JP2003287060A - ラチェット式レバー機構 - Google Patents
ラチェット式レバー機構Info
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- JP2003287060A JP2003287060A JP2002090706A JP2002090706A JP2003287060A JP 2003287060 A JP2003287060 A JP 2003287060A JP 2002090706 A JP2002090706 A JP 2002090706A JP 2002090706 A JP2002090706 A JP 2002090706A JP 2003287060 A JP2003287060 A JP 2003287060A
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- input shaft
- screw hole
- bifurcated
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Abstract
させる。 【構成】 アップ用、ダウン用のラチェットギヤ12-u,1
2-dに噛合可能な爪片18-u,18-dを二股段差片26a-u,26a-
dにそれぞれ有した平面略二股形状の二股プレート26
が、回動中心となる入力軸20回りに、その一体回動を可
能に係着されている。そして、第1、第2のねじ孔30,3
2が入力軸先端のねじ孔突起20b、および二股プレート26
のねじ孔付き台座36に設けられ、ユニットカバー24に形
成された対応形状の第1、第2の挿通孔38,40内へのね
じ孔突起、およびねじ孔付き台座の介在によるユニット
カバーからの離間保持を伴った、第1、第2のねじ孔に
対する止めねじ42,44の締結により、ユニットカバー外
部の駆動レバー16を、ユニットカバーに対する回動を可
能に、入力軸20に一体的に連結、固定している。
Description
の駆動機構として設けられるラチェット式レバー機構、
特に、ユニットカバーの外部において、駆動レバーが入
力軸に対して一体回動可能に連結、固定される形態のラ
チェット式レバー機構に関する。
シートリフターの駆動機構として、たとえば、対応する
一回動方向のみの駆動力をその出力軸に伝達、出力可能
とした、いわゆるラチェット式レバー機構が提供されて
いる。そして、この種のラチェット式レバー機構とし
て、ワンウェイクラッチ付きギヤからなるアップ用、ダ
ウン用一対のラチェットギヤを、たとえばブレーキユニ
ットの制動軸に連結される出力軸上に、そのロック回転
方向を異にして段差配置した、たとえば特開2000−2552
95公報に開示のような構成が知られている。
チェット式レバー機構においては、アップ用、ダウン用
のラチェットギヤに噛合可能なアップ用、ダウン用の爪
片を、その対応する段差位置に有したラチェット爪体
が、駆動レバーにより駆動される入力軸周りに一体係着
されている。そして、駆動レバーの回動方向に対応した
爪片を、その対応するアップ用、ダウン用のラチェット
ギヤに噛合させ、これをさらに回動させることにより対
応ラチェットギヤのロック回転方向への出力回転を出力
軸に発生させるものとして、この公知のラチェット式レ
バー機構は構成されている。
チェット式レバー機構は、前出の特開2000−255295公報
に開示のように、ユニットカバー等での被覆のもとで概
ねユニット化され、駆動レバーが、このユニットカバー
の外部において、入力軸に一体回動可能に連結、固定さ
れている。
力軸、およびこの入力軸の嵌入、係着される駆動レバー
の軸受が所定継手形状、たとえばスプライン継手に形成
され、この継手形状の嵌合、係合のもとで、入力軸、お
よび駆動レバーの一体回動が確保されている。そして、
このようなスプライン継手等による連結においては、入
力軸の軸線に沿った方向での係合長さがその係着力に影
響するため、係着、つまりその一体回動を確実に得るた
めには、入力軸と駆動レバーの軸受との係合長さ、ひい
てはユニットカバーからの入力軸の突出長を十分に長く
とる必要がある。
常、シートクッションの側面、特にドア等の壁面側に配
置されることを考えると、ユニットカバーからの入力軸
の突出長が制限を受けることは避けられない。特に、室
内幅の狭い自動車のシートにおいては、シートクッショ
ン側面と壁面等との間の隙間が自ずと狭くなることか
ら、レイアウト上、その適用、つまりはラチェット式レ
バー機構の採用が困難となることも考えられる。
の少ない、レイアウト性に優れたラチェット式レバー機
構の提供を目的としている。
に、この発明の請求項1に示すラチェット式レバー機構
においては、アップ用、ダウン用のラチェットギヤに噛
合可能な爪片を二股段差片にそれぞれ有した平面略二股
形状の二股プレートが、回動中心となる入力軸回りに、
