JP2007023865A - 電磁弁およびそれを用いた内燃機関用燃料噴射装置 - Google Patents

電磁弁およびそれを用いた内燃機関用燃料噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁弁の設置スペースに制約がある場合であっても、可動子の閉弁方向への動作の応答性を向上させることができる電磁弁およびそれを用いた内燃機関用燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】電磁弁は、流体通路66、弁座561を有するハウジングと、閉弁方向へ移動すると流体通路66を閉塞し、開弁方向へ移動すると流体通路66を開放する弁体35と、第1の端部361と第2の端部362を有し、第1の端部361に弁体35が設けられ、ハウジング内を往復移動可能な可動子36と、電流が供給されると可動子36を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル42と、可動子36の第2の端部362側に設けられ、第2の端部362に付勢力を付与する第1の付勢手段38と、第1の端部361と第2の端部362との間の可動子36の部位に付勢力を付与する第2の付勢手段39とからなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁弁およびそれを用いた内燃機関用燃料噴射装置に関する。
従来、加圧された燃料が供給されてノズルニードルの背圧を発生させる圧力室を備え、この圧力室の圧力を増減することでノズルニードルの着座と離座とを切替える内燃機関用燃料噴射装置が知られている(特許文献1)。この燃料噴射装置は、本体に前記圧力室にあたる第1圧力室の圧力を制御する油圧制御弁と、この油圧制御弁の背圧を発生させる第2圧力室の圧力を制御する電磁弁を備えている。
電磁弁は、第2圧力室の圧力を低圧源に開放するための第2低圧通路を開閉する。この通路が開放されると、第2圧力室の圧力は低下し、油圧制御弁が第1圧力室の圧力を低圧源に開放するための第1低圧通路を開放するように移動する。油圧制御弁が第1低圧通路を開放すると、第1圧力室の圧力は低下する。
反対に、電磁弁が第2低圧通路を閉塞すると、第2圧力室には高圧源が接続されているので、第2圧力室の圧力が増加し、油圧制御弁が第1低圧通路を閉塞するように移動する。第1圧力室にも高圧源が接続されているので、第1圧力室の圧力が増加する。このようにして、電磁弁を操作することにより第1圧力室の圧力を増減し、ノズルニードルの着座と離座とを切替えている。
この燃料噴射装置に内蔵されている電磁弁は、電磁コイル、固定子、可動子、弁体、およびスプリング(付勢手段)からなっている。電磁コイルは、固定子の外周に設けられ、固定子の内周には、弁体と一体となった可動子が往復移動可能に支持されている。さらに、可動子の、弁体が設けられている端部の反対側の端部には、弁体が上記第2低圧通路を閉塞する方向(以下、閉弁方向という)に付勢力を付与するスプリングが設けられている。
電磁コイルに電流を供給すると、固定子には、上記第2低圧通路を開放する方向(以下、開弁方向という)の磁力が発生する。この磁力は、前記付勢力よりも大きいので、可動子は、弁体とともに開弁方向に移動する。電磁コイルへの電流の供給が停止すると、可動子は、前記付勢力により閉弁方向に移動する。
特開2000−87821号公報
可動子の閉弁方向への動作は、スプリングの付勢力に依存している。付勢力が大きければ大きいほど、可動子の閉弁方向への動作の応答性が増す。上記燃料噴射装置のノズルニードルを操作する電磁弁の可動子の閉弁方向への動作の応答性を増加させることができれば、微少噴射を良好に制御することができる。
しかしながら、上記従来の燃料噴射装置のように、電磁弁を内蔵する形式の内燃機関用燃料噴射装置においては、電磁弁を設置するスペースに制約がある。これは、内燃機関に設けられる燃料噴射装置の大きさにも制限があるからである。特に、電磁弁の径方向の大きさは制限されている。
このため、電磁弁の可動子の閉弁方向の応答性を向上させるためにスプリングの付勢力を単に大きくすることができないという問題が生じる。径方向の大きさが制限されている中で、スプリングの付勢力を大きくすると、固定子の中でスプリングが占有する体積が増加し、電磁コイルが発生する吸引力が低下し、可動子を開弁方向に移動させることができなくなる恐れがあるからである。