JP2007021776A - 合板、及び合板の接合構造 - Google Patents

合板、及び合板の接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも3枚以上の単板を順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板において、合板の歩留まりをよくするとともに、合板同士の接合強度を大きくする。
【解決手段】少なくとも3枚以上の単板2a〜2eを順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板1であって、この合板1の端面に、少なくとも一対の凹部3及び凸部4が合板1の厚さ方向に連続して形成し、凹部3を、該凹部3の内壁面が単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で、単板2a〜2e同士の境界面のうち少なくとも1つを含むように切削することにより形成し、凸部4の外壁面のうち少なくとも一方は、該凸部4と隣り合う凹部3の内壁面によって形成され、凸部4を、該凸部4の外壁面が単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で、単板2a〜2e同士の境界面のうち少なくとも1つを含むようにして形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも3枚以上の単板を順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板、及び合板の接合構造に関する。
合板を接合する方法として、スカーフジョイント(例えば、特許文献1参照)や、単板を交互にずらして積層し合板の端部を凹凸面とした合板同士を、それらの凹凸面が互いに嵌合するように接合する方法が知られている。スカーフジョイントとは、一対の合板の長手方向の端部を斜めにカットしてスカーフ面を形成し、これらのスカーフ面同士を対向させた状態で接着剤等によって接着して、合板同士を接合するものである。このスカーフジョイントにおける合板のスカーフ面は、その傾斜を小さくして接合面積を大きくすることにより、所定の接合強度を得ることができる。
特開2003−094405号公報
しかしながら、スカーフ面の傾斜を小さくして接合面積を大きくすると、合板の端部をカットして発生した端材が大きくなる上に、合板同士がスカーフ面を形成した分だけ重なることになるため、合板の歩留まりが悪くなるという問題があった。これに対し、図3に示すような合板21,31の端面を凹凸面としてこれらの凹凸面を互いに嵌合させる方法では、歩留まりはよくなるが、一方の合板21の凸部24を形成する単板22の繊維方向と、凸部24の表裏面が接する他方の合板31の単板32の繊維方向とが直交するため、単板22の繊維と単板32の繊維とがなじみにくくなり、よって合板21,31の接合強度が小さくなるという問題があった。
本発明の課題は、少なくとも3枚以上の単板を順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板において、合板の歩留まりをよくするとともに、合板同士の接合強度を大きくすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、少なくとも3枚以上の単板2a〜2eを順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板1であって、
この合板1の端面には、少なくとも一対の凹部3及び凸部4が合板1の厚さ方向に連続して形成され、
前記凹部3は、該凹部3の内壁面が前記単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で、前記単板2a〜2e同士の境界面のうち少なくとも1つを含むように切削することにより形成され、
前記凸部4の外壁面のうち少なくとも一方は、該凸部4と隣り合う前記凹部3の内壁面によって形成され、
前記凸部4は、該凸部4の外壁面が前記単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で、前記単板2a〜2e同士の境界面のうち少なくとも1つを含むようにして形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、少なくとも3枚以上の単板2a〜2eを順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板1の端面に、少なくとも一対の凹部3及び凸部4が合板1の厚さ方向に連続して形成されている。