JP2003139262A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2003139262A
JP2003139262A JP2001340386A JP2001340386A JP2003139262A JP 2003139262 A JP2003139262 A JP 2003139262A JP 2001340386 A JP2001340386 A JP 2001340386A JP 2001340386 A JP2001340386 A JP 2001340386A JP 2003139262 A JP2003139262 A JP 2003139262A
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JP
Japan
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movable
stopper
core
armature
movable core
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Pending
Application number
JP2001340386A
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English (en)
Inventor
Naoki Mitsumata
直樹 三俣
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定コアから可動コアが離れる方向に可動部
材が移動し、その移動量をストッパが制限するときに生
じる衝突音を低減する電磁弁装置を提供する。 【解決手段】 スプリング25は、アーマチャ50が固
定コア41から離れる方向にカップ部材30を付勢して
いる。シム55は、シャフト35の端部36が圧入され
ていないアーマチャ50に形成された貫通孔51のスト
ッパ65側に収容されており、貫通孔51内を往復移動
可能である。カップ部材30が弁座21に着座した状態
からコイル46への通電をオフすると、スプリング25
の付勢力および燃料加圧室の燃料圧力から受ける力によ
り、カップ部材30、シャフト35、アーマチャ50お
よびシム55はアーマチャ50が固定コア41から離れ
る方向に移動する。アーマチャ50の移動量は、シム5
5がストッパ65に係止され、ストッパ65とシャフト
35との間にシム55が挟持されることにより制限され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流路を開閉す
る電磁弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可動コアとともに往復移動する弁部材が
流体流路を開閉する電磁弁装置が知られている。可動コ
アは、コイルに通電することにより固定コアに吸引さ
れ、コイルへの通電をオフすると、スプリングの付勢力
により固定コアから離れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コイルへの通電をオフ
すると、スプリングの付勢力により固定コアから可動コ
アが離れる方向に移動する可動コアおよび弁部材の移動
量は、可動コアまたは弁部材をストッパが係止すること
により制限される。しかし、剛体である可動コアまたは
弁部材がストッパに衝突すると衝突音が発生する。例え
ば車両等に用いられる電磁弁装置が発生する衝突音は、
極力低減することが望まれている。
【0004】可動部材がストッパに衝突するときの衝突
音を低減するため、可動部材とストッパとの間に可動部
材がストッパに接近する速度を低減する緩衝スプリング
を設置することが考えられる。しかしながら、固定コア
から可動コアが離れるときの応答性を考慮すると、緩衝
スプリングの付勢力を大きくすることができないので、
衝突音の低減効果が低いという問題がある。本発明の目
的は、固定コアから可動コアが離れる方向に可動部材が
移動し、その移動量をストッパが制限するときに生じる
衝突音を低減する電磁弁装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
3記載の電磁弁装置によると、可動部材の往復移動方向
に移動可能に可動部材およびストッパの少なくともいず
れか一方に収容された緩衝部材が可動部材とストッパと
の間に挟持されることにより、付勢手段の付勢力により
固定コアから可動コアが離れる方向に移動する可動部材
の移動量が制限される。可動コアまたは弁部材が直接ス
トッパに衝突する場合に比べ、ストッパと可動部材との
間に緩衝部材が介在することにより、可動部材がストッ
パに加える衝撃力が減少し、衝突音が低減する。
【0006】本発明の請求項2記載の電磁弁装置による
と、弁部材を圧入するために可動コアに形成されている
貫通孔のストッパ側に緩衝部材が収容されている。弁部
材とストッパとの間に緩衝部材が挟持されることによ
り、付勢手段の付勢力により固定コアから可動コアが離
れる方向に移動する可動部材の移動量を制限する。弁部
材とストッパとの間に緩衝部材が挟持されるときの衝撃
力を可動コアが受けないので、磁性材で形成されている