その一体回動を可能に係着されている。そして、第1、
第2のねじ孔が入力軸先端、および二股プレートに設け
られ、ユニットカバーに形成された対応形状の第1、第
2の挿通孔内への所定スペーサ部材の介在によるユニッ
トカバーからの離間保持を伴った、第1、第2のねじ孔
に対する各止めねじの締結により、ユニットカバー外部
の駆動レバーを、ユニットカバーに対する回動を可能
に、入力軸に一体的に連結、固定している。
力軸先端を、スペーサ部材を兼ねるねじ孔突起として形
成し、このねじ孔突起の挿通される丸孔として、ユニッ
トカバーの第1挿通孔を形成するとともに、ねじ孔付き
台座を、スペーサ部材を兼ねて二股プレートに突設、固
着し、入力軸を中心としたこのねじ孔付き台座の円弧移
動を保障可能とする円弧状の長孔として、ユニットカバ
ーの第2挿通孔を形成している。
明の実施の形態について詳細に説明する。
ラチェット式レバー機構10においては、ワンウェイクラ
ッチ付きギヤからなるアップ用、ダウン用のラチェット
ギヤ12-u,12-dが、出力軸14周りに、そのロック回転方
向への一体回転を可能にそれぞれ係着配置されるととも
に、その駆動源となる駆動レバー16が、ラチェットギヤ
に噛合可能なアップ用、ダウン用の爪片18-u,18-dの回
動中心となる入力軸20に、一体的に連結、固定されてい
る。
略を説明する。
u,12-dとして用いられるワンウェイクラッチ付きギヤ
は、いずれも内輪12aを伴う外輪12bの回転方向、つまり
ロック回転方向を一方向のみに限定した公知のものであ
り、ロック回転方向を相反する方向、つまり異にして、
たとえばセレーション等の継手の係着により、出力軸14
周りに、内輪の一体回転を可能に環装配置される。
ットの制動軸(図示しない)との連結、係着を可能とす
る軸受14aを、その一端(図中下端)に有して形成さ
れ、ユニットベース24とユニットカバー26との間に、回
転自在に軸支、保持される。そして、この出力軸14のラ
チェットギヤ12-u,12-dに噛合可能なアップ用、ダウン
用の爪片18-u,18-dを一体回動可能に有した入力軸20
が、出力軸14との平行位置に軸支、保持されている。
この発明においては、アップ用、ダウン用の爪片18-u,1
8-dが、平面略二股形状の二股プレート26の持つ二股段
差片26a-u,26a-dにそれぞれ形成されている。この実施
の形態においては、二股プレートの二股段差片26a-u,26
a-dが、たとえば一方の平行段差曲げのもとで、アップ
用、ダウン用のラチェットギヤ12-u,12-dに整列する段
差位置にそれぞれ配置されている。そして、二股プレー
ト26に設けられた非円形の軸孔28に、入力軸20がその段
部に有する非円形の回り止め部20aを挿入、嵌合させる
ことによって、二股プレートが、入力軸回りに、その一
体回動を可能に係着されている。
ト26では、たとえば二股段差片26a-uが基準とされ、ア
ップ用、ダウン用のラチェットギヤ12-u,12-d間の段差
に対応するだけの段差を他方の二股段差片26a-dとの間
に設けるべく、その相互間を平行とする平行段差曲げに
より、この他方の二股段差片26a-dが、基準の二股段差
片26a-uに対して段差付けされている(図1参照)。
し、ユニットカバー24の外部から、その一体回動を可能
に連結、固定されている。
の発明においては、第1、第2のねじ孔30,32が、入力
軸20の先端、および二股プレート26にそれぞれ設けられ
ている。第1ねじ孔30は、たとえば、入力軸先端に設け
られたねじ孔突起20bからのねじ孔として形成され、ま
た、第2ねじ孔32は、たとえば、挿通孔34を介して二股
プレート26にカシメ固定されたねじ孔付き台座36のねじ
孔として、二股プレートに設けられている。
先端のねじ孔突起20b、および第2ねじ孔32を有した二
股プレートのねじ孔付き台座36は、ユニットカバー24か
らの所定の離間位置に駆動レバー16を保持するスペーサ
部材として機能可能となっている。そして、ユニットカ
バー24に形成された対応形状の第1、第2の挿通孔38,4
0内への所定スペーサ部材、つまりねじ孔突起20b、およ
びねじ孔付き台座36の介在によるユニットカバー24から
の離間保持を伴った、第1、第2のねじ孔30,32に対す
る止めねじ42,44の締結により、ユニットカバー外部の
駆動レバー16を、ユニットカバーに対する回動を可能
に、入力軸20に一体的に連結、固定している。
すぎないため、この入力軸のねじ孔突起20bの挿入、介
在されるユニットカバーの第1挿通孔38は、このねじ孔
突起の挿通可能な丸孔であれば足りる。これに対し、第
2ねじ孔32を有するねじ孔付き台座36は、二股プレート
26の回動中心となる入力軸20からの離反位置にあるた
め、図2に示すような、この入力軸を中心としたねじ孔
付き台座、つまり第2ねじ孔の円弧移動を保障可能とす
る円弧状の長孔として、ユニットカバーの第2挿通孔40
は形成される。
