JP2007023862A - 内燃機関及び内燃機関の回転速度制御方法 - Google Patents

内燃機関及び内燃機関の回転速度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ソレノイドバルブを用いた供給空気量の調節によって内燃機関の回転速度を制御する場合において、内燃機関のスロットル開度が略一定であるにもかかわらず内燃機関の回転速度が不安定になることを回避しつつ、回転速度の制御を行うことができる内燃機関、及び内燃機関の回転速度制御方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係るエンジン10は、現在の回転速度を取得するエンジン状態取得部101と、所定の回転速度範囲において、エンジン状態取得部101によって取得された回転速度に基づいて、駆動デューティを変化させる駆動デューティ制御部109とを備え、駆動デューティ制御部109は、回転速度が速いほど、駆動デューティを小さくする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、吸気経路から分岐するバイパス空気通路に設けられたソレノイドバルブの駆動デューティを変化させることによって供給空気量を調節し、所定の回転速度範囲において、回転速度が適切となるように制御する内燃機関及び内燃機関の回転速度制御方法に関する。
アイドリング時や低回転時における内燃機関の回転数(回転速度)を安定させる方法、いわゆる“アイドル回転数制御”の方法として、これまで様々な方法が提案、実現されている。
例えば、エアクリーナーとシリンダーとの間(吸気経路)にバイパス空気通路に設け、内燃機関の温度(または冷却水の水温)や回転速度に応じて、バイパス空気通路を開放したり閉鎖したりするソレノイドバルブ(電磁弁)を駆動する駆動信号の駆動デューティ(ON/OFFデューティ)を変化させる。当該駆動デューティを変化させることによって、内燃機関に供給される供給空気量を調節し、回転速度を制御する方法(デューティソレノイド式)が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなデューティソレノイド式のアイドル回転数制御では、一般的に、内燃機関の回転速度が制御停止回転速度(P1)以上になったときにソレノイドバルブの制御、つまり、ソレノイドバルブの駆動が停止し、P1よりも低い制御復帰回転速度(P2)未満となったときにソレノイドバルブの駆動が開始(復帰)する(例えば、特許文献2)。
特開平3−64635号公報(第3−4頁、第5図) 特開昭58−008243号公報(第2−3頁、第3図)
しかしながら、上述した従来のデューティソレノイド式のアイドル回転数制御では、内燃機関の回転速度が制御停止回転速度(P1)以上となることによってソレノイドバルブの駆動が停止すると、その直後に供給空気量が急減し、内燃機関の回転速度が急激に低下する場合がある。
内燃機関の回転速度が急激に低下すると、内燃機関の回転速度が、上述した制御復帰回転速度(P2)に達してしまい、ソレノイドバルブの駆動が復帰する。ソレノイドバルブの駆動が復帰すると、内燃機関の回転速度が急激に上昇することとなる。
すなわち、内燃機関のスロットル開度が略一定であるにもかかわらず、内燃機関に供給される空気量の急激な増減によって、内燃機関の回転速度が不安定になる(ハンチングが発生する)といった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ソレノイドバルブを用いた供給空気量の調節によって内燃機関の回転速度を制御する場合において、内燃機関のスロットル開度が略一定であるにもかかわらず内燃機関の回転速度が不安定になることを回避しつつ、回転速度の制御を行うことができる内燃機関、及び内燃機関の回転速度制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、吸気経路(吸気通路20A)から分岐するバイパス空気通路(バイパス空気通路20B)に設けられたソレノイドバルブ(デューティソレノイドバルブ30)の駆動デューティ(駆動デューティ(T2))を変化させることによって供給空気量を調節し、所定の回転速度範囲(減衰区間SC1)において、回転速度が適切となるように制御する内燃機関(エンジン10)であって、前記内燃機関の現在の回転速度を取得する回転速度取得部(エンジン状態取得部101)と、前記所定の回転速度範囲において、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度に基づいて、前記駆動デューティを変化させる駆動デューティ制御部(駆動デューティ制御部109)とを備え、前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度が速いほど、前記駆動デューティを小さくすることを要旨とする。
このような特徴によれば、内燃機関の回転速度が速いほど、駆動デューティが小さくなるため、内燃機関の回転速度が所定の回転速度範囲外となっても、ソレノイドバルブに出力される駆動デューティが急減に変化することが回避される。
