JP2007021735A - プロファイル作成方法及び印刷管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本機印刷機間又は異なる印刷方法の印刷機間又は本機印刷機とモニタ、デジタルプルーフなどその他のデバイスとのカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程にて印刷紙面内の印刷方向濃度ムラの影響を抑えることで本機印刷機の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを作成する方法を提供する。
【解決手段】本機印刷機にて印刷される紙面11内に印刷方向に沿って色濃度を測定するためのパッチバー12、13を配置し、パッチバーを測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布状態を把握し、色濃度変化の少ない領域をプロファイリングターゲット31の寸法を加味して選択し、その領域にプロファイリングターゲット31を配置し印刷を行うことにより、プロファイリングターゲット31への印刷方向の色濃度ムラの影響を最小限に抑え本機印刷機の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを作成する方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、オフセット印刷機やグラビア印刷機などの本機印刷機間、又は本機印刷機のモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラといった、その他のカラー画像表示デバイスとのカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程における本機印刷機のプロファイル作成方法及び印刷管理方法に関する。
従来、製版印刷工程で使われるスキャナ、モニタ、校正機、印刷機などの各機器間のスキャン画像色、モニタ上の表示色、印刷物の再現色におけるカラーマッチングは、熟練した技能を持ったオペレータの経験とノウハウにより行われていた。しかし、このような方法ではカラーマッチングの精度はオペレータにより左右される状況であった。
そこで、これらの問題点を改善するためにICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネージメントシステムが提案され、注目を浴びている。
ICCプロファイルを使用するカラーマネージメントシステムでは、スキャナ、モニタ、校正機、印刷機などといった入出力機器の色特性を記述したデバイスプロファイルを作成し、このデバイスプフロファイルに基づきコンピュータの演算によって機器間のカラーマッチングを実現する。
このデバイスプロファイルは、プロファイリングターゲットと呼ばれるターゲットをその機器ごとに出力した後、色彩計などで測定をし、所定のアルゴリズムによってコンピュータで演算を行い作成される。プロファイリングターゲットとプロファイルを作成するアルゴリズムを内蔵したソフトウェアは各社より様々な製品が発売されている。
しかし、正確なカラーマッチングを行うには各機器の色再現を正確に再現したデバイスプロファイルが必要となるが、例えば、一般にデジタルプルーフと呼ばれる出力機では、印刷紙面内で安定した出力物が得られるため、正確なデバイスプロファイルの作成が行い易く、カラーマネージメントシステムの使用の際に大きな問題を指摘されていない。しかしオフセット印刷機やグラビア印刷機などの本機印刷機へのカラーマネージメントシステムの適用の際には、印刷機から出力される印刷物の安定性などにより、プロファイリングターゲット内の均一性が問題となり、色再現を正確に再現したデバイスプロファイル作成の障害になっている。
従来の本機印刷機プロファイルの作成方法としては、プロファイルを作成する本機印刷機で印刷される面内にプロファイリングターゲット、たとえばIT8.7/3などの汎用カラーチャートを配置し、このプロファイリングターゲットを大量に印刷した印刷物の中の1枚を選び、この印刷物から本機印刷機プロファイルを作成している場合が多い。
通常、本機印刷機の印刷面内には、用紙の流れ方向、幅方向ともに濃度の差が生じており、特にオフセット印刷では印刷紙(用紙)の幅方向(印刷方向に対して直交する方向)に一定間隔に配置されたインキキーの開度により、幅方向の濃度差が生じ易くなる。インキキー各々の開度を調整することにより濃度差を低減することは可能であるが、完全に排除することは難しい。
この問題を解決するため、プロファイリングターゲットをオフセット本機印刷機の1つのインキキー幅内に納めるように設計し、濃度ムラの影響を抑える方法も考案されている
が、この方法では1つのインキキー幅は一般に25〜40mm程度であることから、プロファイルターゲットは印刷紙の印刷方向(用紙の流れ方向)に長くなり、印刷紙の印刷方向の濃度ムラの影響を受け易くなる。(例えば、特許文献1を参照。)
近年、印刷紙の幅方向にカラーバーを配置し、印刷中にオンラインもしくはオフラインで紙幅方向の濃度の測定、制御を行う機器が印刷機メーカーなどから上市されており、インキキー開度による紙幅方向の濃度ムラを少なくすることが可能となってきている。
