JP2007019156A - 積層コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 端子電極部分におけるESLを大幅に低減することができる積層コンデンサを提供すること。
【解決手段】 正極側端子電極2と負極側端子電極3とが第1の絶縁体層4Aを介して部分的に対向するように交互に積層する。これにより、正極側端子電極2と負極側端子電極3との間の仮想グランド面GNDに対する対向面積を大きくする。また、正極側端子電極2と負極側端子電極3との間の仮想グランド面GNDに対する各端子電極の距離を短くする。これにより、正極側端子電極2に発生する磁界と負極側端子電極3に発生する磁界とが十分に打ち消し合い、端子電極部分におけるESLが低減する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、誘電体層を介して複数の内部電極を交互に積層して構成されたコンデンサに関し、特に、電源回路に接続されるデカップリングコンデンサなどに利用される積層コンデンサに関する。
従来より、内部電極を誘電体層を介して積層した積層コンデンサが知られている。図17および図18は、従来の一般的な積層コンデンサの一構成例を示している。この積層コンデンサは、略直方体形状のコンデンサ本体101と、コンデンサ本体101の長手方向にある第1の外部側面部分に形成された正極側端子電極102と、第1の外部側面に対向する第2の外部側面部分に形成された負極側端子電極103とを備えている。コンデンサ本体101の内部には、図18に示したように、例えばセラミック誘電体からなる誘電体層113を介して、内部正極電極111および内部負極電極112を1組とした複数組の内部電極が積層されている。内部正極電極111および内部負極電極112は、略長方形状で、積層方向に交互に対向するように積層されている。内部正極電極111の一端部は、コンデンサ本体101の第1の外部側面に表出し、正極側端子電極102に導通されている。内部負極電極112の一端部は、コンデンサ本体101の第2の外部側面に表出し、負極側端子電極103に導通されている。
ところで、通常、コンデンサは、容量成分の他に等価直列抵抗(ESR)や等価直列インダクタンス(ESL)を有しており、これにより共振回路が形成され、その共振周波数よりも高い帯域ではコンデンサとして機能しなくなる。共振周波数はESLの値が小さいほど高くなるので、コンデンサにおいては、ESLを低減することが望まれている。特に、半導体集積回路の電源回路に使用されるデカップリングコンデンサなどでは、高速動作に対応した低ESL化が要求されている。
特許文献1,2には、積層コンデンサにおいて低ESL化を図るための技術が開示されている。図19、図20、および図21を参照して、その低ESL化の図られた低ESLコンデンサについて説明する。この低ESLコンデンサは、略直方体形状のコンデンサ本体201と、コンデンサ本体201の短手方向に対向する第1および第2の外部側面に形成された正極側端子電極202および負極側端子電極203とを備えている。正極側端子電極202と負極側端子電極203は、各側面内で交互に配置されている。コンデンサ本体201の内部には、例えばセラミック誘電体からなる誘電体層213を介して、内部正極電極211および内部負極電極212を1組とした複数組の内部電極が積層されている。内部正極電極211および内部負極電極212は、上下方向に交互に対向するように積層されている。なお、図19では説明を簡略化するため1組の内部電極のみを図示しているが、複数組の内部電極が積層されていても良い。
内部正極電極211は、図20に示したように全体として略長方形状とされ、短手方向に対向する2辺に、正極側端子電極202に導通される凸形状の正極側引出電極221が複数形成されている。内部負極電極212も同様、図21に示したように全体として略長方形状とされ、短手方向に対向する2辺に、負極側端子電極203に導通される凸形状の負極側引出電極222が複数形成されている。正極側引出電極221と負極側引出電極222は、内部正極電極211と内部負極電極212とを対向配置した状態で上下方向から見たときに、水平面内で交互に配置されるような位置に形成されている。正極側引出電極221の端部がコンデンサ本体201の第1および第2の外部側面に表出し、正極側端子電極202に導通される。負極側引出電極222も同様に、端部がコンデンサ本体201の第1および第2の外部側面に表出し、負極側端子電極203に導通される。
このような構成とすることで、内部正極電極211では、図20に示したように正極側引出電極221の端部側から内側方向へと電流iが流れる。一方、内部負極電極212では逆に、図21に示したように内側から負極側引出電極の端部222側へと電流iが流れる。このように内部正極電極211と内部負極電極212とで、電流iの流れる向きが逆になる。これにより、内部正極電極211において電流iによって発生する磁界の向きと、内部負極電極212において電流iによって発生する磁界の向きとが逆方向となり、それらの磁界が互いに打ち消し合う。これによって、ESLの低減が図られる。