体回動のもとで、アップ用、ダウン用の爪片18-u,18-d
は入力軸20を中心として回動される。そして、アップ
用、ダウン用の爪片18-u,18-dのうち、その回動方向に
対応する側の爪片が、それに対応するラチェット爪12-
u,12-dに噛合し、それをロック回転方向に回転させるこ
とにより、駆動レバー16の回動力は、その操作方向に応
じた回転出力として、出力軸14に伝達、出力可能とな
る。
においては、通常、図2に示すような、ラチェットギヤ
12-u,12-dへの爪片18-u,18-dの非噛合位置が、駆動レバ
ー16の初期位置(ニュートラル位置)として規定され、
リターンばね46の付勢力のもとで、駆動レバーはそのニ
ュートラル位置に付勢、保持されている。
バー機構10においては、リターンばね46が、入力軸20周
りに環装配置されたねじりばねとしてなり、このねじり
ばねの端末46aを、入力軸との一体回動を可能に係着配
置したサポートプレート48の係合片48a、およびユニッ
トベース22の係合片22aにそれぞれ係合させることによ
って、その付勢力を、入力軸、ひいては駆動レバー16に
伝達させるものとして構成されている。
バー機構10においては、駆動レバー16を、入力軸20、お
よびこの入力軸と一体回動される二股レバー26に対する
ねじ止めのもとで、入力軸に一体的に連結、固定されて
いる。
ことなく、駆動レバー16を入力軸20に一体的に連結、固
定しているため、この発明によれば、ユニットカバー24
からの入力軸等の突出長は確実に低減される。従って、
レイアウト上の不利を招かない、適応性、および汎用性
に優れたラチェット式レバー機構10が、これによれば容
易に確保可能となる。
股プレートの第2ねじ孔32に対する止めねじ42,44の螺
着、締着のもとで、駆動レバー16は固定されている。つ
まり、駆動レバー16は、入力軸20に対し、2点で固定さ
れているものと同等であることから、その固定の確実
性、および安定性を損なうことはない。
ウン用の爪片18-u,18-dが、二股プレートの二股段差片2
6a-u,26a-dにそれぞれ設けられているため、この爪片の
形成、および配置が、プレス加工による二股プレート26
の成形のもとで確保可能となる。つまり、段差位置にあ
るアップ用、ダウン用の爪片18-u,18-dを、鋳型による
一体成形等のような煩雑な製造工程を伴うことなく得る
ことができるため、その作業性、および生産性が一層向
上される。
低減も同時に得ることが可能となる。
は、ユニットカバーの第1、第2の挿通孔38,40に挿
入、介在されるスペーサ部材として、入力軸先端のねじ
孔突起20b、および二股プレート26に固着したねじ孔付
き台座36を、それぞれ例示しているが、駆動レバー16
を、ユニットカバー24に対する回動を可能に、このユニ
ットカバーからの所定離間位置で保持可能とするもので
あれば足りるため、これに限定されず、たとえば、駆動
レバーとの一体形状として、止めねじ42,44の挿通可能
なスペーサを形成したり、別体のスペーサを、入力軸20
と駆動レバーとの間、および二股プレート26と駆動レバ
ーとの間に、それぞれ介在配置させる構成としてもよ
い。
第1、第2のねじ孔30,32を有したねじ孔突起20b、およ
びねじ孔付き台座36を入力軸20、および二股プレート26
にそれぞれ設ける構成とすれば、その構成の簡素化が容
易にはかられる。
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
ト式レバー機構によれば、ユニットカバー外部に大きく
突出されるスプライン継手等の継手を用いることなく、
駆動レバーを入力軸に、その一体回動を可能に連結、固
定できるため、ユニットカバーからの入力軸等の突出長
は確実に低減される。従って、レイアウト上の不利を招
かない適応性、および汎用性に優れたラチェット式レバ
ー機構が、これによれば容易に確保可能となる。
プレートの第2ねじ孔に対する2点止めにより、駆動レ
バーが固定されるため、その固定の確実性、および安定
性を損なうことはない。
プレートの二股段差片にそれぞれ設けられているため、
この爪片の形成、および配置が、プレス加工による二股
プレートの成形のもとで確保可能となる。つまり、段差
位置にあるアップ用、ダウン用の爪片を、鋳型による一
体成形等のような煩雑な製造工程を伴うことなく得るこ
とができるため、その作業性、および生産性の一層の向
上により、そのコストの低減化も同時にはかられる。
孔突起、およびねじ孔付き台座を入力軸、および二股プ
レートにおけるそれぞれのスペーサ部材とすれば、その
構成の簡素化が容易にはかられる。
部破断の概略側面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 出力軸回りにそのロック回転方向を異に
して一体係着された、ワンウェイクラッチ付きギヤから
なるアップ用、ダウン用のラチェットギヤと;このラチ
