JP2633210B2 - 建築用コンクリートブロック - Google Patents

建築用コンクリートブロック

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JP2633210B2
JP2633210B2 JP6276039A JP27603994A JP2633210B2 JP 2633210 B2 JP2633210 B2 JP 2633210B2 JP 6276039 A JP6276039 A JP 6276039A JP 27603994 A JP27603994 A JP 27603994A JP 2633210 B2 JP2633210 B2 JP 2633210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築用コンクリート
ブロック、特に建築物の窓枠の縦枠に沿って配列するの
に適した建築用コンクリートブロックに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】多数個のコンクリートブロックを組積み
して家屋その他の建物を製造する際、アルミニウム製の
窓枠いわゆるアルミサッシュの縦枠に沿ってサッシュ用
の端部ブロックが配置される。図8は、かかる端部ブロ
ック10の平面図であり、前面板11および後面板12
の各一端(窓枠に接する側)が端板13で連結され、他
端から中央側に引っ込んだ部分が中間板14で連結さ
れ、端板13と中間板14との間に方形の大型空洞15
が縦孔形に形成され、中間板14の外側(図の右側に上
記大型空洞15を二分した形の小型空洞16が縦溝形に
形成される。そして、上記端板13の表面の前半部に
は、中央の段差部13aを介して切欠き段部13bが凹
設されている。なお、上記端板13の上下両面は、前面
板11および後面板12と同じ高さの平坦面に形成さ
れ、中間板14の上下両面にはV字形またはU字形の凹
部14aが形成され、この凹部14aが中間板14の左
右の大型空洞15および小型空洞16を連絡している。
【0003】上記のブロック10は、図9に示すように
左右の向きが反対のものが用意され、端板13を右側に
有するブロック10が窓枠1の左側に、また端板13を
左側に有するブロック10が窓枠1の右側にそれぞれ積
み重ねられる。ただし、上記のブロック10は、図8の
中間の鎖線Aの右側部分で構成される横幅の広いブロッ
ク10Aと交互に重ねられる(図10参照)。そして、
これらの広いブロック10または狭いブロック10Aの
外側に前面板11および後面板12を2枚の中間板14
で連結した形の標準型の建築用コンクリートブロック1
7が組積みされる。
【0004】上記のように組積みされると、これら端部
用のブロック10、10Aおよび標準型ブロック17の
空洞15、16にコンクリートK(図9参照)が充填さ
れ、端部用のブロック10、10Aの切欠き段部13a
にサッシュアンカー18が幅方向に打ち込まれ、しかる
のち左右に対向する端部用ブロック10、10A間の空
間に窓枠1が挿入され、この窓枠1の縦枠が上記サッシ
ュアンカー18の突出端に溶接される。次いで、ブロッ
ク10、10Aと窓枠1の端部間に形成されているL字
形の隙間19の手前側部分(切欠き段部13bに面する
部分)にサッシュ部モルタルLが充填され、上記隙間1
9の屈曲部に硬質ゴムからなる棒状のバックアップ材M
が上下方向に挿入され、上記隙間19の後側部分(段差
部13aに面する部分)に常温硬化型のペースト状エラ
ストマーやパテ等のシーリング材Nが充填される。な
お、上記の説明は、ブロックの千鳥積みの場合である
が、芋積みの場合は、大型ブロック10または小型ブロ
ック10Aのいずれか一方が単独で積み重ねられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上下に
隣接する端部用ブロック10、10Aの接触面、すなわ
ち前面板11、後面板12および端板13の各上下両面
は、総て平滑に研磨仕上げされていたので、上下のブロ
ック10、10Aの接触面に外側から侵入した雨水が矢
印Pで示すように端板13の上面に沿って室内側に流入
するという問題があった。そして、この問題を解消する
ため、上下のブロック10、10Aの接触面に目地モル
