JP2007025418A - レンズ移動機構及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 消費電力の低減及びレンズホルダーの移動時におけるガタツキの防止を図る。
【解決手段】 レンズ鏡筒2の内部において可動レンズ7を保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダー8と、該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸21、21と、レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネット18と、少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイル23と、レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体22とを設けた。
【選択図】図4
【解決手段】 レンズ鏡筒2の内部において可動レンズ7を保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダー8と、該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸21、21と、レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネット18と、少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイル23と、レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体22とを設けた。
【選択図】図4
Description
本発明はレンズ移動機構及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、レンズホルダーに取り付けられる駆動用マグネットを引き寄せる磁性体を設けて消費電力の低減及びレンズホルダーの移動時におけるガタツキの防止を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、レンズ鏡筒内にズーム用又はフォーカス用の可動レンズを有し、該可動レンズがレンズホルダーに保持されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された撮像装置にあっては、光軸方向に延びる一対のガイド軸に移動自在に支持されたレンズホルダーに駆動用コイルが取り付けられ、レンズ鏡筒内にヨークが固定され、該ヨークに駆動用コイルに対向した状態で駆動用マグネットが固定されている。
このような撮像装置においては、駆動用コイルに通電が行われると、駆動用マグネットと駆動用コイルとによって通電方向に応じた方向へのレンズホルダーに対する推進力が付与され、この推進力によってレンズホルダーと可動レンズがガイド軸に案内されて光軸方向へ移動される。従って、可動レンズの光軸方向への移動により、フォーカシング調整又はズーミング調整が行われる。
ところで、ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置にあっては、使用者が撮像装置を把持した状態で撮影が行われることが多いが、このとき使用者の把持状態や撮影角度によっては、撮像装置が上下左右へ傾いた状態とされることがある。撮像装置の傾き方向によっては可動レンズの光軸方向が水平方向に対して傾いてしまうが、このとき、例えば、光軸方向が上下方向となってしまった場合やそれに近い方向となってしまった場合等には、レンズホルダーと可動レンズの自重により該レンズホルダーと可動レンズが光軸方向(下方)へ移動してしまい、フォーカシング調整やズーミング調整に支障を来たしてしまう。
従って、撮影時における上記のような光軸方向の傾きが生じた場合においては、可動レンズを保持するレンズホルダーの光軸方向における移動を規制してレンズホルダーを保持する必要があるが、従来の撮像装置にあっては、レンズホルダーの保持を、常時、駆動用コイルに通電することにより行っており、その分、消費電力が大きいという問題があった。
一方、ガイド軸と該ガイド軸に摺動自在に支持されるレンズホルダーの軸受部との間には、レンズホルダーの円滑な移動を確保するためのクリアランスが存在するため、このクリアランス分、レンズホルダーが光軸に直交する方向へ移動し、レンズホルダーのガイド軸に対するガタツキが発生するおそれがある。
レンズホルダーのガタツキが発生すると、撮影画像が揺れる所謂像揺れ現象が発生してしまう。例えば、21インチモニター上では、レンズホルダーのガタ量が数ミクロンである場合に、5mm乃至10mmの像揺れが生じる可能性がある。
そこで、本発明レンズ移動機構及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、消費電力の低減及びレンズホルダーの移動時におけるガタツキの防止を図ることを課題とする。
本発明レンズ移動機構は、上記した課題を解決するために、ズーム用又はフォーカス用の可動レンズと、レンズ鏡筒の内部において上記可動レンズを保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダーと、レンズホルダーの移動時に該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸と、レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネットと、少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイルと、レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体とを設けたものである。
