ハブ軸に装着可能な部材である。連結部は、ナット部材と回り止め部材とのいずれか一方に装着された抜け止め部材を有し、ナット部材と回り止め部材とを回転自在に連結するものである。
この固定機構では、自転車用ハブをフレームに装着する場合、抜け止め部材を有する連結部によりナット部材と連結された回り止め部材をフレームに向けた状態で回り止め部材を回して第2規制部をハブ軸に合わせて、ナットをハブ軸に締め込む。そして、さらに回り止め部材を回して第1規制部をフレームに合わせる。この状態でナット部材をさらに締め込み、ナット部材でハブ軸をフレームに固定する。すると、ハブ軸が回り止め部材を介してフレームに所定の周方向位置で装着される。ここでは、ナット部材と回り止め部材とを、抜け止め部材を有する連結部により回転自在に連結可能にしたので、回り止め部材の付け忘れを防止できる。また、ナット部材をハブ軸に締め込むとともに第1及び第2規制部をフレーム及びハブ軸にそれぞれ合わせるだけで、ハブをフレームに所定の周方向位置で固定できる。このため、自転車用ハブのフレームへの固定作業の作業性が大幅に改善される。さらに、抜け止め部材により2つの部材を連結しているので、規制部の構造にかかわらず2つの部材を連結しやすい。
発明2に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1に記載の固定機構において、ナット部材は、締め付け用の第1工具を係止する第1工具係止部を外周面に有する。この場合には、ナット部材の外周面で、たとえばスパナのような比較的力を入れやすい工具によりナット部材を回すことができる。このため、力を入れてナット部材を締め付けることができる。
発明3に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1又は2に記載の固定機構において、ナット部材は、締め付け用の第2工具を係止する第2工具係止部を第1当接面と逆側の端面に有する。この場合には、ナット部材の端面で、たとえばアーレンキーなどの連続的に回せる工具でナット部材を回すことができる。このため、ナット部材を迅速に締め付けることができる。
発明4に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から3のいずれかに記載の固定機構において、ナット部材は、ハブ軸に螺合する雌ねじ部を内周面に有する。この場合には、雌ねじ部によりハブをフレームに簡単に固定できる。
発明5に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から4のいずれかに記載の固定機構において、ハブ軸は、外周面に回り止め部を有し、回り止め部材の第2規制部は、本体部の内周部に設けられ回り止め部に回転不能に係合する。この場合に、ハブ軸の外周面で回り止め部材がハブ軸を回り止めできるので、回り止めの構造が簡単になる。
発明6に係る自転車用ハブの固定機構は、発明5に記載の固定機構において、回り止め部は、互いに平行に面取りされた面取り部を有し、第2規制部は、本体部の内周部に形成され面取り部に回転不能に係合する長孔を有する。この場合には、面取り部とそれに係合する長孔により比較的簡単な加工でハブ軸を回り止めできる。
発明7に係る自転車用ハブの固定機構は、発明5に記載の固定機構において、回り止め部は、外周面に径方向内方に凹んで形成された凹部を有し、第2規制部は、本体部の内周部に形成され凹部に回転不能に係合する突出部を有する。この場合には、ハブ軸に玉押しなどのその他の部材を取り付けても回り止め部がその他の部材の取付の邪魔にならない。
発明8に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から7のいずれかに記載の固定機構において、第1規制部は、本体部に形成される突起部を有する。この場合には、突起部をフレームに接触させることにより、大きな接触面積を得ることができ、ハブ軸とフレームとの相対回転を規制する力が大きくなる。
発明9に係る自転車用ハブの固定機構は、発明8に記載の固定機構において、突起部は、本体部の第2当接面と逆側の端面より突出して形成されている。この場合には、突起部を端面から突出させることにより、突起部をフレームに接触させやすくなる。
