JP2021063926A - レンズ装置、撮像装置、及び移動体 - Google Patents

レンズ装置、撮像装置、及び移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021063926A
JP2021063926A JP2019188941A JP2019188941A JP2021063926A JP 2021063926 A JP2021063926 A JP 2021063926A JP 2019188941 A JP2019188941 A JP 2019188941A JP 2019188941 A JP2019188941 A JP 2019188941A JP 2021063926 A JP2021063926 A JP 2021063926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base frame
support frame
lens
frame
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019188941A
Other languages
English (en)
Inventor
城野 方博
Masahiro Kino
方博 城野
永旺 徐
Yongwang Xu
永旺 徐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SZ DJI Technology Co Ltd
Original Assignee
SZ DJI Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SZ DJI Technology Co Ltd filed Critical SZ DJI Technology Co Ltd
Priority to JP2019188941A priority Critical patent/JP2021063926A/ja
Publication of JP2021063926A publication Critical patent/JP2021063926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

【課題】レンズ枠などのレンズを支持する支持枠を保持するベース枠に対する支持枠の傾きを調整する作業をより効率的に行える機構が望まれている。【解決手段】レンズ装置は、レンズと、レンズを支持する支持枠と、支持枠を保持するベース枠と、支持枠のベース枠に対する傾きを調整する調整機構とを備えてよい。調整機構は、ベース枠に対向する支持枠の第1面に設けられる第1ネジ穴と、第1ネジ穴に対向するベース枠の第2面に設けられる第2ネジ穴と、第1ネジ穴及び第2ネジ穴に挿入され、支持枠をベース枠に対して固定するネジと、支持枠をベース枠に対してレンズの光軸方向に付勢する弾性部材と、支持枠の第1面またはベース枠の第2面に設けられ、弾性部材を収容する収容穴とを有してよい。【選択図】図5

Description

本発明は、レンズ装置、撮像装置、及び移動体に関する。
特許文献1には、レンズ枠を固定ねじ及びワッシャーを介してレンズ鏡筒のフランジに固定することが開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 実開平6−23013号公報
レンズ枠などのレンズを支持する支持枠を保持するベース枠に対する支持枠の傾きを調整する作業をより効率的に行える機構が望まれている。
本発明の一態様に係るレンズ装置は、レンズと、レンズを支持する支持枠と、支持枠を保持するベース枠と、ベース枠に対する支持枠の傾きを調整する調整機構とを備えてよい。調整機構は、ベース枠に対向する支持枠の第1面に設けられる第1ネジ穴を有してよい。調整機構は、第1ネジ穴に対向するベース枠の第2面に設けられる第2ネジ穴を有してよい。調整機構は、第1ネジ穴及び第2ネジ穴に挿入され、支持枠をベース枠に対して固定するネジを有してよい。調整機構は、支持枠をベース枠に対してレンズの光軸方向に付勢する弾性部材を有してよい。調整機構は、支持枠の第1面またはベース枠の第2面に設けられ、弾性部材を収容する収容穴を有してよい。
収容穴は、第1ネジ穴または第2ネジ穴に隣接して設けられてよい。
第1ネジ穴及び第2ネジ穴は、収容穴より支持枠及びベース枠の外縁側に設けられてよい。
調整機構は、支持枠及びベース枠の少なくとも一方の外縁に設けられ、支持枠の第1面とベース枠の第2面との間で、かつネジの軸部分の周囲に、ネジの軸部分の直径より大きい幅の切り欠きを有するワッシャーを挿入するための挿入口をさらに有してよい。
調整機構は、複数の第1ネジ穴、複数の第2ネジ穴、複数のネジ、複数の弾性部材、及び複数の収容穴を有してよい。支持枠及びベース枠は、矩形でよい。複数の第1ネジ穴のうち1つの第1ネジ穴は、支持枠の第1辺に沿って設けられてよい。複数の第1ネジ穴のうち2つの第1ネジ穴は、支持枠の第1辺に対向する第2辺に沿って設けられてよい。複数の第2ネジ穴のうち1つの第2ネジ穴は、ベース枠の第1辺に沿って設けられてよい。複数の第2ネジ穴のうち2つの第2ネジ穴は、ベース枠の第1辺に対向する第2辺に沿って設けられてよい。複数の収容穴は、複数の第1ネジ穴のそれぞれ、または複数の第2ネジ穴のそれぞれに隣接して設けられてよい。
調整機構は、支持枠の第1辺及び第2辺のそれぞれ、またはベース枠の第1辺及び第2辺のそれぞれに設けられ、支持枠の第1面とベース枠の第2面との間で、かつ複数のネジのそれぞれの軸部分の周囲に、複数のネジのそれぞれの軸部分の直径より大きい幅の切り欠きを有する複数のワッシャーを挿入するための複数の挿入口をさらに有してよい。