しかし印刷紙の印刷方向の濃度ムラは、本機印刷機の回転するローラや、軸方向に左右に往復運動をしながら回転するローラ、例えば揺動ローラなどの組み合わせにより発生する機構的な要素が大きく、印刷紙の幅方向の濃度ムラの調整のように発生状態を良好に調整することは難しい。
以下に、本発明に関連する公知の特許文献を記載する。
特開2002−326343号公報 特開2002−333874号公報 特開2003−6629号公報 特開2003−46796号公報
本発明が解決しようとしている課題は、本機印刷機間、又は異なる印刷方法を用いた印刷機間、又は本機印刷機とモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラといった、他のデバイスとのカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程において、印刷紙面内の印刷方向の濃度ムラの影響を抑えることで、機器の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを作成する方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、印刷方向に配置したパッチの測定から求められた印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布に基づいて、印刷方向の色濃度変化の少ない印刷紙領域を選択し、その印刷紙領域に複数のパッチを有するプロファイリングターゲットを配置して印刷を行い、該プロファイリングターゲットの印刷物に基づいて印刷機のプロファイルを作成することを特徴とするプロファイル作成方法である。
本発明の請求項2に係る発明は、複数の印刷機に適用するプロファイルを作成するプロファイル作成方法であって、印刷方向に配置したパッチの測定から求められた各印刷機の印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布に基づいて、印刷方向の色濃度変化の少ない印刷紙領域、且つ複数の印刷機間で同様の色濃度となる印刷紙領域を選択し、その印刷紙領域に複数のパッチを有するプロファイリングターゲットを配置して印刷を行い、該プロファイリングターゲットの印刷物に基づいて印刷機のプロファイルを作成することを特徴とするプロファイル作成方法である。
本発明の請求項3に係る発明は、印刷物のプロファイリングターゲットから作成されたプロファイルをカラーマッチングに使用して作成された出力物を見本として印刷を行う際の印刷管理方法であって、印刷方向に印刷紙面内の色濃度を測定するためのパッチを配置し、該パッチを測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布を求め、プロファイル作成時の印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布と比較することにより、色濃度分布の差
分を算出し、該差分を解消するように印刷機の制御を行うことを特徴とする印刷管理方法である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項3に係る印刷管理方法において、色濃度分布状態は一致するが色濃度差が異なる場合に、前記色濃度分布の差分を解消するような印刷機の制御として、印刷機の印刷幅方向全体のインキキー開度の調整、又は/及び、インキ供給用ローラーのインキ供給量の調整を行うことを特徴とする印刷管理方法である。
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項3に係る印刷管理方法において、色濃度分布状態が一致しない場合に、前記色濃度分布の差分を解消するような印刷機の制御として、印刷機の印刷幅(左右)方向に往復揺動運動しながら回転する揺動回転ローラーの揺動幅(振幅)の調整を行うことを特徴とする印刷管理方法である。
本発明によれば、本機印刷機で印刷される印刷紙面内で、濃度ムラを最小限に抑えたプロファイリングターゲットの印刷が可能となり、本機印刷機間、又は異なる印刷方法を用いた印刷機間、又は本機印刷機のモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラといった、他のデバイスとのカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程において、本機印刷機の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを提供することが可能となり、併せて、実際の印刷時に本機印刷機によるプロファイリングターゲット印刷時の印刷条件が再現可能となり、本機印刷機から作成された前記プロファイルを使用した他の本機印刷機、及び他の印刷機、及び本機印刷機のモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラといった、他のデバイスからの出力物に対して、精度の高いカラーマッチングを付与することが可能となる。
