JP2847422B2 - コンクリートブロックの組積工法 - Google Patents

コンクリートブロックの組積工法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として基礎梁を構築するために行われ
るコンクリートブロックの組積工法に関するものであ
る。
従来の技術 べた基礎において、基礎梁の部分を型枠コンクリート
ブロックを用いて構築する方法が考えられている。第4
図は、そのような型枠コンクリートブロックを用いた基
礎の施工途中の状態を示したもので、図において、1
は、べた部分を構成する耐圧コンクリートであり、この
耐圧コンクリート1の上面に型枠コンクリートブロック
2が3段に積み上げられている。この耐圧コンクリート
1には、その下端部を予め埋設された縦筋3が上方に突
出されており、この縦筋3が型枠コンクリートブロック
2内に配置されるようにして型枠コンクリートブロック
2を組積し、また上下のコンクリートブロック2間には
水平壁方向の横筋4、5が配置され、この状態で型枠コ
ンクリートブロック2内にコンクリートを充填して、コ
ンクリートブロック2と一体となった基礎梁を構築する
ものである。この場合、図で示すように、縦筋3は、そ
の上端が方形に屈曲された一種のループ状とし、そのル
ープ状となった縦筋3の上端部と最上段のコンクリート
ブロック2の連結部6との間の隙間8に、上端の横筋で
ある上端筋5を介装することが必要とされている。
第5図は、従来の型枠コンクリートブロック2とその
組積方法を示している。型枠コンクリートブロック2
は、図のように互いに対向する同一形状の一対のフェー
スシェル7とそれらフェースシェル7を連結する一対の
連結部6、6とからなる。この場合、各連結部間6、6
間の空間に各々予め立設された縦筋3が通るように配設
されるが、そのためには、図のように縦筋3の上方から
その縦筋3を空間へ挿入させながら組積する必要がある
とともに、各段のブロック2を積み上げる毎に必要な中
間の横筋4を設置し、最後に、上端筋5を壁方向の最端
部から差し込んで取り付けることになる。
なお、米国特許第4,577,447号には、連結部を壁厚方
向の中間部で分割したブロックを、鉄筋の左右両側から
積み上げるようにしたものが記載されている。
発明が解決しようとする課題 上記のように、従来においては、型枠コンクリートブ
ロック2を積み上げる際に、どの段のコンクリートブロ
ック2をも縦筋3の上方まで持ち上げなければならず、
しかも、各連結部6間にその縦筋3が挿入されるように
して設置する必要があることから、このような積み上げ
を手作業で行うと作業員の疲労が大きく、また作業時間
も長くなる欠点がある。また、横筋4、5はブロック2
の積み上げ後に行わなければならないから、配筋作業を
2回に分けて行うこととなって、配筋職人の手配が面倒
となり、かつ、労務コストも増大することになる。のみ
ならず、最上端の上端筋5は、コンクリートブロック2
の積み上げ完了後に、壁方向の最端部より差し込まなけ
ればならないが、通常この種の基礎梁は、単一な直線で
はなく必ずL字型またはT字型に屈曲しているから、現
実には挿入不可能であり、結局かかる基礎そのものが不
可能となっていた。
また、前記米国特許の発明にはよれば、ブロックを側
方から積み上げることができ、したがって、横筋をも予
め配筋しておくことができるが、壁の両側のフェースシ
ェルが分離されているため、コンクリートを充填した際
の側圧によって崩れてしまう恐れがある。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この出願の第1の発明で
は、一方のフェースシェルの壁左右方向の幅が鉄筋間の
隙間よりも小幅である、壁方向の幅の異なる一対のフェ
ースシェルと、これら一対のフェースシェルを各フェー
スシェルの壁方向の一方の端面が壁厚方向の略同一面と
なるようにして連結した一つの連結部とからなるコンク
リートブロックを、小幅のフェースシェルと大幅のフェ
ースシェルとが水平方向に交互となるように、前記鉄筋
間の隙間側方両側からその小幅のフェースシェルを先頭
に挿入して、配列することを特徴とする。
同じく、この出願の第2の発明では、前記第1の発明
において、組積された直線部のブロック壁がT字型に交
差するコーナー部に、そのコーナー部に沿って直角に屈
曲したフェースシェルと平板状のフェースシェルとを一