すなわち、ソレノイドバルブを用いた供給空気量の調節によって内燃機関の回転速度を制御する場合において、内燃機関のスロットル開度が略一定であるにもかかわらず内燃機関の回転速度が不安定になることを回避しつつ、回転速度の制御、具体的には、内燃機関の始動後における回転速度の制御、いわゆるファーストアイドル(FID)制御や、回転速度(回転数)のフィードバックによってアイドル回転数を目標どおりとするアイドル回転数制御(ISC)を行うことができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記駆動デューティ制御部は、前記内燃機関の1サイクルを駆動周期として、前記駆動デューティを制御することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度に基づいて、前記回転速度の平均値である回転速度平均値(回転速度平均値(A1))を演算する回転速度平均値演算部(回転速度平均値演算部105)をさらに備え、前記駆動デューティ制御部は、回転速度平均値演算部によって演算された前記回転速度平均値が速いほど、前記駆動デューティを小さくすることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度と、前記回転速度平均値演算部によって演算された前記回転速度平均値との差である回転速度差(回転速度差(D1))を演算する回転速度差演算部(回転速度差演算部103)をさらに備え、前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度差演算部によって演算された前記回転速度差が大きいほど、前記駆動デューティの変化量を大きくすることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記回転速度平均値演算部は、前記回転速度差演算部によって演算された前記回転速度差と対応付けられ、前記回転速度差が大きいほど前記回転速度平均値を大きく変化させる回転速度平均化係数(例えば、回転速度平均化係数(B1))を用いて、前記回転速度平均値を演算することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第3乃至第5の特徴に係り、前記所定の回転速度範囲の下限回転速度(制御復帰回転速度(P2))よりも遅い強制復帰回転速度(制御強制復帰回転速度(P4))が設けられており、前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度が前記強制復帰回転速度未満である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を開始することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第3乃至第5の特徴に係り、前記所定の回転速度範囲の上限回転速度(制御停止回転速度(P1))よりも速い強制停止回転速度(制御強制停止回転速度(P3))が設けられており、前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度が前記強制停止回転速度以上である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を停止することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記下限回転速度と前記強制復帰回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きいことを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、前記上限回転速度と前記強制停止回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きいことを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、吸気経路から分岐するバイパス空気通路に設けられたソレノイドバルブの駆動デューティを変化させることによって供給空気量を調節し、所定の回転速度範囲において、回転速度が適切となるように制御する内燃機関の回転速度制御方法であって、前記内燃機関の現在の回転速度を取得するステップと、前記所定の回転速度範囲において、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度に基づいて、前記駆動デューティを変化させるステップとを備え、前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度が速いほど、前記駆動デューティを小さくすることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第10の特徴に係り、前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記内燃機関の1サイクルを駆動周期として、前記駆動デューティを制御することを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第10の特徴に係り、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度に基づいて、前記回転速度の平均値である回転速度平均値を演算するステップをさらに備え、前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度平均値を演算するステップにおいて演算された前記回転速度平均値が速いほど、前記駆動デューティを小さくすることを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、本発明の第12の特徴に係り、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