タルを塗布しても、この目地モルタルにはクラックが生
じるため、上記雨水の侵入を阻止することができなかっ
た。
【0006】この発明は、上記の端部ブロック、すなわ
ち前面板および後面板の一端を連結する端板を有し、こ
の端板の前半部に段差部を介して切欠き段部が形成さ
れ、この切欠き段部が窓枠の側縁に対向するように上下
に重ねて配置されるようにした建築用コンクリートブロ
ックにおいて、上記端板の上面に沿って雨水が侵入する
のを防ぐようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の建築用コンク
リートブロックは、前面板および後面板の一端を連結す
る端板を有し、この端板の前半部に段差部を介して切欠
き段部が形成され、この切欠き段部が窓枠の側縁に対向
するように上下に重ねて配置されるようにした建築用コ
ンクリートブロックにおいて、上記端板の上面または下
面に止水溝を、該止水溝が端板を横断して一端が上記の
前面板および後面板の間の空洞に、他端が上記段差部の
外面にそれぞれ連通するように凹設したことを特徴とす
る。なお、前面板および後面板を短く形成した場合は、
前面板および後面板の一端のみを上記の端板で連結する
ことができ、また前面板および後面板を長く形成した場
合は、一端を上記の端板で、他端寄りの部分を中間板で
それぞれ連結することができる。
【0008】
【作用】この発明の建築用コンクリートブロックは、従
来と同様に窓枠の両側面に対向する位置に組積みされ
る。そして、組積み後、前面板および後面板の間の空洞
にコンクリートが充填され、上記ブロックの切欠き段部
にサッシュアンカーが打ち込まれ、しかるのち左右のブ
ロック間の窓枠取付け空間に窓枠が挿入され、この窓枠
の縦枠が上記サッシュアンカーに溶接される。次いで、
上記ブロックの切欠き段部と窓枠の端部間の隙間にサッ
シュ部モルタルが充填され、上記切欠き段部および段差
部の交差部に丸棒状のバックアップ材が挿入され、更に
上記段差部と窓枠との間の隙間に常温硬化型のペースト
状エラストマーからなるシーリング材が充填される。
【0009】しかして、このシーリング材が充填される
段差部の隙間は、端板の上面または下面に凹設した止水
溝に連通しているため、上記シーリング材は、上記の隙
間に充填されるのに伴って該隙間から止水溝に流入して
止水溝および上下の隣接する端板との間の隙間を埋め、
この止水溝を埋めたシーリング材が止水溝の一端側空洞
に充填されているコンクリートと他端側の隙間に充填さ
れているシーリング材とを接続して端板上を横断する隔
壁を形成する。したがって、組積みされたブロックの外
側で降った雨水が上下のブロック間の隙間に侵入して
も、その端板上面に沿った流入が上記シーリング材から
なる隔壁で阻止され、雨水の屋内侵入が防止される。
【0010】なお、前面板および後面板の間の空洞を、
端板に形成した段差部の背面側に延びるように形成し、
この背面側に延びた部分の空洞に止水溝の一端を連通さ
せることにより、止水溝を短い直線状に形成することが
でき、止水溝に対するシーリング材の充填が容易にな
る。また、ブロックの上面は、成形、養生後に研磨仕上
げされるが、前面板と止水溝との間の端板上面または下
面にその全面にわたって止水溝よりも浅い凹部を形成す
ることにより、端板の上面研磨仕上げを省略することが
可能になる。
【0011】
【実施例】図2に示す建築用コンクリートブロック20
は、幅の狭い小型のものであり、前面板21および後面
板22の各一端を端板23で連結して形成される。この
端板23は、前面板21の一端に連結された前半部23
aと、後面板22の一端に連結された後半部23bと、
上記前半部23aの後端および後半部23bの前端をこ
れらと直角に連結する中間部23cとからなり、平面形
状がクランク状に屈折している。
【0012】そして、前半部23aの側面が上記ブロッ
ク20の端面に切欠き段部を形成し、中間部23cの前
面が上記ブロック20の端面に段差を形成すると共に、
前面板21および後面板22の間の縦溝形の小型空洞2
4が上記中間部23cの背面側に回り込むように形成さ
れ、この中間部23cの上面に中間部23cを斜めに横
断する止水溝23dが凹設され、その一端が上記小型空
洞24の回り込み部に、また他端が中間部23c前面の
