JP2023072909A - レンズ装置、撮像装置、撮像システム、及び移動体 - Google Patents

レンズ装置、撮像装置、撮像システム、及び移動体 Download PDF

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Abstract

【解決手段】レンズ装置は、レンズを保持する保持部材と、保持部材の第1外側面に対向して配置され、保持部材をレンズの光軸に沿って移動させる動力を発生させる駆動源と、第1外側面に対向して配置され、光軸に沿って延び、駆動源により回転されるリードスクリューと、リードスクリューが挿入されるネジ穴を有し、リードスクリューの回転により光軸に沿った第1方向及び第1方向と反対の第2方向に移動し、保持部材を光軸に沿って移動させるための動力を保持部材に伝達する第1伝達部材と、保持部材、駆動源、リードスクリュー、及び第1伝達部材を収容する収容部材と、保持部材の第2外側面と収容部材の第2外側面に対向する第1内側面との間に設けられ、保持部材が収容部材に対して光軸に沿って移動することをガイドする第1ガイド機構と、保持部材の第2外側面が収容部材の第1内側面に引き寄せられる力を提供する引寄せ構造とを備えてよい。【選択図】図4

Description

本発明は、レンズ装置、撮像装置、撮像システム、及び移動体に関する。
特許文献1には、ガイドバーをその半径方向に片寄せ付勢するガイドバー片寄せ付勢部材が開示されている。特許文献2には、ガイド軸に対してレンズ保持枠を磁気的な力を作用させて片寄せさせることが開示されている。特許文献3には、レンズ枠にねじ山飛びを防ぐストッパを設けることが開示されている。特許文献4には、リードスクリューを介して駆動されるレンズホルダを吊軸でガイドすることが開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開平04-56914号公報
[特許文献2]特開平08-75974号公報
[特許文献3]特開平05-333254号公報
[特許文献4]特開2014-85632号公報
レンズを保持する保持部材の移動の際の滑り摩擦力による推力低下を防止しつつ、保持部材のガタつきを防止することが望まれている。
本発明の一態様に係るレンズ装置は、レンズを保持する保持部材を備えてよい。レンズ装置は、保持部材の第1外側面に対向して配置され、保持部材をレンズの光軸に沿って移動させる動力を発生させる駆動源を備えてよい。レンズ装置は、第1外側面に対向して配置され、光軸に沿って延び、駆動源により回転されるリードスクリューを備えてよい。レンズ装置は、リードスクリューが挿入されるネジ穴を有し、リードスクリューの回転により光軸に沿った第1方向及び第1方向と反対の第2方向に移動し、保持部材を光軸に沿って移動させるための動力を保持部材に伝達する第1伝達部材を備えてよい。レンズ装置は、保持部材、駆動源、リードスクリュー、及び第1伝達部材を収容する収容部材を備えてよい。レンズ装置は、保持部材の第2外側面と収容部材の第2外側面に対向する第1内側面との間に設けられ、保持部材が収容部材に対して光軸に沿って移動することをガイドする第1ガイド機構を備えてよい。レンズ装置は、保持部材の第2外側面が収容部材の第1内側面に引き寄せられる力を提供する引寄せ構造を備えてよい。
第2外側面は、第1外側面と交差してよい。
第1ガイド機構は、保持部材の第2外側面及び収容部材の第1内側面のそれぞれに、互いに対向して光軸に沿って設けられる第1ガイド溝部と、第1ガイド溝部の間に配置される第1ボールとを有してよい。
第1ガイド溝部は、光軸に沿って延びる底面と、互いに対向し底面から開口に向かって広がるように傾斜する2つの側面とを有してよい。
引寄せ構造は、保持部材の第2外側面及び収容部材の第1内側面の一方に設けられる磁石と、保持部材の第2外側面及び収容部材の第1内側面の他方に設けられる強磁性体とを有してよい。
引寄せ構造は、保持部材の第2外側面に固定され、保持部材の第2外側面が収容部材の第1内側面に引き寄せられる力を提供する板バネを有してよい。
収容部材は、第1内側面と、第1内側面の裏面の第3外側面との間を貫通する開口を有してよい。板バネは、収容部材の第3外側面側から開口を介して保持部材の第2外側面に固定されてよい。引寄せ構造は、収容部材の第3外側面と板バネの第3外側面に面する面との間に設けられ、板バネが保持部材と共に収容部材に対して光軸に沿って移動することをガイドする第2ガイド機構をさらに有してよい。
第2ガイド機構は、第3外側面の開口の周囲に設けられ、光軸に沿った第2ガイド溝と、第2ガイド溝と板バネとの間に配置される第2ボールとを有してよい。
第1伝達部材は、保持部材に第1方向に移動させるための動力を伝達してよい。レンズ装置は、保持部材に対して第1方向及び第2方向に沿って移動可能に保持部材に保持され、第1伝達部材が第1方向に移動することに応じて第1伝達部材に押されて第1方向に移動することで、保持部材に動力を伝達して保持部材を第1方向に移動させる第2伝達部材を備えてよい。レンズ装置は、収容部材に対して保持部材を第2方向に移動させる力を保持部材に与え、第1伝達部材が第2方向に移動することに応じて保持部材を第2伝達部材とともに第2方向に移動させる第1弾性部材を備えてよい。レンズ装置は、第2伝達部材を保持部材に対して第2方向の成分を有する力で押し、第2伝達部材を第1伝達部材に押し付ける第2弾性部材を備えてよい。