本発明の一態様に係る撮像装置は、上記レンズ装置と、ベース枠に固定され、レンズを介して結像された像を撮像するイメージセンサとを備えてよい。
本発明の一態様に係る移動体は、上記撮像装置を備えて移動する移動体でよい。
本発明の一態様によれば、レンズを支持する支持枠を保持するベース枠に対する支持枠の傾きを調整する作業をより効率的に行うことができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
無人航空機及び遠隔操作装置の外観の一例を示す図である。 無人航空機の機能ブロックの一例を示す図である。 撮像装置を正面から見た外観斜視図である。 撮像装置を背面から見た外観斜視図である。 撮像装置の光軸に沿った方向の断面図を示す図である。 ベース枠を取り外した状態の撮像装置の分解斜視図である。 ベース枠に対する支持枠の傾きを調整する手順について説明するための図である。 ベース枠に対する支持枠の傾きを調整する手順について説明するための図である。 ベース枠に対する支持枠の傾きを調整する手順について説明するための図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
図1は、無人航空機(UAV)10及び遠隔操作装置300の外観の一例を示す。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備える。ジンバル50、及び撮像装置100は、撮像システムの一例である。UAV10は、移動体とは、空中を移動する飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。空中を移動する飛行体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、飛行船、ヘリコプター等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図2は、UAV10の機能ブロックの一例を示す。UAV10は、UAV制御部30、メモリ37、通信インタフェース36、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を備える。
通信インタフェース36は、遠隔操作装置300などの他の装置と通信する。通信インタフェース36は、遠隔操作装置300からUAV制御部30に対する各種の命令を含む指示情報を受信してよい。メモリ37は、UAV制御部30が、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置(IMU)42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ37は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、USBメモリ、及びソリッドステートドライブ(SSD)等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ37は、UAV本体20の内部に設けられてよい。UAV本体20から取り外し可能に設けられてよい。
UAV制御部30は、メモリ37に格納されたプログラムに従ってUAV10の飛行及び撮像を制御する。UAV制御部30は、CPUまたはMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。UAV制御部30は、通信インタフェース36を介して遠隔操作装置300から受信した命令に従って、UAV10の飛行及び撮像を制御する。推進部40は、UAV10を推進させる。推進部40は、複数の回転翼と、複数の回転翼を回転させる複数の駆動モータとを有する。推進部40は、UAV制御部30からの命令に従って複数の駆動モータを介して複数の回転翼を回転させて、UAV10を飛行させる。
GPS受信機41は、複数のGPS衛星から発信された時刻を示す複数の信号を受信する。GPS受信機41は、受信された複数の信号に基づいてGPS受信機41の位置(緯度及び経度)、つまりUAV10の位置(緯度及び経度)を算出する。IMU42は、UAV10の姿勢を検出する。IMU42は、UAV10の姿勢として、UAV10の前後、左右、及び上下の3軸方向の加速度と、ピッチ、ロール、及びヨーの3軸方向の角速度とを検出する。磁気コンパス43は、UAV10の機首の方位を検出する。気圧高度計44は、UAV10が飛行する高度を検出する。気圧高度計44は、UAV10の周囲の気圧を検出し、検出された気圧を高度に換算して、高度を検出する。温度センサ45は、UAV10の周囲の温度を検出する。湿度センサ46は、UAV10の周囲の湿度を検出する。
撮像装置100は、撮像部102及びレンズ部200を備える。レンズ部200は、レンズ装置の一例である。撮像部102は、イメージセンサ120、撮像制御部110、メモリ130、及び加速度センサ140を有する。イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、第1レンズ群410、第2レンズ群420、及び第3レンズ群430を介して結像された光学像を撮像し、撮像された画像を撮像制御部110に出力する。撮像制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。撮像制御部110は、UAV制御部30からの撮像装置100の動作命令に応じて、撮像装置100を制御してよい。撮像制御部110は、第1制御部及び第2制御部の一例である。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、USBメモリ、及びソリッドステートドライブ(SSD)などのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ130は、撮像制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
