JP2007018320A - マイクロコンピュータ及びlsiテスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 端子数を削減した上で、マイクロコンピュータに内蔵されたROMなどの記憶部をテストすることのできるマイクロコンピュータ及びLSIテスト装置を提供する。
【解決手段】 プロセッサ3と、プロセッサ3と信号のやり取りを行う記憶部5と、通常動作時には記憶部5から出力されるデータ信号15を選択し、試験時には特定の命令コードを選択して、プロセッサ3に出力するデータ選択部13を備え、特定の命令コードは、プロセッサ3が記憶部5に対して値を変化させつつアドレス信号17を出力すると共に、記憶部5へリードイネーブル信号19を出力することを指示する命令を含み、記憶部5は、プロセッサ3からのアドレス信号17で指定されるアドレスに記憶されているデータ信号15を出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 プロセッサ3と、プロセッサ3と信号のやり取りを行う記憶部5と、通常動作時には記憶部5から出力されるデータ信号15を選択し、試験時には特定の命令コードを選択して、プロセッサ3に出力するデータ選択部13を備え、特定の命令コードは、プロセッサ3が記憶部5に対して値を変化させつつアドレス信号17を出力すると共に、記憶部5へリードイネーブル信号19を出力することを指示する命令を含み、記憶部5は、プロセッサ3からのアドレス信号17で指定されるアドレスに記憶されているデータ信号15を出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、動作時電源電流テストを行うマイクロコンピュータ及びLSIテスト装置に関するものである。
プロセッサとROMやRAMなどの記憶部を同一半導体チップに内蔵するマイクロコンピュータや、プロセッサと記憶部を同一パッケージに封じたマイクロコンピュータが、商品化されている。このようにマイクロコンピュータに内蔵された記憶部のテストは、ROM掃きだしテストと呼ばれ、テスト専用の端子が設けられ、外部からテスト信号やテストクロックを直接記憶部に送って、記憶部からの出力を専用端子から直接受け取って行われる。
また、ROMなどの記憶部のテストでは、記憶部に与えるアドレス信号のアドレス値を増加させつつデータを読み出すアドレスインクリメント読み出しと、アドレス値を反転させつつデータを読み出すアドレスコンプリメント読み出しなどの手法が用いられる。
図12、図13を用いて従来のマイクロコンピュータのテストについて説明する。
図12は、従来のマイクロコンピュータのブロック図である。図13は、マイクロコンピュータの通常動作時と試験時の動作を示すタイミングチャートである。
マイクロコンピュータ100は、プロセッサ101と、記憶部103を備え、外部のLSIテスト装置105との間は、テストクロック108、外部アドレス信号109、外部リードイネーブル111、外部出力信号123により接続されている。
通常動作時においては、選択部115は、プロセッサ101からのアドレス出力110を選択して、記憶部103にアドレス信号119として出力する。同様に、通常動作時においては、選択部113は、プロセッサ101からのリードイネーブル出力112を選択して、記憶部103に対して、リードイネーブル117として出力する。
一方、試験時には、記憶部103には、LSIテスト装置105から出力される外部アドレス信号109と、外部リードイネーブル111が与えられる。記憶部103は、これらの信号に従って、データ信号121を出力する。このデータ信号121は、外部出力123として、専用端子からLSIテスト装置105に出力される。この動作は、図13のタイミングチャートに示されるとおりである。外部からの制御にしたがって、プロセッサ101を介さず、記憶部103からのデータ信号である外部出力123を、LSIテスト装置105は直接観測できる。
LSIテスト装置105は、受け取った外部出力123の値を期待値と比較するなどして、記憶部103のテストを実行する。
また、近年は、マイクロコンピュータの低価格化や小型化のため、端子数の削減が望まれている。更に、テストコスト削減のために、一つのLSIテスト装置で、複数のマイクロコンピュータを同時にテストすることも行われている。
特許文献1は、このようなROMなどの記憶部のテスト手法の例を開示する。
しかしながら、従来の技術では次のような問題があった。
従来のテストに用いられるマイクロコンピュータでは、外部からのリードイネーブルとアドレス付与のための専用端子に加え、データ信号を外部に出力する専用端子が必要であった。現在主流のマイクロコンピュータは、アドレスが32ビット、もしくは64ビットであるため、このビット数に相当する専用端子が増加する問題があった。
更に、外部出力に必要となるデータ信号のビット数に相当する専用端子も必要となる。
これらの専用端子の追加のために、マイクロコンピュータの低価格化や小型化が阻害される問題があった。特に、端子数が増加すると、端子に対応する入出力パッドを半導体集積回路内に設ける必要も生じ、マイクロコンピュータの大型化や消費電力の増加などの問題もあった。
また、端子数が増加することで、一つのLSIテスト装置でテストできるマイクロコンピュータの数が減少するため、テストコストの増大も生じる。
また、外部からの専用端子を用いずに、プロセッサを専用のテストプログラムで制御して、記憶部からのデータを読み出してテストすることも可能であるが、テストに要するサイクルが大きく、テストコストが増大する問題があった。また、テストプログラムを必要とするため、記憶部の記憶容量が大きくなる問題もあった。
特開平6−67919号公報