可動コアの破損を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図に基づいて説明する。本発明の一実施例によ
る電磁弁装置を図1に示す。電磁弁装置10はディーゼ
ルエンジン用の分配型燃料噴射ポンプの燃料吐出量を調
量するものである。図示しない燃料噴射ポンプは、駆動
軸とともに回転し、軸方向に往復移動可能なフェイスカ
ムを有している。フェイスカムは駆動軸側にカム面を有
し、カム面に向けて押圧されたカムローラがカム面を移
動することにより、フェイスカムとともにプランジャが
往復移動する。燃料噴射ポンプ内の燃料室から電磁弁装
置10を通り燃料加圧室に吸入された燃料がプランジャ
の往復移動により加圧され、デリバリバルブから吐出さ
れる。燃料噴射ポンプの燃料室は、図示しないフィード
ポンプから吐出された燃料が供給される空間である。電
磁弁装置10は、燃料噴射ポンプ内の燃料室と燃料加圧
室とを連通する燃料流路を開閉する。
【0008】次に、電磁弁装置10の構成を説明する。
ハウジング11の一方の端部は流路部材20をかしめ固
定しており、他方の端部はリテーニングナット70とね
じ結合している。ハウジング11の内壁に形成されてい
る段部11aとリテーニングナット70との間に、固定
コア41およびカバー71が挟持されている。ハウジン
グ11には、燃料噴射ポンプの燃料室とハウジング11
内とを連通している流路12、13が形成されている。
流路12はカップ部材30の移動位置によりハウジング
11内を介し流路23と連通可能である。流路13は、
ハウジング11の内壁とカップ部材30の外壁との摺動
部に対し流路23の反対側でハウジング11内と連通し
ているので、流路23と連通していない。
【0009】流路部材20は、カップ部材30が着座可
能な弁座21を有している。流路部材20は流路22、
23を有している。流路22は燃料噴射ポンプの燃料加
圧室と連通し、流路23は流路22とハウジング11内
とを連通している。図1に示すカップ部材30が弁座2
1から離座している状態では、流路12と流路23とは
連通している。つまり、燃料室と燃料加圧室とは連通し
ている。カップ部材30が弁座21に着座している状態
では、流路12と流路23との連通が遮断されている。
つまり、燃料室と燃料加圧室との連通は遮断されてい
る。流路部材20内に付勢手段としてのスプリング25
が収容されている。スプリング25は、可動コアとして
のアーマチャ50が固定コア41から離れる方向にカッ
プ部材30を付勢している。
【0010】シャフト35の一方の端部はカップ部材3
0の底部外壁と当接しており、他方の端部36は可動コ
アとしてのアーマチャ50に圧入されている。カップ部
材30およびシャフト35は弁部材を構成しており、カ
ップ部材30、シャフト35およびアーマチャ50は可
動部材を構成している。
【0011】電磁駆動部40は、固定コア41、コイル
46およびアーマチャ50を有している。コイル46は
ボビン45に巻回されており、固定コア41内に収容さ
れている。ターミナル47はコイル46と電気的に接続
し、コイル46に電力を供給する。アーマチャ50の中
央部に貫通孔51が形成されており、この貫通孔51の
反ストッパ側にシャフト35の他方の端部36が途中ま
で圧入されている。
【0012】緩衝部材としてのシム55は、シャフト3
5の端部36が圧入されていない貫通孔51のストッパ
65側に挿入され、収容されている。シム55は貫通孔
51内を往復移動可能である。図1に示す状態は、シム
55がシャフト35の端部36とストッパ65との間に
挟持されている状態を示している。
【0013】ターミナルホルダ60はカバー71にかし
め固定されている。ターミナルホルダ60のアーマチャ
50側の中央部に支持部材61が圧入され、支持部材6
1のアーマチャ50側の中央部にストッパ65が圧入さ
れている。
【0014】次に、電磁弁装置10の作動について説明
する。 (1) 吸入行程 燃料噴射ポンプのプランジャの下降行程において、コイ
ル46への通電をオフし、流路12、23、22を介し
て燃料室内の燃料を燃料加圧室に吸引する。プランシャ
が下死点を過ぎてリフトを開始しても、エンジンの運転
状況等に応じて図示しないエンジン制御装置によって計
算された所定の燃料吐出量になるまでコイル46への通
電はオフされているので、燃料加圧室と燃料室とは、流
路22、23、12により連通している。したがって、
燃料加圧室の燃料は加圧されない。
【0015】(2) 圧送行程 プランジャが所定のリフト量になると、コイル46への
通電をオンする。すると、スプリング25の付勢力に抗
してアーマチャ50は固定コア41側に吸引され、アー
マチャ50とともに、シャフト35およびカップ部材3
0が図1の下方に移動する。シム55は図1の下方への
シャフト35の移動とともに自重により図1の下方に下
降し、ストッパ65から離れる。カップ部材30が図1
の下方に移動し弁座21に着座すると、流路12と流路
23との連通が遮断され、燃料室と燃料加圧室との連通
が遮断される。したがって、プランジャのリフトととも
に、燃料加圧室の燃料は加圧される。
【0016】(3) 圧送行程終了 圧送行程はプランジャが上死点に達したときに終了す
る。圧送行程終了時、コイル46への通電をオフする。
すると、スプリング25の付勢力および燃料加圧室の燃
料圧力から受ける力により、カップ部材30、シャフト