ェットギヤに噛合可能に入力軸回りの段差位置に一体的
に配されたアップ用、ダウン用の爪片と;をユニットカ
バー内に備え、ユニットカバー外部から入力軸に連結さ
れた駆動レバーの回動操作により、その回動力をラチェ
ットギヤから出力軸に伝達、出力可能としたラチェット
式レバー機構において、 アップ用、ダウン用の爪片を二股段差片にそれぞれ有し
た平面略二股形状の二股プレートが、回動中心となる入
力軸回りに、その一体回動を可能に係着されるととも
に、 第1、第2のねじ孔が入力軸先端、および二股プレート
に設けられ、ユニットカバーに形成された対応形状の第
1、第2の挿通孔内への所定スペーサ部材の介在による
ユニットカバーからの離間保持を伴った、第1、第2の
ねじ孔に対する各止めねじの締結により、ユニットカバ
ー外部の駆動レバーを、ユニットカバーに対する回動を
可能に、入力軸に一体的に連結、固定したことを特徴と
するラチェット式レバー機構。 - 【請求項2】 入力軸先端が、スペーサ部材を兼ねるね
じ孔突起として形成され、このねじ孔突起の挿通される
丸孔として、ユニットカバーの第1挿通孔が形成される
とともに、 ねじ孔付き台座が、スペーサ部材を兼ねて二股プレート
に突設、固着され、入力軸を中心としたこのねじ孔付き
台座の円弧移動を保障可能とする円弧状の長孔として、
ユニットカバーの第2挿通孔が形成された請求項1記載
のラチェット式レバー機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090706A JP3776372B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | ラチェット式レバー機構 |
US10/290,174 US6732842B2 (en) | 2002-03-28 | 2002-11-08 | Ratchet-type lever mechanism |
DE10255340.8A DE10255340B4 (de) | 2002-03-28 | 2002-11-27 | Sperrklinkenartiger Hebelmechanismus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090706A JP3776372B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | ラチェット式レバー機構 |
DE10255340.8A DE10255340B4 (de) | 2002-03-28 | 2002-11-27 | Sperrklinkenartiger Hebelmechanismus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287060A true JP2003287060A (ja) | 2003-10-10 |
JP3776372B2 JP3776372B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=32991912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002090706A Expired - Fee Related JP3776372B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | ラチェット式レバー機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3776372B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015209077A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2017065484A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートリフター装置 |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002090706A patent/JP3776372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015209077A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2017065484A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートリフター装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3776372B2 (ja) | 2006-05-17 |
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