発明10に係る自転車用ハブの固定機構は、発明8又は9に記載の固定機構において、第1規制部は、本体部の第2当接面と逆側の端面に形成されたローレット部をさらに有する。この場合には、第1規制部が突起部に加えてローレット部によっても回り止めできる。このため、回り止めの規制力がさらに強固になる。
発明11に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から7のいずれかに記載の固定機構において、第1規制部は、本体部の第2当接面と逆側の端面に形成されたローレット部を有する。この場合には、ローレット部とフレームとの間の摩擦力により回り止めできるので、フレーム側にスリットや孔などを加工する必要がなくなる。
発明12に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から11のいずれかに記載の固定機構において、連結部は、回り止め部材に形成され、底部が第2当接面となる環状凹部と、ナット部材に形成され、環状凹部に収納可能であり、先端面に第1当接面を有する環状凸部とを有し、抜け止め部材は、環状凹部と環状凸部の一方に装着される。この場合には、回り止め部材の環状凹部にナット部材の環状凸部が収納され、抜け止め部材がいずれかに装着されるので、固定機構全体ではコンパクトさを保ちつつも、ナット部材の軸方向の長さを長くできる。このため、ナット部材とハブ軸とが高剛性で連結される。
発明13に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から11のいずれかに記載の固定機構において、連結部は、ナット部材に形成され、底部が第1当接面となる環状凹部と、回り止め部材に形成され、環状凹部に収納可能であり、先端面に第2当接面を有する環状凸部とを有し、抜け止め部材は、環状凹部と環状凸部の一方に装着される。この場合には、ナット部材の環状凹部に回り止め部材の環状凸部が収納され、抜け止め部材がいずれかに装着されるので、固定機構全体ではコンパクトさを保ちつつも、回り止め部材の軸方向の長さを長くできる。このため、回り止め部材とハブ軸とが高剛性で連結される。
発明14に係る自転車用ハブの固定機構は、発明12又は13に記載の固定機構において、環状凸部は、外周面に形成され抜け止め部材を装着可能な環状溝を有し、環状凹部は、内周面に径方向内方に突出して形成される環状突出部を有する。この場合には、環状突出部により抜け止め部材の抜け止めを強力に行え、連結力が強固になる。
発明15に係る自転車用ハブの固定機構は、発明12又は13に記載の固定機構において、環状凹部は、内周面に形成され前記抜け止め部材を装着可能な環状溝を有し、環状凸部は、外周面に径方向外方に突出して形成される環状突出部を有する。この場合には、環状突出部により抜け止め部材の抜け止めを強力に行え、連結力が強固になる。
発明16に係る自転車用ハブの固定機構は、発明12から15のいずれかに記載の固定機構において、抜け止め部材は、弾性係止部材である。この場合には、弾性係止部材を、弾性を利用して変形させてナット部材又は回り止め部材に組み込みできるので、抜け止め部材をナット部材又は回り止め部材に組み込みしやすい。
発明17に係る自転車用ハブの固定機構は、発明16に記載の固定機構において、弾性係止部材はC形止め輪である。この場合には、連結力を確保しつつ組立しやすくなる。
発明18に係る自転車用ハブの固定機構は、発明17に記載の固定機構において、C形止め輪は、弾性線材をC字状に湾曲して形成された部材である。この場合には、C形止め輪の形成が容易である。
発明19に係る自転車用ハブの固定機構は、発明17に記載の固定機構において、抜け止め部材は、弾性線材を多角形状に屈曲して形成された部材である。この場合には、多角形の角部と辺部との中心からの距離の相違を利用してナット部材と回り止め部材とを抜け止めできるので、抜け止め部分に径方向に空間が生じて抜け止め部材を着脱しやすい。
発明20に係る自転車用ハブの固定機構は、発明1から19のいずれかに記載の固定機構において、記自転車用ハブは内装変速ハブであり、回り止め部材は、内装変速ハブのハブ軸を回り止めする。この場合には、ハブ軸をフレームに対して所定の周方向位置に位置決めできる。