このように本発明は、本機印刷機にて印刷される紙面内に印刷方向に沿って色濃度を測定するためのパッチ配列を配置し、パッチ配列を測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布状態を把握し、色濃度変化の少ない領域をプロファイリングターゲットの寸法を加味して選択し、その領域にプロファイリングターゲットを配置して印刷を行うことにより、プロファイリングターゲットへの印刷方向の色濃度ムラの影響を最小限に抑え、本機印刷機の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを作成することができるものであり、本機印刷機間又は異なる印刷方法の印刷機間又は本機印刷機とモニタ、デジタルプルーフなどその他のデバイスとのカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程にて、印刷紙面内の印刷方向の色濃度ムラの影響を抑えることにより、本機印刷機の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを作成する方法を提供することが可能になるものである。
本発明の実施の形態について以下に図面を使用して説明する。但し、以下の内容はひとつの実施の形態及び実施例であり、本発明の請求の範囲を限定するものではない。
本発明は、プロファイルを作成したい本機印刷機にて印刷される印刷紙面内に、その印刷紙の印刷方向に沿って印刷紙面内の色濃度を測定するための複数の異なる色調パッチを一列に配列して構成される細長いパッチ配列を配置する。
そして、このパッチ配列の各色調パッチの色濃度を測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布状態を把握し、該色濃度分布状態から色濃度変化の少ない領域を選択して、その領域内に多数の異なる色調パッチを印刷方向に複数列及び印刷幅方向に複数桁に配列して構成されるプロファイリングターゲットを配置して印刷を行う。
これにより、該プロファイリングターゲットに対する印刷方向の濃度ムラの影響を最小限に抑えて、色再現特性を精度よく反映させた、印刷機のプロファイルを作成するものである。
また、本発明は、プロファイルを作成したい複数の本機印刷機にて印刷されるそれぞれの印刷紙面内に、その印刷紙の印刷方向に沿って印刷紙面内の色濃度を測定するための複数の異なる色調パッチを一列に配列して構成される細長いパッチ配列を配置する。
そして、このパッチ配列の各色調パッチの色濃度を測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布状態を把握し、該色濃度分布状態から色濃度変化の少ない領域、且つ複数印刷機間で同様の色濃度となる領域を選択し、その領域内に多数の異なる色調パッチを印刷方向に複数列及び印刷幅方向に複数桁に配列して構成されるプロファイリングターゲットを配置して印刷を行う。
これにより、該プロファイリングターゲットに対する印刷方向の濃度ムラの影響を最小限に抑え、且つ複数印刷機間でのプロファイリングターゲット作成条件を均一化して、色再現特性を精度よく反映させた、印刷機のプロファイルを作成するものである。
また、本発明は、同一の印刷方法を用いた本機印刷機間又は異なる印刷方法を用いた他の印刷機間のカラーマッチング、又は前記本機印刷機とモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラ等の他のデバイスとの間のカラーマッチングを計るためのカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程における印刷管理方法である。
本発明の上記の印刷管理方法は、本機印刷機による印刷物と、該本機印刷機による印刷物の多数の異なる色調パッチを印刷方向に複数列及び印刷幅方向に複数桁に配列して構成されるプロファイリングターゲットから作成されたプロファイルをデジタルプルーフなど他のデバイスのカラーマッチングに使用して作成された出力印刷物とを比較する際に、該出力印刷物の印刷紙面内に、その印刷紙の印刷方向に沿って印刷紙面内の色濃度を測定するための複数の異なる色調パッチを一列に配列して構成される細長いパッチ配列を配置して、該パッチ配列の各色調パッチの色濃度を測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布状態を把握するものである。
そして、把握した前記色濃度分布状態を、前記本機印刷機によるプロファイリングターゲット印刷時の印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布状態と比較することにより色濃度分布の差分を算出する。
そして、該差分を解消するように、本機印刷機に対して印刷制御を行うことにより、同じ印刷条件を再現できるように印刷管理するものである。