つの連結部で連結した一対のコーナー用ブロックを、そ
れぞれ各フェースシェルが直線部のフェースシェルへ連
続するようにして積み上げることを特徴とする。
作用 この発明の構成によれば、小幅のフェースシェル側か
ら鉄筋間へ側方より挿入することによって組積すること
ができ、横筋を予め配筋した状態でも作業できる。ま
た、T字型のコーナー部では、一対のコーナー用のブロ
ックをこの出願の第2の発明のように配置することによ
って、各直線部のフェースシェル間の空間部が連続し、
したがって、そのままの状態でそれら直線部にまたがっ
て、一体にコンクリートを打設できる。
実施例 この発明の実施例を示す第1図及び第2図において、
この実施例に使用される型枠コンクリートブロック11
は、壁方向に長い長方形のフェースシェル12と、上下方
向に長い長方形のフェースシェル13とを有している。こ
れらフェースシェル12、13の高さは同一に形成されてい
るが、壁左右方向の幅は、その一方13が小幅に、他方12
が大幅とされている。そして、互いに対向するこれらフ
ェースシェル12、13を、その壁左右方向の一方の端面
が、壁厚方向に互いに同一面にくるようにして、小幅フ
ェースシェル13の他方の端部と大幅フェースシェル12の
中間部とにまたがって、一つの連結部14が一体に形成さ
れている。他方、べた部を構成する耐圧コンクリート15
の基礎梁に対応する部分には、前述したように、その上
端を方形ループ状に折曲した多数の縦筋16、16が壁方向
に間隔をおいて予め埋設されている。更に、この縦筋16
には、3段に積み上げられるブロック11に対して、1段
目と2段目の間に介在される壁方向一対の縦筋17、17
と、最上段のブロック11の上部に配置される壁方向一対
の横筋すなわち上端筋18、18が、各々縦筋16へ予め溶接
して配筋されている。この場合、上端筋18は、方形ルー
プ状に折曲されたコーナー部において、縦筋16の内側に
溶接してある。
そして、上記のように形成されたコンクリートブロッ
ク11は、第1図のように、まず一つのブロック11を、小
幅のフェースシェル13を先頭として側方から前記鉄筋1
6、17、18間へ挿入するようにして設置し、次いで、別
のブロック11を、同様に小幅のフェースシェル13を先頭
にして反対の側方より挿入して、その隣に設置し、これ
を繰り返しながら、小幅のフェースシェル13と大幅のフ
ェースシェル12が壁方向に交互となるように積み上げる
ものである。
第2図で示すように、互いに隣接する一対のブロック
11を積むと、その左右方向の端面間の長さは同じ長さL
でかつ壁厚方向の同一面となる。したがって、壁方向の
端部において、壁厚方向の一方に切れ目が形成されるこ
とがなく、この部分を特別の板で塞ぐ必要がなくなる。
この場合、大幅フェールシェル12の幅L1=260mm、小幅
フェースシェル13の幅L2=140mmとすると、一対のブロ
ック11で幅400mmのフェース面が形成されることにな
る。
なお、図示していないが、第1図のように、破れ目地
に組積した場合、壁方向の端部には1段毎に空隙ができ
るが、この部分には、幅200mmの同一幅の一対のフェー
スシェルと1つの連結部からなるブロックを充填する。
第2図及び第3図中、20は、第1のコーナー用ブロッ
クで、このコーナー用ブロック20は、前記大幅のフェー
スシェル12と同じ大きさの平板状フェースシェル21と、
コーナーの内側の屈曲面に沿うような直角に屈曲したフ
ェースシェル22と、、これらのフェースシェル21、22
を、前記と同じく各フェースシェル21、22の一方の端面
即ち第2図の左右方向の外側の端面27が壁厚方向のほぼ
同一面にくるようにして連結した連結部23とから構成さ
れている。他方、24は、第2のコーナー用ブロックであ
って、前記小幅のフェースシェル13と同じ大きさの平板
状フェースシェル25と、上記第1のコーナー用ブロック
20の直角なフェースシェル22と同じ大きさのフェースシ
ェル26、及び、それらフェースシェル25、26を、それら
の一方の端面即ち第2図左右方向の外側の端面27が壁厚
方向の同じ面上に位置するようにして連結する連結部28
とからなる。そして、T形のコーナー部においては、こ
れら第1及び第2のコーナー用ブロック20、24を、その
平板状フェースシェル25、21がコーナー部とは反対側の
直線部A外壁面に連続するようにし、また、直角なフェ
ースシェル26、22がコーナー側の直線部Bとフェースシ