本発明によれば、ナット部材と回り止め部材と抜け止め部材を有する連結部により回転自在に連結したので、回り止め部材の付け忘れを防止できる。また、ナット部材をハブ軸に締め込むとともに第1及び第2規制部をフレーム及びハブ軸にそれぞれ合わせるだけで、ハブをフレームに所定の周方向位置で固定できる。このため、自転車ハブのフレームへの固定作業の作業性が大幅に改善される。さらに、抜け止め部材により2つの部材を連結しているので、規制部の構造にかかわらず2つの部材を連結しやすい。
図1において、本発明の一実施形態を採用した自転車10は、フレーム体20、サスペンションフォーク22、及びリアスイングアーム24を有するフレーム12と、サスペンションフォーク22に固定されたハンドル14と、チェーン26、ペダルPD及び1枚のフロントスプロケット28aが装着されたギアクランク28、並びに内装変速ハブ30等からなる駆動部16と、サスペンションフォーク22及びリアスイングアーム24に装着された前輪18及び後輪19とを備えている。サスペンションフォーク22は、フレーム体20の前部に斜め縦軸回りに回動自在に装着されている。リアスイングアーム24はリアサスペンション32を有しており、フレーム体20の後部に揺動自在に装着されている。リアスイングアーム24の後端部には、後輪19を装着するためのスリットを有する逆つめ型の後つめ部24aが形成されているとともに、後つめ部24aの下方に下向きに延びる取付耳部24bが形成されている。
図1に示すように、前輪18及び後輪19には、フロント及びリアディスクブレーキ装置34,36が装着されている。また、後輪19に内装変速ハブ30が装着されている。リアスイングアーム24の取付耳部24bには、チェーン26に張力を付与するチェーンテンショナ40が装着されている。
内装変速ハブ30は、図2に示すように、リアスイングアーム24の後つめ部24aに固定可能な後輪19のハブ軸42と、ハブ軸42に回転自在に装着された概ね筒状の駆動体44と、ハブ軸42の外周側に配置された概ね筒状のハブシェル46と、駆動体44の進行方向の回転を複数の動力伝達経路でハブシェル46に伝達する遊星歯車機構を有する変速機構48と、動力伝達経路を択一的に切り換える切換機構50と、ハブシェル46の端部に装着されたキャップ部材51とを有している。リア変速装置としての内装変速ハブ30は、たとえば8つの動力伝達経路を有する8段変速のものであり、ギアクランク28(図1)の回転を8段階に変速してハブシェル46に伝達することができる。ハブシェル46の一端(図2左端)にリアディスクブレーキ装置36のディスクロータ54が装着されている。キャップ部材51の外周面には、ハブカバー56が装着されている。
ハブ軸42は、両端に螺合する本発明の一実施形態による固定機構43により後つめ部24aに所定の周方向位置で回転不能に固定されている。ハブ軸42の両端には、固定機構43が螺合する雄ねじ部42aが形成されている。図2右側の一端側の雄ねじ部42aには、固定機構43の他に後述する軸受65の玉押し74を押圧するための押圧ナット45が螺合している。また、ハブ軸42の一端(図2右端)側の雄ねじ部42aの軸方向内側は、雄ねじ部42aより大径に形成されており、そこには、回り止め溝42bが形成されている。また、ハブ軸42の雄ねじ部42a形成部分には、回り止めのための互いに平行な面取り部42dで構成され回り止め部42cが形成されている。
駆動体44は、一端(図2右端)に小径のボス部44aを有しており、ボス部44aに装着された軸受65によりハブ軸42に回転自在に支持されている。駆動体44には、リアスプロケット52が回転不能に装着されている。ハブシェル46は、左右1対のハブフランジ60a,60bを有するシェル本体60と、シェル本体60の一端(図2右端)内周面に回転不能に連結された筒状部材62とを有している。シェル本体60は、他端(図2左端)に小径なボス部60cを有する筒状のものであり、ボス部60cで軸受63によりハブ軸42を回転自在に支持されている。また、ボス部60cにディスクロータ54が回転不能に固定されている。