本発明撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部にズーム用又はフォーカス用の可動レンズが位置されたレンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒の内部において上記可動レンズを保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダーと、レンズホルダーの移動時に該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸と、レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネットと、少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイルと、レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体とを設けたものである。
従って、本発明レンズ移動機構及び撮像装置にあっては、磁性体によって駆動用マグネットが引き寄せられてレンズホルダーが光軸方向と直交する方向においてガイド軸に押し付けられる。
本発明レンズ移動機構は、ズーム用又はフォーカス用の可動レンズと、レンズ鏡筒の内部において上記可動レンズを保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダーと、レンズホルダーの移動時に該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸と、レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネットと、少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイルと、レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体とを備えたことを特徴とする。
従って、可動レンズの光軸方向が水平方向に対して傾斜した場合に駆動用コイルに通電しない状態においても、自重により可動レンズを保持するレンズホルダーが光軸方向へ移動することがなく、駆動用コイルへの通電を行うことなくレンズホルダーを所望の位置に保持することができ、消費電力の低減を図ることができる。
また、レンズホルダーの光軸方向への移動時に該レンズホルダーがガイド軸に押し付けられた状態とされるため、レンズホルダーのガイド軸に対するガタツキが生じ難く、像揺れの発生を防止することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、磁性体をレンズホルダーの移動方向に延び該移動方向に直交する方向に離隔して配置される複数の磁性部材によって構成したので、磁性部材の数を増減することにより駆動用マグネットに対する磁性体の吸引力を調整してガイド軸に対するレンズホルダーの押付力を所望の大きさに設定することができ、レンズホルダーの光軸方向における移動の円滑化を図ることができる。
本発明撮像装置は、内部にズーム用又はフォーカス用の可動レンズが位置されたレンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒の内部において上記可動レンズを保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダーと、レンズホルダーの移動時に該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸と、レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネットと、少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイルと、レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体とを備えたことを特徴とする。
従って、可動レンズの光軸方向が水平方向に対して傾斜した場合に駆動用コイルに通電しない状態においても、自重により可動レンズを保持するレンズホルダーが光軸方向へ移動することがなく、駆動用コイルへの通電を行うことなくレンズホルダーを所望の位置に保持することができ、消費電力の低減を図ることができる。
また、レンズホルダーの光軸方向への移動時に該レンズホルダーがガイド軸に押し付けられた状態とされるため、レンズホルダーのガイド軸に対するガタツキが生じ難く、像揺れの発生を防止することができる。
以下に、本発明レンズ移動機構及び撮像装置を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。以下に示す最良の形態は、本発明撮像装置をビデオカメラに適用し、本発明レンズ移動機構を、このビデオカメラに設けられたレンズ移動機構に適用したものである。尚、本発明の適用範囲はビデオカメラ又はこれに設けられたレンズ移動機構に限られることはなく、本発明は、スチルカメラの他、動画撮影又は静止画撮影の機能を有する各種の撮像装置又はこれらに設けられるレンズ移動機構に広く適用することができる。
