JPH0444725Y2 - - Google Patents

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JPH0444725Y2
JPH0444725Y2 JP1987028010U JP2801087U JPH0444725Y2 JP H0444725 Y2 JPH0444725 Y2 JP H0444725Y2 JP 1987028010 U JP1987028010 U JP 1987028010U JP 2801087 U JP2801087 U JP 2801087U JP H0444725 Y2 JPH0444725 Y2 JP H0444725Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建築用コンクリートブロツクに関
するものである。
(従来の技術) 建築用コンクリートブロツクは、前後のフエイ
スシエルを1個または複数個のウエブシエルで連
結し、前後のフエイスシエル間に上下方向に貫通
する複数個の縦孔を有する直方体に形成されてい
る。第4図ないし第6図は、従来の建築用コンク
リートブロツクを並べた場合のコーナ部分の平面
図である。
第4図において、基本型ブロツク1は、前後の
フエイスシエル1a,1aを2個のウエブシエル
1b,1bで連結したものであり、ウエブシエル
1b,1bの上下両面にはV字形もしくはU字形
の切欠き1cが形成されている。そして、左右の
ウエブシエル1b,1bの中心間距離pは長さL
の約1/2に設定されている。一方、コーナブロツ
ク2は、フエイスシエル2a,2aを基本型ブロ
ツク1のウエブシエル1bと同じ位置のウエブシ
エル2bと端部のウエブシエル2cとによつて連
結したものであり、中間寄りのウエブシエル2b
には上下両面に切欠き2dが設けられるが、端部
のウエブシエル2cには切欠きが設けられていな
い。そして、上記の基本型ブロツク1およびコー
ナブロツク2を組合わせて直角のコーナを形成
し、縦孔部分に鉄筋を配置するが、この第4図の
例では、基本型ブロツク1のみを並べた部分では
鉄筋3の配列間隔がウエブシエル1bの配列間隔
p(例えば200mm)に一致するのに対し、コーナブ
ロツク2の端部側の鉄筋3aに隣接する部分で
は、鉄筋3、3aの間隔が上記の間隔pよりもブ
ロツク1,2の厚さの1/2だけ増大するので、基
礎に鉄筋を植える配筋作業の際に作業員が間隔を
間違え易く、間違つたときは基礎に植込まれてい
る鉄筋を曲げないとブロツク1,2の縦孔に鉄筋
を通すことができなかつた。
上記鉄筋の配列間隔を等しくするための建築用
コンクリートブロツクとして、第5図に示すよう
にウエブシエル1b,1bの間隔pを狭くし、こ
の間隔pをブロツク1の長さLの1/4に設定した
ものが知られている。
一方、第6図に示すように、両端および中央の
合計3個のウエブシエルを備えた建築用コンクリ
ートブロツク4,5が知られている。この場合の
基本型ブロツク4は、前後のフエイスシエル4
a,4aを、上面のみに切欠き4cを有する3個
のウエブシエル4bで連結して形成されており、
コーナブロツク5は、フエイスシエル5a,5a
を、上面のみに切欠きが有る2個のウエブシエル
5b,5bおよび切欠きの全くない1個のウエブ
シエル5cで連結して形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 第5図に示すように、フエイスシエル1aの中
央寄り2箇所にウエブシエル1bを設けた建築用
コンクリートブロツク1は、コーナ部およびコー
ナ部以外における鉄筋3の配列ピツチをブロツク
1,2の長さの1/2で統一することができるが、
基本型ブロツク1を千鳥状に積み重ねた場合に、
実線で示したブロツク1,2の上下に重ねられる
ブロツク1のウエブシエル1bが二点鎖線1bに
位置するので、鉄筋3が上下のウエブシエル1b
と1bの間の狭い隙間に通されることになり、鉄
筋3の植込み間隔に僅かな誤差があつても鉄筋3
の挿通が困難になつて鉄筋3を屈曲させる必要が
生じ、かつ上下のウエブシエル1bと1bの間隔
が狭いため、生コンクリートを流し込んだ際に鉄
筋3との接着性が不良となるという問題があつ
た。
また、第6図に示すように、両端および中央に
合計3個のウエブシエル4bを設けた建築用コン
クリートブロツク4は、両端のウエブシエル4b
がフエイスシエル4aの端面に沿つて設けられて
いるので、2個のブロツク4,4または4と5を
配列した際に、2個のブロツクの合せ面にほとん
ど空隙が無く、そのため2個のブロツク間に生コ
ンクリートを流し込んで両者を接着することがほ