また、凹部3は、該凹部3の内壁面が単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で、単板2a〜2e同士の境界面のうち少なくとも1つを含むように切削することにより形成され、凸部4は、該凸部4の外壁面が単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で、単板2a〜2e同士の境界面のうち少なくとも1つを含むようにして形成されている。さらに、凸部4の外壁面のうち少なくとも一方は、該凸部4と隣り合う凹部3の内壁面によって形成されている。よって、この合板1の端面同士を対向させて合板1同士を接合するとき、合板1のうち一方が有する凹部3に他方が有する凸部4が嵌合し、合板1のうち一方が有する凸部4が他方の有する凹部3に嵌合する。従って、合板1同士は凹部3の深さ分、又は凸部4の突出長さ分だけしか重ならないため、合板1の歩留まりを良くすることができる。
また、一方の合板1の凹部3の内壁面を形成する単板2c,2eの繊維方向、及びこの内壁面にそれぞれ接する他方の合板1の凸部4の外壁面を形成する単板2a,2cの繊維方向が、それぞれ平行になるため、単板2c,2eの繊維と単板2a,2cの繊維とがなじみ易くなり、よって一方の合板1の凹部3と他方の合板1の凸部4との接着を強固にすることができる。同様に、一方の合板1の凸部4の外壁面を形成する単板2a,2cの繊維方向、及びこの外壁面にそれぞれ接する他方の合板1の凹部3の内壁面を形成する単板2c,2eの繊維方向も、それぞれ平行になるため、単板2a,2cの繊維と単板2c,2eの繊維とがなじみ易くなり、よって一方の合板1の凸部4と他方の合板1の凹部3との接着を強固にすることができる。従って、合板1同士の接合強度を大きくすることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の合板1において、前記凹部3の2つの前記内壁面の距離と、前記凸部4の厚さが略同じであることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、凹部3の2つの内壁面の距離と、凸部4の厚さが略同じであるため、合板1のうち一方が有する凹部3に他方が有する凸部4を過不足なく嵌合することができるとともに、合板1のうち一方が有する凸部4を他方が有する凹部3に過不足なく嵌合することができる。よって、合板1同士の接合強度を大きくすることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1又は2に記載の合板1同士を接合した合板の接合構造であって、
前記合板1の端面同士を対向させ、
前記合板1のうち一方が有する凹部3に、他方が有する凸部4が嵌合し、
前記合板1のうち一方が有する凸部4が、他方が有する凹部3に嵌合していることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、合板1の端面同士を対向させ、合板1のうち一方が有する凹部3に他方が有する凸部4が嵌合し、合板1のうち一方が有する凸部4が他方の有する凹部3に嵌合している。従って、合板1同士は凹部3の深さ分、又は凸部4の突出長さ分だけしか重ならないため、合板1の歩留まりを良くすることができる。
また、一方の合板1の凹部3の内壁面を形成する単板2c,2eの繊維方向、及びこの内壁面にそれぞれ接する他方の合板1の凸部4の外壁面を形成する単板2a,2cの繊維方向が、それぞれ平行になるため、単板2c,2eの繊維と単板2a,2cの繊維とがなじみ易くなり、よって一方の合板1の凹部3と他方の合板1の凸部4との接着を強固にすることができる。同様に、一方の合板1の凸部4の外壁面を形成する単板2a,2cの繊維方向、及びこの外壁面にそれぞれ接する他方の合板1の凹部3の内壁面を形成する単板2c,2eの繊維方向も、それぞれ平行になるため、単板2a,2cの繊維と単板2c,2eの繊維とがなじみ易くなり、よって一方の合板1の凸部4と他方の合板1の凹部3との接着を強固にすることができる。従って、合板1同士の接合強度を大きくすることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項3に記載の合板の接合構造において、前記凹部3と該凹部3に嵌合される前記凸部4との間には、前記合板1の厚さ方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられていることを特徴としている。
この間隙を0.1〜0.2mmとしたのは、0.1mmより小さいと、凸部4を合板1の凹部3へ挿入しにくくなる上に挿入時に接着剤等が押し出されてしまうためである。また、0.2mmより大きいと、凹部3内で凸部4ががたつくためである。
請求項4に記載の発明によれば、凹部3と該凹部3に嵌合される凸部4との間には、合板1の厚さ方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられている。よって、凸部4を合板1の凹部3へ嵌合し易くなる上に、嵌合時に接着剤等が押し出されることを防ぐことができる。また、凸部4を凹部3内で固定することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項3又は4に記載の合板の接合構造において、前記合板1のうち一方の表面1aと他方の裏面1bとが面一であり、