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は、電磁弁の設置スペースに制約がある場合であっても、可動子の閉弁方向への動作の応答性を向上させることができる電磁弁およびそれを用いた内燃機関用燃料噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明では、内部に流体通路(66)、弁座(561)を有するハウジング(23、24、26)と、ハウジング(23、24、26)内に設けられ、弁座(561)に着座する閉弁方向へ移動すると流体通路(66)を閉塞し、弁座(561)から離座する開弁方向へ移動すると流体通路(66)を開放する弁体(35)と、ハウジング(23、24、26)内に往復移動可能に設けられ、この往復移動方向の両端部である第1の端部(361)と第2の端部(362)を有し、該第1の端部(361)に弁体(35)が設けられる可動子(36)と、可動子(36)の第2の端部(362)側に配設され、電流が供給されると、可動子(36)を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル(42)と、電磁コイル(42)を支持する固定子(41)と、可動子(36)ならびに弁体(35)に、弁体(35)が弁座(561)に着座する方向への付勢力を付与する付勢手段(38、39)と、を備える電磁弁であって、
付勢手段(38、39)は、弁体(35)が弁座(561)に着座するように、その一端部が可動子(36)の第2の端部(362)側に係止して、可動子(36)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第1の付勢手段(38)と、弁体(35)と第2の端部(362)との間における可動子(36)または弁体(35)の部位に係止部(36c)を有して、その一端部が該係止部(36c)に係止して、可動子(36)または弁体(35)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第2の付勢手段(39)と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、電磁弁は、一端部が可動子の第2の端部側に係止して、可動子に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第1の付勢手段の他に、弁体と第2の端部との間における可動子または弁体に係止部を有して、その一端部がその係止部に係止して、可動子に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第2の付勢手段を備えているので、第1の付勢手段を設置する場所の体積を大きくすること無く付勢手段の付勢力を増加することができる。これにより、電磁弁の設置スペースに制約がある場合であっても、可動子の閉弁方向への動作の応答性を向上させることができる。
本発明の請求項2に記載の発明では、内部に流体通路(66)、弁座(561)を有するハウジング(23、24、26)と、ハウジング(23、24、26)内に設けられ、弁座(561)に着座する閉弁方向へ移動すると流体通路(66)を閉塞し、弁座(561)から離座する開弁方向へ移動すると流体通路(66)を開放する弁体(35)と、ハウジング(23、24、26)内に往復移動可能に設けられ、この往復移動方向の両端部である第1の端部(361)と第2の端部(362)を有し、該第1の端部(361)に弁体(35)が設けられ、かつ、該第1の端部(361)と該第2の端部(362)との間に、摺動させながら往復移動を案内する摺接支持部(363)を有する可動子(36)と、可動子(36)の第2の端部(362)側に配設され、電流が供給されると、可動子(36)を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル(42)と、電磁コイル(42)を支持する固定子(41)と、可動子(36)ならびに弁体(35)に、弁体(35)が弁座(561)に着座する方向への付勢力を付与する付勢手段(38、39)と、を備える電磁弁であって、
付勢手段(38、39)は、弁体(35)が弁座(561)に着座するように、その一端部が可動子(36)の第2の端部(362)側に係止して、可動子(36)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第1の付勢手段(38)と、摺接支持部(363)と第1の端部(361)との間における可動子(36)の部位に係止部(36c)を有して、その一端部が該係止部(36c)に係止して、可動子(36)または弁体(35)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第2の付勢手段(39)と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、電磁弁は、請求項1に記載と同様、2つの付勢手段を備えているので、電磁弁の設置スペースに制約がある場合であっても、可動子の閉弁方向への動作の応答性を向上させることができる。さらに、この電磁弁の可動子には、第1の端部と第2の端部との間に、摺動させながら往復移動を案内する摺接支持部が設けられている。そして、第2の付勢手段の一端部が係止され、可動子または弁体にその付勢力を付与する係止部が摺接支持部と弁体との間に設けられているので、可動子ならびに弁体が閉弁方向に移動する際の傾きを防止し、弁体の姿勢を安定させることができる。
本発明の請求項3に記載の発明では、具体的には、ハウジング(23、24、26)は、摺動支持部(363)を往復移動可能に支持する支持部(261)を備える。
