JP3239546U - コンクリートブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う2つのコンクリートブロックの間の隙間からの充填材の漏出を抑制できるようにすること。【解決手段】コンクリートブロック100は、互いに対向して配置された一対のフェイスシェル101と、一対のフェイスシェルの間に設けられ、一対のフェイスシェル同士を接続するウェブ102とを備え、長さ方向における両端部、且つ、一対のフェイスシェルの間に、縦溝104を有し、フェイスシェルの長さ方向における両端面は、縦溝側に打ち込み目地部を有し、打ち込み目地部よりも外側に相じゃくり形状111、112を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、コンクリートブロックに関する。
従来、ブロック塀などの建築用に用いられるコンクリートブロックとして、互いに対向して配置された一対のフェイスシェルと、一対のフェイスシェルの間に設けられ、一対のフェイスシェル同士を接続するウェブとを備え、コンクリートブロックの長さ方向における両端部、且つ、一対のフェイスシェルの間に、縦溝を有して構成されたコンクリートブロックが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
このようなコンクリートブロックは、長さ方向に複数並べて配置することにより、隣り合う2つのコンクリートブロックの間に、縦溝同士が組み合わされることによって空洞部を形成し、当該空洞部内に、縦筋を配置したり、充填材を充填したりすることができるようになっている。
また、このようなコンクリートブロックは、隣り合う2つのコンクリートブロックの間に、空洞部と一体の打ち込み目地部を設けることにより、互いに対向する2つの端面の間に、約1cm幅の目地部(いわゆる縦目地)を設ける必要が無く、互いに対向する2つの端面同士を近接配置できるようになっている。
実用新案登録第3221284号公報
しかしながら、従来のコンクリートブロックは、長さ方向におけるフェイスシェルの端面が平面状である。このため、従来のコンクリートブロックは、隣り合う2つのコンクリートブロックの間において、互いに対向する2つの端面同士を近接配置した場合であっても、空洞部内に注入された充填材が、2つの端面の間の隙間から外部へ漏出してしまう虞がある。
一実施形態に係るコンクリートブロックは、互いに対向して配置された一対のフェイスシェルと、一対のフェイスシェルの間に設けられ、一対のフェイスシェル同士を接続するウェブとを備え、長さ方向における両端部、且つ、一対のフェイスシェルの間に、縦溝を有し、フェイスシェルの長さ方向における両端面は、縦溝側に打ち込み目地部を有し、打ち込み目地部よりも外側に相じゃくり形状を有する。
一実施形態に係るコンクリートブロックによれば、隣り合う2つのコンクリートブロックの間の隙間からの充填材の漏出を抑制できる。
一実施形態に係るコンクリートブロックの外観斜視図 一実施形態に係るコンクリートブロックの底面図 一実施形態に係るコンクリートブロックの側面図 一実施形態に係るコンクリートブロックにおけるA部およびB部の一部拡大図 一実施形態に係るコンクリートブロックを用いた構造体の底面図 一実施形態に係る構造体におけるC部の一部拡大図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態では、便宜上、上下方向および縦方向(コンクリートブロック100の高さ方向)をZ軸方向とし、左右方向および横方向(コンクリートブロック100の長さ方向)をX軸方向とし、前後方向(コンクリートブロック100の厚さ方向)をY軸方向とする。
(コンクリートブロック100の構成)
図1は、一実施形態に係るコンクリートブロック100の外観斜視図である。図2は、一実施形態に係るコンクリートブロック100の底面図である。図3は、一実施形態に係るコンクリートブロック100の側面図である。なお、コンクリートブロック100において、複数積み重ねられる際に重力方向の下側となる面を、底面と称する。
図1に示すコンクリートブロック100は、いわゆる建築用の型枠状ブロックである。例えば、コンクリートブロック100は、上下方向(Z軸方向)および左右方向(X軸方向)に複数積み重ねられ、さらに充填材(モルタル、コンクリート等)が全充填されることによって、建築用の壁を形成するために用いられる。
具体的には、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、基本形横筋ブロックである。基本形横筋ブロックとは、型枠状ブロックのうち、縦筋及び横筋の配置が可能な空洞を有し、且つ、複数積み重ねられることによって形成される縦横の空洞に、充填材(モルタル、コンクリート等)を全充填して使用するブロックである。
図1~図3に示すように、コンクリートブロック100は、一対のフェイスシェル101と、複数(図1~図3に示す例では2つ)のウェブ102とを備える。コンクリートブロック100は、一対のフェイスシェル101と、複数のウェブ102とが、コンクリート素材が用いられて、一体に形成されている。