特開2001−185441号公報 特開2003−168621号公報
しかしながら、この低ESLコンデンサにおいて、ESLの発生は内部電極211,212のみで起きているわけではなく、実際には外部の端子電極202,203でも発生している。このため、内部電極211,212に対してのみESL対策を行ったのではESLの低減効果は不十分である。
図22(A),図22(B)および図23を参照して、端子電極202,203でのESLについて説明する。なお、図23は上面方向から見た端子電極202,203の配置を模式的に示したものである。図20および図21を参照して説明した内部電極211,212内での電流の流れる向きと同様に、正極側端子電極202と負極側端子電極203とでは、電流iの流れる向きが互いに逆向きになっており、互いに発生する磁界が打ち消し合っている(図22(B)参照)。ここで、図23に示したように端子電極202,203の部分に注目してみると、正極側端子電極202と負極側端子電極203との間に仮想的にグランド面GNDができている。言い換えると、端子電極202,203の近くにできるこの仮想的グランド面GNDによる効果で、ESLが小さくなるといえる。しかし、この構造では仮想的にできるグランド面GNDに対して端子電極202,203同士の対向面積が小さいために、端子電極部分のESLの低減効果が小さくなってしまっている。従って、この端子電極202,203同士の対向面積を大きくすることができれば、端子電極202,203の部分においてESLをより低減できると考えられる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、端子電極部分におけるESLを大幅に低減することができる積層コンデンサを提供することにある。
本発明による積層コンデンサは、誘電体層と誘電体層を介して交互に積層された少なくとも1組の第1の内部電極および第2の内部電極とを有するコンデンサ本体と、コンデンサ本体の外部に設けられ、第1の内部電極に導通された少なくとも1層の第1の端子電極と、コンデンサ本体の外部に設けられ、第2の内部電極に導通された少なくとも1層の第2の端子電極と、第1の端子電極と第2の端子電極とを絶縁する少なくとも1層の絶縁体層とを備えている。そして、第1の端子電極と第2の端子電極とが、絶縁体層を介して部分的に対向するように交互に積層されているものである。
本発明による積層コンデンサでは、第1の端子電極と第2の端子電極とが絶縁体層を介して部分的に対向するように交互に積層されていることで、第1の端子電極と第2の端子電極との間の仮想グランド面に対する対向面積が大きくなる。これにより、第1の端子電極に発生する磁界と第2の端子電極に発生する磁界とが、十分に打ち消し合い、ESLが低減される。
本発明による積層コンデンサにおいて、コンデンサ本体は略直方体形状に形成され、第1の内部電極には第1の端子電極に導通される第1の引出電極が形成されていると共に、第2の内部電極には第2の端子電極に導通される第2の引出電極が形成され、第1の引出電極の端部と第2の引出電極の端部とが、コンデンサ本体の少なくとも1つの外部側面において、外部側面の面内で交互に表出するように形成されていても良い。そして、第1の端子電極と第2の端子電極とが、外部側面において絶縁体を介して部分的に対向するように交互に積層されていても良い。
この場合において、外部側面における第1の引出電極の端部に対応する第1の領域上には第1の端子電極のみが積層されると共に、第2の引出電極の端部に対応する第2の領域上には第2の端子電極のみが積層されるようにしても良い。そして、外部側面における第1および第2の領域以外の領域上には、第1の端子電極と第2の端子電極とが絶縁体を介して部分的または全体的に対向するように積層されるようにしても良い。
また、第1の端子電極、第2の端子電極および絶縁体層がそれぞれ複数の層で構成され、第1の端子電極および第2の端子電極はそれぞれ、外部側面側からコンデンサ本体の上面または下面の少なくとも一方に延在する上面電極部または下面電極部を有していても良い。そして、複数層の第1の端子電極のうち最下層にある第1の端子電極が、外部側面において第1の引出電極の端部に直接導通されると共に、それよりも上層にある第1の端子電極が上面電極部または下面電極部を介して第1の引出電極の端部に導通されていても良い。同様にして、複数層の第2の端子電極のうち最下層にある第2の端子電極が、外部側面において第2の引出電極の端部に直接導通されると共に、それよりも上層にある第2の端子電極が上面電極部または下面電極部を介して第2の引出電極の端部に導通されていても良い。
また、本発明による積層コンデンサにおいて、コンデンサ本体は略直方体形状に形成され、第1の内部電極の一端部がコンデンサ本体の第1の外部側面に表出するように形成されると共に、第2の内部電極の一端部が、コンデンサ本体における第1の外部側面に対向する第2の外部側面に表出するように形成されていても良い。そして、コンデンサ本体の外周面において、第1の外部側面を含む第1の領域上には第1の端子電極のみが積層されると共に、第2の外部側面を含む第2の領域上には第2の端子電極のみが積層され、第1および第2の領域以外の領域上には、第1の端子電極と第2の端子電極とが絶縁体を介して部分的または全体的に対向するように積層されていても良い。