度と、前記回転速度平均値を演算するステップにおいて演算された前記回転速度平均値との差である回転速度差を演算するステップをさらに備え、前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度差を演算するステップにおいて演算された前記回転速度差が大きいほど、前記駆動デューティの変化量を大きくすることを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第13の特徴に係り、前記回転速度を取得するステップでは、前記回転速度差を演算するステップにおいて演算された前記回転速度差と対応付けられ、前記回転速度差が大きいほど前記回転速度平均値を大きく変化させる回転速度平均化係数を用いて、前記回転速度平均値を演算することを要旨とする。
本発明の第15の特徴は、本発明の第12乃至第14の特徴に係り、前記所定の回転速度範囲の下限回転速度よりも遅い強制復帰回転速度が設けられており、前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度が前記強制復帰回転速度未満である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を開始することを要旨とする。
本発明の第16の特徴は、本発明の第12乃至第14の特徴に係り、前記所定の回転速度範囲の上限回転速度よりも速い強制停止回転速度が設けられており、前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度が前記強制停止回転速度以上である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を停止することを要旨とする。
本発明の第17の特徴は、本発明の第15の特徴に係り、前記下限回転速度と前記強制復帰回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きいことを要旨とする。
本発明の第18の特徴は、本発明の第16の特徴に係り、前記上限回転速度と前記強制停止回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きいことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、ソレノイドバルブを用いた供給空気量の調節によって内燃機関の回転速度を制御する場合において、内燃機関のスロットル開度が略一定であるにもかかわらず内燃機関の回転速度が不安定になることを回避しつつ、回転速度の制御を行うことができる内燃機関、及び内燃機関の回転速度制御方法を提供するができる。
次に、本発明に係る内燃機関の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(内燃機関の概略構成)
図1は、本実施形態に係る内燃機関であるエンジン10が搭載される自動二輪車1の概略構成図である。図1に示すように、自動二輪車1は、前輪2F及び後輪2Rを有する二輪車である。また、自動二輪車1は、エンジン10を有し、後輪2Rを駆動する。エンジン10は、車体フレーム3に固定されている。
エンジン10には、吸気通路20Aを介してスロットルボディ20が接続されている。また、自動二輪車1には、スロットルボディ20の内部に設けられているデューティソレノイドバルブ30(図1において不図示、図2参照)などを制御するECU100がヘッドパイプ4の前方に取り付けられている。
図2は、エンジン10、スロットルボディ20(デューティソレノイドバルブ30を含む)及びECU100の略構成図である。図2に示すように、エンジン10には、スロットル開度に応じて、エンジン10に供給される空気量や燃料を調整するスロットルボディ20が接続されている。
スロットルボディ20には、エンジン10に供給される空気が通過する吸気通路20Aが形成されている。吸気通路20A上には、スロットル開度に応じて、エンジン10に供給される空気量を調節するスロットルバルブ25が設けられている。
また、スロットルボディ20には、吸気通路20Aから分岐するバイパス空気通路20Bが形成されている。バイパス空気通路20Bには、デューティソレノイドバルブ(DSV)30が設けられている。
さらに、デューティソレノイドバルブ30には、エンジン10の温度(または冷却水温)、エンジン10の回転速度(r/min)、及びスロットル開度などに基づいて、エンジン10に供給される空気量や燃料を制御するECU100が接続されている。
本実施形態では、以下、ECU100が、冷間始動後における回転速度の制御、いわゆるファーストアイドル(FID)制御を実行する場合を例として説明する。
デューティソレノイドバルブ30は、ECU100によって出力される駆動信号Sの駆動デューティ(T2)に基づいて、バルブ部31がバイパス空気通路20Bを開放する開状態、またはバルブ部31がバイパス空気通路20Bを閉鎖する閉状態とを切り替えるソレノイドバルブである。
具体的には、ECU100は、デューティソレノイドバルブ30に対して出力される駆動信号Sの駆動デューティ(ON/OFFデューティ)である駆動デューティ(T2)を変化させることによって、エンジン10への供給空気量を調節する。
駆動デューティ(T2)は、(式1)によって表現することができる。
駆動デューティ(T2)=C2/C1×100[%] …(式1)