本発明の請求項4に記載の発明では、第2の付勢手段(39)の付勢力は、第1の付勢手段(38)の付勢力よりも大きいことを特徴としている。この構成によれば、第2の付勢手段の付勢力を第1の付勢手段の付勢力よりも大きくしているので、第1の付勢手段の体格を可能な限り小さくすることができる。第1の付勢手段の体格を小さくすることができれば、可動子を吸引する能力を高めることができる。
本発明の請求項5に記載の発明では、弁体(35)の弁座(561)に対向する面の反対側の面には、板状部(36d)が形成されており、この板状部(36d)が、第2の付勢手段(39)の一端部を係止していることを特徴としている。この構成によれば、弁体の弁座に対向する面の反対側の面に、板状部を形成し、この板状部に第2の付勢手段の一端部を係止させているので、第2の付勢手段の一端部を係止する部材を別途設ける必要が無くなる。
本発明の請求項6に記載の発明では、請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電磁弁において、弁体(35)の弁座(561)に対向する面は、平面状となっていることを特徴としている。第2の付勢手段を請求項2に記載されているような位置に設け、閉弁移動中の可動子ならびに弁体の姿勢を安定させているので、弁体の端面が平面状となっている形式の弁体に対して、特に有効である。
本発明の請求項7に記載の発明では、内部に流体通路(66)、弁座(561)を有するハウジング(23、24、26)と、ハウジング(23、24、26)内に設けられ、弁座(561)に着座する閉弁方向へ移動すると流体通路(66)を閉塞し、弁座(561)から離座する開弁方向へ移動すると流体通路(66)を開放する弁体(35)と、ハウジング(23、24、26)内に往復移動可能に設けられ、この往復移動方向の両端部である第1の端部(361)と第2の端部(362)を有し、該第1の端部(361)に弁体(35)が設けられる可動子(36)と、可動子(36)の第2の端部(362)側に配設され、電流が供給されると、可動子(36)を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル(42)と、電磁コイル(42)を支持する固定子(41)と、可動子(36)ならびに弁体(35)に、弁体(35)が弁座(561)に着座する方向への付勢力を付与する付勢手段(39)と、を備える電磁弁であって、
付勢手段(39)は、弁体(35)と第2の端部(362)との間における可動子(36)または弁体(35)の部位に係止部(36c)を有して、その一端部が該係止部(36c)に係止して、可動子(36)または弁体(35)に対し閉弁方向へ付勢力を付与していることを特徴としている。
この構成によれば、電磁弁の可動子に付勢力を付与する付勢手段は、第2の端部側には無く、付勢手段の一端部が係止され、可動子または弁体にその付勢力を付与する係止部が弁体と第2の端部との間に設けられているので、可動子を移動させる吸引力を可能な限り増加することができる。吸引力を大きくすることができれば、可動子の開弁方向への動作の応答性を向上させることができる。
本発明の請求項8に記載の発明では、内燃機関用燃料噴射装置は、噴孔(52)を有するノズル本体(11)と、ノズル本体(11)内に往復移動可能に設けられ、噴孔(52)を開閉するノズルニードル(31)と、ノズル本体(11)内に設けられ、噴孔(52)を閉塞する方向の力をノズルニードル(31)に付与する燃料圧力を蓄積する圧力室(53)と、圧力室(53)内の圧力を調整する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電磁弁と、を備えることを特徴としている。
通常、内燃機関には、燃料噴射装置の他に内燃機関を動作するための機能部品が多く設けられている。特に、燃料噴射装置周辺には、多くの機能部品が設けられており、燃料噴射装置の大きさ、特に径方向の大きさには制約がある。また、燃料噴射装置には、微少噴射量の制御性を向上させたいという要望がある。
これに対し、請求項8に記載されているように、上記圧力室の圧力を本発明の請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電磁弁にて調整することにより、燃料噴射装置の体格を大きくせず、微少噴射量の制御性を向上させることができる。なお、圧力室の圧力を電磁弁にて調整するという意味は、直接的に電磁弁にて圧力室の圧力を調整する形式のもの、間接的に電磁弁にて圧力室の圧力を調整する形式のもの両方を含んだものである。
(第1の実施形態)
図1、図2に本発明を適用した第1の実施形態になる内燃機関用燃料噴射装置(以下、インジェクタという)の構成を示す。インジェクタは例えば、コモンレール式の燃料噴射システムを備えた内燃機関(以下、ディーゼルエンジンという)に適用され、インジェクタがエンジンの各気筒に1対1に対応して設けられる。そして、ECUによる制御で、所定の期間にコモンレールが供給する燃料を噴射する。