本発明の積層コンデンサによれば、第1の端子電極と第2の端子電極とを絶縁体層を介して部分的に対向するように交互に積層するようにしたので、第1の端子電極と第2の端子電極との間の仮想グランド面に対する対向面積を大きくすることができ、これにより、端子電極部分におけるESLを大幅に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る積層コンデンサについて説明する。図1は、本実施の形態に係る積層コンデンサの全体構成を示している。この積層コンデンサは、例えば電源回路におけるデカップリングコンデンサに使用される。この積層コンデンサは、略直方体形状のコンデンサ本体1と、コンデンサ本体1の短手方向に対向する第1および第2の外部側面に形成された正極側端子電極2および負極側端子電極3とを備えている。
ここで、本実施の形態において、正極側端子電極2が本発明における「第1の端子電極」の一具体例に相当し、負極側端子電極3が本発明における「第2の端子電極」の一具体例に相当する。
正極側端子電極2と負極側端子電極3は、後述するように部分的に対向するように、側面に直交する方向に交互に積層されているが、側面の最表面では絶縁体層4を介して面内で交互に配置されるような構造とされている。なお、図1では、正極側端子電極2、負極側端子電極3および絶縁体層4の厚みを省略して図示を簡略化している。また、図1では、第1の外部側面の構造のみ図示されているが、第2の外部側面の構造も、面内における正極側端子電極2と負極側端子電極3との配置関係が逆になるのみで、基本的には同じである。
なお、図1では1つの側面の最表面に、正極側端子電極2と負極側端子電極3とが2つずつ交互に配置されるような構造とされているが、最表面に形成する端子電極の数は、特にこれに限定されるものではなく、これよりも多いまたは少ない構成でも良い。また、端子電極を形成する面は、短手方向に対向する面に限らず、長手方向に対向する面にあっても良い。また、端子電極は1つの側面にのみ形成されていても良いし、3つ以上の側面に形成されていても良い。なお、その場合、コンデンサ本体1内の内部電極の形状もそれに対応して変更する。
コンデンサ本体1の内部には、図2および図3に示したような内部正極電極11および内部負極電極12を1組として、少なくとも1組の内部電極が積層されている。内部正極電極11および内部負極電極12は、例えばセラミック誘電体からなる図示しない誘電体層を介して、上下方向に交互に対向するように積層されている。
ここで、本実施の形態において、内部正極電極11が本発明における「第1の内部電極」の一具体例に相当し、内部負極電極12が本発明における「第2の内部電極」の一具体例に相当する。
内部正極電極11は、図2に示したように全体として略長方形状とされ、短手方向に対向する2辺に、正極側端子電極2に導通される凸形状の正極側引出電極21が複数形成されている。正極側引出電極21は、コンデンサ本体1の側面の最表面に形成された正極側端子電極2の数に対応する数だけ設けられている。内部負極電極12も同様、図3に示したように全体として略長方形状とされ、短手方向に対向する2辺に、負極側端子電極3に導通される凸形状の負極側引出電極22が複数形成されている。負極側引出電極22は、最表面に形成された負極側端子電極3の数に対応する数だけ設けられている。正極側引出電極21と負極側引出電極22は、内部正極電極11と内部負極電極12とを対向配置した状態で上下方向から見たときに、水平面内で交互に配置されるような位置に形成されている。
ここで、本実施の形態において、正極側引出電極21が本発明における「第1の引出電極」の一具体例に相当し、負極側引出電極22が本発明における「第2の引出電極」の一具体例に相当する。
正極側引出電極21の端部と負極側引出電極22の端部は、最表面の正極側端子電極2と負極側端子電極3との配置に対応して、コンデンサ本体1の第1および第2の外部側面において、面内で交互に表出するように形成されている。正極側引出電極21の端部がコンデンサ本体1の第1および第2の外部側面に表出することで、正極側端子電極2に導通される。負極側引出電極22も同様に、端部がコンデンサ本体1の第1および第2の外部側面に表出することで、負極側端子電極3に導通される。
コンデンサ本体1において、内部正極電極11では、図2に示したように正極側引出電極21の端部側から内側方向へと電流iが流れる。一方、内部負極電極12では逆に、図3に示したように内側から負極側引出電極の端部22側へと電流iが流れる。このように内部正極電極11と内部負極電極12とで、電流iの流れる向きが逆になる。これにより、内部正極電極11において電流iによって発生する磁界の向きと、内部負極電極12において電流iによって発生する磁界の向きとが逆方向となり、それらの磁界が互いに打ち消し合う。これによって、コンデンサ本体1内における内部電極でのESLの低減が図られる。