本発明の一態様に係る撮像装置は、上記レンズ装置と、レンズ装置を介して結像された像を撮像するイメージセンサとを備えてよい。
レンズ装置は、レンズから出射された光を反射させて、イメージセンサに向けて出射する反射ミラーをさらに備えてよい。
本発明の一態様に係る撮像システムは、上記撮像装置と、撮像装置を支持する支持機構とを備えてよい。支持機構は、レンズ装置の光軸の方向を重力方向と交差する方向に向ける場合、第2外側面が重力方向を向くように、撮像装置を支持してよい。
本発明の一態様に係る移動体は、上記撮像システムを備えて移動する移動体でよい。
本発明の一態様によれば、レンズを保持する保持部材の移動の際の滑り摩擦力による推力低下を防止しつつ、保持部材のガタつきを防止できる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
無人航空機及び遠隔操作装置の外観の一例を示す図である。 撮像装置の一部の内部構造を示す図である。 図2に示すA-A断面図を示す図である。 撮像装置を第1レンズ群の入射面側から見た断面図である。 レンズ枠を底面側から見た斜視図である。 レンズ枠を取り外した状態の固定ベースを天井側から見た斜視図である。 撮像装置を第1レンズ群の入射面側から見た断面図である。 レンズ枠を底面側から見た斜視図である。 レンズ枠を取り外した状態の固定ベースを天井側から見た斜視図である。 板バネをレンズ枠に固定する様子を示す図である。 レンズ枠が固定ベースに対して第1方向に最も寄った状態を示す図である。 レンズ枠が固定ベースに対して第2方向に最も寄った状態を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、無人航空機(UAV)1000及び遠隔操作装置300の外観の一例を示す。UAV1000は、UAV本体20、複数の撮像装置60、及び撮像システム10を備える。撮像システム10は、ジンバル50、及び撮像装置100を備える。UAV1000は、移動体の一例である。移動体とは、空中を移動する飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。空中を移動する飛行体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、飛行船、ヘリコプター等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV1000を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV1000を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV1000は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV1000の飛行を制御するためにUAV1000の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV1000の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV1000の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV1000の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV1000が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV1000は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV1000は、UAV1000の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV1000と通信して、UAV1000を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV1000と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV1000に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV1000の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV1000の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV1000が位置すべき高度を示してよい。