フェイスシェル101は、Y軸方向からの平面視にて横長の長方形状を有する、板状の部分である。一対のフェイスシェル101は、前後方向(Y軸方向)において、所定の距離離間して、互いに対向して配置されている。
ウェブ102は、一対のフェイスシェル101の間に配置され、左右方向(X軸方向)に一定の厚さを有し、且つ、一対のフェイスシェル101同士を接続する、仕切壁状の部分である。複数のウェブ102は、左右方向(X軸方向)において、所定の距離離間して、並べて配置されている。
コンクリートブロック100は、複数のウェブ102を有することにより、一対のフェイスシェル101の間、且つ、隣り合う2つのウェブ102の間に、コンクリートブロック100を上下方向(Z軸方向)に貫通する縦孔103を有するものとなっている。図1および図2に示す例では、コンクリートブロック100は、建築用の型枠状ブロックであるため、2つのウェブ102を有するのに伴って、1つの縦孔103を有するものとなっている。また、図1および図2に示す例では、縦孔103は、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、横長の長方形状(但し、各角部は曲面状)を有する。縦孔103は、コンクリートブロック100が複数積み重ねられる際に、充填材を充填可能な空洞部として機能する。
また、コンクリートブロック100は、一対のフェイスシェル101の間、且つ、左右方向(X軸方向)における両端部に、縦溝104を有するものとなっている。図1および図2に示す例では、縦溝104は、上下方向(Z軸方向)に連続的に形成されており、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、矩形状(但し、各角部は曲面状)を有しており、さらに、左右方向(X軸方向)における外側部分が開口した形状を有する。コンクリートブロック100が複数積み重ねられる際に、左右方向(X軸方向)に隣り合う2つのコンクリートブロック100の間に、縦溝104同士が組み合わさることによって、縦孔が形成される。当該縦孔は、縦孔103と同様に、縦筋を配筋可能であり、且つ、充填材を充填可能な空洞部として機能する。
なお、各ウェブ102の上面102Aは、フェイスシェル101の上面101Aと高さ位置が等しく、且つ、水平な平面状である。
一方、各ウェブ102の底面102Bは、上方(Z軸正方向)に向かってU字状に凹んだ曲面状を有している。これにより、コンクリートブロック100は、各ウェブ102の下側に、下側空洞部105を形成し、当該下側空洞部105にもコンクリート等を充填できるようにすることで、より多くのコンクリート等を充填できるようになっている。
また、各ウェブ102の上面102Aには、断面が下方(Z軸負方向)に向かってV字状を有し、且つ、左右方向(X軸方向)に延びる横筋固定溝102Cが形成されている。横筋固定溝102Cには、左右方向(X軸方向)に延びる横筋を配置し、さらに、充填材を充填可能となっている。
図2に示すように、フェイスシェル101の左右方向(X軸方向)における両端面101B1,101B2は、相じゃくり形状を有するものとなっている。フェイスシェル101の一方の端部に設けられている端面101B1は、第1の相じゃくり形状111を有する。フェイスシェル101の他方の端部に設けられている端面101B2は、第2の相じゃくり形状112を有する。
相じゃくり形状とは、段差状を有するものであり、左右方向(Y軸方向)に隣り合う2つのコンクリートブロック100において、一方のコンクリートブロック100の端面101B1と、他方のコンクリートブロック100の端面101B2とを突き合せたときに、これら2つの端面101B1,101B2の間に、前後方向(Y軸方向)に重なり合う部分を形成することが可能な形状である。
図2に示すように、前側(Y軸正側)のフェイスシェル101において、左側(X軸負側)の端面101B1は、A部に示す第1の相じゃくり形状111を有し、右側(X軸正側)の端面101B2は、B部に示す第2の相じゃくり形状112を有する。
反対に、後側(Y軸負側)のフェイスシェル101において、左側(X軸負側)の端面101B2は、B部に示す第2の相じゃくり形状112を有し、右側(X軸正側)の端面101B1は、A部に示す第1の相じゃくり形状111を有する。
そして、第1の相じゃくり形状111と、第2の相じゃくり形状112とは、互いに嵌り合う形状を有するものとなっている。
これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、当該コンクリートブロック100が複数積み重ねられる際、左右方向(X軸方向)に隣り合う2つのコンクリートブロック100の間において、一方のコンクリートブロック100の端面101B1の第1の相じゃくり形状111と、他方のコンクリートブロック100の端面101B2の第2の相じゃくり形状112とが、互いに嵌り合い、これら2つの端面101B1,101B2の間に、前後方向(Y軸方向)に重なり合う部分を形成することができるようになっている。
(相じゃくり形状)
図4は、一実施形態に係るコンクリートブロック100におけるA部およびB部(図2参照)の一部拡大図である。