段差部にそれぞれ連通する。
【0013】図3に示す建築用コンクリートブロック3
0は、図2のブロック20に比べて幅が広い大型のもの
であり、前面板31および後面板32の各一端を端板3
3で、また他端に近い部分を中間板34でそれぞれ連結
して形成される。端板33は、図2の例と同様に前半部
33a、後半部33bおよび中間部33cによって平面
形状がクランク状の屈折形状に形成され、前半部33a
の側面が上記ブロック30の端面に切欠き段部を、また
中間部33cの前面が上記ブロック30の端面に段差を
それぞれ形成する。
【0014】そして、前面板31、後面板32、端板3
3および中間板34に囲まれた縦孔形の大型空洞35が
上記中間部33cの背面側に回り込むように形成され、
この中間部33cの上面に中間部33cを斜めに横断す
る止水溝33dが凹設され、その一端が上記大型空洞3
5の回り込み部に、また他端が中間部33cの前面にそ
れぞれ連通する。また、上記ブロック30の他端には、
前面板31、後面板32、および中間板34に囲まれた
縦溝形の小型空洞36が形成され、この小型空洞36お
よび上記の大型空洞35が中間板34の上下両面に形成
されたV字形またはU字形の溝形凹部34aによって連
絡される。
【0015】上記図2の小型の建築用コンクリートブロ
ック20および図3の大型の建築用コンクリートブロッ
ク30は、千鳥積みの場合は、前記図8〜図10の例と
同様に、窓枠1の両側に交互に重ねられる。また、芋積
みの場合は、図2に示す小型ブロック20または図3に
示す大型ブロック30のいずれか一方のみが真っ直ぐに
重ねられる。図1は、上記の小型ブロック20のみを窓
枠1の両側に重ねた状態の平面図である。ただし、大型
のブロック30のみを重ねた場合、また小型ブロック2
0および大型ブロック30を交互に重ねた場合も、窓枠
1の周囲の形態は図1と同じになる。
【0016】上記の小型ブロック20が組積みされる
と、該ブロック20の小型空洞24にコンクリートKが
充填され、上記ブロック20の端板23の前半部23a
にサッシュアンカー(図示されていない)が打ち込ま
れ、左右に対向して配列された小型ブロック20の列間
に窓枠1が挿入され、上記のサッシュアンカーに溶接で
固定される。次いで、上記端板23の前半部23aと窓
枠1との間の隙間26aにサッシュ部モルタルLが充填
され、上記隙間26aの奥26bに前記のバックアップ
材Mが上下方向に挿入され、上記端板23の中間部23
cと窓枠1との間の隙間26cに前記のシーリング材N
が充填される。このとき、このシーリング材Nの一部が
止水溝23dに進入して止水溝23d上の空間を埋め、
このシーリング材Nが上下のブロック20間に隔壁を形
成する。したがって、雨水が端板23の上面に沿って矢
印P方向に侵入するのが上記止水溝23d上のシーリン
グ材Nで防止される。
【0017】図4は他の建築用コンクリートブロック4
0の下面図であり、このブロック40は、上記図3に示
した大型ブロック30とほぼ同様に、前面板41および
後面板42の各一端を端板43で、また他端に近い部分
を中間板44でそれぞれ連結して形成される。端板43
は、前半部43a、後半部43bおよび中間部43cに
よって平面形状がクランク状の屈折形状に形成され、前
半部43aの側面が上記ブロック40の端面に切欠き段
部を、また中間部43cの前面が上記ブロック40の端
面に段差をそれぞれ形成する。そして、中間板44の片
側に縦孔形の大型空洞45が上記中間部43cの背面側
に回り込むように形成され、この中間部43cの下面に
止水溝43dが凹設され、上記大型空洞45と中間部4
3cの前面を連通させる。また、上記ブロック40の他
端には、縦溝形の小型空洞46が形成され、この小型空
洞46および上記の大型空洞45が中間板44の上面お
よび下面にそれぞれ形成された溝形凹部44a、44b
(図5参照)によって連絡される。
【0018】しかして、この実施例では(図4、図6参
照)、端板43の前半部43aの下面全域(ただし、前
面板41との交差部を除く)に浅い凹部43eが形成さ
れる。そして、この端板43の下面内側の縁に沿って斜
面43fが形成され、かつ前面板41および後面板42
の各下面内側の縁に沿って下面段部41aおよび42a
が凹設される(図5参照)。一方、前面板41および後