インジェクタは、ノズルボディ21、ディスタンスピース22、第1のバルブボディ23、ホルダ24、およびリテーニングナット25により、インジェクタに略丸棒状の全体形状を与える基体2が構成される。ノズルボディ21、ディスタンスピース22、バルブボディ23、およびホルダ24は対向端面で当接しリテーニングナット25により互いに結合している。
棒状の基体2には内部に種々の凹所や孔が形成されて、これに構成部材が収容されるとともに、燃料の流路が形成される。インジェクタの下端部(以下、「上」「下」というときは図中の天側を指すものとする)は前記各気筒の燃焼室内に突出するノズル部11であり、ノズルボディ21には基体2の軸方向に縦孔211が形成され、これにノズルニードル31が収容されている。
ノズルニードル31はその上端部で縦孔211に圧入した筒状部材21a内に摺動自在に保持されている。縦孔211の図中、下端側の底部はノズルボディ21の先端部に達しており、該先端部がノズル室51となっている。ノズル室51の室壁を貫通して噴孔52が形成してある。
縦孔211はノズルニードル31の摺動部よりも下端側で、ディスタンスピース22、第1のバルブボディ23、およびホルダ24に形成された燃料供給通路である高圧通路61と連通しており、ノズルニードル31の離座時には前記コモンレールからの加圧された燃料(以下、適宜、高圧燃料という)が噴孔52から噴射される。
また、縦孔211には、ノズルニードル31の外周にコイルばね32が収容され、常時、ノズルニードル31を下方すなわち噴孔52を閉塞する方向に付勢している。縦孔211のノズルニードル31の摺動部よりも上側部分により、ノズルニードル31の背圧を発生させる請求項7に記載の圧力室としてのノズルニードル圧力室53がディスタンスピース22を上壁とするとともにノズルニードル31の上端部を下壁として形成される。
また、ノズルニードル31には、前記高圧通路61からの燃料の圧力が離座方向に付勢されており、前記ニードル圧力室53の圧力が所定の開弁開始圧力以下になったときにノズルニードル31が離座して燃料が噴射され、前記ニードル圧力室53の圧力が所定の閉弁開始圧力以上になったときにノズルニードル31が着座して燃料噴射が停止する。
ノズルニードル圧力室53の圧力の高低の切替えは次の構成によりなされる。第1のバルブボディ23には下端部で拡径する縦孔231がインジェクタの軸方向に形成され、縦孔231の拡径部により第1バルブニードル33が配設される第1制御弁室54が形成される。
第1バルブニードル33は棒状で下端寄りにくびれ部を有しており、くびれ部よりも上端部側の軸部33bで前記縦孔231の小径部に摺動自在に支持されている。第1バルブニードル33のくびれ部よりも下端側は第1制御弁室54内に突出して、弁体部33aとなっている。弁体部33aは軸部33bよりもやや大径で、かつ第1制御弁室54の側壁面との間に環状の間隙が形成される大きさとしてある。また、その上端部および下端部はテーパ状に面とりされている。第1バルブニードル33はコイルばね34により常時、下方に付勢されている。
第1制御弁室54が形成される第1のバルブボディ23と前記ノズルニードル圧力室53が形成されるニードルボディ21との間に挟まれ、第1制御弁室54の下壁部およびノズルニードル圧力室53の上壁部を形成するディスタンスピース22には、インジェクタの軸方向に貫通する孔が形成されており、その孔は、第1制御弁室54とニードル圧力室53とを常時、連通する連通路63となっている。連通路63には途中にオリフィス631が形成されている。
第1制御弁室54が形成される前記第1のバルブボディ23には、高圧通路61から分岐して第1制御弁室54に通じる高圧分岐通路64が形成されている。高圧分岐通路64の先端は第1バルブニードル33の前記くびれ部位置で縦孔231の側壁面に開口しており、第1バルブニードル33のくびれ部の外周環状空間333と常時、連通している。
また、ディスタンスピース22には、低圧通路62から分岐して第1制御弁室54に通じる低圧分岐通路65が形成されている。低圧分岐通路65は、弁体部33aの下端面と対向する位置で第1制御弁室54の下壁面に開口しており、この開口端は第1バルブニードル33が下方に移動して第1制御弁室54の下壁面と当接すると第1バルブニードル33により閉鎖されるポート65aとなっている。この開口端の外周縁部が、第1バルブニードル33が着座するシート(以下、下側シートという)541となる。また、第1バルブニードル33が上方に移動すると、弁体部33aの上側のテーパ部が第1制御弁室54の段面をシート(以下、上側シートという)542として着座する。低圧分岐通路65には、ポート65aの直下流に絞りであるオリフィス651が形成してある。
第1バルブニードル33を制御するバルブ駆動部12について説明する。第1バルブニードル33はその軸部33bよりも上方に形成されるバルブ圧力室55の圧力の増減により移動する。バルブ圧力室55は、第1バルブニードル33の上面側から穿成し底部が前記くびれ部位置まで達する縦孔331と、前記くびれ部位置で第1バルブニードル33の側面から縦孔331の底部に達する横孔332とにより、前記高圧通路61および高圧分岐通路64から高圧燃料が供給されるようになっている。