ここで、C1は、デューティソレノイドバルブ30の駆動周期である。本実施形態では、ECU100は、約2,800r/min〜3,500r/min(所定の回転速度範囲)において、駆動デューティ(T2)を変化させ、エンジン10の回転速度が適切となるように制御する。
(ECUの論理ブロック構成)
次に、上述したECU100の論理ブロック構成について説明する。図3は、ECU100の論理ブロック構成を示している。なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、ECU100の機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
ECU100は、エンジン状態取得部101、回転速度差演算部103、回転速度平均値演算部105、記憶部107及び駆動デューティ制御部109を備えている。
エンジン状態取得部101は、エンジン10に取り付けられている各種センサー(不図示)からエンジン10の状態を示すデータを取得するものである。具体的には、エンジン状態取得部101は、エンジン10の回転速度(r/min)、エンジン10の温度(または冷却水温)及びスロットル開度などのデータを取得することができる。本実施形態において、エンジン状態取得部101は、エンジン10の現在の回転速度を取得する回転速度取得部を構成する。
回転速度差演算部103は、エンジン状態取得部101によって取得されたエンジン10の回転速度と、回転速度平均値演算部105によって演算された回転速度平均値(A1)との差である回転速度差(D1)を演算する。
回転速度平均値演算部105は、エンジン状態取得部101によって取得されたエンジン10の回転速度に基づいて、エンジン10の回転速度の平均値である回転速度平均値(A1)を演算する。
また、回転速度平均値演算部105は、回転速度差演算部103によって演算された回転速度差(D1)と対応付けられ、回転速度差(D1)が大きいほど、回転速度平均値(A1)を大きく変化させる回転速度平均化係数(B1)を用いて、回転速度平均値(A1)を演算することができる。なお、具体的な回転速度平均値(A1)の演算方法については後述する。
記憶部107は、エンジン状態取得部101によって取得されたエンジン10の回転速度及びエンジン10の温度を記憶する。また、記憶部107は、回転速度平均値演算部105によって演算された回転速度平均値(A1)を記憶する。
さらに、記憶部107は、駆動デューティ制御部109において用いられる回転速度平均化係数(B1)の値、回転速度差(D1)とが対応付けられた平均化係数テーブル(後述)、及び基本デューティ(T1)とエンジン10の温度とが対応付けられた基本デューティテーブル(後述)を記憶する。
駆動デューティ制御部109は、デューティソレノイドバルブ30に出力される駆動信号Sである駆動デューティ(T2)を制御する。
本実施形態では、駆動デューティ制御部109は、約2,800r/min〜3,500r/min(所定の回転速度範囲)において、エンジン状態取得部101によって取得されたエンジン10の回転速度に基づいて、駆動デューティ(T2)を変化させる。
具体的には、駆動デューティ制御部109は、約2,800r/min〜3,500r/minの範囲において、エンジン10の回転速度が速いほど、駆動デューティ(T2)を小さくする。
本実施形態では、駆動デューティ制御部109は、エンジン10の1サイクル(吸気〜圧縮〜燃焼〜排気)を駆動周期として、基本デューティ(T1)及び駆動デューティ(T2)を制御する。すなわち、図2に示した“C1”は、デューティソレノイドバルブ30の駆動周期となるが、当該駆動周期は、エンジン10の1サイクルに要する時間と一致している。
また、駆動デューティ制御部109は、回転速度平均値演算部105によって演算された回転速度平均値(A1)が速いほど、駆動デューティ(T2))を小さくすることができる。さらに、駆動デューティ制御部109は、回転速度差演算部103によって演算された回転速度差(D1)が大きいほど、駆動デューティ(T2)の変化量を大きくすることができる。
ここで、上述した回転速度差演算部103、回転速度平均値演算部105及び駆動デューティ制御部109による駆動デューティ(T2)の演算方法について説明する。
回転速度平均値演算部105は、(式2)を用いて、回転速度平均値(A1)を演算する。
Figure 2007023862
ここで、回転速度差演算部103によって演算された回転速度差(D1)と、図6に示す平均化係数テーブルとに基づいて、適用するべき回転速度平均化係数(B1)が選択される。
駆動デューティ制御部109は、(式3)を用いて、デューティソレノイドバルブ30に出力する駆動デューティ(T2)を演算する。
Figure 2007023862
また、本実施形態では、図5に示すように、エンジン10の回転速度の上昇に応じて駆動デューティ(T2)を徐々に低下させる減衰区間SC1(所定の回転速度範囲)の下限回転速度である制御復帰回転速度(P2)よりも遅い制御強制復帰回転速度(P4)が設けられている。
駆動デューティ制御部109は、エンジン状態取得部101によって取得されたエンジン10の回転速度が制御強制復帰回転速度(P4)未満である場合、上述した回転速度平均値(A1)にかかわらず、駆動デューティ(T2)=基本デューティ(T1)として、デューティソレノイドバルブ30の駆動を開始(復帰)する。
同様に、本実施形態では、減衰区間SC1の上限回転速度である制御停止回転速度(P1)よりも速い制御強制停止回転速度(P3)が設けられている。