面板42の各上面は平坦に形成される。また、前面板4
1および後面板42の各他端面には、内側の縁に沿って
上記の下面段部41aおよび42aに続く端面段部41
bおよび42b(図4参照)がそれぞれ形成される。そ
して、後面板42の外側の縁に沿って縦方向の噛合い突
条42cが突設され、前面板41の外側の縁に沿って縦
方向に上記の噛合い突条42cに対応する噛合い段部4
1cが凹設される。
【0019】上記図4の建築用コンクリートブロックに
おいて、中央付近の鎖線Sよりも右側の部分を除去し、
残った左側部分の右端面(鎖線Sの部分)に上記同様の
端面段部41b、42b、噛合い段部41cおよび噛合
い突条42cを形成し、それ以外は、上記同様にして小
型の建築用コンクリートブロック40Aを構成すること
ができる。そして、この小型のブロック40Aおよび大
型のブロック40をそれぞれ単独で、またはこれらを交
互に積み重ねて窓枠取付け部が形成される。
【0020】図7は、窓枠の両側に隣接する小型ブロッ
ク40Aまたは大型ブロック40の外側に配置される標
準型ブロック50の一例を示す下面図であり、前面板5
1および後面板52を左右2枚の中間板53で連結して
形成される。左右の中間板53の間には縦孔形の大型空
洞54が、また外側には縦溝形の小型空洞55がそれぞ
れ形成され、この大型空洞54および小型空洞55が中
間板53の上下の溝形凹部53aによって連絡される。
そして、前面板51および後面板52の各下面内側の縁
に沿って下面段部51a、52aが凹設される。また、
前面板51と後面板52の左右の端面には、内側の縁に
沿って上記の下面段部51a、52aに続く端面段部5
1b、52bがそれぞれ凹設される。更に、前面板51
の左端面および後面板52の右端面にそれぞれ噛合い突
条51c、52cが突設され、前面板51の右端面およ
び後面板52の左端面にそれぞれ噛合い段部51d、5
2dが凹設される。
【0021】上記の大型の建築用コンクリートブロック
40、小型の建築用コンクリートブロック40Aは、窓
枠取付け位置の両側にそれぞれ単独で、または交互に積
み重ねられ、その外側に標準型建築用コンクリートブロ
ック50が積み重ねられる。この場合、上下に重なる上
記大型ブロック40の前面板41、41間および後面板
42、42間にそれぞれ上側に位置する前面板41の下
面段部41aおよび後面板42の下面段部42aによっ
て横溝47(図5参照)が空洞45、46と接するよう
に形成されるため、上記の空洞45、46にコンクリー
トK(図1参照)を充填した際、このコンクリートKの
一部が上記の横溝47に進入して上下の前面板41同士
および後面板42同士を結合し、いわゆる打込み目地が
形成される。
【0022】また、上記組積みによって上記の大型ブロ
ック40または小型ブロック40Aの前面板41、後面
板42と側方に位置する標準型ブロック50の前面板5
1、後面板52との間には(図4参照)、それぞれ両者
の端面段部41b、51b、42b、52bによって縦
溝48が空洞46、55と接するように形成されるた
め、上記の空洞46、55に充填されたコンクリートK
の一部が上記の縦溝48に進入して左右の前面板41、
51を、また後面板42、52をそれぞれ結合し、いわ
ゆる打込み目地が形成される。
【0023】なお、図4ないし図7に示されたブロック
40、50の前面板41、51、後面板42、52の上
下両面は、研磨仕上げされるが、図4ないし図6に示さ
れるブッロク40の端板43の前半部43aの下面に凹
部43eを設けることにより、この前半部43aの下面
に対する研磨仕上げが不要になる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、前面板およ
び後面板の一端を連結する端板を有し、この端板の前半
部に段差部を介して切欠き段部が形成され、この切欠き
段部が窓枠の側縁に対向するように上下に重ねて配置さ
れるようにした建築用コンクリートブロックにおいて、
上記端板の上面または下面に止水溝を、該止水溝が端板
を横断して一端が上記の前面板および後面板の間の空洞
に、他端が上記段差部の外面にそれぞれ連通するように
凹設したものであるから、窓枠取付け部に従来と同様に
組積みし、上記ブロックの空洞にコンクリートを充填