図1は、本機印刷機の色再現特性を精度よく反映させたプロファイルを作成するプロセスを説明するフローチャートであり、図2は、本機印刷機にてプロファイリングターゲット(例えば、複数の各色の四角形状のカラーパッチを縦横に配列した矩形状カラーチャート)を印刷紙11面上に配置する位置を決定する際に使用する印刷物10を示し、印刷紙11面上に印刷されたパッチ配列12、13の配列状態を示す。なお、配列の形態としては、これに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施が可能である。
まず、ステップS1にて、本機印刷機でプロファイリングターゲットを印刷紙面上に配置する位置を決定する際に使用するプロファイリングターゲット配置位置決定用の複数の異なる色調の色調パッチを1列に配列した各々パッチ配列12、13を印刷方向に沿ってその印刷幅方向の両端部に配置して印刷するための印刷版(刷版)を製版する。
次にステップS2にて、プロファイリングターゲットを印刷紙面上に配置する位置を決定するために、前記印刷版を本機印刷機に取り付け、該本機印刷機を用いて印刷紙面11に印刷を行って、図2に示すように、印刷紙11面の印刷方向に沿って、その印刷幅方向の両端部に、複数の異なる色調の色調パッチを1列に配列した各々パッチ配列12、13の印刷された印刷物10を得る。
次にステップS3にて、前記ステップS2にて得られた印刷物10を用いてプロファイリングターゲットを印刷紙11面上に配置する位置を決定する。
次にステップS4にて、前記ステップS3にて決定された印刷紙11面の位置に、プロファイリングターゲットを配置して印刷するための印刷版(刷版)を製版する。
次にステップS5にて、プロファイリングターゲットを印刷紙11面上に配置した印刷物を得るために、前記ステップS4にて製版された前記印刷版を本機印刷機に取り付け、該本機印刷機を用いて印刷紙11面に印刷を行って、図5に示すように、印刷紙11面に、多数の異なる色調パッチを印刷方向に複数列及び印刷幅方向に複数桁に配列して構成されるプロファイリングターゲット31の印刷されたプロファイリングターゲット印刷物14を得る。なお、その際に、図示するように該印刷紙11面の印刷方向に沿ってその印刷幅方向の両端部に各々パッチ配列12、13が印刷されていてもよい。
次にステップS6にて、前記ステップS5にて印刷されたプロファイリングターゲット31からプロファイルの作成を行う。
印刷紙11の紙面内には、その印刷紙11の印刷方向(用紙の流れ方向)の濃度を測定するために、印刷紙11の印刷方向に沿って色濃度測定用のパッチ配列として、例えば、2本のパッチ配列12、13をその印刷幅方向の両端部に配置する。なお、配置するパッチ配列の本数は、これに限らず、配置位置もこれに限らない。
前記パッチ配列に一列に配列する各々色調パッチの数、即ち色数は、本機印刷機で使用するインキの色数に対応させて構成されており、一般的なプロセス4色と呼ばれるブラック、シアン、マゼンタ、イエローを使用した本機印刷機では、この4色の色調パッチを必ず含む形で構成され、印刷紙11の印刷方向(用紙の流れ方向)全体にわたって繰り返し配置されているが、4色以外に各インキの掛け合わせで構成された色調パッチを含んでいても良い。
図3は、前記ステップS3にて本機印刷機にて印刷物10を用いてプロファイリングターゲット31を印刷紙11面上に配置する位置を決定するためのプロファイリングターゲット配置位置設定装置である。
色濃度測定手段21にて、本機印刷機にて印刷された印刷紙11面上のパッチ配列(例えば、各々パッチ配列12、13)を走査して測定する。なお、パッチ配列の測定には、色濃度測定手段21を使用するが、色濃度値を計測、算出できる装置であれば濃度の測定方式は問わない。
色濃度測定手段21で測定された色濃度値は、プロファイリングターゲット配置解析手段22に渡し、印刷紙11面内にプロファイリングターゲット31を配置する配置位置を決定する。
なお、本機印刷機による印刷時における印刷紙の紙幅方向(印刷方向に対して直交する
方向)の濃度は、インキキーなどにより濃度が一定となるように調整を行うが、この調整は、印刷中にオンライン(本機印刷機上)もしくはオフライン(本機印刷機外)にて印刷紙の紙幅方向の濃度を色濃度測定手段(色濃度計)にて測定し、その測定値に基づいてインキキー制御を行う機器を用いても良く、また手動によりインキキーの調整を行っても良いが、この印刷紙の紙幅方向の濃度調整制御方法はこれに限らない。
図4は、前記ステップS3において、プロファイリングターゲット31を印刷紙11面上に配置するための配置位置を決定する際に行う前記プロファイリングターゲット配置解析装置22によるプロファイリングターゲット配置位置の解析方法の一例であり、その解析方法のプロセスを説明するフローチャートである。
まず、ステップS3−1にて、前記印刷紙11面に印刷物10として印刷方向に一列に配列して印刷されたパッチ配列の各色調パッチの印刷方向の色濃度状態を把握するために、前記色濃度測定手段21で測定された印刷物10のパッチ配列(例えば、各々パッチ12、13)の各色調パッチの印刷方向の色濃度色が、プロファイリングターゲット配置解析装置22にデータ信号として入力される。
次にステップS3−2にて、印刷紙11面内のパッチ配列(例えば、各々パッチ配列12、13)の色濃度値の代表値となる基準値を設定する。