加速度センサ140は、撮像装置100の前後、左右、及び上下の3軸方向の加速度を検出する。撮像制御部110は、撮像装置100の前後、左右、及び上下の3軸方向の加速度を示す情報を、撮像装置100の姿勢状態を示す姿勢情報として加速度センサ140から取得する。
レンズ部200は、第1レンズ群410、第2レンズ群420、及び第3レンズ群430を備える。レンズ部200は、レンズ駆動部214、レンズ制御部220、絞り駆動部240、及び絞り機構242をさらに備える。第1レンズ群410、第2レンズ群420、及び第3レンズ群430の少なくとも一部または全部は、光軸に沿って移動可能に配置されてよい。
レンズ部200は、インナーフォーカス式の固定焦点レンズでよい。レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ駆動部214は、カム環などの機構部材を介して、第3レンズ群430を光軸に沿って移動させてよい。レンズ駆動部214は、アクチュエータを含んでよい。アクチュエータは、ステッピングモータを含んでよい。
レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ制御命令に従って、レンズ駆動部214を駆動して、第3レンズ群430を光軸方向に沿って移動させてよい。レンズ制御命令は、例えば、フォーカス制御命令である。
絞り機構242は、イメージセンサ120に入射される光の量を調整する。絞り機構242は、少なくとも一枚の羽部材を含んでよい。絞り駆動部240は、アクチュエータを含んでよい。アクチュエータは、電磁アクチュエータでよい。電磁アクチュエータは、電磁石、またはソレノイドでよい。絞り駆動部240は、レンズ制御部220からの指令を受けて、アクチュエータを駆動して、複数の羽部材の重なり度合いを調整して、絞り開口の大きさを調整してよい。
レンズ部200は、メモリ222をさらに有する。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ動作命令に応じてレンズ駆動部214を介して、第3レンズ群430の光軸方向への移動を制御する。
メモリ222は、レンズ駆動部214を介して移動する第3レンズ群430の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。
なお、本実施形態では、第3レンズ群430のみが光軸方向に沿って移動する例について説明する。しかし、第1レンズ群410及び第2レンズ群420の少なくとも一方が光軸方向に沿って移動してもよい。
図3は、撮像装置100を正面から見た外観斜視図である。図4は、撮像装置100を背面から見た外観斜視図である。図5は、撮像装置100の光軸に沿った方向の断面図である。図6は、ベース枠510を取り外した状態の撮像装置100の分解斜視図である。
撮像装置100は、レンズ系を収容する外筒500と、外筒500を保持する保持枠502と、保持枠502を介してレンズ系を支持する支持枠503と、支持枠503を保持するベース枠510と、ベース枠510の背面に設けられる基板150とを備える。
外筒500は、第1レンズ群410、第2レンズ群420、及び第3レンズ群430を収容する。保持枠501は、第1レンズ群410を保持する。保持枠501は、外筒500に固定される。保持枠502は、第2レンズ群420を保持する。絞り機構242は、保持枠502に固定される。保持枠504は、第3レンズ群430を保持する。保持枠504は、レンズ駆動部214を介して光軸方向に移動可能に、保持枠502に支持される。保持枠502は、ネジ515を介して支持枠503に固定される。支持枠503は、外筒500、保持枠501、保持枠502、及び保持枠504を介して、第1レンズ群410、第2レンズ群420、及び第3レンズ群430を支持する。なお、支持枠503及びベース枠510は、一例に過ぎない。少なくとも1つのレンズを直接的または間接的に支持する支持枠、及び支持枠の傾きを調整可能に支持枠を保持するベース枠であれば、他の構造でよい。
絞り駆動部240及びレンズ駆動部214は、保持枠502の半径方向の外側に配置される。絞り駆動部240及びレンズ駆動部214は、保持枠502の第2レンズ群420の保持部分の外周の外側に配置される。すなわち、保持枠502は、絞り駆動部240及びレンズ駆動部214と第2レンズ群420の間に設けられる。基板150は、イメージセンサ120を保持する。基板150は、ベース枠510に固定される。
レンズ部200は、ベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整する調整機構400をさらに有する。調整機構400は、イメージセンサ120の撮像面がレンズ系の光軸と垂直になるように、ベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整する。調整機構400は、ベース枠510に対向する支持枠503の面513に設けられる複数の第1ネジ穴505を有する。面513は、第1面の一例である。調整機構400は、複数の第1ネジ穴505のそれぞれに対向するベース枠510の面511に設けられる複数の第2ネジ穴522を有する。面511は、第2面の一例である。