筒状部材62の内周面には、図2に示すように、ハブシェル46の一端を駆動体44に回転自在に支持するための軸受64の玉受け面64aが形成されている。また、筒状部材62の外周面には、雄ねじ部62aと、雄ねじ部62aの軸方向内側に並べて配置された環状突起62b及びセレーション62cとが形成されている。雄ねじ部62aには、キャップ部材51がねじ込み固定される。環状突起62bには、シェル本体60の一端が当接して位置決めされる。セレーション62cには、シェル本体60の一端内周面がカシメ固定される。
切換機構50は、変速機構48の遊星歯車機構の、たとえば4つの太陽ギア80〜83のハブ軸42に対して回転不能状態(オン)又は回転自在状態(オフ)にオンオフ制御するものである。切換機構50は、図示しない変速ケーブルが係止され、ハブ軸42に回動自在に装着されたケーブル係止体70と、ケーブル係止体70に連動してハブ軸42回りに回動して変速動作するための変速操作体としてのカムスリーブ71とを有している。カムスリーブ71は、ハブ軸42の外周面に回動自在に装着され、ケーブル係止体70に係止される位置から太陽ギア83に対向する位置までの長さ有している。カムスリーブ71は、たとえば、15度ずつ8段階で回動する。したがって、カムスリーブ71を4つの太陽ギア80〜83に対して所定の周方向位置に配置するために、フレーム12のスイングアーム24に対して所定の周方向位置にハブ軸42を位置決めする必要がある。
本発明の一実施形態による固定機構43は、ハブ軸42の雄ねじ部42aに螺合可能なナット部材57と、ナット部材57に当接する回り止め部材58と、ナット部材57と回り止め部材58とを回転自在に連結する連結部59とを有している。
ナット部材57は、図3から図5に示すように、軸方向内側端面に回り止め部材58と当接する第1当接面57aを有している。また、内周面にハブ軸42の雄ねじ部42aに螺合する雌ねじ部57bを有している。さらに外周面に締め付け用のスパナなどの第1工具を係止可能な、たとえば六角形の外形の第1工具係止部57cを有している。第1工具係止部57cは、軸方向の中間部分の外周面に形成されており、それより軸方向外側の外周面は、軸方向外側端面に向けて徐々に縮径するテーパ面となっている。ナット部材57は、軸方向外側端面に締め付け用のアーレンキーなどの第2工具を係止可能な六角孔からなる第2工具係止部57dを有している。したがって、ナット部材57は、スパナなどの第1工具により第1工具係止部57cを利用して外周面から締め付けることができるとともに、アーレンキーなどの第2工具により第2工具係止部57dを利用して軸方向外側端面から締め付けることもできる。
回り止め部材58は、図3,図6及び図7に示すように、ハブ軸42に装着可能な部材である。回り止め部材58は、ハブ軸42をフレーム12のスイングアーム24に対して所定の周方向位置で位置決めするために用いられている。回り止め部材58は、第1当接面57aに当接可能な第2当接面58aを有する筒状の本体部58bを有している。本体部58bの軸方向外側の外周面は、ナット部材57に向けて徐々に縮径するテーパ面となっている。本実施形態のように、回り止め部材58の本体部58bの外径をナット部材57の最大外径より大きくした場合は、このテーパ面の存在により、回り止め部材58とナット部材57とを連結した際に一体的な外観となり意匠性が向上する。また、回り止め部材58は、本体部58bの軸方向内側端面に設けられスイングアーム24との相対回転を規制する第1規制部58cと、本体部58bの内周面に設けられハブ軸42との相対回転を規制する第2規制部58dとを有している。第1規制部58cは、好ましくは本体部58bの第2当接面58aと逆側の軸方向内側端面から突出する突起部58eと、本体部58bの軸方向内側端面の外周側に形成されたローレット部58fとを有している。突起部58eは、スイングアーム24の後つめ部24aのスリットに係合するようにスリットに向けてナット部材57と離反する方向に突出している。ローレット部58fは、周方向に間隔を隔てて配置され山形に形成された多数の凹凸を有している。第2規制部58dは、互いに平行な面取り部42dに係合する長孔58gを有している。この回り止め部材58は、第1規制部58cによりフレーム12のスイングアーム24と回り止めされ、第2規制部58dでハブ軸42を回り止めする。これにより、ハブ軸42がフレーム12のスイングアーム24に所定の周方向位置で位置決めされた状態で固定される。