この基準値の設定方法は、前記ステップS3−1で把握された印刷紙11の印刷方向(用紙流れ方向)の同一色における色濃度分布の中央値(基準値)を算出して設定されるものである。あるいは、印刷方向の色濃度分布の平均値を用いても良く、また任意の色濃度値を入力して使用しても良い。
次にステップS3−3にて、前記本機印刷機にて後に印刷紙11面に印刷物14として印刷するためのプロファイリングターゲット31の寸法値(印刷方向の長さと、その印刷方向と直交する印刷幅方向の長さ)を入力する。
ステップS3−4にて、色濃度値の基準値、及び印刷方向の濃度ムラ変動状態、及びプロファイリングターゲットの寸法値を考慮したプロファイリングターゲット31の印刷紙11面内の配置位置を決定する。
次にステップS3−5にて、プロファイル作成プログラムソフト(プロファイリングターゲット画像出力シミュレーションプログラムソフト)を用いて、上記印刷物10(又は印刷物11)のパッチ配列12、13から得られた印刷方向の各色調の色濃度に基づいて、プロファイリングターゲット予想画像と、そのプロファイリングターゲット内の印刷方向の濃度ムラの予想発生状態とをディスプレイ画面(液晶表示画面、CRT画面)上にシミュレーション画像として表示する。
その後に、図1に示すステップS4、S5を経て、印刷紙11面内の決定された配置位置に、上記の本機印刷機と同一の印刷方法を用いた本機印刷機、又は異なる印刷方法を用いた他の印刷機、又は前記本機印刷機と関連するモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラ等の他のデバイスを用いて、プロファイリングターゲット31の印刷された印刷物14、又は出力物14を作成する。
続いて、図1に示すステップS6にて、前記ステップS5にて作成して得られた印刷物14又は出力物14のプロファイリングターゲット31からプロファイルを作成する。
そして、このようにして作成されたプロファイルに基づいて、上記本機印刷機と同一の
印刷方法を用いた本機印刷機との間、又は異なる印刷方法を用いた他の印刷機との間のカラーマッチング、又は前記本機印刷機と、モニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラ等の他のデバイスとの間のカラーマッチングを計るためのカラーマネージメントを行うものである。
図5に、以上のステップを経て決定された印刷紙11面内の配置位置に、プロファイリングターゲット31を配置して印刷された印刷物14を示す。
図6は、本発明におけるプロファイリングターゲット31の印刷時状態確認法であり、本機印刷機にて上記ステップS1、S2、S3(S3−1、S3−2、S3−3、S3−4、S3−5)の各ステップを経て決定された紙面内配置位置に、上記ステップS4、S5の各ステップを経て印刷紙11にプロファイリングターゲット31を配置して印刷された図5に示した印刷物14の紙面上のパッチ配列12、13を、色濃度測定手段21にて測定する。なお、パッチ配列12、13の測定は色濃度測定手段21を使用するが、濃度値を算出できる装置であれば濃度の測定法は問わない。
図6に示すように、色濃度測定手段21で測定された印刷物14(図5参照)の各パッチ配列12、13の各色調パッチの色濃度値は、色濃度データとして印刷方向濃度解析手段42に渡すとともに、該印刷物14の印刷紙11の紙面内の印刷方向(用紙流れ方向)の色濃度と、プロファイリングターゲット31を印刷紙11の紙面上に配置する位置を決定する段階で印刷された印刷物10(図2参照)の印刷紙11の紙面内の印刷方向(用紙流れ方向)の色濃度とについて比較を行う。
これにより、印刷紙11の紙面内の印刷方向(用紙流れ方向)の色濃度ムラの差分の把握が可能となり、印刷紙11の紙面上にプロファイリングターゲット31の印刷を行って印刷物14を得る際に、この差分を解消するような制御(印刷制御)を行うことにより、プロファイリングターゲット31を印刷紙11の紙面上に配置する位置を決定する際の本機印刷機による印刷物10と同じ本機印刷機状態をプロファイリングターゲット31の印刷において再現することができる。
印刷紙11の紙面上にプロファイリングターゲット31の印刷を行って印刷物14を得る際の上記制御は、印刷における印刷幅方向の色濃度の制御であり、例えば、色濃度分布状態は一致するが、色濃度差が異なる場合には、印刷紙11の印刷幅方向全体のインキキー開度の調整により行うことができる。
また、前記制御は、その他に、本機印刷機へインキを供給するローラのインキ供給量を調整しても良い。
また、色濃度分布状態が一致しない場合には、本機印刷機の軸方向に左右に往復運動をしながら回転するローラ、例えば揺動ローラーの揺動位相(揺動周期、揺動振幅)を変えることで調整することができる。
なお、本機印刷機による印刷時における印刷幅方向の濃度は、プロファイリングターゲットの印刷幅方向の色濃度が一定となるようにインキキーなどにより調整を行うが、この調整は印刷中にオンラインもしくはオフラインで印刷幅方向の色濃度を測定し、その測定値に基づいてインキキー制御を行う濃度制御機器を用いても良く、また、手動によりインキキーの調整を行っても良いが、方法はこれに限らない。
図1に示すステップS1、S2、S3、及び図4に示すステップS3−1、S3−2、S3−3、S3−4、S3−5の各ステップを経て決定された印刷紙11の紙面内配置位