そこで本発明は、端子数を削減した上で、マイクロコンピュータに内蔵されたROMなどの記憶部をテストすることのできるマイクロコンピュータ及びLSIテスト装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係るマイクロコンピュータは、プロセッサと、プロセッサにより信号を読み書きされる記憶部と、通常動作時には記憶部から出力されるデータ信号を選択し、試験時には特定の命令コードを選択して、プロセッサに出力するデータ選択部を備え、特定の命令コードは、プロセッサが記憶部に対して値を変化させつつアドレス信号を出力すると共に、記憶部へリードイネーブル信号を出力することを指示する命令コードを含み、記憶部は、プロセッサからのアドレス信号で指定されるアドレスに記憶されているデータ信号を出力する。
この構成により、マイクロコンピュータ外部からの制御なしに、記憶部からの各アドレス毎のデータ読み出しが行われる。このため、記憶部の読み出しテストにおいて、LSIテスト装置からの制御に必要なアドレス信号、リードイネーブル信号にかかわる専用端子が削減される
第2の発明に係るマイクロコンピュータでは、リードイネーブル信号は、プロセッサに入力する試験用クロック信号に同期して生成される。
第2の発明に係るマイクロコンピュータでは、リードイネーブル信号は、プロセッサに入力する試験用クロック信号に同期して生成される。
この構成により、記憶部のテスト時に適したタイミングにより、記憶部からデータが読み出される。
第3の発明に係るマイクロコンピュータでは、特定の命令コードは、プロセッサが、アドレス信号の値を任意の値ずつインクリメント、もしくはディクリメントさせつつ、アドレス信号を出力することを指示する命令コードを含む。
この構成により、アドレスインクリメントもしくはアドレスディクリメントに対応した記憶部の読み出しテストが実行される。
第4の発明に係るマイクロコンピュータでは、特定の命令コードは、プロセッサが、アドレス信号の値を所定間隔毎に論理反転させつつ、アドレス信号を出力することを指示する命令コードを含む。
この構成により、アドレスコンプリメントモードによる記憶部の読み出しテストが実行される。
第5の発明に係るマイクロコンピュータでは、プロセッサが出力するアドレス信号の値を論理反転するアドレス反転部と、論理反転を制御する反転許可信号を生成する反転制御部を更に備え、アドレス反転部は、反転許可信号が許可状態の時に、アドレス信号の値を論理反転する。
この構成により、アドレスコンプリメントモードによる記憶部の読み出しテストが実行される。
第6の発明に係るマイクロコンピュータでは、マイクロコンピュータは、試験用クロック信号を分周する分周器を更に備え、反転制御部は、分周器の出力信号に同期して、反転許可信号を生成する。
この構成により、アドレス値の論理反転が行われる期間が確保される。
第7の発明に係るマイクロコンピュータでは、記憶部から出力されるデータ信号を、複数の並列系列ビット列に分割して、複数の並列系列ビット列の内、任意の並列系列ビット列を選択して出力するデータ分割部を更に備える。
この構成により、試験時にマイクロコンピュータから外部にデータ信号を出力するための専用端子が削減される。
第8の発明に係るマイクロコンピュータでは、データ分割部は、記憶部に入力するアドレス信号の少なくとも一部の値に応じて、複数の並列系列ビット列の内、選択する並列系列ビット列を決定する。
この構成により、アドレス値に従ったデータ信号の外部出力が実行される。
第9の発明に係るマイクロコンピュータでは、並列系列ビット列は、8ビットの信号を含む。
この構成により、バイト単位でのデータ信号の外部出力が可能となり、記憶部での期待値などとの比較が容易になる。
第10の発明に係るマイクロコンピュータでは、並列系列ビット列のビット数に対応するアドレス値を有する試験用アドレス信号を生成するアドレス生成部を更に備え、命令コードで指定されるデータ信号の最小のビット数が並列系列ビット列のビット数よりも多い場合には、試験用アドレス信号が、記憶部に出力される。
この構成により、プロセッサが読み出す最小命令語長よりも少ない並列系列ビット列での、データの読み出しが可能となる。
第11の発明に係るLSIテスト装置は、請求項1から10のいずれか記載のマイクロコンピュータから受け取るデータ信号を所定の期待値と比較して、マイクロコンピュータに含まれる記憶部の読み出しテストを行う
この構成により、不要な専用端子を設けることなく、マイクロコンピュータと共に格納される記憶部の読み出しテストが実行される。
この構成により、不要な専用端子を設けることなく、マイクロコンピュータと共に格納される記憶部の読み出しテストが実行される。
本発明によれば、マイクロコンピュータに含まれる記憶部の読み出しテストにおいて、LSIテスト装置からの制御に必要なアドレス信号、リードイネーブル信号にかかわる専用端子が削減される。
更に、データ信号が分割されて出力されることで、データ信号にかかわる専用端子も減少できる。これらにより、試験用の専用端子の増加を抑えたマイクロコンピュータが実現される。
このため、LSIテスト装置による試験が可能なマイクロコンピュータを、低コストで製造することができる。
また、アドレス反転部などが設けられることで、アドレスコンプリメントモードに対応した読み出しテストも実現され、外部からの専用端子を増加させること無く、種々の読み出しテストが実現される。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1、図2を用いて、実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるマイクロコンピュータのブロック図である。
図1、図2を用いて、実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるマイクロコンピュータのブロック図である。
マイクロコンピュータ1は、プロセッサ3と記憶部5、データ選択部13を備える。また、マイクロコンピュータ1は、同一の半導体チップ、もしくは単一のパッケージであり、プロセッサ3と記憶部5は、同一の半導体チップ上に内蔵されているか、もしくは同一パッケージに封入されている。このため、プロセッサ3と記憶部5のそれぞれに接続される端子は、全てマイクロコンピュータ1に設けられる。すなわち、外部からプロセッサ3や記憶部5の制御は、マイクロコンピュータ1に設けられている端子を介して行われる必要がある。
なお、図1では、LSIテスト装置7が、マイクロコンピュータ1の外部に示されている。実施の形態1では、試験時におけるマイクロコンピュータ1を説明する便宜上、図1では、マイクロコンピュータ1にLSIテスト装置7が接続された状態が示されている。なお、本発明の対象である「マイクロコンピュータ」にとって、LSIテスト装置7は必要な構成要件ではない。マイクロコンピュータ1もLSIテスト装置7も、それぞれ独立した部品や装置であり、必要に応じて一緒に用いられる。
まず、各部の詳細について説明する。
最初に、プロセッサ3について説明する。
プロセッサ3は、中央処理装置(以下、「CPU」という)やコ・プロセッサ、あるいはデジタル・シグナル・プロセッサ(以下、「DSP」という)など、プログラムに従って動作する電子回路である。プロセッサ3は、記憶部5に記憶されているプログラムやデータを用いて動作する。
プロセッサ3は、様々な入出力信号を備えるが、図1では説明のために、クロック入力、リードイネーブル出力、アドレス出力、データ入力のみ記載してある。なお、ここでは試験時におけるマイクロコンピュータ1を説明するため、プロセッサ3には、LSIテスト装置7から、テストクロック9が入力する。
次に、記憶部5について説明する。
記憶部5は、ROMやRAMなどのメモリであり、プロセッサ3と信号のやり取りを行う。また、記憶部5は、プログラムデータなどを記憶し、プロセッサ3からのアクセスに従ってデータ信号15を出力する。プロセッサ3は、リードイネーブル19とアドレス信号17を記憶部5に出力し、記憶部5は、これらのリードイネーブル19とアドレス信号17に基づいて、アドレス信号17で指定されたアドレスに記憶されているデータを、データ信号15として出力する。
なお、リードイネーブル19は、プロセッサ3に入力する試験用クロックである、テストクロック9に同期して生成される。
記憶部5から出力されるデータ信号15は、データ選択部13に出力されると共に、マイクロコンピュータ1の端子を介して外部へ(図1ではLSIテスト装置7に接続される)、外部出力16として出力される。
なお、記憶部5は、ROMやRAMなどのデータを記憶する回路やデバイスを幅広く含むが、実施の形態1では、説明の便宜のために、プロセッサ3に必要なプログラムを記憶するROMを例にする。また、図1では、説明の便宜のため、リードイネーブル19、アドレス信号17、データ信号15を、入出力信号として記載してある。
次に、データ選択部13について説明する。
データ選択部13は、テストモード信号11により、マイクロコンピュータ1が通常動作時であるのか、試験時であるのかを判断する。
ここで、通常動作時には、データ選択部13は、記憶部5から出力されたデータ信号15を選択して、プロセッサ3に対して出力する。逆に、試験時には、データ選択部13は、特定の命令コードをプロセッサ3に対して出力する。
この特定の命令コードは、プロセッサ3に対して、定められた命令を与え、プロセッサ3は、受け取った命令コードに従って動作する。ここで、特定の命令コードは、プロセッサ3が記憶部5に対して値を変化させつつアドレス信号17を出力すると共に、記憶部5へリードイネーブル信号19を出力することを指示する命令を含んでいる。すなわち、プロセッサ3は、試験時においては、外部(例えばLSIテスト装置7)からの命令を受け取ることなく、記憶部5に対してアドレス値を変えながら、アドレス信号17とリードイネーブル19を出力する。この動作により、記憶部5に対して、アドレス値毎の読み出しアクセスが行われる。
なお、命令コードは、アドレス値をインクリメントさせながらアドレス信号17を出力することを指示する命令や、逆に、アドレス値をディクリメントさせながらアドレス信号17を出力することを指示する命令を含んでいても良い。
また、アドレス値を一定間隔毎に論理反転させつつ、アドレス信号17を出力する命令を含んでいてもよい。アドレス値が一定間隔毎に論理反転されることで、アドレスコンプリメントモードに対応した、読み出しテストが実行される。
次に、マイクロコンピュータ1の動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるマイクロコンピュータの動作を示すタイミングチャートである。
ここで、記憶部5のデータ出力は32ビット幅であり、データ選択部13が出力する特定の命令コードは、プロセッサ3に対して、アドレス値を値「4」ずつ増加させながら出力させる命令を含んでいる。なお、一般的には、プロセッサ3は、命令語長の長さに応じて、アドレス値を増加させる。すなわち、命令語長が1バイト(8ビット)のときには、アドレス値は値「1」だけ増加し、命令語長が4バイト(32ビット)のときには、アドレス値は、値「4」だけ増加する。
図2に示されるタイミングチャートでは、プロセッサ3に入力するテストクロック9、プロセッサ3が出力するアドレス信号17、リードイネーブル19、記憶部5が出力するデータ信号15、データ選択部13が出力する特定の命令コードが示されている。命令コードは、図2に示されるようにアドレス値を値「4」ずつ増加させる指示を含んでいる。
時刻t0においてプロセッサ3はアドレス値「4000番地」のアドレス信号17を出力し、リードイネーブル19とこのアドレス信号17により、時刻t1にて記憶部5から4000番地に記憶されているデータ信号15が出力される。このデータ信号15は、外部出力16として、マイクロコンピュータ1の外部に出力される。外部出力16は、例えばマイクロコンピュータ1に接続されたLSIテスト装置7などで、期待値と比較されて読み出しテストが実行される。