連結部59は、図3,図5及び図7に示すように、回り止め部材58の本体部58bに形成され、底部が第2当接面58aとなる環状凹部66と、ナット部材57に形成され、環状凹部66に収納可能であり、先端面に第1当接面57aを有する環状凸部67と、ナット部材57に設けられた環状凸部67に装着された抜け止め部材68とを有している。
環状凹部66は、軸方向外側端面側の内周面に径方向内方に突出して形成される環状突出部66aを有している。また軸方向外側端面と環状突出部66aとの間には、好ましくはテーパ面66bが形成されている。このテーパ面66bは、ナット部材57を回り止め部材58に連結する際に抜け止め部材68を縮径するのに利用される。環状凸部67は、抜け止め部材68が装着される環状装着溝67aを外周面に有している。環状装着溝67aは、環状凹部66に環状凸部67が当接したときに環状突出部66aより軸方向内側に配置される位置に形成されている。抜け止め部材68は、環状凹部66を弾性的に係止する弾性係止部材であり、具体的には、断面が矩形の金属製の弾性線材をC字状に湾曲して形成されたC形止め輪である。好ましくは、抜け止め部材すなわちC形止め輪68は、自由状態において、環状装着溝67aの溝径より大きな内径を有し、環状突出部66aの奥側部分66cの内径と等しいかそれより大きい外径を有している。また、縮径させて環状装着溝67aの溝底67bに内周部が接触したときのC形止め輪68の外径は、好ましくは環状突出部66aの内径より小さい。好ましくは奥側部分66cと第2当接面58aとの間に小径部66dを設けている。これにより、組立時に抜け止め部材58を自動調芯できる。
このように構成された固定機構43により、内装変速ハブ30をスイングアーム24の後つめ部24aに装着する際には、後つめ部24aのスリット開口端からハブ軸42の両端を奥側まで挿入する。そして、2つの固定機構43をハブ軸42の両端に形成された雄ねじ部42aに手で回してそれぞれねじ込む。このとき、回り止め部材58を回してハブ軸42の回り止め部42cに係合するように第2規制部58dの長孔58gを配置する。この状態で第1規制部58cの突起部58eの先端がスイングアーム24の後端部に接触するまでナット部材57を回す。そして、突起部58eがスイングアーム24に接触すると突起部58eが後つめ部24aのスリットに係合するように、再度回り止め部材58を回す。このとき、ハブ軸42もそれにつれて回る。この状態でさらにナット部材57を回し、最後に第1工具又は第2工具を用いてナット部材57を締め込む。これにより、内装変速ハブ30のフレーム12への装着が完了する。
ここでは、ナット部材57と回り止め部材58とを、抜け止め部材68を有する連結部59により回転自在に連結可能にしたので、回り止め部材58の付け忘れを防止できる。また、ナット部材57をハブ軸42に締め込むとともに第1及び第2規制部58c,58dをフレーム12及びハブ軸42にそれぞれ合わせるだけで、内装変速ハブ30をフレーム12に所定の周方向位置で位置決めして固定できる。このため、内装変速ハブ30のフレーム12への固定作業の作業性が大幅に改善される。さらに、抜け止め部材68により2つの部材57,58を連結しているので、規制部58c,58dの構造にかかわらず2つの部材57,58を連結しやすい。
また、ナット部材57に環状凸部67を形成したので、固定機構43全体ではコンパクトさを保ちつつも、ナット部材57の軸方向の長さを長くできる。このため、ナット部材57とハブ軸42とが高剛性で連結される。
<他の実施形態>
(a) 前記実記形態では、抜け止め部材の弾性係止部材として金属製の弾性線材をC字状に湾曲させたC形止め輪を使用したが、抜け止め部材は、C形止め輪に限定されない。たとえば、図8及び図9に示すように、金属製の弾性線材を多角形(たとえば6角形)に折り曲げた弾性係止部材168でもよい。図8において、固定構造143は、ナット部材157と、回り止め部材158と、連結部159とを有している。それぞれの機能は前記実施形態と同様である。連結部159は、ナット部材157の第1当接面157a側の外周面に第1工具係止部157cより大径のフランジ形状の環状凸部167と、回り止め部材158の第2当接面158a側の端面に形成された環状凹部166と、弾性係止部材168とを有している。環状凹部166の内周面には、弾性係止部材168を装着するための環状装着溝166aが形成されている。