次に、図4(A)〜図4(E)を参照して、正極側端子電極2、負極側端子電極3および絶縁体層4からなる端子電極部分の構造を、その形成工程と共に詳細に説明する。なお、以下ではコンデンサ本体1の第1の外部側面における構造を例に説明するが、第2の外部側面の構造、およびその形成工程も実質的に同様である。
図4(A)は、端子電極形成前のコンデンサ本体1の第1の外部側面を示している。図4(A)に示したように正極側引出電極21の端部と負極側引出電極22の端部とが、第1および第2の面内で交互に表出するように形成されている。なお、図4(A)では2組の内部電極が積層されている例を示している。すなわち、2つの内部正極電極11と2つの内部負極電極12とが交互に積層されている例である。
この第1の外部側面にまず、第1の工程として、負極側端子電極3を印刷法などにより形成する(図4(B))。この場合において、負極側端子電極3が正極側引出電極21に導通しないように、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域には負極側端子電極3を形成しないようにする。また、負極側端子電極3が負極側引出電極22に直接導通されるように、少なくとも負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域を含む領域上に負極側端子電極3を形成する。好ましくは、図4(B)に示したように、第1の領域を除く領域全体に負極側端子電極3を形成する。
次いで、第2の工程として、第1の絶縁体層4Aを印刷法などにより積層形成する(図4(C))。第1の絶縁体層4Aは、正極側端子電極2と負極側端子電極3とが導通しないようにするためのものである。第1の絶縁体層4Aは、図4(C)に示したように、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域と負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域との間の領域に形成する。
次いで、第3の工程として、正極側端子電極2を印刷法などにより積層形成する(図4(D))。この場合において、正極側端子電極2が下層の負極側端子電極3を介して負極側引出電極22に導通しないように、負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域には正極側端子電極2を形成しないようにする。また、正極側端子電極2が正極側引出電極21に導通されるように、少なくとも正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域を含む領域上に正極側端子電極2を形成する。好ましくは、図4(D)に示したように、第2の領域を除く領域全体に正極側端子電極2を形成する。
次いで、第4の工程として、第2の絶縁体層4Bを印刷法などにより積層形成する(図4(E))。第2の絶縁体層4Bは、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域と負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域とを除く領域に形成する。
なお、以上の工程において、負極側端子電極3を形成する工程と正極側端子電極2を形成する工程との順番を逆に実施しても良い。また、図4(B)〜図4(E)の工程を複数回実施し、多層化した構造にしても良い。
以上の工程により最終的には、第1の外部側面の最表面では、正極側端子電極2と負極側端子電極3とが、第2の絶縁体層4Bを介して面内で交互に配置されるような構造となる。また、第1の外部側面における正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域上には正極側端子電極2のみが、側面に直交する方向に積層される。また、負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域上には負極側端子電極3のみが、側面に直交する方向に積層されることとなる。また、第1の外部側面における第1および第2の領域以外の領域上には、正極側端子電極2と負極側端子電極3とが第1の絶縁体層4Aを介して、部分的または全体的に対向するように積層されることとなる。
図5は、以上の工程を経た後の端子電極部分の水平方向の断面を部分的に拡大して示している。端子電極部分において、より大きいESLの低減効果を得るためには、仮想グランド面GNDに対する各端子電極の距離を短くすると共に、各端子電極の対向面積を増やすことである。本実施の形態に係る積層コンデンサでは、上記各工程を経て正極側端子電極2と負極側端子電極3とが第1の絶縁体層4Aを介して部分的に対向するように交互に積層されることで、正極側端子電極2と負極側端子電極3との間の仮想グランド面GNDに対する対向面積を大きくすることができる。また、正極側端子電極2と負極側端子電極3との間は、第1の絶縁体層4Aの厚みで規定されるので、仮想グランド面GNDに対する各端子電極の距離を短くすることができる。