バルブ圧力室55は、連通路66を介して別の制御弁室である第2制御弁室56に通じている。連通路66は第1のバルブボディ23の前記縦孔231の底部から第1のバルブボディ23の上端面に達する小孔により構成され、途中にオリフィス661が設けられている。この連通路66が請求項に記載の流体通路に相当する。
第2制御弁室56は、第1のバルブボディ23と、その上方の第2のバルブボディ26の下端面に形成した凹所により形成される。第1のバルブボディ23は第2制御弁室56の下端壁をなしている。第2のバルブボディ26の下端面は凹所の外周縁部26aが環状に突出して、第1のバルブボディ23の上端面の環状溝に圧入され、第1のバルブボディ23と第2のバルブボディ26とが係合している。第1のバルブボディ23、ホルダ24および第2のバルブボディ26が請求項に記載のハウジングに相当する。
第2制御弁室56において、その下壁面に開口する前記連通路66の開口端は、バルブ圧力室55に通じるポート66aとなる。第2制御弁室56はまた、その周縁部位置で低圧通路62と常時、連通している。
第2のバルブボディ26には、第2制御弁室56の上壁部を貫通する縦孔261が形成されている。縦孔261は、第2バルブニードル36aの摺接支持部363を第2バルブニードル36aが往復移動するように支持している。この縦孔261が請求項に記載の支持部に相当し、摺接支持部363が請求項に記載の摺接支持部に相当する。第2バルブニードル36aの下端部361は第2制御弁室56内に突出し、第2バルブニードル36aの上端部が第2のバルブボディ26の上方のソレノイド室57内に突出している。
第2バルブニードル36aは、下端部361に半球状の別の制御バルブである請求項に記載の弁体としての第2弁体部35を保持し一体に移動するようになっている。第2バルブニードル36aの下端部361が請求項に記載の第1の端部に相当する。第2弁体部35は、平坦な下端面が第2制御弁室56の下壁面とポート66a位置で対向している。ポート66aの外周縁部は第2弁体部35が着座するシート面561であり、第2弁体部35が着座することで、第2制御弁室56とバルブ圧力室55とが遮断される。このシート面561が請求項に記載の弁座に相当する。
第2バルブニードル36aの下端寄りには、請求項に記載の係止部としての板状のCリング36cがはめ込まれている。Cリング36cの端面と第2制御弁室56の上端面との間には、請求項に記載の第2の付勢手段としての第2コイルばね39が第2バルブニードル36aを下方に付勢するように設けられている。
ソレノイド室57内に突出する第2バルブニードル36aの上端部には円盤状の円盤部36bが固定されており、ソレノイド室57内に配設したソレノイド121の磁極面と対向している。円盤部36bと第2バルブニードル36aは、一体的に移動可能であり、これらが請求項に記載の可動子に相当する。以下、これらの部品の組立て体を可動子36という。
ソレノイド121は二重筒状の固定子41の環状空間部に電磁コイル42を巻回したもので、電磁コイル42にリード線43から通電される。固定子41の内周には請求項に記載の第1の付勢手段としての第1コイルばね38が収容されている。第1コイルばね38は、円盤部36bの上端部362と弾接し、可動子36を、常時、固定子41から離間する方向に付勢している。第1コイルばね38が弾接する位置である円盤部36bの上端部362が請求項に記載の第2の端部となる。ソレノイド121は第2のバルブボディ26と閉鎖部材27との間に挟持され、これらとともにホルダ24の縦孔241に収容されている。閉鎖部材27とホルダ24との間はシール部材44によりシールされている。
図3は本インジェクタの作動を説明するタイミングチャートである。本発明のインジェクタの作動は実線で示し、従来のインジェクタの作動は破線で示す。ソレノイド121のオンによりノズルニードル31が開弁し、ソレノイド121のオフによりノズルニードル31が閉弁する。ソレノイド121に通電されると、ソレノイド121が可動子36を吸引して、可動子36が上方に移動する。
これにより、高圧通路61〜高圧分岐通路64〜第1バルブニードル33の横孔332〜縦孔331〜バルブ圧力室55〜連通路66〜第2制御弁室56〜低圧通路62という油圧通路において、バルブ圧力室55の燃料が連通路66〜第2制御弁室56〜低圧通路62という経路で低圧源である燃料タンクへと還流し、バルブ圧力室55の圧力が低下する。
第1バルブニードル33は下側シート541から離座するとともに上側シート542に着座する。この状態では、上側シート542への着座により第1制御弁室54と高圧通路61との間が遮断されて、第1制御弁室54への高圧燃料の供給が禁止されるとともに、下側シート541からの離座によりノズルニードル圧力室53の燃料が連通路63〜第1制御弁室54〜低圧分岐通路65〜低圧通路62という開放通路が開成することにより燃料タンクに還流するため、ノズルニードル圧力室53の圧力が燃料タンクに開放されて低下する。開弁開始圧力以下になるとノズルニードル31は開弁する。