支持枠503及びベース枠510は、矩形でよい。複数の第1ネジ穴505のうち1つの第1ネジ穴505は、支持枠503の第1辺に沿って設けられ、複数の第1ネジ穴505のうち2つの第1ネジ穴505は、支持枠の第1辺に対向する第2辺に沿って設けられてよい。複数の第2ネジ穴522のうち1つの第2ネジ穴522は、ベース枠510の第1辺に沿って設けられ、複数の第2ネジ穴522のうち2つの第2ネジ穴522は、ベース枠510の第1辺に対向する第2辺に沿って設けられてよい。
第1辺は、レンズ系の光軸が水平方向に沿った正面を撮像装置100が向いている場合に、上方に位置する辺でよい。第2辺は、レンズ系の光軸が水平方向に沿った正面を向いている場合に、下方に位置する辺でよい。
調整機構400は、第1ネジ穴505及び第2ネジ穴522に挿入され、支持枠503をベース枠510に対して固定するネジ401を有する。調整機構400は、支持枠503をベース枠510に対してレンズ系の光軸方向に付勢する複数のバネ450と、支持枠503の面513に設けられ、複数のバネ450のそれぞれを収容する複数の収容穴506とを有する。複数の収容穴506は、ベース枠510の面511に設けられてもよい。収容穴506の一部が、支持枠503の面513に設けられ、収容穴506の他の一部が、ベース枠510の面511に設けられてよい。バネ450は、コイルバネでよい。バネ450は、弾性部材の一例である。
収容穴506は、第1ネジ穴505に隣接して設けられてよい。収容穴506がベース枠510の面511に設けられている場合には、収容穴506は、第2ネジ穴522に隣接して設けられてよい。
調整機構400は、支持枠503の面513とベース枠510の面511との間の隙間に挿入されるワッシャー440をさらに有してよい。厚さの異なる複数のワッシャー440の中から選択された1つのワッシャー440が、支持枠503の面513と、ベース枠510の面511との間の隙間に挿入されてよい。ワッシャー440がその隙間に挿入されることで、支持枠503のベース枠510に対する傾きが調整される。ワッシャー440は、ネジ401の軸部分の直径より大きい幅の切り欠きを有し、ネジ401の軸部分の周囲に配置される。ワッシャー440は、ネジ401で支持枠503に取り付けられた後に、支持枠503の面513とベース枠510の面511との間の隙間に挿入される。
第1ネジ穴505及び第2ネジ穴522は、収容穴506より支持枠503及びベース枠510の外縁側に設けられる。これにより、収容穴506に収容されたバネ450が障壁となり、ワッシャー440が、支持枠503の面513とベース枠510の面511との間の隙間に挿入できなくなることを防止できる。
調整機構400は、支持枠503の外縁に設けられ、ネジ401の軸部分の周囲にワッシャー440を挿入するための挿入口516をさらに有する。挿入口516が支持枠503の外縁に設けられることで、ワッシャー440の抜き差しが容易になる。挿入口516は、ベース枠510の外縁に設けられてもよい。挿入口516は、支持枠503及びベース枠510のそれぞれに設けられてもよい。
撮像装置100は、例えば、予め定められた画素分のパターン間隔を有する縞パターンを示すチャート画像を撮像する。測定装置が、チャート画像を解析して、レンズ系のMTF(Modulation Transfer Function)を測定する。作業者は、MTFに基づいて、ベース枠510に対して支持枠503を傾ける量及び方向を特定する。測定装置が、MTFに基づいて、ベース枠510に対して支持枠503を傾ける量及び方向を特定してもよい。作業者は、ベース枠510に対して支持枠503を傾ける量及び方向に基づいて、それぞれの位置に、どの厚さのワッシャー440を挿入するか選択する。測定装置が、MTFに基づいて、それぞれの位置に、どの厚さのワッシャー440を挿入するかを特定してもよい。
図7、図8、及び図9は、ベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整する手順について説明するための図である。
図7に示すように、作業者は、複数のワッシャー440の中から選択された1つのワッシャー440を挿入口516から支持枠503とベース枠510との間に挿入し、ネジ401の軸部の周囲に配置する。撮像装置100は、再度、チャート画像を撮像する。測定装置は、チャート画像からMTFを測定する。MTFが予め定められた条件を満たせば、作業者は、チルト調整の作業を終了する。
一方、MTFが予め定められた条件を満たさなければ、作業者は、図8に示すように、ワッシャー440を取り除く。次いで、作業者は、MTFが予め定められた条件を満たすように、図9に示すように、ネジ401を回転させて、バネ450により支持枠503に対してベース枠510が付勢された状態で、支持枠503とベース枠510との間の隙間を調整する。