とんど不可能になり、この合せ面から漏水が生じ
ることがあり、かつウエブシエル4bの上面のみ
に切欠きが設けられているので、生コンクリート
を流し込むときの充填速度が第4図にウエブシエ
ル1bの上下両面に切欠きを有するものに比べて
遅くなるという問題があつた。
この考案は、建築用コンクリートブロツクを組
積みする際に、コーナ部分を含む全領域におい
て、鉄筋の配列間隔を基本型ブロツクの長さの約
1/2に統一することができ、上記配列間隔に若干
の誤差があつても上記ブロツクの縦孔に鉄筋を容
易に通すことができ、鉄筋の周囲に広い空隙を形
成することができ、かつ隣接するブロツクの合せ
部に生コンクリートを注入して接着することが可
能な建築用コンクリートブロツクを提供するもの
である。
(問題点を解決するための手段) 前後のフエイスシエルを左右両端および中央の
合計3箇所のウエブシエルで連結し、前後のフエ
イスシエル間に上下方向に貫通する2個の縦孔を
形成した建築用コンクリートブロツクにおいて、
両端のウエブシエルをフエイスシエルの端面から
若干中央へ後退した位置に設けて前後のフエイス
シエルの両端間に縦方向の凹溝を形成し、両端の
ウエブシエルの上下両面にV字形もしくはU字形
の切欠きを設け、中央のウエブシエルの上面また
は下面にV字形もしくはU字形の切欠きを設け
る。
(作用) 第6図に示した従来の基本型ブロツク4の両端
のウエブシエル4bを若干中央寄りに後退させた
形状になるので、縦孔がこの基本型ブロツク4よ
りも長さ方向に若干狭くなり、この両端のウエブ
シエル4bの後退量に応じて基本型ブロツクの両
端面に縦方向の凹溝が形成される(第1図および
第2図参照)。このウエブシエル4bの後退量す
なわち凹溝の深さは、縦孔に必要な広さおよび凹
溝に必要な深さの双方を考慮して設定され、好ま
しい後退量は10〜30mmである。後退量が10mm未満
では凹溝の深さが不十分で、生コンクリートの流
し込みが困難になり、反対に30mmを超えると中央
の縦孔が狭くなり、鉄筋の間隔に若干の誤差があ
つても鉄筋がウエブシエルに触れ、鉄筋を曲げる
必要が生じる。また、両端のウエブシエルの上下
両面に切欠きが存在するので、この上下の切欠き
を通じて縦孔と上記の凹溝が連通する。更に、中
央のウエブシエルの下面(または上面)に切欠き
が存在するので、この切欠きを通じて中央のウエ
ブシエルの左右の縦孔が連通し、更に多数個のブ
ロツクを直線状に配列した際に全数のブロツクの
縦孔および凹溝がこれらの切欠きを介して互いに
連通する。
(実施例) 第1図において、基本型ブロツク10は、前後
のフエイスシエル11,11、両端のウエブシエ
ル12,12および中央のウエブシエル13によ
つて形成されており、両端のウエブシエル12,
12はフエイスシエル11の端面から後退し、ブ
ロツク10の両端面に縦方向の凹溝14が形成さ
れている。なお、両端のウエブシエル12は、上
下両面にU字形の切欠き12aを有し、中央のウ
エブシエル13は下面のU字形の切欠き13aを
有している。15はコーナブロツクであり、フエ
イスシエル16,16、一方の端面のウエブシエ
ル17、中央のウエブシエル18および他方の端
面から若干後退位置のウエブシエル19によつて
形成され、他方の端面のウエブシエル19および
中央のウエブシエル13は、それぞれ基本型ブロ
ツク10の端部のウエブシエル12および中央の
ウエブシエル13と同一形状を有している。
上記の構造において、基本型ブロツク10の称
呼長さ400mmに対して全長Lを390mm、厚さBを
190mm、高さHを190mm、両端のウエブシエル12
の後退量(凹溝14の深さ)tを10mm、その厚さ
を25mm、中央のウエブシエル13の厚さを45mm、
切欠き12a,13aの深さを60mmにそれぞれ設
定した。この基本型ブロツク10を、200mmの間
隔で植設された鉄筋3に沿つて配列し(第3図参
照)、縦孔および凹溝14に生コンクリートを流
し込んで好結果を得た。すなわち、植設された各
鉄筋3と縦孔の周壁との間に20mm以上の空隙が形
成されて鉄筋3を曲げる必要が全く無く、かつ生
コンクリートの流し込みにより鉄筋3との十分な
接着が得られ、かつ凹溝14に流し込まれた生コ
ンクリートによつて隣接ブロツクが互いに接着さ
れ、漏水が生じなかつた。
上記の実施例において、第2図に示すように、
フエイスシエル11の上面にその外縁が凹むよう
に段状凹部11aを、反対の下面外縁に上記段状
凹部11aと嵌合する段状凸部11bをそれぞれ
形成し、フエイスシエル11の左端面に縦方向の
凸条11cを、反対の右端面に上記の凸条11c
と嵌合する縦方向の凹溝11dをそれぞれ形成す