一方、ソレノイド121がオフし、可動子36が下方に移動すると、前記油圧通路において、バルブ圧力室55と低圧通路62とが遮断されて、バルブ圧力室55の圧力が、高圧通路61〜高圧分岐通路64〜第1バルブニードル33の横孔332〜縦孔331という経路でバルブ圧力室55に供給される高圧燃料により上昇する。
これにより、第1バルブニードル33が上側シート542から離座するとともに下側シート541に着座する。この状態では、第1制御弁室54と低圧通路62とが遮断されるとともに、高圧通路61〜高圧分岐通路64〜第1の制御弁室54〜連通路63という経路でニードル圧力室53に高圧燃料が供給されるので、ニードル圧力室53の圧力が上昇し、閉弁開始圧力以上になると、ノズルニードル31は閉弁する。
インジェクタには、エンジン運転状態に応じて燃料を微少噴射させたいという要望があり、このためには、ノズルニードル31の動作の応答性を可能な限り増加させる必要がある。上述したインジェクタによると、ノズルニードル31の開閉弁動作は、ノズルニードル圧力室53の圧力の増減に依存する。そして、このノズルニードル圧力室53の圧力の増減は、可動子36の動作に依存している。
特に、可動子36の閉弁方向への動作は、これらの部品を閉弁方向へ付勢する付勢手段の付勢力に依存している。したがって、付勢力を増加させればさせるほど、可動子36の閉弁方向への動作の応答性が増し、ノズルニードル31の動作の応答性が増す。ノズルニードル31の動作の応答性が増加すれば、インジェクタの微少噴射量の制御性が向上する。
通常、エンジンには、インジェクタの他にエンジンを動作するための機能部品が多く設けられている。特に、インジェクタが設けられるシリンダヘッドには、例えば、吸気弁、排気弁、コモンレール等の多くの機能部品が設けられており、インジェクタの大きさ、特に径方向の大きさを可能な限り小さくしたい、もしくはこれ以上大きくしたくないという要望がある。そのため、インジェクタに内蔵する電磁弁の設置スペースには、制約がある。
しかしながら、従来のインジェクタで微少噴射量の制御性を向上するために、固定子内に設けられているコイルばねの付勢力を大きくすれば、固定子の径方向の大きさが大きくなり、インジェクタの体格の要望を満足することができない。また、インジェクタの体格の要望を満足しつつ、コイルばねの付勢力を大きくしようとすれば、固定子の中でコイルばねが占有する体積が増加し、ソレノイドが発生する吸引力が低下する。結果、可動子を開弁方向に移動させることができなくなる恐れがある。
本実施形態のインジェクタでは、可動子36を下方に付勢する付勢手段を2個有している。一つは、固定子41の内部に設けられ、可動子36を、常時、固定子41から離間する方向に付勢している。もう一つは、第2バルブニードル36aの下端寄りにはめ込まれている板状のCリング36cと、第2制御弁室56の上端面との間に設けられ、可動子36を下方に付勢している。
この構成によれば、固定子41内に設けられる第1コイルばね38の固定子41に対する占有体積を増加させること無く、かつ、固定子41の径方向の大きさを大きくすること無く、可動子36を下方に付勢する付勢力を大きくすることができる。付勢力を大きくすることができるので、図3に示すように、ソレノイドのオン時間が本発明と従来とで同じであっても、本発明のインジェクタの方が可動子36の動作の応答性が増加する。これにより、インジェクタに内蔵される電磁弁の設置スペースに制約があっても、その限られた設置スペース内に収められる電磁弁の閉弁応答性を向上させ、微少噴射量の制御性を向上させることができるインジェクタを提供することができる。
本実施形態では、インジェクタに内蔵される電磁弁を例にとって説明したが、他の用途で使用されるものに本実施形態の電磁弁を適用しても、本発明の目的は達成することができる。
また、従来のインジェクタでは、可動子および弁体部を下方に付勢するコイルばねは、固定子内にのみ設置されている。この位置から可動子を付勢する構造を有する電磁弁では、コイルばねの付勢力を付勢する位置が、可動子を支持する位置よりも上方にあり、弁体の位置が前記支持する位置よりも下方にある。これでは、可動子および弁体部が移動する際、仮にコイルばねの付勢方向が可動子の中心軸方向に対して傾くと、前記支持する位置を支点として可動子が傾き、閉弁性が悪化してしまう。
これに対し、本実施形態では、第2コイルばね39が可動子36に対し、その付勢力を付勢する位置は、第2バルブニードル36aの摺接支持部363が支持される位置よりも下端部361側となっているので、可動子36および第2弁体部35が閉弁方向に移動する際の傾きを防止し、姿勢を安定させることができる。この構造は、ポート66aを閉塞する第2弁体部35の端面が平板状となっている形式の弁体にとって特に有効である。