図4(a)は、前側(Y軸正側)のフェイスシェル101のA部(左側(X軸負側)の端部)を拡大して示す。但し、後側(Y軸負側)のフェイスシェル101の右側(X軸正側)の端部も、前後方向(Y軸方向)および左右方向(X軸方向)に反転している点を除き、前側(Y軸正側)のフェイスシェル101のA部(左側(X軸負側)の端部)と同形状である。
図4(a)に示すように、フェイスシェル101のA部に設けられている端面101B1は、第1の相じゃくり形状111を有する。第1の相じゃくり形状111は、第1の平面部111A、第2の平面部111B、および段差部111Cを有して構成されている。
第1の平面部111Aは、第1の相じゃくり形状111において、前後方向(Y軸方向)の最も外側に設けられている、Y軸に対して平行な平面である。
第2の平面部111Bは、第1の相じゃくり形状111において、前後方向(Y軸方向)の最も内側(縦溝104側)に設けられている、Y軸に対して平行な平面である。第2の平面部111Bは、横方向(X軸方向)において、第1の平面部111Aよりも外側にオフセット配置されている。これにより、第1の相じゃくり形状111は、第1の平面部111Aと第2の平面部111Bとの間に、段差部111Cを有するものとなっている。
段差部111Cは、第1の平面部111Aと第2の平面部111Bとの間に設けられ、第1の平面部111Aと第2の平面部111Bとの間の段差を接続する部分である。
図4(b)は、後側(Y軸負側)のフェイスシェル101のB部(左側(X軸負側)の端部)を拡大して示す。但し、前側(Y軸正側)のフェイスシェル101の(右側(X軸正側)の端部)も、前後方向(Y軸方向)および左右方向(X軸方向)に反転している点を除き、後側(Y軸負側)のフェイスシェル101のB部(左側(X軸負側)の端部)と同形状である。
図4(b)に示すように、フェイスシェル101のB部に設けられている端面101B2は、第2の相じゃくり形状112を有する。第2の相じゃくり形状112は、第1の平面部112A、第2の平面部112B、および段差部112Cを有して構成されている。
第1の平面部112Aは、第2の相じゃくり形状112において、前後方向(Y軸方向)の最も外側に設けられている、Y軸に対して平行な平面である。
第2の平面部112Bは、第2の相じゃくり形状112において、前後方向(Y軸方向)の最も内側(縦溝104側)に設けられている、Y軸に対して平行な平面である。第2の平面部112Bは、横方向(X軸方向)において、第1の平面部112Aよりも内側にオフセット配置されている。これにより、第2の相じゃくり形状112は、第1の平面部112Aと第2の平面部112Bとの間に、段差部112Cを有するものとなっている。
段差部112Cは、第1の平面部112Aと第2の平面部112Bとの間に設けられ、第1の平面部112Aと第2の平面部112Bとの間の段差を接続する部分である。
また、図4(a)に示すように、フェイスシェル101の端面101B1は、前後方向(Y軸方向)における内側(縦溝104側)に切り欠き部101Cを有し、前後方向(Y軸方向)における外側に第1の相じゃくり形状111を有するものとなっている。
同様に、図4(b)に示すように、フェイスシェル101の端面101B2は、前後方向(Y軸方向)における内側(縦溝104側)に切り欠き部101Cを有し、前後方向(Y軸方向)における外側に第2の相じゃくり形状112を有するものとなっている。
切り欠き部101Cは、フェイスシェル101の端部の内側(縦溝104側)の角部が斜めにカットされた形状を有することによって、傾斜面と当該傾斜面に面した空間とを有する部分である。
切り欠き部101Cは、左右方向(X軸方向)に隣り合う2つのコンクリートブロック100を突き合せたときに、一方のコンクリートブロック100の端面101B1と、他方のコンクリートブロック100の端面101B2との間に、縦溝104と一体のV字状の打ち込み目地部13(図5および図6参照)を形成し、当該V字状の打ち込み目地部13に充填材を充填可能にする。
なお、切り欠き部101Cは、形成される打ち込み目地部13が法令等で規定されているサイズを満たすものとなるように、左右方向(X軸方向)の幅が所定のサイズ(例えば、6mm)に形成されており、且つ、厚さ方向(Y軸方向)の幅が所定のサイズ(例えば、10mm)に形成されている。
(相じゃくり形状の接合例)
図5は、一実施形態に係るコンクリートブロック100を用いた構造体10の底面図である。図5に示す構造体10は、2つのコンクリートブロック100が左右方向(X軸方向)に並べて配置されている。図6は、一実施形態に係る構造体10におけるC部(図5参照)の一部拡大図である。
なお、図5(a)では、一例として、長さが401mmであり、幅が150mmであるコンクリートブロック100を用いている。また、図5(b)では、他の一例として、長さが401mmであり、幅が190mmであるコンクリートブロック100を用いている。