撮像装置1は、外筐として設けられたレンズ鏡筒2に所要の各部が配置されて成る(図1参照)。レンズ鏡筒2には、前端部に位置する対物レンズ3と、後端部に位置する固体撮像素子等の撮像手段4と、ズーム用又はフォーカス用のレンズ移動機構5、5と、該レンズ移動機構5、5間に配置されたアイリス又はシャッターを構成する可動機構6とが配置されている。
レンズ移動機構5、5はそれぞれ可動レンズ7、7を保持したレンズホルダー8、8と該レンズホルダー8、8を可動レンズ7、7の光軸方向へ移動させる駆動手段9、9とを有している。
可動機構6は可動レンズ7、7の光軸方向に直交する方向へ移動される可動部材10、10と該可動部材10、10を移動させる駆動モーター11とを有している。駆動モーター11の駆動力によって可動部材10、10が互いに離接する方向へ移動されることにより光学系の光路が開閉される。
被写体から対物レンズ3を通った光は、順にズーム用の可動レンズ7、可動部材10、10の移動によって開放された光路及びフォーカス用の可動レンズ7を介して撮像手段4に入射される。
撮像手段4によって得られた画像出力は画像処理部12に送出されて所定の処理が行われる。画像処理部12は、制御等に必要な情報を演算処理部13に送出したり、撮影画像をビユーファインダーやモニター等に送って表示させ、あるいはユーザーの操作指示に従って画像情報等を記録媒体に記録させる。マイクロコンピュータ等を有する演算処理部13は、制御部14に制御指令信号を送出し、該制御部14から可動機構6の駆動モーター11及びレンズ移動機構5、5の駆動手段9、9等に制御信号が入力されることによって各部が制御される。
レンズホルダー8は、図2及び図3に示すように、可動レンズ7を保持するレンズ保持部15と該レンズ保持部15から突出されたスリーブ部16とレンズ保持部15から突出された突部17とを有し、スリーブ部16及び突部17は光軸方向に延びるように設けられている。スリーブ部16と突部17は、レンズ保持部15の可動レンズ7を挟んで互いに反対側に位置する側縁から突出され、突部17の先端部には被支持溝部17aが形成されている。
レンズホルダー8のスリーブ部16側の端部(下端部)には、駆動用マグネット18が取り付けられている。駆動用マグネット18は、例えば、光軸方向においてN極とS極に着磁されている。
駆動用マグネット18の一方の面(上面)には駆動用マグネット18と同様の大きさ及び形状に形成された接地ヨーク19が取り付けられている。
レンズホルダー8のスリーブ部16の一方の側面には位置検出用マグネット20が取り付けられている。位置検出用マグネット20は光軸方向に長く形成され、光軸方向において磁極が交互に多数形成されている。
レンズ鏡筒2内には光軸方向に延びるガイド軸21、21、・・・が配置されている(図1参照)。ガイド軸21、21、・・・は、可動機構6を挟んで光軸方向における互いに反対側に2つずつが配置され、ズーム用のレンズホルダー8とフォーカス用のレンズホルダー8がそれぞれ2つずつのガイド軸21、21、・・・に光軸方向へ移動自在に支持されている。レンズホルダー8、8のそれぞれにおいて、図2及び図3に示すように、一方のガイド軸21がスリーブ部16に挿入され、他方のガイド軸21が被支持溝部17aに挿入され、レンズホルダー8がガイド軸21、21に摺動自在に支持される。
レンズ鏡筒2内には、駆動用マグネット18の下面に対向する位置に磁性体22が固定された状態で配置されている。磁性体22は、例えば、鉄等の磁性金属材料によって矩形の板状に形成され、駆動用マグネット18と同様の大きさ及び形状に形成されている。
レンズ鏡筒2内には、略矩形の枠状に巻回されて形成された駆動用コイル23が固定された状態で配置されている。駆動用コイル23は駆動用マグネット18と磁性体22との間に両者と所定の間隔を有した状態で配置され、軸方向が駆動用マグネット18と磁性体22を結ぶ方向となる向きで配置されている(図2乃至図4参照)。
レンズ鏡筒2内には、位置検出用マグネット20に対向する位置に、磁気抵抗素子24が配置されている。
以上のように構成された撮像装置1において、駆動用コイル23に駆動電流が供給されると、供給された電流の方向と駆動用マグネット18の磁極との関係において駆動電流の方向に応じた推進力がレンズホルダー8に付与され、該レンズホルダー8がガイド軸21、21に案内されて光軸方向へ移動される。従って、可動レンズ7がレンズホルダー8に伴って光軸方向へ移動されズーム機能又はフォーカス機能が発揮される。このときレンズホルダー8に取り付けられた位置検出用マグネット20に対向する磁気抵抗素子24における抵抗値が、位置検出用マグネット20の移動に基づく磁界の変化に伴って変化することにより、レンズホルダー8の光軸方向における位置が検出される。
上記したレンズホルダー8の光軸方向における移動時には、駆動用マグネット18からレンズホルダー8の移動には無関係な磁束である所謂漏れ磁束F、F、・・・が発生する(図4参照)。この漏れ磁束F、F、・・・は、駆動用コイル23を挟んで対向した位置に固定されている磁性体22に達し、該磁性体22によって駆動用マグネット18が引き寄せられる。従って、駆動用マグネット18が取り付けられたレンズホルダー8が磁性体22側に引き寄せられ、スリーブ部16の内面が一方のガイド軸21に押し付けられた状態でレンズホルダー8が光軸方向へ移動される。
また、漏れ磁束F、F、・・・は駆動用コイル23に対する通電とは無関係に発生するため、レンズホルダー8は駆動用コイル23に対する通電状態に拘わらず、常時、磁性体22側に引き寄せられる。