置にプロファイリングターゲット31を配置印刷することにより、本機印刷機にて印刷を行い、プロファイル作成のためのプロファイリングターゲット31が印刷された印刷物14を得ることができる。
複数の本機印刷機でプロファイルを作成する際には、図4のステップS3−2にて複数の本機印刷機により共通の印刷方向の濃度基準値を入力して、印刷紙11の紙面内のプロファイリングターゲット配置位置を決定するものである。
以上のステップにて作成されたプロファイルを、本機印刷機間、又は異なる印刷方法を用いた印刷機間、又は本機印刷機とモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラ等、その他のデバイスとの間のカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程において使用する際には、印刷方向(用紙の流れ方向)に沿って配置されたパッチ配列12、13を、カラーマネージメントシステムを適用する印刷物や出力物に配置して、図6にて説明した印刷方向濃度解析手段42により、その印刷物の印刷方向の濃度状態を確認することにより、本機印刷機による印刷物(印刷物10)と、その本機印刷機によるプロファイルの元となるプロファイリングターゲット印刷時の印刷物(印刷物14)との間の本機印刷機のカラー再現の安定性の確認が行えるとともに、プロファイリングターケット印刷時と同じ印刷条件を再現するための印刷管理を行うことができるものである。
また、以上のステップにて作成されたプロファイルを、本機印刷機間又は異なる印刷方法を用いた印刷機間、又は本機印刷機とモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラ等、その他のデバイスとの間のカラーマッチングを計るためにカラーマネージメントシステムを応用した印刷工程において使用する際には、印刷方向(用紙の流れ方向)に沿って配置されたパッチ配列12、13を、カラーマネージメントシステムを適用する出力物に配置し、図6にて説明した印刷方向濃度解析手段42により、その出力物の出力方向の濃度状態を確認することにより、本機印刷機による印刷物(印刷物10)と、異なる印刷方法を用いた印刷機、又は前記本機印刷機若しくは異なる印刷方法を用いた印刷機と関連するモニタ、デジタルプルーフ、デジタルカメラ等、その他のデバイスによるプロファイルの元となるプロファイリングターゲット出力時の出力物(印刷物14と同様のプロファイリングターゲット31の出力された出力物))との間のカラー再現の安定性の確認が行えるとともに、プロファイリングターケット印刷時と同じ印刷条件を再現するための印刷管理を行うことができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
実施手順として、まずテスト印刷機(本機印刷機としても使用する印刷機)として、印刷幅方向にカラーバーを印刷し、印刷幅方向のカラーバーの濃度を読み取ることによりインキキー開度制御を行う装置を搭載したオフセット枚葉印刷機((株)小森コーポレーション製、菊半裁版オフセット枚葉機)を選定した。
印刷に使用するインキの色調、及び濃度は、ブラック(BK)1.75、シアン(C)1.60、マゼンタ(M)1.50、イエロー(Y)1.40とし、許容幅は各色とも±0.05として、インキキー開度制御装置の制御値を設定した。
本実施例では図1に示すプロセスのステップS1 、S2 、S3 に従い、図2に示す印刷方向長さy、印刷幅方向長さxの印刷紙11の印刷方向に沿う両端部にパッチ配列12、13を配置して印刷して印刷物10を作成した。
次に、図4に示すプロセスのステップS3−1により、上記テスト印刷機により印刷した印刷物10におけるパッチ配列12、13の色濃度ムラとして、図3に示す印刷方向色濃度測定手段21及びプロファイリングターゲット配置位置解析手段22により印刷方向色濃度状態を測定した。
その結果、印刷方向の長さyが500mmの上記印刷紙11の印刷開始側(咥側)の端部(図2に示す印刷紙11の上端部)からパッチ配列12、13の色調パッチまでの印刷方向(用紙流れ方向)の距離と、その色調パッチの色濃度(反射濃度)との関係が、図7に示すグラフのようになり、ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の色濃度中央値は、ブラック(BK)1.81、シアン(C)1.68、マゼンタ(M)1.59、イエロー(Y)1.51となった。
次に、ステップS3−2にて、パッチ配列12、13の上記色濃度中央値を印刷方向の色濃度基準値として設定した。そして図7に示すグラフから、パッチ配列12、13の前記印刷方向の色濃度基準値は、前記印刷紙11の印刷開始側(咥側)の端部から距離m=260mm近辺に存在することが判明した。
次に、ステップS3−3にて、図2に示すように、上記印刷紙10に印刷物14として印刷するプロファイリングターゲット31の寸法として、a(縦)=180mm、b(幅)=450mmを設定した。