前記合板1のうち一方の裏面1bと他方の表面1aとが面一となっていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、合板1のうち一方の表面1aと他方の裏面1bとが面一となっており、合板1のうち一方の裏面1bと他方の表面1aとが面一となっている。よって、合板1同士を接合したものを板材等の1つの部材として使用することができる。
本発明によれば、合板同士は凹部の深さ分、又は凸部の突出長さ分だけしか重ならないため、合板の歩留まりを良くすることができる。また、合板同士の接合強度を大きくすることができる。
以下、図を参照して本発明に係る合板の第1の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、長尺な合板1を示すものであり、図1(b)は、この合板1同士の接合構造を示すものである。
図1(a)に示すように、合板1は、5枚の単板2a〜2eから構成されている。これらの単板2a〜2eは、順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層されており、合板1の表面1a及び裏面1b(図1(b)参照)を形成する単板2a,2eの繊維方向、及び3層目に位置する単板2cの繊維方向は、合板1の長手方向に平行である。また、これらの単板2a〜2eは、全て同じ厚さとなっている。
合板1の端面には、1対の凹部3及び凸部4が合板1の厚さ方向に連続して形成されており、これらの凹部3及び凸部4は、合板1の幅方向に延在している。さらに詳しくは、合板1の端面には、上方から凸部4、凹部3が順次設けられ、凹部3の下方には該凹部3に隣接して係合部5が、凸部4の上方には該凸部4に隣接して被係合切欠部6が設けられている。
凹部3は、単板2cと単板2dとの境界面及び単板2dと単板2eとの境界面を含むように切削することにより形成されている。また、この凹部3の対向する内壁面は、ともに合板1の表面1aと平行になっており、単板2a〜2e同士の境界面以外に位置した状態で形成されている。さらに詳しくは、凹部3の上方の内壁面は単板2cを切削することによって形成され、下方の内壁面は単板2eを切削することによって形成されている。
凹部3の下方には、係合部5が形成されており、この係合部5は、凹部3の下方の内壁面と合板1の裏面1b(図1(b)参照)とをそれぞれ外壁面としている。
凸部4は、その下方の外壁面が該凸部4と隣り合う凹部3の内壁面によって構成され、単板2aと単板2bとの境界面及び単板2bと単板2cとの境界面を含むようにして形成されている。また、単板2aの上面側には、切削することにより被係合切欠部6が形成されており、この被係合切欠部6を構成する合板1の表面1aと平行な面が、凸部4の上方の外壁面を構成している。
凹部3の対向する2つの内壁面の距離と、凸部4の厚さは略同じであり、さらに詳しくは、凹部3の対向する2つの内壁面の距離の方が凸部4の厚さよりも0.1〜0.2mm長い構成となっている。
次に、以上のように構成される合板1同士を接合した接合構造について説明する。
図1(b)に示すように、合板1の端面同士を対向させ、合板1のうち一方が有する凹部3に他方が有する凸部4が嵌合し、一方が有する凸部4が他方が有する凹部3に嵌合している。このとき、一方の合板1に形成された係合部5は、他方の合板1に形成された被係合切欠部6に係合されており、一方の合板1に形成された被係合切欠部6に、他方の合板1に形成された係合部5が係合している。また、一方の合板1の表面1aと他方の合板1の裏面1bとが面一となり、一方の合板1の裏面1bと他方の合板1の表面1aとが面一となっている。
一方の合板1の凹部3と該凹部3に嵌合される他方の合板1の凸部4との間には、合板1の厚さ方向及び接合方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられており、同様に、一方の合板1の凸部14と該凸部14が嵌合する他方の合板1の凹部13との間には、合板1の厚さ方向及び接合方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられている。これらの間隙には、合板1同士の接合を強固にするために接着剤7等が充填されている。
以上の第1の実施形態によれば、合板1の端面同士を対向させ、合板1のうち一方が有する凹部3に他方が有する凸部4が嵌合し、合板1のうち一方が有する凸部4が他方の有する凹部3に嵌合する。従って、合板1同士は凹部3の深さ分、又は凸部4の突出長さ分だけしか重ならないため、合板1の歩留まりを良くすることができる。