また、図4に示すように、本実施形態の第2弁体部35をシート面561に対向する第2弁体部35の端面の反対側の面に板状部36dを設けている第2弁体部35とし、この板状部36dに第2コイルばね39の一端部を支持させれば、本実施形態で説明したようにCリング36cを別途設ける必要が無くなる。
また、本実施形態では、第2コイルばね39の付勢力は、第1コイルばね38の付勢力よりも大きくしている。これにより、固定子41内に設けられる第1コイルばね38の体格を可能な限り小さくすることができ、可動子36を吸引する能力を高めることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一機能物および同一処理は、同一符号を付す。ここでは、第1の実施形態と相違する特徴点のみを説明する。図5は、本発明を適用した第2の実施形態になるインジェクタの主要断面図である。
この実施形態の特徴は、第1の実施形態のインジェクタに設けられている第1コイルばね38を廃止し、第2コイルばね39のみとしたことである。このような構成であっても、上記第1の実施形態とほぼ同じ効果を得ることができる。さらに、この構成では、固定子41内にコイルばねを設けていないので、可動子36を吸引する力を可能な限り大きくすることができる。吸引する力を大きくすることができれば、開弁方向への動作の応答性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態になるインジェクタの断面図である。 図1のインジェクタの主要部の断面図である。 図1のインジェクタの作動状態を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態の他の実施形態におけるインジェクタの主要部の断面図である。 本発明の第2の実施形態になるインジェクタの主要部の断面図である。
符号の説明
2 基体
11 ノズル部
12 バルブ駆動部
121 ソレノイド
21 ノズルボディ
22 ディスタンスピース
23 第1のバルブボディ(ハウジング)
24 ホルダ(ハウジング)
25 リテーニングナット
26 第2のバルブボディ(ハウジング)
261 縦孔(支持部)
31 ノズルニードル
32 コイルばね
33 第1バルブニードル
33a 第1弁体部
34 コイルばね
35 第2弁体部(弁体)
36 可動子
36a 第2バルブニードル
36b 円盤部
36c Cリング(係止部)
36d 板状部
361 下端部(第1の端部)
362 上端部(第2の端部)
363 摺接支持部
38 第1コイルばね(第1の付勢手段)
39 第2コイルばね(第2の付勢手段)
41 固定子
42 電磁コイル
52 噴孔
53 ノズルニードル圧力室(圧力室)
54 第1制御弁室
55 バルブ圧力室
56 第2制御弁室
561 シート面(弁座)
57 ソレノイド室
61 高圧通路
62 低圧通路
63 連通路
64 高圧分岐通路
65 低圧分岐通路
65a ポート
66 連通路(流体通路)

Claims (8)

  1. 内部に流体通路(66)、弁座(561)を有するハウジング(23、24、26)と、
    前記ハウジング(23、24、26)内に設けられ、前記弁座(561)に着座する閉弁方向へ移動すると前記流体通路(66)を閉塞し、前記弁座(561)から離座する開弁方向へ移動すると前記流体通路(66)を開放する弁体(35)と、
    前記ハウジング(23、24、26)内に往復移動可能に設けられ、この往復移動方向の両端部である第1の端部(361)と第2の端部(362)を有し、該第1の端部(361)に前記弁体(35)が設けられる可動子(36)と、
    前記可動子(36)の前記第2の端部(362)側に配設され、電流が供給されると、前記可動子(36)を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル(42)と、
    前記電磁コイル(42)を支持する固定子(41)と、
    前記可動子(36)ならびに前記弁体(35)に、前記弁体(35)が前記弁座(561)に着座する方向への付勢力を付与する付勢手段(38、39)と、を備える電磁弁であって、
    前記付勢手段(38、39)は、
    前記弁体(35)が前記弁座(561)に着座するように、その一端部が前記可動子(36)の前記第2の端部(362)側に係止して、前記可動子(36)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第1の付勢手段(38)と、
    前記弁体(35)と前記第2の端部(362)との間における前記可動子(36)または前記弁体(35)の部位に係止部(36c)を有して、その一端部が該係止部(36c)に係止して、前記可動子(36)または前記弁体(35)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第2の付勢手段(39)と、を備えることを特徴とする電磁弁。
  2. 内部に流体通路(66)、弁座(561)を有するハウジング(23、24、26)と、