これにより、正極側端子電極2に発生する磁界と負極側端子電極3に発生する磁界とが十分に打ち消し合い、端子電極部分におけるESLを大幅に低減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る積層コンデンサについて説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る積層コンデンサと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る積層コンデンサの一構成例を示している。この積層コンデンサは、上記第1の実施の形態(図1)に係る積層コンデンサと比べて、コンデンサ本体1の構造は同じであるが、端子電極部分の構造が異なっている。この積層コンデンサは、正極側端子電極2、負極側端子電極3および絶縁体層4がそれぞれ、後述するように複数の層で構成されている。また、各層の正極側端子電極2が、外部側面側からコンデンサ本体1の上面および下面に延在する上面電極部31および下面電極部を有している。同様に、各層の負極側端子電極3が、外部側面側からコンデンサ本体1の上面および下面に延在する上面電極部32および下面電極部を有している。
なお、図6では上面電極部31,32のみを図示しているが、下面電極部の構造も基本的には同じである。なお、上面電極部および下面電極部のうち、いずれか一方のみを有する構造であっても良い。
次に、図7(A)〜図7(C)および図8(A)〜図8(D)、ならびに図9(A)〜図9(C)および図10(A)〜図10(D)を参照して、本実施の形態における端子電極部分の構造を、その形成工程と共に詳細に説明する。なお、以下ではコンデンサ本体1の第1の外部側面における構造を例に説明するが、第2の外部側面の構造、およびその形成工程も実質的に同様である。なお、図7(A)〜図7(C)および図8(A)〜図8(D)は、第1の外部側面方向から見た工程図であり、図9(A)〜図9(C)および図10(A)〜図10(D)は、第1の外部側面部分を斜視方向から見た工程図である。なお、これらの図では各層の厚みを省略して図示を簡略化している。
コンデンサ本体1における第1の外部側面にまず、第1の工程として、最下層となる1層目の負極側端子電極3Aを印刷法などにより形成する(図7(A),図9(A))。この場合において、負極側端子電極3Aが正極側引出電極21に導通しないように、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域には負極側端子電極3Aを形成しないようにする。また、負極側端子電極3Aが負極側引出電極22に直接導通されるように、少なくとも負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域を含む領域上に負極側端子電極3Aを形成する。また、第2の領域から上面および下面に延在するように、1層目の上面電極部32Aおよび下面電極部を形成する。好ましくは、図7(A),図9(A)に示したように、第1の領域を除く領域全体に負極側端子電極3Aを形成する。ただし、側面部分において、1層目の上面電極部32Aおよび下面電極部との連結部分を図示したように凸形状に形成し、さらに、連結部分以外の部分は凹形状となるように形成する。これは、1層目の負極側端子電極3Aが、これよりも上層の正極側端子電極2A,2B側の上面電極部31A,31Bおよび下面電極部に導通するのを防ぐためである。
次いで、第2の工程として、第1の絶縁体層4Aを印刷法などにより積層形成する(図7(B),図9(B))。第1の絶縁体層4Aは、次に形成される1層目の正極側端子電極2Aと下層の負極側端子電極3Aとが導通しないようにするためのものである。第1の絶縁体層4Aは、図7(B),図9(B)に示したように、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域を除く側面領域全体に形成する。
次いで、第3の工程として、1層目の正極側端子電極2Aを印刷法などにより積層形成する(図7(C),図9(C))。この場合において、側面部分のほぼ全領域上に正極側端子電極2Aを形成する。また、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域から上面および下面に延在するように、1層目の上面電極部31Aおよび下面電極部を形成する。ただし、側面部分において、1層目の上面電極部31Aおよび下面電極部との連結部分を図示したように凸形状に形成し、さらに、連結部分以外の部分は凹形状となるように形成する。これは、1層目の正極側端子電極2Aが、これよりも上層の負極側端子電極3B側の上面電極部32Bおよび下面電極部に導通するのを防ぐためである。
次いで、第4の工程として、第2の絶縁体層4Bを印刷法などにより積層形成する(図8(A),図10(A))。第2の絶縁体層4Bは、次に形成される2層目の負極側端子電極3Bと下層の正極側端子電極2Aとが導通しないようにするためのものである。第2の絶縁体層4Bは、図8(A),図10(A)に示したように、側面領域全体に形成する。