ることができ、この場合は、ブロツク10を組積
みする際に位置ずれを防止することができ、組積
み作業が容易になる。なお、厚さBが全長の約1/
2のものを示したが、これよりも若干薄く、例え
ば全長Lが390mmに対して厚さBが150mm程度でも
よい。
(考案の効果) この考案によれば、前後のフエイスシエル間に
左右2個の大きい縦孔が形成されるので、ブロツ
クの組積みに際してあらかじめ鉄筋をブロツク長
の1/2の等間隔に植設することができて作業員の
間違いが減少し、しかも縦孔が広いので、鉄筋の
間隔に若干の誤差が生じても、鉄筋が縦孔の内壁
に触れることがなく、鉄筋の周囲に十分な空隙が
形成され、生コンクリートを流し込んだ際に鉄筋
が生コンクリートで完全に包まれ、接着される。
また、ブロツクの両端面に縦方向の凹溝が形成さ
れているので、組積み後にこの凹溝に生コンクリ
ートを流し込んで隣接するブロツク相互を接着す
ることができ、ブロツクの合せ面の漏水が防止で
きる。また、左右両側のウエブシエルの上下両面
および中央のウエブシエルの下面にそれぞれ切欠
きが設けられているので、縦孔および凹溝が上記
の切欠きを介して連通し、生コンクリートの流し
込みが容易である。そして、ウエブシエルが両側
および中央の3箇所に設けられ、かつ切欠きを有
しているので、十分な強度が得られ、しかも成型
が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の斜視図、第2図は
変形例の斜視図、第3図は配列した状態のコーナ
部の平面図、第4図ないし第6図は従来の建築用
コンクリートブロツクを配列した状態のコーナ部
の平面図である。 10……基本型ブロツク(建築用コンクリート
ブロツク)、11……フエイスシエル、12,1
3……ウエブシエル、12a,12a……切欠
き、14……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前後のフエイスシエルを左右両端および中央
    の合計3箇所のウエブシエルで連結し、前後の
    フエイスシエル間に上下方向に貫通する2個の
    縦孔を形成した建築用コンクリートブロツクに
    おいて、両端のウエブシエルをフエイスシエル
    の端面から若干中央へ後退した位置に設けて前
    後のフエイスシエルの両端間に縦方向の凹溝を
    形成し、両端のウエブシエルの上下両面にV字
    形もしくはU字形の切欠きを設け、中央のウエ
    ブシエルの上面または下面にV字形もしくはU
    字形の切欠きを設けたことを特徴とする建築用
    コンクリートブロツク。 (2) 両端のウエブシエルがフエイスシエルの端面
    から10〜30mm後退している実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の建築用コンクリートブロツ
    ク。
JP1987028010U 1987-02-25 1987-02-25 Expired JPH0444725Y2 (ja)

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JP1987028010U JPH0444725Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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JP1987028010U JPH0444725Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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JPS63134019U JPS63134019U (ja) 1988-09-01
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JP1987028010U Expired JPH0444725Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341932U (ja) * 1976-09-14 1978-04-11
JPS5650062A (en) * 1979-09-28 1981-05-07 Toshiba Battery Co Ltd Alkaline battery

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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