図5および図6に示すように、構造体10は、一方のコンクリートブロック100の端部と、他方のコンクリートブロック100の端部とを突き合せることにより、2つのコンクリートブロック100の間に、縦溝104同士が組み合わさることによって、縦孔11(空洞部)が形成されている。これにより、構造体10は、各コンクリートブロック100の縦孔103のみならず、縦孔11にも、縦筋を配置することが可能となっており、且つ、充填材を充填することが可能となっている。
特に、構造体10は、一方のコンクリートブロック100の端部と、他方のコンクリートブロック100の端部とを突き合せることにより、一方のコンクリートブロック100の端面101B1の第1の相じゃくり形状111と、他方のコンクリートブロック100の端面101B2の第2の相じゃくり形状112とが、互いに嵌り合うようになっている。
具体的には、構造体10は、図6に詳細に示すように、互いに対向する、第1の相じゃくり形状111の第1の平面部111Aと、第2の相じゃくり形状112の第1の平面部112Aとが、密着するようになっている。
また、構造体10は、互いに対向する、第1の相じゃくり形状111の第2の平面部111Bと、第2の相じゃくり形状112の第2の平面部112Bとが、密着するようになっている。
また、構造体10は、互いに対向する、第1の相じゃくり形状111の段差部111Cと、第2の相じゃくり形状112の段差部112Cとが、近接配置されるようになっている。
これにより、構造体10は、第1の相じゃくり形状111と第2の相じゃくり形状112との間の隙間部12が、殆ど隙間幅を有しないものとなり、縦孔11に充填された充填材が、当該隙間部12から漏出し難くなっている。なお、図6では、意図的に隙間部12の隙間幅を広げて示しているが、実際には、隙間部12は、殆ど隙間幅を有しないものとなっている。
特に、構造体10は、第1の相じゃくり形状111の段差部111Cと、第2の相じゃくり形状112の段差部112Cとが、前後方向(Y軸方向)に重なり合うことで、隙間部12がクランク状を有するものとなるため、縦孔11に充填された充填材が、当該隙間部12からより漏出し難くなっている。
さらに、構造体10は、一方のコンクリートブロック100の端面101B1と、他方のコンクリートブロック100の端面101B2とを突き合せることにより、これら2つの端面101B1,101B2の間に、切り欠き部101C同士が組み合わさることによって、縦孔11と一体のV字状の打ち込み目地部13が形成されており、縦孔11に充填された充填材が、当該打ち込み目地部13にも充填されるにようになっている。
ここで、第1の相じゃくり形状111の段差部111Cは、第1の平面部111Aおよび第2の平面部111Bに対して(すなわち、Y軸に対して)傾斜した傾斜面となっている。これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、段差部111Cと第2の平面部111Bとが成す角部C1を鈍角とすることができ、よって、当該角部C1の欠け等を生じ難くすることができる。
同様に、第2の相じゃくり形状112の段差部112Cは、第1の平面部112Aおよび第2の平面部112Bに対して(すなわち、Y軸に対して)傾斜した傾斜面となっている。これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、段差部112Cと第1の平面部112Aとが成す角部C2を鈍角とすることができ、よって、当該角部C2の欠け等を生じ難くすることができる。
なお、第1の相じゃくり形状111の段差部111Cの傾斜角度と、第2の相じゃくり形状112の段差部112Cの傾斜角度とは、互いに同角度である。これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、図6に示すように、第1の相じゃくり形状111と第2の相じゃくり形状112とを嵌め合わせたときに、段差部111C,112Cを互いに平行にすることができる。
また、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、第1の相じゃくり形状111の第1の平面部111Aの幅W1(図4(a)参照)を、第2の相じゃくり形状112の第1の平面部112Aの幅W2(図4(b)参照)よりも大きくしている。例えば、厚さ150mmのコンクリートブロック100では、第1の相じゃくり形状111の第1の平面部111Aの幅W1を8mmとし、第2の相じゃくり形状112の第1の平面部112Aの幅W2を7mmとしている。また、例えば、厚さ190mmのコンクリートブロック100では、第1の相じゃくり形状111の第1の平面部111Aの幅W1を9mmとし、第2の相じゃくり形状112の第1の平面部112Aの幅W2を8mmとしている。
これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、図6に示すように、第1の相じゃくり形状111と第2の相じゃくり形状112とを嵌め合わせたときに、第2の相じゃくり形状112の第1の平面部112Aと段差部112Cとが成す角部C2が第1の相じゃくり形状111と干渉しないようにすることができ、よって、角部C2の欠け、第1の相じゃくり形状111と第2の相じゃくり形状112との接合不良等を生じ難くすることができる。