次いで、第5の工程として、2層目の負極側端子電極3Bを印刷法などにより積層形成する(図8(B),図10(B))。この場合において、側面部分のほぼ全領域上に負極側端子電極3Bを形成する。また、負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域から上面および下面に延在するように、2層目の上面電極部32Bおよび下面電極部を形成する。ただし、側面部分において、2層目の上面電極部32Bおよび下面電極部との連結部分を図示したように凸形状に形成し、さらに、連結部分以外の部分は凹形状となるように形成する。これは、2層目の負極側端子電極3Bが、これよりも上層の正極側端子電極2B側の上面電極部31Bおよび下面電極部に導通するのを防ぐためである。
次いで、第6の工程として、第3の絶縁体層4Cを印刷法などにより積層形成する(図8(C),図10(C))。第3の絶縁体層4Cは、負極側引出電極22の端部に対応する第2の領域を除く領域全体に形成する。
次いで、第7の工程として、2層目の正極側端子電極2Bを印刷法などにより積層形成する(図8(D),図10(D))。この場合において、正極側引出電極21の端部に対応する第1の領域にのみ正極側端子電極2Bを形成する。また、第1の領域から上面および下面に延在するように、2層目の上面電極部31Bおよび下面電極部を形成する。
なお、以上の工程において、負極側端子電極3を形成する工程と正極側端子電極2を形成する工程との順番を逆に実施しても良い。
以上の工程により最終的には、複数層の正極側端子電極2のうち最下層にある正極側端子電極2Aが、第1の外部側面において正極側引出電極21の端部に直接導通されると共に、それよりも上層にある正極側端子電極2Bが上面電極部31A,31Bおよび下面電極部を介して正極側引出電極21の端部に導通されることとなる。また、複数層の負極側端子電極3のうち最下層にある負極側端子電極3Aが、第1の外部側面において負極側引出電極22の端部に直接導通されると共に、それよりも上層にある負極側端子電極3Bが上面電極部32A,32Bおよび下面電極部を介して負極側引出電極22の端部に導通されることとなる。
本実施の形態に係る積層コンデンサによれば、正極側端子電極2および負極側端子電極3を絶縁体層4を介して複数層で構成すると共に、上層にある端子電極を上面電極部31,32および下面電極部を介して、最下層の端子電極に接続し、間接的に正極側引出電極21および負極側引出電極22に導通するようにしたので、側面部分での正極側端子電極2と負極側端子電極3との対向面積を第1の実施の形態に係る積層コンデンサに比べて、さらに大きくすることができる。これにより、端子電極部分におけるESLを、より大幅に低減することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る積層コンデンサについて説明する。
図11は、本実施の形態に係る積層コンデンサの全体構成を示している。この積層コンデンサは、図12にその断面構造を示したように略直方体形状のコンデンサ本体1Aを備えている。この積層コンデンサはさらに、コンデンサ本体1Aの外周面に積層された正極側端子電極61、負極側端子電極62、および第1の絶縁体層63A、第2の絶縁体層63Bを備えている。正極側端子電極61、負極側端子電極62、および第1の絶縁体層63A、第2の絶縁体層63Bは、後述するように部分的に対向するように、外周面に直交する方向に交互に積層されている。ここで、本実施の形態において、正極側端子電極61が本発明における「第1の端子電極」の一具体例に相当し、負極側端子電極62が本発明における「第2の端子電極」の一具体例に相当する。
なお、第1の絶縁体層63Aは、下層に形成されているため、図1では図示されていない。また、図1では、正極側端子電極61、負極側端子電極62、および第2の絶縁体層63Bの厚みを省略して図示を簡略化している。
この積層コンデンサの最表面において、コンデンサ本体1Aの長手方向にある第1の外部側面部分に表出するように正極側端子電極61が形成されている。また、最表面において、第1の外部側面に対向する第2の外部側面部分に表出するように負極側端子電極62が形成されている。また、最表面において、正極側端子電極61と負極側端子電極62との間の領域に表出するように第2の絶縁体層63Bが形成されている。
コンデンサ本体1Aの内部には、図12に示したように、例えばセラミック誘電体からなる誘電体層53を介して、内部正極電極51および内部負極電極52を1組とした複数組の内部電極が積層されている。内部正極電極51および内部負極電極52は、略長方形状で、積層方向に交互に対向するように積層されている。内部正極電極51の一端部は、コンデンサ本体1Aの第1の外部側面に表出し、正極側端子電極61に導通されている。内部負極電極52の一端部は、コンデンサ本体1Aの第2の外部側面に表出し、負極側端子電極62に導通されている。
ここで、本実施の形態において、内部正極電極51が本発明における「第1の内部電極」の一具体例に相当し、内部負極電極52が本発明における「第2の内部電極」の一具体例に相当する。