UAV1000は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV1000を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV1000は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV1000は、上昇命令を受け付けても、UAV1000の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図2は、撮像装置100の一部の内部構造を示す。図3は、図2に示すA-A断面図を示す。撮像装置100は、第1レンズ群101と、第2レンズ群102と、反射ミラー104と、イメージセンサ103とを備える。反射ミラー104は、第1レンズ群101と第2レンズ群102との間に配置される。反射ミラー104は、第1レンズ群101及び第2レンズ群102を含む光学系の光路を折り曲げる。第1レンズ群101から出射された光は、反射ミラー104で反射して、第2レンズ群102に入射し、イメージセンサ103で受光される。反射ミラー104は、姿勢変更可能な駆動機構を有し、駆動機構を制御することで第1レンズ群101から出射された光の方向を異なる方向に変えて、第2レンズ群102に第1レンズ群101からの光を入射させる。
反射ミラー104は、光学式像振れ補正機構(OIS)として機能する。撮像装置100は、振動センサで検出される撮像装置100の振動を示す振動信号に基づいて、反射ミラー104を駆動して、像振れ補正を実行する。振動センサは、撮像装置100の振動を検出する加速度センサでよい。ジャイロセンサは、例えば角度振れと回転振れを検出する。加速度センサは、例えばX方向やY方向のシフトぶれを検出する。ジャイロセンサでも、角度または回転をX方向の成分やY方向の成分に変換することができる。加速度センサでも、X方向またはY方向のシフトぶれを角度ぶれと回転ぶれに変換することができる。振動センサは加速度センサとジャイロセンサとを組み合わせてもよい。振動センサは、ジンバル50に設けられてよい。
このように構成された撮像システム10は、ジンバル50及び反射ミラー104を組み合わせて像振れ補正を実行してよい。ジンバル50は、第1周波数帯域の像振れを補正してよい。反射ミラー104は、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の像振れを補正してよい。ジンバル50は、1kHzから10kHz程度の周波数帯域の像振れを補正してよい。反射ミラー104は、10kHzから150kHz程度の周波数帯域の像振れを補正してよい。
撮像装置100は、レンズ枠202と、固定ベース204と、レンズ駆動機構210とをさらに備える。レンズ枠202は、第1レンズ群101を保持する。固定ベース204は、第1レンズ群101の光軸に沿ってレンズ枠202を移動可能に保持する。レンズ駆動機構210は、レンズ枠202を光軸に沿って第1方向70、及び第1方向70と反対の第2方向72に移動させる駆動力をレンズ枠202に提供する。レンズ枠202は、保持部材の一例である。固定ベース204は、収容部材の一例である。
レンズ駆動機構210は、モータ211、リードスクリュー212、モータナット213、ナットフレーム214、バネ215、及びバネ216を有する。モータ211は、駆動源の一例であり、ステッピングモータでよい。モータ211の駆動軸部には、リードスクリュー212が結合されている。
リードスクリュー212には、モータナット213が噛み合っている。モータナット213は、リードスクリュー212のネジ溝に適合するネジ穴を有する。モータ211が駆動することでリードスクリュー212が回転すると、モータナット213は、第1方向70及び第2方向72に移動する。モータナット213は、第1方向70に移動させるための動力をレンズ枠202に伝達する。
モータナット213は、レンズ枠202に直接接触していない。ナットフレーム214は、レンズ枠202に対して第1方向70及び第2方向72に沿って移動可能にレンズ枠202に保持される。ナットフレーム214は、モータナット213が第1方向70に移動することに応じてモータナット213に押されて第1方向70に移動することで、レンズ枠202に動力を伝達してレンズ枠202を第1方向70に移動させる。モータナット213は、第1伝達部材の一例である。ナットフレーム214は、第2伝達部材の一例である。
撮像装置100は、バネ215、及びバネ216をさらに備える。バネ216の一端は、固定ベース204に固定され、バネ216の他端は、ナットフレーム214に固定される。ナットフレーム214が第1方向70に移動すると、バネ216は、伸張し、ナットフレーム214に固定ベース204に対して第2方向72に移動させる力を提供する。これにより、モータナット213が第2方向72に移動することに応じて、バネ216がナットフレーム214とともにレンズ枠202を第2方向72に移動させる。バネ216は、第1弾性部材の一例である。
バネ215は、ナットフレーム214をレンズ枠202に対して第2方向72の成分を有する力で押し、ナットフレーム214をモータナット213に押し付ける。バネ215は、第2弾性部材の一例である。