予め定められた厚さのワッシャー440を挿入することで、ベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整する場合、ネジ401を回転させてベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整する場合に比べて、作業効率が高い。ネジ401を回転させてベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整する場合、ワッシャー440による調整と異なり無段階でベース枠510に対する支持枠503の傾きを調整できる。しかし、ネジ401の回転量の調整は、ワッシャー440の挿入による調整よりも、作業効率が低下し作業時間が長くなる可能性が高い。したがって、作業効率の観点からは、予め定められた厚さのワッシャー440を挿入するほうが好ましい。しかし、傾きの分解能は、ワッシャー440の厚さに依存してしまう。部品点数を抑えるためには、厚さの異なるワッシャー440の種類は、少ないほうが好ましい。そのため、予め定められた厚さのワッシャー440を挿入するだけでは、MTFが予め定められた条件を満たさない可能性がある。
そこで、本実施形態に係る調整機構400は、ワッシャー440による調整機能と、バネ450の付勢を利用したネジ401の回転による調整機能との両方を有する。よって、ベース枠510に対する支持枠503の傾きの調整の作業時間の短縮と、レンズ系の光学性能の追求とを両立させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
20 UAV本体
30 UAV制御部
36 通信インタフェース
37 メモリ
40 推進部
41 GPS受信機
42 慣性計測装置
43 磁気コンパス
44 気圧高度計
45 温度センサ
46 湿度センサ
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
102 撮像部
110 撮像制御部
120 イメージセンサ
130 メモリ
140 加速度センサ
150 基板
200 レンズ部
214 レンズ駆動部
220 レンズ制御部
222 メモリ
240 絞り駆動部
242 絞り機構
300 遠隔操作装置
400 調整機構
401 ネジ
410 第1レンズ群
516 挿入口
420 第2レンズ群
430 第3レンズ群
440 ワッシャー
450 バネ
500 外筒
501 保持枠
502 保持枠
503 支持枠
504 保持枠
505 第1ネジ穴
506 収容穴
510 ベース枠
515 ネジ
522 第2ネジ穴

Claims (8)

  1. レンズと、
    前記レンズを支持する支持枠と、
    前記支持枠を保持するベース枠と、
    前記ベース枠に対する前記支持枠の傾きを調整する調整機構と
    を備え、
    前記調整機構は、
    前記ベース枠に対向する前記支持枠の第1面に設けられる第1ネジ穴と、
    前記第1ネジ穴に対向する前記ベース枠の第2面に設けられる第2ネジ穴と、
    前記第1ネジ穴及び前記第2ネジ穴に挿入され、前記支持枠を前記ベース枠に対して固定するネジと、
    前記支持枠を前記ベース枠に対して前記レンズの光軸方向に付勢する弾性部材と、
    前記支持枠の前記第1面または前記ベース枠の前記第2面に設けられ、前記弾性部材を収容する収容穴と
    を有する、レンズ装置。
  2. 前記収容穴は、前記第1ネジ穴または前記第2ネジ穴に隣接して設けられる、請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記第1ネジ穴及び前記第2ネジ穴は、前記収容穴より前記支持枠及び前記ベース枠の外縁側に設けられる、請求項1に記載のレンズ装置。
  4. 前記調整機構は、
    前記支持枠及び前記ベース枠の少なくとも一方の外縁に設けられ、前記支持枠の前記第1面と前記ベース枠の前記第2面との間で、かつ前記ネジの軸部分の周囲に、前記ネジの軸部分の直径より大きい幅の切り欠きを有するワッシャーを挿入するための挿入口をさらに有する、請求項2に記載のレンズ装置。
  5. 前記調整機構は、複数の前記第1ネジ穴、複数の前記第2ネジ穴、複数の前記ネジ、複数の前記弾性部材、及び複数の前記収容穴を有し、
    前記支持枠及び前記ベース枠は、矩形であり、
    前記複数の第1ネジ穴のうち1つの第1ネジ穴は、前記支持枠の第1辺に沿って設けられ、前記複数の第1ネジ穴のうち2つの第1ネジ穴は、前記支持枠の前記第1辺に対向する第2辺に沿って設けられ、
    前記複数の第2ネジ穴のうち1つの第2ネジ穴は、前記ベース枠の第1辺に沿って設けられ、前記複数の第2ネジ穴のうち2つの第2ネジ穴は、前記ベース枠の前記第1辺に対向する第2辺に沿って設けられ、
    前記複数の収容穴は、前記複数の第1ネジ穴のそれぞれ、または前記複数の第2ネジ穴のそれぞれに隣接して設けられる、請求項1に記載のレンズ装置。
  6. 前記調整機構は、
    前記支持枠の前記第1辺及び前記第2辺のそれぞれ、または前記ベース枠の前記第1辺及び前記第2辺のそれぞれに設けられ、前記支持枠の前記第1面と前記ベース枠の前記第2面との間で、かつ前記複数のネジのそれぞれの軸部分の周囲に、前記複数のネジのそれぞれの軸部分の直径より大きい幅の切り欠きを有する複数のワッシャーを挿入するための複数の挿入口をさらに有する、請求項5に記載のレンズ装置。

  7. 請求項1から6の何れか1つに記載のレンズ装置と、
    前記ベース枠に固定され、前記レンズを介して結像された像を撮像するイメージセンサと
    を備える撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置を備えて移動する移動体。