次に、図面を参照して、コンデンサ本体1Aの外周面における端子電極部分の構造を、その形成工程と共に詳細に説明する。なお、図13(A),図14(A),図15(A),図16(A)は上面方向から見た工程図であり、図13(B),図14(B),図15(B),図16(B)は、垂直方向断面(図13(A),図14(A),図15(A),図16(A)のAA線断面)から見た工程図である。なお、説明の都合上、各工程図において各層の厚みはコンデンサ本体1Aの厚みに対して誇張して描いている。
まず、第1の工程として、コンデンサ本体1Aの外周面に正極側端子電極61を印刷法などにより形成する(図13(A),図13(B))。この場合において、正極側端子電極61が第2の外部側面に表出した内部負極電極52の一端部に導通しないように、第2の外部側面部分以外の領域(負極側端子電極62を表出させる領域以外の領域)に形成する。
次いで、第2の工程として、第1の絶縁体層63Aを印刷法などにより積層形成する(図14(A),図14(B))。第1の絶縁体層63Aは、次に形成される負極側端子電極62と下層の正極側端子電極61とが導通しないようにするためのものである。第1の絶縁体層63Aは、第1の外部側面部分の領域(正極側端子電極61を表出させる領域)と第2の外部側面部分の領域(負極側端子電極62を表出させる領域)との間の領域全体に形成する。
次いで、第3の工程として、負極側端子電極62を印刷法などにより形成する(図15(A),図15(B))。この場合において、負極側端子電極62が正極側端子電極61に導通しないように、第1の外部側面部分以外の領域(正極側端子電極61を表出させる領域以外の領域)に形成する。
次いで、第4の工程として、第2の絶縁体層63Bを印刷法などにより積層形成する(図16(A),図16(B))。第2の絶縁体層63Bは、第1の外部側面部分の領域(正極側端子電極61を表出させる領域)と第2の外部側面部分の領域(負極側端子電極62を表出させる領域)との間の領域全体に形成する。
なお、以上の工程において、正極側端子電極61を形成する工程と負極側端子電極62を形成する工程との順番を逆に実施しても良い。また、上記した各工程を複数回実施し、多層化した構造にしても良い。
以上の工程により最終的には、コンデンサ本体1Aの外周面において、第1の外部側面を含む第1の領域上には正極側端子電極61のみが積層されると共に、第2の外部側面を含む第2の領域上には負極側端子電極62のみが積層されることとなる。また、コンデンサ本体1Aの外周面において、第1および第2の領域以外の領域上には、正極側端子電極61と負極側端子電極62とが第1の絶縁体層63Aを介して全体的に対向するように積層されることとなる。
本実施の形態に係る積層コンデンサによれば、上記第1および第2の領域以外の領域上において正極側端子電極61と負極側端子電極62とが第1の絶縁体層63Aを介して全体的に対向するように積層されるようにしたので、一般的な構造の積層コンデンサにおける端子電極部分でのESLを大幅に低減することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施の形態では、2組の内部電極が積層されている例、すなわち、2つの内部正極電極と2つの内部負極電極とが交互に積層されている構成例を示したが、内部電極の積層数はこれよりも多くても構わない。
本発明の第1の実施の形態に係る積層コンデンサの全体構成を示す外観図である。 本発明の第1の実施の形態に係る積層コンデンサにおける内部正極電極の構造を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る積層コンデンサにおける内部負極電極の構造を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る積層コンデンサにおける端子電極部分の形成工程を説明するための工程図である。 端子電極部分の水平方向の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層コンデンサの全体構成を示す外観図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層コンデンサにおける端子電極部分の形成工程を説明するための側面方向から見た工程図である。 図7に続く工程図である。 図7に対応する斜視方向から見た工程図である。 図8に対応する斜視方向から見た工程図である。 本発明の第3の実施の形態に係る積層コンデンサの全体構成を示す外観図である。 本発明の第3の実施の形態に係る積層コンデンサにおけるコンデンサ本体の積層方向の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る積層コンデンサにおける端子電極部分の形成工程を説明するための第1の工程図であり、(A)は上面方向から見た工程図であり、(B)は垂直方向断面から見た工程図である。 図13(A),(B)に続く第2の工程図であり、(A)は上面方向から見た第2の工程図であり、(B)は垂直方向断面から見た第2の工程図である。 