バネ215が発生させる第2方向72の成分を有する力は、バネ216が発生させる第2方向72の成分を有する力より大きい。バネ215が発生させる第2方向72の成分を有する力は、バネ216が発生させる第2方向72の成分を有する力の10倍以上大きくてよい。
このように構成された撮像装置100において、リードスクリュー212が回転してモータナット213が、第1方向70に移動すると、モータナット213は、ナットフレーム214を第1方向70に押す。ナットフレーム214は、バネ215によりモータナット213に押し付けられた状態で、モータナット213とともに第1方向70に移動する。レンズ枠202もナットフレーム214の移動に伴い、バネ216を伸長させながら第1方向70に移動する。
リードスクリュー212が回転してモータナット213が、第2方向72に移動すると、ナットフレーム214がモータナット213に押し付けられた状態で、バネ216で発生する第2方向72の成分を有する力で、レンズ枠202がナットフレーム214とともに第2方向72に移動する。
このように構成された撮像装置100において、撮像装置100が落下するなどして衝撃を受けて、レンズ枠202が第1方向70に移動すると、バネ215が収縮して、ナットフレーム214は、モータナット213から離れてレンズ枠202とともに第1方向70に移動する。よって、衝撃に伴うレンズ枠202の第1方向70への移動で、モータナット213及びリードスクリュー212を介して衝撃がモータ211に伝わることを防止できる。
さらに、撮像装置100が落下するなどして衝撃を受けて、レンズ枠202が第2方向72に移動する場合には、ナットフレーム214がモータナット213に接触した状態を維持しつつ、バネ215が収縮するので、ナットフレーム214がレンズ枠202ともに第2方向72に移動しない。よって、衝撃に伴うレンズ枠202の第2方向72への移動でも、モータナット213及びリードスクリュー212を介して衝撃がモータ211に伝わることを防止できる。
図4は、撮像装置100を第1レンズ群101の入射面側から見た断面図である。図5は、レンズ枠202を底面側から見た斜視図である。図6は、レンズ枠202を取り外した状態の固定ベース204を天井側から見た斜視図である。
撮像装置100は、ガイド機構220をさらに備える。モータ211は、レンズ枠202の第1外側面2021に対向して配置され、ガイド機構220は、レンズ枠202の第1外側面2021とは異なる第2外側面2022と、固定ベース204の第2外側面2022に対向する第1内側面2041との間に設けられる。第2外側面2022は、第1外側面2021に対して交差する面である。ガイド機構220は、レンズ枠202が固定ベース204に対して第1レンズ群101の光軸に沿って移動することをガイドする。ガイド機構220は、レンズ枠202の第1外側面2021側と、第1外側面2021に対向する第4外側面2023側とにそれぞれ2つずつ、光軸に沿って配置される。
ガイド機構220は、レンズ枠202の第2外側面2022及び固定ベース204の第1内側面2041のそれぞれに、互いに対向して光軸に沿って設けられるガイド溝部221及び222を有する。ガイド機構220は、ガイド溝部221及び222の間に配置されるボール223をさらに有する。ガイド機構220は、それぞれ2つのボール223を有してよい。ガイド機構220は、1つまたは3つ以上のボール223を有してもよい。
ガイド溝部221及び222は、断面V字状に構成されてよい。ガイド溝部221及び222は、光軸に沿って延びる底面と、互いに対向し底面から開口に向かって広がるように傾斜する2つの側面とを有してよい。
ガイド機構220により、レンズ枠202が固定ベース204に対して光軸に沿って移動することをガイドすることで、レンズ枠202が固定ベース204に対して移動する際に発生する滑り摩擦力を低減できる。
しかし、ガイド機構220によりレンズ枠202が固定ベース204に対してボール223を介して支持されているだけでは、撮像装置100に衝撃が加えられた場合、レンズ枠202が固定ベース204に対してずれてしまう可能性がある。
そこで、撮像装置100は、レンズ枠202の第2外側面2022を固定ベース204の第1内側面2041側に引き寄せる引寄せ構造230をさらに備える。
引寄せ構造230は、磁石231と、ヨーク232と、バックヨーク233とを有する。磁石231は、固定ベース204の第1内側面2041に設けられてよい。ヨーク232は、レンズ枠202の第2外側面2022の磁石231に対向する位置に設けられる。バックヨーク233は、磁石231のヨーク232と対向する面と反対の面に設けられる。ヨーク232は、強磁性体の一例である。磁石231がレンズ枠202に設けられ、ヨーク232が固定ベース204に設けられてもよい。しかし、ヨーク232よりも重量がある磁石231が固定ベース204に設けられるほうが好ましい。