ェル12、13に連続するようにして配置している。これに
より、直線部A、Bの各フェースシェル間の空間が互い
に連続し、それらの横筋17、18を相互に緊結するととも
に、コンクリートの打設をそのまま一体に行うことがで
きる。
他方、L形のコーナー部においては、一方の直線部A
に連続するようにして、前記第1のコーナー用ブロック
20を配置し、コーナーの外側面側において、この第1の
コーナー用ブロック20と他方の直線部Cの各フェースシ
ェル12、12間の切れ目部分に、L形屈曲したブロック板
29を配置している。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、縦筋の横筋特に上
端筋を先に配筋した場合であっても、その小幅のフェー
スシェルを先頭にして鉄筋間へ挿入することによって、
側方から積み上げることができる。そのため、鉄筋背筋
を一度に行うことができるとともに、コンクリートブロ
ックを上方に持ち上げて連結部間の空間へ縦筋を挿入さ
せながら設置する必要がなく、作業員の疲労を軽減し、
かつ、配筋及び積み上げのための労務費を低減できると
いう効果がある。そして、上端筋を壁方向の端部から差
し込む必要がないから、L形或いはT形に屈曲した基礎
等であっても、このような型枠コンクリートブロックで
構築することが可能となる効果がある。加えて、ブロッ
クを壁厚方向に分割するものではないから、コンクリー
トを打設した際に、側圧によって崩れる恐れがなく、し
たがって、たとえば各ブロックの目地部にモルタルを充
填して、相互に連結しておく必要がないといった利点が
ある。
また、この出願の第2の発明では、T字形のコーナー
部において、その直角に屈曲したフェースシェルが、コ
ーナーの直線部のフェースシェルに連続するように配置
することによって、各直線部のコンクリート充填用空間
部をそのまま連続させることができ、したがって、コン
クリートを一体に打設するために、一方のフェースシェ
ルを切欠する必要がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例においてブロックの積み上
げ方法を示す斜視図、第2図は、ブロックの積み上げ状
態の要部平面図、第3図は、コーナー用ブロックの斜視
図、第4図は、型枠コンクリートブロックを用いた基礎
梁のコンクリート充填前の状態を示す縦断面図、第5図
は、従来の基礎梁におけるブロックの組積方法を示す斜
視図である。 11……型枠コンクリートブロック、 12、13……フェースシェル、14……連結部、 16、17、18……鉄筋、 20、21……コーナー用ブロック、 21、25……平板状フェースシェル、 22、26……屈曲したフェースシェル、 A、B……直線部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−21526(JP,A) 実公 昭30−5944(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/01 102 E04C 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のフェースシェルの壁左右方向の幅が
    鉄筋間の隙間よりも小幅である、壁方向の幅の異なる一
    対のフェースシェルと、これら一対のフェースシェルを
    各フェースシェルの壁左右方向の一方の端面が壁厚方向
    の略同一面となるようにして連結した一つの連結部とか
    らなるコンクリートブロックを、小幅のフェースシェル
    と大幅のフェースシェルとが壁左右方向に交互となるよ
    うに、前記鉄筋間の隙間側方両側からその小幅のフェー
    スシェルを先頭に挿入して、配列することを特徴とする
    コンクリートブロックの組積工法
  2. 【請求項2】前記請求項1において組積された一対の直
    線部のブロック壁がT字型に交差するコーナー部におい
    て、そのコーナー部に沿って直角に屈曲したフェースシ
    ェルと平板状のフェースシェルとを一つの連結部で連結
    した一対のコーナー用ブロックを、それぞれ各フェース
    シェルが直線部のフェースシェルへ連続するようにして
    積み上げることを特徴とするコンクリートブロックの組
    積工法
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