駆動デューティ制御部109は、エンジン状態取得部101によって取得されたエンジン10の回転速度が前記制御強制停止回転速度(P3)以上である場合、上述した回転速度平均値(A1)にかかわらず、駆動デューティ(T2)=0として、デューティソレノイドバルブ30の駆動を停止する。
すなわち、本実施形態では、減衰区間SC1の下限回転速度、つまり、制御復帰回転速度(P2)と、減衰区間SC1の上限回転速度、つまり、制御停止回転速度(P1)とを含み、減衰区間SC1よりも広範囲である減衰区間SC2が設けられている。
また、本実施形態では、制御復帰回転速度(P2)と制御強制復帰回転速度(P4)との回転速度差は、当該回転速度域におけるエンジン10の回転速度の変動幅よりも大きくなっている。
同様に、制御停止回転速度(P1)と制御強制停止回転速度(P3)との回転速度差は、当該回転速度域におけるエンジン10の回転速度の変動幅よりも大きくなっている。
なお、エンジン10の回転速度の変動幅とは、スロットル開度が略一定の場合において、エンジン10に対する負荷(例えば、エンジン10が搭載される電装品の使用状態)に伴って変動し得る回転速度の幅である。
(内燃機関の動作)
次に、上述した本実施形態に係る内燃機関であるエンジン10の動作について説明する。図4は、エンジン10によるファーストアイドル(FID)制御に係る動作フローを示している。また、図5は、エンジン10によるファーストアイドル(FID)制御の動作概念を説明する説明図である。
図4に示すように、ステップS10において、エンジン10は、デューティソレノイドバルブ30に出力されている駆動デューティ(T2)の基本量である基本デューティ(T1)の値を更新する。なお、基本デューティ(T1)は、図6に示す基本デューティテーブルに基づいて、エンジン10の温度によって変化する。
ステップS20において、エンジン10は、現在のエンジン10の回転速度が制御強制停止回転速度(P3)以上であるか否かを判定する。
現在のエンジン10の回転速度が制御強制停止回転速度(P3)以上である場合(ステップS20のYES)、ステップS30において、エンジン10は、デューティソレノイドバルブ30に出力する駆動デューティ(T2)を“0”、つまり、バイパス空気通路20Bがバルブ部31(図2参照)によって閉鎖される閉状態とする。
一方、現在のエンジン10の回転速度が制御強制停止回転速度(P3)未満である場合(ステップS20のNO)、ステップS40において、エンジン10は、現在のエンジン10の回転速度が制御強制復帰回転速度(P4)未満であるか否かを判定する。
現在のエンジン10の回転速度が制御強制復帰回転速度(P4)未満である場合(ステップS40のYES)、ステップS50において、エンジン10は、駆動デューティ(T2)を、ステップS10において更新した基本デューティ(T1)の値とする。
一方、現在のエンジン10の回転速度が制御強制復帰回転速度(P4)未満でない(ステップS40のNO)、ステップS60において、エンジン10は、回転速度差(D1)を演算する。具体的には、エンジン10は、現在のエンジン10の回転速度と、演算した回転速度平均値(A1)との差である回転速度差(D1)を演算する。
ステップS70において、エンジン10は、演算した回転速度差(D1)に基づいて、回転速度平均化係数(B1)を更新する。具体的には、エンジン10は、図7に示す平均化係数テーブルに基づいて、2〜64の何れかの値が選択される。
例えば、現在のエンジン10の回転速度が3,200r/minであり、回転速度平均値(A1)が2,900r/minである場合、回転速度差(D1)が300r/minと演算され、平均化係数テーブルを用いて、回転速度平均化係数(B1)として“16”が選択される。
ステップS80において、エンジン10は、回転速度平均値(A1)を演算する。
具体的には、エンジン10は、上述したように、(式2)を用いて回転速度平均値(A1)を演算する。
例えば、現在のエンジン10の回転速度が3,200r/minであり、回転速度平均値(A1)が2,900r/minである場合、回転速度平均化係数(B1)として“16”が選択されるため、回転速度平均値(A1)は、(式2)により、約2,918.75r/minとなる。
ステップS90において、エンジン10は、演算した回転速度平均値(A1)、制御停止回転速度(P1)及び制御復帰回転速度(P2)により、(式3)を用いて駆動デューティ(T2)を演算する。
例えば、上述したように、ステップS80において演算された回転速度平均値(A1)が約2,918.75r/minであり、基本デューティ(T1)が30%である場合、制御停止回転速度(P1)が3,500r/minであり、制御復帰回転速度(P2)が2,800r/minであるため、駆動デューティ(T2)は、(式3)により、24.9%となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係るエンジン10の構成(図2参照)、及びECU100の論理ブロック構成は、上述した本発明の第1実施形態と同様である。
本実施形態と、上述した本発明の第1実施形態との主な相違点は、ECU100の回転速度平均値演算部105における回転速度平均値(A1)の演算方法である。
具体的には、本実施形態に係る回転速度平均値演算部105は、(式4)を用いて、回転速度平均値(A1)を演算する。
Figure 2007023862
ここで、回転速度差演算部103によって演算された回転速度差(D1)と、図8に示す平均化係数テーブルとに基づいて、適用するべきFID回転速度平均化係数(B2)が選択される。