ヨーク232が磁石231に引き寄せられていることで、撮像装置100に衝撃が加えられた場合に、レンズ枠202が固定ベース204に対してずれてしまうことを防止できる。また、ヨーク232が磁石231に引き寄せられる方向が、重力方向下向き280になるように、撮像装置100の撮像方向が水平方向を向く場合に重力方向下側に、ガイド機構220が設けられている。これにより、より確実にレンズ枠202を固定ベース204に引き寄せることができる。
上記の例では、引寄せ構造230として磁石231とヨーク232とが用いられる例について説明した。しかし、レンズ枠202が固定ベース204に引き寄せられる力を発生させることができれば、磁石231でなくてもよい。例えば、引寄せ構造は、板バネを有してもよい。
図7は、他の実施形態に係る撮像装置100の第1レンズ群101の入射面側から見た断面図である。図8は、他の実施形態に係るレンズ枠202を底面側から見た斜視図である。図9は、他の実施形態に係るレンズ枠202を取り外した状態の固定ベース204を天井側から見た斜視図である。
引寄せ構造240は、板バネ241を有する。板バネ241は、レンズ枠202の第2外側面2022に固定される。板バネ241は、レンズ枠202の第2外側面2022を固定ベース204の第1内側面2041に引き寄せる力を提供する。
固定ベース204は、第1内側面2041と、第1内側面2041の裏面の第3外側面2042との間を貫通する開口2043を有する。板バネ241は、図10に示すように、固定ベース204の第3外側面2042側から開口2043を介してレンズ枠202の第2外側面2022に固定される。
引寄せ構造240は、固定ベース204の第3外側面2042と板バネ241の第3外側面に面する面との間に設けられるガイド構造244をさらに有する。ガイド構造244は、板バネ241がレンズ枠202と共に固定ベース204に対して光軸に沿って移動することをガイドする。
ガイド構造244は、固定ベース204の第3外側面2042の開口2043の周囲に設けられ、光軸に沿ったガイド溝242を有する。さらに、ガイド構造244は、ガイド溝242と板バネ241との間に配置されるボール243を有する。
図11は、レンズ枠202が固定ベース204に対して第1方向70に最も寄った状態を示す。図12は、レンズ枠202が固定ベース204に対して第2方向72に最も寄った状態を示す。図11及び図12に示すように、レンズ枠202が固定ベース204に対して光軸に沿った第1方向70及び第2方向72に移動する場合に、板バネ241は、レンズ枠202とともに固定ベース204に対して光軸に沿って第1方向70及び第2方向72に移動する。板バネ241と固定ベース204との間にはボール243がある。したいがって、板バネ241が移動する際に、固定ベース204に対して滑り摩擦力が発生することを抑制できる。このように、引寄せ構造240が、ガイド構造244を有することで、レンズ枠202の第2外側面2022が固定ベース204の第1内側面2041に引き寄せられ、レンズ枠202が固定ベース204に対してずれることを防止する。さらに、引寄せ構造240が、ガイド構造244を有することで、レンズ枠202が固定ベース204に対して移動する際に発生する滑り摩擦力を抑制できる。
上記の通り、撮像装置100は、ジンバル50に回転可能に支持されている。ジンバル50は、撮像装置100の光軸の方向を重力方向と交差する方向に向ける場合、例えば、撮像装置100の光軸の方向を水平方向に向けている場合、レンズ枠202の第2外側面2022が重力方向を向くように、撮像装置100を支持する。これにより、より確実にレンズ枠202をガイド機構220を介して固定ベース204に引き寄せることができる。
上記の構成により、撮像装置100をUAV1000などの移動体に搭載する場合でも適用できる。すなわち、撮像装置100の光軸の方向を重力方向と交差する方向に向ける場合、例えば、撮像装置100の光軸の方向を水平方向に向けている場合、レンズ枠202の第2外側面2022が重力方向を向くように、撮像装置100を支持する。これにより、移動体の移動に伴う振動で、レンズ枠202が固定ベース204に対してずれることをより確実に防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 撮像システム
20 UAV本体
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
101 第1レンズ群
102 第2レンズ群
103 イメージセンサ
104 反射ミラー
202 レンズ枠
204 固定ベース
210 レンズ駆動機構
211 モータ
212 リードスクリュー
213 モータナット
214 ナットフレーム
215 バネ
216 バネ
220 ガイド機構
221 ガイド溝部
223 ボール
230 引寄せ構造
231 磁石
232 ヨーク
233 バックヨーク
240 引寄せ構造
241 板バネ
242 ガイド溝
243 ボール
244 ガイド構造
300 遠隔操作装置
2021 第1外側面
2022 第2外側面
2023 第4外側面
2041 第1内側面
2042 第3外側面