図14(A),(B)に続く第3の工程図であり、(A)は上面方向から見た第3の工程図であり、(B)は垂直方向断面から見た第3の工程図である。 図15(A),(B)に続く第4の工程図であり、(A)は上面方向から見た第4の工程図であり、(B)は垂直方向断面から見た第4の工程図である。 従来の積層コンデンサの全体構成を示す外観図である。 従来の積層コンデンサの積層方向の断面図である。 従来の低ESLコンデンサの基本構成を示す外観図である。 従来の低ESLコンデンサにおける一方の内部電極の構成を示す平面図である。 従来の低ESLコンデンサにおける他方の内部電極の構成を示す平面図である。 従来の低ESLコンデンサの構成を示す図であり、(A)は上面方向から見た図、(B)は側面方向から見た図である。 従来の低ESLコンデンサにおける問題点を説明するための図である。
符号の説明
1…コンデンサ本体、2…正極側端子電極、3…負極側端子電極、4…絶縁体層、11…内部正極電極、12…内部負極電極、21…正極側引出電極、22…負極側引出電極。

Claims (5)

  1. 誘電体層と前記誘電体層を介して交互に積層された少なくとも1組の第1の内部電極および第2の内部電極とを有するコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の外部に設けられ、前記第1の内部電極に導通された少なくとも1層の第1の端子電極と、
    前記コンデンサ本体の外部に設けられ、前記第2の内部電極に導通された少なくとも1層の第2の端子電極と、
    前記第1の端子電極と前記第2の端子電極とを絶縁する少なくとも1層の絶縁体層と
    を備え、
    前記第1の端子電極と前記第2の端子電極とが、前記絶縁体層を介して部分的に対向するように交互に積層されている
    ことを特徴とする積層コンデンサ。
  2. 前記コンデンサ本体は略直方体形状に形成され、
    前記第1の内部電極には前記第1の端子電極に導通される第1の引出電極が形成されていると共に、前記第2の内部電極には前記第2の端子電極に導通される第2の引出電極が形成され、
    前記第1の引出電極の端部と前記第2の引出電極の端部とが、前記コンデンサ本体の少なくとも1つの外部側面において、前記外部側面の面内で交互に表出するように形成され、
    前記第1の端子電極と前記第2の端子電極とが、前記外部側面において前記絶縁体を介して部分的に対向するように交互に積層されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記外部側面における前記第1の引出電極の端部に対応する第1の領域上には前記第1の端子電極のみが積層されると共に、前記第2の引出電極の端部に対応する第2の領域上には前記第2の端子電極のみが積層され、
    前記外部側面における前記第1および第2の領域以外の領域上には、前記第1の端子電極と前記第2の端子電極とが前記絶縁体を介して部分的または全体的に対向するように積層されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記第1の端子電極、前記第2の端子電極および前記絶縁体層がそれぞれ複数の層で構成され、
    前記第1の端子電極および前記第2の端子電極はそれぞれ、前記外部側面側から前記コンデンサ本体の上面または下面の少なくとも一方に延在する上面電極部または下面電極部を有し、
    前記複数層の第1の端子電極のうち最下層にある第1の端子電極が、前記外部側面において前記第1の引出電極の端部に直接導通されると共に、それよりも上層にある第1の端子電極が前記上面電極部または下面電極部を介して前記第1の引出電極の端部に導通され、
    前記複数層の第2の端子電極のうち最下層にある第2の端子電極が、前記外部側面において前記第2の引出電極の端部に直接導通されると共に、それよりも上層にある第2の端子電極が前記上面電極部または下面電極部を介して前記第2の引出電極の端部に導通されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層コンデンサ。
  5. 前記コンデンサ本体は略直方体形状に形成され、
    前記第1の内部電極の一端部が前記コンデンサ本体の第1の外部側面に表出するように形成されると共に、前記第2の内部電極の一端部が、前記コンデンサ本体における前記第1の外部側面に対向する第2の外部側面に表出するように形成され、
    前記コンデンサ本体の外周面において、前記第1の外部側面を含む第1の領域上には前記第1の端子電極のみが積層されると共に、前記第2の外部側面を含む第2の領域上には前記第2の端子電極のみが積層され、前記第1および第2の領域以外の領域上には、前記第1の端子電極と前記第2の端子電極とが前記絶縁体を介して部分的または全体的に対向するように積層されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
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