また、一方の合板1の凹部3の内壁面を形成する単板2c,2eの繊維方向、及びこの内壁面にそれぞれ接する他方の合板1の凸部4の外壁面を形成する単板2a,2cの繊維方向が、それぞれ平行になるため、単板2c,2eの繊維と単板2a,2cの繊維とがなじみ易くなり、よって一方の合板1の凹部3と他方の合板1の凸部4との接着を強固にすることができる。同様に、一方の合板1の凸部4の外壁面を形成する単板2a,2cの繊維方向、及びこの外壁面にそれぞれ接する他方の合板1の凹部3の内壁面を形成する単板2c,2eの繊維方向も、それぞれ平行になるため、単板2e2a,2cの繊維と単板2c,の繊維とがなじみ易くなり、よって一方の合板1の凸部4と他方の合板1の凹部3との接着を強固にすることができる。従って、合板1同士の接合強度を大きくすることができる。
さらに、凹部3の2つの内壁面の距離と、凸部4の厚さが略同じであるため、合板1のうち一方が有する凹部3に他方が有する凸部4を過不足なく嵌合することができるとともに、合板1のうち一方が有する凸部4を他方が有する凹部3に過不足なく嵌合することができる。よって、合板1同士の接合強度を大きくすることができる。
また、凹部3と該凹部3に嵌合される凸部4との間には、合板1の厚さ方向及び接合方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられている。よって、凸部4を合板1の凹部3へ嵌合し易くなる上に、嵌合時に接着剤7等が押し出されることを防ぐことができる。さらに、凸部4を凹部3内で固定することができる。
また、合板1のうち一方の表面1aと他方の裏面1bとが面一となっており、合板1のうち一方の裏面1bと他方の表面1aとが面一となっている。よって、合板1同士を接合したものを板材等の1つの部材として使用することができる。
なお、以上の第1の実施形態においては、合板1の端面に凹部3及び凸部4を一対設けたが、これに限るものではなく、複数対設けてもよい。
(第2の実施形態)
次に、図を参照して本発明に係る合板の第2の実施形態について詳細に説明する。
図2(a)は、長尺な合板11を示すものであり、図2(b)は、この合板11同士の接合構造を示すものである。
図2(a)に示すように、合板11は、5枚の単板12a〜12eから構成されている。これらの単板12a〜12eは、順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層されており、合板11の表面11a及び裏面11b(図2(b)参照)を形成する単板12a,12eの繊維方向、及び3層目に位置する単板12cの繊維方向は、合板11の長手方向に平行である。また、これらの単板12a,12c,12eは単板12b,12dよりも薄い板材から構成されている。
合板11の端面には、2対の凹部13a,13b及び凸部14a,14bが合板11の厚さ方向に連続して形成されており、これらの凹部13a,13b及び凸部14a,14bは、合板11の幅方向に延在している。さらに詳しくは、合板11の端面には、上方から凸部14a、凹部13a、凸部14b、凹部13bが順次設けられ、凹部13bの下方には該凹部13bに隣接して係合部15が、凸部14aの上方には該凸部14aに隣接して被係合切欠部16が設けられている。
凹部13aは、単板12bと単板12cとの境界面を含むように切削することにより形成されている。また、この凹部13aの対向する内壁面は、ともに合板11の表面11aと平行になっており、単板12a〜12e同士の境界面以外に位置した状態で形成されている。さらに詳しくは、凹部13aの上方の内壁面は単板12bを切削することによって形成され、下方の内壁面は単板12cを切削することによって形成されている。
同様に、凹部13bは、単板12dと単板12eとの境界面を含むように切削することにより形成されている。また、この凹部13bの対向する内壁面は、ともに合板11の表面11aと平行になっており、単板12a〜12e同士の境界面以外に位置した状態で形成されている。さらに詳しくは、凹部13bの上方の内壁面は単板12dを切削することによって形成され、下方の内壁面は単板12eを切削することによって形成されている。
凹部13bの下方には、係合部15が形成されており、この係合部15は、凹部13bの下方の内壁面と合板11の裏面11b(図2(b)参照)とをそれぞれ外壁面としている。
凸部14aは、その下方の外壁面が該凸部14aと隣り合う凹部13aの内壁面によって構成され、単板12aと単板12bとの境界面を含むようにして形成されている。また、単板12aの上面側には、切削することにより被係合切欠部16が形成されており、この被係合切欠部16を構成する合板11の表面11aと平行な面が、凸部14aの上方の外壁面を構成している。
凸部14bは、その外壁面が該凸部14bと隣り合う凹部13aの下方の内壁面及び凹部13bの上方の内壁面によって構成され、単板12cと単板12dとの境界面を含むようにして形成されている。