同様に、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、第2の相じゃくり形状112の第2の平面部112Bの幅W3(図4(b)参照)を、第1の相じゃくり形状111の第2の平面部111Bの幅W4(図4(a)参照)よりも大きくしている。例えば、厚さ150mmのコンクリートブロック100では、第2の相じゃくり形状112の第2の平面部112Bの幅W3を8mmとし、第1の相じゃくり形状111の第2の平面部111Bの幅W4を7mmとしている。また、例えば、厚さ180mmのコンクリートブロック100では、第2の相じゃくり形状112の第2の平面部112Bの幅W3を9mmとし、第1の相じゃくり形状111の第2の平面部111Bの幅W4を8mmとしている。
これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、図6に示すように、第1の相じゃくり形状111と第2の相じゃくり形状112とを嵌め合わせたときに、第1の相じゃくり形状111の第2の平面部111Bと段差部111Cとが成す角部C1が第2の相じゃくり形状112と干渉しないようにすることができ、よって、角部C1の欠け、第1の相じゃくり形状111と第2の相じゃくり形状112との接合不良等を生じ難くすることができる。
なお、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、第1の相じゃくり形状111の第1の平面部111Aと第2の平面部111Bとの段差幅W5(図4(a)参照)を、好適な一例である2mmとしている。
同様に、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、第2の相じゃくり形状112の第1の平面部112Aと第2の平面部112Bとの段差幅W6(図4(b)参照)を、好適な一例である2mmとしている。
これにより、一実施形態に係るコンクリートブロック100は、段差部111Cと段差部112Cとの重なり幅を、充填材の漏出抑制のための十分な重なり幅(2mm)とすることができ、且つ、段差部111C,112Cの突出量を小さくできるため、段差部111C,112Cの欠け等の不具合を生じ難くすることができる。
以上、本考案の一実施形態について詳述したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲内において、種々の変形または変更が可能である。
例えば、本考案は、1つの縦穴を有するコンクリートブロックに限らず、複数の縦穴を有するコンクリートブロックにも適用可能である。また、例えば、本考案は、建築用の型枠状ブロックに限らず、その他の用途のコンクリートブロックにも適用可能である。
10 構造体
11 縦孔
12 隙間部
13 打ち込み目地部
100 コンクリートブロック
101 フェイスシェル
101B1,101B2 端面
101C 切り欠き部
102 ウェブ
102A 上面
102B 底面
102C 横筋固定溝
103 縦孔
104 縦溝
105 下側空洞部
111 第1の相じゃくり形状
111A 第1の平面部
111B 第2の平面部
111C 段差部
112 第2の相じゃくり形状
112A 第1の平面部
112B 第2の平面部
112C 段差部
C1,C2 角部

Claims (3)

  1. 互いに対向して配置された一対のフェイスシェルと、
    前記一対のフェイスシェルの間に設けられ、前記一対のフェイスシェル同士を接続するウェブと
    を備え、
    長さ方向における両端部、且つ、前記一対のフェイスシェルの間に、縦溝を有し、
    前記フェイスシェルの前記長さ方向における両端面は、前記縦溝側に打ち込み目地部を有し、前記打ち込み目地部よりも外側に相じゃくり形状を有する
    ことを特徴とするコンクリートブロック。
  2. 前記相じゃくり形状は、
    第1の平面部と、
    前記第1の平面部よりも前記縦溝側に設けられ、前記第1の平面部よりも前記長さ方向にオフセット配置された第2の平面部と、
    前記第1の平面部と前記第2の平面部との間に設けられ、前記第1の平面部と前記第2の平面部とを接続する段差部と
    を有し、
    前記段差部は、
    前記第1の平面部および前記第2の平面部に対して傾斜した傾斜面である
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロック。
  3. 前記フェイスシェルの前記長さ方向における一端部に設けられた、第1の前記相じゃくり形状と、
    前記フェイスシェルの前記長さ方向における他端部に設けられた、第2の前記相じゃくり形状と
    を備え、
    第1の前記相じゃくり形状の前記第1の平面部は、第2の前記相じゃくり形状の前記第1の平面部よりも幅が大きく、
    第1の前記相じゃくり形状の前記第2の平面部は、第2の前記相じゃくり形状の前記第2の平面部よりも幅が小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンクリートブロック。
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