弾性係止部材168は、6つの角部168aと、角部168aを結ぶ6つの辺部168bとを有している。ただし、弾性線材を折り曲げて形成しているため、6つの辺部168bの内線材の端部となる一つの辺部は、2つに分割されている。この角部168aが環状装着溝166aに引っ掛けられて弾性係止部材168が環状凹部166に固定される。また、辺部168bが環状凸部167に抜け止めされる。これにより、ナット部材157と回り止め部材157が回転自在に連結される。なお、固定構造143のその他の構成は前記実施形態と同様なため説明を省略するが、相当する部材に前記実施形態の符号に100を足して図8及び9に表記する。
このような構成の弾性係止部材168を用いると、ナット部材157を回り止め部材158に密着した状態で環状凹部166とナット部材157の外周面(具体的には第1工具係止部157c)との隙間から弾性係止部材168を装着することができる。このため、2つの部材157,158を連結しやすい。また、2つの部材157,158の連結を解除する際には、環状凹部166とナット部材157の外周面との隙間から弾性係止部材168の分割された辺部168bをつまんで取り出すことができる。このため、2つの部材157,158の連結を解除しやすい。
(b)前記実施形態では、回り止め部材58の第2規制部58dを長孔58gで構成したが、図10及び図11に示すように、回り止め部材258の本体部258bの内周面から径方向内方に突出する突出部258gで第2規制部258dを構成してもよい。この場合、ハブ軸242にたとえば1対の凹溝242dで構成された回り止め部242cを設ければよい。なお、回り止め部材258のその他の構成は前記実施形態と同様なため説明を省略するが、相当する部材に前記実施形態の符号に200を足して図10及び11に表記する。
(c)前記実施形態では、回り止め部材58に環状凹部66を設け、ナット部材57に環状凸部を設けたが逆でもよい。図12において、連結部359は、ナット部材357に形成され底部が第1当接面357aとなる環状凹部366と、回り止め部材358に形成され、環状凹部366に収納可能であり、先端面に第2当接面358aを有する環状凸部367と、ナット部材357に設けられた環状凹部366に装着された抜け止め部材368とを有している。環状凹部366の内周面には、抜け止め部材すなわちC形止め輪368が装着される環状装着溝366aが形成されている。また、環状凸部367の第2当接面358a側の外周面には、径方向外方に突出する環状突出部367aが形成されている。さらに、第2当接面358aと環状突出部367aとの間には、好ましくはテーパ面367bが形成されている。このテーパ面367bは、回り止め部材358をナット部材357に連結する際に抜け止め部材368を拡径するのに利用される。
環状装着溝366aは、環状凹部366に環状凸部367が当接したときに環状突出部367aより軸方向内側に配置される位置に形成されている。抜け止め部材368は、環状凸部367を弾性的に係止する弾性係止部材であり、具体的には、断面が矩形の金属製の弾性線材をC字状に湾曲して形成されたC形止め輪である。抜け止め部材すなわちC形止め輪368は、自由状態では、環状装着溝366aの溝径より小さな外径を有し、環状突出部367aの奥側部分367cの内径と等しいかそれより小さい内径を有している。また、拡径させて環状装着溝366aの溝底366bに外周部が接触したときのC形止め輪368の内径は、好ましくは環状突出部367aの外径より大きい。
このように環状凸部367を回り止め部材358に形成すると、固定機構343全体ではコンパクトさを保ちつつも、回り止め部材358の軸方向の長さを長くできる。このため、回り止め部材358とハブ軸42とが高剛性で連結される。
なお、環状装着溝367aを環状凸部367に形成したが前記実施形態と同様に環状凹部に形成してもよい。また、前記実施形態において、環状装着溝を環状凸部に形成してもよい。