次に、ステップS3−4にて、図2に示すように、上記印刷紙10に印刷するプロファイリングターゲット31の印刷方向の中央部が、印刷紙11の印刷開始側(咥側)の端部から距離m=260mm近辺に存在するように、該印刷紙11の印刷開始側(咥側)の端部からプロファイリングターゲット31の上端までの距離t=170mmの位置にプロファイリングターゲットの配置位置を決定した。
次にステップS3−5にて、必要に応じて、プロファイル作成プログラムソフト(プロファイリングターゲット画像出力シミュレーションプログラムソフト)を用いて、上記印刷物10(又は印刷物11)のパッチ配列12、13から得られた印刷方向の各色調の色濃度に基づいて、プロファイリングターゲット予想画像と、そのプロファイリングターゲット内の印刷方向の濃度ムラの予想発生状態とをディスプレイ画面(液晶表示画面、CRT画面)上にシミュレーション画像として表示した。
上記のようにプロファイリングターゲットの配置位置を決定した後、図1に示すプロセスのステップS4にて、プロファイリングターゲット31をその決定された位置に配置したオフセット印刷版(刷版)を製版した後、上記テスト印刷機により、前記印刷物10の印刷紙11面の配置位置にプロファイリングターゲット31の印刷を行って、図5に示すように印刷物14を作成した。
次に、前記印刷物14に印刷されたプロファイリングターゲット31から、本機印刷機のプロファイルを作成した。
図2、図5に示すように、印刷に使用するプロファイリングターゲット31としては、ターゲット全体の寸法値(サイズ)が、a(縦)=180mm、b(幅)450mmのチャートを使用し、プロファイリングターゲット31の測定には、色濃度測定手段21(色濃度測定器)として、Gretag Macbeth社製のSpectroLino/SpectroScanを使用し、市販のプロファイル作成ソフト(例えば、Gretag
Macbeth社製)を使用して、カラー再現のためのプロファイル(カラーリプロダ
クションプロファイル)を作成した。
<実施例2>
次に、プロファイルを作成した上記テスト印刷機と、該テスト印刷機により作成した上記プロファイルを適用したデジタルプルーフ(カラープルーフ)とのカラーマッチングの精度を見るために、下記のようにして、カラーマネージメントとシステムを応用したカラーマッチングテストを実施した。なお、デジタルプルーフとして、ColorDecision、コニカ株製を使用した。
上記デジタルプルーフ(カラープルーフ)に使用するプロファイルは、上記テスト印刷機のプロファイル作成と同様のソフトウェア、色濃度測定手段21を用いて作成したものを使用し、そのプロファイルを適用した状態で、プロファイリングターゲット31(印刷物14のプロファイリングターゲット31と同一サイズの縦180mm幅450mmのIT8.7/3チャート、)を、上記印刷紙14と同様のサイズのデジタルプルーフ出力用紙上の前記印刷紙14のプロファイリングターゲット31と同様の配置位置に配置して、写真絵柄と同時に出力して出力物を得た。
<比較例1>
比較対象として、従来のプロファイル作成手法により印刷面内に任意にプロファイリングターゲットを配置してプロファイルを作成した場合を想定して、上記実施例2において上記デジタルプルーフ(カラープルーフ)により、プロファイリングターゲット31(印刷物14のプロファイリングターゲット31と同一サイズの縦180mm幅450mmのIT8.7/3チャート、)を、上記印刷紙14と同様のサイズのデジタルプルーフ出力用紙上の上記印刷紙14のプロファイリングターゲット31の配置位置とは異なる位置(プロファイリングターゲット31の出力方向の中央部が、出力用紙の出力開始側の端部から距離m=270mm近辺に存在するように、該出力用紙の出力開始側の端部からプロファイリングターゲット31の上端までの距離t=180mmの位置)に配置して、写真絵柄と同時に出力して、比較例1としての出力物を得た。
<比較結果>
上記実施例1として、プロファイルを作成した上記テスト印刷機によりプロファイリングターゲット31が印刷された前記印刷物14と、上記実施例2として、前記デジタルプルーフによりプロファイリングターゲット31を前記印刷物14と同一の配置位置に出力した出力物と、上記比較例1として、前記デジタルプルーフによりプロファイリングターゲット31を前記印刷物14と異なる配置位置に出力した出力物の各々色濃度を、測定手段21(SpectroLino/SpectroScan、Gretag Macbeth社)を使用して測定して色濃度測定を行い、カラー再現性の比較を行った。
次に、上記実施例1によるテスト印刷機で印刷したプロファイリングターゲット31の色濃度測色値を基準にして、それぞれ実施例2、比較例3との色差を比較した。
その結果、本発明を適用して作成したプロファイルによる実施例1の印刷物14、及び実施例2の出力物は、プロファイリングターゲット31のチャート内の全パッチの平均色差ΔE ̄(平均値)について、ΔE ̄=1.50となり、全パッチにおける色差ΔEが3以下(ΔE≦3)として発生する割合は96%となり安定したカラー再現が得られた。