また、(式4)に示すように、本実施形態では、FID回転速度平均化係数(B2)が指数部分において用いられており、ビットシフト量(2)として表現されている。
なお、駆動デューティ制御部109は、上述した本発明の第1実施形態と同様に、(式3)を用いて、デューティソレノイドバルブ30に出力する駆動デューティ(T2)を演算する。
本実施形態に係る演算方法は、上述した本発明の第1実施形態に係る演算方法(式2)よりも処理負荷が少なく、ECU100の処理能力が限定される場合において、特に有効である。
[作用・効果]
次に、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係るエンジン10の作用・効果について説明する。以下、本発明の第2実施形態に係るエンジン10の作用・効果を例として説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係るエンジン10の動作状況を示すグラフである。図9において、“Th固定”は、スロットル開度を固定した状態、“Th開”は、スロットルを開けていく状態である。また、“Th緩開”は、スロットルを徐々に(具体的には、“Th開”よりも遅い速度によって)開けていく状態である。
図9に示すように、駆動デューティ(T2)は、エンジン10の回転速度に応じて変化、具体的には、駆動デューティ(T2)は、エンジン10の回転速度の上昇に応じて、徐々に小さくなっている。
また、スロットルを開けた場合(図中の“Th開”または“Th緩開”の状態)、FID回転速度平均化係数(B2)が変化し、変化したFID回転速度平均化係数(B2)に基づいて、回転速度平均値(A1)が速やかにエンジン10の回転速度に追従している。
さらに、エンジン10の回転速度が制御停止回転速度(P1)に到達(図中のサークルCR1を参照)すると、駆動デューティ(T2)が“0”、つまり、デューティソレノイドバルブ30の駆動が停止(図中のサークルCR2を参照)する。
従来のデューティソレノイド式のアイドル回転数制御では、デューティソレノイドバルブの駆動が停止すると、エンジンの回転速度が急減に低下し、エンジンの回転ハンチングが発生する場合があったが、上述した本発明の第1及び第2実施形態に係るエンジン10では、図9に示すように、エンジン10の回転速度が制御停止回転速度(P1)に到達しても回転ハンチングが発生していない。
以上説明したように、上述した上述した本発明の第1及び第2実施形態に係るエンジン10によれば、エンジン10の回転速度が速いほど、駆動デューティ(T2)が小さくなるため、エンジン10の回転速度が制御停止回転速度(P1)に到達しても、デューティソレノイドバルブ30に出力される駆動デューティ(T2)が急減に変化することが回避される。
すなわち、エンジン10によれば、デューティソレノイドバルブ30を用いた供給空気量の調節によるエンジン10の回転速度を制御する場合において、エンジン10のスロットル開度が略一定であるにもかかわらずエンジン10の回転速度が不安定になることを回避しつつ、回転速度の制御を行うことができる。
また、エンジン10によれば、エンジン10の1サイクルを駆動周期として、駆動デューティ(T2)が制御されるため、エンジン10の1サイクル(吸気〜圧縮〜燃焼〜排気)内において、エンジン10に供給される供給空気量の変動を防止することができる。
エンジン10によれば、エンジン10の現在の回転速度そのものではなく、回転速度平均値(A1)を用いられる。このため、エンジン10の回転速度の変化によって駆動デューティ(T2)がリニアに変化してしまうこと防止することができる。
さらに、エンジン10によれば、回転速度差(D1)と対応付けられ、回転速度差(D1)が大きいほど駆動デューティ(T2)を大きく変化させ、回転速度差(D1)が小さいほど駆動デューティ(T2)を小さく変化させる回転速度平均化係数(B1またはB2)を用いて、回転速度平均値(A1)が演算される。
このため、回転速度平均値(A1)を用いて駆動デューティ(T2)を制御する場合、急激なエンジン10の回転速度の変化(例えば、レーシング)に対して、駆動デューティ(T2)の追従が鈍くなるといった問題を回避することができる。すなわち、エンジン10によれば、エンジン10の回転速度が急激に変化した場合でも、回転速度平均値(A1)を用いているにもかかわらず、速やかに駆動デューティ(T2)を追従させることができる。
一方、エンジン10の回転速度の小さい変化に対しては、駆動デューティ(T2)の追従性を鈍らせ、駆動デューティ(T2)を安定させることができる。
また、エンジン10によれば、制御強制停止回転速度(P3)及び制御強制復帰回転速度(P4)が設けられているため、エンジン10の回転速度が当該回転速度に到達した場合には、デューティソレノイドバルブ30の駆動を速やかに停止または開始(復帰)することができる。
さらに、エンジン10によれば、減衰区間SC1の下限回転速度(制御復帰回転速度(P2)=2,800r/min)と制御強制復帰回転速度(P4=2,500r/min)との回転速度差(300r/min)、及び減衰区間SC1の上限回転速度(制御停止回転速度(P1)=3,500r/min)と制御強制停止回転速度(P3=5,000r/min)との回転速度差(1,500r/min)は、エンジン10の回転速度の変動幅(スロットル開度が略一定の場合において、エンジン10に対する負荷に伴って変動し得る回転速度の幅)よりも大きくなっている。