また、固定構造343のその他の構成は前記実施形態と同様なため説明を省略するが、相当する部材に前記実施形態の符号に300を足して図12に表記する。
(d)前記実施形態では、抜け止め部材として弾性係止部材で構成したが、連結部の抜け止め機能を有するものであれば、抜け止め部材は、弾性係止部材に限定されない。図13では、固定構造443の連結部459の抜け止め部材468は、環状凹部466に向けて回り止め部材458の外周面から装着されたねじ部材で構成されている。ねじ部材すなわち抜け止め部材468は、回り止め部材458の本体部458bの外周面に周方向に間隔を隔てて放射状に形成されて複数のネジ孔458iにねじ込まれている。ネジ孔458iは、環状抜け止め溝467aに対向可能な位置に形成されている。ねじ部材すなわち抜け止め部材468は、ねじ込まれたときに先端が環状抜け止め溝467a内に配置される長さを有している。このような構成の抜け止め部材であってもよい。
なお、固定構造443のその他の構成は前記実施形態と同様なため説明を省略するが、相当する部材に前記実施形態の符号に400を足して図13に表記する。
(e)前記実施形態では、自転車用ハブとして内装変速ハブを例示したが、自転車用ハブは内装変速ハブに限定されず、ハブ軸を所定の周方向位置に位置決めする必要がある全てのハブに適用できる。
(f)前記実施形態では、第1規制部58cを突起部58eとローレット部58fとで構成したが、突起部58eとローレット部58fとのいずれか一方のみで第2規制部を構成してもよい。
なお、本明細書中で使用される用語「弾性」とは、外力によりその大きさや形状に変化を生じた物質が、その外力を取り除かれた後に元の大きさや形状に戻ろうとする特性を指す。従って、本明細書中では、完全に元の大きさや形状に復帰しなくとも、外力を取り除かれた際に元の状態に回復しようとする特性は全て「弾性」の範疇に含まれる。
本発明の一実施形態が採用された自転車の側面図。 その内装変速ハブの断面図。 本発明の一実施形態による固定機構の一部半截断面図。 ナット部材の正面図。 ナット部材の半截断面図。 回り止め部材の正面図。 回り止め部材の断面図。 他の実施形態の図3に相当する図。 図8のIX−IX断面図。 さらに他の実施形態の図6に相当する図。 その図7に相当する図。 さらに他の実施形態の図3に相当する図。 さらに他の実施形態の図3に相当する図。
符号の説明
30 内装変速ハブ
42,242 ハブ軸
42c,242c 回り止め部
43,143,243,343,443 固定機構
57,157,257,357,457 ナット部材
57a,157a,357a,457a 第1当接面
57b,157b,357b,457b 雌ねじ部
57c,157c,357c,457c 第1工具係止部
57d,157d,357d,457d 第2工具係止部
58,158,258,358,458 回り止め部材
58a,158a,258a,358a,458a 第2当接面
58b,158b,258b,358b,458b 本体部
58c,158c,258c,358c,458c 第1規制部
58d,158d,258d,358d,458d 第2規制部
59,159,259,359,459 連結部
66,166,266,366,466 環状凹部
67,267,367,467 環状凸部
68,268,368 抜け止め部材(C形止め輪)
68,168,268,368 抜け止め部材(弾性係止部材)
468 抜け止め部材(ねじ部材)

Claims (20)

  1. 自転車用ハブの固定機構であって、
    第1当接面を有し前記自転車用ハブのハブ軸に螺合可能なナット部材と、
    前記第1当接面に当接可能な第2当接面を有する筒状の本体部と、自転車のフレームとの相対回転を規制する第1規制部と、前記ハブ軸との相対回転を規制する第2規制部とを有し、前記ハブ軸に装着可能な回り止め部材と、
    前記ナット部材と前記回り止め部材とのいずれか一方に装着された抜け止め部材を有し、前記ナット部材と前記回り止め部材とを回転自在に連結する連結部と、
    を備えた自転車用ハブの固定機構。
  2. 前記ナット部材は、締め付け用の第1工具を係止する第1工具係止部を外周面に有する、請求項1に記載の自転車用ハブの固定機構。