これに対して、従来の方法である比較例1の出力物は、同様の比較を行った結果、プロファイリングターゲット31のチャート内の全パッチの平均色差ΔE ̄(平均値)は、ΔE ̄=3.00となり、これは上記実施例1、2と比較して平均色差が高く、また全パッチにおける色差ΔEが3以下(ΔE≦3)として発生する割合は66%となり、これは上
記実施例1、2と比較して低く、したがって、本発明を適用して作成したプロファイルを使用し、本発明を適用して決定したプロファイリングターゲットの配置位置(印刷配置位置、又は出力配置位置)にプロファイリングターゲット(カラーチャート)を印刷又は出力することによって、精度の高いカラーマッチング精度を確実に得ることが可能となった。
併せて、上記実施例2と比較例1によるそれぞれ出力物の写真絵柄の目視評価を行ったが、本発明を適用して作成したプロファイルを使用し、本発明を適用して決定したプロファイリングターゲットの配置位置(印刷配置位置、又は出力配置位置)に出力した実施例2の方が、比較例1により出力した出力物よりも、カラーマッチング精度は良好と判断された。
本発明におけるプロファイル作成プロセスの一例を説明するフローチャート。 本発明における紙面上のパッチ配列のレイアウト及びプロファイリングターゲットの配置位置の決定の一例を説明する平面図。 本発明におけるプロファイリングターゲットを紙面上に印刷、出力配置する位置を決定するためにパッチ配列の印刷方向色濃度を測定する印刷方向色濃度測定手段及びその色濃度分布状態を把握するためのプロファイリングターゲット装置解析手段の一例を説明する概要側面図。 本発明におけるプロファイリングターゲットの配置位置の解析決定法の一例を示すフローチャート。 本発明における紙面内にプロファイリングターゲットが印刷、出力配置された紙面の一例を説明する平面図。 本発明におけるプロファイリングターゲット印刷時状態確認法の一例であり、プロファイリングターゲットが印刷、出力された後の紙面のパッチ配列の印刷方向色濃度を測定するためにパッチ配列の印刷方向色濃度を測定する印刷方向色濃度測定手段及びその色濃度分布を解析するための印刷方向濃度解析手段の一例を説明する概要側面図。 本発明におけるプロファイリングターゲットを紙面上に印刷、出力配置する位置を決定するために印刷方向色濃度測定手段及びプロファイリングターゲット装置解析手段により得られたパッチ配列の印刷方向色濃度分布を示すグラフ。
符号の説明
11…紙面
12…印刷方向の色濃度を測定するためのパッチ配列
13…印刷方向の色濃度を測定するためのパッチ配列
21…パッチ色濃度測定手段
22…プロファイリングターゲット配置解析手段
31…プロファイリングターゲット
32…プロファイリングターゲット31を配置して印刷、出力された印刷物又は出力物
41…印刷方向色濃度解析手段

Claims (5)

  1. 印刷方向に配置したパッチの測定から求められた印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布に基づいて、印刷方向の色濃度変化の少ない印刷紙領域を選択し、その印刷紙領域に複数のパッチを有するプロファイリングターゲットを配置して印刷を行い、該プロファイリングターゲットの印刷物に基づいて印刷機のプロファイルを作成することを特徴とするプロファイル作成方法。
  2. 複数の印刷機に適用するプロファイルを作成するプロファイル作成方法であって、印刷方向に配置したパッチの測定から求められた各印刷機の印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布に基づいて、印刷方向の色濃度変化の少ない印刷紙領域、且つ複数の印刷機間で同様の色濃度となる印刷紙領域を選択し、その印刷紙領域に複数のパッチを有するプロファイリングターゲットを配置して印刷を行い、該プロファイリングターゲットの印刷物に基づいて印刷機のプロファイルを作成することを特徴とするプロファイル作成方法。
  3. 印刷物のプロファイリングターゲットから作成されたプロファイルをカラーマッチングに使用して作成された出力物を見本として印刷を行う際の印刷管理方法であって、印刷方向に印刷紙面内の色濃度を測定するためのパッチを配置し、該パッチを測定することにより印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布を求め、プロファイル作成時の印刷紙面内の印刷方向の色濃度分布と比較することにより、色濃度分布の差分を算出し、該差分を解消するように印刷機の制御を行うことを特徴とする印刷管理方法。
  4. 請求項3記載の印刷管理方法において、色濃度分布状態は一致するが、色濃度差が異なる場合に、前記色濃度分布の差分を解消するような印刷機の制御として、印刷機の印刷幅方向全体のインキキー開度の調整、又は/及び、インキ供給用ローラーのインキ供給量の調整を行うことを特徴とする印刷管理方法。
  5. 請求項3記載の印刷管理方法において、色濃度分布状態が一致しない場合に、前記色濃度分布の差分を解消するような印刷機の制御として、印刷機の印刷幅(左右)方向に往復揺動運動しながら回転する揺動回転ローラーの揺動幅(振幅)の調整を行うことを特徴とする印刷管理方法。
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