このため、エンジン10のスロットル開度が略一定の場合において、エンジン10に対する負荷の増減に伴ってエンジン10の回転速度が変動しても、デューティソレノイドバルブ30の駆動が強制的に停止したり開始(復帰)したりすることを防止することができる。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の第1実施形態では、回転速度平均化係数(B1)として、2〜64の値が用いられていた(図7参照)が、回転速度差(D1)をより細かく区分し、回転速度平均化係数(B1)として、0〜256の値を用いることもできる。
さらに、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態において示した回転速度平均化係数(B1またはB2)として用いた値(0〜256、及び2〜7)は例示であり、当該値よりも小さい値または大きい値を用いてもよい。
また、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態では、デューティソレノイド式を用いる形態として説明したが、本発明は、駆動信号Sの駆動デューティを変化させることによって、ソレノイドバルブの開度を変化させるリニアソレノイド式に適用してもよい。
さらに、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態では、ファーストアイドル(FID)制御を実行する形態として説明したが、本発明は、ファーストアイドル(FID)制御に限定されるものではなく、一般的なアイドル回転数制御(ISC)に適用することもできる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る内燃機関が搭載される自動二輪車の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関、スロットルボディ及びECUの概略構成図である。 本発明の実施形態に係るECUの論理ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関による回転速度の制御の動作概念を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態に係る基本デューティテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る平均化係数テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る平均化係数テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の動作状況を示すグラフである。
符号の説明
1…自動二輪車、2F…前輪、2R…後輪、3…車体フレーム、4…ヘッドパイプ、10…エンジン、20…スロットルボディ、20A…吸気通路、20B…バイパス空気通路、25…スロットルバルブ、30…デューティソレノイドバルブ、31…バルブ部、100…ECU、101…エンジン状態取得部、103…回転速度差演算部、105…回転速度平均値演算部、107…記憶部、109…駆動デューティ制御部、C1…駆動周期、SC1,SC2…減衰区間、S…駆動信号

Claims (18)

  1. 吸気経路から分岐するバイパス空気通路に設けられたソレノイドバルブの駆動デューティを変化させることによって供給空気量を調節し、所定の回転速度範囲において、回転速度が適切となるように制御する内燃機関であって、
    前記内燃機関の現在の回転速度を取得する回転速度取得部と、
    前記所定の回転速度範囲において、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度に基づいて、前記駆動デューティを変化させる駆動デューティ制御部と
    を備え、
    前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度が速いほど、前記駆動デューティを小さくする内燃機関。
  2. 前記駆動デューティ制御部は、前記内燃機関の1サイクルを駆動周期として、前記駆動デューティを制御する請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度に基づいて、前記回転速度の平均値である回転速度平均値を演算する回転速度平均値演算部をさらに備え、
    前記駆動デューティ制御部は、回転速度平均値演算部によって演算された前記回転速度平均値が速いほど、前記駆動デューティを小さくする請求項1に記載の内燃機関。
  4. 前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度と、前記回転速度平均値演算部によって演算された前記回転速度平均値との差である回転速度差を演算する回転速度差演算部をさらに備え、
    前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度差演算部によって演算された前記回転速度差が大きいほど、前記駆動デューティの変化量を大きくする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 前記回転速度平均値演算部は、前記回転速度差と対応付けられ、前記回転速度差が大きいほど前記回転速度平均値を大きく変化させる回転速度平均化係数を用いて、前記回転速度平均値を演算する請求項4に記載の内燃機関。
  6. 前記所定の回転速度範囲の下限回転速度よりも遅い強制復帰回転速度が設けられており、