し、ブロックと窓枠間の隙間にサッシュ部モルタル、バ
ックアップ材およびシーリング材を充填した際、窓枠端
部の背面側に充填したシーリング材が上記の止水溝に流
入して端板の上を横断する隔壁が形成される。したがっ
て、雨水が上下のブロックの端板間を通って屋内に侵入
するのが防止される。しかも、止水溝の他端は、段差部
の外面に開口するので、シーリング材の充填跡がほとん
ど目立たない。
【0025】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した建築用コンクリートブロックにおいて、前面板お
よび後面板の間の空洞を端板に形成した段差部の背面側
に延びるように形成し、この背面側に延びた部分の空洞
に止水溝の一端を連通したものであるから、上記の止水
溝を短い直線状に形成することができ、そのため止水溝
に対するシーリング材の充填が容易になり、上記雨水の
侵入を一層確実に防止することができる。
【0026】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に記載された建築用コンクリートブロックにおい
て、前面板と止水溝との間の端板上面に止水溝よりも浅
い凹部を、上記の前面板および後面板の間の空洞と上記
切欠き段部とにまたがって形成したものであるから、端
板上面の研磨仕上げを、上記凹部の分だけ省略すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロックを組積みした状態の横断面図
である。
【図2】実施例の斜視図である。
【図3】他の実施例の斜視図である。
【図4】更に他の実施例の下面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】標準型ブロックの下面図である。
【図8】従来のブロックの平面図である。
【図9】図8のブロックを組積みした状態の横断面図で
ある。
【図10】図9の正面図である。
【符号の説明】
1:窓枠 K:コンクリート L:サッシュ部モルタル M:バックアップ材 N:シーリング材 20、30、40、40A、50:建築用コンクリート
ブロック 21、31、41、51:前面板 22、32、42、52:後面板 23、33、43:端板 23a、33a、43a:端板の前半部(端板の切欠き
段部) 23b、33b、43b:端板の後半部 23c、33c、43c:端板の中間部(端板の段差形
成部) 23d、33d、43d:止水溝 24、34、35、36、45、46:空洞 34、44、53:中間板 34a、44a、44b:溝形凹部 41a、42a、51a、52a:下面段部 41b、42b、51b、52b:端面段部 41c:噛合い段部 42c:噛合い突条 43e:凹部 43f:斜面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面板および後面板の一端を連結する端
    板を有し、この端板の前半部に段差部を介して切欠き段
    部が形成され、この切欠き段部が窓枠の側縁に対向する
    ように上下に重ねて配置されるようにした建築用コンク
    リートブロックにおいて、上記端板の上面または下面に
    止水溝を、該止水溝が端板を横断して一端が上記の前面
    板および後面板の間の空洞に、他端が上記段差部の外面
    にそれぞれ連通するように凹設したことを特徴とする建
    築用コンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した建築用コンクリート
    ブロックにおいて、前面板および後面板の間の空洞が端
    板に形成した段差部の背面側に延びるように形成され、
    この背面側に延びた部分の空洞に止水溝の一端が連通す
    る建築用コンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された建築用コ
    ンクリートブロックにおいて、前面板と止水溝との間の
    端板上面または下面に止水溝よりも浅い凹部を、上記の
    前面板および後面板の間の空洞と上記切欠き段部とにま
    たがって形成した建築用コンクリートブロック。
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