    前記ハウジング(23、24、26)内に設けられ、前記弁座(561)に着座する閉弁方向へ移動すると前記流体通路(66)を閉塞し、前記弁座(561)から離座する開弁方向へ移動すると前記流体通路(66)を開放する弁体(35)と、
    前記ハウジング(23、24、26)内に往復移動可能に設けられ、この往復移動方向の両端部である第1の端部(361)と第2の端部(362)を有し、該第1の端部(361)に前記弁体(35)が設けられ、かつ、該第1の端部(361)と該第2の端部(362)との間に、摺動させながら往復移動を案内する摺接支持部(363)を有する可動子(36)と、
    前記可動子(36)の前記第2の端部(362)側に配設され、電流が供給されると、前記可動子(36)を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル(42)と、
    前記電磁コイル(42)を支持する固定子(41)と、
    前記可動子(36)ならびに前記弁体(35)に、前記弁体(35)が前記弁座(561)に着座する方向への付勢力を付与する付勢手段(38、39)と、を備える電磁弁であって、
    前記付勢手段(38、39)は、
    前記弁体(35)が前記弁座(561)に着座するように、その一端部が前記可動子(36)の前記第2の端部(362)側に係止して、前記可動子(36)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第1の付勢手段(38)と、
    前記摺接支持部(363)と前記弁体(35)との間における前記可動子(36)または前記弁体(35)の部位に係止部(36c)を有して、その一端部が該係止部(36c)に係止して、前記可動子(36)または前記弁体(35)に対し閉弁方向へ付勢力を付与する第2の付勢手段(39)と、を備えることを特徴とする電磁弁。
  3. 前記ハウジング(23、24、26)は、前記摺動支持部(363)を往復移動可能に支持する支持部(261)を備えることを特徴とする請求項2に記載の電磁弁。
  4. 前記第2の付勢手段(39)の付勢力は、前記第1の付勢手段(38)の付勢力よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁弁。
  5. 前記弁体(35)の前記弁座(561)に対向する面の反対側の面には、板状部(36d)が形成されており、
    この板状部(36d)が、前記第2の付勢手段(39)の一端部を係止していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電磁弁。
  6. 前記弁体(35)の前記弁座(561)に対向する面は、平面状となっていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電磁弁。
  7. 内部に流体通路(66)、弁座(561)を有するハウジング(23、24、26)と、
    前記ハウジング(23、24、26)内に設けられ、前記弁座(561)に着座する閉弁方向へ移動すると前記流体通路(66)を閉塞し、前記弁座(561)から離座する開弁方向へ移動すると前記流体通路(66)を開放する弁体(35)と、
    前記ハウジング(23、24、26)内に往復移動可能に設けられ、この往復移動方向の両端部である第1の端部(361)と第2の端部(362)を有し、該第1の端部(361)に前記弁体(35)が設けられる可動子(36)と、
    前記可動子(36)の前記第2の端部(362)側に配設され、電流が供給されると、前記可動子(36)を開弁方向へ移動させる吸引力を発生する電磁コイル(42)と、
    前記電磁コイル(42)を支持する固定子(41)と、
    前記可動子(36)ならびに前記弁体(35)に、前記弁体(35)が前記弁座(561)に着座する方向への付勢力を付与する付勢手段(39)と、を備える電磁弁であって、
    前記付勢手段(39)は、前記弁体(35)と前記第2の端部(362)との間における前記可動子(36)または前記弁体(35)の部位に係止部(36c)を有して、その一端部が該係止部(36c)に係止して、前記可動子(36)または前記弁体(35)に対し閉弁方向へ付勢力を付与していることを特徴とする電磁弁。
  8. 噴孔(52)を有するノズル本体(11)と、
    前記ノズル本体(11)内に往復移動可能に設けられ、前記噴孔(52)を開閉するノズルニードル(31)と、
    前記ノズル本体(11)内に設けられ、前記噴孔(52)を閉塞する方向の力を前記ノズルニードル(31)に付与する燃料圧力を蓄積する圧力室(53)と、
    前記圧力室(53)内の圧力を調整する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電磁弁と、
    を備える内燃機関用燃料噴射装置。
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