  3. 前記ナット部材は、締め付け用の第2工具を係止する第2工具係止部を前記第1当接面と逆側の端面に有する、請求項1又は2に記載の自転車用ハブの固定機構。
  4. 前記ナット部材は、前記ハブ軸に螺合する雌ねじ部を内周面に有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  5. 前記ハブ軸は、外周面に回り止め部を有し、
    前記回り止め部材の第2規制部は、前記本体部の内周部に設けられ前記回り止め部に回転不能に係合する、請求項1から4のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  6. 前記回り止め部は、互いに平行に面取りされた面取り部を有し、
    前記第2規制部は、前記本体部の内周部に形成され前記面取り部に回転不能に係合する長孔を有する、請求項5に記載の自転車用ハブの固定機構。
  7. 前記回り止め部は、外周面に径方向内方に凹んで形成された凹部を有し、
    前記第2規制部は、前記本体部の内周部に形成され前記凹部に回転不能に係合する突出部を有する、請求項5に記載の自転車用ハブの固定機構。
  8. 前記第1規制部は、前記本体部に形成される突起部を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  9. 前記突起部は、前記本体部の前記第2当接面と逆側の端面より突出して形成されている、請求項8に記載の自転車用ハブの固定機構。
  10. 前記第1規制部は、前記本体部の前記第2当接面と逆側の端面に形成されたローレット部をさらに有する、請求項8又は9に記載の自転車用ハブの固定機構。
  11. 前記第1規制部は、前記本体部の前記第2当接面と逆側の端面に形成されたローレット部を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  12. 前記連結部は、
    前記回り止め部材に形成され、底部が前記第2当接面となる環状凹部と、
    前記ナット部材に形成され、前記環状凹部に収納可能であり、先端面に前記第1当接面を有する環状凸部とを有し、
    前記抜け止め部材は、前記環状凹部と前記環状凸部の一方に装着される、請求項1から11のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  13. 前記連結部は、
    前記ナット部材に形成され、底部が前記第1当接面となる環状凹部と、
    前記回り止め部材に形成され、前記環状凹部に収納可能であり、先端面に前記第2当接面を有する環状凸部とを有し、
    前記抜け止め部材は、前記環状凹部と前記環状凸部の一方に装着される、請求項1から11のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  14. 前記環状凸部は、外周面に形成され前記抜け止め部材を装着可能な環状溝を有し、
    前記環状凹部は、内周面に径方向内方に突出して形成される環状突出部を有する、請求項12又は13に記載の自転車用ハブの固定機構。
  15. 前記環状凹部は、内周面に形成され前記抜け止め部材を装着可能な環状溝を有し、
    前記環状凸部は、外周面に径方向外方に突出して形成される環状突出部を有する、請求項12又は13に記載の自転車用ハブの固定機構。
  16. 前記抜け止め部材は、弾性係止部材である、請求項12から15のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
  17. 前記弾性係止部材はC形止め輪である、請求項16に記載の自転車用ハブの固定機構。
  18. 前記C形止め輪は、弾性線材をC字状に湾曲して形成された部材である、請求項17に記載の自転車用ハブの固定機構。
  19. 前記抜け止め部材は、弾性線材を多角形状に屈曲して形成された部材である、請求項16に記載の自転車用ハブの固定機構。
  20. 前記自転車用ハブは内装変速ハブであり、
    前記回り止め部材は、前記内装変速ハブの前記ハブ軸を回り止めする、請求項1から19のいずれか1項に記載の自転車用ハブの固定機構。
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