JP2019188941A 2019-10-15 2019-10-15 レンズ装置、撮像装置、及び移動体 Pending JP2021063926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019188941A JP2021063926A (ja) 2019-10-15 2019-10-15 レンズ装置、撮像装置、及び移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019188941A JP2021063926A (ja) 2019-10-15 2019-10-15 レンズ装置、撮像装置、及び移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021063926A true JP2021063926A (ja) 2021-04-22

Family

ID=75486212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019188941A Pending JP2021063926A (ja) 2019-10-15 2019-10-15 レンズ装置、撮像装置、及び移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021063926A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004325555A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Canon Inc 撮像装置
JP2006293187A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Nikon Corp 光学機器及び光学機器の調整方法
JP2011013255A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Nikon Corp レンズ鏡筒

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004325555A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Canon Inc 撮像装置
JP2006293187A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Nikon Corp 光学機器及び光学機器の調整方法
JP2011013255A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Nikon Corp レンズ鏡筒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6733106B2 (ja) 決定装置、移動体、決定方法、及びプログラム
JP2019110462A (ja) 制御装置、システム、制御方法、及びプログラム
US10942331B2 (en) Control apparatus, lens apparatus, photographic apparatus, flying body, and control method
JP2019066563A (ja) 制御装置、レンズ装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP6318455B1 (ja) 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法及びプログラム
JP6790318B2 (ja) 無人航空機、制御方法、及びプログラム
CN109844634B (zh) 控制装置、摄像装置、飞行体、控制方法以及程序
JP6501091B1 (ja) 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム
JP2021063926A (ja) レンズ装置、撮像装置、及び移動体
JP6544542B2 (ja) 制御装置、撮像装置、無人航空機、制御方法、及びプログラム
WO2022111253A1 (zh) 镜头装置、摄像装置、摄像系统及移动体
JP6565073B2 (ja) 光学システム及び移動体
WO2018134926A1 (ja) 光学装置、移動体及びシステム
JP7048019B2 (ja) 制御装置、飛行体、制御方法、及びプログラム
JP6998921B2 (ja) アダプタ、撮像装置、支持機構および移動体
JP6794601B1 (ja) 制御装置、撮像装置、撮像システム、移動体、制御方法、及びプログラム
JP6790320B1 (ja) レンズ装置、撮像装置、及び移動体
JP2019078953A (ja) 制御装置、撮像装置、飛行体、制御方法、及びプログラム
JP6641574B1 (ja) 決定装置、移動体、決定方法、及びプログラム
JP6696092B2 (ja) 制御装置、移動体、制御方法、及びプログラム
JP7003357B2 (ja) 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム
WO2018207284A1 (ja) レンズ装置、撮像システム、及び移動体
JP6878738B1 (ja) 制御装置、撮像システム、移動体、制御方法、及びプログラム
JP6569157B1 (ja) 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム
JP7009698B1 (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210518