また、プロセッサ3のデータ入力には、データ選択部13から出力される「アドレス値を値「4」ずつ増加させながら、アドレス信号17を出力する」という指示を含む命令コードが入力する。この命令に従い、時刻t2においてプロセッサ3はアドレス値「4004番地」のアドレス信号17を出力し、時刻t3において記憶部5は4004番地に記憶されているデータをデータ信号15として出力する。以降も同様である。
なお、アドレス信号17の初期値は、試験時に記憶部5の先頭アドレスなど(例えば、リセット直後のアドレス)が用いられればよい。
また、命令コードに含まれる理論値も、プロセッサ3の仕様に応じて、設計段階から組み込まれればよい。例えば、アドレス値をインクリメントさせるのか、ディクリメントさせるのかなどの命令や、増分(減少分)の値やなどの指示が、設計時に組み込まれる。
このように、試験時には、データ選択部13から自動で特定の命令コード(プロセッサ3に対して、アドレス値を変化させつつアドレス信号17を記憶部5に出力することを支持する命令)が、プロセッサ3に出力されることで、外部からの制御なしに、記憶部5のデータが読み出される。この読み出された記憶部5のデータがLSIテスト装置7などで期待値などと比較され、記憶部5の読み出しテストが実現される。
以上により、マイクロコンピュータ1では、従来では記憶部5のテストに必要であった、外部リードイネーブルと外部アドレス信号に用いられる専用端子が削減される。アドレス信号17が32ビットの場合には、合計で33ピンの端子が削減される。これは、通常のLSIの端子数の数%〜数10%になり、マイクロコンピュータ1の低価格化、小型化、低消費電力化が促進される。
なお、データ選択部13は、試験時のテストモード信号11などにより、プロセッサ3に対して命令コードを与えることを判断する。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
次に実施の形態2について説明する。
実施の形態2では、アドレス信号、リードイネーブルに係る試験時の専用端子の削減に加えて、データの外部出力16に係る専用端子の削減が実現される。
なお、データ選択部13は、試験時のテストモード信号11などにより、プロセッサ3に対して命令コードを与えることを判断し、この命令コードにより試験時の動作が実行される。
図3は、本発明の実施の形態2におけるマイクロコンピュータ1のブロック図である。
マイクロコンピュータ1は、データ分割部21を更に備えている。
データ分割部21は、記憶部5が出力するデータ信号15を構成する並列系列ビット列を、複数の並列系列ビット列に分割し、この中の任意の並列系列ビット列を外部出力16として出力する。例えば、データ分割部21は、データ信号15が32ビットの場合に、8ビットずつに分割する。更に、データ分割部21は、この8ビット毎に、外部出力16を出力する。このとき、8ビットの信号を4回に分けて出力することで、32ビットのデータ信号15を全て出力することができる。しかも、外部出力16は8ビットですむため、外部端子に必要となる専用端子は削減される。
例えば、データ信号15が32ビットである場合に、データ分割部21は、まず下位8ビットを選択して、外部出力16として出力する。次に、15ビット目〜8ビット目の区間の8ビットを選択して、外部出力16として出力する。次に、23ビット目〜16ビット目の区間の8ビットを選択して、外部出力16として出力する。最後に、32ビット目〜24ビット目の区間の8ビットを選択して、外部出力16として出力する。この処理により、32ビットのデータ信号15を、8ピンの専用端子から全て出力することができる。
また、このとき、データ分割部21は、アドレス信号17の下位2ビットの値を基に、データ信号15を分割してもよい。下位2ビットが、値「0」なら、データ分割部21は、データ信号15の7ビット目〜0ビット目の区間の8ビットを選択する。下位2ビットが、値「1」なら、データ分割部21は、データ信号15の15ビット目〜8ビット目を選択する。下位2ビットが、値「2」なら、データ分割部21は、データ信号15の23ビット目〜16ビット目の区間の8ビットを選択する。下位2ビットが、値「3」なら、データ分割部21は、データ信号15の最上位8ビットを選択する。もちろん、分割された並列系列ビット列の選択においては、アドレス信号17の下位2ビットのみでなく、アドレス信号17の一部もしくは全部が用いられればよい。
なお、データ分割部21は、データ信号15を複数の並列系列ビット列に分割すればよく、分割された並列系列ビット列は、8ビットでも16ビットでも、他のビット数でも良い。但し、LSIテスト装置7での期待値との比較などに要する時間と、専用端子の削減との関係、および記憶部5のデータ出力アクセスの容易性から8ビット単位が好ましい。
なお、このようにデータ信号15が8ビット毎に分割される場合には、データ選択部13は、プロセッサ3に対して、「アドレス値を、値「1」ずつ増加させながら、プロセッサ3からアドレス信号17を記憶部5に出力する」という指示を含む命令コードを出力する。
次に、図4を用いて、動作を説明する。図4は、本発明の実施の形態2におけるマイクロコンピュータの動作を示すタイミングチャートである。
時刻t1〜t2では、記憶部5はアドレス信号17で指定される4000番地に記憶されている32ビット幅のデータD0[31:0]を出力する。アドレス信号17の下位2ビットは値「0」なので、データ分割部21は、D0[7:0]を選択して、外部出力16として出力する。次に、プロセッサ3は、命令コードに従い、アドレス値を値「1」だけ増加させたアドレス値「4001」を、アドレス信号17として、記憶部5に出力する。