2043 開口

Claims (13)

  1. レンズを保持する保持部材と、
    前記保持部材の第1外側面に対向して配置され、前記保持部材を前記レンズの光軸に沿って移動させる動力を発生させる駆動源と、
    前記第1外側面に対向して配置され、前記光軸に沿って延び、前記駆動源により回転されるリードスクリューと、
    前記リードスクリューが挿入されるネジ穴を有し、前記リードスクリューの回転により前記光軸に沿った第1方向及び前記第1方向と反対の第2方向に移動し、前記保持部材を前記光軸に沿って移動させるための動力を前記保持部材に伝達する第1伝達部材と、
    前記保持部材、前記駆動源、前記リードスクリュー、及び前記第1伝達部材を収容する収容部材と、
    前記保持部材の第2外側面と前記収容部材の前記第2外側面に対向する第1内側面との間に設けられ、前記保持部材が前記収容部材に対して前記光軸に沿って移動することをガイドする第1ガイド機構と、
    前記保持部材の前記第2外側面が前記収容部材の前記第1内側面に引き寄せられる力を提供する引寄せ構造と
    を備える、レンズ装置。
  2. 前記第2外側面は、前記第1外側面と交差する、請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記第1ガイド機構は、
    前記保持部材の前記第2外側面及び前記収容部材の前記第1内側面のそれぞれに、互いに対向して前記光軸に沿って設けられる第1ガイド溝部と、
    前記第1ガイド溝部の間に配置される第1ボールとを有する、請求項1に記載のレンズ装置。
  4. 前記第1ガイド溝部は、前記光軸に沿って延びる底面と、互いに対向し前記底面から開口に向かって広がるように傾斜する2つの側面とを有する、請求項3に記載のレンズ装置。
  5. 前記引寄せ構造は、前記保持部材の前記第2外側面及び前記収容部材の前記第1内側面の一方に設けられる磁石と、前記保持部材の前記第2外側面及び前記収容部材の前記第1内側面の他方に設けられる強磁性体と
    を有する、請求項1に記載のレンズ装置。
  6. 前記引寄せ構造は、前記保持部材の前記第2外側面に固定され、前記保持部材の前記第2外側面が前記収容部材の前記第1内側面に引き寄せられる力を提供する板バネを有する、請求項1に記載のレンズ装置。
  7. 前記収容部材は、前記第1内側面と、前記第1内側面の裏面の第3外側面との間を貫通する開口を有し、
    前記板バネは、前記収容部材の前記第3外側面側から前記開口を介して前記保持部材の前記第2外側面に固定され、
    前記引寄せ構造は、前記収容部材の前記第3外側面と前記板バネの前記第3外側面に面する面との間に設けられ、前記板バネが前記保持部材と共に前記収容部材に対して前記光軸に沿って移動することをガイドする第2ガイド機構をさらに有する、請求項6に記載のレンズ装置。
  8. 前記第2ガイド機構は、
    前記第3外側面の前記開口の周囲に設けられ、前記光軸に沿った第2ガイド溝と、
    前記第2ガイド溝と前記板バネとの間に配置される第2ボールと
    を有する、請求項7に記載のレンズ装置。
  9. 前記第1伝達部材は、前記保持部材に前記第1方向に移動させるための動力を伝達し、
    前記レンズ装置は、
    前記保持部材に対して前記第1方向及び前記第2方向に沿って移動可能に前記保持部材に保持され、前記第1伝達部材が前記第1方向に移動することに応じて前記第1伝達部材に押されて前記第1方向に移動することで、前記保持部材に動力を伝達して前記保持部材を前記第1方向に移動させる第2伝達部材と、
    前記収容部材に対して前記保持部材を前記第2方向に移動させる力を前記保持部材に与え、前記第1伝達部材が前記第2方向に移動することに応じて前記保持部材を前記第2伝達部材とともに前記第2方向に移動させる第1弾性部材と、
    前記第2伝達部材を前記保持部材に対して前記第2方向の成分を有する力で押し、前記第2伝達部材を前記第1伝達部材に押し付ける第2弾性部材と
    をさらに備える、請求項1に記載のレンズ装置。
  10. 請求項1から9の何れか1つに記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置を介して結像された像を撮像するイメージセンサと
    を備える撮像装置。
  11. 前記レンズ装置は、
    前記レンズから出射された光を反射させて、前記イメージセンサに向けて出射する反射ミラーをさらに備える、請求項10に記載の撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置を支持する支持機構と
    を備え、
    前記支持機構は、前記レンズ装置の光軸の方向を重力方向と交差する方向に向ける場合、前記第2外側面が重力方向を向くように、前記撮像装置を支持する、撮像システム。
  13. 請求項12に記載の撮像システムを備えて移動する移動体。
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