凹部13a,13bは同一の形状を有しており、同様に、凸部14a,14bも同一の形状を有している。また、凹部13a,13bの対向する2つの内壁面の距離と、凸部14a,14bのそれぞれの厚さは略同じであり、さらに詳しくは、凹部13a,13bの対向する2つの内壁面の距離の方が凸部14a,14bのそれぞれの厚さよりも0.1〜0.2mm長い構成となっている。
次に、以上のように構成される合板11同士を接合した接合構造について説明する。
図2(b)に示すように、合板11の端面同士を対向させ、合板11のうち一方が有する凹部13aと凹部13bとに他方が有する凸部14bと凹部14aとがそれぞれ嵌合し、一方が有する凸部14aと凸部14bとが他方が有する凹部13bと凹部13aとにそれぞれ嵌合している。このとき、一方の合板11に形成された係合部15は、他方の合板11に形成された被係合切欠部16に係合されており、一方の合板11に形成された被係合切欠部16に、他方の合板11に形成された係合部15が係合している。また、一方の合板11の表面11aと他方の合板11の裏面11bとが面一となり、一方の合板11の裏面11bと他方の合板11の表面11aとが面一となっている。
一方の合板11の凹部13a,13bと該凹部3に嵌合される他方の合板11の凸部14b,14aとの間には、合板11の厚さ方向及び接合方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられており、同様に、一方の合板11の凸部14a,14bと該凸部14a,14bが嵌合する他方の合板11の凹部13b,13aとの間には、合板11の厚さ方向及び接合方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられている。これらの間隙には、合板11同士の接合を強固にするために接着剤17等が充填されている。
以上の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる他、合板11の端面には凹部13a,13b及び凸部14a,14bが2対設けられているため、合板11同士の接合面積が大きくなる。よって、合板11同士の接合強度を大きくすることができる。
なお、以上の第2の実施形態においては、凹部13a,13bは単板12a〜12e同士の境界面をそれぞれ1つづつ含むように切削することにより形成したが、単板12a〜12e同士の境界面を複数含むように切削してもよい。また、凸部14a,14bは単板12a〜12e同士の境界面をそれぞれお1つづつ含んで形成したが、単板12a〜12e同士の境界面を複数含んで形成してもよい。
本発明に係る合板の第1の実施形態の構成を示すもので、(a)は合板の斜視図、(b)は合板の接合部の断面図である。 本発明に係る合板の第2の実施形態の構成を示すもので、(a)は合板の斜視図、(b)は合板の接合部の断面図である。 従来の合板の接合構造を示すもので、(a)は合板の接合前の断面図、(b)は合板の接合部の断面図である。
符号の説明
1,11 合板
2a〜2e,12a〜12e 単板
3,13a,13b 凹部
4,14a,14b 凸部

Claims (5)

  1. 少なくとも3枚以上の単板を順次それらの繊維方向を交互に直交させて積層してなる合板であって、
    この合板の端面には、少なくとも一対の凹部及び凸部が合板の厚さ方向に連続して形成され、
    前記凹部は、該凹部の内壁面が前記単板同士の境界面以外に位置した状態で、前記単板同士の境界面のうち少なくとも1つを含むように切削することにより形成され、
    前記凸部の外壁面のうち少なくとも一方は、該凸部と隣り合う前記凹部の内壁面によって形成され、
    前記凸部は、該凸部の外壁面が前記単板同士の境界面以外に位置した状態で、前記単板同士の境界面のうち少なくとも1つを含むようにして形成されていることを特徴とする合板。
  2. 前記凹部の2つの前記内壁面の距離と、前記凸部の厚さが略同じであることを特徴とする請求項1に記載の合板。
  3. 請求項1又は2に記載の合板同士を接合した合板の接合構造であって、
    前記合板の端面同士を対向させ、
    前記合板のうち一方が有する凹部に、他方が有する凸部が嵌合し、
    前記合板のうち一方が有する凸部が、他方が有する凹部に嵌合していることを特徴とする合板の接合構造。
  4. 前記凹部と該凹部に嵌合される前記凸部との間には、前記合板の厚さ方向に0.1〜0.2mmの間隙が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の合板の接合構造。
  5. 前記合板のうち一方の表面と他方の裏面とが面一であり、
    前記合板のうち一方の裏面と他方の表面とが面一となっていることを特徴とする請求項3又は4に記載の合板の接合構造。
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