35、アーマチャ50およびシム55はアーマチャ50
が固定コア41から離れる方向、つまり図1の上方に移
動する。カップ部材30が弁座21から離座するので、
燃料室と燃料加圧室とが連通し、プランジャの下降とと
もに吸入行程に移行する。
【0017】前述したように、圧送行程終了時にコイル
46への通電をオフすると、スプリング25の付勢力お
よび燃料加圧室の燃料圧力から受ける力により、カップ
部材30、シャフト35、アーマチャ50およびシム5
5はアーマチャ50が固定コア41から離れる方向、つ
まり図1の上方に移動する。このとき、アーマチャ50
の移動量は、シム55がストッパ65に係止され、スト
ッパ65とシャフト35との間に挟持されることにより
制限される。
【0018】シム55は貫通孔51内を往復移動可能で
あり、シャフト35と剛体を構成していないので、シム
55がストッパ65に衝突しストッパ65とシャフト3
5との間に挟持されるときの衝撃力は小さい。したがっ
て、シム55がストッパ65に衝突するときに発生する
衝突音は小さい。
【0019】本実施例では、アーマチャ50に形成した
貫通孔51にシム55を往復移動可能に収容した。これ
以外に、ストッパに往復移動可能にシムを収容してもよ
いし、アーマチャおよびストッパの両方に往復移動可能
にシムを収容してもよい。また、シャフトとストッパと
の間ではなく、アーマチャとストッパとの間にシムを挟
持してもよい。
【0020】本実施例では、ディーゼルエンジン用の分
配型燃料噴射ポンプの吐出量調量弁として本発明の電磁
弁装置を用いた。これ以外にも、流体流路を開閉するの
であればどのような用途に本発明の電磁弁装置を用いる
ことは可能である。本発明の電磁弁装置を用いることに
より、固定コアから可動コアが離れる方向に可動部材が
移動し、その移動量をストッパが制限するときに生じる
衝突音を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の電磁弁装置を示す断面図である。
【符号の説明】 10 電磁弁装置 20 流路部材 25 スプリング(付勢手段) 30 カップ部材(弁部材、可動部材) 35 シャフト(弁部材、可動部材) 40 電磁駆動部 41 固定コア 46 コイル 50 アーマチャ(可動コア) 51 貫通孔 50 カップ部材(弁部材、可動部材) 55 シム(緩衝部材) 65 ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動コアおよび前記可動コアとともに往
    復移動し流体流路を開閉する弁部材を有する可動部材
    と、 前記可動コアと向き合い、前記可動コアとの間に往復移
    動方向の一方に磁気吸引力が働く固定コアと、 通電することにより前記固定コアに前記可動コアを吸引
    する磁気吸引力を発生するコイルと、 前記可動コアが前記固定コアから離れる方向に前記可動
    部材を付勢する付勢手段と、 前記固定コアから前記可動コアが離れる方向に移動する
    前記可動部材の移動量を制限するストッパと、 前記可動部材の往復移動方向に移動可能に前記可動部材
    および前記ストッパの少なくともいずれか一方に収容さ
    れ、前記固定コアから前記可動コアが離れる方向に移動
    する前記可動部材の移動量を前記ストッパが制限すると
    き、前記可動部材と前記ストッパとの間に挟持される緩
    衝部材と、を備えることを特徴とする電磁弁装置。
  2. 【請求項2】 前記弁部材は前記可動コアに形成されて
    いる貫通孔の反ストッパ側に圧入固定されており、前記
    緩衝部材は前記貫通孔の前記ストッパ側に収容されてお
    り、前記固定コアから前記可動コアが離れる方向に移動
    する前記可動部材の移動量を前記ストッパが制限すると
    き、前記緩衝部材は前記弁部材と前記ストッパとの間に
    挟持されることを特徴とする請求項1記載の電磁弁装
    置。
  3. 【請求項3】 ディーゼルエンジンの分配型燃料噴射ポ
    ンプの吐出量調量弁として用いることを特徴とする請求
    項1または2記載の電磁弁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458561B2 (en) 2005-07-26 2008-12-02 Denso Corporation Spool valve apparatus
KR100909426B1 (ko) * 2006-10-17 2009-07-24 엘에스산전 주식회사 액츄에이터
JP2011137442A (ja) * 2009-12-04 2011-07-14 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2012211583A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Denso Corp ポンプ

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JP2011137442A (ja) * 2009-12-04 2011-07-14 Denso Corp 燃料噴射弁
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