次に時刻t3〜t4では、記憶部5は、アドレス信号17の示す「4001番地」に記憶されている、32ビット幅のデータD0[31:0]を出力する。このとき、アドレス信号17の下位2ビットは値「1」なので、データ分割部21は8ビット幅のD0[15:8]を出力する。プロセッサ3は、命令コードに従って、アドレス信号17のアドレス値をさらに値「1」だけ増加させて、「4002番地」のアドレス信号17を出力する。
次に時刻t5〜t6では記憶部5は、アドレス信号17の示す「4002番地」に記憶されている、32ビット幅のデータD0[31:0]を出力する。このとき、アドレス信号17の下位2ビットが値「2」なので、データ分割部21は、選択された8ビットのデータD0[23:16]を出力する。プロセッサ3は、命令コードに従い、アドレス値を値「1」だけ増加させて、「4003番地」を指定するアドレス信号を出力する。
次に、時刻t7〜t8では、記憶部5は、アドレス信号17で指定される4003番地に記憶されている32ビット幅のデータD0[31:0]を出力する。アドレス信号17の下位2ビットが値「3」なので、データ分割部21はデータの31ビット目〜24ビット目の区間の8ビットであるD0[31:24]を出力する。
以降、処理が、同様に繰り返される。
つまり、8ビットずつにデータ信号が分割されて、外部出力16として、マイクロコンピュータ1の外部に出力される。このため、本来32ビット幅のデータ信号15に対して必要な外部の専用端子が、32ピンから8ピンに削減される。
もちろん、データ信号15が、64ビット幅であって、これをデータ分割部21が8ビット幅に分割して出力することでも良い。この場合には、専用端子が、64ピンから8ピンへと56ピンもの削減が可能となる。
なお、データ信号15のビット幅や、データ分割部21での分割後のビット幅などは、種々であってよく、特に制限されるものではない。
以上のマイクロコンピュータ1により、実施の形態1と同じく、外部からのリードイネーブルやアドレス信号に必要な専用端子が削減される上、データ信号を外部に出力する外部出力に必要な専用端子も削減され、読み出しテストなどに必要となる専用端子が大幅に削減される。
(実施の形態3)
次に実施の形態3について、図5〜図7を用いて説明する。実施の形態3では、アドレス値を反転させながらアドレス信号を出力して読み出しテストを行う、アドレスコンプリメントモードでの処理について説明する。
次に実施の形態3について、図5〜図7を用いて説明する。実施の形態3では、アドレス値を反転させながらアドレス信号を出力して読み出しテストを行う、アドレスコンプリメントモードでの処理について説明する。
図5、図6は、本発明の実施の形態3におけるマイクロコンピュータのブロック図である。
アドレス反転部23は、プロセッサ3から出力されるアドレス信号17のアドレス値を論理反転させる。例えば、アドレス値が値「4000番地」の場合には、値「BFFF番地」に変換される。
反転制御部25は、アドレス反転部23でのアドレス反転を制御する。具体的には、反転制御部25は、反転許可信号26を生成して、アドレス反転部23に出力する。反転許可信号26は、許可状態と不許可状態の両方の値を含んでおり、例えば反転許可信号26が値「1」の場合は、アドレス値の論理反転を指示しており、反転許可信号26が値「0」の場合には、アドレス値はそのままであることを指示している。
分周器31は、入力するテストクロック9を任意の倍数で分周する。例えば、2分周する。この分周器31の出力は、プロセッサ3に入力する。分周器31の出力が、プロセッサ3に入力することで、プロセッサ3が出力するアドレス信号17の保持期間が、分周された期間だけ延長される。例えば、2分周された分周器31の出力がプロセッサ3にクロック信号として入力した場合には、プロセッサ3の出力するアドレス信号17は、テストクロック9の2クロック分の期間において、その値を保持する。
なお、分周器31、反転制御部25は、アドレスコンプリメントモードを示す、アドレスコンプリメントモード信号により、分周と反転許可信号の生成を開始する。
反転制御部25は、アドレスコンプリメントモード信号がイネーブルの場合には、分周器31の出力が低位レベル(以下、「Loレベル」という)の期間は反転許可信号26を許可状態にし、分周器31の出力が高位レベル(以下、「Highレベル」という)の期間は、反転許可信号26を不許可状態にする。
プロセッサ3から出力されるアドレス信号17は、反転許可信号26が許可状態では、アドレス反転部23で論理反転されて、記憶部5に出力される。記憶部5は、この論理反転したアドレス値に記憶されているデータを、データ信号15として出力する。一方、反転許可信号26が、不許可状態では、アドレス反転部23では論理反転されず、アドレス信号17はそのままのアドレス値で、記憶部5に出力される。記憶部5は、このアドレス値に記憶されているデータを、データ信号15として出力する。
データ信号15は、そのまま外部出力16として、マイクロコンピュータ1の外部に、専用端子を介して出力される。このとき、データ分割部21により、実施の形態2で説明されたように、データ信号15が、複数の並列系列ビット列に分割されて出力されても良い。分割出力により、外部出力16に必要な専用端子が削減される。もちろん、データ分割部21は、任意に設けられれば良い。
外部出力16の信号は、マイクロコンピュータ1に接続されるLSIテスト装置7に出力されて、期待値などと比較されて、読み出しテストが実行される。
以上のように、図5に示されるマイクロコンピュータは、アドレス値を反転させつつ、記憶部5からのデータ読み出しを行う。
次に、図6に示されるように、マイクロコンピュータ1は、リードイネーブル制御部29と、リードイネーブル発生部27を更に備えている。
リードイネーブル発生部27は、アドレスコンプリメントモード時に、リードイネーブルを生成し、アドレスコンプリメントモード時には、プロセッサ3からのリードイネーブルではなく、このリードイネーブルが選択されて、記憶部5に出力される。