    前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度が前記強制復帰回転速度未満である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を開始する請求項3乃至5の何れか一項に記載の内燃機関。
  7. 前記所定の回転速度範囲の上限回転速度よりも速い強制停止回転速度が設けられており、
    前記駆動デューティ制御部は、前記回転速度取得部によって取得された前記回転速度が前記強制停止回転速度以上である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を停止する請求項3乃至5の何れか一項に記載の内燃機関。
  8. 前記下限回転速度と前記強制復帰回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きい請求項6に記載の内燃機関。
  9. 前記上限回転速度と前記強制停止回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きい請求項7に記載の内燃機関。
  10. 吸気経路から分岐するバイパス空気通路に設けられたソレノイドバルブの駆動デューティを変化させることによって供給空気量を調節し、所定の回転速度範囲において、回転速度が適切となるように制御する内燃機関の回転速度制御方法であって、
    前記内燃機関の現在の回転速度を取得するステップと、
    前記所定の回転速度範囲において、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度に基づいて、前記駆動デューティを変化させるステップと
    を備え、
    前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度が速いほど、前記駆動デューティを小さくする内燃機関の回転速度制御方法。
  11. 前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記内燃機関の1サイクルを駆動周期として、前記駆動デューティを制御する請求項10に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  12. 前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度に基づいて、前記回転速度の平均値である回転速度平均値を演算するステップをさらに備え、
    前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度平均値を演算するステップにおいて演算された前記回転速度平均値が速いほど、前記駆動デューティを小さくする請求項10に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  13. 前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度と、前記回転速度平均値を演算するステップにおいて演算された前記回転速度平均値との差である回転速度差を演算するステップをさらに備え、
    前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度差を演算するステップにおいて演算された前記回転速度差が大きいほど、前記駆動デューティの変化量を大きくする請求項12に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  14. 前記回転速度平均値を演算するステップでは、前記回転速度差を演算するステップにおいて演算された前記回転速度差と対応付けられ、前記回転速度差が大きいほど前記回転速度平均値を大きく変化させる回転速度平均化係数を用いて、前記回転速度平均値を演算する請求項13に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  15. 前記所定の回転速度範囲の下限回転速度よりも遅い強制復帰回転速度が設けられており、
    前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度が前記強制復帰回転速度未満である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を開始する請求項12乃至14の何れか一項に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  16. 前記所定の回転速度範囲の上限回転速度よりも速い強制停止回転速度が設けられており、
    前記駆動デューティを変化させるステップでは、前記回転速度を取得するステップにおいて取得された前記回転速度が前記強制停止回転速度以上である場合、前記ソレノイドバルブの駆動を停止する請求項12乃至14の何れか一項に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  17. 前記下限回転速度と前記強制復帰回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きい請求項15に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
  18. 前記上限回転速度と前記強制停止回転速度との回転速度差は、前記内燃機関の回転速度の変動幅よりも大きい請求項16に記載の内燃機関の回転速度制御方法。
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