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、駆動用コイル23を挟んで駆動用マグネット18の反対側において、該駆動用マグネット18を常に引き寄せる磁性体22が設けられているため、撮像装置1の使用時に光軸方向が水平方向に対して傾斜した場合に駆動用コイル23に通電しない状態においても、自重により可動レンズ7を保持するレンズホルダー8が光軸方向へ移動することがない。従って、駆動用コイル23への通電を行うことなくレンズホルダー8を所望の位置に保持することができるため、撮像装置1の消費電力の低減を図ることができる。
また、レンズホルダー8の光軸方向への移動時にスリーブ部16の内面が一方のガイド軸21に押し付けられた状態とされるため、レンズホルダー8のガイド軸21に対するガタツキが生じ難く、像揺れの発生を防止することができる。
尚、上記には、レンズホルダー8の光軸方向における位置検出を行う手段として、位置検出用マグネット20と磁気抵抗素子24を用いた例を示したが、レンズホルダー8の光軸方向における位置検出を行う手段は位置検出用マグネット20と磁気抵抗素子24に限られることはなく、これ以外の他の磁気的な検出手段やホール素子等の光検出による検出手段等を広く用いることが可能である。
上記には、磁性体22が駆動用コイル23の全体を挟んで駆動用マグネット18の反対側に配置された例を示したが、例えば、図5に示すように、軸方向が光軸方向に一致するように配置された駆動用コイル23Aを用い、該駆動用コイル23Aを挿通させた状態で磁性体22を配置する構成を有するレンズ移動機構5Aを用いることも可能である。従って、レンズ移動機構5Aにあっては、駆動用コイル23Aの一部を挟んで駆動用マグネット18と磁性体22が対向して位置される。
また、図6に示すように、複数の棒状の磁性材料22a、22a、・・・によって構成された磁性体22Bを用いてレンズ移動機構5Bを構成することも可能である。磁性体22Bとして複数の磁性材料22a、22a、・・・を用い、その数を増減することにより、駆動用マグネット18に対する磁性体22Bの吸引力を調整してガイド軸21に対するレンズホルダー8の押付力を所望の大きさに設定し、レンズホルダー8の光軸方向における移動の円滑化を図ることができる。尚、図6には断面が矩形状の磁性材料22a、22a、・・・を用いた例を示したが、磁性材料の断面形状及び断面積の大きさは任意であり、例えば、断面形状として円形状、楕円形状、三角形状等の任意の形状を用いることができる。
また、レンズ移動機構5Bにおいても、レンズ移動機構5Aと同様に、軸方向が光軸方向に一致するように配置された駆動用コイル23Aを用い、該駆動用コイル23Aに磁性部材22a、22a、・・・を挿通させた状態とすることも可能である。
尚、レンズ移動機構5、5A、5Bの何れの場合においても、磁性体22、22Bの厚み、大きさ、形状を任意に設定して駆動用マグネット18に対する磁性体22、22Bの吸引力を調整してガイド軸21に対するレンズホルダー8の押付力を所望の大きさに設定することが可能である。特に、駆動用マグネット18に対する磁性体22、22Bの吸引力の調整を磁性体22、22Bの厚みの変更により行うことは容易である。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…撮像装置、2…レンズ鏡筒、5…レンズ移動機構、7…可動レンズ、8…レンズホルダー、18…駆動用マグネット、21…ガイド軸、22…磁性体、23…駆動用コイル、5A…レンズ移動機構、23A…駆動用コイル、5B…レンズ移動機構、22B…磁性体、22a…磁性部材
Claims (3)
- ズーム用又はフォーカス用の可動レンズと、
レンズ鏡筒の内部において上記可動レンズを保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダーと、
レンズホルダーの移動時に該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸と、
レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネットと、
少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイルと、
レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体とを備えた
ことを特徴とするレンズ移動機構。 - 上記磁性体をレンズホルダーの移動方向に延び該移動方向に直交する方向に離隔して配置される複数の磁性部材によって構成した
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ移動機構。 - 内部にズーム用又はフォーカス用の可動レンズが位置されたレンズ鏡筒と、
該レンズ鏡筒の内部において上記可動レンズを保持すると共に該可動レンズの光軸方向へ移動自在に支持されたレンズホルダーと、
レンズホルダーの移動時に該レンズホルダーを可動レンズの光軸方向へ案内するガイド軸と、
レンズホルダーに取り付けられた駆動用マグネットと、
少なくとも一部が駆動用マグネットに対向した状態でレンズ鏡筒に固定されると共に通電されることによりレンズホルダーに光軸方向への推進力を付与する駆動用コイルと、
レンズ鏡筒に固定され駆動用コイルの少なくとも一部を挟んで駆動用マグネットの反対側において該駆動用マグネットに対向して位置されると共に駆動用マグネットを引き寄せる磁性体とを備えた
ことを特徴とする撮像装置。
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