次に、マイクロコンピュータ1の動作について、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態3におけるマイクロコンピュータの動作を示すタイミングチャートである。
ここで、記憶部5のデータ信号15の出力幅は32ビット幅であり、32ビット単位のアドレス指定により、32ビット単位のワード読み出しが実行されるものとする。
また、アドレス信号17の初期値は4000番地とし、プロセッサ3に与えられる命令コードは、アドレス値を値「1」ずつ増加させて出力する指示を含むものとする。
また、アドレスコンプリメントモードはテストモードの一種であり、アドレスコンプリメントモード信号がイネーブルならば、テストモード信号もイネーブルになるものとする。
分周器31は、テストクロックを2分周して、プロセッサ3のクロック端子へ出力する。プロセッサ3は、2分周されたテストクロックに同期して動作し、時刻t0〜t4の期間にアドレス値「4000番地」のアドレス信号17を出力する。
時刻t0〜t2の期間では、分周器31の出力がHighレベルなので反転許可信号26を不許可状態にする。アドレス反転部23は、反転許可信号26が不許可状態なので、「4000番地」のアドレス値のまま、アドレス信号17を記憶部5に出力する。また、時刻t1からt2の期間で、リードイネーブルがイネーブル状態であるので、時刻t1において、記憶部5は、「4000番地」に記憶されているデータを、データ信号15として出力する。
次に、時刻t2からt4の期間では、分周器31の出力がLoレベルなので、反転許可信号26は許可状態になる。このため、アドレス反転部23は、アドレス値「4000番地」のアドレス値を論理反転させて、アドレス値「BFFF番地」として、記憶部5に出力する。このため、時刻t3において、記憶部5は、「BFFF番地」に記憶されているデータを、データ信号15として出力する。
以下、同様に、アドレス信号17は、そのアドレス値が「4002番地」、「BFFE番地」、「4004番地」、「BFFD番地」と論理反転を繰り返して、記憶部5に出力される。
記憶部5は、この論理反転されたアドレス信号17に従って、データ信号15を出力する。
以上のように、実施の形態3におけるマイクロコンピュータ1により、アドレスコンプリメントモードに対応した、記憶部5の読み出しテストが実行される。また、当然ながら、試験時に必要なアドレス信号、およびリードイネーブルに対応する専用端子が削減され、データ分割部21が設けられた場合には、データ信号に対応する専用端子も削減される。このため、マイクロコンピュータの端子数の増加を抑えて、アドレスコンプリメントモードでの、記憶部の読み出しテストが実現される。
なお、アドレスコンプリメントモードは、レジスタ設定や外部端子で設定される。
(実施の形態4)
次に実施の形態4について説明する。
次に実施の形態4について説明する。
実施の形態4におけるマイクロコンピュータは、記憶部からの読み出し時に必要な待ち期間(以下、「WAIT数」という)に対応する。
図8は、本発明の実施の形態4におけるマイクロコンピュータのブロック図である。
WAIT調整部33が、マイクロコンピュータ1に設けられている。WAIT調整部33は、記憶部5からのデータの読み出し時に必要なWAIT数に対応して、反転制御部25からの反転許可信号26の出力期間を調整する。すなわち、記憶部5の読み出しに必要なWAIT数に応じて、反転許可信号26の有する、許可状態、不許可状態のそれぞれの保持期間を延ばすことができる。
このWAIT数は、記憶部5の仕様に応じて定まる。例えば、記憶部5がROMである場合に、ROMの種類や品番に応じて、読み出しに必要なWAIT数が定まる。例えば、WAIT数はクロックサイクルを基準として定められ、WAIT数が値「3」などの様に定められる。
WAIT調整部33は、分周器31の出力を、予め定められた分周比である(1+WAIT数)で分周することで、反転許可信号の保持期間を延ばす。
次に、図9を用いて、WAIT調整部33を備えるマイクロコンピュータ1の動作について説明する。図9は、本発明の実施の形態4におけるマイクロコンピュータの動作を示すタイミングチャートである。
ここで、記憶部5は、32ビット幅のデータ出力を有し、32ビット境界のアドレスで、32ビットのワード読み出しが実行される。また、プロセッサ3のアドレス信号17の出力の初期値は4000番地であり、データ選択部13からの命令コードは、「アドレス値を1ずつ増加させながらアドレス信号17を出力させる」ことの指示を含んでいる。また、記憶部5の読み出しに必要なWAIT数を値「3」とする。
図9に示されるように、上半分には通常動作時のタイミングチャートが示されており、下半分には、試験時のタイミングチャートが示されている。試験時として、アドレスコンプリメントモードでの読み出しテストが示されている。
WAIT数が値「3」であるので、アドレス信号17の出力期間とリードイネーブル19の出力期間は、3テストクロックの期間だけ延びている。このWAIT数に応じたアドレス信号17とリードイネーブル19の出力期間により、記憶部5からのデータ信号15が読み出される。
試験時においては、WAIT調整部33の出力期間が、WAIT数の値「3」に従って、延びる。このWAIT調整部33の出力に応じて、反転許可信号26の出力期間も定まる。
具体的には、まず、分周器31は、テストクロックを2分周する。プロセッサ3は、2分周された分周器31の出力に同期して動作する。時刻t0〜t16の期間に、「4000番地」のアドレス信号17が出力される。WAIT調整部33は、分周器31の出力を4分周し、t0〜t8の期間はHighレベルの信号を出力し、時刻t8〜t16の期間はLoレベルの信号を出力する。
時刻t0〜t8の期間では、WAIT調整部33の出力がHighレベルなので、反転制御部25は、反転許可信号26を不許可状態にする。このため、記憶部5には、プロセッサ3から出力されたアドレス信号17がそのまま出力される。リードイネーブル信号はt1〜t8の期間にアクティブとなる。これらの信号状態により、t1〜t8の期間において、記憶部5の「4000番地」に記憶されているデータが、データ信号15として出力される。
これにより、WAIT数を考慮した上で、記憶部5のデータが読み出される。
次に、時刻t8〜t16の期間では、WAIT調整部33の出力がLoレベルなので、反転制御部25は、反転制御部25は、反転許可信号26を許可状態にする。反転許可信号26が許可状態であるので、アドレス反転部23は、プロセッサ3からのアドレス信号のアドレス値を論理反転して、記憶部5に出力する。また時刻t9〜t16の期間において、リードイネーブル19がアクティブとなる。以上より、時刻t9〜t16の期間に、論理反転したアドレス値「BFFF番地」に記憶されているデータの読み出しが可能となる。
以上のように、WAIT数を考慮した信号に基づいて、反転許可信号26が生成されることで、記憶部5の待ち時間に対応した読み出しテストが実現される。
なお、WAIT数は設計段階でわかるため、WAIT調整部33の分周比は設計段階で予め設定することが可能である。
なお、データ分割部21は、備えられていても備えられていなくとも良い。
(実施の形態5)
次に、図10と図11を用いて実施の形態5について説明する。
次に、図10と図11を用いて実施の形態5について説明する。
例えば、プロセッサ3の最小の命令語長が32ビットの場合には、最小のアドレス値の増加も値「4」となる。このため、アドレス値を値「1」、値「2」などの単位で増加させて記憶部5に出力させることができない。このため、32ビットのデータ信号15を、8ビットや16ビット幅に分割することができない場合がある。
実施の形態5におけるマイクロコンピュータ1は、アドレス生成部41を備えることで、プロセッサの持つ最小の命令語長が32ビットの場合でも、データ信号15が8ビットや16ビット幅に分割されて外部に出力され、外部出力16に必要な専用端子を削減することができる。
図10は、本発明の実施の形態5におけるマイクロコンピュータのブロック図であり、図11は、本発明の実施の形態5におけるマイクロコンピュータの動作を示すタイミングチャートである。
アドレス生成部41は、テストクロックに同期して、値「1」で増加するアドレス信号、もしくは値「2」で増加するアドレスを生成する。例えば、アドレス生成部41は、カウンタを備え、値「1」や値「2」などの単位で、アドレス値をインクリメント、もしくはディクリメントしてアドレスを生成する。このとき、アドレス生成部41は、プロセッサ3の有するアドレス値の初期値を基準として、アドレスを生成する。
マルチプレクサ43は、アドレス生成部41の出力と、プロセッサ3の出力を選択して、記憶部5に出力する。マルチプレクサ43の出力が、記憶部5において最終的に使用されるアドレス信号17となる。
例えば、プロセッサ3の最小の命令語長が32ビットであるが、データ分割部21で、8ビット毎にデータ信号15を分割して出力したい場合には、アドレス生成部41は、値「1」ずつ増加するアドレスを生成して、これがアドレス信号17として記憶部5に出力される。これにより、記憶部5は、8ビット毎に切り替わるアドレスに記憶されているデータを、データ信号15として出力する(但し、データ信号15は32ビット幅を有しているので、32ビット幅のデータ信号15の、所定の8ビット上に、読み出されたデータが存在する)ので、データ分割部21で8ビット毎の並列系列のビット列として分割されて外部出力16として出力される。
アドレス生成部41でのアドレス値の変化が値「2」ずつであれば、データ分割部21は、32ビット幅のデータ信号15を、16ビット幅に分割して、外部出力16として出力する。
試験時であって、プロセッサ3の有する最小の命令語長が、データ分割部21で分割しようとする並列系列ビット列よりも長い場合には、アドレス生成部41で生成されるアドレスが記憶部5で利用されることで、データ分割部21でデータ信号15が分割される。
次に、図11をもちいて、マイクロコンピュータ1の動作について説明する。
ここで、プロセッサ3は、32ビットの最小命令語長を有しており、記憶部5は、32ビット幅のデータ出力を有している。また、データ分割部21は、データ信号15を8ビット毎に分割して、外部出力16として出力するものとする。また、プロセッサ3の出力するアドレスの初期値は「4000番地」とし、データ選択部13の出力する命令コードは、「プロセッサ3の出力するアドレスを値「4」ずつ増加させる」ことを指示する。
プロセッサ3は、命令コードに従って、4000番地から、アドレス値を値「4」ずつ増加させてアドレスを出力する。一方、アドレス生成部41は、4000番地から、アドレス値を値「1」ずつ増加させてアドレスを出力する。マルチプレクサ43は、アドレス生成部41の出力を選択して、記憶部5に出力する。すなわち、記憶部5には、「4000番地」、「4001番地」、「4002番地」、「4003番地」のアドレス値をもったアドレス信号17が入力する。
記憶部5は、これらの入力するアドレス信号17のアドレス値に記憶されているデータをデータ信号15として出力する。データ分割部21は、アドレス信号17の下位2ビットに従って、8ビットずつの並列系列ビット列を選択して、外部出力16として出力する。
時刻t1では、データ信号15の0ビット目から7ビット目までの8ビットの信号が、選択されて外部出力16として出力される。次に、時刻t3では、データ信号15の8ビット目から15ビット目までの8ビットの信号が選択されて、外部出力16として出力される。次いで、時刻t5では、データ信号15の16ビット目から23ビット目までの8ビットの信号が選択されて、外部出力16として出力される。更に、時刻t7では、データ信号15の24ビット目から31ビット目までの8ビットの信号が選択されて、外部出力16として出力される。
このとき、アドレス信号17は、アドレス生成部41の出力に従い、アドレス値が値「1」ずつ増加して、記憶部5に出力されている。
このように、実施の形態5におけるマイクロコンピュータでは、アドレス生成部41により、プロセッサ3の最小命令語長に係らず、データ分割部21で任意のビット幅に、データ信号15を分割することができる。結果として、外部出力16に必要となる専用端子を削減できる。
なお、図10に示されるマイクロコンピュータ1では、試験時にはアドレス生成部41からのアドレス信号17が、記憶部5において用いられて読み出しテストが実行されるので、命令コードを出力するデータ選択部13が無くても良い。
本発明は、同一の半導体チップ、もしくはパッケージに設けられた記憶部の製造後試験が必要なマイクロコンピュータなどのLSI分野等において好適に利用できる。
1 マイクロコンピュータ
3 プロセッサ
5 記憶部
7 LSIテスト装置
9 テストクロック
11 テストモード信号
13 データ選択部
15 データ信号
16 外部出力
17 アドレス信号
19 リードイネーブル
21 データ分割部
23 アドレス反転部
25 反転制御部
26 反転許可信号
27 リードイネーブル発生部
29 リードイネーブル制御部
31 分周器
33 WAIT調整部
41 アドレス生成部
3 プロセッサ
5 記憶部
7 LSIテスト装置
9 テストクロック
11 テストモード信号
13 データ選択部
15 データ信号
16 外部出力
17 アドレス信号
19 リードイネーブル
21 データ分割部
23 アドレス反転部
25 反転制御部
26 反転許可信号
27 リードイネーブル発生部
29 リードイネーブル制御部
31 分周器
33 WAIT調整部
41 アドレス生成部
Claims (11)
- プロセッサと、
前記プロセッサにより信号を読み書きされる記憶部と、
通常動作時には前記記憶部から出力されるデータ信号を選択し、試験時には特定の命令コードを選択して、前記プロセッサに出力するデータ選択部を備え、
前記特定の命令コードは、前記プロセッサが前記記憶部に対して値を変化させつつアドレス信号を出力すると共に、前記記憶部へリードイネーブル信号を出力することを指示する命令コードを含み、
前記記憶部は、前記プロセッサからのアドレス信号で指定されるアドレスに記憶されているデータ信号を出力するマイクロコンピュータ。 - 前記リードイネーブル信号は、前記プロセッサに入力する試験用クロック信号に同期して生成される請求項1記載のマイクロコンピュータ。
- 前記特定の命令コードは、前記プロセッサが、前記アドレス信号の値を任意の値ずつインクリメント、もしくはディクリメントさせつつ、前記アドレス信号を出力することを指示する命令コードを含む請求項1から2のいずれか記載のマイクロコンピュータ。
- 前記特定の命令コードは、前記プロセッサが、前記アドレス信号の値を所定間隔毎に論理反転させつつ、前記アドレス信号を出力することを指示する命令コードを含む請求項1から2のいずれか記載のマイクロコンピュータ。
- 前記プロセッサが出力するアドレス信号の値を論理反転するアドレス反転部と、前記論理反転を制御する反転許可信号を生成する反転制御部を更に備え、前記アドレス反転部は、前記反転許可信号が許可状態の時に、前記アドレス信号の値を論理反転する請求項1から2のいずれか記載のマイクロコンピュータ。
- 前記マイクロコンピュータは、試験用クロック信号を分周する分周器を更に備え、前記反転制御部は、前記分周器の出力信号に同期して、前記反転許可信号を生成する請求項5記載のマイクロコンピュータ。
- 前記記憶部から出力される前記データ信号を、複数の並列系列ビット列に分割して、前記複数の並列系列ビット列の内、任意の並列系列ビット列を選択して出力するデータ分割部を更に備える請求項1から6のいずれか記載のマイクロコンピュータ。
- 前記データ分割部は、前記記憶部に入力するアドレス信号の少なくとも一部の値に応じて、前記複数の並列系列ビット列の内、選択する並列系列ビット列を決定する請求項7記載のマイクロコンピュータ。
- 前記並列系列ビット列は、8ビットの信号を含む請求項7から8のいずれか記載のマイクロコンピュータ。
- 前記並列系列ビット列のビット数に対応するアドレス値を有する試験用アドレス信号を生成するアドレス生成部を更に備え、前記命令コードで指定される前記データ信号の最小のビット数が前記並列系列ビット列のビット数よりも多い場合には、前記試験用アドレス信号が、前記記憶部に出力される請求項7から9のいずれか記載のマイクロコンピュータ。
- 請求項1から10のいずれか記載のマイクロコンピュータから受け取るデータ信号を所定の期待値と比較して、前記マイクロコンピュータに含まれる記憶部の読み出しテストを行うLSIテスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005199950A JP2007018320A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | マイクロコンピュータ及びlsiテスト装置 |
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JP2007018320A true JP2007018320A (ja) | 2007-01-25 |
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Family Applications (1)
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-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005199950A patent/JP2007018320A/ja active Pending
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